JP4007756B2 - Concrete panel and concrete panel manufacturing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート構造物における躯体床、屋根、躯体壁、外壁の壁板および鉄筋コンクリートの床などの構築に使用するコンクリートパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート構造物の躯体床、躯体壁などを構築する場合、従来は、施工現場で所定の型枠を組み立てて必要な鉄筋を配筋した後、型枠内にコンクリートを打設するという工法が採用されていた。
【0003】
ところが、このような工法は、型枠組み立て、コンクリート打設、コンクリートの固化および養生などに多くの時間と労力が必要であるため、工期の短縮の阻害要因となっており、コンクリート打設量の増大を招きやすく、構造物の重量増大などの弊害も生じている。
【0004】
そこで、近年は、予め工場で製造された、いわゆるプレキャストコンクリートパネルを施工現場に搬入して、構造物に取り付けていく工法を採用することによって、作業性の向上、工期の短縮化が図られている。
【0005】
このような工法においては、施工現場までの輸送性、施工現場でのハンドリング性を良くするため、コンクリートパネルの軽量化を図る必要があるが、本出願人は、このような要請に応えるコンクリートパネルを開発し、特開平7−90972号公報などで開示している。
【0006】
また、本出願人は、特開平7−90972号公報に開示したコンクリートパネルに改良を加え、強度、断熱性、遮音性を高めたコンクリートパネルを開発し、特開平10−25854号公報などで開示している。このコンクリートパネルは、図7に示すように、波形板73の上下に配筋された鉄筋網75などを埋没するように互いに間隔をおいて一対のコンクリート層71,72を形成し、波形板73とコンクリート層71,72とで形成される中空部に発泡樹脂74を充填した構造である。
【0007】
コンクリートパネル70では、波形板73の山形部73mおよび谷形部73vをそれぞれコンクリート層71,72に埋没させることによって、波形板73の波ピッチ方向Xの圧縮強度が向上するとともに、波形板73の断面形状に基づく実質的なトラス構造を形成することで全体的な剛性も向上している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示すコンクリートパネル70においては、波形板73の山形部73mおよび谷形部73vの凸面側はコンクリート層71,72に強固に固着されているが、同凹面側は波形板73と発泡樹脂74とが接しているだけであるため、強度的なバランスが悪く、設計強度が十分に発揮されないことがある。
【0009】
また、施工後、長期間経過すると、山形部73mおよび谷形部73vと発泡樹脂74との隙間76に残存している空気によって、波形板73が酸化、腐食する可能性もある。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、比較的軽量で強度が高く、断熱性および遮音性に優れ、耐久性も良好なコンクリートパネルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンクリートパネルは、山形部と谷形部とが交互に配置された断面形状を有し山形部の頂面および谷形部の底面に複数の貫通孔が形成された波形板と、山形部および谷形部の凹面部に配置されたコンクリートより嵩比重の小さな補強部材と、波形板および補強部材を埋没させるように打設されたコンクリート層とを備え、前記波形板の山形部頂面と谷形底面の少なくとも一方に、前記コンクリート層内に展開する鉄筋材を一体的に接合したことを特徴とする。
【0012】
このような構成とすることにより、波形板の山形部頂面および谷形部底面に形成された貫通孔を通して、コンクリート層の一部が山形部および谷形部の凹面部に流入し、凹面部に配置された補強部材と波形板との間が完全に充填された構造となって、波形板と補強部材との間に空気が残存することがなくなるため、波形板の酸化や腐食なども発生せず、耐久性が向上する。また、波形板の山形部および谷形部の凹面部にコンクリートより嵩比重の小さな補強部材を配置することにより、比較的軽量で強度が高く、断熱性および遮音性に優れたものとなる。
【0013】
また、前記波形板の山形部頂面と谷形部底面の少なくとも一方に、コンクリート層内に展開する鉄筋材を一体的に接合したことにより、波形板の剛性が高まるので、コンクリートパネル全体の剛性、強度が向上する。なお、波形板の山形部頂面および谷形部底面には貫通孔が形成されていることにより、鉄筋材を溶接接合したときに波形板に発生する残留応力が分散されるため、波形板の変形、部分的な強度低下などを防止することができる。
【0014】
さらに、前記波形板の山形部および谷形部の断面形状を略台形状とすることにより、断面に実質的なトラス構造が形成されるため、コンクリートパネルの剛性をさらに高めることができる。
【0015】
前記波形板の山形部および谷形部の凹面部に配置する補強部材としては、緻密質合成樹脂材、発泡合成樹脂材、多孔質合成樹脂材などの合成樹脂材を用いることができる。合成樹脂材を用いれば、これらの部材の嵩比重はコンクリートより大幅に小さく、耐食性も優れているため、コンクリートパネルの軽量化、耐久性向上を図ることができる。
【0016】
上記のコンクリートパネルは、波形板を埋没状態に収容可能な容量を有する型枠に流動性コンクリートを注入する工程と、山形部および谷形部の凹面部に補強部材を配置した波形板を固化前の流動性コンクリート中に浸漬する工程と、波形板および補強部材が埋没するまで型枠に流動性コンクリートを注入する工程とを含む製造方法によって製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態であるコンクリートパネルを示す斜視図、図2は図1のコンクリートパネルを構成する波形板と鉄筋網との接合体を示す平面図、図3(a)は図2に示す接合体の正面図、同(b)は図2に示す接合体の側面図である。
【0018】
図1に示すように、本実施形態のコンクリートパネル4は、山形部3mと谷形部3vとが交互に配置された断面形状を有する波形板3と、波形板3の上下に配筋された鉄筋材5,6と、山形部3mおよび谷形部3vの凹面部3hに配置された発泡ポリスチレン製の補強部材7と、波形板3、補強部材7および鉄筋材5,6を埋没させるように打設されたコンクリート層1,2などによって形成されている。
【0019】
図2および図3に示すように、波形板3においては、その山形部3mの頂面と谷形部3vの底面に複数の貫通孔9が一定間隔ごとに形成され、波形板3の上下に格子状に配筋された鉄筋材5,6と、山形部3mの頂面および谷形部9vの底面との交差部分をスポット溶接するとともに、鉄筋材5,6同士の交差部分をそれぞれスポット溶接することによって、波形板3と鉄筋材5,6との接合体8が形成されている。
【0020】
波形板3の山形部3mおよび谷形部3vの断面は略台形状であり、これらの凹面部3hに配置された補強部材7はその断面が略台形状をした柱状部材であって、その嵩比重はコンクリート層1,2を構成するコンクリートより小さい。
【0021】
コンクリートパネル4においては、後述するコンクリートパネル製造方法を見ると分かるように、波形板3の山形部3mの頂面および谷形部3vの底面に形成された複数の貫通孔9を通して、コンクリート層1,2の一部が山形部3mおよび谷形部3vの凹面部3hに流入し、凹面部3hに配置された補強部材7と波形板3との間が完全に充填された構造となっている。
【0022】
このため、波形板3と補強部材7との間に空気が残存することがなく、波形板3の酸化や腐食などが発生せず、耐久性にすぐれている。また、波形板3の山形部3mおよび谷形部3vの凹面部3hにコンクリートより嵩比重の小さな発泡ポリスチレン製の補強部材7を配置しているため、コンクリートパネル4は、比較的軽量で強度が高く、断熱性および遮音性にも優れている。
【0023】
また、波形板3の山形部3mの頂面、谷形部3vの底面の両方に、コンクリート層1,2内に展開する鉄筋材5,6を一体的に接合することによって波形板3の剛性を高め、コンクリートパネル4全体の剛性、強度を高めている。なお、波形板3に複数の貫通孔9が形成されていることで、鉄筋材5,6を波形板3に溶接接合したときに波形板3に発生する残留応力が分散されるため、溶接後の波形板3の変形や、部分的な強度低下などを防止することができる。
【0024】
さらに、波形板3の山形部3mおよび谷形部3vの断面形状を略台形状としたことで、断面に実質的なトラス構造が形成されるため、コンクリートパネル4の剛性がさらに高まっている。
【0025】
本実施形態において、波形板3の山形部3mおよび谷形部3vの凹面部3hに配置された補強部材7は、発泡合成樹脂の一つである発泡ポリスチレンであり、その嵩比重はコンクリートより極めて小さく、耐食性も優れているため、コンクリートパネル4の軽量化、耐久性向上を実現することができる。
【0026】
次に、図4〜図6を参照して、コンクリートパネル4の製造方法について説明する。図4は、コンクリートパネル4の製造に先立って予め製作した波形板3と鉄筋材5,6との接合体8に補強部材7を組み込む工程を示す斜視図、図5および図6はコンクリートパネル4の製造工程図である。
【0027】
本実施形態のコンクリートパネル4に組み込まれる部材は、前述したように、波形板3と、格子状に配筋された鉄筋材5,6と、波形板3の凹面部3hに配置される補強部材7である。
【0028】
波形板3は、断面が略台形をした山形部3mと谷形部3vとが交互に配置された形状であり、その肉厚やサイズはコンクリートパネル4の用途や必要強度によって変更されるが、例えば、最終的に製造されるコンクリートパネル4の厚さが120〜240mmであれば、肉厚を0.8〜1.6mm程度、高さ寸法を70〜150mm程度とすることが望ましい。
【0029】
鉄筋材5,6はいずれも直径が6〜10mm程度の鉄筋丸棒材であり、これらを一定間隔ごとに縦横に配列して格子状とし、鉄筋材5,6の交差部分をそれぞれスポット溶接して形成されたものであり、これらの格子状の鉄筋材5,6を波形板3の上面側および下面側に配置して、波形板3の山形部3mの頂面と谷形部3vの底面と、鉄筋材5,6との交差部分をスポット溶接することによって、接合体8が形成されている。
【0030】
接合体8は、下側から格子状の鉄筋材6と波形板3と格子状の鉄筋網5とが順に重なりあった構造であり、波形板3の凹面部3hに補強部材7が配置されている。補強部材7は、図4に示すように、凹面部3hのいずれかの端面開口部分から挿入することによって所定位置に配置する。
【0031】
図5(a)に示すように、波形板3が埋没状態に収容可能な容量を有する型枠10にコンクリート注入管17から流動性コンクリートRを注入し、型枠10内の流動性コンクリートRが固化する前に、図5(b)に示すように、図4の工程で補強部材7を配置した接合体8を型枠10内に降下させる。このとき、鉄筋材5が嵌合可能な切欠部11aが一定間隔ごとに形成された型枠ライナ11を接合体8の上面の両側縁部に装着しておく。
【0032】
図5(c)に示すように、型枠10内の流動性コンクリートRに接合体8の下半分を浸漬させた後、図6(a)に示すように、再びコンクリート注入管17から流動性コンクリートRを型枠10内に注入して接合体8を完全に埋没させる。このとき、図6(b)に示すように、型枠10内の流動性コンクリートRが波形板3に形成された貫通孔9を通過して、補強部材7と波形板3との間に流入するので、補強部材7と波形板3との隙間などに空気が残存することはない。
【0033】
型枠10内に注入された流動性コンクリートRが固化した後、所定の養生期間が経過したら、型枠10を脱型し、型枠ライナ11を離脱させると、図6(c)に示すような構造のコンクリートパネル4が完成する。
【0034】
以上のような工程をとることにより、前述したように、比較的軽量で強度が高く、断熱性および遮音性に優れ、耐久性も良好なコンクリートパネル4を製造することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明により、以下に示す効果を奏する。
【0036】
(1)山形部と谷形部とが交互に配置された断面形状を有し山形部の頂面および谷形部の底面に複数の貫通孔が形成された波形板と、山形部および谷形部の凹面部に配置されたコンクリートより嵩比重の小さな補強部材と、波形板および補強部材を埋没させるように打設されたコンクリート層とを備えたことにより、比較的軽量で強度が高く、断熱性および遮音性に優れ、耐久性も良好なコンクリートパネルとなる。
【0037】
(2)波形板の山形部頂面、谷形部底面の少なくとも一方に、コンクリート層内に展開する鉄筋材を一体的に接合することにより、波形板の剛性が高まるので、コンクリートパネル全体の剛性、強度が向上する。また、波形板の山形部頂面および谷形部底面にある貫通孔で、鉄筋材を溶接したときの残留応力が分散されるため、波形板の変形や部分的強度低下などを防止できる。
【0038】
(3)波形板の山形部および谷形部の断面形状を略台形状とすることにより、断面に実質的なトラス構造が形成されるため、コンクリートパネルの剛性をさらに高めることができる。
【0039】
(4)波形板の山形部および谷形部の凹面部に配置する補強部材として合成樹脂材を用いることにより、コンクリートパネルの軽量化、耐久性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態であるコンクリートパネルを示す斜視図である。
【図2】 図1のコンクリートパネルを構成する波形板と鉄筋網との接合体を示す平面図である。
【図3】 (a)は図2に示す接合体の正面図、(b)は図2に示す接合体の側面図である。
【図4】 図1に示す鉄筋材が接合された波形板の凹面部に補強部材を配置する工程を示す斜視図である。
【図5】 図1に示すコンクリートパネルの製造工程図である。
【図6】 図5に続くコンクリートパネルの製造工程図である。
【図7】 従来のコンクリートパネルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2 コンクリート層
3 波形板
3m 山形部
3v 谷形部
3h 凹面部
4 コンクリートパネル
5,6 鉄筋材
7 補強部材
8 接合体
9 貫通孔
10 型枠
11 型枠ライナ
11a 切欠部
17 コンクリート注入管
R 流動性コンクリート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a concrete panel used for construction of a building floor, a roof, a building wall, a wall plate of an outer wall, a reinforced concrete floor and the like in a concrete structure.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when constructing concrete structure frame floors, frame walls, etc., a construction method has been adopted in which a specific formwork is assembled at the construction site, the necessary reinforcing bars are placed, and then concrete is placed in the formwork. It had been.
[0003]
However, such a construction method requires a lot of time and labor for formwork assembly, concrete placement, concrete solidification and curing, etc., and is an impediment to shortening the construction period. The increase is easy to cause, and there are also problems such as an increase in the weight of the structure.
[0004]
Therefore, in recent years, the workability has been improved and the construction period has been shortened by adopting a method in which so-called precast concrete panels manufactured in advance in the factory are brought into the construction site and attached to the structure. Yes.
[0005]
In such a construction method, it is necessary to reduce the weight of the concrete panel in order to improve the transportability to the construction site and the handling property on the construction site. Has been developed and disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-90972.
[0006]
In addition, the present applicant has improved a concrete panel disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-90972 and developed a concrete panel having improved strength, heat insulation and sound insulation, and disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-25854. is doing. As shown in FIG. 7, this concrete panel forms a pair of
[0007]
In the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the
[0009]
Further, after a long period of time has elapsed after the construction, the
[0010]
The problem to be solved by the present invention is to provide a concrete panel that is relatively light and high in strength, excellent in heat insulation and sound insulation, and excellent in durability.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The concrete panel of the present invention has a corrugated plate having a cross-sectional shape in which angle portions and valley shapes are alternately arranged, and a plurality of through holes formed on the top surface of the angle portion and the bottom surface of the valley shape, A corrugated plate and a concrete layer placed so as to bury the corrugated plate and the reinforcing member, the corrugated plate top surface of the corrugated plate Further, a reinforcing bar material developed in the concrete layer is integrally joined to at least one of the bottom of the valley shape .
[0012]
By adopting such a configuration, a part of the concrete layer flows into the concave portion of the mountain-shaped portion and the valley-shaped portion through the through holes formed in the top surface of the mountain-shaped portion and the bottom surface of the valley-shaped portion of the corrugated plate. The structure between the corrugated plate and the corrugated plate is completely filled, and no air remains between the corrugated plate and the corrugated plate, causing oxidation and corrosion of the corrugated plate. And durability is improved. In addition, by disposing a reinforcing member having a smaller bulk specific gravity than concrete on the concave portions of the corrugated plate and the valley-shaped portion, it is relatively light and high in strength, and has excellent heat insulation and sound insulation properties.
[0013]
Further, at least one of the angled portion top surface and a valley portion bottom surface of said corrugated sheet, by which is integrally joined a reinforcing bar to expand the concrete layer, the rigidity of the corrugated plate is increased, the entire concrete panel stiffness , The strength is improved. Note that the mountain portion top and valley bottom face of the corrugated plate Ri by that the through holes are formed, the residual stress generated in the corrugated plate when welded the reinforcing bar is dispersed, the waveform It is possible to prevent deformation of the plate and partial strength reduction.
[0014]
Furthermore, since the substantial truss structure is formed in the cross section by making the cross-sectional shape of the chevron part and the valley part of the corrugated plate substantially trapezoidal, the rigidity of the concrete panel can be further increased.
[0015]
A synthetic resin material such as a dense synthetic resin material, a foamed synthetic resin material, or a porous synthetic resin material can be used as the reinforcing member disposed on the concave portion of the corrugated plate and the valley-shaped portion. If a synthetic resin material is used, the bulk specific gravity of these members is significantly smaller than that of concrete and the corrosion resistance is excellent, so that the weight and durability of the concrete panel can be improved.
[0016]
The above concrete panel is composed of a step of injecting fluid concrete into a mold having a capacity capable of accommodating the corrugated plate in an embedded state, and a corrugated plate in which reinforcing members are disposed on the concave portions of the mountain-shaped portion and the valley-shaped portion before solidification. Can be manufactured by a manufacturing method including a step of immersing in the fluid concrete and a step of injecting the fluid concrete into the mold until the corrugated plate and the reinforcing member are buried.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a perspective view showing a concrete panel according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a plan view showing a joined body of a corrugated plate and a reinforcing bar network constituting the concrete panel of FIG. 1, and FIG. 2 is a front view of the joined body shown in FIG. 2, and FIG. 2B is a side view of the joined body shown in FIG.
[0018]
As shown in FIG. 1, the
[0019]
As shown in FIGS. 2 and 3, in the
[0020]
The cross section of the mountain-
[0021]
In the
[0022]
For this reason, air does not remain between the
[0023]
Further, the reinforcing
[0024]
Furthermore, since the substantial truss structure is formed in the cross section because the cross-sectional shapes of the mountain-shaped
[0025]
In the present embodiment, the reinforcing
[0026]
Next, with reference to FIGS. 4-6, the manufacturing method of the
[0027]
As described above, the members incorporated in the
[0028]
The
[0029]
Reinforcing
[0030]
The joined
[0031]
As shown in FIG. 5 (a), fluid concrete R is poured from a
[0032]
As shown in FIG. 5 (c), after the lower half of the joined
[0033]
When the predetermined curing period has elapsed after the fluid concrete R injected into the
[0034]
By taking the steps as described above, as described above, the
[0035]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
[0036]
(1) A corrugated plate having a cross-sectional shape in which a chevron portion and a trough portion are alternately arranged, and a plurality of through holes are formed on the top surface of the chevron portion and the bottom surface of the trough portion, and the chevron portion and the trough shape By providing a reinforcing member having a smaller bulk specific gravity than the concrete arranged in the concave portion of the part, and a concrete layer placed so as to bury the corrugated plate and the reinforcing member, it is relatively light weight, high in strength, and heat insulating It becomes a concrete panel with excellent durability and sound insulation, and good durability.
[0037]
(2) The rigidity of the corrugated plate is enhanced by integrally joining the reinforcing bar material developed in the concrete layer to at least one of the top surface of the corrugated plate and the bottom surface of the trough portion. , The strength is improved. Further, since the residual stress when the reinforcing bar material is welded is dispersed in the through holes in the top surface and the bottom surface of the valley portion of the corrugated plate, the corrugated plate can be prevented from being deformed or partially reduced in strength.
[0038]
(3) Since the substantial truss structure is formed in the cross section by making the cross-sectional shape of the mountain-shaped portion and the valley-shaped portion of the corrugated plate substantially trapezoidal, the rigidity of the concrete panel can be further increased.
[0039]
(4) By using a synthetic resin material as the reinforcing member disposed on the concave portions of the corrugated plate and the valley-shaped portion, it is possible to reduce the weight and improve the durability of the concrete panel.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a concrete panel according to an embodiment.
FIG. 2 is a plan view showing a joined body of a corrugated plate and a reinforcing bar net constituting the concrete panel of FIG.
3A is a front view of the joined body shown in FIG. 2, and FIG. 3B is a side view of the joined body shown in FIG. 2;
4 is a perspective view showing a step of arranging a reinforcing member on the concave surface portion of the corrugated plate to which the reinforcing bar material shown in FIG. 1 is joined. FIG.
FIG. 5 is a manufacturing process diagram of the concrete panel shown in FIG. 1;
FIG. 6 is a manufacturing process diagram of the concrete panel continued from FIG. 5;
FIG. 7 is a perspective view showing a conventional concrete panel.
[Explanation of symbols]
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