JP4007327B2 - 作業ツールの昇降装置 - Google Patents

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本発明は、ボンディングツールなどの作業ツールを昇降させる作業ツールの昇降装置に関するものである。
半導体チップを基板にボンディングするダイボンディング装置においては、半導体チップを保持するボンディングツールの昇降動作が高速・高頻度で反復される。このボンディングツールの昇降においては、高速動作に加えて半導体チップを基板に押しつける際の荷重を精細に制御することが求められるため、ツール昇降機構には摺動抵抗が小さく安定した動作が可能な、転動式の案内機構が用いられている。
以下従来装置において用いられているボンディングツールの昇降機構について、図面を参照して説明する。図9は、従来のダイボンディング装置におけるボンディングツールの昇降機構の動作説明図である。図9(a)において、ホルダ1には外筒部2が装着されている。外筒部2の内部には、下端部にボンディングツール5が設けられた昇降シャフト4が、円筒状の案内機構3を介して昇降自在に保持されている。案内機構3は、複数のボールを筒状のボールリテーナによって保持した構成となっている。外筒部2の上下両端には、案内機構3が外筒部2から外れないよう、ストッパ2a、2bが装着されている。
ボンディングツール5によるボンディング動作においては、図9(b)に示すように、ボンディングツール5は下降位置Lと上昇位置との間の昇降を反復し、昇降シャフト4が昇降ストロークS1だけ昇降する際には、案内機構3はボールが転動することにより案内機構3は昇降ストロークS1の半分のガイドストロークS2だけ昇降する。ここで外筒部2の長さは、昇降シャフト4が下降位置Lにある状態において案内機構3がストッパ2aと干渉しないよう、長さ方向に余裕寸法Aを見込んだ寸法設定となっている。
しかしながら、この昇降動作においては案内機構3のボールは転動するのみならず僅かに下方への滑りを生じ(マイクロスリップ現象)、高頻度で昇降を反復する過程で案内機構3は正規位置から徐々に下降する。そしてこの案内機構3の下降により当初確保されていた余裕寸法Aが失われると、図9(c)に示すように、案内機構3の下端部がストッパ2aに干渉して、昇降シャフト4の円滑な昇降動作が阻害されるようになる。
このような転動式の直動ガイド機構における転動ガイド部の滑りに対しては、従来より幾つかの方法により対策がなされている(例えば特許文献1参照)。この特許文献に示す例では、プレス装置の金型の昇降案内機構においてボールを保持するボールリテーナの下降を防止するため、ガイドポストに装着されたボールリテーナに対してスプリングによって常に上方への付勢力を付与する方式を用いている。
特開2001−121226号公報
しかしながら、ボンディング装置において上述の先行技術例のようにボールリテーナをスプリングによって上方に付勢する方式を採用しようとすれば、ボンディング装置のツール昇降機構に付勢用のスプリングを組み込む必要があり、機構コンパクト化の要請に反することとなる。さらにこの問題に加えて、スプリングによる付勢力のために転動案内機構の摺動抵抗が変動しやすく、高精度のボンディング荷重の制御が困難になるという問題があり、ボンディング装置のような高精度・高速動作が求められる機構には、上述先行技術
例に示す対策は適用が困難であった。このように、従来のボンディング装置に用いられるボンディングツールなど、高速・高精度の荷重制御が求められる昇降機構において、安定した動作を確保することが困難であるという問題点があった。
そこで本発明は、安定した動作を確保することができる作業ヘッドの昇降装置を提供することを目的とする。
本発明の作業ツールの昇降装置は、作業ツールを有し昇降駆動手段によって昇降動作を行う昇降部と、この昇降部を昇降自在に保持する支持部と、保持器に保持された複数の転動部材を有し前記転動部材を前記昇降部と前記支持部との間で挟んで転動させることにより前記支持部に対する前記昇降部の昇降動作を案内する案内機構とを備え、前記昇降部に前記保持器の下端部に当接して前記案内機構を上方へ押し上げる押上部を設けた。
また本発明の作業ツールの昇降装置は、下端部に作業ツールを有し昇降駆動手段によって昇降動作を行うシャフトと、このシャフトを挿入した状態で昇降自在に保持する外筒と、筒状の保持器に保持された複数のボールを有しこれらのボールを前記外筒とシャフトとの間に挟んで転動させることにより前記シャフトの昇降動作を案内する案内機構とを備え、前記シャフトに前記保持器の下端部に当接して案内機構を上方へ押し上げる押上部を設けた。
本発明によれば、昇降部に案内機構を上方へ押し上げる押上部を備えることにより、昇降動作を反復する過程において滑りにより徐々に下降する案内機構を上方へ押し上げることができ、案内機構が下降して他部品と干渉することに起因する動作異常を防止して、安定した動作を確保することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置の断面図、図2は本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置における案内機構の断面図、図3、図4、図5、図6は本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置の動作説明図である。
まず図1を参照して作業ツールの昇降装置の構造を説明する。ここでは電子部品を基板にボンディングにより実装するボンディング装置において、作業ツールとしてのボンディングツールを昇降させる昇降機構について示している。図1において、11はボンディングヘッドに設けられてボンディングヘッドとともに移動する保持部材であり、保持部材11には細長形状の円筒部材である外筒部12が垂直方向に挿通して固着されている。
外筒部12の内部には、昇降シャフト14(シャフト)が案内機構13を介して上下方向にスライド自在に装着されている。昇降シャフト14は上下で径が異なる段付き形状であり、下半部は外径が外筒部12の内径よりもわずかに小さい径大部14aとなっている。径大部14aの下端部には、ボンディング対象の電子部品を吸着保持して基板にボンディングするボンディングツール15が設けられている。
ボンディングツール15の下面には部品保持用の吸着孔14cが開孔しており、吸着孔14cは昇降シャフト14を貫通して設けられた吸引孔14bおよび昇降シャフト14の上端部に結合されたシャフトヘッド18を介して真空吸引源22に接続されている。シャフトヘッド18には連結ピン19を介して駆動ロッド20が結合されており、駆動ロッド20は昇降駆動手段21によって上下方向に駆動される。昇降駆動手段21を駆動するこ
とにより、昇降シャフト14はボンディングツール15とともに一体的に昇降する。
外筒部12の上部にはフランジ付円筒形状のスリーブ16が上下方向にスライド自在に嵌着されており、スリーブ16の外周にはフランジ部16aおよび保持部材11の上面によって上下を挟まれたスプリング17が装着されている。フランジ部16aはシャフトヘッド18の下面に当接しており、昇降駆動手段21によってシャフトヘッド18を押し下げた状態では、スプリング17はフランジ部16aを介してシャフトヘッド18を上方に付勢する。
昇降駆動手段21は荷重制御が可能となっており、昇降駆動手段21によってによって昇降シャフト14を下降させる際には、ボンディングツール15によって電子部品を基板に押圧する荷重を制御することができるようになっている。そしてボンディングツール15の上昇動作は、スプリング17の付勢力によってシャフトヘッド18を押し上げることによって行われる。また外筒部12の長さ寸法および径大部14aの上端部位置の設定において、昇降シャフト14が昇降駆動手段21による最下降位置まで下降した場合でも、外筒部2の内部から径大部14aが完全に抜け落ちないように、寸法設定がなされている。
案内機構13は、図2に示すように、円筒状のボールリテーナ13aに設けられたボール保持孔に、鋼やセラミックなどより成るボール13bを保持させた構成となっている。昇降シャフト14が外筒部12の内部で上下にスライドする際には、昇降シャフト14の外周面と外筒部12の内周面との間にボール13bが挟まれて転動することにより、案内機構13は昇降シャフト14の昇降動作を案内する。外筒部12の上端部にはストッパ12aが設けられており、これにより案内機構13の上方への離脱が防止される。
上記構成において、昇降シャフト14は作業ツールとしてのボンディングツール15を有し、昇降駆動手段21によって昇降動作を行う昇降部となっている。また保持部材11および外筒部12は、この昇降部を昇降自在に保持する支持部を構成する。そして案内機構13は、保持器であるボールリテーナ13aに保持された複数の転動部材であるボール13bを有し、ボール13bを昇降シャフト14と外筒部12の間で挟んで転動させることにより、外筒部12に対する昇降シャフト14の昇降動作を案内する。
次に昇降動作について図3〜図6を参照して説明する。図3(a)は、ボンディングツール15が上昇状態で待機する上昇位置L1にあり、案内機構13が正規高さ位置、すなわち案内機構13を構成するボールリテーナ13aの下端部が所定の高さ位置である所定位置L3にあって、径大部14aの上端部とボールリテーナ13aの下端部との間に正常状態における余裕寸法Aが確保された状態を示している。
ボンディング動作においてボンディングツール15を下降位置L2まで下降させると、図3(b)に示すように、ボンディングツール15がツール昇降ストロークS1だけ下方に移動するとともに、案内機構13は、ボール13bが外筒部12の内周面と昇降シャフト14の外周面に接触して転動することにより、ツール昇降ストロークS1の1/2のガイドストロークS2だけ下降する。そしてボンディングツール15が上昇して上昇位置L1に復帰する際には、案内機構13はツール昇降ストロークS1の1/2のガイドストロークS2だけ上昇して所定位置L3に戻る。ボンディングツール15による電子部品のボンディング動作においては、このような昇降動作が反復して行われる。
案内機構13の昇降動作の反復において、ボール13bは完全に転動状態で移動するのではなく、僅かに下方への滑りを生じながら転動する。このため案内機構13は昇降動作の反復の都度わずかづつ下方へ滑り、ボンディングツール15が上昇位置L1に上昇した
状態における案内機構13の下端部の高さ位置は、当初の所定位置L3から徐々に下降し、予め見込まれていた余裕寸法Aが徐々に失われれる。
そして図3(a)に示す余裕寸法Aが全て失われると、図4、図5に示すように、ボールリテーナ13aの下端部が径大部14aの上端部に当接するに至る。そしてこの当接状態のままボンディングツール15の昇降動作を継続すると、ボール13bは正常な転動を行うことができず滑り摩擦状態で摺動し、昇降シャフト14の円滑な昇降動作が阻害される。
このため、本実施の形態に示す作業ツールの昇降装置においては、昇降駆動手段21によって、案内機構13を所定位置L3まで戻すための押上動作を所定のインターバルで実行するようにしている。図6に示すように、ボンディングツール15を上昇位置L1よりも上方に設定された押上位置L4まで上昇させることにより、径大部14aの上端部によって案内機構13の下端部を所定位置L3まで押し上げる動作を行う。
すなわち、上記構成においては、昇降部としての昇降シャフト14に保持器であるボールリテーナ13aの下端部に当接して案内機構13を上方へ押し上げる押上部としての径大部14aを設けた構成となっている。そして昇降駆動手段21は、少なくともボンディングツール15を上昇状態で待機させる上昇位置L1と、上昇位置L1よりも上方に設定され案内機構13を所定位置L3に戻すための押上位置L4とに、昇降シャフト14を移動させる押上動作を行う。
この押上動作は、装置始動時、昇降動作を所定サイクル実行する度、メンテナンス時など、予め設定されたインターバル毎に作業者による操作を必要とせずに、自動的に実行される。これにより、ボンディングツール15の昇降を反復する過程で案内機構13の微小なすべり、いわゆるマイクロスリップによって失われた余裕寸法Aを所定インターバルで回復することができ、案内機構13と他部品との干渉に起因する動作異常が発生しない。したがって摺動抵抗が小さいという優れた特性を有する転動式の案内機構を安定して動作させることができ、ボンディングツールのような高速・高精度の荷重制御が求められる用途に適した作業ツールの昇降装置が実現される。
また上記構成では、昇降シャフト14が昇降駆動手段21により最下降位置まで下降した場合でも、径大部14aの上端は外筒部12の内部に位置するようになっていることから、案内機構13が外筒部12から下方に抜け落ちることがない。したがって従来機構において必要とされた案内機構の抜け止め用のストッパを外筒部12の下端部に設ける必要がなく、機構の簡略化が実現されている。
これにより、外筒部12内へ昇降シャフト14や案内機構13を組み込む際に、予め昇降シャフト14に案内機構13を嵌め合わせた状態で、昇降シャフト14を外筒部14の下端部から挿入する組み立て手順が可能となる。このため、昇降シャフト14の高さ方向における案内機構13の位置を、極力下方に、すなわちボンディングツール15に極力近接させて設定することができ、ボンディング動作においてボンディングツール15に負荷される荷重を昇降シャフト14で支持する上で、良好な荷重支持条件を実現することが可能となっている。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2のボンディング装置の正面図、図8は本発明の実施の形態2のボンディング装置における作業ツールの昇降機構の動作説明図である。
まず図7を参照して作業ツールの昇降装置としてのボンディング装置30の構造を説明
する。基台31上の中央部にはステージ32が配設されており、ステージ32の両側部には支持部である門型の支持フレーム33が立設されている。支持フレーム33の内側面には、昇降部である昇降ヘッド35を昇降自在に支持する昇降ガイド部37が設けられており、昇降ヘッド35は下面に作業ツールとしてのボンディングツール36を備えている。
昇降ヘッド35は支持フレーム33の上部に設けられた昇降駆動手段34と結合されており、昇降駆動手段34を駆動することにより、昇降ヘッド35の下面のボンディングツール36はステージ32上に載置された基板(図示省略)に対して昇降動作を行う。これによりボンディングツール36は、上昇状態で待機する上昇位置L11と、下降位置L12および上昇位置よりも上方に設定され後述する案内機構38を所定の高さ位置に戻すための押上位置L14とに移動する。
昇降ガイド部37は支持フレーム33の一部を構成する第1の部材33aと、昇降ヘッド35の一部を構成する第2の部材35aとの間に、図8に示す案内機構38を介在させた構造となっている。図8に示すように、案内機構38は、板形状の保持器であるローラリテーナ38aに設けられた保持孔に、転動部材であるローラ38bを保持させた構成となっている。第1の部材33aの上下端にはそれぞれストッパ40a、40bが、また第2の部材35aの上下端にはそれぞれ押上部41a、ストッパ41bが設けられている。押上部41aは実施の形態1における径大部14aと同様に、案内機構38を押し上げる機能を有している。
上記構成において、昇降ヘッド35は作業ツールとしてのボンディングツール36を有し、昇降駆動手段34によって昇降動作を行う昇降部となっている。また支持フレーム33は、この昇降部を昇降自在に保持する支持部を構成する。そして案内機構38は、保持器であるローラリテーナ38aに保持された複数の転動部材であるローラ38bを有し、ローラ38bを昇降部の一部である第2の部材35aと支持部の一部である第1の部材33aとの間で挟んで転動させることにより、第1の部材33aに対する第2の部材35aの昇降動作を案内する。そして、ローラリテーナ38bの下端部に当接して案内機構38を上方へ押し上げる押上部41aを、昇降部の一部である第2の部材35aに設けた構成となっている。
図8(a)は、正常状態における昇降ガイド部37の動作状態を示している。すなわち昇降ヘッド35が上昇位置にある状態では、(イ)に示すように、ローラリテーナ38aは第1の部材33a、第2の部材35aのいずれに対しても高さ方向の中間位置に存在し、ローラリテーナ38aの下端部は、実施の形態1における所定位置L3と同様に、案内機構38が他部品と干渉しないための余裕寸法が確保された所定位置L13のレベルにある。
ボンディング動作において昇降ヘッド35が昇降すると、(ロ)に示すように第2の部材35aが(イ)の状態からツール昇降ストロークS11だけ下降する。これにより、案内機構38はツール昇降ストロークS11の半分のガイドストロークS12だけ下降する。そして昇降ヘッド35が上昇してボンディングツール36が上昇位置L11に復帰する際には、案内機構38はツール昇降ストロークS11の半分のガイドストロークS2だけ上昇してローラリテーナ38bの下端部は所定位置L13に戻る。
この昇降ヘッド35の昇降動作を反復すると、実施の形態1におけるボール13bと同様に、ローラ38bのマイクロスリップ現象によって案内機構38が徐々に下降し、やがて図8(b)に示すように、ローラリテーナ38aに保持された最下端のローラ38bがストッパ40aに当接するようになる。そしてこの状態のまま昇降ヘッド35の昇降動作を継続すると、ローラ38bが正常な転動を行うことができず、昇降ヘッド35の円滑な
昇降が阻害される。
このような不具合を防止するため、実施の形態1と同様に、昇降ヘッド35によってボンディングツール36を昇降させるボンディング動作を反復する過程において、昇降駆動手段34によって、案内機構38を所定位置L13まで戻すための押上動作を所定のインターバルで実行するようにしている。すなわち図8(c)に示すように昇降駆動手段34によって昇降ヘッド35の第2の部材35aを上昇させて、押上部41aをローラリテーナ38bの下端部に当接させる。そしてボンディングツール36が押上位置L14に到達する高さレベルまで第2の部材35aを上昇させることにより、ローラリテーナ38aの下端部を当初の所定位置L13まで戻す。
この押上動作は、実施の形態1と同様に装置始動時、昇降動作を所定サイクル実行する度、メンテナンス時など、予め設定されたインターバル毎に作業者による操作を必要とせずに、自動的に実行される。これにより、昇降ヘッド35の昇降を反復する過程で案内機構38のマイクロスリップによって失われた余裕寸法を所定インターバルで回復することができ、これにより、図8(b)に示すローラ38bとストッパ40aとの干渉による動作異常を生じることがない。
本発明の作業ツールの昇降装置は、案内機構が下降して他部品と干渉することに起因する動作異常を防止して、安定した動作を確保することができるという効果を有し、ダイボンディング装置においてボンディングツールを昇降させる昇降装置に利用可能である。
本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置の断面図 本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置における案内機構の断面図 本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置の動作説明図 本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置の動作説明図 本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置の動作説明図 本発明の実施の形態1の作業ツールの昇降装置の動作説明図 本発明の実施の形態2のボンディング装置の正面図 本発明の実施の形態2のボンディング装置における作業ツールの昇降機構の動作説明図 従来のダイボンディング装置におけるボンディングツールの昇降機構の動作説明図
符号の説明
11 保持部材
12 外筒部
13 案内機構
13a ボールリテーナ
13b ボール
14 昇降シャフト
14a 径大部
15 ボンディングツール
21 昇降駆動手段
33 支持フレーム
33a 第1の部材
34 昇降駆動手段
35 昇降ヘッド
35a 第2の部材
36 ボンディングツール
37 昇降ガイド部
38 案内機構
38a ローラリテーナ
38b ローラ

Claims (8)

  1. 作業ツールを有し昇降駆動手段によって昇降動作を行う昇降部と、この昇降部を昇降自在に保持する支持部と、保持器に保持された複数の転動部材を有し前記転動部材を前記昇降部と前記支持部との間で挟んで転動させることにより前記支持部に対する前記昇降部の昇降動作を案内する案内機構とを備え、前記昇降部に前記保持器の下端部に当接して前記案内機構を上方へ押し上げる押上部を設けたことを特徴とする作業ツールの昇降装置。
  2. 前記昇降駆動手段は、少なくとも前記作業ツールを上昇状態で待機させる上昇位置と、前記上昇位置よりも上方に設定され前記案内機構を所定の高さ位置に戻すための押上位置とに前記昇降部を移動させることを特徴とする請求項1記載の作業ツールの昇降装置。
  3. 前記転動部材がボールであることを特徴とする請求項1記載の作業ツールの昇降装置。
  4. 前記転動部材がローラであることを特徴とする請求項1記載の作業ツールの昇降装置。
  5. 下端部に作業ツールを有し昇降駆動手段によって昇降動作を行うシャフトと、このシャフトを挿入した状態で昇降自在に保持する外筒部と、筒状の保持器に保持された複数のボールを有しこれらのボールを前記外筒部とシャフトとの間に挟んで転動させることにより前記シャフトの昇降動作を案内する案内機構とを備え、前記シャフトに前記保持器の下端部に当接して案内機構を上方へ押し上げる押上部を設けたことを特徴とする作業ツールの昇降装置。
  6. 前記押上部が、前記シャフトに形成された径大部であることを特徴とする請求項5記載の作業ツールの昇降装置。
  7. 前記シャフトが前記昇降駆動手段により最下降位置まで下降した場合でも、前記押上部の上端は前記外筒部の内部に位置することを特徴とする請求項5または6記載の作業ツールの昇降装置。
  8. 前記昇降駆動手段は、少なくとも前記作業ツールを上昇状態で待機させる上昇位置と、前記上昇位置よりも上方に設定され前記案内機構を所定の高さ位置に戻すための押上位置とに前記昇降部を移動させることを特徴とする請求項5記載の作業ツールの昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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