JP4007317B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4007317B2
JP4007317B2 JP2003403979A JP2003403979A JP4007317B2 JP 4007317 B2 JP4007317 B2 JP 4007317B2 JP 2003403979 A JP2003403979 A JP 2003403979A JP 2003403979 A JP2003403979 A JP 2003403979A JP 4007317 B2 JP4007317 B2 JP 4007317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package substrate
barrier layer
semiconductor device
insulating film
copper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003403979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005166966A (ja
Inventor
俊一 澁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2003403979A priority Critical patent/JP4007317B2/ja
Publication of JP2005166966A publication Critical patent/JP2005166966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4007317B2 publication Critical patent/JP4007317B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

本発明は、半導体チップをパッケージ基板に実装した構成の半導体装置とその製造方法に関する。
半導体装置のパッケージ形態の一つとして、1つ又は複数の半導体チップ(半導体素子)をパッケージ基板に実装したものが知られている。このようなパッケージ形態は、例えば、半導体チップの配線のファインピッチ化への対応として、半導体チップ上にファインピッチで配置されたパッドを、それよりも広いピッチで再配線する場合や、SIP(System in Package)に代表される半導体装置の多機能化などの目的で採用されている。
上述したパッケージ形態に用いられるパッケージ基板の配線構造として、当該パッケージ基板の厚み方向に貫通するビアを有するものが公知となっている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。また、この種のパッケージ基板の基材にシリコン基板を用い、配線材料に銅(Cu)を用いたものがある。一般に銅は二酸化シリコン(SiO2)等の絶縁膜中に拡散しやすいため、この拡散を防止する目的で絶縁膜と銅配線材料との間にバリア層が設けられている。バリア層の材料には、タンタル(Ta)、チタン(Ti)などの金属材料(バリアメタル)が用いられる。
パッケージ基板に貫通状態でビアを形成するにあたっては、パッケージ基板の製造工程で、パッケージ基板に非貫通状態で所定深さのビアホールを形成した後、このビアホールの内壁を覆うように絶縁膜及びバリア層を順に形成する。次いで、配線材料となる銅をパッケージ基板上に積層してビアホールを銅で埋め込むことにより、ビアを形成する。続いて、パッケージ基板上に積層した余分な配線材料(銅)を研磨によって除去した後、パッケージ基板の裏面を研磨してビアの一端部を露出させることにより、ビアを貫通状態に形成する。
特開2000−102479号公報 特表2003−503855号公報
しかしながら従来においては、パッケージ基板の裏面を研磨してビア(銅)の一端部を露出させる場合に、研磨の過程でビアホール底部の絶縁膜及びバリア層を完全に除去することになる。そうした場合、ビアホールの底部でバリア層が消失した段階で銅が露出し、同時に、その周囲にパッケージ基板材料であるシリコンが露出した状態となる。その結果、研磨の最終段階でシリコン上に銅が付着することになる。シリコンと銅は結合性が非常に良好であるため、一旦シリコン上に銅が付着すると、これを研磨後の洗浄処理で除去することが困難になる。また、シリコン上に付着した銅を除去するために洗浄力の強い洗浄液を使用すると、銅ビアに大きなダメージを与えてしまう。
このようにシリコン上に銅が付着した状態で、例えば、パッケージ基板にバンプを形成するために加熱したり、パッケージ基板に半導体チップを実装するために加熱したりすると、この影響でシリコン中に銅が拡散し、さらにこの銅が絶縁膜へと拡散する。その結果、絶縁膜の絶縁耐圧が劣化するため、電流のリークやショートを引き起こす恐れがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、銅を含む配線材料で貫通ビアを形成する場合に、絶縁膜への銅の拡散を確実に防止することができる半導体装置とその製造方法を提供することにある。
本発明に係る半導体装置は、半導体チップをパッケージ基板に実装してなるとともに、パッケージ基板に当該基板の厚み方向に貫通するビアを形成してなる半導体装置であって、ビアは銅を含む配線材料からなるもので、このビアの周囲に、内側と外側が一対のバリア層で挟まれた絶縁膜を有するものである。
本発明に係る半導体装置においては、パッケージ基板を貫通するビアの周囲に、内側と外側が一対のバリア層で挟まれた状態の絶縁膜を設けることにより、絶縁膜に対する内側からの銅の拡散と外側からの銅の拡散が、それぞれ内側及び外側のバリア層によって防止される。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体チップをパッケージ基板に実装してなるとともに、パッケージ基板に当該基板の厚み方向に貫通するビアを形成してなる半導体装置の製造方法であって、パッケージ基板の一面側に非貫通状態でビアホールを形成する第1の工程と、ビアホールの内壁を覆う状態でパッケージ基板上に第1のバリア層を形成する第2の工程と、第1のバリア層を覆う状態でパッケージ基板上に絶縁膜を形成する第3の工程と、絶縁膜を覆う状態でパッケージ基板上に第2のバリア層を形成する第4の工程と、ビアホールを埋め込む状態でパッケージ基板上に銅を含む配線材料を積層することにより、ビアホール内にビアを形成する第5の工程とを含むものである。
本発明に係る半導体装置の製造方法においては、パッケージ基板の一面側に形成したビアホールの内壁に第1のバリア層、絶縁膜及び第2のバリア層が順に積層されるとともに、ビアホールの中心に配線材料によってビアが形成される。そのため、ビアの周囲では、絶縁膜の内側と外側が第1のバリア層と第2のバリア層に挟まれた状態となる。したがって、絶縁膜に対する内側からの銅の拡散と外側からの銅の拡散が、第1のバリア層及び第2のバリア層によって防止される。
本発明の半導体装置及びその製造方法によれば、絶縁膜に対する内側からの銅の拡散と外側からの銅の拡散の両方を2つ(一対)のバリア層によって防止することができる。そのため、絶縁膜への銅の拡散による絶縁耐圧の劣化を確実に防止し、製品の歩留まりを向上させることができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る半導体装置の構成例を示す側面概略図であり、図2はその主要部を拡大した横断面図である。図示した半導体装置は、大きくは、半導体チップ1と、パッケージ基板2とを備えて構成されている。
半導体チップ1の一面(素子形成面)には複数のバンプ(突起電極)3が突状に形成されている。この半導体チップ1は、バンプ形成面を下向きにした、いわゆるフェースダウンの状態でパッケージ基板2上にフリップチップ接合により実装されている。
パッケージ基板2は、例えば、半導体チップ1を図示しない回路基板(マザー基板)に実装するための中継基板、すなわちインターポーザ基板となるものである。このパッケージ基板2は、例えばシリコン基板によって構成されている。また、パッケージ基板2には基材部分(シリコン基板部分)を厚み方向に貫通するビア4が形成されている。ビア4は銅を含む配線材料によって形成されている。さらに、パッケージ基板2のチップ実装面と反対側の面には、外部接続端子となる複数のバンプ5が形成されている。バンプ5の外径及び配列ピッチは上述したバンプ3よりも大きい寸法となっている。
また、パッケージ基板2の内部では、ビア4の周囲にバリア層6、絶縁膜7、バリア層8が順に形成されている。バリア層6,8は、ビア4を形成する配線材料(銅)の拡散を防止するためのものである。これら第1のバリア層6、絶縁膜7及び第2のバリア層8は、ビア4を取り囲む状態で当該ビア4の径方向(直径方向)に同心円状に順に配置されている。すなわち、ビア4の外側にはこれに接する状態でバリア層6が形成され、バリア層6の外側にはこれに接する状態で絶縁膜7が形成されている。また、絶縁膜7の外側にはこれに接する状態でバリア層8が形成され、バリア層8の外側にはこれに接する状態でパッケージ基板2の基材(シリコン)が配置されている。これにより、ビア4の周囲では、絶縁膜7の内側(内周側)と外側(外周側)が、ビア4の径方向で一対のバリア層6,8により挟み込まれた構成となっている。
続いて、上記構成からなる半導体装置の製造方法について説明する。半導体装置の製造工程の中には、半導体チップ1を製造するチップ製造工程と、パッケージ基板2を製造する基板製造工程と、半導体チップ1をパッケージ基板2に実装する実装工程が含まれる。このうち、本発明の半導体装置の製造方法は、特に、基板製造工程に特徴を有することから、本実施形態では基板製造工程と、この後の実装工程についてのみ説明する。
先ず、基板製造工程では、図2(A)に示すように、パッケージ基板2の基材となるウエハ状態のシリコン基板にビアホール9を形成する。ビアホール9の形成は、フォトリソグラフィ技術とエッチング法を用いて行うことができる。すなわち、パッケージ基板2の一面側にフォトリソグラフィ技術によってレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてパッケージ基板2の一面側をエッチングすることによりビアホール9を形成する。このとき、パッケージ基板2の一面側に当該基板を貫通しないように(非貫通状態で)所定の深さでビアホール9を形成する。
次に、図2(B)に示すように、ビアホール9の内壁を覆うようにパッケージ基板(シリコン基板)2上にバリア層8を形成する。このバリア層8は、金属材料又は絶縁材料を用いて形成することができる。
さらに詳述すると、バリア層8の形成材料に金属材料を用いる場合は、Ta、TaNなどTaを含む金属材料を用いることができる。この場合、バリア層8の膜厚は、例えば10nm〜100nm程度とする。Taを含む材料を用いた場合は、膜厚が薄くてもバリア性を保つのが容易であるという利点が得られる。銅に対するバリア性を良好に保つためには、ビアホール9の底部で少なくとも3nm程度の膜厚を有するようにバリア層8を形成(成膜)することが好ましい。また、Ta,TaNなどの金属材料は、現在の銅を用いたLSI配線形成プロセスで一般的に使われているため、装置を共用したり、不要な装置を流用したりすることで、製造コストを低く抑えることができるほか、装置の入手も容易であるという利点がある。
また、バリア層8の形成材料には、Ti、TiN、TiSiNなどTiを含む金属材料を用いることができる。この場合、バリア層8の膜厚は、例えば10nm〜100nm程度とする。Ti、TiNなどの金属材料は、現在のアルミニウムを用いたLSI配線形成プロセスで一般的に使われているため、装置を共用したり、不要な装置を流用したりすることで、製造コストを低く抑えることができるほか、装置の入手も容易であるという利点がある。また、一部のTiN、TiSiNは、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて成膜することができる。CVD法によるバリア層8の成膜は、例えばTiCl4などの材料ガスを用いて行う。CVD法を用いて成膜すると、深いビアホール9の内壁を覆う際に、良好なカバレッジを得ることができる。すなわち、深いビアホール9の底部でもCVD法の採用によって十分な膜厚が確保されるため、そこで銅に対するバリア性が劣化することがない。また、ビアホール9の底部で所望の膜厚を確保するために、パッケージ基板2の一面上にバリア層8を厚く成膜する必要がない。そのため、この後の工程で、ビアホール9内のバリア層8だけを残存するように、パッケージ基板2上に成膜したバリア層8をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法で除去する場合に、CMP時間、CMPコストを抑制することができる。
また、バリア層8の形成材料には、WNなどWを含む金属材料を用いることができる。この場合、バリア層8の膜厚は、例えば10nm〜100nm程度とする。WNは、スパッタ法,CVD法を用いて成膜することができる。CVD法を用いた場合は、上記同様の効果が得られる。また、WNは、CMPで比較的研磨速度を大きくしやすい利点がある。
また、バリア層8は、上述したTaを含む金属材料,Tiを含む金属材料,Wを含む金属材料を用いて単層で形成してもよいし、2層以上の積層構造としてもよい。積層構造とする場合は、一方を絶縁膜7との密着性が良好な材料層で形成し、他方をカバレッジの良好な材料層で形成することが望ましい。
一方、バリア層8の形成材料に絶縁材料を用いる場合は、銅に対して拡散防止作用をなす有機材料を用いることができるが、より好ましくはシリコンを含む材料を用いる。シリコンを含む絶縁材料でバリア層8を形成した場合は、パッケージ基板2の基板材料であるシリコンとの密着性が良好になるとともに、熱膨張係数がパッケージ基板2と近いものとなるため、熱応力が小さくなるという利点がある。具体的には、シリコンを40%(元素数比)程度以上含む材料であることが望ましい。また、シリコンを含む絶縁材料としては、例えばSiN、SiCなど、LSI製造プロセスで標準的に使用されている材料を幅広く用いることができる。この場合、バリア層8の膜厚は、例えば30nm〜400nm程度とする。
また、絶縁膜7の形成材料となる絶縁材料と同じ材料を用いてバリア層8を形成してもよい。また、バリア層8は、シリコンを含む絶縁材料を用いて単層で形成してもよいし、2層以上の積層構造としてもよい。積層構造とする場合は、一方を絶縁膜7との密着性が良好な材料層で形成し、他方をカバレッジの良好な材料層で形成することが望ましい。
バリア層8を絶縁材料で形成した場合は、このバリア層8をパッケージ基板2の一面上に残したままにしても、後述するチップ実装工程で、半導体チップ1とパッケージ基板2との間に相対的な位置ずれが生じた場合に、パッケージ基板2の一面上で隣り合うビア4の間が絶縁状態に維持されるため、上記位置ずれに伴う配線の短絡を防止することができる。また、絶縁膜7とバリア層8を同じ絶縁材料で形成する場合は、それらを同一の成膜装置にて連続的に成膜することができる。これにより、成膜装置の台数を増やすことなく、絶縁膜7とバリア層8の成膜所要時間を極力短縮し、製造コストを低く抑えることができる。
このようにしてバリア層8を形成した後は、図3(A)に示すように、バリア層8を覆う状態でパッケージ基板2上に絶縁膜7を形成する。ここでは、パッケージ基板2上にCVD法を用いて二酸化シリコン単層或いは二酸化シリコンと窒化シリコンの積層膜からなる絶縁膜7を形成する。
次に、図3(B)に示すように、絶縁膜7を覆う状態でパッケージ基板2上にバリア層6を形成する。このバリア層6は、上記バリア層8の形成と同様の金属材料(Ta、Ti、Wを含む材料)を用いてCVD法により形成することができる。バリア層6の形成材料として、TaやTiを含む金属材料を用いた場合は、配線材料となる銅との密着性が良好になるという利点が得られる。
次に、図3(C)に示すように、ビアホール9を埋め込む状態でパッケージ基板2上に例えばスパッタ法と電解メッキ法の併用によって銅の配線材料を積層することにより、当該基板上に配線材料層10を形成する。銅の配線材料形成には、スパッタ法,無電解めっき法なども使用できる。このとき、ビアホール9の内部には、このビアホール9を埋め込む配線材料、つまり銅によってビア4が形成される。ここで、本明細書において、「ビアホール」は機械的な「孔」を意味し、「ビア」は電気的な「導通路」を意味する。
次に、図4(A)に示すように、パッケージ基板2上に積層した配線材料層10をCMP法によって除去するとともに、ビアホール9内だけにバリア層6が残存するようにパッケージ基板2の一面を覆うバリア層6をCMP法によって除去し、その後、パッケージ基板2を洗浄する。このとき、パッケージ基板2の一面を覆うバリア層6と合わせて、その下層の絶縁膜7とバリア層8もCMP法によって順に除去することができる。パッケージ基板2の一面上でバリア層6、絶縁膜7及びバリア層8を除去した場合は、その後でパッケージ基板2の一面にパッシベーション膜を形成しておく。これにより、後述するチップ実装工程で、半導体チップ1とパッケージ基板2との間に相対的な位置ずれが生じた場合でも、パッケージ基板2の一面上で隣り合うビア4の間が絶縁状態に維持されるため、上記位置ずれに伴う配線の短絡を防止することができる。
次に、図4(B)に示すように、パッケージ基板2の裏面(他面)をラッピング法によって研磨することにより、パッケージ基板2の裏面にビア4の一端部を露出させる。これにより、パッケージ基板2に貫通状態でビア4が形成されることになる。パッケージ基板2の裏面をラッピング法で研磨した後は、パッケージ基板2を洗浄する。この洗浄処理により、パッケージ基板2の裏面側で、絶縁膜7上に付着した銅は簡単に除去されるものの、シリコン上に付着した銅は強く結合しているため、洗浄しても除去されずに残るケースが多い。
次に、図4(C)に示すように、パッケージ基板2の裏面にパッシベーション膜11を形成するとともに、当該基板裏面にビア4の一端部が露出した状態となるようにパッシベーション膜11に開口部12を形成する。
次に、図5(A)に示すように、パッケージ基板2の片面(一面又は他面)に複数のバンプ5を形成する。以上で基板製造工程が終了となる。
次に、実装工程において、図5(B)に示すように、パッケージ基板2に半導体チップ1を実装(フリップチップ実装)する。以上で図1に示す半導体装置が得られる。
このような製造方法によって得られた半導体装置においては、パッケージ基板2を貫通するビア4の周囲に、内側と外側が一対のバリア層6,8で挟まれた絶縁膜7を設けることにより、絶縁膜7に対する内側からの銅の拡散と外側からの銅の拡散が、それぞれ内側及び外側のバリア層6,8によって防止される。したがって、半導体装置の製造過程でパッケージ基板2の裏面を研磨するときにシリコン上に銅が付着し、この銅がその後の工程で加熱(熱処理)されてシリコン中に拡散したとしても、絶縁膜7の外側にバリア層8が設けられているため、シリコン中から絶縁膜7への銅の拡散が外側のバリア層8によって防止される。そのため、基板製造工程でシリコン上に付着した銅の拡散に起因する電流のリークやショートを確実に防止することができる。
また、パッケージ基板2の一面上で配線材料層10とバリア層6をCMP法により除去する場合に、CMPの不均一性やディッシング、さらにはウエハエッジ部での研磨圧力の集中などにより、ビアホール9の一端部(開口縁部)で絶縁膜7の一部が過剰に削り取られシリコンが露出した場合でも、絶縁膜7の外側にバリア層8が存在することにより、絶縁膜7への銅の拡散を有効に防止することができる。特に、CMPの均一性に関しては、銅の膜が例えば15μmと非常に厚く、必要な研磨量が多いため、絶縁膜7との選択比を大きく保つ必要があり、よって一般的な半導体装置製造プロセスで用いる銅のCMP工程に比べて難易度が高くなる。また、CMPのディッシングに関しては、ビアホール径が大きいため、一般的な半導体装置製造プロセスで用いる銅のCMP工程に比べてディッシングが入りやすい構造であり、難易度が高くなる。したがって、絶縁膜7の外側にバリア層8を配置することは、CMPの不均一性やディッシングなどに起因した絶縁膜7への銅の拡散を防止するうえで非常に有益なものとなる。
本発明の実施形態に係る半導体装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図(その1)である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図(その2)である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図(その3)である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する図(その4)である。
符号の説明
1…半導体チップ、2…パッケージ基板、4…ビア、6,8…バリア層、7…絶縁膜、9…ビアホール、10…配線材料層

Claims (9)

  1. 半導体チップをパッケージ基板に実装してなるとともに、前記パッケージ基板に当該基板の厚み方向に貫通するビアを形成してなる半導体装置であって、
    前記ビアは銅を含む配線材料からなるもので、当該ビアの周囲に、内側と外側が一対のバリア層で挟まれた絶縁膜を有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 外側のバリア層は金属材料からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 外側のバリア層は絶縁材料からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記パッケージ基板はインターポーザ基板である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 外側のバリア層はタンタル、チタン、タングステンのうちの少なくとも1つを含む金属材料からなる
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  6. 外側のバリア層はシリコンを含む絶縁材料からなる
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  7. 前記インターポーザ基板はシリコン基板からなる
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  8. 半導体チップをパッケージ基板に実装してなるとともに、前記パッケージ基板に当該基板の厚み方向に貫通するビアを形成してなる半導体装置の製造方法であって、
    前記パッケージ基板の一面側に非貫通状態でビアホールを形成する第1の工程と、
    前記ビアホールの内壁を覆う状態で前記パッケージ基板上に第1のバリア層を形成する第2の工程と、
    前記第1のバリア層を覆う状態で前記パッケージ基板上に絶縁膜を形成する第3の工程と、
    前記絶縁膜を覆う状態で前記パッケージ基板上に第2のバリア層を形成する第4の工程と、
    前記ビアホールを埋め込む状態で前記パッケージ基板上に銅を含む配線材料を積層することにより、前記ビアホール内にビアを形成する第5の工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記第5の工程の後に、前記パッケージ基板の他面を研磨することにより、当該パッケージ基板の他面に前記ビアの一端部を露出させる第6の工程を有する
    ことを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方法。
JP2003403979A 2003-12-03 2003-12-03 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4007317B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003403979A JP4007317B2 (ja) 2003-12-03 2003-12-03 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003403979A JP4007317B2 (ja) 2003-12-03 2003-12-03 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005166966A JP2005166966A (ja) 2005-06-23
JP4007317B2 true JP4007317B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=34727081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003403979A Expired - Fee Related JP4007317B2 (ja) 2003-12-03 2003-12-03 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4007317B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005166966A (ja) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11715752B2 (en) Semiconductor device and method for production of semiconductor device
US10068876B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method therefor
TWI653695B (zh) 封裝體及其形成方法
US7812457B2 (en) Semiconductor device and semiconductor wafer and a method for manufacturing the same
US7795137B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device
CN101663747B (zh) 超薄堆叠的芯片封装
TW201027698A (en) Semiconductor device and method for forming the same
US7948088B2 (en) Semiconductor device
US20190088618A1 (en) Method of manufacturing a semiconductor device
KR102555614B1 (ko) Soic 상의 비활성 구조물
US7553743B2 (en) Wafer bonding method of system in package
JP5960549B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010147267A (ja) 半導体集積回路装置および半導体集積回路装置の製造方法
JP5613272B2 (ja) 半導体装置
JP4007317B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US9786592B2 (en) Integrated circuit structure and method of forming the same
JP2008166414A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2012119444A (ja) 半導体装置
TWI822153B (zh) 封裝結構及其形成方法
US20240096830A1 (en) Adding Sealing Material to Wafer edge for Wafer Bonding
KR20110078186A (ko) 시스템 인 패키지 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees