JP4007069B2 - ロボット装置、ロボット装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

ロボット装置、ロボット装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロボット装置、ロボット装置の制御方法及びプログラムに関し、特に使用者に問題を提示し使用者から得た回答に基づいて行動するロボット装置、ロボット装置の制御方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のロボット装置、ロボット装置の制御方法及びプログラムは、使用者にゲームや学習等を行うための問題を提示し、この問題に対する使用者の回答に基づいて行動するために用いられている。
【0003】
従来、この種のロボット装置は、例えば、ロボット装置が音声出力により今回順番に提示した複数の問題(たとえば、○×クイズのような問題)に対して使用者は個々の問題毎に順番に回答し、ロボット装置は、この回答が正解か不正解かをその都度判定し判定する毎にこの判定結果に応じた行動(音声出力や動作等の反応)をするようにしている。この行動は、今回最初に問題を提示してからの正解数に基づいて選ばれたり、予め定めた複数の候補から使用者が回答する毎に無作為に選択されたりして実行されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のロボット装置は、今回順番に提示した複数の問題に対して使用者が返答した回答が正解か不正解かをその都度判定し、判定する毎にこの判定結果に応じた行動をするようにしている。そして、この行動は、今回最初に問題を提示してからの正解数に基づいて選ばれたり、予め定めた複数の候補から使用者が回答する毎に無作為に選択されたりして実行されている。これに対し、使用者はこれまで提示された問題に対する自分の進捗等を考慮した状況に応じた行動(反応)を期待している。
【0005】
このため、正解数に基づいて選ばれた行動に対しては、振る舞いが画一的で機械的・事務的なものに感じられ、容易に次の行動がわかってしまったり、無作為に行動が選択された行動に対しては、その場の状況に即していないことがあり、その際の行動に使用者が興ざめしてしまったりし、いつも同様な反応や状況に合わない行動に違和感を感じてしまい、ロボットの行動に対し興味を持続させることができなくなる恐れがあるという問題がある。
【0006】
また、使用者は、大変な苦労して問題を解決した場合はそれに見合った報酬として、苦労をねぎらう言葉や自分の努力を認めて褒めてほしいが、大変な苦労をして問題を解決した場合と、簡単にクリアできた場合の反応が同様であるため、使用者は違和感を感じてしまい、使用者の苦労に見合った報酬がないので、達成感が得られない恐れがあるという問題がある。
【0007】
更に、行動がどの使用者に対しても一定だったり、単にランダムに出現するだけで、その使用者の利用状況に即していないため、使用者は、他人と自分を区別して、自分に対して特別の扱いをしてもらいたいと思っていてもそれが満足されないので、使用者がロボットに対して愛着をもてず、問題に対して興味を持続させることができなくなる恐れがあるという問題がある。
【0008】
本発明の目的はこのような従来の欠点を除去するため、ロボットの行動に対し興味を持続させることができ、達成感が得られ、問題に対して興味を持続させることができるロボット装置、ロボット装置の制御方法及びプログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1のロボット装置は、使用者を認識し、この認識した前記使用者の本ロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の本ロボット装置の使用履歴に基づいて行動を選択し、この選択した前記行動を実行するロボット装置であって、前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する問題提示手段と、前記問題提示手段が出力した前記問題の回答を受けこの回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする履歴作成手段と、前記履歴作成手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める履歴解析手段と、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから、前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を選択しこの選択した行動に対応する動作データを実行する行動選択実行手段と、を備えて構成されている。
【0010】
また、本発明の第1のロボット装置は、前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む今回の前記履歴を取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする前記履歴作成手段と、前記履歴作成手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決める前記履歴解析手段と、前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の前記属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを実行する前記行動選択実行手段と、を備えて構成されている。
【0011】
本発明の第2のロボット装置は、使用者を認識し、この認識した前記使用者の本ロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の本ロボット装置の使用履歴に基づいて行動を選択し、この選択した前記行動を実行するロボット装置であって、前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する問題提示手段と、前記問題提示手段が出力した前記問題の回答を受ける回答入力手段と、前記回答入力手段が受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする履歴記録手段と、前記履歴記録手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める履歴解析手段と、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから、前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を選択する行動選択手段と、前記行動選択手段が選択した前記行動に対応する動作データを実行する行動実行手段と、を備えて構成されている。
【0012】
本発明の第3のロボット装置は、使用者を認識し、この認識した前記使用者の本ロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の本ロボット装置の使用履歴に基づいて行動を選択し、この選択した前記行動を実行する、ロボット本体とこのロボット本体と通信手段により接続したサーバとを有するロボット装置であって、前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力しこの問題の回答を受け、この受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を使用者IDとともに前記サーバに送り、今回実行すべき行動に対応する動作データを前記サーバより受けこの動作データを実行する前記ロボット本体と、前記ロボット本体より前記使用者の本ロボット装置に対する今回の前記履歴と前記使用者IDとを受けこの受けた前記履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者IDに対応する前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録しこの記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決めこの行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから、今回実行すべき行動として選択しこの選択した前記行動に対応する動作データを前記ロボット本体に送る前記サーバと、を備えて構成されている。
【0013】
また、本発明の第3のロボット装置の前記ロボット本体は、前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する問題提示手段と、前記問題提示手段が出力した前記問題の回答を受ける回答入力手段と、前記回答入力手段が受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を前記使用者IDとともに前記サーバに送る履歴送信手段と、前記サーバより今回実行すべき前記行動に対応する前記動作データを受けこの動作データを実行する行動受信実行手段と、を有し、前記サーバは、前記ロボット本体より前記使用者の本ロボット装置に対する今回の前記履歴と前記使用者IDとを受けこの受けた前記履歴を取得しこの履歴を直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者IDに対応する前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする履歴受信記録手段と、前記履歴受信記録手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決める履歴解析手段と、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた前記振る舞いDBから、前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を今回実行すべき行動として選択する行動選択手段と、前記行動選択手段が選択した前記行動に対応する前記動作データを前記ロボット本体に送る行動送信手段と、を有している。
【0014】
更に、本発明の第1から第3のロボット装置において、前記履歴解析手段は、予め定めた解析ルールに基づいて前記集計結果に対応する今回振る舞うべき前記行為を決め、前記解析ルールは、ルール内容の書き換えや追加を可能とし、前記振る舞いDBは、この振る舞いいDBの内容の書き換えや追加を可能としている。
【0015】
また、本発明の第1から第3のロボット装置は、今回振る舞うべき前記行為を、行為の内容と行為の内容を表現する度合いとしている。
【0016】
本発明の第1のロボット装置の制御方法は、使用者を認識し、この認識した前記使用者のロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の前記ロボット装置の使用履歴に基づいて前記ロボット装置の行動を選択し、この選択した前記行動を実行するようにしたロボット装置の制御方法であって、前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する第1のステップと、前記第1のステップで出力した前記問題の回答を受けこの回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の前記ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする第2のステップと、前記第2のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める第3のステップと、前記第3のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた前記行動を、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する動作データを実行する第4のステップと、を含んでいる。
【0017】
本発明の第1のロボット装置の制御方法は、の前記第2のステップは、前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む今回の前記履歴を取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とし、前記第3のステップは、前記第2のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決め、
前記第4のステップは、前記第3のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを実行するようにしている。
【0019】
本発明の第2のロボット装置の制御方法は、使用者を認識し、この認識した前記使用者のロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の前記ロボット装置の使用履歴に基づいて前記ロボット装置の行動を選択し、この選択した前記行動を実行するようにしたロボット装置の制御方法であって、前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する第1のステップと、前記第1のステップで出力した前記問題の回答を受ける第2のステップと、前記第2のステップで受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の前記ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする第3のステップと、前記第3のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める第4のステップと、前記第4のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた前記行動を、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから選択する第5のステップと、前記第5のステップで選択した前記行動に対応する動作データを実行する第6のステップと、を含んでいる。
【0020】
また、本発明の第1と第2のロボット装置の制御方法の今回振る舞うべき行為を決める前記ステップでは、予め定めた解析ルールに基づいて前記集計結果に対応する今回振る舞うべき前記行為を決め、前記解析ルールは、ルール内容の書き換えや追加を可能とし、前記振る舞いDBは、この振る舞いいDBの内容の書き換えや追加を可能としている。
【0021】
更に、本発明の第1と第2のロボット装置の制御方法の今回振る舞うべき行為を決める前記ステップでは、このステップで決める前記行為を、行為の内容と行為の内容を表現する度合いとしている。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図8は、本発明のロボット装置の外観の一例を示す図である。
【0024】
図8におけるロボット装置の外観は、頭部ユニット800、胴体ユニット801及び車輪ユニット802により構成する。
【0025】
頭部ユニット800は、頭スイッチ803、音声認識用マイク804、CCDカメラ805、首稼動メカ806を有する。
【0026】
胴体ユニット801は、頭撫で検出センサ807、音源方向検出用マイク808、スピーカ809、超音波センサ810を有する。
【0027】
車輪ユニット802は、車輪811を有する。
【0028】
図9は、本発明のロボット装置の制御系の一例を示すブロック図である。
【0029】
図9におけるロボット装置の制御系は、ロボット制御部900(CPU901、ROM902、RAM903)、動作制御部930、メカ制御部931、音声制御部932、車輪動作部933、首動作部934、音声出力部935、入力制御部910、センサ入力部911、音声認識部912、記録制御部920、HDD制御部921、外部メディア制御部922、通信制御部923より構成する。
【0030】
図9におけるロボット制御部900は入力制御部910から入力された情報や、記録制御部920から読み出した情報を元に、ロボット装置を動作させるために必要な計算を必要に応じて行い、求めた情報を動作制御部930に送り、ロボット装置に相当する動作をさせる。
【0031】
記録制御部920は、入力部制御部で解釈された入力情報や、動作制御部930に送られた出力情報をHDD制御部921もしくは外部メディア制御部922または、通信制御部923に送り前記入出力情報を記録したり、記録されている情報を読み出したりする。
【0032】
図8において、頭スイッチ803は使用者からロボット装置に対するインターラクションを入力する。たとえば、短い時間押された場合は、その情報はセンサ入力部911から入力制御部910に送られ、この入力制御部910で「頭をたたかれた」という行為に解釈される。
【0033】
音声認識用マイク804は、使用者が発話した音声を音声認識部912に送り、そこで、意味のあるコマンド、たとえば「はい」という認識語に解釈され、入力制御部910に送られる。
【0034】
前面の左右に計2個あるCCDカメラ805からの情報も入力制御部910に送られ、使用者の識別に利用される。
【0035】
首稼動メカ806は動作制御部930からメカ制御部931を介して、首動作部934からの命令によって、首を前後左右に動作する。
【0036】
頭撫で検出センサ807は前後左右に計4個あり、使用者による首の前後/左右動作を検出してセンサ入力部911に送り、その情報から入力制御部910が頭が撫でられたことを検出する。
【0037】
音源方向検出用マイク808は前後左右に計4個あり、入力したデータをセンサ入力部911から入力制御部910に送り、ロボット装置を音のした方向をむかせたりするための情報に使われる。
【0038】
前面の左右に計2個あるスピーカ809は動作制御部930に与えられたデータの音声出力部分を音声制御部932を介して、音声出力部935に送り、再生された音声を出力する。
【0039】
超音波センサ810は前面と後面との計4個あり、入力したデータをセンサ入力部911から入力制御部910に送り、使用者とロボットの距離を求めたりするのに用いられる。
【0040】
左右に計2個ある車輪811は動作制御部930において分離された車輪関係の動作をメカ制御部931を介して、車輪動作部933に送り、その指示に従い動作する。
【0041】
図1は、本発明のロボット装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0042】
図1に示す本実施の形態は、使用者を認識し、この認識した使用者の本ロボット装置の使用毎に記録した使用者の本ロボット装置の使用履歴に基づいて行動を選択し、この選択した行動を実行するロボット装置であって、問題提示手段1と、履歴作成手段(回答入力手段2、履歴記録手段3)と、履歴解析手段4と、行動選択実行手段(行動選択手段5、行動実行手段6)とにより構成する。
【0043】
問題提示手段1は、使用者から開始の意思表示を受けて予め用意したクイズ用や学習用等の問題を出力する。
【0044】
履歴作成手段は、回答入力手段2と履歴記録手段3とを有し、回答入力手段2により、問題提示手段1が出力した問題の回答を受け、履歴記録手段3により、回答入力手段2が受けた回答が正解か否かを判定し、この判定結果を含む使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を、直前までに記録した使用者の使用履歴に付け加えて記録し今回までの使用者の使用履歴とする。
【0045】
履歴解析手段4は、履歴記録手段3が記録した今回までの使用者の使用履歴より予め定めた内容を集計し予め定めた解析ルールに基づいてこの集計結果に対応する今回振る舞うべき行為(行為自体とこの行為のレベル)を決める。
【0046】
行動選択実行手段は、行動選択手段5と行動実行手段6とを有し、
行動選択手段5により、履歴解析手段4が決めた今回振る舞うべき行為と使用者の属性との組合せに対応する行動である音声出力と動作出力とを予め定めた振る舞いDB9を用いて選択し、行動実行手段6により、行動選択手段5が選択した行動を実行する。
【0047】
この解析ルールは、解析ルールDB8に書かれておりこの解析ルールDB8の内容の書き換えや追加を可能とし、この振る舞いDB9は、この振る舞いDB9の内容の書き換えや追加を可能としている。また、この解析ルールDB8や振る舞いDB9の内容は必ずしもロボット装置内のHDD上に記録されている必要はなく、メモリカードなどに代表される外部記録メディア上やネットワークにつながれたサーバ上に置き、記録/参照することも可能である。この場合、随時データを書き換えることで、さらに同一反応が出にくくなるため、さらに興味を持続することが可能となる。
【0048】
次に、本実施の形態のロボット装置の動作を図2,図3,図4及び図5を参照して詳細に説明する。
【0049】
図2は、図1に示す実施の形態の動作の一例を示し、本発明のロボット装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップを含むプログラムは、予め用意され格納された媒体より、図9のロボット制御部900により、記録制御部920と、HDD制御部921,外部メディア制御部922又は通信制御部923とを介して読み出され実行される。
【0050】
図3は、使用者のロボット装置の使用履歴を記録した履歴DBの一例を示す図である。記録される情報は、時間、その際の使用者、ロボットの状態、ゲームや学習の判定、および、使用者およびロボットが行った行為である。これらの情報は、任意に追加、削除を行うことが可能である。
【0051】
図4は、図3の履歴DB7から今回振る舞うべき行為を決めるための解析ルールDB8の一例を示す図であり、履歴DB7よりもとめられる正解数、不正解数、トータルの実行回数、トータルの実行時間に対応させて行為とこの行為のレベルとを示している。行為のレベルとは同じ行為を表現する場合でもどのくらい使用者に対してアピールするかの度合いである。
【0052】
図5は、図4の解析ルールDB8を用いて求めた行為とレベルとに対応付けられた行動を格納した振る舞いDBの一例を示す図である。選択行為とレベルおよび使用者属性に、その際実行する音声出力と動作出力が関連付けられている。音声出力はテキストで入力されているものは合成発話で出力され、ファイル名(例えば、mp3やWavファイル形式の)で格納されている場合は、それを直接再生する。動作出力はあらかじめ車輪811や首の動作量などを定義したファイルのファイル名が格納されている。これらはそれぞれ、動作制御部930に送ることで、実行可能な形式となっている。
【0053】
図1において、ロボット装置は、CCDカメラ805、センサ入力部911、入力制御部910を使用して認識した使用者(例えば「お父さん」)から「学習をしよう」、「クイズを出して」等の言葉を、音声認識用マイク804で受けて音声認識部912で解釈し、入力制御部910でこの言葉を開始の意思表示と受け止め、学習やゲームを開始する。
【0054】
ステップ21では、問題提示手段1により、予め用意したクイズ用,学習用等の問題を出力する(読み上げる)。すなわち、記録制御部920により、HDD制御部921,外部メディア制御部922及び通信制御部923のいずれかを介して、例えばクイズ用の問題のデータ(「日本の首都はどこですか?」)を予め用意され格納された媒体より読み出し、この読み出した「日本の首都はどこですか?」が動作制御部930により、音声制御部932,音声出力部935を介してスピーカ809から出力する。
【0055】
ステップ22では、回答入力手段2により、スピーカ809から出力した問題の回答を受ける。すなわち、使用者がステップ21で音声出力された問題に対して、回答するとその音声は音声認識用マイク804で集音され、音声認識部912に送られて、相当する認識語に変換される。例えば、使用者が「神奈川」と答えたとすると、音声認識部912で、それは「かながわ」という文字列として解釈され、入力制御部910に渡される。そして、ステップ23へ進む。
【0056】
一方、使用者からの回答が一定の時間(例えば、10秒程度)ない場合は、タイムアウトして使用者に対して入力を促す反応をするためにステップ6に進む。
【0057】
ステップ23では、履歴記録手段3により、「かながわ」と認識された文字列を図3の履歴DB7に記録する。すなわち、現在の時間を時間の欄に、CCDカメラ805で認識した現在のクイズの回答者、たとえば認識され登録されている人の識別名が「お父さん」ならそれを使用者の欄に、現在のロボットの状態の欄に「開始」を記録する。この「開始」に関連する記録は、ステップ21に入る前に入力制御部910で使用者の言葉を開始の意思表示と受け止め、学習やゲームを開始したときのみ記録する。また、現在の時間を時間の欄に、「お父さん」を使用者の欄に、現在のロボットの状態は認識を行っているところなので状態の欄に「認識」を、そして認識した単語が「かながわ」なのでそれを、使用者/ロボット行為の欄に記録し、ステップ24に進む。
【0058】
ステップ24では、履歴記録手段3により、「かながわ」と認識された文字列が正解か否かを判定する。すなわち、問題のデータ(「日本の首都はどこですか?」)と対応付けられて記録されている正解回答を記録制御部920により読み出し、この正解回答と認識した「かながわ」とを比較しこの「かながわ」が正解か不正解かを判定する。
【0059】
ステップ25では、履歴記録手段3により、この判定結果を使用者の使用履歴に付け加えて記録し今回までの使用者の使用履歴とする。すなわち、ステップ24で得られた判定結果を、ステップ23と同様に図3に示すように履歴DB7に記録する。今回は、「お父さん」を使用者の欄に、「回答」を現在のロボットの状態の欄に、「不正解」の判定を判定の欄に記録する。
【0060】
ステップ26では、履歴解析手段4により、使用者の使用履歴に基づいて今回振る舞うべき行為とこの行為のレベルとを決める。すなわち、まず、これまでに記録した履歴DB7の情報を図4に示す解析ルールDB8との比較に使えるように集計および計算を行う。例えば、判定の欄の結果を集計して解析ルールDB8の正解数や不正解数と比較するためのn回を求めたり、トータルの実行回数と比較するために状態の欄の「開始」の数をカウントしてn回を求めたり、トータルの実行時間と比較するために状態の欄の「開始」と「終了」の時間から、1回の実行時間を求め、この操作を全実行回数に対して行いt分を求めたりする(ここで、「終了」していないときの実行時間は現在の時間−「開始」時の時間とする。)。
【0061】
次に、集計して求めた値を解析ルールDB8の値と比較し、もっとも適合するものに対応する行為とこの行為のレベルを求める。例えば、正解数が10問以上で、不正回数が0、実行回数が5回以下で実行時間も5分以内の場合は、実行回数が少ない割りに短時間で、不正解がなく正解数が多いので、使用者に「すごい」という賞賛という行為を提示する。また、この場合のレベルとしてはかなり高いので、「すごい」のなかでも、特に「すごい」のでレベルはl=5とする(大きな値ほど、ロボットは賞賛の度合いが強い表現をする)。そして、ステップ27へと進む。
【0062】
一方、ステップ22でタイムアウトしてこのステップ26に進んできたときには、図3の履歴DB7に示すように、現在の時間を時間の欄に、「お父さん」を使用者の欄に、「タイムアウト」を状態の欄に記録しステップ27へと進む。図3の履歴DB7では「はげまし反応」の後にタイムアウトが発生したことを示している。
【0063】
ステップ27では、行動選択手段5により、ステップ26で決めた今回振る舞うべき行為とこの行為のレベルと、使用者の属性とに基づいて行動を選択する。すなわち、図5に示す振る舞いDB9を使用し、ステップ26で決めた行為とこの行為のレベルと、使用者の属性とに対応する音声出力と動作出力とのデータを選択する。例えば、行為が「すごい」でレベルがl=5だった場合、選択行為で「すごい」に適合するものを探し、適合したものの中からレベルのl=5と条件の合うものを絞り込み、さらに、現在の使用者の属性、この場合は「お父さん」の属性で、お父さんは大人、より、音声出力の「結構やるね!」というテキストデータと動作出力の「お祝いの舞5.dat」の動作記述ファイルが選ばれる。
【0064】
一方、ステップ22でタイムアウトしたために、ステップ26よりこのステップ27に進んできたときには、入力を促す反応として予め定めた例えば「回答はどうしたのかな?」、「速く回答してね?」等のテキストデータを音声出力として、また、予め定めた動作記述ファイルを動作出力として選択する。
【0065】
ステップ28では、行動実行手段6により、ステップ27で選択した行動を実行する。すなわち、それぞれ選択した音声出力と動作出力とを動作制御部930に送り、音声出力は音声制御部932を介して音声出力部935に送られスピーカ809から「結構やるね!」又は「回答はどうしたのかな?」等として、出力される。また、動作出力の「お祝いの舞5.dat」又は予め定めた動作記述ファイルはメカ制御部931で車輪811と首稼動メカ806のための制御用データにそれぞれ翻訳され、車輪動作部933と首動作部934に送られ記述された動作を再現する。
【0066】
ステップ29では、使用者の終了の意志表示(「終わりにしよう」等の言葉)が音声認識用マイク804,音声認識部912及び入力制御部910を介して入力されたか否かを調べ、終了の意志表示が入力された場合には終了し、終了の意志表示が入力されていない場合にはステップ21へ戻り、次の問題に進む。
【0067】
このような構成とすることで、現在の使用者の状態だけでなく、過去の使用履歴の情報も使って現在の状況に一番適した音声出力や動作を行うことが可能となる。つまり、これまでの使用者のロボット装置に対する接し方を反映して、ロボット装置の受け答えを変化させることが可能となり、同じ状況であっても、これまでの利用の仕方により、ロボット装置の振る舞いは変わってくる。また、その変化も、使用者の努力や苦労を反映した形として表現可能である。このため、使用者は利用のたびに、同一の反応しか出現しないといった飽きを生じやすい状況に陥りにくく、ゲームや学習に対する興味を持続することが可能となる。
【0068】
図6は、本発明のロボット装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0069】
図6に示す本実施の形態は、使用者を認識し、この認識した使用者の本ロボット装置の使用毎に記録した使用者の本ロボット装置の使用履歴に基づいて行動を選択し、この選択した行動を実行するロボット装置であって、ロボット本体61と、このロボット本体61と通信手段により接続したサーバ62とにより構成する。
【0070】
ロボット本体61は、使用者から開始の意思表示を受けて予め用意したクイズ用や学習用等の問題を出力しこの問題の回答を使用者より受け、この回答が正解か否かを判定し、この判定結果を含む使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を使用者IDとともにサーバ62に送り、今回実行すべき行動をサーバ62より受けこの行動を実行する。
【0071】
サーバ62は、ロボット本体61より使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴と使用者IDとを受けこの受けた履歴を、使用者IDに対応する直前までに記録した使用者の使用履歴に付け加えて記録しこの記録した使用者の使用履歴に基づいて今回振る舞うべき行為を決めこの行為と使用者の属性とに基づいて今回実行すべき行動を選択しこの選択した行動をロボット本体61に送る。
【0072】
ロボット本体61は、問題提示手段611と、回答入力手段612と、履歴送信手段613と、行動受信実行手段614(行動受信手段と行動実行手段とを有する)と、を有し、
問題提示手段611は、使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する(読み上げる)。
【0073】
回答入力手段612は、問題提示手段611が出力した問題の回答を使用者より受ける。
【0074】
履歴送信手段613は、回答入力手段612が受けた回答が正解か否かを判定し、この判定結果を含む使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を使用者IDとともにサーバ62に送る。
【0075】
行動受信実行手段614は、行動受信手段によりサーバ62より通信手段を介して今回実行すべき行動を受け、行動実行手段によりこの行動を実行する。
【0076】
サーバ62は、履歴受信記録手段621(履歴受信手段と履歴記録手段とを有する)と、履歴解析手段622と、行動選択手段623と、行動送信手段624と、を有し、
履歴受信記録手段621は、履歴受信手段により、ロボット本体61より使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴と使用者IDとを受け、履歴記録手段により、この受けた履歴を、使用者IDに対応する直前までに記録した使用者の使用履歴に付け加えて記録し今回までの使用者の使用履歴とする。
【0077】
履歴解析手段622は、履歴受信記録手段621が記録した今回までの使用者の使用履歴より予め定めた内容を集計し予め定めた解析ルールに基づいてこの集計結果に対応する今回振る舞うべき行為(行為自体とこの行為のレベル)を決める。
【0078】
行動選択手段623は、履歴解析手段622が決めた今回振る舞うべき行為と使用者の属性との組合せに対応する行動である音声出力と動作出力とを予め定めた振る舞いDB9を用いて選択する。
【0079】
行動送信手段624は、行動選択手段623が選択した行動をロボット本体61に送る。
【0080】
この解析ルールは、解析ルールDB8に書かれておりこの解析ルールDB8の内容の書き換えや追加を可能とし、この振る舞いDB9は、この振る舞いDB9の内容の書き換えや追加を可能としている。
【0081】
次に、本実施の形態のロボット装置の動作を図3,図4,図5及び図7を参照して詳細に説明する。
【0082】
図7は、図6に示す実施の形態の動作の一例を示し、本発明のロボット装置の制御方法の他の例を示すフローチャートである。
【0083】
図6において、ロボット装置のロボット本体61は、CCDカメラ805、センサ入力部911、入力制御部910を使用して認識した使用者(例えば「お父さん」)から「学習をしよう」、「クイズを出して」等の言葉を、音声認識用マイク804で受けて音声認識部912で解釈し、入力制御部910でこの言葉を開始の意思表示と受け止め、学習やゲームを開始する。
【0084】
ステップ71では、問題提示手段611により、予め用意したクイズ用,学習用等の問題を出力する(読み上げる)。すなわち、記録制御部920により、通信制御部923を介してサーバ62より、例えばクイズ用の問題のデータ(「日本の首都はどこですか?」)を読み出し、この読み出した「日本の首都はどこですか?」を動作制御部930により、音声制御部932,音声出力部935を介してスピーカ809から出力する。
【0085】
ステップ72では、回答入力手段612により、スピーカ809から出力した問題の回答を受ける。すなわち、使用者が、ステップ71で音声出力された問題に対して回答するとその音声は音声認識用マイク804で集音され、音声認識部912に送られて、相当する認識語に変換される。例えば、使用者が「神奈川」と答えたとすると、音声認識部912で、それは「かながわ」という文字列として解釈され、入力制御部910に渡され、ステップ73へ進む。
【0086】
一方、使用者からの回答が一定の時間(例えば、10秒程度)ない場合は、タイムアウトして使用者に対して入力を促す反応をするためにタイムアウトしたことを示す「タイムアウト情報」を生成し、ステップ73へ進む。
【0087】
ステップ73では、履歴送信手段613により、「かながわ」と認識された文字列又は「タイムアウト情報」を、使用者に対応する使用者IDと共にサーバ62に送る。
【0088】
ステップ74では、サーバ62の履歴受信手段により、履歴送信手段613より、使用者IDと、「かながわ」と認識された文字列又は「タイムアウト情報」を受け、「タイムアウト情報」を受けたときにはステップ78へ進む。「かながわ」の文字列を受けたときにはステップ75へ進む。
【0089】
ステップ75では、サーバ62の履歴記録手段により、この「かながわ」の文字列を図3の履歴DB7に記録する。すなわち、現在の時間を時間の欄に、CCDカメラ805で認識した現在のクイズの回答者、すなわち、使用者IDに対応して登録されている人の識別名が「お父さん」ならそれを使用者の欄に、現在のロボットの状態の欄に「開始」を記録する。この「開始」に関連する記録は、ステップ71に入る前に入力制御部910で使用者の言葉を開始の意思表示と受け止め、学習やゲームを開始したときのみ記録する。また、現在の時間を時間の欄に、「お父さん」を使用者の欄に、現在のロボットの状態は認識を行っているところなので状態の欄に「認識」を、そして認識した単語が「かながわ」なのでそれを、使用者/ロボット行為の欄に記録し、ステップ76に進む。
【0090】
ステップ76では、履歴記録手段により、「かながわ」と認識された文字列が正解か否かを判定する。すなわち、問題のデータ(「日本の首都はどこですか?」)と対応付けられて記録されている正解回答を予め問題と正解回答とを対応付けて記録した問題DBより読み出し、この正解回答と認識した「かながわ」とを比較しこの「かながわ」が正解か不正解かを判定する。
【0091】
ステップ77では、履歴記録手段により、この判定結果を使用者IDに対応する使用者の使用履歴に付け加えて記録し今回までのこの使用者の使用履歴とする。すなわち、ステップ76で得られた判定結果を、ステップ75と同様に図3に示すように履歴DB7に記録する。今回は、「お父さん」を使用者の欄に、「回答」を現在のロボットの状態の欄に、「不正解」を判定の欄に記録する。
【0092】
ステップ78では、履歴解析手段622により、使用者の使用履歴に基づいて今回振る舞うべき行為とこの行為のレベルとを決める。すなわち、まず、これまでに記録した履歴DB7の情報を図4に示す解析ルールDB8との比較に使えるように集計および計算を行う。例えば、判定の欄の結果を集計して解析ルールDB8の正解数や不正解数と比較するためのn回を求めたり、トータルの実行回数と比較するために状態の欄の「開始」の数をカウントしてn回を求めたり、トータルの実行時間と比較するために状態の欄の「開始」と「終了」の時間から、1回の実行時間を求め、この操作を全実行回数に対して行いt分を求めたりする(ここで、「終了」していないときの実行時間は現在の時間−「開始」時の時間とする。)。
【0093】
次に、集計して求めた値を解析ルールDB8の値と比較し、もっとも適合するものに対応する行為とこの行為のレベルとを求める。例えば、正解数が10問以上で、不正回数が0、実行回数が5回以下で実行時間も5分以内の場合は、実行回数が少ない割りに短時間で、不正解がなく正解数が多いので、使用者に「すごい」という賞賛という行為を提示する。また、この場合のレベルとしてはかなり高いので、「すごい」のなかでも、特に「すごい」のでレベルはl=5とする(大きな値ほど、ロボットは賞賛の度合いが強い表現をする)。そして、ステップ7へと進む。
【0094】
一方、ステップ74でロボット本体61より「タイムアウト情報」を受けてこのステップ78へ進んできたときには、図3の履歴DB7に示すように、使用者IDに対応するの使用者の使用者履歴に各情報を記録する。ここでは、現在の時間を時間の欄に、「お父さん」を使用者の欄に、「タイムアウト」を状態の欄に記録しステップ8へと進む。図3の履歴DB7では「はげまし反応」の後にタイムアウトが発生したことを示している。
【0095】
ステップ79では、行動選択手段623により、ステップ78で決めた今回振る舞うべき行為とこの行為のレベルと、使用者の属性とに基づいて行動を選択する。すなわち、図5に示す振る舞いDB9を使用し、ステップ6で決めた行為とこの行為のレベルと、使用者の属性とに対応する音声出力と動作出力とのデータを選択する。例えば、行為が「すごい」でレベルがl=5だった場合、選択行為で「すごい」に適合するものを探し、適合したものの中からレベルのl=5と条件の合うものを絞り込み、さらに、現在の使用者の属性、この場合は「お父さん」の属性で、お父さんは大人、より、音声出力の「結構やるね!」というテキストデータと動作出力の「お祝いの舞5.dat」の動作記述ファイルが選ばれる。
【0096】
一方、ステップ74でロボット本体61より「タイムアウト情報」を受けてステップ78よりこのステップ79へ進んできたときには、入力を促す反応として予め定めた例えば「回答はどうしたのかな?」、「速く回答してね?」等のテキストデータを音声出力として、また、予め定めた動作記述ファイルを動作出力として選択する。
【0097】
ステップ80では、行動送信手段624により、ステップ79で選択した行動(音声出力と動作出力と)をロボット本体61に送る。
【0098】
ステップ81では、ロボット本体61の行動受信手段により、サーバ62より送られた行動(音声出力と動作出力と)を受け、行動実行手段により、この音声出力は音声制御部932を介して音声出力部935に送られスピーカ809から「結構やるね!」又は「回答はどうしたのかな?」等として、出力される。また、動作出力の「お祝いの舞5.dat」又は予め定めた動作記述ファイルはメカ制御部931で車輪811と首稼動メカ806のための制御用データにそれぞれ翻訳され、車輪動作部933と首動作部934に送られ記述された動作を再現する。
【0099】
ステップ82では、使用者の終了の意志表示(「終わりにしよう」等の言葉)が音声認識用マイク804,音声認識部912及び入力制御部910を介して入力されたか否かを調べ、終了の意志表示が入力された場合には終了し、終了の意志表示が入力されていない場合にはステップ71へ戻り、次の問題に進む。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、問題提示手段により、使用者から開始の意思表示を受けて問題を出力し、履歴作成手段により、この問題の回答を受けこの回答が正解か否かを判定し、この判定結果を含む使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を、直前までに記録した使用者の使用履歴に付け加えて記録し、履歴解析手段により、履歴作成手段が記録した使用者の使用履歴に基づいて今回振る舞うべき行為を決め、行動選択実行手段により、履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき行為と使用者の属性とに基づいて行動を選択しこの選択した行動を実行するため、
ロボット装置の行動を使用者の今までの使用履歴に基づいて選択するので、いつも同様な反応や状況に合わない行動を行うことがなく、ロボットの行動に対し興味を持続させることができる。
【0101】
また、使用者の苦労に見合った報酬(行動)がなされるので、達成感が得られる。
【0102】
更に、使用者の利用状況に即した行動をするので、ロボット装置に対して愛着がもて、問題に対して興味を持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボット装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施の形態の動作の一例を示し、本発明のロボット装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。
【図3】使用者のロボット装置の使用履歴を記録した履歴DBの一例を示す図である。
【図4】図3の履歴DBから今回振る舞うべき行為を決めるための解析ルールDBの一例を示す図である。
【図5】図4の解析ルールDBを用いて求めた行為とレベルとに対応付けられた行動を格納した振る舞いDBの一例を示す図である。
【図6】本発明のロボット装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図7】図6に示す実施の形態の動作の一例を示し、本発明のロボット装置の制御方法の他の例を示すフローチャートである。
【図8】本発明のロボット装置の外観の一例を示す図である。
【図9】本発明のロボット装置の制御系の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 問題提示手段
2 回答入力手段
3 履歴記録手段
4 履歴解析手段
5 行動選択手段
6 行動実行手段
7 履歴DB
8 解析ルールDB
9 振る舞いDB
61 ロボット本体
611 問題提示手段
612 回答入力手段
613 履歴送信手段
614 行動受信実行手段
62 サーバ
621 履歴受信記録手段
622 履歴解析手段
623 行動選択手段
624 行動送信手段
800 頭部ユニット
801 胴体ユニット
802 車輪ユニット
803 頭スイッチ
804 音声認識用マイク
805 CCDカメラ
806 首稼動メカ
807 頭撫で検出センサ
808 音源方向検出用マイク
809 スピーカ
810 超音波センサ
811 車輪
900 ロボット制御部
901 CPU
902 ROM
903 RAM
910 入力制御部
911 センサ入力部
912 音声認識部
920 記録制御部
921 HDD制御部
922 外部メディア制御部
923 通信制御部
930 動作制御部
931 メカ制御部
932 音声制御部
933 車輪動作部
934 首動作部
935 音声出力部

Claims (20)

  1. 使用者を認識し、この認識した前記使用者の本ロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の本ロボット装置の使用履歴に基づいて行動を選択し、この選択した前記行動を実行するロボット装置であって、
    前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する問題提示手段と、
    前記問題提示手段が出力した前記問題の回答を受けこの回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする履歴作成手段と、
    前記履歴作成手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める履歴解析手段と、
    振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから、前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を選択しこの選択した行動に対応する動作データを実行する行動選択実行手段と、
    を備えたことを特徴とするロボット装置。
  2. 前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む今回の前記履歴を取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする前記履歴作成手段と、
    前記履歴作成手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決める前記履歴解析手段と、
    前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の前記属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを実行する前記行動選択実行手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
  3. 使用者を認識し、この認識した前記使用者の本ロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の本ロボット装置の使用履歴に基づいて行動を選択し、この選択した前記行動を実行するロボット装置であって、
    前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する問題提示手段と、
    前記問題提示手段が出力した前記問題の回答を受ける回答入力手段と、
    前記回答入力手段が受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする履歴記録手段と、
    前記履歴記録手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める履歴解析手段と、
    振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから、前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を選択する行動選択手段と、
    前記行動選択手段が選択した前記行動に対応する動作データを実行する行動実行手段と、
    を備えたことを特徴とするロボット装置。
  4. 使用者を認識し、この認識した前記使用者の本ロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の本ロボット装置の使用履歴に基づいて行動を選択し、この選択した前記行動を実行する、ロボット本体とこのロボット本体と通信手段により接続したサーバとを有するロボット装置であって、
    前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力しこの問題の回答を受け、この受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を使用者IDとともに前記サーバに送り、今回実行すべき行動に対応する動作データを前記サーバより受けこの動作データを実行する前記ロボット本体と、
    前記ロボット本体より前記使用者の本ロボット装置に対する今回の前記履歴と前記使用者IDとを受けこの受けた前記履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者IDに対応する前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録しこの記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決めこの行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから、今回実行すべき行動として選択しこの選択した前記行動に対応する動作データを前記ロボット本体に送る前記サーバと、
    を備えたことを特徴とするロボット装置。
  5. 前記ロボット本体は、
    前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する問題提示手段と、
    前記問題提示手段が出力した前記問題の回答を受ける回答入力手段と、
    前記回答入力手段が受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を前記使用者IDとともに前記サーバに送る履歴送信手段と、
    前記サーバより今回実行すべき前記行動に対応する前記動作データを受けこの動作データを実行する行動受信実行手段と、を有し、
    前記サーバは、
    前記ロボット本体より前記使用者の本ロボット装置に対する今回の前記履歴と前記使用者IDとを受けこの受けた前記履歴を取得しこの履歴を直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者IDに対応する前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする履歴受信記録手段と、
    前記履歴受信記録手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決める履歴解析手段と、
    振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた前記振る舞いDBから、前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を今回実行すべき行動として選択する行動選択手段と、
    前記行動選択手段が選択した前記行動に対応する前記動作データを前記ロボット本体に送る行動送信手段と、を有することを特徴とする請求項記載のロボット装置。
  6. 前記回答入力手段が受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の前記履歴を取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする前記履歴記録手段と、
    前記履歴記録手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決める前記履歴解析手段と、
    前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の前記属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを決める前記行動選択手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3記載のロボット装置。
  7. 前記回答入力手段が受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む前記使用者の本ロボット装置に対する今回の履歴を前記使用者IDとともに前記サーバに送る前記履歴送信手段と、
    前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む今回の前記履歴を前記履歴送信手段より取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする前記履歴受信記録手段と、
    前記履歴受信記録手段が記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決める前記履歴解析手段と、
    前記履歴解析手段が決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の前記属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを決める前記行動選択手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項5記載のロボット装置。
  8. 前記履歴解析手段は、予め定めた解析ルールに基づいて前記集計結果に対応する今回振る舞うべき前記行為を決め、
    前記解析ルールは、ルール内容の書き換えや追加を可能とし、前記振る舞いDBは、この振る舞いいDBの内容の書き換えや追加を可能としたことを特徴とする請求項1、2、3、5、6又は7記載のロボット装置。
  9. 今回振る舞うべき前記行為を、行為の内容と行為の内容を表現する度合いとしたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のロボット装置。
  10. 使用者を認識し、この認識した前記使用者のロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の前記ロボット装置の使用履歴に基づいて前記ロボット装置の行動を選択し、この選択した前記行動を実行するようにしたロボット装置の制御方法であって、
    前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する第1のステップと、
    前記第1のステップで出力した前記問題の回答を受けこの回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の前記ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする第2のステップと、
    前記第2のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める第3のステップと、
    前記第3のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた前記行動を、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する動作データを実行する第4のステップと、
    を含むことを特徴とするロボット装置の制御方法。
  11. 前記第2のステップは、前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む今回の前記履歴を取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とし、
    前記第3のステップは、前記第2のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決め、
    前記第4のステップは、前記第3のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを実行することを特徴とする請求項10記載のロボット装置の制御方法。
  12. 使用者を認識し、この認識した前記使用者のロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の前記ロボット装置の使用履歴に基づいて前記ロボット装置の行動を選択し、この選択した前記行動を実行するようにしたロボット装置の制御方法であって、
    前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する第1のステップと、
    前記第1のステップで出力した前記問題の回答を受ける第2のステップと、
    前記第2のステップで受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の前記ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする第3のステップと、
    前記第3のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める第4のステップと、
    前記第4のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた前記行動を、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから選択する第5のステップと、
    前記第5のステップで選択した前記行動に対応する動作データを実行する第6のステップと、
    を含むことを特徴とするロボット装置の制御方法。
  13. 前記第3のステップは、前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む今回の前記履歴を取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とし、
    前記第4のステップは、前記第3のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決め、
    前記第5のステップは、前記第4のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを実行することを特徴とする請求項12記載のロボット装置の制御方法。
  14. 今回振る舞うべき行為を決める前記ステップでは、予め定めた解析ルールに基づいて前記集計結果に対応する今回振る舞うべき前記行為を決め、
    前記解析ルールは、ルール内容の書き換えや追加を可能とし、前記振る舞いDBは、この振る舞いいDBの内容の書き換えや追加を可能としたことを特徴とする請求項10、11、12又は13記載のロボット装置の制御方法。
  15. 今回振る舞うべき行為を決める前記ステップでは、このステップで決める前記行為を、行為の内容と行為の内容を表現する度合いとしたことを特徴とする請求項10、11、12、13又は14記載のロボット装置の制御方法。
  16. 使用者を認識し、この認識した前記使用者のロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の前記ロボット装置の使用履歴に基づいて前記ロボット装置の行動を選択し、この選択した前記行動を実行する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する第1のステップと、
    前記第1のステップで出力した前記問題の回答を受けこの回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の前記ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする第2のステップと、
    前記第2のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める第3のステップと、
    前記第3のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた前記行動を、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する動作データを実行する第4のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 前記第2のステップは、前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む今回の前記履歴を取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とし、
    前記第3のステップは、前記第2のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決め、
    前記第4のステップは、前記第3のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを実行することを特徴とする請求項16記載のプログラム。
  18. 使用者を認識し、この認識した前記使用者のロボット装置の使用毎に記録した前記使用者の前記ロボット装置の使用履歴に基づいて前記ロボット装置の行動を選択し、この選択した前記行動を実行する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記使用者から開始の意思表示を受けて予め用意した問題を出力する第1のステップと、
    前記第1のステップで出力した前記問題の回答を受ける第2のステップと、
    前記第2のステップで受けた前記回答が正解か否かを判定し、前記回答の判定結果を含む前記使用者の前記ロボット装置に対する今回の履歴を取得しこの履歴を、直前までに取得したそれぞれの前記履歴を取得した毎に記録した前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とする第3のステップと、
    前記第3のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記判定結果を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき行為を決める第4のステップと、
    前記第4のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた前記行動を、振る舞うべき行為と使用者の属性とに対応させて行動を関連付けた振る舞いDBから選択する第5のステップと、
    前記第5のステップで選択した前記行動に対応する動作データを実行する第6のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  19. 前記第3のステップは、前記回答の正解数、不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を含む今回の前記履歴を取得しこの履歴を、前記使用者の前記使用履歴に付け加えて記録し今回までの前記使用者の前記使用履歴とし、
    前記第4のステップは、前記第3のステップで記録した前記使用者の前記使用履歴に含まれる前記回答の正解数、前記不正解数、前記回答の回数、前記回答に要した時間を集計しこの集計結果に基づいて今回振る舞うべき前記行為を決め、
    前記第5のステップは、前記第4のステップで決めた今回振る舞うべき前記行為と前記使用者の属性とに関連付けられた行動を前記振る舞いDBから選択しこの選択した行動に対応する音声出力と動作出力とを示す動作データを実行することを特徴とする請求項18記載のプログラム。
  20. 今回振る舞うべき行為を決める前記ステップでは、このステップで決める前記行為を、行為の内容と行為の内容を表現する度合いとしたことを特徴とする請求項16、17、18又は19記載のプログラム。
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