JP4007007B2 - 画像管理方法および画像管理装置ならびに画像管理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像管理装置に関し、特に、出力用画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部から閲覧可能な画像管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機などにおいて、ハードディスクドライブを備えていて、スキャナで読み取った画像データを蓄積できるように構成されたものが登場している。この場合、複数のユーザが使用することを考慮して、ユーザ名に応じたディレクトリによって画像データを管理するようになっているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような画像データを蓄積することが可能な複写機においては、どのような内容の画像データが蓄積されているかを外部機器(ネットワークに接続されたユーザのコンピュータ)から把握するために、複写機に内蔵したウェブサーバなどを用いることが可能である。
【0004】
しかし、どのようが画像データが蓄積されているかについて表示用サムネイル画像を閲覧することはできるものの、この表示用サムネイル画像を効率的に生成することには配慮されていなかった。
【0005】
すなわち、サムネイル画像作成のためにハードウェアを占有するので、同時にコピーなどの作業を行えないため、装置をアイドル状態にしなければならず、コピー生産性を低下させる原因となっていた。
【0006】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、複数の画像データを蓄積すると共に、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、画像データの蓄積に伴って効率的に表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能な画像管理装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記の課題を解決する手段としての本願発明は以下に述べるようなものである。
【0029】
(1)請求項1記載の発明は、出力用画像データと表示用サムネイル画像とを格納する格納手段と、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業と並行して、該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して前記格納手段に格納し、前記表示用サムネイル画像の生成に失敗した場合には、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データを前記格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して前記格納手段に格納する制御手段と、前記出力用の画像データの表示用サムネイル画像を生成すべき指定を受け付ける操作入力手段と、を備え、前記制御手段は、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データのジョブの先頭頁を格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、ことを特徴とする画像管理装置である。
【0030】
この発明では、出力用画像データを格納すると共に、出力用画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部から閲覧させる際に、出力用画像データを格納手段に格納する作業と並行して、該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納し、前記表示用サムネイル画像の生成に失敗した場合には、出力用画像データを格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データを格納手段から内部のメモリエリアなどに読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、ようにしている。
【0031】
このように、まず並行した処理を実行し、その並行した処理に失敗した場合には時系列的な処理を実行することにより、CPUやメモリなどの資源に余裕がある場合には並行した処理が実行され、また、CPUやメモリなどの資源に余裕がない場合には時系列的な処理が実行されることになり、処理時間や資源を有効に活用でき、複数の画像データを蓄積すると共に、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、画像データの蓄積に伴って効率的に表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0033】
また、表示用サムネイル画像を生成すべき指定を受け付け、出力用画像データを格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データのジョブの先頭頁を格納手段から内部のメモリエリアなどに読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、ようにしている。
【0034】
このような処理により、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、任意の表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0035】
(2)請求項2記載の発明は、出力用画像データと表示用サムネイル画像とを格納する格納手段と、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業と並行して、該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して前記格納手段に格納し、前記表示用サムネイル画像の生成に失敗した場合には、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データを前記格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して前記格納手段に格納する制御手段と、前記出力用の画像データが複数頁から構成される場合に表示用サムネイル画像を生成すべき頁の指定を受け付ける操作入力手段を備え、前記制御手段は、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データの指定された頁を格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、ことを特徴とする画像管理装置である。
【0036】
この発明では、表示用サムネイル画像を生成すべき頁の指定を受け付け、出力用画像データを格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データの指定された頁を格納手段から内部のメモリエリアなどに読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、ようにしている。
【0037】
このような処理により、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、任意の表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0053】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態例では、画像管理装置として画像形成装置を具体例にして説明する。同様に、画像管理方法としては画像形成装置の動作により説明する。さらに、画像管理プログラムとしては、画像形成装置内部で用いられるプログラムにより説明する。
【0054】
〈第1の実施の形態例〉
図1は本発明の第1の実施の形態例の構成を示すブロック図である。この図において、1は少なくとも後述する登録ユーザ20や画像形成装置100などが接続されてデータ通信を行えるネットワークである。なお、このネットワーク1は、LAN、WAN、イントラネット、インターネットなどの各種のネットワークを含むものとする。
【0055】
20はネットワーク1を介した画像形成装置100の管理者あるいは使用者として登録されている登録ユーザである。なお、ここで、「登録ユーザ」と言った場合には、実際には、「登録ユーザが使用するコンピュータ」を意味している。なお、この登録ユーザとして複数存在することがあり、その具体例として、登録ユーザ21、登録ユーザ22、登録ユーザ23を示している。なお、この登録ユーザ20は、画像形成装置100の外部に存在しているので、外部機器として機能している。
【0056】
100はネットワーク1を介してコンピュータから得た画像データあるいは内蔵するスキャナで読み取った画像データについて格納(記憶)する機能と、画像形成による出力(プリント出力)を行う機能と、前記画像データについての表示用サムネイル画像を生成し、該表示用サムネイル画像を外部機器から閲覧可能にする機能と、を有する画像形成装置である。これらの機能は制御手段としてのCPU101が有する。
【0057】
また、画像形成装置100において、101は各部を制御する制御手段としてのCPU、102はネットワーク1あるいはケーブルを介した通信を行う通信手段としてのインタフェース(I/F)、103は装置の各種操作の入力がなされると共に各種表示を行う操作表示部、104は原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャナ、105は画像形成装置100の各種データや設定値を蓄積しておくためのテーブルとしての不揮発性メモリ、106は画像データを含む各種データが格納されるハードディスクドライブ、107は画像形成する際の画像データの展開やプログラムの実行を行うための半導体メモリなどで構成されたメモリ、108は画像を記録紙上に形成して出力するプリントエンジン、109は画像形成装置100の状態や蓄積している画像データをウェブページとして閲覧させるための閲覧サービスを提供するウェブサーバである。
【0058】
また、このウェブサーバ109によって、画像形成装置が蓄積する画像データの閲覧、プリント出力、削除といった画像データの管理をネットワーク1上のコンピュータから行うことができる。
【0059】
なお、出力用画像データと表示用サムネイル画像とをハードディスクドライブ106に格納する機能と、前記出力用画像データを格納する作業と並行して、該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納する機能と、をCPU101が有している。
【0060】
また、出力用画像データと表示用サムネイル画像とをハードディスクドライブ106に格納する機能と、前記出力用画像データをハードディスクドライブ106に格納する作業が完了した後に、出力用画像データをハードディスクドライブ106から読み出して表示用サムネイル画像を生成してハードディスクドライブ106に格納する機能と、をCPU101が有している。
【0061】
また、この実施の形態例では、ハードディスクドライブ106には、ウェブサーバ109やその他装置各部での動作に必要な各種の初期データなどや、スキャナ104から読み取られた画像データが格納されているものとする。
【0062】
また、このネットワーク1に接続された画像形成装置100は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの各種の装置が該当する。また、プリントエンジン108は、レーザビームを用いる電子写真方式のもののほか、LEDプリントヘッドを用いるものや、インクジェット方式のものでもよい。
【0063】
以上のような画像形成装置において、本実施の形態例の特徴部分の動作について、画像データの管理手法の部分について図5の説明図を参照して動作説明を行う。
【0064】
この実施の形態例の画像形成装置100では、ユーザ名およびジョブ名を用いた階層構造のディレクトリ(フォルダ)によって画像データを管理するようにしている。
【0065】
図5(a)のディレクトリの構造説明図は、出力画像(すなわち、プリント出力すべき画像データ)を管理するディレクトリを示している。ここで、スキャナ104で読み取ってハードディスクドライブ106に格納している画像データに関して、ユーザ名としては、たとえば、“tanaka”,“ijima”,“samejima”などが使用されている。そして、ユーザ名“tanaka”に関しては、ジョブ名として“JobA”,“JobB”,“JobC”の異なったジョブが存在しており、tanakaの下位のサブディレクトリ名として使用されている。
【0066】
また、ユーザ“tanaka”の“JobA”というサブディレクトリの中に、ヘッダ情報“Head”、第1頁目の画像データとしてPage1、第2頁目の画像データとしてPage2、などが格納されている。なお、“Head”とは各ジョブのヘッダー情報であり、各ジョブに含まれる画像データの総頁数情報、日付情報などが格納されている。このようにして、各ユーザの、各ジョブ毎に画像データが管理・格納されている。
【0067】
図5(b)のディレクトリの構造説明図は、表示画像(すなわち、表示用サムネイル画像として表示すべき画像データ)を管理するディレクトリを示している。ここで、表示画像とは、スキャナ104で読み取られて格納される出力用の画像データの内容を外部機器などから容易に判断するために設けられた表示用サムネイル画像であり、出力用の画像データがハードディスクドライブ106に格納される際に並行して作成されて蓄積されるものである。なお、表示用サムネイル画像は、既知の手法により間引きなどをして、出力用の画像データの格納と並行してあるいは後に作成すればよい。
【0068】
ここでは、上述した出力用の画像データにあわせてディレクトリ名としてユーザ名を用いることにしており、ユーザ名としては、たとえば、“tanaka”,“ijima”,“samejima”などが使用されている。
【0069】
また、ここでは、ユーザ名“tanaka”に関して、“JobA”,“JobB”,“JobC”の異なったジョブが存在したため、各ジョブのディレクトリ名によって、表示用サムネイル画像の名称を決定する。たとえば、JobAに対応する表示用サムネイル画像の名称は、JobA.jpgとする。また、JobAについての画像データの先頭頁の画像データに基づいて表示用サムネイル画像を生成する。すなわち、各ジョブの画像データの先頭頁の表示用サムネイル画像を、該ジョブ名に関連するファイル名で生成する。図5(b)の場合には、ユーザ“tanaka”について、JobA.jpg,JobB.jpg,JobC.jpgという表示用サムネイル画像が生成されて、ハードディスクドライブ106に格納される。
【0070】
なお、出力用の画像データと表示用の表示用サムネイル画像とについて、ここでは別ディレクトリに格納しているが、同じディレクトリに格納することも可能であるし、また、別のディスクドライブに格納することも可能である。
【0071】
以上のような画像形成装置において、本実施の形態例の特徴部分の動作について図2以降のフローチャートを参照して動作説明を行う。
なお、この図2のフローチャートは、画像形成装置100のスキャン実行時の画像データ格納に関する画像管理の際に、不揮発性メモリ105に格納されているプログラムに基づいて、制御手段としてのCPU101が動作する状態を示している。
【0072】
なお、以下の実施の形態例の動作説明では、CPU101と、不揮発性メモリ105に格納されているプログラムによる制御や動作を、単にCPU101の制御という言い方で説明する。
【0073】
また、以下の制御プログラムにおいて、ウェブサーバ109から外部プログラムを利用するための標準インターフェースとして、CGI(Common Gateway Interface)を用いることで、表示用サムネイル画像の再作成を実行したり、ユーザのコンピュータからの指示に応じてプリントエンジン108から画像形成を実行したり、プリントエンジン108での画像形成結果をユーザのコンピュータに表示することが可能になる。
【0074】
〈第1の動作例〉
画像形成装置100の電源が投入されると、不揮発性メモリ105に格納されている制御プログラムはIPLなどによってメモリ107に展開され、このメモリ107上の制御プログラムによりCPU101が画像管理の制御を実行する。
【0075】
まず、CPU101は制御プログラムに従い、スキャナ104による原稿画像のスキャンの要求が操作表示部103あるいはネットワーク1経由のユーザから出されていないかを確認する(図2S1)。
【0076】
スキャナ104による原稿画像のスキャンの要求が出されていれば(図2S1でYES)、スキャナ104を用いて原稿画像のスキャン(読み取り)を実行する(図2S2)。
【0077】
そして、スキャン実行により得た画像をメモリ107上にイメージデータとして展開する(図2S3)。このイメージデータの展開の様子を模式的に図3(a)▲1▼に示す。
【0078】
このメモリ上のイメージデータが、スキャンしているジョブの先頭頁(第1頁)であれば(図2S4でYES)、イメージデータを出力用画像データとしてハードディスクドライブ106に格納する作業(図2S5▲1▼、図3(a)▲2▼)と並行して、該出力用画像データとなるイメージデータから表示用サムネイル画像を生成して(図3(a)▲3▼)ハードディスクドライブ106に格納する(図2S5▲2▼、図3(a)▲4▼)。
【0079】
なお、ここで「並行」とは、単一CPUを時分割して作業させる行為を示すが、複数のCPUに別々に受け持たせるようにしてもよい。また、ここで後に先頭頁としているが、任意の複数の指定された頁でもよい。
【0080】
なお、このメモリ上のイメージデータが、スキャンしているジョブの先頭頁(第1頁)以外であれば(図2S4でNO)、イメージデータを出力用画像データとしてハードディスクドライブ106に格納する(図2S6)。
【0081】
ここで、ハードディスクドライブ106に出力用画像データと表示用サムネイル画像とを格納する際には、必要に応じて既知の圧縮手法によって圧縮した状態で格納すればよい。また、出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成するには、既知の手法(たとえば、間引きなど)により実行する。
【0082】
そして、以上の作業が完了した時点でメモリ上の該当するイメージデータを消去する(図2S7)。
そして、さらに同じジョブでスキャンを実行するか否かをしらべ(図2S8)、同じジョブでスキャンを実行する必要があれば、S2に戻りスキャンを実行し同様な処理を繰り返す(図2S2〜)。また、さらに同じジョブでスキャンを実行する必要がなければ、処理を終了する。
【0083】
以上のような並行した処理(図3(a)▲2▼と(a)▲3▼・▲4▼)により、複数の画像データを蓄積すると共に、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、画像データの蓄積に伴って効率的に表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0084】
なお、以上の動作において、CPU101やメモリ107は他の作業(画像形成出力)を並行して実行していることがある。また、多数の画像を連続してスキャンするために、CPU101やメモリ107の資源に余裕がない場合もある。そのような場合には、サムネイル画像作成以外の作業を優先させるために、以上の表示用サムネイル画像の生成(図2S5▲2▼)に失敗することもありうる。その場合には、そのジョブについて表示用サムネイル画像がハードディスクドライブ106に格納されないため、ウェブサーバ109によってユーザのコンピュータに表示する(閲覧させる)画像一覧表示の画面では、図4(a)のように“NO IMAGE”などと、予め準備された画像が存在しない旨を表示すればよい。
【0085】
〈第2の動作例〉
以下、本実施の形態例の第2の動作例を説明する。画像形成装置100の電源が投入されると、不揮発性メモリ105に格納されている制御プログラムはIPLなどによってメモリ107に展開され、このメモリ107上の制御プログラムによりCPU101が画像管理の制御を実行する。
【0086】
まず、CPU101は制御プログラムに従い、スキャナ104による原稿画像のスキャンの要求が操作表示部103あるいはネットワーク1経由のユーザから出されていないかを確認する(図6S1)。
【0087】
スキャナ104による原稿画像のスキャンの要求が出されていれば(図6S1でYES)、スキャナ104を用いて原稿画像のスキャン(読み取り)を実行する(図2S2)。
【0088】
そして、スキャン実行により得た画像をメモリ107上にイメージデータとして展開する(図6S3)。このイメージデータの展開の様子を模式的に図3(a)▲1▼に示す。
【0089】
このメモリ上のイメージデータが、スキャンしているジョブの先頭頁(第1頁)であれば(図6S4でYES)、イメージデータを出力用画像データとしてハードディスクドライブ106に格納する作業(図6S5▲1▼、図3(a)▲2▼)と並行して、該出力用画像データとなるイメージデータから表示用サムネイル画像を生成して(図3▲3▼)ハードディスクドライブ106に格納する(図6S5▲2▼、図3(a)▲4▼)。
【0090】
なお、このメモリ上のイメージデータが、スキャンしているジョブの先頭頁(第1頁)以外であれば(図6S4でNO)、イメージデータを出力用画像データとしてハードディスクドライブ106に格納する(図6S6)。
【0091】
ここで、ハードディスクドライブ106に出力用画像データと表示用サムネイル画像とを格納する際には、必要に応じて既知の圧縮手法によって圧縮した状態で格納すればよい。また、出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成するには、既知の手法(たとえば、間引きなど)により実行する。
【0092】
そして、以上の作業が完了した時点でメモリ上の該当するイメージデータを消去する(図6S7)。
そして、さらに同じジョブでスキャンを実行するか否かをしらべ(図6S8)、同じジョブでスキャンを実行する必要があれば、S2に戻りスキャンを実行し同様な処理を繰り返す(図6S2〜)。
【0093】
また、さらに同じジョブでスキャンを実行する必要がなければ、上記の表示用サムネイル画像の生成が成功したか否かを調べる(図6S9)。上記の表示用サムネイル画像の生成が成功していれば(図6S9でYES)、一連の処理を終了する。
【0094】
上記の表示用サムネイル画像の生成が成功していなければ(図6S9でNO)、図7のサブルーチンに移行する。または、図2の一連の処理を終了した後に、ユーザのコンピュータに表示される画像一覧表示(図4)において、表示用サムネイル画像が存在しないジョブが選択された場合にも、図7のサブルーチンを実行する。
【0095】
まず、CPU101は作成されなかった表示用サムネイル画像について、再作成の必要があるかを調べる(図7S1)。図6の処理の続きであれば再作成を実行する(図7S1でYES)。また、図2の処理で失敗して、ユーザのコンピュータにおいて表示された図4(b)の画面において、再作成のチェックがなされた場合にも再作成を実行する(図7S1でYES)。この状態は、表示用サムネイル画像が生成されていないため、図3(b1)▲1▼、▲2▼の状態に該当する。
【0096】
なお、通常はジョブの先頭頁の表示用サムネイル画像を生成するが、図4(b)の画面のようにユーザからジョブが指定された場合には、任意の頁について表示用サムネイル画像を生成するように受け付ける(図7S2でYES、S3)。特に指定がなければ、初期値の先頭頁としてよい。
【0097】
そして、ジョブの該当頁(指定があれば指定頁、なければ第1頁)の出力用画像データをハードディスクドライブ106から読み出して、イメージデータとしてメモリ107上に展開する(図7S4)。この状態は、図3(b2)▲3▼の状態に該当する。なお、圧縮状態でハードディスクドライブ106に格納されていれば、伸長しつつメモリ107上に展開してもよい。
【0098】
ここで、メモリ107上に展開したイメージデータから表示用サムネイル画像を生成して(図3(b2)▲4▼)ハードディスクドライブ106に格納する(図7S5、図3(b2)▲5▼)。
【0099】
ここで、ハードディスクドライブ106に表示用サムネイル画像とを格納する際には、必要に応じて既知の圧縮手法によって圧縮した状態で格納すればよい。また、出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成するには、既知の手法(たとえば、間引きなど)により実行する。
【0100】
そして、以上の作業が完了した時点でメモリ上の該当するイメージデータを消去する(図7S6)。
このように、まず並行した処理を実行し、その並行した処理に失敗した場合には時系列的な処理を実行することにより、CPUやメモリなどの資源に余裕がある場合には並行した処理が実行され、また、CPUやメモリなどの資源に余裕がない場合には時系列的な処理が実行されることになり、処理時間や資源を有効に活用できる。
【0101】
すなわち、以上の図7のような時系列的な処理(図3(b1)▲2▼と、図3(b2)▲4▼・▲5▼)により、CPUやメモリなどの資源をそれぞれ有効に活用でき、複数の画像データを蓄積すると共に、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、画像データの蓄積に伴って効率的に表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0102】
すなわち、CPU101やメモリ107の資源が他の処理に振り向けられている場合であっても、他の処理に悪影響を与えずに、確実に表示用サムネイル画像を生成することが可能になる。
【0103】
また、表示用サムネイル画像を生成する頁をユーザのコンピュータから受け付けるようにすることで、任意の表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0104】
なお、図4(b)の画面においてユーザから表示用サムネイル画像の再作成を指示したにもかかわらず、他のジョブ等でCPUなどのハードウエア資源が使われていることで再度失敗した場合には、図4(a)のように“NO IMAGE”のままになるので、さらに再作成をユーザのコンピュータから指示すればよい。
【0105】
〈第3の動作例〉
以上の第2の動作例では、出力用画像データを格納する作業と並行して、表示用サムネイル画像を生成して格納する作業を並行して実行しており、表示用サムネイル画像の生成に失敗した場合に、後から表示用サムネイル画像を生成するようにしていた。
【0106】
これに対し、この第3の動作例では、以上の並行した処理を最初から行わず、出力用画像データを格納する作業を行い、これが完了した後に、表示用サムネイル画像を生成して格納する作業を実行するものである。
【0107】
このような時系列的な処理により、CPUやメモリなどの資源をそれぞれ有効に活用でき、複数の画像データを蓄積すると共に、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、画像データの蓄積に伴って効率的に表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0108】
〈その他の実施の形態例〉
なお、以上の各実施の形態例では、ネットワーク1に接続可能な複写機である画像形成装置100の具体例にしたが、これ以外の各種の装置であっても、本実施の形態例の画像管理を適用することが可能である。
【0109】
【発明の効果】
以上、実施の形態例により詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
【0124】
(1)請求項1記載の画像管理装置の発明では、出力用画像データを格納すると共に、出力用画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部から閲覧させる際に、出力用画像データを格納手段に格納する作業と並行して、該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納し、前記表示用サムネイル画像の生成に失敗した場合には、出力用画像データを格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データを格納手段から内部のメモリエリアなどに読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、ようにしている。
【0125】
このように、まず並行した処理を実行し、その並行した処理に失敗した場合には時系列的な処理を実行することにより、CPUやメモリなどの資源に余裕がある場合には並行した処理が実行され、また、CPUやメモリなどの資源に余裕がない場合には時系列的な処理が実行されることになり、処理時間や資源を有効に活用でき、複数の画像データを蓄積すると共に、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、画像データの蓄積に伴って効率的に表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0126】
そして、表示用サムネイル画像を生成すべき指定を受け付け、出力用画像データを格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データのジョブの先頭頁を格納手段から内部のメモリエリアなどに読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、ようにしている。
【0127】
このような処理により、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、任意の表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【0128】
(2)請求項2記載の画像管理装置の発明では、表示用サムネイル画像を生成すべき頁の指定を受け付け、出力用画像データを格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データの指定された頁を格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、ようにしている。
【0129】
このような処理により、蓄積されている画像データの内容を表示用サムネイル画像として外部機器に閲覧させる場合に、任意の表示用サムネイル画像を生成し蓄積することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の画像管理装置としての実施の形態例の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態例における動作を模式的に示す説明図ある。
【図4】本発明の実施の形態例における表示画面の説明図ある。
【図5】本発明の実施の形態例のディレクトリ構造を示す説明図である。
【図6】本発明の画像管理装置としての実施の形態例の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像管理装置としての実施の形態例の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク
20 登録ユーザ
100 画像形成装置
101 CPU
102 インタフェース(I/F)
103 操作表示部
104 スキャナ
105 不揮発性メモリ
106 ハードディスクドライブ
107 メモリ
108 プリントエンジン
109 ウェブサーバ
Claims (2)
- 出力用画像データと表示用サムネイル画像とを格納する格納手段と、
前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業と並行して、該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して前記格納手段に格納し、前記表示用サムネイル画像の生成に失敗した場合には、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データを前記格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して前記格納手段に格納する制御手段と、
前記出力用の画像データの表示用サムネイル画像を生成すべき指定を受け付ける操作入力手段と、を備え、
前記制御手段は、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データのジョブの先頭頁を格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、
ことを特徴とする画像管理装置。 - 出力用画像データと表示用サムネイル画像とを格納する格納手段と、
前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業と並行して、該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して前記格納手段に格納し、前記表示用サムネイル画像の生成に失敗した場合には、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データを前記格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して前記格納手段に格納する制御手段と、
前記出力用の画像データが複数頁から構成される場合に表示用サムネイル画像を生成すべき頁の指定を受け付ける操作入力手段と、を備え、
前記制御手段は、前記出力用画像データを前記格納手段に格納する作業が完了した後に、前記出力用画像データの指定された頁を格納手段から読み出して該出力用画像データから表示用サムネイル画像を生成して格納手段に格納する、
ことを特徴とする画像管理装置。
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