JP4005252B2 - 発泡剤封入用粘着シート及び発泡体充填成形品の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は発泡剤封入用粘着シート及び発泡体充填成形品に関する。より具体的には、成形品の内部空洞内に発泡剤を注入するための注入口を、発泡剤注入後に封止するための発泡剤封入用粘着シート及び内部に形成された空洞内に発泡体が充填された発泡体充填成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、断熱や遮音等の目的で、例えば冷蔵庫の筐体内等、内部に形成された空洞内にウレタン系などの発泡体を埋め込んだ成形品が多用されている。これらの成形品は、予め成形品内部に空洞を形成しておき、当該空洞内に封入した発泡剤(液)を発泡させることにより得られる。
【0003】
ところで、このような発泡剤(液)は成形体に開口された注入口から注入され、発泡剤注入後に注入口が封止される。その後発泡剤を空洞内に保持した状態で発泡剤を発泡させることにより、空洞内が発泡体で埋め尽くされる。従って、この際に発生するガスを外部に充分に排出するためには、注入口の封止材には良好な通気性が要求され、従来においてはスポンジのような綿状物が汎用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スポンジ等の綿状物では通気性が高すぎるため、封入されていた発泡液が移送中にこぼれたり、発泡時に発泡体が注入口からあふれ出してしまうという恐れがあった。また、この事態を避けるため通気性の悪い粘着シート等を使用した場合には、発生したガスが充分に排出されず、発泡が均一に行われない。また、空洞内部に発泡剤が残ってしまう場合があり、発泡体で充分に埋め尽くすことができなかった。このように、従来の封止材にあっては、空洞内を均一に発泡体で埋め尽くすことができず、得られた成形品に不良品が多量に発生するという問題を生じていた。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、成形品内部に形成された空洞に充填された発泡剤の漏れ防止と発泡体のあふれ出しを防止して、空洞内部を発泡体で均一に充填できる注入口封止用の粘着シートを提供することを目的とする。
【0006】
本願発明者らは種々な検討を加えた結果、成形品内部空洞へ発泡剤を注入する注入口を塞ぐ封止材として、通気性のある支持体に通気性のある粘着剤層を形成した粘着シートにすると共に、当該粘着シートの通気度を特定の範囲内に設定することにより、上記目的を達成できることを見出し、本願発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の発泡剤封入用粘着シートは、通気性支持体の片面に粘着剤層が形成され、成形品の内部空洞内に発泡剤を注入するための注入口を、発泡剤注入後に封止するための発泡剤封入用粘着シートであって、当該発泡剤封入用粘着シートの通気度が、30ml/(cm2・秒)〜600ml/(cm2・秒)であることを特徴としている。
【0008】
このとき、前記粘着剤層を繊維状とした粘着剤で形成することで、通気度を上記範囲内に容易に調整することができる。また、当該粘着シートの粘着剤層形成面と反対面に離型処理層を設けるのが好ましい。
【0009】
また、本発明の発泡体充填成形品の製造方法は、内部に形成された空洞内に発泡体が充填された成形品の製造方法であって、前記空洞内に発泡剤を注入する注入口を、発泡剤注入後に請求項1、2又は3記載の発泡剤封入用粘着シートで封止した後、前記注入された発泡剤を発泡させることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の発泡剤封入用粘着シートの模式構造図、図2(a)(b)は当該粘着シートを用いた空洞内部が発泡体で充填された本発明に係る発泡体充填成形品の製造方法を示す模式的説明図である。
【0011】
本発明に係る発泡剤封入用粘着シート10は、成形品20の内部に形成された空洞23内に発泡剤31を注入するための注入口22を発泡剤注入後に封止するための発泡剤封入用粘着シート10であって、図1に示すように、当該粘着シート10は通気性支持体11の片面に粘着剤層12が形成されている。
【0012】
当該通気性支持体11としては、粘着シート10の通気度が所定の範囲内に調整可能なものであれば、その材質等は一般的な粘着シート用の支持体と同様、特に限定されるものではない。例えば、不織布状ないしフェルト状の繊維集成体などの通気性基材や穴あけ加工を施したプラスチックフィルム、微多孔を有する多孔性プラスチックフィルムなどが用いられる。
【0013】
不織布状ないしフェルト状繊維集成体の材質としては、例えば綿や麻、絹、毛、レーヨンなどの天然繊維、ナイロン(ポリアミド)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロプロピレン、ポリアクリル、ポリ塩化ビニル等の合繊繊維が挙げられる。
【0014】
また、穴あけ加工したプラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等のプラスチックフィルム(シート)に、針やレーザー、放電加工等で小孔を形成させ通気性を持たせたものが挙げられる。このとき、開口径として、概ね0.1μm〜10μmの小孔が設けられるが、この範囲に限定されるものではなく、所定の通気度が得られるように設定される。
【0015】
多孔質フィルムとしては、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂やポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂に炭酸カルシウム等の無機充填材、特に平均粒径が30μm以下のものを配合して押出し方式等の適宜な方法にてフィルム状としたものを、1軸若しくは2軸等にて延伸処理して多孔質フィルムとしたものが挙げられる。
【0016】
また支持体11として不織布を使用した場合には、その目付量(坪量)が10〜200g/m2程度のものが好ましく使用される。また、プラスチックフィルムを用いる場合には、その厚さが10〜200μm程度のものが好ましく使用される。
【0017】
さらに本発明にあっては、これらの支持体11は単層として用いることはもちろんのこと、異なる通気性支持体11を積層した積層体のものをも使用することができる。
【0018】
当該支持体11の片面に形成される粘着剤層12としては、粘着シート10としての通気度が所定の範囲内に調整できることができれば、その構造等は特に限定されるものではない。例えば、粘着剤層12をドット状にパターン塗工したり、粘着剤を繊維化して不織布状若しくは絡まり繊維状等に堆積させて形成することができる。
【0019】
粘着剤を繊維化して不織布状若しくは絡まり繊維状等に堆積させて形成させる方法としては、例えば、ホットメルト型粘着剤を加熱溶融下に熱風を介して吹き付け展開するカーテンスプレー方式やメルトブロー方式、スロットスプレー方式等の適宜な方法が挙げられる。これらの方法を用いて、上記通気性支持体11の片面に繊維化された粘着剤を堆積(塗布)させて通気性を有する粘着剤層12を形成することができる。
【0020】
粘着剤を繊維化する場合、粘着剤繊維の平均径は通常0.1〜500μm好ましくは0.5〜100μmであり、当該平均径の粘着剤繊維が坪量100g/m2以下、好ましくは5〜50g/m2となるように、不織布状若しくは絡まり繊維状の多孔構造に堆積するようにするのが好ましい。なお、前記平均繊維径は、例えば粘着剤層12をランダムに走査型電子顕微鏡写真を撮影し、その任意な10点を選び、その繊維径の平均値を算出する方法などにより求めることができる。
【0021】
上記繊維化する粘着剤としては、例えばホットメルト型の粘着剤若しくは接着剤のように、加熱溶融可能であって、常温又は加熱溶融時若しくはその加熱溶融物の繊維化時に粘着性を示すもの、あるいは形成した繊維の再加熱で接着性を示すものなどが適宜用いられる。
【0022】
このような繊維化可能な粘着剤として、例えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン−イソプレン/プロピレン−スチレン(SIPS)などのスチレン系エラストマー、ポリエチレン、特に超低密度ポリエチレンやポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体の如きオレフィン系ポリマー、アクリル酸やメタクリル酸等のアルキルエステルを成分とするアクリル系ポリマー、ポリエステル系やポリアミド系、ウレタン系等の熱可塑性樹脂等を成分とするものが挙げられる。
【0023】
またこれらの粘着剤層12には、通常の粘着剤に配合されうる粘着付与樹脂や軟化剤、充填剤、顔料、老化防止剤や安定剤などの各種添加剤を必要に応じて配合できる。
【0024】
粘着付与樹脂としては、例えば脂肪族系石油樹脂、クマロンーインデン系樹脂、脂環族系石油樹脂、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、ロジン樹脂などが挙げられ、これらのうち1種若しくは2種以上を用いることができる。この中でも長期安定性の観点から、これらの樹脂の水素添加物や重合ロジンといった重合物が好ましい。
【0025】
軟化剤としては、例えばパラフィン系類、ポリブテン、ポリイソブチレンやテルペン系等の各種オイル類、あるいはそれらの水素添加物や部分水素添加物などが挙げられ、これらのうち1種若しくは2種以上を用いることができる。
【0026】
本発明に係る発泡剤封入用粘着シート10は、上記通気性支持体11の片面に通気性粘着剤層12が形成されたものであるが、この際当該粘着シート10の通気度が30ml/(cm2・秒)〜600ml/(cm2・秒)、好ましくは80〜450ml/(cm2・秒)であることが望ましい。粘着シート10の通気度が30ml/(cm2・秒)未満の場合には、発泡時に発生するガスが粘着シート10で封止された注入口22から効果的に排出されず、成形品20内部空洞23内で均一な発泡が行なわれなくなる。また、600ml/(cm2・秒)を越える場合には、粘着シート10で封止された注入口22から発泡剤31が漏れ出したり、発泡体30がこぼれ出すことがあり好ましくない。この範囲の通気度が得られるように、支持体11の通気度及び粘着剤層12の通気度とが調整される。
【0027】
なお本発明において、通気度は次のようにして測定されたものを意味するものとする。すなわち、JIS L−1096「一般織物試験法」のA法に規定されるフラジール形試験機を使用して測定される値であって、使用する円筒の標準径(直径98mm)に換算したものを示すものである。
【0028】
また、本発明の発泡剤封入用粘着シート10においては、通気性支持体11の粘着剤層12形成面と反対面に離型処理層13を設けるのが好ましい。この離型処理層13は、長尺状の粘着シート10をロール状に巻回したときに、この巻回体から粘着シート10を巻き戻す時に良好な巻き戻し性を確保するために設けられるものである。
【0029】
離型処理層13としては、一般的な粘着シートに使用されるものであれば、その構成や材質等は特に限定されるものではないが、発泡剤封入用粘着シート10としての通気度が本発明で規定する範囲を満足できるものでなければならない。当該離型処理層13としては、例えばシリコーン系離型剤や長鎖アルキル系離型剤を適宜選択して使用し、通気性支持体11の片面に塗布・乾燥・硬化させることにより形成することができる。
【0030】
本発明の発泡剤封入用粘着シート10は、成形品20内部に設けられた空洞23内に発泡剤31を注入する注入口22を封止するために用いられる。次に図2(a)(b)に基づき、当該発泡剤封入用粘着シート10を用いて空洞23内に発泡体30が充填された成形品20の製造方法について説明する。
【0031】
当該成形品20は、内部に空洞23が形成された成形品本体21と前記空洞23を埋め尽くす発泡体30とから構成されており、当該成形品20の使用目的やその材質、形状、構造等は特に限定されるものではない。また、発泡剤31としても特に制限されるものではなく、液体状、固体状を問わず用いることができる。当該発泡剤31としては例えば、スラブフォームやモールドフォーム等が挙げられる。特に、注入工程から発泡工程への移送時に液漏れ等がないことなどから、液体状の発泡剤31を用いる場合に効果的である。
【0032】
成形品本体21には、前記空洞23内に発泡剤31を注入するための注入口22が設けられており、発泡剤31は当該注入口22から空洞23内に注入される。次いで図2(a)に示すように、成形品本体21の外面に上記本発明の発泡剤封入用粘着シート10を貼付して、注入口22を封止する。その後発泡工程へと移送して、発泡剤31に適した方法により発泡させ、図2(b)に示すように空洞23内を発泡体30で充填する。このとき発泡時に発生したガスは、注入口22から粘着シート10を良好に通過して能率的に外部に排出される。この結果、発泡が均一に行なわれ、発泡中には発泡体30が外部に漏れ出さず、発泡後には空洞23内部に均一に発泡体30が充填される。
【0033】
この後、発泡剤封入用粘着シート10を剥がし、注入口22を適宜適当な方法で封止するなどの後処理を施し、空洞23内部に発泡体30が充填された成形品20を得ることができる。
【0034】
このように本発明の発泡剤封入用粘着シート10を用いることにより、空洞23内部で発生したガスが能率的に外部に排出され、発泡体30が外部に漏れ出すこともなく、空洞23内部を均一な発泡体30で充填できる。しかも、空洞23内に注入された発泡剤31が移送中に漏れ出すこともない。
【0035】
なお、発泡剤の注入口以外にも成形品に形成された空洞開口部に本発明の粘着テープを貼付して使用できるのはいうまでもない。
【0036】
【実施例】
次に、本発明の実施例に基づいてさらに詳細に説明する。なお以下においては、「部」は「重量部」を意味する。
【0037】
(実施例)
通気性支持体として不織布(商品名、「エルタスE05025、旭化成工業(株)製、坪量40g/m2)を用い、当該不織布の片面に、下記組成からなるSIS系粘着剤をホットメルト・スプレー塗工して繊維状の通気性を有する粘着剤層(坪量30g/m2)を形成し、実施例の発泡剤封入用粘着シートを作製した。なお、この粘着シートの通気度を以下の方法により測定したところ、190ml/(cm2・秒)であった。
【0038】
SIS系粘着剤としては、SIS(商品名「#5505」、JSR(株)製)100部、粘着付与樹脂(商品名「マルカレッツH700F、丸善石油化学(株)製)100部、プロセスオイル(商品名「シェルフレックス371N、シェル化学(株)製)40部、老化防止剤(商品名「イルガノックス1010」、チバガイギー(株)製)10部からなるものを用いた。
【0039】
(比較例)
支持体として厚さ40μmのOPPフィルム(2軸延伸ポリプロピレンフィルム)を使用した以外は実施例と同様にして、比較例の発泡剤封入用粘着シートを作製した。なお、この粘着シートの通気度は同じく30ml/(cm2・秒)であった。
【0040】
(通気度の測定方法)
まず、中央付近に直径45mmの穴開け(打抜き)加工を行った約150mm×150mmの大きさのPETフィルムの片面に、約70mm×70mmの大きさに切断した粘着シート(試料サンプル)で穴を塞ぐように貼付して、試験片を調整する。次に、当該試験片を、フラジール型試験機(「通気性試験機」 (株)東洋精機製作所)に装着して、減圧度12.7mmH2O、空気径(エアオリフィス)直径8mmの条件下、JIS L−1096に準じて試験を行なった。このときの垂直型気圧計の示す圧力(水中高さ)と、空気径8mmにおける当該試験機に付属する通気量換算表から、粘着シートを通過する空気量(ml/(cm2・秒))を測定した。最後に、次式に基づいて、標準径(98mm)における通気量を算出し、本発明における通気度を求めた。
【0041】
【0042】
次に上記実施例及び比較例で得られた発泡剤封入用粘着シートを用いて、内部に発泡体を形成した冷蔵庫用筐体を製造したところ、実施例の粘着シートを用いたところ、空洞内部に注入した発泡液は漏出せず、また発泡工程時に発生するガスによる粘着シートの剥がれも見られず、発泡体がこぼれ出すこともなかった。さらに、筐体内部の空洞内は発泡体により均一に充填されていた。一方、比較例の粘着シートを用いたところ、移送中の発泡液の漏出はなかったものの、発泡工程時に発生するガスが外部に排出されないために、発泡中に粘着シートが発生したガスにより剥離され、発泡体の漏出が見られた。また、ガスが空洞内部に充満され、最後まで発泡が行なわれず空洞内に発泡剤が残留したものもあった。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、発泡剤を注入する注入口から発泡剤封入用粘着シートを介して、発泡剤から発生したガスが能率よく排出され、粘着シートが発生したガスなどによって剥がされることもない。この結果、発泡体が外部に漏れ出すこともなく、空洞内部を発泡体で均一に埋め尽くすことができる。また、発泡剤が充填された成形品を移送する際にも、発泡剤が外部に漏れ出すこともない。従って、本発明による発泡剤封入用粘着シートを用いることにより、内部空洞に発泡体が均一に充填された成形品を効率よく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発泡剤封入用粘着シートの模式構造図である。
【図2】 (a)(b)は本発明の空洞内部が発泡体で充填された成形体の製造方法を示す模式的説明図であって、同図(a)は発泡剤を封入した様子を示す図、同図(b)は発泡体が形成された様子を示す図である。
【符号の説明】
10 発泡剤封入用粘着シート
11 通気性支持体
12 通気性を有する粘着剤層
13 離型処理層
20 空洞内部に発泡体が充填された成形品
21 成形品本体
22 注入口
23 空洞
30 発泡体
31 発泡剤
Claims (4)
- 通気性支持体の片面に通気性粘着剤層が形成され、成形品の内部空洞内に発泡剤を注入するための注入口を、発泡剤注入後に封止する発泡剤封入用粘着シートであって、
当該発泡剤封入用粘着シートの通気度が、30ml/(cm2・秒)〜600ml/(cm2・秒)であることを特徴とする発泡剤封入用粘着シート。 - 前記通気性粘着剤層は、繊維状粘着剤により形成されたことを特徴とする請求項1記載の発泡剤封入用粘着シート。
- 前記通気性支持体の粘着剤層形成面と反対面に離型処理層が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の発泡剤封入用粘着シート。
- 内部に形成された空洞内に発泡体が充填された成形品の製造方法であって、
前記空洞内に発泡剤を注入する注入口を、発泡剤注入後に請求項1、2又は3記載の発泡剤封入用粘着シートで封止した後、前記注入された発泡剤を発泡させることを特徴とする発泡体充填成形品の製造方法。
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