JP4005051B2 - 容量可変回転圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は回転圧縮機に係り、より詳細には、回転軸に配置される偏心装置を用い、相異なる内容積を有する2つの圧縮室のうちいずれか一方に選択的に圧縮動作を行わせることにより容量を可変させられる回転圧縮機に関する。
空気調和装置と冷蔵庫などのように冷凍サイクルを用いて特定の空間を冷却させる冷却装置には、冷凍サイクルの閉回路を循環する冷媒を圧縮するための圧縮機が設けられる。 この種の冷却装置の冷却能力は、通常、圧縮機の圧縮容量によって定められ、これにより、圧縮機の圧縮容量を可変的に構成すれば、実際の温度と設定温度との温度差など周りの状況に応じて冷却装置を最適の状態で運転せしめ、特定の空間を適切に冷却できるとともに、省エネルギー化を図ることができる。
冷却装置に用いられる圧縮機としては、回転圧縮機と往復動圧縮機などがある。本発明は前者の回転圧縮機の分野に属し、その動作については後述する。
かかる従来の回転圧縮機は、その内部に設けられる固定子及び回転子と、前記回転子を挿通する回転軸と、前記回転軸の外面に一体に設けられる偏心カムと、圧縮チャンバ内の前記偏心カム上に固定されるローラと、を含む密閉容器を備える。
このように構成されている回転圧縮機は、次のように動作する。すなわち、回転軸が回転するに伴い、前記偏心カムと前記ローラは前記圧縮チャンバ内において偏心回転をする。この時、圧縮された冷媒が前記密閉容器の外部に排出されるも前に、冷媒ガスが前記圧縮チャンバ内に流入されて圧縮動作が行われる。
しかしながら、前記従来の回転圧縮機は、その圧縮容量が可変的ではなく、固定されているため、実際の周囲温度と設定温度との違いに応じて圧縮容量を変えられないという問題がある。
より詳細に説明すれば、前記実際の周囲温度が前記設定温度よりも遥かに高いとき、前記圧縮機は前記周囲温度を急速に下げて大容量の圧縮モードにより動作する必要がある。
これに対し、前記周囲温度と前記設定温度との間の違いが大きくないとき、前記圧縮機は省エネルギーのために小容量の圧縮モードにより動作する必要がある。しかしながら、従来の回転圧縮機は、前記周囲温度と前記設定温度との違いに応じて容量を変えられないため、かかる温度の変化に効率よく対応できず、エネルギーの無駄使いにつながる。
従来の容量可変回転圧縮機では、このようにスリップ現象と衝突現象により騒音が生じるだけではなく、衝突部分における摩耗または損傷により、信頼性及び耐久性が落ちる問題が起こってきた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転軸に取り付けられた偏心装置により、相異なる容積を有する2つの圧縮室のうちいずれか一方で圧縮動作が行われるようにし、圧縮容量を可変できるようにした容量可変回転圧縮機を提供することにある。
本発明の他の目的は、回転軸が回転するに伴い、各圧縮室の内部において生じる圧力の変化が原因となって、特定の区間において偏心ブッシュが回転軸より高速で回転することを抑える容量可変回転圧縮機を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明に係る容量可変回転圧縮機は、互いに相異なる内容積を有するように仕切られた上部及び下部圧縮室と、前記上部及び下部圧縮室を貫通する回転軸と、前記回転軸に設けられた上部及び下部偏心カムと、各々前記上部及び下部偏心カムの外周面に配置される上部及び下部偏心ブッシュと、前記上部偏心ブッシュと下部偏心ブッシュとの間に設けられたスロットと、前記スロットと連動して前記上部及び下部偏心ブッシュを選択的に最大の偏心位置に切り換えるロックピンと、前記上部偏心ブッシュが前記回転軸に対してスリップ回転されることを抑えるための上部ブレーク装置と、前記下部偏心ブッシュが前記回転軸に対してスリップ回転されることを抑えるための下部ブレーク装置とを備えたことを特徴とする。
前記ロックピンは、前記上部偏心カムと前記下部偏心カムとの間において前記回転軸から突出され、前記スロットは、前記上部偏心ブッシュと下部偏心ブッシュとの間において円周方向に形成されて前記ロックピンを収容させ、前記上部ブレーク装置は、前記上部偏心カム及び前記上部偏心ブッシュに跨って設けられ、前記下部ブレーク装置は、前記下部偏心カム及び前記下部偏心ブッシュに跨って設けられる。
前記上部ブレーク装置は、前記上部偏心カムの外周面に形成された上部ポケット部と、前記上部ポケット部に遊動自在に組み込まれる上部ブレークボールと、前記上部偏心ブッシュの内周面に前記上部ブレークボールの直径より小さく形成された上部ブレーク孔と、を備え、前記ロックピンが前記スロットの第1端にかかれば、前記上部ポケット部と前記上部ブレーク孔が一致し、遠心力により前記上部ブレークボールが前記上部ブレーク孔に嵌め込まれる。
これと同様に、前記下部ブレーク装置は、前記下部偏心カムの外周面に形成された下部ポケット部と、前記下部ポケット部に遊動自在に組み込まれる下部ブレークボールと、前記下部偏心ブッシュの内周面に前記下部ブレークボールの直径より小さく形成された下部ブレーク孔と、を備え、前記ロックピンが前記スロットの第2端にかかれば、前記下部ポケット部と前記下部ブレーク孔が一致し、遠心力により前記下部ブレークボールが前記下部ブレーク孔に嵌め込まれる。
前記スロットは、第1端と第2端を180°の角度をなさせる長さに形成され、前記上部ポケット部と前記上部ブレーク孔は、前記ロックピンが前記スロットの第1端にかかっている状態で互いに一致する位置に形成され、前記下部ポケット部と前記下部ブレーク孔は、前記ロックピンが前記スロットの第2端にかかっている状態で互いに一致する位置に形成される。
前記回転軸には、縦方向にオイル通路が形成されており、前記上部ポケット部と前記オイル通路は、前記上部ブレークボールの直径より小径を有する上部連結流路により互いに連通され、前記下部ポケット部と前記オイル通路は、前記下部ブレークボールの直径より小径を有する下部連結流路により互いに連通され、前記オイル通路を介して上昇するオイルが前記上部及び下部連結流路を介して前記上部及び下部ポケット部に伝わり、前記上部及び下部ブレークボールに対して遠心方向に油圧を働かせる。
好ましくは、前記上部及び下部ブレーク孔は、各々前記上部及び下部偏心ブッシュを横方向に貫通して形成され、前記回転軸のオイル通路を介して流れるオイルを各々前記上部及び下部ブレーク孔を経させて前記上部及び下部偏心ブッシュの外側に排出させる。
本発明に係る容量可変回転圧縮機によれば、相異なる内容積を有する上部及び下部圧縮室において第1または第2回転方向に回転する偏心装置により圧縮容量を可変させられるという効果がある。
また、本発明に係る容量可変回転圧縮機は、上部及び下部偏心カムと上部及び下部偏心ブッシュに跨って設けられた上部及び下部ブレーク装置により偏心装置が第1及び第2方向に回転する間に、上部または下部圧縮室における圧力の変化が原因となって上部偏心ブッシュまたは下部偏心ブッシュがスリップされる現象が極力抑えられ、これにより、上部及び下部偏心ブッシュが円滑に回転可能になるという効果がある。
以下、添付した図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図中、同一の構成要素には可能な限り同一の参照符号及び番号を共通使用し、周知技術については適宜説明を省略するものとする。
図1は、本発明に係る容量可変回転圧縮機の内部構造の概略を示す縦断面図である。図1に示すように、本発明に係る容量可変回転圧縮機は、内部に設けられて回転力を生じる駆動部20と、駆動部20の回転力によりガスを圧縮する圧縮部30とを有する密閉容器10を備える。駆動部20は、密閉容器10の内面に固定される円筒状の固定子22と、固定子22の内部に回転自在に設けられる回転子23と、回転子23の中心部から延設され、回転子23とともに正回転第1回転方向もしくは逆回転第2回転方向する回転軸21と、からなる。
圧縮部30は、上部と下部にそれぞれ相異なる内容積を有する円筒状の上部圧縮室31及び下部圧縮室32が設けられているハウジング33と、ハウジング33の上端と下端に配置され、回転軸21を回転自在に支える上部フランジ35及び下部フランジ36と、上部圧縮室31と下部圧縮室32との間に配置され、上部圧縮室31と下部圧縮室32を互いに仕切る仕切板34とを含む。
上部圧縮室31は下部圧縮室32よりも高く形成されて上部圧縮室31の内容積が下部圧縮室32の内容積よりも大きく、これにより、上部圧縮室31において下部圧縮室32に比べてより大量のガスを圧縮できることから、本発明に係る回転圧縮機が可変容量を有することになる。
もちろん、下部圧縮室32を上部圧縮室31よりも高めれば、下部圧縮室32においてより大量のガスが圧縮できるように下部圧縮室32の内容積が上部圧縮室31の内容積よりも大きくなる。
上部圧縮室31及び下部圧縮室32の内部には、回転軸21の回転方向に沿って上部圧縮室31及び下部圧縮室32のうちいずれか一方にのみ選択的に圧縮動作を行わせる本発明に係る偏心装置40が配置される配置され、偏心装置40には、この偏心装置40を円滑に動作させるための上部及び下部ブレーク装置80,90が設けられるが、この偏心装置40と上部及び下部ブレーク装置80,90の構造及び動作については、図2ないし図8に基づき後述する。
また、上部圧縮室31と下部圧縮室32には、それぞれ前記偏心装置40の外周面に回転自在に配置される上部ローラ37と下部ローラ38が設けられ、ハウジング33にはそれぞれ上部圧縮室31及び下部圧縮室32と連通する上下部の吸入口63,64と上下部の吐出口65,66(図3及び図6参照)が形成されている。
上部吸入口63と上部吐出口65との間には、上部ベーン61が支持スプリング61aにより上部ローラ37と密着された状態で半径方向に配置されており(図3参照)、下部吸入口64と下部吐出口66との間には下部ベーン62が支持スプリング62aにより下部ローラ38と密着された状態で半径方向に配置されている(図6参照)。
また、液体冷媒を分離してガス冷媒のみを圧縮機に流入させるアキュミュレータ69の出口管69aには、ハウジング33に形成された上部及び下部吸入口63,64のうち圧縮動作が行われる吸入口にのみガス冷媒を供給するように各吸入流路67、68を選択的に開閉する流路切換装置70が設けられる。
流路切換装置70の内部には、上部吸入口63と繋がっている吸入流路67及び下部吸入口64と繋がっている吸入流路68間の圧力差に応じてこれら吸入流路67、68のうちいずれか一方のみを開き、冷媒ガスを供給するバブル装置71が横方向に移動自在に配置されている。
また、密閉容器10の下部には、圧縮部30の多数の回転接触箇所を潤滑及び冷却させるためのオイル11が一定の高さまで満たされており、回転軸21には、この回転軸21の回転に伴う遠心力によりオイル11を上に向かせるために縦方向に偏心形成されたオイル通路12と、オイル通路12を介して上昇するオイル11を多数の回転接触箇所に分配するために横方向に形成された複数のオイルホール13と、が設けられている。
次に、図2に基づき、本発明の特徴とも言える回転軸と偏心装置の構造について説明する。
図2は、本発明に係る偏心装置が回転軸から切り離されている状態を示す分解図である。図2に示すように、偏心装置40は、回転軸21においてそれぞれ上部圧縮室31及び下部圧縮室32に対応する位置に設けられた上部偏心カム41及び下部偏心カム42と、それぞれ上部偏心カム41及び下部偏心カム42の外周面に配置される上部偏心ブッシュ51及び下部偏心ブッシュ52と、上部偏心カム41及び下部偏心カム42の間に設けられたロックピン43、及びロックピン43がかかるように上部偏心ブッシュ51及び下部偏心ブッシュ52の間に一定の長さをもって設けられたスロット53、そして、上部偏心ブッシュ51と下部偏心ブッシュ52が特定の区間において各々上部偏心カム41と下部偏心カム42に対してスリップ回転することを抑えるための上部及び下部ブレーク装置80,90を備えてなる。
上部偏心カム41及び下部偏心カム42は、回転軸21の外周面から横方向に一体に突出され、回転軸21の中心線C1-C1に対して偏心された状態で垂直に配置される。また、上部及び下部偏心カム41、42は、回転軸21から最大限に突出された上部及び下部偏心カム41、42の各最大偏心部と、回転軸21から最小限に突出された上部及び下部偏心カム41、42の各最小偏心部とを連結する上部偏心線L1-L1及び下部偏心線L2-L2が互いに一致するように配置される。
ロックピン43は、ねじ山が形成された胴体部44と、この胴体部44の先端から胴体部44よりも僅かに大径に形成された頭部45と、からなり、上部偏心カム41と下部偏心カム42との間の回転軸21において偏心線L1-L1、L2-L2と略90°の角度をなす位置に形成されたねじ孔46に胴体部44が螺合されることにより、回転軸21に締結される。
上部偏心ブッシュ51及び下部偏心ブッシュ52は、これらの間を互いに連結する連結部54により一体に形成され、ロックピン43の頭部45の直径よりも僅かに大きいスロット53は連結部54に円周方向に形成される。
これにより、連結部54に一体に連設された上部偏心ブッシュ51及び下部偏心ブッシュ52を回転軸21に嵌め付け、スロット53を介してロックピン43を回転軸21のねじ孔46に締結すれば、ロックピン43がスロット53に差し込まれた状態で回転軸21に設けられる。
このような状態で、回転軸21が正逆転するに当たり、ロックピン43がスロット53の第1端53a及び第2端53bのいずれか一方にかかるまでは上部及び下部偏心ブッシュ51、52は回転せず、ロックピン43が第1端53aまたは第2端53bにかかれば、上部偏心ブッシュ51または下部偏心ブッシュ52が回転軸21とともに正回転または逆回転する。
一方、上部偏心ブッシュ51の最大偏心部及び最小偏心部をつなぐ偏心線L3-L3と、スロット53の第1端53a及び連結部54の中心をつなぐ線との間の角度は略90°であり、これと同様に、下部偏心ブッシュ52の最大偏心部及び最小偏心部をつなぐ偏心線L4-L4と、スロット53の第2端53b及び連結部54の中心をつなぐ線との間の角度も略90°である。
また、上部偏心ブッシュ51の偏心線L3-L3及び下部偏心ブッシュ52の偏心線L4-L4は、互いに同じ平面上に位置するが、上部偏心ブッシュ51の最大偏心部及び下部偏心ブッシュ52の最大偏心部は互いに反対側に向くように偏心されて配置され、連結部54に円周方向に沿って形成されたスロット53の第1端53a及び第2端53bをつなぐ線も略180°をもって形成される。
前記のように構成された偏心装置40において、上部ブレーク装置80は上部偏心カム41と上部偏心ブッシュ51に跨って設けられ、下部ブレーク装置90は下部偏心カム42と下部偏心ブッシュ52に跨って設けられる。
上部ブレーク装置80は上部偏心カム41の外周面において一定直径に穿孔された上部ポケット部81と、上部偏心ブッシュ51の内周面において一定直径に穿孔された上部ブレーク孔82と、上部ポケット部81に組み込まれた上部ブレークボール83と、を備える。
上部ブレークボール83の直径は、上部ポケット部81の直径よりもやや小さくて上部ブレーク孔82の直径よりは僅かに大きく形成され、上部ブレークボール83が上部ポケット部81において遊動自在に組み込まれた状態で遠心力により外側に移動して上部ブレーク孔82に嵌め込まれることにより、上部偏心カム41と上部偏心ブッシュ51が互いにスリップ回転されることを抑えられる。
さらに、上部ブレークボール83によるスリップの抑制効果をさらに高めるために、上部ポケット部81は、回転軸21に縦方向に形成されたオイル通路12と、上部ポケット部81を連結する上部連結流路84によりオイル通路12と連通されている。このため、この上部連結流路84を介してオイル通路12から上部ポケット部81に供給されるオイルにより、上部ブレークボール83に外側方向に油圧が働いて上部ブレークボール83が上部偏心ブッシュ51の上部ブレーク孔82に一層押し付けられ、上部偏心ブッシュ51が上部偏心カム41に対してスリップ回転することを効率よく抑えられる。
さらに、上部ブレーク孔82は、上部偏心ブッシュ51の内周面から外周面まで横方向に貫通して形成されることにより、上部ポケット部81に流入されたオイルを上部ブレークボール83と上部ブレーク孔82との間を介して上部偏心ブッシュ51の外側に抜け出させる。このような構造により、上部ブレークボール83を油圧により上部ブレーク孔82に固着させないと共に、上部偏心ブッシュ51とこの上部偏心ブッシュ51の外周面に配置された上部ローラ37(図3参照)との間を潤滑させる。
上部ポケット部81と上部ブレーク孔82は、各々上部偏心カム41と上部偏心ブッシュ51においてロックピン43がスロット53の第1端53aにかかり、上部偏心カム41と上部偏心ブッシュ51を最大に偏心された状態で互いに一直線をなす位置に形成させる。
すなわち、回転軸21が第1回転方向(図2における反時計回り方向)に回転する場合を基準として、上部ポケット部81はロックピン43に対して90°の角度だけ前方の位置に形成されるように配置し、上部ブレーク孔82はスロット53の第1端53aに対して90°の角度だけ前方の位置に形成されるように配置して、ロックピン43がスロット53の第1端53aにかかり、回転軸21が上部及び下部偏心ブッシュ51,52とともに第1回転方向に回転する状態で、上部ポケット部81を上部ブレーク孔82に一直線に一致させる。
下部ブレーク装置90は、下部偏心カム42と下部偏心ブッシュ52に跨って設けられる点を除いては、上部ブレーク装置80と同様に構成される。
すなわち、下部ブレーク装置90は、下部偏心カム42の外周面に形成された下部ポケット部91と、下部偏心ブッシュ52の内周面に形成された下部ブレーク孔92と、下部ポケット部91に組み込まれた下部ブレークボール93と、を備える。
下部ブレークボール93の直径は、下部ポケット部91の直径よりも僅かに小さくて下部ブレーク孔92の直径よりも僅かに大きく形成され、下部ブレークボール93が下部ポケット部91において遊動自在に組み込まれた状態で遠心力により外側に移動して下部ブレーク孔92に嵌め込まれることにより、下部偏心カム42と下部偏心ブッシュ52が互いにスリップ回転されることを抑える。
さらに、下部ポケット部91は、回転軸21に縦方向に形成されたオイル通路12と、下部ポケット部91を連結する下部連結流路94によりオイル通路12と連通され、下部連結流路94を介してオイル通路12から下部ポケット部91に供給されるオイルにより、下部ブレークボール93に外側方向に油圧が働き、これにより、下部ブレークボール93が下部偏心ブッシュ52の下部ブレーク孔92に一層押し付けられ、下部偏心ブッシュ52が下部偏心カム42に対してスリップ回転することを一層効率よく抑えられる。
また、下部ブレーク孔92も下部偏心ブッシュ52の内周面から外周面まで横方向に貫通して形成することにより、下部ポケット部91に流入されたオイルを下部ブレークボール93と下部ブレーク孔92との間を介して下部偏心ブッシュ52の外側に抜け出させる。このような構造により、下部ブレークボール93が油圧により下部ブレーク孔92に固着しないようにすると共に、下部偏心ブッシュ52とこの下部偏心ブッシュ52の外周面に配置された下部ローラ38(図6参照)との間を潤滑させる。
また、回転軸21が第2回転方向(図2における時計回り方向)に回転する場合を基準として、下部ポケット部91はロックピン43に対して90°の角度だけ前方の位置に形成されるように配置し、下部ブレーク孔92はスロット53の第2端53bに対して90°の角度だけ前方の位置に形成されるように配置して、ロックピン43がスロット53の第2端53bにかかり、回転軸21が上部及び下部偏心ブッシュ51,52とともに第2回転方向に回転する状態で、下部ポケット部91を下部ブレーク孔92と一直線に一致させる。
このような配置構造により、ロックピン43がスロット53の第1端53aにかかって上部偏心ブッシュ51が回転軸21と共に第1回転方向に回転(勿論、下部偏心ブッシュも回転)するとき、上部偏心ブッシュ51は上部偏心カム41の最大偏心部及び上部偏心ブッシュ51の最大偏心部が互いに当接し、回転軸21と最大限に偏心された状態で正回転するのに対し(図3参照)、下部偏心ブッシュ52は下部偏心カム42の最大偏心部及び下部偏心ブッシュ52の最小偏心部が互いに当接し、回転軸21と同心をなした状態で正回転することになる(図4参照)。
このとき、上部ポケット部81は、上部ブレーク孔82と一直線をなして上部ブレークボール83が遠心力及び上部オイル流路84と上部ポケット部81を介して流入する油圧により第1上部ブレーク孔85に押し付けられ、上部偏心カム41と上部偏心ブッシュ51を互いに拘束させる。
これとは逆に、ロックピン43がスロット53の第2端53bにかかって下部偏心ブッシュ52が回転軸21と共に第2回転方向に回転するとき、下部偏心ブッシュ52は下部偏心カム42の最大偏心部及び下部偏心ブッシュ52の最大偏心部が互いに当接し、回転軸21と最大限に偏心された状態で逆回転するのに対し(図6参照)、上部偏心ブッシュ51は上部偏心カム41の最大偏心部及び上部偏心ブッシュ51の最小偏心部が当接し、回転軸と同心をなした状態で逆回転することになる(図7参照)。
このとき、下部ポケット部91は、下部ブレーク孔92と一直線をなして下部ブレークボール93が遠心力により下部ブレーク孔92に押し付けられ、下部偏心カム42と下部偏心ブッシュ52を互いに拘束させると共に、オイル通路12と下部オイル流路94を介して下部ポケット部91にオイルが流入して下部ブレークボール93を外側に押し付ける。
引き続き、図3ないし図8に基づき、前記のように構成された偏心装置により上部圧縮室または下部圧縮室において選択的に冷媒ガスが圧縮される動作について説明する。
図3は、回転軸が第1回転方向に回転し、本発明に係る偏心装置により上部圧縮室においてスリップが抑えられる状態で圧縮作用が行われることを示す図であり、図4は図3に対応するものであって、回転軸が第1回転方向に回転し、本発明に係る偏心装置により下部圧縮室において圧縮作用が行われないことを示す図である。そして図5は、回転するとき、特定の区間において本発明に係る偏心装置により上部回転ブッシュのスリップ現象が抑えられることを示す図である。
図3に示すように、回転軸21が第1回転方向(図3における反時計回り方向)に回転し、回転軸21から突出されたロックピン43が上部偏心ブッシュ51と下部偏心ブッシュ52との間に形成されたスロット53に差し込まれた状態で一定の角度だけ回動すれば、ロックピン43がスロット53の第1端53aにかかって上部偏心ブッシュ51が回転軸21と共に回転する。このとき、下部偏心ブッシュ52・連結部54により上部偏心ブッシュ51と一体に連結形成されるため、上部偏心ブッシュ51と一体に回転することになる。
ロックピン43がスロット53の第1端53aにかかっている状態では、上述したように、上部偏心カム41の最大偏心部が上部偏心ブッシュ51の最大偏心部と当接し、上部偏心ブッシュ51が回転軸21の中心線C1-C1に対して最大の偏心位置に切り換えられた状態で回転し、これにより、上部ローラ37が上部圧縮室31を形成するハウジング33の内周面と接触した常態で回転しながら圧縮動作を行う。
さらに、上部ブレーク装置80の上部ポケット部81と上部ブレーク孔82が互いに一致して、上部ブレークボール83がオイル通路12と上部連結流路84を介して流入された油圧を受けつつ、遠心力により上部ブレーク孔82に押し付けられて上部偏心カム41と上部偏心ブッシュ51を互いに拘束状態に保ちつつ回転する。
これと同時に、図4に示すように、下部偏心カム42の最大偏心部は下部偏心ブッシュ52の最小偏心部に当接し、下部偏心ブッシュ52が回転軸21の中心線C1-C1に対して同心をなす位置に切り換えられた状態で回転し、これにより、下部ローラ38が下部圧縮室32を形成するハウジング33の内周面と一定の間隔だけ離れたまま回転する結果、圧縮動作が行われない。
従って、回転軸21が第1回転方向に回転すれば、相対的に大きい内容積を有する上部圧縮室31においては、上部ローラ37により上部吸入口63に流入された冷媒ガスが圧縮されて上部吐出口65を介して排出され、相対的に小さい内容積を有する下部圧縮室32においては圧縮動作が行われない結果、回転圧縮機は圧縮容量が大きい状態に可変されて動作する。
一方、図3に示すように、上部ローラ37が上部ベーン61に当接して冷媒ガスの圧縮動作が終わり、冷媒ガスの吸入動作が始まる時には、上部吐出口65を介してまだ放出されていない一部の圧縮ガスが再び上部圧縮室31に流入されて再膨張されつつ上部ローラ37及び上部偏心ブッシュ51に回転軸21の回転方向に沿って圧力を加え、瞬間的に上部偏心ブッシュ51が回転軸21よりも高速にて回転することにより、上部偏心ブッシュ51が上部偏心カム41から滑り込むスリップ現象が起こる。
さらに、前記の如き状態で回転軸21がさらに回転すれば、ロックピン43がスロット53の第1端53aに再び衝突して上部偏心ブッシュ51が回転軸21と等速度にて回転し、このような衝突中に騒音が生じ、接触箇所において損傷が生じる恐れがある。
しかしながら、本発明に係る偏心装置40は、上述した上部ブレーク装置80を備えることにより、上部偏心ブッシュ51がスリップ回転されることを抑える。
すなわち、図5に示すように、上部ローラ37が上部ベーン61に当接する回転位置において、上部偏心ブッシュ51には上部吐出口65から冷媒ガスの一部が逆流して再膨張するときに生じるガス圧力により、回転軸21が回転する方向(第1回転方向)にスリップ力Fsが働き上部偏心ブッシュ51においてスリップ現象が起こるが、遠心力とオイルの油圧を受けて上部ブレーク孔82に押し付けられる上部ブレークボール83により、上部偏心カム41と上部偏心ブッシュ51が互いに拘束された状態で回転し、これに伴い、上部ブレークボール83により上部偏心ブッシュ51のスリップを妨げる抵抗力Frが生じるため、上部偏心ブッシュ51のスリップ現象が極力抑えられ、スリップ現象が起こっても微々なものとなり、上部ローラ37の圧縮作用にほとんど影響しなくなる。
一方、回転軸21の回転が止まれば、上部ブレークボール83にそれ以上遠心力と油圧が働かなくなり、上部ブレークボール83が上部ポケット部81に押込み可能になり、これに伴い、回転軸21が第2回転方向に回転する場合に、ロックピン43がスロット53の第2端53bにかかり、下部圧縮室32における圧縮作用を可能にする。以下では、このような動作について説明する。
図6は、回転軸が第2回転方向に回転し、本発明に係る偏心装置により、下部圧縮室にスリップが抑えられる状態で圧縮作用を行わせることを示す図面であり、図7は、図6に対応するものであって、回転軸が第2回転方向に回転し、本発明に係る偏心装置により、上部圧縮室に圧縮作用を行わせないことを示す図面であり、そして図8は、回転軸が第2回転方向に回転するとき、特定の区間において本発明に係る偏心装置により、下部回転ブッシュのスリップ現象が抑えられることを示す図である。
図6に示すように、回転軸21が第2回転方向(図6における時計回り方向)に回転すれば、図3及び図4でのように、上部圧縮室31にのみ圧縮作用を行わせる動作とは反対に動作させれば、下部圧縮室32にのみ圧縮作用が行われることになる。
すなわち、回転軸21の第2回転方向に沿っての回転により回転軸21から突出されたロックピン43がスロット53の第2端53bにかかり、下部偏心ブッシュ52及び上部偏心ブッシュ51が回転軸21により第2方向に回転する。
このような切り換え動作により、上部偏心ブッシュ51の最大偏心部が下部偏心ブッシュ52の最大偏心部と当接し、下部偏心ブッシュ52が回転軸21の中心線C1-C1に対して最大限に偏心された状態に切り換えられて回転し、これにより、下部ローラ38が下部圧縮室32を形成するハウジング33の内周面と接触した状態で回転しながら圧縮動作を行う。
これと同時に、図7に示されたように、上部偏心カム41の最大偏心部は上部偏心ブッシュ51の最小偏心部と当接し、上部偏心ブッシュ51は回転軸21の中心線C1-C1に対して同心をなす状態に切り換えられて回転し、これにより、上部ローラ37が上部圧縮室31を形成するハウジング33の内周面と一定の間隔だけ離れたままで回転するに伴い、圧縮動作が行われなくなる。
従って、相対的に小さい内容積を有する下部圧縮室32においては、下部ローラ38により下部吸入口64に流入された冷媒ガスが圧縮され、下部吐出口66を介して排出され、相対的に大きい内容積を有する上部圧縮室31における圧縮作用が行われなくなり、回転圧縮機は小さい圧縮容量のままで可変されて作動されるのである。
一方、図6に示すように、下部ローラ38が下部ベーン62に当接して冷媒ガスの圧縮動作が終わり、冷媒ガスの吸入動作が始まる時には、下部吐出口66を介してまだ放出されていない一部の圧縮ガスが下部圧縮室32再度流入されて再膨張されつつ下部ローラ38及び下部偏心ブッシュ52に回転軸21の回転方向に圧力を加え、瞬間的に下部偏心ブッシュ52が回転軸21よりも高速にて回転することにより、下部偏心ブッシュ52が下部偏心カム42から滑り込むスリップ現象が起こる。
さらに、前記の如き状態で回転軸21がさらに回転すれば、ロックピン43がスロット53の第2端53bに再衝突して下部偏心ブッシュ52が回転軸21と等速度にて回転し、このような衝突中に騒音が生じ、衝突箇所において損傷が起こる恐れがある。
しかしながら、前記の如きスリップ現象と衝突現象は、上部ブレーク装置80が、回転軸21が第1回転方向に回転するとき、上部偏心ブッシュ51を拘束する動作と同じ方式により作用する下部ブレーク装置90により、下部偏心ブッシュ52を拘束して極力抑えられる。
すなわち、下部ローラ3が下部ベーン62に当接すれば、回転位置において、下部偏心ブッシュ52には下部吐出口66から冷媒ガスの一部が逆流して再膨張するときに生じるガス圧力により、回転軸21が回転する方向(第2回転方向)にスリップ力Fsが働き、下部偏心ブッシュ52においてスリップ現象が起こるが、図8に示すように、遠心力とオイルの油圧を受けて下部ブレーク孔92に押し付けられる下部ブレークボール93により、下部偏心カム42と下部偏心ブッシュ52が互いに拘束された状態で回転し、これに伴い、下部ブレークボール93により下部偏心ブッシュ52のスリップを妨げる抵抗力Frが生じるため、下部偏心ブッシュ52のスリップ現象が極力抑えられ、スリップ現象が起こっても、それは微々なものとなり、下部ローラ38の圧縮作用にほとんど影響しなくなる。
一方、回転軸21の回転が止まれば、下部ブレークボール93にそれ以上遠心力と油圧が働かなくなり、下部ブレークボール93が下部ポケット部91に押込み可能になり、これに伴い、回転軸21が第1回転方向に回転する場合、ロックピン43がスロット53の第1端53aにかかり、上部圧縮室31に圧縮作用をさらに行わせうる。
本発明に係る容量可変回転圧縮機の内部構造の概略を示す縦断面図である。 本発明に係る偏心装置が回転軸から切り離されている状態を示す分解斜視図である。 回転軸が第1回転方向に回転し、本発明に係る偏心装置によりスリップが抑えられる状態で上部圧縮室において圧縮作用が行われることを示す図である。 図3に対応するものであって、回転軸が第1回転方向に回転し、本発明に係る偏心装置により下部圧縮室において圧縮作用が行われないことを示す図である。 回転軸が第1回転方向に回転するとき、特定の区間において本発明に係る偏心装置により上部回転ブッシュのスリップ現象が抑えられることを示す図である。 回転軸が第2回転方向に回転し、本発明に係る偏心装置により下部圧縮室において圧縮作用が行われることを示す図である。 図6に対応するものであって、回転軸が第2回転方向に回転し、本発明に係る偏心装置により上部圧縮室において圧縮作用が行われないことを示す図である。 回転軸が第2回転方向に回転するとき、特定の区間において本発明に係る偏心装置により下部回転ブッシュのスリップ現象が抑えられることを示す図である。
符号の説明
21 回転軸
31 上部圧縮室
32 下部圧縮室
40 偏心装置
41 上部偏心カム
42 下部偏心カム
43 ロックピン
51 上部偏心ブッシュ
52 下部偏心ブッシュ
53 スロット
80 上部ブレーク装置
81 上部ポケット部
82 上部ブレーク孔
83 上部ブレークボール
90 下部ブレーク装置
91 下部ポケット部
92 下部ブレーク孔
93 下部ブレークボール

Claims (31)

  1. 相異なる内容積を有するように仕切られた上部及び下部の圧縮室と;
    前記上部及び下部の圧縮室を挿通する回転軸と;
    前記回転軸に設けられた上部及び下部偏心カムと;
    それぞれ前記上部及び下部偏心カムの外周面に配置される上部及び下部偏心ブッシュと;
    前記上部偏心ブッシュと下部偏心ブッシュとの間に設けられたスロットと;
    前記スロットと連動して前記上部及び下部偏心ブッシュを選択的に最大の偏心位置に切り換えるロックピンと;
    前記上部及び下部偏心ブッシュが前記回転軸に対してスリップ回転されることをそれぞれ抑えるための上部及び下部ブレーク装置とを備えたことを特徴とする容量可変回転圧縮機。
  2. 前記ロックピンは、前記上部偏心カムと前記下部偏心カムとの間において前記回転軸から突出され、前記スロットは、前記上部偏心ブッシュと下部偏心ブッシュとの間において円周方向に形成されて前記ロックピンを収容させ、前記上部ブレーク装置は、前記上部偏心カム及び前記上部偏心ブッシュに跨って設けられ、前記下部ブレーク装置は、前記下部偏心カム及び前記下部偏心ブッシュに跨って設けられたことを特徴とする請求項1に記載の容量可変回転圧縮機。
  3. 前記上部ブレーク装置は、前記上部偏心カムの外周面に形成された上部ポケット部と、前記上部ポケット部に遊動自在に組み込まれる上部ブレークボールと、前記上部偏心ブッシュの内周面に前記上部ブレークボールの直径より小さく形成された上部ブレーク孔と、を備え、前記ロックピンが前記スロットの第1端にかかれば、前記上部ポケット部と前記上部ブレーク孔が一致して、遠心力により前記上部ブレークボールが前記上部ブレーク孔に嵌合されることを特徴とする請求項2に記載の容量可変回転圧縮機。
  4. 前記下部ブレーク装置は、前記下部偏心カムの外周面に形成された下部ポケット部と、前記下部ポケット部に遊動自在に組み込まれる下部ブレークボールと、前記下部偏心ブッシュの内周面に前記下部ブレークボールの直径より小さく形成された下部ブレーク孔と、を備え、前記ロックピンが前記スロットの第2端にかかれば、前記下部ポケット部と前記下部ブレーク孔が一致して、遠心力により前記下部ブレークボールが前記下部ブレーク孔に嵌合されることを特徴とする請求項2に記載の容量可変回転圧縮機。
  5. 前記スロットは、第1端と第2端を180°の角度をなさせる長さに形成され、前記上部ポケット部と前記上部ブレーク孔は、前記ロックピンが前記スロットの第1端にかかっている状態で互いに一致する位置に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の容量可変回転圧縮機。
  6. 前記スロットは、第1端と第2端を180°の角度をなさせる長さに形成され、前記下部ポケット部と前記下部ブレーク孔は、前記ロックピンが前記スロットの第2端にかかっている状態で互いに一致する位置に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の容量可変回転圧縮機。
  7. 前記回転軸には、縦方向にオイル通路が形成されており、前記上部ポケット部と前記オイル通路は、前記上部ブレークボールの直径より小径を有する上部連結流路により互いに連通され、前記オイル通路を介して上昇するオイルが前記上部連結流路を介して前記上部ポケット部に伝わり、前記上部ブレークボールに対して遠心方向に油圧を働かせることを特徴とする請求項3に記載の容量可変回転圧縮機。
  8. 前記回転軸には、縦方向にオイル通路が形成されており、前記下部ポケット部と前記オイル通路は、前記下部ブレークボールの直径より小径を有する下部連結流路により互いに連通され、前記オイル通路を介して上昇するオイルが前記下部連結流路を介して前記下部ポケット部に伝わり、前記下部ブレークボールに対して遠心方向に油圧を働かせることを特徴とする請求項4に記載の容量可変回転圧縮機。
  9. 前記上部ブレーク孔は、前記上部偏心ブッシュを横方向に貫通して形成され、前記回転軸のオイル通路を介して流れるオイルを前記上部ブレーク孔を経させて前記上部偏心ブッシュの外側に排出させることを特徴とする請求項7に記載の容量可変回転圧縮機。
  10. 前記下部ブレーク孔は、前記下部偏心ブッシュを横方向に貫通して形成され、前記回転軸のオイル通路を介して流れるオイルを前記下部ブレーク孔を経させて前記下部偏心ブッシュの外側に排出させることを特徴とする請求項8に記載の容量可変回転圧縮機。
  11. 第1及び第2方向に回転する回転軸と;
    前記回転軸が挿通し、第1圧縮動作が選択的に行われる第1容量の第1圧縮室と;
    前記回転軸が挿通し、第2圧縮動作が選択的に行われる前記第1圧縮室の前記第1容量とは異なる内容積である第2容量の第2圧縮室と;
    第1及び第2圧縮室の内部にそれぞれ配設されて圧縮動作を行う第1及び第2偏心装置と;
    前記第1及び第2偏心装置の間の所定の位置に設けられ、第1及び第2端を有するスロットと;
    前記回転軸が第1及び第2方向に回転するとき、前記スロットの第1及び第2端に選択的にそれぞれかかって前記第1及び第2圧縮動作のうちいずれかをそれぞれ行わせるロックピンと;
    前記圧縮動作が行われる圧縮室でのスリップ現象を抑えるための第1及び第2ブレーク装置とを備えてなることを特徴とする容量可変回転圧縮機。
  12. 前記第1及び第2ブレーク装置は、前記第1及び第2圧縮室内の第1及び第2偏心装置にそれぞれ取り付けられることを特徴とする請求項11に記載の容量可変回転圧縮機。」
  13. 第1及び第2吸入口及び吐出口が前記第1及び第2圧縮室とそれぞれ連通するように設けられ、第1及び第2ベーンが前記第1吸入口と第吐出口との間及び第2吸入口と第2吐出口との間にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項12に記載の容量可変回転圧縮機。
  14. 前記第1及び第2偏心装置は、第1及び第2圧縮室の回転軸の外面にそれぞれ設けられた第1及び第2偏心カムと、前記第1及び第2偏心カム上にそれぞれ固定される第1、第2の偏心ブッシュと、を含めてなることを特徴とする請求項11に記載の容量可変回転圧縮機。
  15. 前記ロックピンは、前記第1及び第2偏心カムの間に設けられたことを特徴とする請求項14に記載の容量可変回転圧縮機。
  16. 前記ロックピンを締結するためのねじ孔は、第1偏心カムと第2偏心カムとの間の回転軸において、この第1及び第2偏心カムの最大偏心部と略90°の角度をなす位置に形成されたことを特徴とする請求項15に記載の容量可変回転圧縮機。
  17. 前記回転軸が前記第1または第2方向に回転するとき、前記ロックピンが前記スロットの第1端及び第2端のいずれか一方にかかると、前記第1及び第2偏心ブッシュが選択的に回転することを特徴とする請求項16に記載の容量可変回転圧縮機。
  18. 第1偏心ブッシュの最大偏心部と第2偏心ブッシュの最大偏心部は反対側に向くように偏心配置されたことを特徴とする請求項17に記載の容量可変回転圧縮機。
  19. 前記スロットの第1端と前記回転軸の中心をつなぐ線と前記スロットの第2端と前記回転軸の中心をつなぐ線との間の角度は略180°であることを特徴とする請求項18に記載の容量可変回転圧縮機。
  20. 第1ブレーク装置は第1偏心カム及び第1偏心ブッシュに跨って設けられ、第2ブレーク装置は第2偏心カム及び第2偏心ブッシュに跨って設けられたことを特徴とする請求項14に記載の容量可変回転圧縮機。
  21. 前記第1ブレーク装置は、前記第1偏心カムの外周面において一定直径に穿孔された第1ポケット部と、第1偏心ブッシュの内周面において一定直径に穿孔された第1ブレーク孔と、前記第1ポケット部に組み込まれた第1ブレークボールと、を備えてなり、前記第1ブレークボールの直径は、前記第1ポケット部の直径よりもやや小さくて第1ブレーク孔の直径よりはやや大きく形成されたことを特徴とする請求項11に記載の容量可変回転圧縮機。
  22. 前記第1ブレーク装置は、遠心力により第1ブレーク孔に部分的に嵌め込まれることにより、第1偏心カムと第1偏心ブッシュが互いにスリップするのを抑えることを特徴とする請求項21に記載の容量可変回転圧縮機。
  23. 前記第1ポケット部と連結される第1連結流路を介して前記第1ポケット部と連通するように前記回転軸に沿って縦方向に形成されたオイル通路が形成されたことを特徴とする請求項22に記載の容量可変回転圧縮機。
  24. 前記ロックピンが前記スロットの第1端にかかり、第1偏心カムと第1偏心ブッシュが前記回転軸から最大の偏心位置にあると、前記第1ポケット部と前記第1ブレーク孔を一直線に位置させることを特徴とする請求項23に記載の容量可変回転圧縮機。
  25. 前記回転軸が第1回転方向に回転する場合、前記第1ポケット部はロックピンに対して90°の角度だけ前方の位置に形成されるように配置し、前記第1ブレーク孔はスロットの第1端に対して90°の角度だけ前方の位置に形成されるように配置して、前記ロックピンがスロットの第1端にかかり、前記回転軸が第1及び第2偏心ブッシュとともに第1回転方向に回転する状態で、前記第1ポケット部を前記第1ブレーク孔に一直線に一致させることを特徴とする請求項24に記載の容量可変回転圧縮機。
  26. 前記第2ブレーク装置は、前記第2偏心カムの外周面において一定直径に穿孔された第2ポケット部と、第2偏心ブッシュの内周面において一定直径に穿孔された第2ブレーク孔と、前記第2ポケット部に組み込まれた第2ブレークボールと、を備えてなり、前記第2ブレークボールの直径は、前記第2ポケット部の直径よりもやや小さくて第2ブレーク孔の直径よりはやや大きく形成されたことを特徴とする請求項11に記載の容量可変回転圧縮機。
  27. 前記第2ブレーク装置は、遠心力により第2ブレーク孔に部分的に嵌め込まれることにより、第2偏心カムと第2偏心ブッシュが互いにスリップするのを抑えることを特徴とする請求項26に記載の容量可変回転圧縮機。
  28. 前記第2ポケット部と連結される第2連結流路を介して前記第2ポケット部と連通するように前記回転軸に沿って縦方向に形成されたオイル通路が形成されたことを特徴とする請求項27に記載の容量可変回転圧縮機。
  29. 前記ロックピンが前記スロットの第端にかかり、第2偏心カムと第2偏心ブッシュが前記回転軸から最大の偏心位置にあると、前記第2ポケット部と前記第2ブレーク孔を一直線に位置させることを特徴とする請求項28に記載の容量可変回転圧縮機。
  30. 前記回転軸が第2回転方向に回転する場合、前記第2ポケット部はロックピンに対して90°の角度だけ前方の位置に形成されるように配置し、前記第2ブレーク孔はスロットの第2端に対して90°の角度だけ前方の位置に形成されるように配置して、前記ロックピンがスロットの第2端にかかり、前記回転軸が第1及び第2偏心ブッシュとともに第2回転方向に回転する状態で、前記第2ポケット部を前記第2ブレーク孔に一直線に一致させることを特徴とする請求項26に記載の容量可変回転圧縮機。
  31. 請求項11の容量可変回転圧縮機を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
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