JP4004562B2 - 画像処理方法および装置 - Google Patents

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    • G06T2207/20016Hierarchical, coarse-to-fine, multiscale or multiresolution image processing; Pyramid transform

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は原画像における所定の周波数帯域に強調処理などの画像処理を施す画像処理方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像を表す画像信号を得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を再生表示することが種々の分野で行われている。例えば放射線画像の診断性能を向上させるために、画像信号に対してボケマスク処理等の周波数強調処理を施す方法が本出願人により提案されている(特開昭55-163772 等)。この周波数処理は、原画像を表す画像信号からボケマスク信号を減算したものに強調度を乗じたものを加える処理を施すもので、これにより画像において所定の空間周波数成分を強調するようにしたものである。
【0003】
また、画像信号に対して周波数処理を施す別の方法として、フーリエ変換、ウェーブレット変換、サブバンド変換等により画像を多重解像度画像に変換することにより画像を表す画像信号を複数の周波数帯域の信号に分解し、この分解された信号のうち、所望とする周波数帯域の信号に対して強調等の所定の画像処理を施す方法が提案されている。
【0004】
また、近年画像処理の分野において、画像を多重解像度空間に変換する新規な方法としてラプラシアンピラミッドなる方法が提案されている(例えば特開平6-301766号)。このラプラシアンピラミッドは、原画像に対してガウス関数で近似されたようなマスクによりマスク処理を施した後、画像をサブサンプリングして画素数を間引いて半分にすることにより、原画像の1/4のサイズのボケ画像を得、このボケ画像のサンプリングされた画素に値が0の画素を補間して元の大きさの画像に戻し、この画像に対してさらに上述したマスクによりマスク処理を施してボケ画像を得、このボケ画像を原画像から減算して原画像の所定の周波数帯域を表す細部画像を得るものである。この処理を得られたボケ画像に対して繰り返すことにより原画像の1/22Nの大きさのボケ画像をN個作成するものである。ここで、ガウス関数で近似されたようなマスクによりマスク処理を施した画像に対してサンプリングを行っているため、実際にはガウシアンフィルタを用いているが、ラプラシアンフィルタをかけた場合と同様の処理画像が得られる。そしてこのように原画像サイズの画像から順に1/22Nの大きさの低周波数帯域の画像が得られるため、この処理の結果得られた画像はラプラシアンピラミッドと呼ばれる。
【0005】
なお、このラプラシアンピラミッドについては、Burt P.J.,“Fast Filter Transforms for Image Processing ”,Computer Graphics and Image Processing 16 巻、20〜51頁、1981年;Crowley J.L.,Stern R.M.,“Fast Computation of the Difference of Low・Pass Transform ”IEEETrans.on Pattern Analysis and Machine Intelligence、6巻、2号、1984年3月、Mallat S.G.,“A Theory for Multiresolution Signal Decomposition ;The Wavelet Representation”IEEE Trans.on Pattern Analysis and Machine Intelligence 、11巻、7号、1989年7月;Ebrahimi T.,Kunt M.,“Image compression by Gabor Expansion”,Optical Engineering,30巻、7号、873 〜880 頁、1991年7月、およびPieter Vuylsteke,Emile Schoeters,“Multiscale Image Contrast Amplification ”SPIE Vol.2167 Image Processing(1994),pp551 〜560 に詳細が記載されている。
【0006】
そしてこのようにして得られたラプラシアンピラミッドの全ての周波数帯域の画像に対して強調処理を施し、この強調処理が施された各周波数帯域の画像を逆変換して処理済画像を得る方法が上記特開平6-301766号に記載されている。この方法は、各周波数帯域の画像信号に対して、下記の式
y=−m×(−x/m)p (x<0)
y=m×(−x/m)p (x≧0)
但し、x:画像の各画素における画素値
y:強調処理が施された画像の各画素における画素値
m:画素の取り得る値の範囲(例えば、画素の取り得る値の範囲が10ビットである場合m=1023となる。)
により画像の強調を行うものである。すなわち、pの値が1より小さいければ強調度が大きく、pの値が1より大きいほど強調度が小さくされて画像の強調が行われる。そして上記特開平6-301766号に記載されている方法は、上記式におけるpの値を0から1の範囲で選択し、これにより強調処理を施すべき画像内のすべての画素の画素値に対して強調度を1より大きくして強調処理を施すものである。すなわち、画像の画素値に関わらず、すべての画素値に対して1より大きい強調度となるような強調処理を施すものである。そしてこのように処理が施された画像は、各周波数帯域において画像が強調されているため、実質的に上述したボケマスク処理において複数のサイズのマスクによりボケマスク処理を施したような画像となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した多重解像度変換により得られる複数の周波数帯域の画像のうち、比較的高周波数帯域の画像については、観察の対象となるエッジなどの比較的細かい部分を表すものであるため、ある画素における信号値はその画素の比較的近傍の画素とのコントラストの差を表すものとなっている。一方、比較的低周波数帯域の画像ついては、原画像の背景の緩やかな変化を表すため、ある画素における信号値はその画素から比較的離れた画素とのコントラストの差を表すものとなっている。したがって、比較的低周波数帯域の画像における画素値は、高周波数帯域の画像における画素値と比較して値がより大きいものである。
【0008】
例えば、比較的高濃度の観察の対象となる部分が存在する画像において、その部分の周囲が低濃度の場合は周囲の領域とのコントラストが比較的大きいため観察がし易いものである。しかしながら、その部分の周囲が比較的高濃度の場合は周囲とのコントラストがそれほど大きくないため、観察がしにくいものである。
【0009】
このような画像において、上述した特開平6-301766号に記載されている方法により強調処理を施すと、周囲とのコントラストがそれほど大きくない観察の対象となる部分については、この部分とともにその周囲も強調されてしまうため、強調処理を施しても観察の対象となる部分は見にくい状態のままであった。
【0010】
本発明による発明は上記事情に鑑み、周囲の領域とのコントラストがそれほど大きくない部分をより見易くすることができる画像処理方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像処理方法および装置は、画像を多重解像度空間に変換することにより、該画像を複数の周波数帯域ごとの画像に分解し、分解された複数の周波数帯域のうち所定の周波数帯域の画像に対して、該所定の周波数帯域の画像の各画素における画素値が所定の閾値以上となる画素に対する強調度を他の画素に対する強調度よりも小さくして強調処理を施し、この強調処理が施された周波数帯域の画像および他の周波数帯域の画像を逆変換することにより処理済画像信号を得ることを特徴とするものである。
【0012】
ここで、強調度を小さくするとは、強調度を弱める場合、すなわち抑制する場合をも含むものである。
【0013】
【発明の効果】
画像を多重解像度空間に変換することにより得られる複数の周波数帯域の画像のうち、比較的高周波数帯域の画像については、観察の対象となる比較的細かい部分を表すものであるため、ある画素における信号値はその画素の比較的近傍の画素とのコントラストの差を表すものとなっている。一方、比較的低周波数帯域の画像ついては、原画像の背景の緩やかな変化を表すため、ある画素における信号値はその画素から比較的離れた画素とのコントラストの差を表すものとなっている。したがって、比較的低周波数帯域の画像における画素値は、高周波数帯域の画像における画素値と比較して値がより大きいものである。
【0014】
本発明による画像処理方法および装置はこの点に鑑みてなされたものであり、多重解像度空間に変換された複数の周波数帯域の画像のうち、強調処理を施すべき所定の周波数帯域の画像に対して、各画素における画素値が所定の閾値よりも大きい場合に、その画素における強調度を他の画素における強調度よりも小さくして強調処理を施すようにしたものである。したがって、画素値が比較的大きい値を有する低周波数帯域の画像においては強調度が小さくなり、画素値が比較的小さい高周波数帯域の画像においては強調度が大きくなる。そしてこれにより、観察の対象となる部分の周囲の濃度が比較的大きく、観察対象部分が見にくい場合であっても、観察対象部分の周囲の強調度は小さくされるとともにこの部分が強調されるため、対象とする部分がより観察し易いものとすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
図1は本発明による画像処理方法を実施するための装置の概略を表すブロック図である。図1に示すように本発明による画像処理方法を実施するための装置は、装置に画像を入力するための画像入力手段1と、入力された画像に対して多重解像度分解処理を施す多重解像度分解処理手段2と、多重解像度分解処理手段2において複数の周波数帯域に分解された画像のうち、所定の周波数帯域の画像に対して後述するような強調処理を施す強調処理手段3と、強調処理手段3により強調処理が施された周波数帯域の画像および他の周波数帯域の画像を復元して処理済画像を得るための復元処理手段4と、復元処理手段4により復元された処理済画像を可視像として再生するための画像出力手段5と、強調処理手段3において施される強調処理の強調度のテーブルを記憶するテーブル記憶手段6とからなるものである。
【0017】
次いで本発明による画像処理方法の作用について説明する。図2は図1における多重解像度分解処理手段2において行われる処理を説明するためのブロック図である。なお、本実施の形態においてはラプラシアンピラミッドの手法により画像信号Sを多重解像度画像に分解するものとする。図2に示すように原画像を表すデジタルの画像信号Sが多重解像度分解処理手段2に入力されると、フィルタリング手段10においてローパスフィルタによりフィルタリングされる。このローパスフィルタは例えば図3に示すように5×5のグリッド上の二次元ガウス分布に略対応している。このローパスフィルタは後述するように全ての解像度の画像に対して適用される。
【0018】
このようなローパスフィルタによりフィルタリングされた画像信号Sはフィルタリング手段10において1画素おきにサンプリングされ、低解像度近似画像g1が得られる。この低解像度近似画像g1 は、原画像の1/4の大きさとなっている。次いで補間手段11において、この低解像度近似画像g1 のサンプリングされた間隔に値が0の画素が補間される。この補間は低解像度近似画像g1 の一列毎および一行毎に値が0の行および列を挿入することにより行う。このように値が0の画素が補間された低解像度近似画像g1 はぼけてはいるものの一画素おきに値が0の画素が挿入されているため、信号値の変化が滑らかではないものとなっている。
【0019】
そしてこのようにして補間が行われた後、さらにこの補間がなされた低解像度近似画像g1 に対して図3に示すローパスフィルタにより再度フィルタリング処理を施し、低解像度近似画像g1 ′を得る。この低解像度近似画像g1 ′は上述した補間がなされた低解像度近似画像g1 と比較して信号値の変化が滑らかなものとなっている。また原画像と比較して周波数帯域的には半分より高い高周波数が消えたような画像となっている。これは画像の大きさを1/4にして一画素おきに値が0の画素を補間し、さらに図3に示すローパスフィルタによりフィルタリング処理を施しているため、ガウス関数により空間周波数が半分よりも高い周波数帯域の画像がぼかされたようになっているからである。
【0020】
次いで減算器12において、原画像から低解像度近似画像g1 ′の減算が行われ、細部画像b0 が得られる。この減算は原画像と低解像度近似画像g 1′との相対応する画素についての信号間で行われる。ここで、低解像度近似画像g1 ′は上述したように原画像の空間周波数のうち半分より高い周波数帯域の画像がぼけたようになっているため、細部画像b0 は原画像のうち半分より上の周波数帯域のみを表す画像となっている。すなわち、図4に示すように細部画像b0 は原画像のナイキスト周波数NのうちN/2〜Nの周波数帯域の画像を表すものとなっている。
【0021】
次いで、低解像度近似画像g1 はフィルタリング手段10に入力され、図3に示すローパスフィルタによりフィルタリング処理が施される。そしてフィルタリング処理が施された低解像度近似画像g1 は、フィルタリング手段10において1画素おきにサンプリングされ、低解像度近似画像g2 が得られる。この低解像度近似画像g2 は、低解像度近似画像g1 の1/4すなわち原画像の1/16の大きさとなっている。次いで補間手段11において、この低解像度近似画像g2 のサンプリングされた間隔に値が0の画素が補間される。この補間は低解像度近似画像g2 の一列毎および一行毎に値が0の行および列を挿入することにより行う。このように値が0の画素が補間された低解像度近似画像g2 はぼけてはいるものの一画素おきに値が0の画素が挿入されているため、信号値の変化が滑らかではないものとなっている。
【0022】
そしてこのようにして補間が行われた後、さらにこの補間がなされた低解像度近似画像g2 に対して図3に示すローパスフィルタにより再度フィルタリング処理を施し、低解像度近似画像g2 ′を得る。この低解像度近似画像g2 ′は上述した補間がなされた低解像度近似画像g2 と比較して信号値の変化が滑らかなものとなっている。また低解像度近似画像g1 と比較して周波数帯域的には半分より高い周波数帯域の画像が消えたようになっている。
【0023】
次いで減算器12において、低解像度近似画像g1 から低解像度近似画像g2 ′の減算が行われ、細部画像b1 が得られる。この減算は低解像度近似画像g1 と低解像度近似画像g2 ′との相対応する画素についての信号間で行われる。ここで、低解像度近似画像g2 ′は上述したように低解像度近似画像g1 の空間周波数のうち半分より高い周波数帯域の画像がぼけたようになっているため、細部画像b1 は低解像度近似画像g1 のうち半分より上の周波数帯域のみを表す画像となっている。すなわち、図4に示すように細部画像b1 は低解像度近似画像g1のうちの半分より上の周波数帯域のみ、すなわち原画像のナイキスト周波数NのうちN/4〜N/2の周波数帯域の画像を表すものとなっている。このようにガウス分布のローパスフィルタによりフィルタリング処理を施して細部画像を得るようにしているが、フィルタリング処理が施された画像を低解像度近似画像から減算していることから、実質的にはラプラシアンフィルタによりフィルタリング処理を施した場合と同様の結果となる。
【0024】
そして上述した処理をフィルタリング手段10によりフィルタリングされかつサンプリングされた低解像度近似画像gk (k=1〜N)に対して順次繰り返し行い、図4に示すようにn個の細部画像bk (k=1〜n)および低解像度近似画像の残留画像gL を得る。ここで、細部画像bk は、b0 から順に解像度が低くなる、すなわち画像の周波数帯域が低くなるものであり、原画像のナイキスト周波数Nに対して、細部画像bk はN/2k+1 〜N/2k の周波数帯域を表し、画像の大きさが原画像の1/22k倍となっている。すなわち、最も解像度が高い細部画像b0 は原画像と同じ大きさであるが、細部画像b0 の次に高解像度の細部画像b1 原画像の大きさの1/4となっている。このように、細部画像が原画像と同一の大きさのものから順次小さくなり、また細部画像はラプラシアンフィルタを施したものと実質的に同一の画像であることから、本実施の形態による多重解像度変換はラプラシアンピラミッドと呼ばれるものである。また、残留画像gL は原画像の非常に解像度が低い近似画像であると見なすことができ、極端な場合は、残留画像gL は原画像の平均値を表す1つだけの画像からなるものとなる。そしてこのようにして得られた細部画像bk および残留画像gL は図示しないメモリに記憶される。
【0025】
次いでこのようにして得られた細部画像bk に対して強調処理手段3において強調処理が施される。以下強調処理の詳細について説明する。
【0026】
例えば、図5(a) に示すような信号値を有する画像において、部分Aと、部分Bとを比較すると、部分Aの周囲は比較的低濃度であり、部分Bの周囲は比較的高濃度であることから、画像上においては部分Bは部分Aと比較して見にくいものとなっている。このような場合、部分Bの周囲の濃度を低くすることにより部分Bはより見易いものとなる。本発明による画像処理方法および装置はこの点に鑑みてなされたものであり、多重解像度空間に変換された細部画像bk のうち強調処理を施すべき所定の周波数帯域のについて、細部画像bk の画素値を所定の閾値αと比較し、画素値がこの閾値αより大きい場合は強調度を小さくし、画素値が閾値αよりも小さい場合は強調度を大きくするようにしたものである。例えば、図5(a) に示す信号値を有する画像を上述したラプラシアンピラミッドの手法により多重解像度空間に変換すると、比較的高周波数帯域の信号は図5(b) に、比較的低周波数帯域の信号は図5(c) に示すようなものとなる。ここで、図5(c) に示す低周波数帯域の信号は図5(b) に示す高周波数帯域の信号と比較して、部分Bに対応する領域において、信号値が他の領域よりも大きくなっている。そしてこの信号値を閾値αと比較して強調度を決定する。
【0027】
この強調度を決定するための、テーブル記憶手段6に記憶されたテーブルT1を図6に示す。図6に示すようにテーブルT1により細部画像bk の信号値の絶対値が閾値αよりも大きいときは信号は抑制され、信号値の絶対値が閾値αよりも小さいときは信号は強調される。ここで、図6においてmは画素の取り得る値の範囲を示し、例えば画素の取り得る値の範囲が10ビットである場合m=1023となる。そしてこのような場合、閾値αは256程度となる。そしてこのテーブルT1に基づいて、図5(b) に示す高周波数帯域の画像および図5(c) に示す低周波数帯域の画像に対して強調処理を施す。
【0028】
このような強調処理により、図5(c) に示す低周波数帯域の画像においては図5(f) に示すように信号が抑制され、図5(b) に示す高周波数帯域の画像においては図5(e) に示すように信号が強調される。
【0029】
次いで、強調処理が施された周波数帯域の細部画像bk および他の周波数帯域の細部画像を逆変換する。この逆変換の処理は復元処理手段4において以下のようにして行われる。
【0030】
図7は細部画像の逆変換の詳細を表す図である。まず、残留画像gL が補間手段14により各画素の間が補間されて元の大きさの4倍の大きさの画像gL ′とされる。次に加算器15においてその補間された画像gL ′と最も低解像度の細部画像bn-1 の相対応する画素同志で加算を行い、加算画像(gL ′+bn-1 )を得る。次いでこの加算画像(gL ′+bn-1 )は補間手段14に入力され、この補間手段14において各画素の間が補間されて元の大きさの4倍の大きさの画像bn-1´とされる。
【0031】
次いでこの画像bn-1 ′は、加算器15において細部画像bn-1 の一段階高解像度の画像bn-2 と相対応する画素同志の加算が行われ、加算された加算信号(bn-1 ′+bn-2 )は補間手段14において各画素の間隔が補間され、細部画像bn-2 の4倍の大きさの画像bn-2 とされる。
【0032】
以上の処理を繰り返し、強調画像bkpについても同様の処理を施す。すなわち、強調画像bkpと上述した処理が施された一段階低解像度の画像bk-1 ′との加算が加算器15において行われ、さらに加算信号(bkp+bk-1 ′)に対して補間手段14において各画素の間が補間され、補間信号bkp′を得る。そしてこの処理をより高周波の細部画像に対して順次行い、最終的に加算器15において補間画像b1 ′と最高解像度の細部画像b0 との加算が行われ、処理済画像信号S′を得る。この処理済画像信号S′は図5(d) に示すように、部分Bの周囲の信号値が原画像と比較して小さくなっている。
【0033】
このようにして得られた処理済画像信号S′は画像出力手段5に入力され、可視像として表示される。この画像出力手段5はCRT等のディスプレイ手段でもよいし、感光フィルムに光走査記録を行う記録装置であってもよいし、あるいはそのために画像信号を一旦光ディスク、磁気ディスク等の画像ファイルに記憶させる装置であってもよい。
【0034】
このようにしてラプラシアンピラミッドにより多重解像度に変換された細部画像に対して、強調処理を施すべき所望とする周波数帯域の細部画像に対する強調度をその所望とする周波数帯域の画像における画素の画素値に基づき、画素値が所定の閾値αよりも大きい場合は強調度を抑制し、閾値αよりも小さい場合は強調度を大きくするような処理を施すようにしたため、上述した図5(a) に示すように観察の対象となる部分の周囲の濃度が比較的高いような場合であっても、その周囲の濃度が低くなり、したがって、観察の対象となる部分の周囲とのコントラストが明瞭となり、観察がよりし易いものとなる。
【0035】
なお、上述した実施の形態における閾値αの値は、例えば画素の取り得る値の範囲が10ビットである場合256程度にすればよいが、この閾値αの値はこれに限定されるものではなく、画素の取り得る値の範囲あるいは画像の種類などに応じて種々変更可能なものである。
【0036】
また、上述した実施の形態においては、強調度を決定するためのテーブルT1を図6に示すようなものとしているが、これに限定されるものではなく、例えば図8に示すようなテーブルT2を用いるようにしてもよい。図8に示すように、テーブルT2は画素値の絶対値が閾値αよりも大きい場合は信号を抑制し、画素値の絶対値が閾値βよりも小さいときは信号に対して強調も抑制も行わないようにしたものである。このようなテーブルT2を用いることにより、ノイズと見なせる非常に画素値が小さい部分は強調されないこととなり、ノイズが目立たない高画質の処理済画像を得ることができる。
【0037】
また、上述した実施の形態においては、画像を多重解像度画像に変換するためにラプラシアンピラミッドの手法を用いているが、これに限定されるものではなく、例えばウェーブレット変換、あるいはサブバンド変換等他の方法により多重解像度画像に変換するようにしてもよいものである。
【0038】
ここで、ウェーブレット変換は、周波数解析の方法として近年開発されたものであり、ステレオのパターンマッチング、データ圧縮等に応用がなされているものである(OLIVIER RIOUL and MARTIN VETTERLI;Wavelets and Signal Processing,IEEE SP MAGAZINE,P.14-38,OCTOBER 1991、Stephane Mallat;Zero-Crossings of a Wavelet Transform,IEEE TRANSACTIONS ON INFORMATION THEORY,VOL.37,NO.4,P.1019-1033,JULY 1991 )。
【0039】
このウェーブレット変換は、
【0040】
【数1】
Figure 0004004562
【0041】
なる式において信号を複数の周波数帯域ごとの周波数信号に変換するものである。すなわち、関数hの周期および縮率を変化させ、原信号を移動させることによりフィルタリング処理を行えば、細かな周波数から粗い周波数までの所望とする周波数に適合した周波数信号を作成することができる。
【0042】
一方、サブバンド変換は、ウェーブレット変換のように1種類のフィルタにより2つの周波数帯域の画像を得るのみではなく、複数種類のフィルタを用いて複数の周波数帯域の画像を一度に得ることをも含む変換方法である。
【0043】
そして、このようにウェーブレット変換あるいはサブバンド変換により得られた複数の周波数帯域ごとの画像に対して上述したラプラシアンピラミッドの場合と同様に、強調処理を行うことにより、所望とする周波数帯域の画像が強調されるが、この周波数帯域におけるノイズ等の不要な部分は強調されないため、ノイズが目立たない観察読影に適した良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理方法を実施するための装置のブロック図
【図2】多重解像度分解処理手段の詳細を表す図
【図3】ローパスフィルタを表す図
【図4】ラプラシアンピラミッドが施された複数の周波数帯域ごとの細部画像を表す図
【図5】画像信号値の変化を表す図
【図6】強調度を表すテーブル
【図7】復元処理手段の詳細を表す図
【図8】強調度を表すテーブル
【符号の説明】
1 画像入力手段
2 多重解像度分解処理手段
3 強調処理手段
4 復元処理手段
5 画像出力手段
6 テーブル記憶手段
10 フィルタリング手段
11 補間手段
12 減算器
14 補間手段
15 加算器

Claims (2)

  1. 画像を多重解像度空間に変換することにより、該画像を複数の周波数帯域ごとの画像に分解し、
    該複数の周波数帯域のうち所定の周波数帯域の画像に対して、該所定の周波数帯域の画像の各画素における画素値の絶対値が第1の閾値以上となる画素については画素値を抑制し、前記第2の閾値以上第1の閾値未満となる画素については画素値を強調し、前記第2の閾値未満の画素については画素値を変更しない強調抑制処理を施し、
    該強調抑制処理が施された周波数帯域の画像および他の周波数帯域の画像を逆変換することにより処理済画を得ることを特徴とする画像処理方法。
  2. 画像を多重解像度空間に変換することにより、該画像を複数の周波数帯域ごとの画像に分解する分解手段と、
    該複数の周波数帯域のうち所定の周波数帯域の画像に対して、該所定の周波数帯域の画像の各画素における画素値の絶対値が第1の閾値以上となる画素については画素値を抑制し、前記第2の閾値以上第1の閾値未満となる画素については画素値を強調し、前記第2の閾値未満の画素については画素値を変更しない強調抑制処理を施す強調抑制処理手段と、
    該強調抑制処理が施された周波数帯域の画像および他の周波数帯域の画像を逆変換することにより処理済画を得る逆変換手段とからなることを特徴とする画像処理装置。
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