JP3999607B2

JP3999607B2 - Pachinko machine

Info

Publication number: JP3999607B2
Application number: JP2002256928A
Authority: JP
Inventors: 康浩武内
Original assignee: Toyomaru Industry Co Ltd
Current assignee: Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date: 2002-09-02
Filing date: 2002-09-02
Publication date: 2007-10-31
Anticipated expiration: 2022-08-27
Also published as: JP2004081750A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
パチンコ機において、始動口への入賞に基づき図柄表示部の図柄について変動表示後に確定表示をし、確定表示の態様を大当り図柄に該当させると、入賞し易い大入賞口が開成する図柄合わせタイプが知られている。また、図柄合わせタイプにおいて、確定表示の態様を更に特定大当り図柄に該当させた以降、再度大当り図柄に該当させる確率を上昇させる確率変動タイプが知られている。
【０００３】
更に、確率変動タイプにおいて、特定大当り図柄でない大当り図柄、すなわち通常大当り図柄に確定表示を該当させた以降、変動表示に要する時間を特定回数だけ短縮する変動時間短縮状態を生起可能とした変動時間短縮付与タイプが存在する。このような変動時間短縮付与タイプとしては、図１０（ａ）に示すように、特定大当り図柄の確定表示に続く通常大当り図柄の確定表示後のみ変動時間短縮状態が付与されるものと、図１０（ｂ）に示すように、通常大当り図柄の確定表示後は必ず変動時間短縮状態が付与されるものとがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
図１０（ａ）に係るパチンコ機では、変動時間短縮状態において通常大当り図柄の確定表示をしようとした場合、大入賞口は開成するものの、確率上昇も変動時間短縮も終了してしまうことにより興ざめの原因となる。一方、図１０（ｂ）に係るパチンコ機では、いずれの大当り図柄の確定表示においても変動時間短縮状態が得られるという観点からすればワンパターンであるし、大当り確率を辛く設定する必要を生じて、大当りをなかなか得られないという興ざめの原因となる。
【０００５】
そこで、請求項１に記載の発明は、特定の通常大当りにおいて変動時間短縮状態を提供するように遊技を調整することで、いつまでも興味をもって遊技可能とすることを目的としたものである。
【０００６】
また、請求項２に記載の発明は、特定の通常大当りにおいて多くの変動表示に亘る変動時間短縮状態を提供するように遊技を調整することで、いつまでも興味をもって遊技可能とすることを目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、特定大当り、通常大当りまたは外れであることを報知するための特別図柄につき、始動口への入賞に基づいて、各種設定時間に亘る変動表示の後に確定表示をする図柄表示部と、特定大当りまたは通常大当りに係る確定表示に基づいて、入賞が容易であるように開成する特定入賞口と、特定入賞口への入賞に基づき所定数の遊技球を払出す払出部と、各部を制御する制御部とを備え、制御部において、抽選により、各確定表示を、特定大当り、通常大当りまたは外れと定める当り判定処理と、特定大当りに係る確定表示をすることに対応して、次回の特定大当りまたは通常大当りとなる確率を増加する確率変動状態を生起するように設定する確率変動設定処理と、確率変動状態において通常大当りに係る確定表示をしたことに対応して、その後における変動表示の設定時間の平均値が、特定回数までの変動表示において短縮される変動時間短縮状態を生起するように設定する短縮設定処理とを行うと共に、変動時間短縮状態において通常大当りに係る確定表示をしたことに対応して、再度特別回数までにおいて変動表示の設定時間の平均値が短縮される変動時間短縮状態を生起するように設定する再短縮設定処理を行い、確率変動状態でなくかつ変動時間短縮状態でない状態において通常大当りに係る確定表示をしたことに対応して、変動表示の設定時間の平均値が短縮される変動時間短縮状態を生起するように設定する処理をしないことを特徴とするものである。
【０００８】
上記目的を達成するために、請求項２に記載の発明は、特定大当り、通常大当りまたは外れであることを報知するための特別図柄につき、始動口への入賞に基づいて、各種設定時間に亘る変動表示の後に確定表示をする図柄表示部と、特定大当りまたは通常大当りに係る確定表示に基づいて、入賞が容易であるように開成する特定入賞口と、特定入賞口への入賞に基づき所定数の遊技球を払出す払出部と、各部を制御する制御部とを備え、制御部において、抽選により、各確定表示を、特定大当り、通常大当りまたは外れと定める当り判定処理と、特定大当りに係る確定表示をすることに対応して、次回の特定大当りまたは通常大当りとなる確率を増加する確率変動状態を生起するように設定する確率変動設定処理と、確率変動状態において通常大当りに係る確定表示をしたことに対応して、その後における変動表示の設定時間の平均値が、特定回数までの変動表示において短縮される変動時間短縮状態を生起するように設定する短縮設定処理とを行うと共に、変動時間短縮状態において通常大当りに係る確定表示をしたことに対応して、再度特別回数までにおいて変動表示の設定時間の平均値が短縮される変動時間短縮状態を生起するように設定する再短縮設定処理を行い、確率変動状態でなくかつ変動時間短縮状態でない状態において通常大当りに係る確定表示をしたことに対応して、変動表示の設定時間の平均値が、特別回数より少ない所定回数において短縮される変動時間短縮状態を生起するように設定する別短縮設定処理を行うことを特徴とするものである。
【０００９】
請求項３に記載の発明は、上記目的に加えて、興味深い変動時間短縮状態を演出し、また変動時間短縮状態に関する情報を明確に提供する目的を達成するため、更に、特定回数、特別回数、所定回数、残り特定回数、残り特別回数、残り所定回数、経過特定回数、経過特別回数、または経過所定回数を報知する回数報知部を含むことを特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
（１）まず、本発明の実施の形態のうち、第１形態に係るパチンコ機について、外的側面から説明する。
【００１１】
図１は当該パチンコ機１の正面側斜視図である。パチンコ機１は、正面上部に、特別図柄２を表示可能な図柄表示部３を備えた図柄表示装置４、チューリップ型の始動口５、前開きに開成可能な特定入賞口としての大入賞口６等を設置した遊技領域８を有している。また、パチンコ機１の正面下部には、遊技球を載置する上皿１０および下皿１２を設け、更に下皿１２に隣接して、遊技球発射時における操作のためのハンドル１４を有している。
【００１２】
図２は、図柄表示部３を示すものである。特別図柄２は、左特別図柄２Ｌ、右特別図柄２Ｒ、中特別図柄２Ｃからなる。左特別図柄２Ｌ等は、記号により表現され、パチンコ機１では、麻雀牌の「一萬」から「九萬」および「白」「発」「中」の１２種類となっている。
【００１３】
そして、特別図柄２につき、左特別図柄２Ｌ等を一定時間（例えば２秒）以上に亘り停止表示をすることで確定表示をする。確定表示において、左特別図柄２Ｌ等が全て同種であれば大当りとする。また、大当りのうち「三萬」「五萬」「七萬」「白」「発」「中」に係るものを特定大当りとし、これ以外の大当りを通常大当りとする。
【００１４】
また、図柄表示部３において、変動時間の短縮設定に係る残り特定回数を表示する回数報知部としての特定回数表示部１５を割当てている。なお、特定回数表示部１５は、短縮設定時以外においては、特別図柄２ないしは背景等の表示を行っている。
【００１５】
図３はパチンコ機１の背面側斜視図である。パチンコ機１は、背面上部に、島設備からの遊技球を貯留するタンク１６、タンク１６から上皿１０または下皿１２の奥まで延びる遊技球通路１８、遊技球通路１８に位置させた図示しない回転体を含み、回転体を制御することで遊技球を上皿１０または下皿１２へ送る、払出部としての払出装置２０を備えている。
【００１６】
（２）次に、パチンコ機１の内的側面について説明する。
【００１７】
図４はパチンコ機１内部の一部を示すブロック図である。パチンコ機１は、図３にも示されるように、背面下部において、コマンドを送信することで主な制御を司る主制御基板２２、主制御基板２２からのコマンドを受信し、図柄表示装置４へ表示コマンドを送信するサブ統合基板２４、およびサブ統合基板２４により直接に点灯，発音制御される電飾基板２９，スピーカー３０を封入している。なお、電飾基板２９は、遊技領域８やその周囲等に配置される。
【００１８】
主制御基板１８は、ＲＯＭおよびＲＡＭを内蔵した主ＣＰＵ３２を有している。主ＣＰＵ３２は、ＲＯＭにおいて保持する大当り判定プログラム、コマンド作成プログラム、コマンド送信プログラム等のプログラムを実行可能である。なお、大当り判定プログラムおよびコマンド作成プログラムの一部が、当り判定処理を構成する。
【００１９】
また、主ＣＰＵ３２は、大当り判定に係るループカウンタ（値域０〜２３４で整数）、図柄決定用のループカウンタ（３種類、同様に０〜１１）、図柄の変動表示パターン（変動パターン）決定用のループカウンタ（同様に０〜４１０）を、自らが発生する２ｍｓ（ミリ秒）毎の割込に基づき駆動する。更に、主ＣＰＵ３２は、各ループカウンタの抽出値（順にＶ、ＳＲ・ＳＬ・ＳＣ、Ｄとする）を取得可能である。極めて速く駆動するループカウンタから抽出値を得ることで、抽出値は乱数とみなすことができ、したがって抽出値の取得は抽選に相当することとなる。なお、パチンコ機１では、抽出値Ｖ，ＳＬが当り判定処理に利用される。
【００２０】
加えて、主ＣＰＵ３２は、変動時間短縮設定の特定回数に係る減算カウンタＪをも駆動可能である。減算カウンタＪの初期値は、１００である。また、主ＣＰＵ３２のＲＡＭは、遊技状態を示す状態フラグＦを記憶する。パチンコ機１において、状態フラグＦは、０で通常状態、１で大当り状態、２で確率変動状態、３で変動時間短縮状態を示す。そして、状態フラグＦ＝２とする処理が、確率変動設定処理に対応し、状態フラグＦ＝３とする処理が、短縮設定処理または再短縮設定処理に対応する。
【００２１】
更に、主ＣＰＵ３２のＲＡＭは、大当りが成立したか否かを示す大当りフラグＢ、確率変動状態が成立したか否かを示す確率変動フラグＣ、および変動時間短縮状態が成立したか否かを示す短縮フラグＧを格納可能である。なお、パチンコ機１において、各フラグは、０で不成立、１で成立を示す。
【００２２】
また、主ＣＰＵ３２のＲＯＭは、図５に示すような、第１バイト（ＤＡＴＡ１）を８０Ｈ（１６進数）としたコマンドと抽出値Ｄとの対応を示すテーブル３４を格納している。コマンドの内容は、図６に示すとおりであり、第２バイト（ＤＡＴＡ２）でその種類を表現する。また、１個のコマンドで、変動パターンの指定、電飾基板２９に対する電飾点灯指定、スピーカー３０への発音指定を同時に表現する。
【００２３】
パチンコ機１では、変動パターン毎に、その所要時間（５１００ｍｓ，８０００ｍｓ・・）を定めており、パターンの種類を示す末尾の数字が進む毎に時間を要するようになっている。したがって、変動表示は、変動パターンの決定によりその設定時間が定められ、設定時間に亘るものとなる。なお、主ＣＰＵ３２は、所要時間の経過を検知するためのタイマＴを駆動可能である。
【００２４】
また、主ＣＰＵ３２は、遊技状態が通常（低確率）ではなく高確率（確率変動中）であることを示す以外は同様な指令を表現する、ＤＡＴＡ１を８１Ｈとしたパターン指定コマンドを発信可能である。
【００２５】
なお、主ＣＰＵ３２は、抽出値ＳＣあるいは中特別図柄２Ｃに関連して、図７に示すような、ＤＡＴＡ１を８３Ｈとする中指定コマンドを発信可能である。また、主ＣＰＵ３２は、同様にして、抽出値ＳＬ・左特別図柄２Ｌに関する８２Ｈの左指定コマンド、および抽出値ＳＲ・右特別図柄２Ｒに関する８４Ｈの右指定コマンドを送信可能である。更に、主ＣＰＵ３２は、確定表示実行の合図としての、ＤＡＴＡ１を８５Ｈとし、ＤＡＴＡ２を０１Ｈとする確定コマンドを発信可能である。
【００２６】
また、主制御基板２２は、始動口５，大入賞口６へ入賞した遊技球の検知信号を発信する遊技球センサ３６，３７と接続されている。更に、主制御基板２２は、払出装置２０の回転体とも接続されている。
【００２７】
また更に、主制御基板２２は、通電により大入賞口６を押出し、大入賞口の開閉成を実現するソレノイド３８とも接続されている。なお、主制御基板２２と各部材とは、不正防止のために片方向通信のみ可能として接続している。
【００２８】
一方、サブ統合基板２４は、ＲＯＭおよびＲＡＭを内蔵したサブＣＰＵ４０を有している。サブＣＰＵ４０は、ＲＯＭにおいて保持するコマンド受信プログラム等のプログラムを実行する。
【００２９】
他方、図柄表示装置４は、ＲＯＭおよびＲＡＭを内蔵した図柄表示ＣＰＵ４２を有している。図柄表示ＣＰＵ４０は、サブ統合基板２４からの表示コマンドに基づいて、特別図柄２の変動表示および確定表示を、ＲＯＭ内の図柄表示プログラムを実行することで図柄表示部３において行う。
【００３０】
また、図柄表示ＣＰＵ４２はＲＯＭ内の特定回数表示プログラムを実行し、高確率に係る変動表示（高確率変動）に関する８１Ｈのコマンドの後に、低確率に係る変動表示（低確率変動）に関する８０Ｈのコマンドを受信するか、または残り特定回数Ｗ内において通常大当りに係る左特別図柄２Ｌ等の組合わせを受取ることを判断することで、変動時間短縮状態を認識し、特定回数表示部１５において残り特定回数Ｗを表示する。なお、図柄表示ＣＰＵ４２は、残り特定回数Ｗを確定表示毎に更新し、ＲＡＭに格納する。
【００３１】
なお、各ＣＰＵ３２，４０，４２あるいはこれを搭載した図柄表示装置４または各基板２２，２４は、上記の通りパチンコ機１の動作を制御するため、制御部を構成するものである。
【００３２】
（３）続いて、パチンコ機１の動作面につき、主制御基板２２側における通常状態時の変動表示に係る処理等から説明する。
【００３３】
パチンコ機１において、電源投入直後は通常状態（フラグＦ＝０）であり、確率変動設定、変動時間短縮設定はなされておらず、大入賞口６は閉成している。通常状態において、ハンドル１４の操作により発射された上皿１０からの遊技球が、始動口６に入賞すると、その遊技球センサ３６が検知信号を発信する。当該検知信号を受けた主ＣＰＵ３２は、一定上限（例えば４）まで入賞個数を記憶する（作動保留）。また、主ＣＰＵ３２は、入賞個数の記憶時、各抽出値を取得し、当該入賞に係るものとして共に記憶しておく（抽選の実行）。
【００３４】
また、主ＣＰＵ３２は、入賞個数の記憶が１以上であり、かつ特別図柄２の確定表示後であって変動表示前であると、当該個数を１減算し、最も古い抽出値群の記憶を利用した、特別図柄２の変動表示および確定表示のための処理を開始する。したがって、パチンコ機１は、始動口５への入賞に基づいて、特別図柄２に関し変動表示および確定表示を行うものである。なお、主ＣＰＵ３２は、変動表示を終えると、これに対応する抽出値群の記憶を消去する。
【００３５】
主ＣＰＵ３２は、特別図柄２の変動表示に際し、当り判定処理の一部として大当り判定プログラムを実行し、通常状態において、抽出値Ｖが所定値（例えば７）であるかを判断する。真であれば、大当りフラグＢ＝１とし、当該確定表示以降の遊技状態を大当り状態に指定する。また、偽であれば、大当りフラグＢあるいは遊技状態はそのままにする。
【００３６】
更に、主ＣＰＵ３２は、コマンド作成プログラムを実行し、各種コマンドを作成する。
【００３７】
パターン指定コマンドに関しては、抽出値Ｄをテーブル３４に当てはめることで対応するコマンドを得て作成する。なお、テーブル３４において、抽出値Ｄの割当てを、各種フラグの値によって異ならせている。状態フラグＦ＝０すなわち通常状態の場合は、比較的短い所要時間の変動パターンが多く選択されるように割当てられる。一方、いずれの状態であっても、大当りフラグＢ＝１で大当り状態を生起する場合は、比較的長い所要時間の変動パターンを指定するコマンドに多くを割当て、また変動パターン１および変動パターン２に係るコマンドを生成しないために当該コマンドに対し割当てをしない。なお、主ＣＰＵ３２は、作成されたパターン指定コマンドに対応するように、変動表示の所要時間に係るタイマＴをセットしておく。
【００３８】
また、左指定コマンド等に関しては、図８に示すように決定する。すなわち、主ＣＰＵ３２は、ステップ１００において、大当りフラグＢを参照する。
【００３９】
大当りフラグＢが１であれば、ステップ１０２に移行し、抽出値ＳＬの値を抽出値ＳＲに上書きすると共に、ステップ１０４に移行し、抽出値ＳＬの値を抽出値ＳＣにも上書きして、抽出値ＳＬ，ＳＲ，ＳＣを揃える。したがって、大当り状態を生起すべき場合に、特別図柄２の確定表示として大当りに係るもの（大当り図柄）を指定するコマンドが発行される。
【００４０】
更に、大当りフラグＢが１である場合の処理として、確率変動フラグＣに係るものを行う（ステップ１０６）。ステップ１０６では、抽出値ＳＬが「三萬」「五萬」「七萬」「白」「発」「中」を指定する値に該当しているか否かを判断し、該当していれば、確率変動フラグＣを１とする。なお、パチンコ機１では抽出値ＳＬによって特定大当りか通常大当りかが決るため、ステップ１０６は当り判定処理の一部を構成する。
【００４１】
そして、主ＣＰＵ３２は、ステップ１０８へ移行して、左指定コマンド等を、抽出値ＳＬ等にＤＡＴＡ１を合わせることで実際に作成し、ＲＡＭ内の所定エリアに格納する。
【００４２】
以上より、パチンコ機１においては、抽出値ＳＬによる抽選によって特定大当りか通常大当りかが決定され、特定大当りの場合に、特別図柄２の確定表示として特定大当りに係るもの（特定大当り図柄）を指定するコマンドが発行され、通常大当りの場合に、特別図柄２の確定表示として通常大当りに係るもの（通常大当り図柄）を指定するコマンドが発行される。
【００４３】
一方、主ＣＰＵ３２は、ステップ１００で大当りフラグＢ＝０であれば、更に第１コマンドのＤＡＴＡ２が０１Ｈまたは０２Ｈであるかを判断する（ステップ１１０）。
【００４４】
第１コマンドのＤＡＴＡ２が０１Ｈまたは０２Ｈでなければ、ステップ１１２に移行し、抽出値ＳＲを瞬時値ＳＬで上書きすると共に、ステップ１１４において抽出値ＳＣを瞬時値ＳＬに所定値（例えば０３Ｈの場合に１、０４Ｈの場合に２等）を加えたものとする。そして、ステップ１０８へ移行し、実際にコマンドを作成する。したがって、比較的長い所要時間の変動パターンが選択された場合には、左特別図柄２Ｌと右特別図柄２Ｒとが揃い、中特別図柄２Ｃのみがずれる確定表示図柄（リーチ図柄）を指定するコマンドとなる。なお、大当り図柄もリーチ図柄に該当する。
【００４５】
一方、第１コマンドのＤＡＴＡ２が０１Ｈまたは０２Ｈであると、主ＣＰＵ３２はステップ１２０を実行し、抽出値ＳＬ，ＳＲが等しい場合にこれらをずらして（ステップ１２２）、大当り図柄でもリーチ図柄でもない確定表示図柄（はずれ図柄）の指定に係るコマンドを、ステップ１０８において発行するようにする。
【００４６】
加えて、主ＣＰＵ３２は、コマンド送信プログラムを実行する。このうち、パターン指定コマンドおよび左指定コマンドに関し、主ＣＰＵ３２は、連続する割込毎に、サブ統合基板５２へ送信する。
【００４７】
一方、確定コマンドに関し、主ＣＰＵ３２は、パターン指定コマンドの送信を契機として、変動表示の所要時間に対応するタイマＴを駆動する。そして、タイマＴにより当該時間の経過を判断すると、主ＣＰＵ３２は、確定コマンドを送信する。なお、主ＣＰＵ３２は、変動表示にあたり、これら以外のコマンドを送信しない。
【００４８】
（４）次に、サブ統合基板２４側もしくは図柄表示装置４側におけるコマンドの処理等を説明する。
【００４９】
サブ統合基板２４は、主制御基板２２からの各種コマンドを監視し、受信するとこれに応じた処理をする受信プログラムを、サブＣＰＵ４０において実行する。
【００５０】
サブＣＰＵ４０は、パターン指定コマンドを受信すると、当該変動パターンにおいて、図柄表示装置４用に変動表示を開始する旨の表示コマンドを作成して送信すると共に、電飾基板２９の点灯制御を開始し、スピーカー３０の発音制御を開始する。
【００５１】
また、サブＣＰＵ４０は、左指定コマンド等を受信すると、図柄表示装置４のみに、指定に関しそのままの状態で送信する。更に、サブＣＰＵ４０は、確定コマンド等を受信すると、図柄表示装置４用の確定表示を実行する旨の表示コマンドを作成して送信すると共に、電飾基板２９の点灯制御およびスピーカー３０の発音制御を確定表示に対応するものとする。
【００５２】
図柄表示装置４は、変動表示開始の表示コマンドを受信すると、これの監視をも行う図柄表示プログラムあるいはこれを実行する図柄表示ＣＰＵ４２により、図柄表示部３を制御して、指定に係る変動パターンに応じた変動表示を開始する。なお、図柄表示ＣＰＵ４２は、図柄表示プログラムにおいても抽選を行い、適宜、背景変化やキャラクタ表示等の演出を行ったり、同じ所要時間における異なる変動表示（例えば動作・態様変化、左特別図柄２Ｌ等の変遷）を行ったりする。
【００５３】
また、図柄表示ＣＰＵ４２は、左指定コマンド等に対応する表示コマンドを受信すると、変動表示においてその指定を利用する。すなわち、本指定に応じて、上記演出や別途変動表示を行ったり、その抽選結果が異なるようにしたりする。また、変動表示または左特別図柄２Ｌ等の停止表示の終了間際において、指定に係る図柄の近傍に左特別図柄２Ｌ等が表示されるようにする。加えて、図柄表示ＣＰＵ４２は、その指定における左特別図柄２Ｌ等からなる特別図柄２の確定表示の準備をする。
【００５４】
なお、図柄表示ＣＰＵ４２は、変動表示開始の表示コマンドがＤＡＴＡ２＞０２Ｈに対応するものであった場合、あるいは左指定コマンド等に対応する表示コマンドがリーチ図柄を示すものであった場合には、リーチ表示を行う。リーチ表示は、左右特別図柄２Ｌ，２Ｒを停止表示しつつ中特別図柄２Ｒを徐々に停止表示するものであり、大当りの場合は略毎回行われると共に、外れの場合にも適宜行うものである。リーチ表示によって、大当りとなる期待感を付与するという演出が可能である。なお、リーチ図柄であることをもって、リーチ動作を必ずするものではない
【００５５】
更に、図柄表示ＣＰＵ４２は、確定コマンドに対応する表示コマンドを受信すると、図柄表示部３において、準備した特別図柄２の確定表示を実行する。すなわち、図柄表示ＣＰＵ４２は、確定コマンド受信のタイミングで、特別図柄２の確定表示を行う。なお、図柄表示ＣＰＵ４２は、変動表示の所要時間の経過を察知したとしても、確定コマンドの受信が行われなければ、確定表示をしない。
【００５６】
したがって、あくまでも主制御基板２２による確定コマンドの送信によって、特別図柄２の確定表示が実行され、確定表示を主制御基板２２の管理下に置ける。なお、確定表示が実行できない場合、図柄表示ＣＰＵ４２は、変動表示を継続し、意図しない確定表示を回避する。また、図柄表示ＣＰＵ４２側において、所要時間の経過後での確定コマンドの未受信を検出すると、図柄表示部２において「通信エラー」といった表示を行う。
【００５７】
（５）続いて、大当り状態ないしは確率変動状態に係る処理等を説明する。
【００５８】
主ＣＰＵ３２は、確定コマンド発信後において、大当りフラグＢ＝１であると、状態フラグＦ＝１とし、大当り状態の処理に切替える。なお、状態フラグＦ＝１とした直後に、大当りフラグＢ＝０とクリアする。
【００５９】
主ＣＰＵ３２は、状態フラグＦ＝１の場合には、ソレノイド３８に電圧を所定時間だけ与えて、大入賞口６を所定時間に亘り開成する。また、主ＣＰＵ３２は、上限回数内における大入賞口６内の所定領域に対する遊技球の通過といった所定条件を充足した場合には、再び大入賞口６を開成する。なお、主ＣＰＵ３２は、図柄表示部３における大当り時表示、電飾基板２９に対する大当り時の電飾指令、およびスピーカー３０へのファンファーレ発音指令を含有するコマンドを、サブ統合基板２４へ送信する。当該コマンドは、大入賞口６の開成（ラウンド）毎に送信される。
【００６０】
また、主ＣＰＵ３２は、大入賞口６の遊技球センサ３７から検知信号を受けると、払出装置２０を制御して、検知信号の受信数に基づいた遊技球の払出を行い、遊技者に大当りに係る賞を提供する。
【００６１】
大入賞口６は、略円形の遊技領域８の下端縁にあるため、遊技球が入賞し易い。また、大入賞口６は、断続的に開成可能であるため、遊技球が比較的に多く入賞可能である。したがって、大当りは、遊技者にとって有利となり、大当りに係る確定表示に基づいて、比較的に多くの遊技球を取得可能である。
【００６２】
そして、上記所定条件を充足せず、大入賞口６が閉成すると、主ＣＰＵ３２は、確率変動フラグＣを参照する。確率変動フラグＣ＝１であると、主ＣＰＵ３２は状態フラグＦ＝２として、確率変動状態の設定をし、確率変動状態の処理を行う。
【００６３】
当該処理にあって、主ＣＰＵ３２は、大当り判定における抽出値Ｖと比べる所定値を、例えば７の他に１１，１３・・というように増加させる。これにより、大当りと判定される確率が増加する。なお、パチンコ機１では、確率変動状態を、次回大当りまで持続する。
【００６４】
また、主ＣＰＵ３２は、パターン指定コマンドのＤＡＴＡ１を８１Ｈとする。当該コマンドを受信したサブＣＰＵ４０は、確率変動（高確率）に係る表示コマンドを発行し、電飾制御および発音制御とを行う。当該表示コマンドを受信した図柄表示ＣＰＵ４２は、確率変動状態に対応する特別図柄２の変動表示および確定表示を行う。
【００６５】
なお、確率変動状態において大当り判定で大当りとし、かつ再び確率変動フラグＣ＝１とすると、主ＣＰＵ３２は、再度の確率変動設定を、大当り状態終了後に行う。ただし、主ＣＰＵ３２は、連続する確率変動設定につき、一定の上限（例えば１００００）内となるように、カウンタ等で管理する。
【００６６】
一方、主ＣＰＵ３２は、確率変動状態において大当り判定で大当りとされ、かつ確率変動フラグＣ＝０となると、短縮フラグＧ＝１とする。
【００６７】
（６）そして、変動時間短縮状態に関する処理等を説明する。
【００６８】
主ＣＰＵ３２は、大当り状態終了後、短縮フラグＧ＝１であると、状態フラグＦ＝３とし、変動時間短縮状態の処理をするように、時間短縮設定を行う。したがって、特定大当り図柄表示に続く通常大当り図柄表示に基づいて、変動時間の短縮設定がなされる。ここで「続く」は、大当りのみに注目した（大当りの視点からみた）場合のものであり、特定大当り図柄の確定表示の直後の変動表示に係る確定表示という意味のみを示すものではない。換言すると、「続く」は、大当りとして特定大当りの後に通常大当りとなったことを示し、その間の外れの数は関係ない。なお、状態フラグＦを変更した後に、短縮フラグＧ＝０とする。また、変動時間短縮状態において、上記確率変動設定はなされない。
【００６９】
変動時間短縮状態において、主ＣＰＵ３２は、パターン指定コマンドに係るテーブル３４の参照欄を、対応するものに変更する。換言すると、主ＣＰＵ３２は、通常状態とは異なる抽出値Ｄの割当を採用する。この割当は、通常状態に比較して、所要時間の短い変動パターンに対し多くするものである。
【００７０】
すなわち、パチンコ機１において、外れを前提とすると、通常状態では、特に２０／４１１の確率で所要時間５１００ｍｓの変動パターン１が設定され、３６１／４１１の確率で、所要時間８０００ｍｓの変動パターン２が設定される。一方、上記割当により、変動時間短縮状態では、特に３６１／４１１の確率で所要時間５１００ｍｓの変動パターン１が設定され、２０／４１１の確率で、所要時間８０００ｍｓの変動パターン２が選択される。
【００７１】
また、主ＣＰＵ３２は、変動時間短縮状態における特別図柄２の確定表示毎に、減算カウンタＪを１減らす。そして、主ＣＰＵ３２は、減算カウンタＪが０となると、状態フラグＦ＝０とし、通常状態に戻す。
【００７２】
以上により、変動時間短縮状態における変動表示の所要時間の平均値は、他の状態のものより短くなる。なお、個々にみれば、リーチ表示等により、変動時間短縮状態における変動表示の所要時間が他のものより長くなる場合もある。
【００７３】
更に、変動時間短縮状態において、図柄表示ＣＰＵ４２は、特定回数表示プログラムを実行し、図２に示すように、残り特定回数Ｗすなわち減算カウンタＪと同じ値あるいは変動時間短縮状態における残り変動表示（確定表示）回数を遊技者に報知する。なお、図柄表示ＣＰＵ４２は、確定コマンドに係る表示コマンドの受信毎に、ＲＡＭ内の残り特定回数Ｗを１減ずる。
【００７４】
加えて、主ＣＰＵ３２は、状態フラグＦ＝３である場合において、大当りフラグＢ＝１となり、かつ抽出値ＳＬが特定大当りに該当する値となると、再び短縮フラグＧ＝１とする再短縮設定を行う。また、再短縮設定に付随して、再び減算カウンタＪ＝１００（初期値）とする処理も行う。
【００７５】
すなわち、変動時間短縮状態内において通常大当りとなると、当該大当りに係る大当り状態の終了後、再び特定回数（１００回）分の変動表示の設定時間の短縮に係る変動時間短縮状態とする。なお、変動時間短縮状態内において大当りとした場合の、短縮をする変動表示回数の残りは、大当りを得ることによってクリアされる。したがって、特定回数は、短縮設定の上限としての意味を持っている。
【００７６】
更に、主ＣＰＵ３２は、通常大当り図柄の確定表示に続く通常大当りに係る表示の処理にあっては、上記再短縮設定の場合を除き、短縮フラグＧ＝１にしない（あるいは短縮フラグＧ＝０とする）。また、図柄表示ＣＰＵ４２も、同様に特定回数表示プログラムを起動しない。なお、電源投入後の初当りが通常大当りである場合における短縮設定の有無は、本発明では大勢に影響がないが、パチンコ機１では、設定無しとする。
【００７７】
したがって、特定大当りに続く通常大当りまたは変動時間短縮状態内での通常大当り以外の通常大当りに基づいて、短縮設定処理あるいは再短縮設定処理等がなされない。
【００７８】
そして以上より、パチンコ機１においては、図９（ａ）に示すような大当りまたは設定の流れを呈する。すなわち、特定大当りに続く通常大当りに対し、特定回数に係る変動時間の短縮設定がなされる。当該特定回数内で大当りとならないと、通常状態に戻る。一方、当該特定回数内で通常大当りとなると、再び同じ特定回数に係る短縮設定を提供する（図の点線参照）。
【００７９】
（７）第１形態に係るパチンコ機１では、次に示すような効果を奏する。
【００８０】
すなわち、パチンコ機１は、特定大当りに続き通常大当りとすることに対応して、特定回数に係る変動表示の短縮設定を行うと共に、短縮設定時に通常大当りを判定すると、再び同じ特定回数に係る短縮設定を行い、これら以外の通常大当りに対応して短縮設定を行わないため、変動時間短縮状態において、通常大当りに関するリーチ表示を、興味深く提供することができる。また、極めて興味深い大当りの連続について、特定大当りに係る態様の他に、変動時間短縮状態からの通常大当りの連続、あるいはその連続から特定大当りを得るもの、といった斬新な態様を提供することができる。
【００８１】
また、パチンコ機１は、短縮設定に係る特定回数を報知する特定回数表示部１５を備えているため、面白い遊技に関連する変動時間短縮状態の終了を的確に提示することができ、また特に終了間際における特別図柄２の変動表示に興奮を付与することができる。
【００８２】
（８）加えて、本発明の実施の形態に属する第２形態に係るパチンコ機について、第１形態との相違点を中心に説明する。
【００８３】
第２形態のパチンコ機は、変動時間短縮状態に係る処理の他は、第１形態と同様である。第１形態と同様になるものには、同符号を付する。そして、第２形態の変動時間短縮状態に係る処理によって、図９（ｂ）に示すような大当りまたは設定の流れを呈するようにする。
【００８４】
すなわち、主ＣＰＵ３２は、確率変動状態（状態フラグＦ＝２）において大当り判定で大当りとされ、かつ確率変動フラグＣ＝０となると、短縮フラグＧ＝１とし、減算カウンタＪ＝１００とする（短縮設定処理）。
【００８５】
また、主ＣＰＵ３２は、状態フラグＦ＝３である変動表示短縮状態において、大当りフラグＢ＝１となり、かつ抽出値ＳＬが特定大当りに該当する値となると、再び短縮フラグＧ＝１とする（再短縮設定処理）。再短縮設定処理に付随して、再び減算カウンタＪ＝１００とする処理も行う。
【００８６】
更に、主ＣＰＵ３２は、通常大当り図柄の確定表示に続く通常大当りに係る表示の処理にあっては、上記再短縮設定の場合を除き、減算カウンタＪ＝３０としたうえで短縮フラグＧ＝１とする（別短縮設定処理）。第２形態に係るパチンコ機では、別短縮設定処理により、短縮設定時あるいは再短縮設定処理に係る特定回数（１００回）に比較してより少ない所定回数（３０回）の変動表示短縮を提供する。
【００８７】
なお、当該所定回数内において通常大当りとした場合、第２形態に係るパチンコ機１では、大当り後に特定回数に係る短縮設定を付与する。また、電源投入後の初当りが通常大当りである場合における別短縮設定の有無あるいはその短縮回数は、本発明では大勢に影響がないが、第２形態に係るパチンコ機では、上記別短縮設定そのものとする。
【００８８】
加えて、図柄表示ＣＰＵ４２は、別短縮設定に基づく処理において、残り特定回数Ｗの代りに残り所定回数を記憶し利用することで、残り所定回数をも特定回数表示部１５において報知する。
【００８９】
（９）第２形態に係るパチンコ機では、次に示すような効果を奏する。
【００９０】
すなわち、当該パチンコ機は、特定大当りに続き通常大当りとすることに対応して、特定回数に係る変動表示の短縮設定を行うと共に、短縮設定時に通常大当りを判定すると、再び同じ特定回数に係る短縮設定を行い、これら以外の通常大当りに対応して特定回数より少ない所定回数において短縮設定を行うため、変動時間短縮状態において、通常大当りに関するリーチ表示を特に興味深く提供しながら、他の通常大当りに関しても興味の持てるものを提供することができる。
【００９１】
また、極めて興味深い大当りの連続について、特定大当りに係る態様の他に、変動時間短縮状態からの通常大当りの連続、その連続から特定大当りを得るもの、単なる通常大当りから短縮設定を得ることで大当りを獲得するもの、といった斬新で多彩な態様を提供することができる。更に、いずれの大当りでも興味を持続するようにしながら、変動時間短縮状態に係る通常大当りではより有利で興味が湧くよう遊技にめりはりを付与することができる。
【００９２】
また、パチンコ機１は、短縮設定に係る残り特定回数および残り所定回数を報知する特定回数表示部１５を備えているため、面白い遊技に関連する変動時間短縮状態の終了を的確に提示することができ、また特に終了間際における特別図柄２の変動表示に興奮を付与することができる。
【００９３】
（１０）なお、主に上記形態を変更してなる、本発明の他の形態をそれぞれ例示する。
【００９４】
図９（ｃ）に示すように、第２形態と同様のパチンコ機において、所定回数内での通常大当りを判定した場合に、特定回数ではなく所定回数に亘る変動時間短縮設定をする。この場合、所定回数に係る別短縮設定からの遊技に対して、特定回数に係る短縮設定および再短縮設定からの遊技をより有利として一層めりはりを付けながら、所定回数内において大当りが連続する余地も残すことにより興味を失い難い遊技を提供することができる。
【００９５】
また、図柄表示部につき、７セグメントタイプあるいはドットマトリクスタイプに係るものとする。特別図柄につき、数字を始めとする他のモチーフを採用する。また、特別図柄につき、１，２，４，６，９等３個以外の図柄の組合わせにおいて特定大当り、通常大当りあるいは外れを報知するようにする。更に、特別図柄につき、大当りか否かの報知と、特定大当りか通常大当りかの報知とを、別のものあるいは離れて配置したものによって行う。
【００９６】
更に、特定入賞口につき、大当り時に初めて開成する大入賞口ではなく、通常時も入賞可能でありながら大当り時には通常より大きく開成するものとする。また、始動口についても、遊技球の通過をもって入賞とするゲート等とする。払出部は、回転体による払出装置でないものを採用し、あるいは入賞の検知信号の種類に応じて直接払出すものではなく、払出すべき数としての要請球数を算出して、要請球数に基づき払出すもの等を採用する。
【００９７】
制御部は、サブ基板等の基板を省いたり、払出基板・電飾統合基板・発音制御基板等の基板を追加したり、ＣＰＵの数を増減したり、ＲＡＭやＲＯＭにつき別体のものを採用したり、主制御基板が図柄表示装置をコマンド方式によらず直接制御したりする等任意に変更する。また、各種処理を他の同等な表現に変更し、プログラムの分け方も別の任意のものとし、遊技状態の処理について状態フラグによって切替えずにコマンド等によって切替え、再短縮と別短縮とを異なる遊技状態に位置付け、残り特定回数等について減算カウンタではなく加算カウンタにより制御し、あるいは共通の抽出値によって特定大当り・通常大当り・外れを判定し、またはＣＰＵ等の発生する乱数を用いて判定する。また、特定の領域を遊技球が通過するかしないかをもって抽選とすることもできる。
【００９８】
一方、確率変動につき、大当りとする所定値を増やさずに、変動表示の所要時間を短縮したり、始動口を入賞容易としたり、これらを任意に併用したりする。また、確率変動を次回大当りまで継続せずに上限を設けたり、確率変動の連続に上限を設けなかったりする。また、変動表示の時間短縮につき、短い所要時間の変動パターンを多く選択するようにせずに、大当りあるいはリーチ表示以外の変動表示を一律短い時間とする等する。
【００９９】
加えて、残り特定回数あるいは残り所定回数を、専用の表示装置といった図柄表示部以外において表示する。また、残り特定回数あるいは残り所定回数を、点滅回数といった電飾によるもの、あるいは所定態様の発音といったスピーカーによるものによって報知することができる。更に、残り特定回数あるいは残り所定回数について、一方のみを報知することができる。また、短縮設定処理時等において、残り特定回数ではなく特定回数（第１形態において「時短１００回獲得！」の表示等）を報知し、残り所定回数ではなく所定回数を報知し、あるいは経過特定回数（「時短開始より＊＊ゲーム経過」）や経過所定回数を報知し、またはこれらを任意の組合わせで報知することができる。更に、特定回数や所定回数あるいはこれらの比を、特定回数が所定回数より多い状態で、他の任意のものとする。
【０１００】
また更に、再短縮処理あるいは別短縮処理に付随して、図柄表示部等における演出を行う。この場合、再短縮あるいは別短縮に係る最初の変動表示前や初期の変動表示において「引き戻し！」といったメッセージや特別のキャラクタ等を表示し、あるいは特定対応の電飾点滅または発音をすることができ、再短縮あるいは別短縮の獲得に更なる面白みを付与することができる。また、変動時間短縮状態の残り変動表示回数が特定値となると、残り特定回数を拡大して表示することもでき、あるいは他の回数についても同様にでき、これらの場合、再短縮あるいは別短縮を一層興味深いものとすることができる。なお、残り特定回数が１０以下となることで当該回数を表示し始めるといったように、各種回数がある値となることでその回数の報知を開始したり、停止したりすることもできる。
【０１０１】
また、再短縮に係る変動表示回数の上限につき、特定回数より少ない特別回数とする。すなわち、第１形態のようなパチンコ機における主ＣＰＵによる処理にあって、再短縮処理に付随して短縮フラグ＝１とする際に減算カウンタ＝８０等とする。このようにすることで、特定大当りに続く通常大当りを、変動表示回数上限の観点から最も有利な変動時間短縮状態とすると共に、通常大当りに付随する変動時間短縮状態から獲得した再短縮を、次に有利な変動時間短縮状態に位置付けることができ、更にバリエーションが豊富で、めりはりの利いた遊技を提供することができる。なお、特別回数は、更に所定回数と組合わせることができるし、所定回数より多くしたり、少なくしたりすることができる。また、特別回数を特定回数より多くすることもできる。これらの場合にも、遊技のバリエーションを多彩にし、あるいはめりはりを付与することができる。
【０１０２】
更に、回数報知部と同様にして、変動時間短縮状態を連続して提供した場合の短縮連続回数を報知する。すなわち、図柄表示ＣＰＵのＲＡＭ等において、変動時間短縮状態の処理中に通常大当りに係る特別図柄の指定コマンドを受け（更に確定コマンドを受け）た場合に、短縮連続回数を１増し、通常大当りによる大当り状態時等に図柄表示部において短縮連続回数を表示する等する。このような報知により、変動時間短縮状態の連続をアピールし、遊技を盛上げることができる。なお、短縮連続回数が一定値（例えば２，３あるいは５）以上となると、短縮連続回数を報知することもできる。
【０１０３】
また、短縮連続回数が特別値（例えば２，３あるいは５）となることで、特定回数等を増加することもできる。あるいは、短縮連続回数に応じて、特定回数等を設定することもできる。これらの場合は、主制御基板側でも短縮連続回数を格納し、短縮連続回数から特定回数等を算出して、これに基づき減算カウンタを設定する等する。これらによっても、多彩で面白い遊技を提供することができる。
【０１０４】
加えて、回数報知部と同様にして、確率変動連続回数・短縮連続回数等の回数についての履歴を表示する。すなわち、図柄表示ＣＰＵ等は、特定大当りが連続した場合には、初期値１の確率変動連続回数を１増し、ＲＡＭに格納する等する。その後、通常大当りとなった場合には、この時点での確率変動連続回数をＲＡＭの所定領域に保存しておく。また、再び特定大当りが連続した場合には、確率変動連続回数を更新し、所定領域中の別区域に保存する。そして、電源投入後の通算変動表示回数が設定値（例えば１００回毎）となる等の設定条件を満たした場合には、保存された一部または全部の確率変動連続回数を時系列順等を基準として並べる等して、履歴を表示する。その他の回数についても同様である。
【０１０５】
この回数についての履歴表示により、遊技を回想する楽しみを提供し、あるいは遊技を分析する情報を分り易く提供することができる。なお、同様にして、大当りに係る特別図柄またはこれを示す図柄（中特別図柄等）を履歴表示することができる。
【０１０６】
【発明の効果】
本発明では、短縮を設定した変動表示の後における通常大当りに係る確定表示に対応して、再度特定回数までにおいて変動表示の設定時間の平均値が短縮されるように設定する再短縮設定処理を行う。よって、さほど大当り確率を辛くすることなく、変動時間短縮状態における通常大当りに興味を持ってもらいながら、めりはりの付いた遊技を提供でき、また当り方の多彩なパチンコ機を提供することができる、という効果を奏する。
【０１０７】
また、本発明では、変動時間短縮状態における変動表示に関する回数を報知することで、変動時間短縮状態に関する情報を明示し、また変動時間短縮状態を盛上げることのできるパチンコ機を提供することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１形態に係るパチンコ機の正面側斜視図である。
【図２】図１のパチンコ機における図柄表示部の正面図である。
【図３】図１のパチンコ機の背面側斜視図である。
【図４】図１のパチンコ機の制御部を示すブロック図である。
【図５】図１のパチンコ機におけるコマンドに関するテーブルを示す図である。
【図６】図１のパチンコ機におけるコマンドを示す表である。
【図７】図１のパチンコ機における中指定コマンドを示す表である。
【図８】図１のパチンコ機における左指定コマンド等の作成に関するフローチャートである。
【図９】本発明のパチンコ機における遊技状態あるいは設定に関するフローチャートである。
【図１０】従来のパチンコ機における遊技状態あるいは設定に関するフローチャートである。
【符号の説明】
１・・パチンコ機、２・・特別図柄、３・・図柄表示部、４・・図柄表示装置、５・・始動口、６・・大入賞口、２０・・払出装置、２２・・主制御基板、２４・・サブ統合基板、３２・・主ＣＰＵ、３６，３７・・遊技球センサ、３８・・ソレノイド、４０・・サブＣＰＵ、４２・・図柄表示ＣＰＵ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pachinko machine.
[0002]
[Prior art]
In the pachinko machine, if the display of the symbol on the symbol display section is changed after the change display based on the winning at the start opening, and the confirmation display mode corresponds to the jackpot symbol, there is a symbol matching type that opens a large winning opening that is easy to win. Are known. Further, in the symbol matching type, a probability variation type is known in which after the final display mode is further made to correspond to the specific jackpot symbol, the probability of being again matched to the jackpot symbol is increased.
[0003]
Furthermore, in the probability variation type, after making the decisive display applicable to the big hit symbol that is not the specific big hit symbol, that is, the normal big hit symbol, the fluctuation time reduction that can cause the fluctuation time reduction state to reduce the time required for the fluctuation display by a specific number of times can occur. Grant type exists. As such a variation time shortening grant type, as shown in FIG. 10A, a variation time shortening state is imparted only after the fixed display of the normal jackpot symbol following the fixed display of the specific jackpot symbol, As shown in (b), there is a case in which a state in which the variation time is reduced is always given after the decisive display of the normal jackpot symbol.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the pachinko machine according to FIG. 10 (a), when trying to display the regular jackpot symbol in a state where the variation time is shortened, the winning prize opening will be established, but the rise in probability and the variation time reduction will be terminated. Cause. On the other hand, in the pachinko machine according to FIG. 10 (b), from the viewpoint that a variable time reduction state can be obtained in any display of the big hit symbol, it is one pattern, and it is necessary to set the big hit probability hard. , It is a cause of the rush that can not easily get a big hit.
[0005]
In view of this, an object of the present invention is to make it possible to play a game with interest indefinitely by adjusting the game so as to provide a state in which the fluctuation time is reduced in a specific normal big hit.
[0006]
Further, the invention described in claim 2 aims to make it possible to play a game with interest indefinitely by adjusting the game so as to provide a state in which the variation time is shortened over many variation displays in a specific normal big hit. Is.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 is based on a special symbol for notifying that it is a special big hit, a normal big hit, or out of the game, over various set times based on winning at the start opening. Predetermined display based on the symbol display section that displays the final display after the variable display, the specific display based on the specific jackpot or the normal jackpot, and a predetermined number based on the winning to the specific winning slot A payout unit for paying out the game balls and a control unit for controlling each unit, and in the control unit, each determination display is determined by a lottery, and a hit determination process for determining a specific big hit, a normal big hit or a loss, and a specific big hit Corresponding to the confirmation display, increase the probability of the next specific big hit or normal big hit Probabilistic variation occurs Probability variation setting process to set In the probability fluctuation state Corresponding to the normal display for the big hit, the average value of the subsequent variable display setting time is shortened in the variable display up to a specific number of times. Creates a state that reduces the fluctuation time And abbreviated setting process to set In a state where the fluctuation time is shortened Confirmation display related to normal jackpot Have done In response to Special times The average value of the variable display setting time is shortened Creates a state that reduces the fluctuation time Perform a shortened setting process to set In a state that is not in a stochastic state and is not in a state that shortens the time Usually a big hit Having confirmed indication concerned Corresponding to, the average value of the variable display setting time is shortened Creates a state that reduces the fluctuation time Thus, the setting process is not performed.
[0008]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention described in claim 2 covers various set times based on a winning at the starting port with respect to a special symbol for notifying that a specific big hit, a normal big hit or a loss is made. Predetermined display based on the symbol display section that displays the final display after the variable display, the specific display based on the specific jackpot or the normal jackpot, and a predetermined number based on the winning to the specific winning slot A payout unit for paying out the game balls and a control unit for controlling each unit, and in the control unit, each determination display is determined by a lottery, and a hit determination process for determining a specific big hit, a normal big hit or a loss, and a specific big hit Corresponding to the confirmation display, increase the probability of the next specific big hit or normal big hit Probabilistic variation occurs Probability variation setting process to set In the probability fluctuation state Corresponding to the normal display for the big hit, the average value of the subsequent variable display setting time is shortened in the variable display up to a specific number of times. Creates a state that reduces the fluctuation time And abbreviated setting process to set In a state where the fluctuation time is shortened Confirmation display related to normal jackpot Have done In response to Special times The average value of the variable display setting time is shortened Creates a state that reduces the fluctuation time Perform a shortened setting process to set In a state that is not in a stochastic state and is not in a state that shortens the time Usually a big hit Having confirmed indication concerned Corresponding to the average value of the variable display setting time, Special times Reduced with fewer predetermined times Creates a state that reduces the fluctuation time In this manner, another shortening setting process is performed.
[0009]
In addition to the above object, the invention described in claim 3 produces an interesting variable time reduction state and achieves the purpose of clearly providing information on the variable time reduction state. Special times, A predetermined number of times, a specific number of remaining times, Special number of remaining times, Remaining predetermined number of times, specified number of elapsed times, Special number of elapsed times, Alternatively, it includes a number notifying unit for notifying the predetermined number of elapsed times.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(1) First, among the embodiments of the present invention, the pachinko machine according to the first embodiment will be described from an external aspect.
[0011]
FIG. 1 is a front perspective view of the pachinko machine 1. The pachinko machine 1 has a symbol display device 4 provided with a symbol display unit 3 capable of displaying a special symbol 2 at the upper front portion, a tulip-shaped starting port 5, and a special winning port 6 as a specific winning port that can be opened forward. Etc., and a game area 8 in which such as are installed. In addition, an upper plate 10 and a lower plate 12 on which game balls are placed are provided at the lower front portion of the pachinko machine 1, and a handle 14 is provided adjacent to the lower plate 12 for operation when the game ball is launched. ing.
[0012]
FIG. 2 shows the symbol display unit 3. The special symbol 2 includes a left special symbol 2L, a right special symbol 2R, and a middle special symbol 2C. The left special symbol 2L and the like are represented by symbols, and in the pachinko machine 1, there are 12 types of mahjong tiles from “Ichigo” to “Kyu”, “White”, “Departure” and “Medium”.
[0013]
Then, for the special symbol 2, the left special symbol 2L and the like are stopped and displayed for a predetermined time (for example, 2 seconds) or more, thereby confirming the display. In the finalized display, if all the left special symbols 2L etc. are of the same type, a big hit is given. In addition, among the big hits, those related to “three bases”, “five bases”, “seven bases”, “white”, “departure” and “medium” are designated as special big hits, and the other big hits are designated as normal big hits.
[0014]
Further, in the symbol display unit 3, a specific number display unit 15 is assigned as a number notification unit for displaying the remaining specific number of times related to the setting for shortening the variation time. The specific number of times display unit 15 displays the special symbol 2 or the background, etc., except at the time of shortening setting.
[0015]
FIG. 3 is a rear perspective view of the pachinko machine 1. The pachinko machine 1 is located in a rear upper part of a tank 16 for storing game balls from an island facility, a game ball passage 18 extending from the tank 16 to the back of the upper plate 10 or the lower plate 12, and a game ball passage 18 (not shown) A payout device 20 is provided as a payout unit that includes a rotating body and sends a game ball to the upper plate 10 or the lower plate 12 by controlling the rotating body.
[0016]
(2) Next, internal aspects of the pachinko machine 1 will be described.
[0017]
FIG. 4 is a block diagram showing a part of the pachinko machine 1 inside. As shown in FIG. 3, the pachinko machine 1 receives a command from the main control board 22 that controls the main control by transmitting a command at the lower part of the back surface, and receives the command from the main control board 22, and sends it to the symbol display device 4. A sub-integrated board 24 that transmits a display command, an electric decoration board 29 that is directly lit and sound-controlled by the sub-integrated board 24, and a speaker 30 are enclosed. In addition, the electrical decoration board | substrate 29 is arrange | positioned in the game area | region 8 or its circumference | surroundings.
[0018]
The main control board 18 has a main CPU 32 with a built-in ROM and RAM. The main CPU 32 can execute programs such as a jackpot determination program, a command creation program, and a command transmission program held in the ROM. Part of the jackpot determination program and the command creation program constitutes a hit determination process.
[0019]
Further, the main CPU 32 determines a loop counter for determining the big hit (an integer in the range 0 to 234), a loop counter for determining symbols (three types, similarly 0 to 11), and determining a symbol variation display pattern (variation pattern). The loop counter (similarly 0 to 410) is driven based on an interrupt generated every 2 ms (milliseconds). Further, the main CPU 32 can acquire the extracted values of the loop counters (in order, V, SR · SL · SC, D). By obtaining the extracted value from a loop counter that is driven extremely fast, the extracted value can be regarded as a random number, and therefore the acquisition of the extracted value corresponds to lottery. In the pachinko machine 1, the extracted values V and SL are used for the hit determination process.
[0020]
In addition, the main CPU 32 can also drive a subtraction counter J related to a specific number of times of setting for shortening the fluctuation time. The initial value of the subtraction counter J is 100. The RAM of the main CPU 32 stores a state flag F indicating a gaming state. In the pachinko machine 1, the state flag F indicates 0 for a normal state, 1 for a big hit state, 2 for a probability variation state, and 3 for a variation time reduction state. The process for setting the status flag F = 2 corresponds to the probability variation setting process, and the process for setting the status flag F = 3 corresponds to the shortening setting process or the re-shortening setting process.
[0021]
Further, the RAM of the main CPU 32 indicates whether or not the big hit flag B indicating whether or not the big hit is established, the probability fluctuation flag C indicating whether or not the probability variation state is established, and whether or not the variation time shortening state is established. The shortening flag G can be stored. In the pachinko machine 1, each flag is not established when it is 0, and is established when it is 1.
[0022]
Further, the ROM of the main CPU 32 stores a table 34 indicating the correspondence between the command and the extracted value D in which the first byte (DATA1) is 80H (hexadecimal) as shown in FIG. The contents of the command are as shown in FIG. 6, and the type is expressed by the second byte (DATA2). Also, the designation of the variation pattern, the illumination lighting designation for the illumination board 29, and the sound generation designation for the speaker 30 are simultaneously expressed with one command.
[0023]
In the pachinko machine 1, the required time (5100 ms, 8000 ms...) Is determined for each variation pattern, and time is required each time the last number indicating the type of pattern advances. Therefore, the variation display has its set time determined by determining the variation pattern, and extends over the set time. The main CPU 32 can drive a timer T for detecting the elapsed time.
[0024]
Further, the main CPU 32 can transmit a pattern designation command with DATA1 set to 81H, which expresses a similar command except that the gaming state is not normal (low probability) but high probability (during probability change). .
[0025]
The main CPU 32 can transmit a medium designation command for setting DATA1 to 83H as shown in FIG. 7 in relation to the extracted value SC or the medium special symbol 2C. Similarly, the main CPU 32 can transmit an 82H left designation command for the extracted value SL / left special symbol 2L and an 84H right designation command for the extracted value SR / right special symbol 2R. Further, the main CPU 32 can transmit a confirmation command for setting DATA1 to 85H and DATA2 to 01H as a cue for execution of confirmation display.
[0026]
Further, the main control board 22 is connected to game ball sensors 36 and 37 for transmitting a detection signal of a game ball won to the start opening 5 and the big winning opening 6. Further, the main control board 22 is also connected to the rotating body of the dispensing device 20.
[0027]
Furthermore, the main control board 22 is also connected to a solenoid 38 that pushes out the large winning opening 6 by energization and realizes opening and closing of the large winning opening. The main control board 22 and each member are connected so that only one-way communication is possible to prevent fraud.
[0028]
On the other hand, the sub integrated substrate 24 has a sub CPU 40 incorporating a ROM and a RAM. The sub CPU 40 executes a program such as a command reception program held in the ROM.
[0029]
On the other hand, the symbol display device 4 has a symbol display CPU 42 incorporating a ROM and a RAM. Based on the display command from the sub-integrated board 24, the symbol display CPU 40 performs the variation display and the fixed display of the special symbol 2 in the symbol display unit 3 by executing the symbol display program in the ROM.
[0030]
The symbol display CPU 42 executes a program for displaying a specific number of times in the ROM, and after an 81H command related to a high probability change display (high probability change), an 80H command related to a low probability change display (low probability change). Or the combination of the left special symbol 2L or the like related to the normal jackpot is received within the remaining specific number of times W, so that the variable time reduction state is recognized, and the specific number of times remaining in the specific number display unit 15 W is displayed. In addition, the symbol display CPU 42 updates the remaining specific number of times W for each confirmed display and stores it in the RAM.
[0031]
In addition, each CPU32,40,42 or the symbol display apparatus 4 which mounted this, or each board | substrates 22 and 24 comprises a control part in order to control operation | movement of the pachinko machine 1 as above-mentioned.
[0032]
(3) Next, the operation surface of the pachinko machine 1 will be described from the processing related to the change display in the normal state on the main control board 22 side.
[0033]
In the pachinko machine 1, immediately after the power is turned on, the normal state (flag F = 0) is set, the probability variation setting and the variation time shortening setting are not performed, and the special winning opening 6 is closed. In a normal state, when a game ball from the upper plate 10 launched by the operation of the handle 14 wins the start opening 6, the game ball sensor 36 transmits a detection signal. Receiving the detection signal, the main CPU 32 stores the number of winning prizes up to a certain upper limit (for example, 4) (operation pending). Further, the main CPU 32 acquires each extracted value when storing the number of winning prizes, and stores them together as those relating to the winning prize (execution of lottery).
[0034]
Further, the main CPU 32 subtracts 1 from the number of winning prizes and uses the memory of the oldest extracted value group when the special symbol 2 is displayed after the final display and before the variable display. The process for the change display and the final display of the special symbol 2 is started. Therefore, the pachinko machine 1 performs variable display and final display on the special symbol 2 based on the winning at the start port 5. When the main CPU 32 finishes the variable display, the main CPU 32 deletes the stored extracted value group.
[0035]
When displaying the variation of the special symbol 2, the main CPU 32 executes a big hit determination program as a part of the hit determination process, and determines whether the extracted value V is a predetermined value (for example, 7) in the normal state. If true, the big hit flag B = 1 is set, and the gaming state after the confirmation display is designated as the big hit state. If it is false, the big hit flag B or the gaming state is left as it is.
[0036]
Further, the main CPU 32 executes a command creation program and creates various commands.
[0037]
The pattern designation command is created by obtaining the corresponding command by applying the extracted value D to the table 34. In the table 34, the assignment of the extraction value D is varied depending on the values of various flags. In the case of the state flag F = 0, that is, in the normal state, a relatively short fluctuation pattern of the required time is assigned so as to be selected. On the other hand, in any state, when a big hit state is generated with the big hit flag B = 1, a large number is assigned to a command for specifying a fluctuation pattern of a relatively long required time, and the fluctuation pattern 1 and the fluctuation pattern 2 are assigned. Since such a command is not generated, no assignment is made to the command. The main CPU 32 sets a timer T related to the time required for the variable display so as to correspond to the created pattern designation command.
[0038]
Further, the left designation command and the like are determined as shown in FIG. That is, the main CPU 32 refers to the big hit flag B in step 100.
[0039]
If the big hit flag B is 1, the process proceeds to step 102 and the value of the extraction value SL is overwritten on the extraction value SR, and the process proceeds to step 104 where the value of the extraction value SL is also overwritten on the extraction value SC. Extracted values SL, SR, and SC are aligned. Therefore, when a big hit state is to be generated, a command for designating a big hit (a big hit symbol) is issued as a confirmed display of the special symbol 2.
[0040]
Further, as processing when the big hit flag B is 1, the processing related to the probability variation flag C is performed (step 106). In step 106, it is determined whether or not the extracted value SL corresponds to a value that designates “third base”, “fifth base”, “seven bases”, “white”, “departure”, “medium”. The probability variation flag C is set to 1. In the pachinko machine 1, since the specific big hit or the normal big hit is determined by the extracted value SL, step 106 constitutes a part of the hit determination process.
[0041]
Then, the main CPU 32 proceeds to step 108 and actually creates a left designation command or the like by matching DATA1 with the extracted value SL or the like, and stores it in a predetermined area in the RAM.
[0042]
As described above, in the pachinko machine 1, a special big hit or a normal big hit is determined by a lottery based on the extracted value SL, and in the case of the special big hit, the one related to the specific big hit (specific big hit symbol) is designated as the final display of the special symbol 2. In the case of a normal jackpot, a command designating a special jackpot related item (ordinary jackpot symbol) is issued as a fixed display of the special symbol 2.
[0043]
On the other hand, if the big hit flag B = 0 in step 100, the main CPU 32 further determines whether DATA2 of the first command is 01H or 02H (step 110).
[0044]
If DATA2 of the first command is not 01H or 02H, the process proceeds to step 112, and the extracted value SR is overwritten with the instantaneous value SL. In step 114, the extracted value SC is set to a predetermined value SL (for example, 03H). In the case of 1, 04H, 2 etc.) is added. Then, the process proceeds to step 108 to actually create a command. Therefore, when a relatively long time variation pattern is selected, the left special symbol 2L and the right special symbol 2R are aligned and only the middle special symbol 2C is shifted, and a command for designating a definite display symbol (reach symbol) Become. Note that the jackpot symbol also corresponds to the reach symbol.
[0045]
On the other hand, if DATA2 of the first command is 01H or 02H, the main CPU 32 executes step 120, shifts these when the extracted values SL and SR are equal (step 122), and confirms that they are neither big hit symbols nor reach symbols. In step 108, a command related to designation of a display symbol (outlier symbol) is issued.
[0046]
In addition, the main CPU 32 executes a command transmission program. Among these, regarding the pattern designation command and the left designation command, the main CPU 32 transmits to the sub-integrated board 52 at every successive interruption.
[0047]
On the other hand, with respect to the confirmation command, the main CPU 32 drives the timer T corresponding to the required time for the variable display, triggered by the transmission of the pattern designation command. When the timer T determines that the time has elapsed, the main CPU 32 transmits a confirmation command. Note that the main CPU 32 does not transmit any other commands for the variable display.
[0048]
(4) Next, command processing on the sub-integrated board 24 side or the symbol display device 4 side will be described.
[0049]
The sub-integrated board 24 monitors various commands from the main control board 22, and when it receives them, the sub-CPU 40 executes a reception program that performs processing corresponding to the commands.
[0050]
Upon receiving the pattern designation command, the sub CPU 40 creates and transmits a display command for starting the variation display for the symbol display device 4 in the variation pattern, and starts lighting control of the illumination board 29. The sound generation control of the speaker 30 is started.
[0051]
In addition, when receiving the left designation command or the like, the sub CPU 40 transmits the designation as it is only to the symbol display device 4. Further, when receiving the confirmation command or the like, the sub CPU 40 creates and transmits a display command for executing the confirmation display for the symbol display device 4, and controls the lighting of the illumination board 29 and the sound generation control of the speaker 30. It shall correspond to the confirmation display.
[0052]
When the symbol display device 4 receives the display command for starting the variable display, the symbol display program 3 that also monitors the display command or the symbol display CPU 42 that executes the symbol display program controls the symbol display unit 3 to change the specified variation pattern. The corresponding variable display is started. Note that the symbol display CPU 42 also draws in the symbol display program, appropriately performs effects such as background change and character display, or displays different fluctuations in the same required time (for example, movement / mode change, left special symbol 2L, etc.). (Transition).
[0053]
When the symbol display CPU 42 receives a display command corresponding to the left designation command or the like, the symbol display CPU 42 uses the designation in the variable display. That is, according to this designation | designated, the said production | presentation or another variable display is performed, or the lottery result is varied. In addition, the left special symbol 2L or the like is displayed in the vicinity of the designated symbol immediately before the end of the variable display or the stop display of the left special symbol 2L or the like. In addition, the symbol display CPU 42 prepares for the final display of the special symbol 2 including the left special symbol 2L and the like in the designation.
[0054]
The symbol display CPU 42 determines the reach when the display command for starting the variable display corresponds to DATA2> 02H, or when the display command corresponding to the left designation command or the like indicates a reach symbol. Display. The reach display gradually stops and displays the middle special symbol 2R while displaying the left and right special symbols 2L and 2R in a stopped manner, and is performed approximately every time in the case of a big hit, and also appropriately in the case of a loss. With the reach display, it is possible to produce a feeling of expectation that is a big hit. In addition, the reach operation is not necessarily performed because it is a reach design.
[0055]
Further, when the symbol display CPU 42 receives a display command corresponding to the confirmation command, the symbol display unit 3 executes the confirmation display of the prepared special symbol 2. That is, the symbol display CPU 42 performs the final display of the special symbol 2 at the timing of receiving the final command. Even if the symbol display CPU 42 senses that the time required for the variable display has elapsed, the symbol display CPU 42 does not perform the confirmation display unless the confirmation command is received.
[0056]
Therefore, the final display of the special symbol 2 is executed by the transmission of the final command by the main control board 22, and the final display can be placed under the control of the main control board 22. In addition, when a fixed display cannot be performed, the symbol display CPU 42 continues the variable display and avoids an unintended fixed display. When the symbol display CPU 42 detects that the confirmation command has not been received after the lapse of the required time, the symbol display unit 2 displays “communication error”.
[0057]
(5) Next, processing related to the big hit state or the probability variation state will be described.
[0058]
If the big hit flag B = 1 after the confirmation command is transmitted, the main CPU 32 sets the state flag F = 1 and switches to the big hit state processing. Immediately after setting the status flag F = 1, the big hit flag B = 0 is cleared.
[0059]
When the state flag F = 1, the main CPU 32 applies a voltage to the solenoid 38 for a predetermined time, and opens the special winning opening 6 for a predetermined time. Further, the main CPU 32 reopens the grand prize opening 6 again when a predetermined condition such as the passing of a game ball with respect to a predetermined area in the big prize opening 6 within the upper limit number of times is satisfied. The main CPU 32 transmits to the sub-integrated board 24 a command including a big hit display on the symbol display unit 3, a big hit electric decoration command for the electric decoration board 29, and a fanfare sound generation instruction to the speaker 30. The command is transmitted every time the grand prize winning opening 6 is opened (round).
[0060]
Further, when the main CPU 32 receives the detection signal from the game ball sensor 37 of the big winning opening 6, the main CPU 32 controls the payout device 20 to pay out the game ball based on the number of detection signals received, thereby hitting the player with a big hit. Provide such awards.
[0061]
Since the big winning opening 6 is at the lower end edge of the substantially circular gaming area 8, it is easy for the game ball to win. Further, since the big winning opening 6 can be opened intermittently, a relatively large number of game balls can be won. Therefore, the jackpot is advantageous to the player, and a relatively large number of game balls can be acquired based on the finalized display related to the jackpot.
[0062]
When the special winning opening 6 is closed without satisfying the predetermined condition, the main CPU 32 refers to the probability variation flag C. When the probability variation flag C = 1, the main CPU 32 sets the probability variation state with the state flag F = 2, and performs the processing of the probability variation state.
[0063]
In this process, the main CPU 32 increases the predetermined value compared with the extracted value V in the big hit determination, for example, 11, 13,. As a result, the probability of being determined to be a big hit increases. In the pachinko machine 1, the probability variation state is maintained until the next big hit.
[0064]
Further, the main CPU 32 sets DATA1 of the pattern designation command to 81H. Sub CPU40 which received the said command issues the display command which concerns on a probability fluctuation | variation (high probability), and performs electrical decoration control and sound generation control. The symbol display CPU 42 that has received the display command performs variation display and final display of the special symbol 2 corresponding to the probability variation state.
[0065]
If the big hit determination is made in the probability variation state and the probability variation flag C = 1 again, the main CPU 32 performs the probability variation setting again after the end of the big hit state. However, the main CPU 32 manages with a counter or the like so that the continuous probability variation setting is within a certain upper limit (for example, 10000).
[0066]
On the other hand, the main CPU 32 sets the shortening flag G = 1 when the big hit determination is made in the probability variation state and the probability variation flag C = 0.
[0067]
(6) Then, processing related to the variation time reduction state will be described.
[0068]
After the big hit state is finished, the main CPU 32 sets the state flag F = 3 if the shortening flag G = 1, and performs time reduction setting so as to process the variation time reduction state. Therefore, the variation time is set to be shortened based on the normal jackpot symbol display following the specific jackpot symbol display. “Continued” here is a case where attention is paid only to the jackpot (from the viewpoint of the jackpot), and does not indicate only the meaning of the fixed display related to the variable display immediately after the fixed display of the specific jackpot symbol. In other words, “Continued” indicates that the big hit is a normal big hit after a specific big hit, and the number of misses between them is irrelevant. Note that after the status flag F is changed, the shortening flag G = 0. Further, the probability variation setting is not performed in the variation time shortening state.
[0069]
In the variation time shortening state, the main CPU 32 changes the reference column of the table 34 relating to the pattern designation command to the corresponding one. In other words, the main CPU 32 adopts the assignment of the extraction value D different from the normal state. This allocation is increased for a fluctuation pattern having a short required time as compared with the normal state.
[0070]
That is, assuming that the pachinko machine 1 is disconnected, in the normal state, the fluctuation pattern 1 with a required time of 5100 ms is set with a probability of 20/411, and the fluctuation pattern 2 with a probability of 361/411 is set with a fluctuation pattern 2 with a required time of 8000 ms. Is set. On the other hand, according to the above allocation, in the variation time shortening state, the variation pattern 1 with a required time of 5100 ms is set with a probability of 361/411, and the variation pattern 2 with a required time of 8000 ms is selected with a probability of 20/411.
[0071]
Further, the main CPU 32 decrements the subtraction counter J by 1 every time the special symbol 2 is confirmed and displayed in the variable time shortening state. Then, when the subtraction counter J becomes 0, the main CPU 32 sets the state flag F = 0 and returns to the normal state.
[0072]
As described above, the average value of the time required for the variable display in the variable time shortened state is shorter than that in the other states. When viewed individually, the time required for the variable display in the variable time reduction state may be longer than the others due to reach display or the like.
[0073]
Further, in the variation time shortening state, the symbol display CPU 42 executes a specific number of times display program, and as shown in FIG. 2, the remaining specific number of times W, that is, the same value as the subtraction counter J, or the remaining variation display (confirmation) in the variation time shortening state. Display) The number of times is notified to the player. The symbol display CPU 42 decrements the remaining specific number of times W in the RAM by 1 each time a display command related to the confirmation command is received.
[0074]
In addition, when the state flag F = 3, the main CPU 32 performs the re-shortening setting to set the shortening flag G = 1 again when the big hit flag B = 1 and the extracted value SL becomes a value corresponding to the specific big hit. Do. Further, a process of setting the subtraction counter J = 100 (initial value) again is performed along with the re-shortening setting.
[0075]
That is, when the big hit is normally made in the variation time shortening state, after the big hit state relating to the big hit, the variation time shortening state relating to the shortening of the setting time of the variable display for the specific number of times (100 times) is set again. In addition, when the big hit is made in the fluctuation time shortening state, the remainder of the fluctuation display number to be shortened is cleared by obtaining the big hit. Therefore, the specific number of times has a meaning as an upper limit of the shortening setting.
[0076]
Further, the main CPU 32 does not set the shortening flag G = 1 (or the shortening flag G = 0) except for the re-shortening setting in the display processing related to the normal big hit following the normal big hit symbol fixed display. To do). Similarly, the symbol display CPU 42 does not activate the specific number of times display program. It should be noted that the presence or absence of a shortened setting when the initial hit after power-on is usually a big hit does not affect many in the present invention, but is not set in the pachinko machine 1.
[0077]
Therefore, the shortening setting process or the re-shortening setting process or the like is not performed based on the normal big hit following the specific big hit or the normal big hit other than the normal big hit within the variable time shortening state.
[0078]
As described above, the pachinko machine 1 exhibits a big hit or setting flow as shown in FIG. In other words, the variation time for the specific number of times is set to be shortened with respect to the normal big hit following the specific big hit. If the big hit is not made within the specific number of times, the normal state is restored. On the other hand, when a big hit is made within the specified number of times, the shortened setting for the same specified number of times is provided again (see the dotted line in the figure).
[0079]
(7) The pachinko machine 1 according to the first embodiment has the following effects.
[0080]
That is, the pachinko machine 1 performs the shortening setting of the variable display related to the specific number of times corresponding to the normal big hit following the specific big hit, and when the normal big hit is determined at the time of the shortening setting, the shortening related to the same specific number of times is performed again. Since the setting is performed and the shortening setting is not performed in response to the normal big hits other than these, the reach display regarding the normal big hit can be provided with interest in the reduced time variation state. Moreover, about the very interesting big hit continuation, in addition to the aspect related to the specific big hit, a novel aspect such as the normal big hit continuation from the state where the variation time is shortened or the specific big hit obtained from the continuation can be provided.
[0081]
In addition, the pachinko machine 1 includes the specific number display unit 15 that notifies the specific number of times related to the shortening setting, so that the end of the variable time shortening state related to an interesting game can be accurately presented, and in particular, the end Excitement can be given to the change display of the special symbol 2 just before.
[0082]
(8) In addition, a pachinko machine according to a second embodiment belonging to the embodiment of the present invention will be described focusing on differences from the first embodiment.
[0083]
The pachinko machine of the 2nd form is the same as that of the 1st form except the processing concerning a change time shortening state. Components similar to those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals. Then, by the process related to the variation time shortening state of the second form, a big hit or setting flow as shown in FIG. 9B is presented.
[0084]
In other words, the main CPU 32 sets the shortening flag G = 1 and the subtraction counter J = 100 (shortening) when the big hit determination is made in the probability variation state (state flag F = 2) and the probability variation flag C = 0. Setting process).
[0085]
Further, the main CPU 32 sets the shortening flag G = 1 again when the big hit flag B = 1 and the extracted value SL becomes a value corresponding to the specific big hit in the variable display shortened state where the state flag F = 3 (re-entering). Shortening process). Along with the re-shortening setting process, a process of setting the subtraction counter J = 100 again is performed.
[0086]
Furthermore, the main CPU 32 sets the subtraction counter J = 30 and the shortening flag G = 1 in the display processing related to the normal jackpot following the final display of the normal jackpot symbol, except for the re-shortening setting. Yes (separate shortening setting process). In the pachinko machine according to the second mode, the variable display shortening is provided by a predetermined number of times (30 times) smaller than the specific number of times (100 times) related to the shortening setting process or the re-shortening setting process by another shortening setting process. .
[0087]
In addition, when it is usually a big hit within the predetermined number of times, the pachinko machine 1 according to the second embodiment gives a shortened setting related to the specific number of times after the big hit. In addition, the presence or absence of another shortening setting or the number of times of shortening when the initial hit after power-on is usually a big hit does not affect many in the present invention, but in the pachinko machine according to the second embodiment, the other shortening setting itself And
[0088]
In addition, in the process based on the different shortening setting, the symbol display CPU 42 stores and uses the remaining predetermined number of times instead of the remaining specific number of times W, thereby notifying the specific number of times display unit 15 of the remaining predetermined number of times.
[0089]
(9) The pachinko machine according to the second embodiment has the following effects.
[0090]
In other words, the pachinko machine performs a shortening setting of the variable display related to the specific number of times in response to the normal big hit following the specific big hit. In order to set up and shorten the set number of times less than a specific number of times corresponding to normal big hits other than these, while providing a particularly interesting reach display for normal big hits in a variable time reduction state, You can provide something you are interested in.
[0091]
In addition to the aspect related to specific big hits, in addition to the aspect related to specific big hits, it is possible to obtain big hits by obtaining normal big hits from a state where the fluctuation time is shortened, obtaining specific big hits from the continuous state, or simply setting shortened from normal big hits. It is possible to provide novel and various aspects such as what to acquire. Furthermore, while maintaining interest at any jackpot, it is possible to give a reward to the game so that it is more advantageous and interesting in the normal jackpot related to the reduced variation time state.
[0092]
In addition, the pachinko machine 1 includes the specific number display unit 15 that notifies the remaining specific number of times and the remaining predetermined number of times related to the shortening setting, so that the end of the variable time shortening state related to an interesting game can be accurately presented. In addition, excitement can be given to the change display of the special symbol 2 just before the end.
[0093]
(10) In addition, the other form of this invention which mainly changes the said form is illustrated, respectively.
[0094]
As shown in FIG. 9 (c), in the pachinko machine similar to the second embodiment, when the normal big hit is determined within a predetermined number of times, the variable time is shortened over a predetermined number of times instead of a specific number of times. In this case, with respect to a game from another shortened setting related to the predetermined number of times, the big hits are continued within the predetermined number of times while making the game from the shortened setting and the re-shortened setting related to the specific number of times more advantageous. By leaving room, it is possible to provide games that are less likely to lose interest.
[0095]
Further, it is assumed that the symbol display unit is of a 7 segment type or a dot matrix type. Adopt other motifs such as numbers for special designs. In addition, for special symbols, a specific big hit, a normal big hit or a loss is reported in a combination of symbols other than three such as 1, 2, 4, 6, 9 and the like. Further, for the special symbol, notification of whether or not a big hit is made and notification of whether or not a specific big hit or a normal big hit is performed by using different ones or those arranged separately.
[0096]
Further, it is assumed that the specific winning opening is not a big winning opening that is opened for the first time at the time of the big hit, but is opened larger than usual at the big hit while being able to win at the normal time. In addition, the starting gate is also a gate that wins when the game ball passes. The payout unit adopts a device that is not a payout device using a rotating body, or does not pay directly according to the type of detection signal of the winning prize, but calculates the requested number of balls as the number to be paid out to obtain the requested number of balls. We adopt thing to pay out based on.
[0097]
The control unit omits the substrate such as sub-boards, adds a board such as a payout board, electrical integrated board, and sound generation control board, increases or decreases the number of CPUs, and adopts a separate RAM or ROM. Or the main control board directly controls the symbol display device regardless of the command method. In addition, various processes are changed to other equivalent expressions, and the way of dividing the program is changed arbitrarily, and the processing of the gaming state is switched by a command or the like without switching by the status flag, and the shortening and the shortening are different. Positioned in the gaming state, the remaining specific number of times is controlled by an addition counter instead of a subtraction counter, or a specific big hit / normal big hit / out is determined by a common extracted value, or a random number generated by a CPU or the like is used. Also, a lottery can be determined based on whether or not a game ball passes through a specific area.
[0098]
On the other hand, for the probability variation, the time required for the variation display is shortened without increasing the predetermined value as the big hit, the start opening is made easy to win, or these are arbitrarily used together. In addition, the upper limit is set without continuing the probability variation until the next big hit, or the upper limit is not set for the continuous probability variation. Further, for shortening the time of the variable display, instead of selecting many fluctuation patterns with a short required time, the variable display other than the big hit or the reach display is set to a uniform short time.
[0099]
In addition, the remaining specific number of times or the remaining predetermined number of times is displayed on a screen other than the symbol display unit such as a dedicated display device. Also, the remaining specific number or the remaining predetermined number can be notified by means of lighting such as the number of blinks, or by a speaker such as a predetermined manner of sound generation. Further, only one of the remaining specific number of times or the remaining predetermined number of times can be notified. Also, at the time of shortening setting processing or the like, not the remaining specified number of times but a specified number of times (display of “100 times shorter!”, Etc. in the first form) is notified, and the specified number of times is notified instead of the remaining predetermined number The number of times ("** game progress from the start of time reduction"), the predetermined number of elapsed times, or any combination thereof can be notified. Furthermore, the specific number of times, the predetermined number of times, or a ratio thereof is set to any other value in a state where the specific number of times is larger than the predetermined number of times.
[0100]
In addition, an effect is provided in the symbol display unit or the like in association with the re-shortening process or another shortening process. In this case, a message such as “Retract!”, A special character, etc. can be displayed before the first fluctuation display related to re-shortening or another shortening or in the initial fluctuation display, or a specific lighting or flashing sound can be generated. It is possible to add further interest to re-shortening or obtaining another shortening. In addition, when the remaining fluctuation display count in the variation time reduction state reaches a specific value, the remaining specific count can be displayed in an enlarged manner, or the other count can be displayed in the same manner. In these cases, re-shortening or another shortening can be performed. Can be even more interesting. In addition, when the remaining specific number becomes 10 or less, the number of various times becomes a certain value, such as starting to display the number of times, and notification of the number of times can be started or stopped.
[0101]
In addition, the upper limit of the number of times of variable display related to the shortening is set to a special number less than the specific number. That is, in the processing by the main CPU in the pachinko machine as in the first embodiment, when the shortening flag = 1 is set in association with the re-shortening process, the subtraction counter = 80 or the like. In this way, the normal big hit following the specific big hit is made the most advantageous fluctuation time shortening state from the viewpoint of the upper limit of the number of variable displays, and the re-shortening acquired from the variable time shortening state associated with the normal big hit is Therefore, it is possible to provide a game in which the variation time is advantageous, and there are many variations, and the game is full. The special number can be further combined with the predetermined number, and can be increased or decreased from the predetermined number. Also, the special number can be made larger than the specific number. Even in these cases, variations of the game can be made diverse, or a reward can be given.
[0102]
Further, in the same manner as the number notification unit, the number of times of continuous shortening when the variable time reduction state is continuously provided is notified. That is, in the symbol display CPU RAM or the like, when a special symbol designation command related to a normal jackpot is received (and a final command is received) during processing in a variable time reduction state, the number of consecutive shortenings is increased by one, and the normal jackpot For example, the number of shortened consecutive times is displayed on the symbol display section in a big hit state. By such notification, it is possible to appeal the continuation of the variation time shortened state and to increase the game. In addition, when the shortening continuous number becomes a certain value (for example, 2, 3 or 5) or more, the shortening continuous number can be notified.
[0103]
In addition, the specific number of times can be increased when the shortened number of consecutive times becomes a special value (for example, 2, 3 or 5). Alternatively, a specific number or the like can be set according to the shortened continuous number. In these cases, the main control board side also stores the shortened continuous number, calculates a specific number of times from the shortened continuous number, and sets a subtraction counter based on this. These also provide a variety of interesting games.
[0104]
In addition, the history about the number of times of the probability variation continuous time, the shortened continuous number of times, and the like is displayed in the same manner as the number notification unit. That is, the symbol display CPU or the like increments the probability variation continuous count of the initial value 1 by 1 and stores it in the RAM when the specific jackpot continues. After that, when the big hit is made, the number of consecutive probability fluctuations at this time is stored in a predetermined area of the RAM. Further, when the specific big hits continue again, the number of consecutive probability fluctuations is updated and stored in another area in the predetermined area. When the set condition such that the total number of times of fluctuation display after power-on becomes a set value (for example, every 100 times) is satisfied, the stored partial or all of the continuous number of probability fluctuations is changed in chronological order, etc. The history is displayed by arranging them as a reference. The same applies to other times.
[0105]
By displaying the history of this number of times, it is possible to provide fun to recall a game or to provide information for analyzing a game in an easily understandable manner. Similarly, a special symbol related to the jackpot or a symbol indicating this (such as a medium special symbol) can be displayed as a history.
[0106]
【The invention's effect】
In the present invention, a re-shortening setting process for setting so that the average value of the setting time of the variable display is shortened again up to a specific number of times corresponding to the fixed display related to the normal jackpot after the variable display for which the shortening is set. Do. Therefore, it is possible to provide a game with a stick and provide various pachinko machines for hitting, while getting interest in the normal jackpot in a state where the variation time is shortened without making the hit probability very difficult. There is an effect that it is possible.
[0107]
In addition, according to the present invention, it is possible to provide a pachinko machine capable of clearly indicating information about the variable time shortened state and enlarging the variable time shortened state by notifying the number of times related to the variable display in the variable time shortened state. , Has the effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front perspective view of a pachinko machine according to a first embodiment of the present invention.
2 is a front view of a symbol display unit in the pachinko machine of FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is a rear perspective view of the pachinko machine shown in FIG. 1;
4 is a block diagram showing a control unit of the pachinko machine shown in FIG. 1;
FIG. 5 is a diagram showing a table related to commands in the pachinko machine shown in FIG. 1;
6 is a table showing commands in the pachinko machine shown in FIG. 1. FIG.
7 is a table showing medium designation commands in the pachinko machine shown in FIG. 1;
8 is a flowchart regarding creation of a left designation command and the like in the pachinko machine shown in FIG. 1;
FIG. 9 is a flowchart relating to a gaming state or setting in the pachinko machine according to the present invention.
FIG. 10 is a flowchart relating to a gaming state or setting in a conventional pachinko machine.
[Explanation of symbols]
1 ・・ Pachinko machine, 2 ・・ Special design, 3 ・・ Design display unit, 4 ・・ Design display device, 5 ・・ Starting port, 6 ・・ Large prize opening, 20 ・・ Payout device, 22 ・・ Main control Substrate 24, sub-integrated substrate 32, main CPU 36, 37, game ball sensor 38, solenoid 40, sub CPU 42, symbol display CPU

Claims

About a special symbol for notifying that it is a specific big hit, a normal big hit or out, based on a winning to the start opening, a symbol display unit that displays a confirmation after a variable display over various set times,
A special winning opening that is established so that winning is easy, based on a fixed display on a specific jackpot or normal jackpot,
A payout unit for paying out a predetermined number of game balls based on winning in a specific winning opening;
A control unit for controlling each unit,
In the control unit,
With a lottery, each hit display is determined to be a specific big hit, a normal big hit, or a hit decision process,
A probability variation setting process for setting a probability variation state to increase the probability of becoming the next specific big hit or normal big hit in response to performing a definite display related to the specific big hit,
Corresponding to the normal display for the big jackpot in the probability fluctuation state, the average value of the subsequent fluctuation display setting time is set to cause a fluctuation time reduction state that is shortened in the fluctuation display up to a specific number of times. And the abbreviated setting process
In response to that the determined display according to the normal big hit at varying time shortened state, re-shortening setting be set to rise to variation time shortening state average value of the variation display of the setting time is shortened in the up special times again Process,
Set to generate a variable time reduction state in which the average value of the variable display setting time is reduced in response to the confirmed display related to the normal jackpot in a state that is not in the probability fluctuation state and not in the variable time reduction state. A pachinko machine characterized by no processing.

About a special symbol for notifying that it is a specific big hit, a normal big hit or out, based on a winning to the start opening, a symbol display unit that displays a confirmation after a variable display over various set times,
A special winning opening that is established so that winning is easy, based on a fixed display on a specific jackpot or normal jackpot,
A payout unit for paying out a predetermined number of game balls based on winning in a specific winning opening;
A control unit for controlling each unit,
In the control unit,
With a lottery, each hit display is determined to be a specific big hit, a normal big hit, or a hit decision process,
A probability variation setting process for setting a probability variation state to increase the probability of becoming the next specific big hit or normal big hit in response to performing a definite display related to the specific big hit,
Corresponding to the normal display for the big jackpot in the probability fluctuation state, the average value of the subsequent fluctuation display setting time is set to cause a fluctuation time reduction state that is shortened in the fluctuation display up to a specific number of times. And the abbreviated setting process
In response to that the determined display according to the normal big hit at varying time shortened state, re-shortening setting be set to rise to variation time shortening state average value of the variation display of the setting time is shortened in the up special times again Process,
In response to that the determined display according to the normal big hit in the state not and change time reduction state rather than the probability change state, the average value of the variable display of the set time, reduced time-varying it is shortened in smaller predetermined number from a special number A pachinko machine characterized by performing another shortened setting process for setting a state to occur .

Furthermore, a specific number of times, a special number, a predetermined number of times, a remaining specific number of times, a remaining special number of times , a remaining predetermined number of times, an elapsed specific number of times, an elapsed special number of times, or a frequency notification part for notifying the predetermined number of elapsed times is included. A pachinko machine according to claim 1 or claim 2.