JP3999050B2 - 流量計 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の小型流量計としては、特開平11−230803号公報に開示されたものがある。この流量計は、図8に示したように、流路1を形成したケース本体2の上部に回路基板3を設置し、流路1を画成する壁2aに形成した穴8からマイクロフローセンサ(以下、センサと略称する)4を流路1内に臨ませるとともに、該センサのリード線4aを回路基板3に導いている。また、この流量計では、流路1の入口5に複数枚の網板を間隔をもって配置させた整流部6を備えている。
そして、この流量計は、入口ポート5から流入した流体を整流部6で層流にしてセンサ4に案内し、そこで流量を計測する。
【0003】
上記流量計は、センサ4をブラケット7に保持させ、該ブラケットを壁2aに形成した孔8に挿入させてセンサ4を流路1内に臨ませるとともに、孔8とブラケット7間にOリング9を介在させて、該ブラケットをケース本体2にねじ等によって係止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の流量計は以上のように構成されているので、センサ4をキャンパッケージ4aに取付け、このキャンパッケージ4aをブラケット7に取付けることが必要で、ブラケット組立てが大きくなり、細い流路には取付けることができない。流量計自体も大きくなる。また、センサ4は流路1内に臨ませるため、ケース本体2に穴加工が必要で、かつ、ブラケット7の取付けねじ加工も必要になり、構造が複雑化するなどの課題があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、センサ取付けのための穴加工が不要で小型化が可能な流量計を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る流量計は、ケース本体に形成した流路の一壁面を画成する回路基板と、前記回路基板の流路面に配設させたセンサとを備え、ケース本体の上部には、前記回路基板を収容する凹部が形成され、前記凹部の底壁には、前記流路に開口させた溝を設け、この溝の開口周縁の全周に亘りリブを形成し、前記回路基板の下面側と前記底壁との間の前記リブより外側に間隙を設け、前記間隙は前記回路基板の端部において、前記回路基板の上面側に連通しており、前記間隙の前記リブ周縁の全周に渡って塗布された接着剤により、前記回路基板を接着固定したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明に係る流量計の概念的な分解斜視図、図2はその縦断面図、図3は図2におけるA―A線断面図、図4は図2におけるA’−A’線断面図である。
【0010】
この流量計は、図1に示したように、ケース本体10に一端部が回動自在に支持された蓋体11,ケース本体10内に取り付けられる回路基板12等を備えている。
【0011】
ケース本体10は、図1に示したように、上部に上方に開口する凹部13を有している。この凹部13の底壁14には上方に開口する溝15が形成されており、該溝15の両端底面には、下方へ延びる穴16,17が形成されている。これらの穴16,17は、流路18の流路部分18a,18bを構成するもので、穴16,17の下端は、ケース本体10の端面に形成された入口ポート19,出口ポート20にそれぞれ連通されている。
【0012】
上記溝15の中間部底面には図2に示したように、センサ26に向って流路内に突出する弧状面21が形成されている。また、溝15のセンサ26を挟む中間部側壁には図3に示したように、流路内に突出する弧状面22,22が形成されている。そして、溝15の幅cと穴16,17の幅は同一であり、溝15の深さaは穴16,17の間隙bよりも小さく設定されている。また、上記凹部13の底壁14には、溝15の開口縁に沿ってリブ23が形成されている。
【0013】
一方、上記蓋体11は、図1に示したように、一端部の側方に軸11a,11aが形成され、該軸11a,11aを凹部13の側壁24,24に形成した孔24a,24aに挿嵌させることによってケース本体10に対して回動自在に支持されている。この蓋体11の先端には、爪11bが形成されている。
そして、この蓋体11は、爪11bが凹部13の側壁24に形成した切欠き24bに係合することによって凹部13の開口を塞ぐ。
【0014】
上記回路基板12はセラミック基板であり、この回路基板12の上面には、コネクタ25や各種機能をもった素子が搭載されており、回路基板12の下面中央部には、不図示の電路を介してコネクタ25に接続されたマイクロフローセンサ26が接着等によって配設されている。
このマイクロフローセンサ26は、例えばヒータエレメントを挟むように測温抵抗エレメントが配置されたものである。
【0015】
そして、この回路基板12は、凹部13の底壁14に形成した溝15の開口周縁のリブ23に載置され、図2に示したように、接着剤39によって凹部13の底壁14に固定される。この場合、回路基板12がリブ23に接着される際に、余剰の接着剤39は、リブ23によって流路18内へ侵入するのが阻止されるため、回路基板12の周面と凹部13の側壁24との間隙に入り、回路基板12の接着が確実に行なわれる。
このようにして、設置された回路基板12は、溝15の開口を完全に塞ぎ、回路基板12を一壁面として流路18の流路部分18cを構成する。
【0016】
そして、蓋体11で凹部13を覆い、蓋体11の爪11bを側壁24の切欠き24bに係合させることによって回路基板12を本体ケース10内に収容する。
【0017】
また、この流量計では、入口ポート19,出口ポート20がケース本体10に埋め込まれた金属製管体27,27によって形成されている。この金属製管体27は、外周面に環状凹部28が形成され、該凹部を除く周面に網状ローレット29が刻設されている。また、この金属製管体27の内周面には雌ねじ30が形成されている。
さらに、ケース本体10の側面には取り付け孔31が貫設されている。
【0018】
このように構成された流量計は、図1に示したように、入口ポート19の雌ねじ30に例えば、先端に吸着パッド(図示せず)等を備えたホース32のコネクタ33が螺合され、ポート20の雌ねじ30に真空ポンプ(図示せず)等に接続したホース34のコネクタ35が螺合される。
その際に、コネクタ33とケース本体10との間、コネクタ35とケース本体10との間には、ガスケット36,36がそれぞれ介在される。
【0019】
そして、真空ポンプを作動させると、流体例えば空気は入口ポート19から流路18の流路部分18aに吸引され、流路部分18c,18b,出口ポート20を経て真空ポンプに吸引される。
その際、流体は流路部分18aで先ず偏流される。次いで、深さが浅く流路断面積が縮小された流路部分18cで層流とされ、さらに弧状面21,22,22による絞り部によって整流され、センサ26によって例えば、流体の流れ状態が計測される。その計測値はコネクタ25を介して、図示しないコントローラに送られ、そこで流速値、つまり流量が演算される。
例えば、吸引パッドに何も吸引されていない状態では流量が最大になり、吸引パッドに物が吸引されている状態では流量がほぼゼロになることから、吸引パッドが物を吸着しているか否かを判断することができる。
【0020】
なお、この発明の流量計は、上記したような使用態様ばかりでなく、流路18を流れる流体の連続的な流量(流速)変化を検出することもできることは勿論である。
【0021】
また、本実施の形態では、回路基板12をケース本体10の凹部13の底壁14に接着剤26によって接着させた例を示したが、回路基板12を図5から図7に示したように、溝15の開口周縁にリブ23を設けることなく、ガスケット37を介してねじ38によってケース本体10の凹部13の底壁14に取り付けてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ケース本体に形成した流路の一壁面を画成する回路基板と、前記回路基板の流路面に配設させたセンサとを備え、ケース本体の上部には、前記回路基板を収容する凹部が形成され、前記凹部の底壁には、前記流路に開口させた溝を設け、この溝の開口周縁の全周に亘りリブを形成し、前記回路基板の下面側と前記底壁との間の前記リブより外側に間隙を設け、前記間隙は前記回路基板の端部において、前記回路基板の上面側に連通しており、前記間隙の前記リブ周縁の全周に渡って塗布された接着剤により、前記回路基板を接着固定したので、ブラケット等の取り付け部品を必要とせず、構造が単純になるばかりでなく、センサ取付けのための穴加工が不要になり、それによって流量計のコンパクト化が可能になるという効果がある。
【0023】
この発明によれば、路の気密性が確保され、しかも取り付けが簡単であるという効果がある。
【0024】
この発明によれば、路基板が接着剤の量の多少にかかわらずリブの高さに位置され、しかもリブによって接着剤が流路内に流れ込む虞がなく、均一断面積の流路が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による流量計を概念的に示した分解斜視図である。
【図2】図1に示した流量計の縦断面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるA’−A’線断面図である。
【図5】本発明に係る流量計における回路基板の他の取り付け形態を示した縦断面図である。
【図6】図5におけるB−B線断面図である。
【図7】図5におけるB’−B’線断面図である。
【図8】従来の流量計を示した縦断面図である。
【符号の説明】
10 ケース本体
11 蓋体
11a 軸
11b 爪
12 回路基板
13 凹部
14 底壁
15 溝
16,17 穴
18 流路
18a,18b,18c 流路部分
19,20 ポート
21,22 弧状面
23 リブ
24 側壁
24a 孔
24b 切欠き
25 コネクタ
26 マイクロフローセンサ
27 管体
28 環状凹部
29 網状ローレット
30 雌ねじ
31 取り付け孔
32 ホース
33 コネクタ
34 ホース
35 コネクタ
36 ガスケット
37 ガスケット
38 ねじ
39 接着剤

Claims (1)

  1. ケース本体に形成した流路の一壁面を画成する回路基板と、前記回路基板の流路面に配設させたセンサとを備え、
    ケース本体の上部には、前記回路基板を収容する凹部が形成され、
    前記凹部の底壁には、前記流路に開口させた溝を設け、
    この溝の開口周縁の全周に亘りリブを形成し、
    前記回路基板の下面側と前記底壁との間の前記リブより外側に間隙を設け、
    前記間隙は前記回路基板の端部において、前記回路基板の上面側に連通しており、
    前記間隙の前記リブ周縁の全周に渡って塗布された接着剤により、前記回路基板を接着固定したことを特徴とする流量計。
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