JP3998216B1 - 締結ナットの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料の損失が発生することがなく、コスト高とならない締結ナットの製造方法を提供する。
【解決手段】金属板材を絞り加工により、有底筒状に形成し、逆絞りにより、底部から内側に向かって突出した内側円筒部4を形成し、内側円筒部4の底部4aを、ピアシングにより穿孔するとともに、内側円筒部の板厚4を、板厚増加加工により増加させて締結部を形成する。なお、板厚増加加工は、圧縮絞りパンチにより、内側円筒部4の外表面の表面積を減少させ、この表面積の減少に相応する体積を、塑性流動により内側円筒部4の厚さに遷移させる多段圧縮絞りにより行うことが好ましい。また、板厚増加加工はスエージングにより行うことが好ましい。
【選択図】図5

Description

本発明は、金属板材を絞り加工により製造する締結ナットの製造方法に関するものである。
従来、PDP(Plasma Display Panelの略、プラズマディスプレー)や、LCD(Liquid Crystal Displayの略、液晶ディスプレー)等の電気製品の組立に使用される締結ナット50は、図11に示されるような断面形状をしている。この締結ナット50は、金属製の基板や筐体に、電子部品や電子基板を取り付けるために使用するためのものである。
この締結ナット50は、略円柱形状のナット本体51と、このナット本体51の基部に形成されたフランジ部52とから構成され、締結ナット50を連通するネジ山53が形成されている。ナット本体51とフランジ部52の間には、溝部54が形成されている。金属製の基板や筐体に形成された取付穴に、締結ナット50を挿入して、取付穴の外縁と溝部54が嵌合して、締結ナットが前記基板や筐体に取り付けられるようになっている。このような締結ナット50は、特許文献1や特許文献2に示されるように、切削加工や熱間鍛造により製造されている。
この締結ナット50を切削加工で製作する場合には、加工時間や手間もかかることから、コスト高になるという問題があった。また、切削するため、従来では被削性のよいリン青銅等を使用していたが、このリン青銅は、材料が高価であるうえ、切削加工により溝部54を形成することから、材料が損失してしまうという問題があった。一方で、熱間鍛造により、締結ナット50を製作することとすると、締結ナット50の表面性状が不良となる。また、高温下で作業をすることから作業環境が劣悪であるという問題があった。
そこで、特許文献3に示されるような圧入ナット及びその製造方法がある。この圧入ナットは、金属板に絞り加工をして、フランジ部と、このフランジ部から立ち上げられた筒状部とを形成し、この筒状部の底部を穿孔し、筒状部の内面にネジ山を形成したものである。
しかしながら、この圧入ナットを、金属製の基板や筐体に、電子部品や電子基板を取り付けるために使用するには、以下の点が問題となる。
(1)ネジ山を形成している部分の板厚が十分でないことから、実際には、ネジ山を形成することが困難であること。また、この部分の強度が不十分であり、電子部品や電子基盤を取り付けた際に、変形する恐れがあること。
(2)電子部品や電子基盤が取り付けられ、当接する部分(特許文献3の図2の4)の面積が十分でないことから、取付後に不安定となり、面圧が高くなることから、集中応力により、電子部品や電子基盤を破損してしまう恐れがあること。
そこで、材料の損失が発生することがなく、コスト高とならず、電子部品や電子基盤を安定して取り付けることができる締結ナットの製造方法が要望されていた。
特開2002−227817号公報 特開2000−326047号公報 特開2006−297455号公報
材料の損失が発生することがなく、コスト高とならない締結ナットの製造方法を提供する。
上記課題を解決するためになされた本発明は、金属板材を絞り加工により、フランジ部と外側筒部と底部とから構成される有底筒状の半製品に形成し、
この有底筒状の半製品を逆絞りにより、底部から内側に向かって突出した内側円筒部を形成し、
前記半製品の内側円筒部の底部を、ピアシングにより穿孔するとともに、
前記半製品の内側円筒部の板厚を、板厚増加加工により増加させて締結部を形成することを特徴とする。
なお、スリッティングにより、外側筒部の基端部分に、外側筒部の外周面から外側に向かって突出した突起部及び、この突起部とフランジ部の間に、外側筒部の外側と内側とが連通する固定穴を形成することが好ましい。
また、タッピングにより、締結部にネジ山を螺刻することが好ましい。
また、逆絞りは、外側筒部の内側の拘束が無い状態で、内側円筒部を形成するフリー絞りで行うことが好ましい。
また、板厚増加加工は、外側筒部を受容するセット穴と、このセット穴の底部から突出した、内側円筒部の内径よりも小さい外径のガイド突起とから構成されるダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、内側円筒部外径よりも小さい内径の絞り凹部を有する圧縮絞りパンチを下降させ、この圧縮絞りパンチの先端を外側筒部と内側円筒部の間に侵入させ、内側円筒部の外表面の表面積を減少させ、この表面積の減少に相応する体積を、塑性流動により内側円筒部の厚さに遷移させて、内側円筒部の板厚を増加させる、多段圧縮絞りにより行うことが好ましい。
また、板厚増加加工は、外側筒部を受容するセット穴と、このセット穴の底部から突出した、内側円筒部の内径よりも僅かに小さい外径のガイド突起とから構成されるダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、内径が内側円筒部の外径よりも大きい寸法の円筒形状のスリーブと、このスリーブの内部に収納された円柱形状のスエージングパンチとから構成され、前記スリーブがスエージングパンチに対してスライド自在に構成されているパンチを下降させて、前記スリーブを外側筒部と内側円筒部の間に侵入させた状態で、前記スエージングパンチの先端を内側円筒部の先端に当接させ、更に前記スエージングパンチを下降させて、内側円筒部を圧縮し、前記スリーブの内側とスエージングパンチ外側により構成される空間に、内側円筒部を塑性流動により充填させて、内側円筒部の板厚を増加させる、スエージングにより行うことが好ましい。
また、スリッティング加工は、外側筒部を受容するセット穴が形成され、このセット穴の入口部分に、一定の角度をおいて放射状に凹陥形成されたスリッティング刃が形成されたスリッティングダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、前記スリッティングダイに対応する形状のスリッティングパンチを下降させて行うことが好ましい。
金属板材を絞り加工により、フランジ部と外側筒部と底部とから構成される有底筒状の半製品に形成し、この有底筒状の半製品を逆絞りにより、底部から内側に向かって突出した内側円筒部を形成し、前記半製品の内側円筒部の底部を、ピアシングにより穿孔するとともに、前記半製品の内側円筒部の板厚を、板厚増加加工により増加させて締結部を形成して締結ナットを製造することとしたので、材料が損失することや、切削加工による加工工数が発生することがなく、製造コストを大幅に削減することが可能となる。また、本発明によると、材料が安価な圧延鋼板により製造することができ、材料費を削減することが可能となる。このように、本発明により締結ナットを製造した場合には、従来のように切削加工等により製造した場合と比べて、製造原価を30%〜40%削減することが可能となる。また、本発明によると、トランスファープレス等により自動連続形成することが可能となることから、効率よく大量生産することが可能となる。また、従来のように鍛造で製作する場合と比べて、表面性状良好となり、劣悪な作業環境で製作する必要がなくなる。本発明では、金属板材を、絞り加工により締結ナットを製作することとしたので、従来のように切削加工等で締結ナットを製作する場合と比べて、不必要な部分の体積が減少し、60%〜80%程度軽量化することが可能となる。また、内側円筒部の板厚を、板厚増加加工により増加させることとしたのでネジ山を形成することが可能となり、また、締結部の強度が向上することとなる。また、電子部品や電子基盤を取り付けた際に、これら電子部や電子基盤が外側円筒部の底部と当接することとなるので、十分な当接面積を確保することができ、安定して取り付けることが可能となり、更に、面圧が高くなることにより、電子部品や電子基盤が破損することを防止することが可能となる。
なお、スリッティングにより、外側筒部の基端部分に、外側筒部の外周面から外側に向かって突出した突起部及び、この突起部とフランジ部の間に、外側筒部の外側と内側とが連通する固定穴を形成すると、締結ナットを被締結材の取付穴と結合させると、突起部が取付穴に侵入することにより取付穴の側面に強力な加圧力が発生し、被結合部材が固定穴に充填されることにより、強固に被結合部材と締結ナットとを固定結合させることが可能となる。
なお、内側円筒部に、タッピングによりネジ山を螺刻することとすると、タッピングネジでない、通常のネジであっても、締結ナットと締結させることが可能となる。
また、逆絞りは、外側筒部の内側の拘束が無い状態で、内側円筒部を形成するフリー絞りで行うこととすると、板厚が薄くならずに、内側円筒部を形成することが可能となる。
また、板厚増加加工は、外側筒部を受容するセット穴と、このセット穴の底部から突出した、内側円筒部の内径よりも小さい外径のガイド突起とから構成されるダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、内側円筒部外径よりも小さい内径の絞り凹部を有する圧縮絞りパンチを下降させ、この圧縮絞りパンチの先端を外側筒部と内側円筒部の間に侵入させ、内側円筒部の外表面の表面積を減少させ、この表面積の減少に相応する体積を、塑性流動により内側円筒部の厚さに遷移させて、内側円筒部の板厚を増加させる、多段圧縮絞りにより行うこととすると、締結部の板厚が厚くなり、タッピングネジで締結することや、ネジ山を形成することが可能となり、また、締結部の強度が向上することとなる。
また、板厚増加加工は、外側筒部を受容するセット穴と、このセット穴の底部から突出した、内側円筒部の内径よりも僅かに小さい外径のガイド突起とから構成されるダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、内径が内側円筒部の外径よりも大きい寸法の円筒形状のスリーブと、このスリーブの内部に収納された円柱形状のスエージングパンチとから構成され、前記スリーブがスエージングパンチに対してスライド自在に構成されているパンチを下降させ、前記スリーブを外側筒部と内側円筒部の間に侵入させ、前記スエージングパンチの先端を内側円筒部の先端に当接させ、更に前記スエージングパンチを下降させて、内側円筒部を圧縮し、前記スリーブの内側とスエージングパンチ外側により構成される空間に、内側円筒部を塑性流動により充填させて、内側円筒部の板厚を増加させる、スエージングにより行うこととすると、締結部の板厚が厚くなり、タッピングネジで締結することや、ネジ山を形成することが可能となり、また、締結部の強度が向上することとなる。
また、スリッティングは、外側筒部を受容するセット穴が形成され、このセット穴の入口部分に、一定の角度をおいて放射状に凹陥形成されたスリッティング刃が形成されたスリッティングダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、前記スリッティングダイに対応する形状のスリッティングパンチを下降させて、外側筒部の基端部分に、外側筒部の外周面から外側に向かって突出した突起部及び、この突起部とフランジ部の間に、外側筒部の外側と内側とが連通する固定穴を形成することとすると、スリッティングパンチを下降させるだけで、突起部と固定穴の両方を同時に形成することが可能となり、製作効率が良い。
(本発明により製造される締結ナットについて)
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1は本発明の締結ナットの製造方法により製造される締結ナット1の斜視図である。図2は図1の縦断面図であり、図3は図1の上面図であり、図4は図1の底面図である。締結ナット1は、外側筒部2、フランジ部3、内側円筒部4(締結部)、固定穴5、突起部6から構成されている。
外側筒部2は、有底筒状をしている。外側筒部2の断面形状は、本実施形態では円形状をしている。フランジ部3は、外側筒部2の基端に、外側筒部2の軸線方向と直交する方法に拡がるように形成されていて、本実施形態では、図3や図4に示されるように六角形形状をしている。
内側円筒部4は、円筒形状をしていて、外側筒部2の底部2aから、外側筒部2の内部方向に向かって、外側筒部2と同軸に形成されている。この内側円筒部4を、締結部としている。この締結部である内側円筒部4の内面には、ネジ山7が螺刻されている。
突起部6は、外側筒部2の基部に、一定角度をおいて、外側筒部2の外周面から外側に向かって突出するように形成されている。また、この突起部6は、外側筒部2の内側に向かっても突出している。固定穴5は、外側筒部2の突起部6とフランジ部3の間に、外側筒部2の外側と内側とが連通するように形成されている。
(本発明の締結ナットの製造方法について)
以下に、この締結ナット1の製造方法について説明をする。図5に本発明の締結ナットの製造方法の製造工程図を示す。
「ブランキング」工程で、圧延鋼板を、ブランク抜き型により円形状に打ち抜き、円形ブランクを形成する。この円形ブランクを「1次絞り」工程に移送する。「1次絞り」工程では、円形ブランクを、円形状に凹陥形成された絞り穴を有する絞りダイにセットして、上方より略円柱形状のパンチを下降させることにより、前記円形ブランクを塑性変形させて、有底筒状に形成する
「1次絞り」工程が終了すると、更に「2次絞り」、「3次絞り」工程に移送して、有底筒状の半製品を徐々に深く絞り、フランジ部3と外側筒部2と底部2aとから構成される有底筒状の半製品に形成する。「1次絞り」〜「3次絞り」の各工程の主要な工程変数は、パンチ及び絞り穴の半径、パンチと絞り穴との間隔、絞り率、パンチ力、ダイクッション圧力、潤滑等である。「3次絞り」工程が終了すると、前記有底筒状の半製品を、「逆絞り」工程に移送する。
図6に逆絞り工程の説明図を示す。「逆絞り」工程は、「フリー絞り」工程(図6に示されるA)と、「定型」工程(図6に示される(B))からなる。「フリー絞り」工程に使用されるダイ19は、図6の(A)に示されるように、略円柱形状のセット凸部19aが突設されている。このセット凸部19aの外径は、外側筒部2の内径よりも僅かに小さくなっている。また、「フリー絞り」工程に使用されるパンチ20は、図6の(A)に示されるように、円柱形状をしている。
有底筒状の半製品を、フランジ部3を下にして、ダイ19にセットし、パンチ20を下降させ、パンチ20と当接する底部2aを、塑性流動により塑性変形させて、内側円筒部4を粗形成する。このように「フリー絞り」工程は、外側筒部2の内側及び外側が拘束されない状態で行われる。
「フリー絞り」工程の、主要な工程変数は、パンチ20の形状、内側円筒部4を形成する際の絞り率、パンチ力等である。
「フリー絞り」工程が終了すると、半製品は、「定型」工程にて内側円筒部4の形が整えられる。「定型」工程に使用される定型ダイ21は、図6の(B)に示されるように、円柱形状をしていて、その上部に定型凹部21aが同心円状に凹陥形成されている。定形ダイ21の外径は、外側筒部2の内径よりも僅かに小さくなっている。「定型」工程に使用される定型パンチ22は、図6の(B)に示されるように、円柱形状の定型凸部22aを有している。
内側円筒部4が粗形成された半製品を、フランジ部3を下にして、定型ダイ21にセットし、定型パンチ22を下降させ、粗形成された内側円筒部4が、塑性変形して、定型凹部21aと定型凸部22aの間の空間に充填されることにより、内側円筒部4の形が整ええられる。
このように、内側円筒部4を形成する「逆絞り」工程を、「フリー絞り」工程と「定型工程」に分け、まず、外側筒部2の内側や外側が拘束されない「フリー絞り」で、内側円筒部4を粗形成することとしたので、外側筒部2が拘束されることによる塑性流動の阻害を防止することが可能となり、内側円筒部4の板厚が薄くなることを防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、「フリー絞り」工程は、外側筒部2の内側及び外側の両方を拘束しない状態で行われるが、外側筒部2の内側のみを拘束しない状態で、内側円筒部4を粗形成することとしても差し支えなく、この場合であっても、内側円筒部4の板厚が薄くなることを防止する効果がある。
「逆絞り」工程が終了すると、内側円筒部4が形成された半製品は、「多段圧縮絞り」に移送される。
図7に「多段圧縮絞り工程」の説明図を示す。「多段圧縮絞り」工程に使用されるダイ23は、図7に示されるように、円形状のセット穴23aが形成されている。このセット穴23aで、外側筒部2が受容されるようになっている。セット穴23aの内部に、ガイドパンチ23b設けられている。ガイドパンチ23bは、略円柱形状の基部材23cの上に、ガイド突起23dが突設されている。ガイド突起23dの断面形状は円形状であり、セット穴23aと同軸にしている。ガイド突起23dの外径は、内側円筒部4の内径よりも小さくなっていて、内側円筒部4が形成された半製品を、ダイ23にセットすると、内側円筒部4とガイド突起23dとの間に隙間bが空いている状態になっている。
「多段圧縮絞り」工程で使用される圧縮絞りパンチ24は、円柱形状をしていて、先端部分に絞り凹部24aが凹陥形成されている。この絞り凹部24aの断面形状は円形状であり、圧縮絞りパンチ24の外縁と同軸に形成されている。絞り凹部24aの内径は、内側円筒部4の外径よりも小さくなっている。
「多段圧縮絞り」工程にて、フランジ部3を上にして、外側筒部2を絞り凹部24aに挿入して、半製品をダイ23にセットする。この状態で、圧縮絞りパンチ24を降下させると、圧縮絞りパンチの先端24bが、外側筒部2と内側円筒部4の間に侵入する。前述したように、絞り凹部24aの内径は、内側円筒部4の外径よりも小さくなっているので、内側円筒部4が、絞り凹部24aにより絞られて、内側円筒部4の外表面が減少し、これに伴って、この外表面の減少に相応する体積が塑性流動することにより、内側円筒部4の厚さに遷移して、内側円筒部4の厚さが増加するようになる。一方で、内側円筒部4の内側は、ガイド突起23dにより形状が拘束され、内側円筒部4の内面の形状が保たれるようになっている。なお、内側円筒部4の高さ寸法は、圧縮絞りパンチ24の軸線方向の圧縮力を受けて、ガイド突起23dの高さ寸法に圧縮されるようになっている。
「多段圧縮絞り」工程が終了した後の半製品の内側円筒部4の外径は、絞り凹部24aの内径と殆ど同じ寸法になり、前記半製品の内側円筒部4の内径は、ガイド突起23dの外径と殆ど同じ寸法になる。このように、絞り凹部24aの内径及びガイド突起23dの外径を適宜設定することにより、内側円筒部4の厚さを所望の厚さに増加させることが可能となる。なお、本実施形態では、1回の「多段圧縮絞り」工程で、内側円筒部4の厚さが約3%増加するようになっている。本実施形態では、より小さい内径の絞り凹部24aを有する圧縮絞りパンチ24aと、より小さい外形のガイド突起23dを有するガイドパンチ23bにより順次3〜4回「多段圧縮絞り」を行うことにより、内側円筒部4の板厚を10%程度増加させるようにしている。「多段圧縮絞り」工程の、主要な工程変数は、絞り凹部24aの内径、絞り率、圧縮絞りパンチ24のパンチ力、潤滑等である。
「多段圧縮絞り」工程が終了すると、半製品は、「ピアシング」工程に移送される。
「ピアシング」工程にて、半製品をピアシングダイ(図示せず)にセットして、パンチを下降させて、内側円筒部4の底部4a(図5に示す)を穿孔する。「ピアシング」工程が終了すると、半製品は「スエージング」工程に移送される。
図8に「スエージング」工程の説明図を示す。「スエージング」工程に使用されるダイ26は、図8に示されるように、円形状のセット穴26aが形成されている。このセット穴26aで、外側筒部2が受容されるようになっている。セット穴26aの内部に、ガイドパンチ27が設けられている。ガイドパンチ27は、略円柱形状の基部材27aの上に、ガイド突起27bが突設されている。ガイド突起27bの断面形状は円形状であり、セット穴26aと同軸にしている。ガイド突起27bの外径は、内側円筒部4の内径に対して僅かに小さい寸法になっている。
「スエージング」工程で使用されるパンチは、円筒形状のスリーブ28と、このスリーブ28の内部に収納された円柱形状のスエージングパンチ29とから構成されている。スリーブ28は、スエージングパンチ29に対して、スライド自在になっている。スエージングパンチ29の外径は、スリーブ28の内径よりも僅かに小さくなっている。スリーブ28の上端には、スプリング30が取り付けられている。スリーブ28の内径は、内側円筒部4の外径よりも大きくなっていて、図8に示されるように、隙間cが空いている。
「スエージング」工程にて、フランジ部3を上にして、外側筒部2をセット穴26aに挿入して、半製品をダイ26にセットする。スリーブ28及びスエージングパンチ29を降下させる。スリーブ28が、外側筒部2と内側円筒部4の間に侵入し、スリーブの先端28が、底部2aと当接すると、スプリング30が押縮して、スリーブ28の下降が停止する。これに伴って、スエージングパンチ29が下降すると、スエージングパンチ29の先端が、内側円筒部4の先端と当接する。更にスエージングパンチ29を下降させると、内側円筒部4が圧縮されるが、内側円筒部4の内側は、ガイドパンチ27のガイド突起27bで拘束されているので、内側に塑性流動することはできず、スエージングパンチ29が下降するにつれて、内側円筒部4が外側に拡がるように塑性流動して、スリーブ28の内側とスエージングパンチ29外側により構成される空間に充填され、内側円筒部4の板厚が増加する。「スエージング」前の、内側円筒部4の板厚をtとすると、「スエージング」により、内側円筒部4の板厚は、t+cとなる。なお、本実施形態では、内側円筒部4の板厚は、10%〜30%増加するようになっている。
この「スエージング」工程の主要な工程変数は、スエージングパンチ29のパンチ力、内側円筒部4の板厚と長さの比率、潤滑等である。「スエージング」工程が終了すると、半製品は「スリッティング」工程に移送される。
このように「多段圧縮絞り」や「スエージング」による板厚増加加工により、内側円筒部4の板厚を増加させて締結部を形成している。
図9に「スリッティング」工程の説明図を示す。「スリッティング」工程に使用されるスリッティングダイ32は、図9に示されるように、円形状のセット穴32aが形成されている。セット穴32aは、外側筒部2の外縁より僅かに大きくなっている。セット穴32aで外側筒部2が受容されるようになっている。セット穴32aの入口部分に、スリッティング刃32bが、一定の角度をおいて放射状に凹陥形成されている。
「スリッティング」工程に使用されるスリッティングパンチ33は、円柱形状をしている。スリッティングパンチ33の外径は、外側筒部2の内径よりも僅かに小さくなっている。スリッティングパンチ33の外周面には、スリッティング刃32bに対応する位置に、スリッティング刃32bに対応する形状のスリッティング突起33aが突設されている。言い換えると、このスリッティング突起33aは、スリッティングパンチ33の外周面に、一定の角度をおいて突設されている。スリッティングパンチ33を下降させた場合に、スリッティング突起33aが、スリッティング刃32bに侵入するようになっている。
「スリッティング」工程にて、フランジ部3を上にした状態で、外側筒部2をセット穴32aに挿入して、半製品をスリッティングダイ32にセットする。この状態で、スリッティングパンチ33を下降させると、スリッティング突起33aが、スリッティング刃32bに侵入して、外側筒部2の基部を剪断して、外側筒部2の基部に、図1や図2に示されるような固定穴5を形成するとともに、スリッティング突起33aによりコイニングして突起部6を形成する。この「スリッティング」工程の主要な工程変数は、スリッティングダイ32とスリッティングパンチ33との間隔、スリッティング突起33aの切刃角度、スリッティング力である。「スリッティング」工程が終了すると、半製品は「トリミング」工程に移送される。
「トリミング」工程にて、半製品のフランジ部3の不必要な部分はトリミングされて、四角、六角、八角鋸歯形状等の非円形に形成される。なお、本実施形態では、図1〜4に示されるように、六角形状に形成される。
本実施形態では、「ブランキング」工程から「トリミング」工程までを、トランスファープレス(半製品を、トランスファーユニットで独立したダイ間を移送させ、それぞれの工程を行うプレス装置)で行うこととしている。このように、「ブランキング」工程から、「トリミング」工程までを、トランスファープレスにより、自動連続形成することとしたので、効率よく生産することが可能となる。なお、「ブランキング」工程から「トリミング」工程までを、順送り工程(プログレシッブプレスともいう、各工程を型内に一定間隔のピッチをおいて配置した構造の順送り金型で、半製品を前記ピッチ長さ分ずつ移送して、順次各工程を行うプレス装置)で行うこととしても差し支えない。
「トリミング」加工が終了した半製品は、タッピング工程にて、締結部である内側円筒部4の内部にネジ山7を螺刻する。タッピング工程は、転造タップや機械タップにより行う。
タッピング工程が終了すると、タッピング工程で半製品に付着する油、切削屑、異物を前洗浄、脱脂洗浄、水洗浄からなる洗浄工程で除去する。洗浄工程が終了すると、無電解鍍金や溶融亜鉛鍍金等の鍍金工程にて、鍍金されて締結ナット1が完成する。このように、締結ナット1の表面を鍍金処理することにより、耐腐食性を向上させ、経年劣化を防止することが可能となる。なお、非鉄金属で、締結ナット1を製作する場合には、鍍金工程を省略することができる。
(締結ナットの被結合材への結合方法)
次に、本発明の締結ナットの製造方法で製造される締結ナット1の被結合材40への結合方法について説明をする。図10に締結ナットの被締結材への結合方法の説明図を示す。締結ナット1は、加圧リベッティング工程にて、被結合材40に結合される。被結合材40には、外側筒部2の外縁よりも僅かに大きい取付穴40aが形成されている。加圧リベッティング工程に使用される押入用ダイ35には、外側筒部2の外縁よりも大きいセット穴35aが形成され、外側筒部2を受容するようになっている。セット穴35aの上方には、略円柱形状の加圧成型パンチ36が配置されている。
被結合材40を、取付穴40aとセット穴35aが同軸になるように、押入用ダイ35上にセットし、外側筒部2を取付穴40a及びセット穴35aに挿入して、締結ナット1をセットする。この状態で加圧成型パンチ36を下降させると、突起部6が塑性変形しながら、取付穴40aに侵入し、更に、フランジ部3が被結合材40に押入される。フランジ部3が被結合具材40に押入される際に、被結合材40に押入されるフランジ部3の体積分の被結合材40が、固定穴5に塑性流動し、固定穴5に充填される。このように、突起部6が取付穴6に侵入することにより取付穴40aの側面に強力な加圧力が発生して、被結合材40と締結ナット1が固定結合される。更に、被結合材40が固定穴5に充填されることにより、より強固に被結合材40と締結ナット1が固定結合されることになる。
また、前述したように、フランジ部3が四角、六角、八角鋸歯形状等の非円形に形成され、被結合部材40に押入されているので、締結ナット1にネジを取り付ける際に、締結ナット1が回転することを抑止し、締結ナット1と被締結材40との結合が破壊されることを防止している。
加圧リベッティング工程の、主要な工程変数は、締結ナット1と被結合材40の取付穴40aとの間隔、突起部6の厚さ、固定穴5の幅及び高さ等である。
なお、本実施形態では、前述したタッピング工程にて、締結部である内側円筒部4にネジ山7を螺刻しているが、タッピングネジで締結ナットと締結する場合には、前記タッピング工程を省略することとしている。
また、本実施形態では、内側円筒部4の板厚を増加させて締結部を形成する板厚増加加工を、「多段圧縮絞り」及び「スエージング」により行っているが、必要に応じて、「多段圧縮絞り」と「スエージング」のいずれか一方のみにより、内側円筒部4の板厚を増加させることとしても差し支えない。また、本発明では、「多段圧縮絞り」の後に「ピアシング」を行い、更に「スエージング」を行っているが、本発明は、この工程の順番に限定されず、これら「多段圧縮絞り」、「ピアシング」、「スエージング」の各工程の順番は、任意の順番であっても差し支えない。
また、本発明の締結ナットの製造方法に使用される材質は、圧延鋼板に限定されず、銅板やステンレス板やアルミニウム板等の非鉄金属であっても差し支えなく、金属板材であれば全て含まれる。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う締結ナットの製造方法もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の締結ナットの製造方法により製造される締結ナットの斜視図である。 図1の縦断面図である。 図1の上面図である。 図1の底面図である。 本発明の締結ナットの製造方法の製造工程図である。 逆絞り工程の説明図である。 多段圧縮絞り工程の説明図である。 スエージング工程の説明図である。 スリッティング工程の説明図である。 締結ナットの被締結材への結合方法を示す説明図である。 従来の実施の形態を締結ナットの断面図である。
符号の説明
1 締結ナット
2 外側筒部
2a 底部
3 フランジ部
4 内側円筒部
4a 底部
5 固定穴
6 突起部
7 ネジ山
19 ダイ(フリー絞り工程)
19a セット凸部
20 パンチ(フリー絞り工程)
21 定型ダイ
21a 定型凹部
22 定型パンチ
22a 定型凸部
23 ダイ(多段圧縮絞り工程)
23a セット穴
23b ガイドパンチ
23c 基部材
23d ガイド突起
24 圧縮絞りパンチ
24a 絞り凹部
24b 圧縮絞りパンチの先端
26 ダイ(スエージング工程)
26a セット穴
27 ガイドパンチ
27a 基部材
27b ガイド突起
28 スリーブ
29 スエージングパンチ
30 スプリング
32 スリッティングダイ
32a セット穴
32b スリッティング刃
33 スリッティングパンチ
33a スリッティング突起
35 押入用ダイ
35a セット穴
36 加圧成型パンチ
40 被結合材
40a 取付穴
50 締結ナット
51 ナット本体
52 フランジ部
53 ネジ山
54 溝部
b 隙間(ガイド突起と内側円筒部の内側との間)
c 隙間(スリープの内側と内側円筒部の外側との間)
t 板厚(スエージング工程前の内側円筒部)

Claims (7)

  1. 金属板材を絞り加工により、フランジ部と外側筒部と底部とから構成される有底筒状の半製品に形成し、
    この有底筒状の半製品を逆絞りにより、底部から内側に向かって突出した内側円筒部を形成し、
    前記半製品の内側円筒部の底部を、ピアシングにより穿孔するとともに、
    前記半製品の内側円筒部の板厚を、板厚増加加工により増加させて締結部を形成することを特徴とする締結ナットの製造方法。
  2. スリッティングにより、外側筒部の基端部分に、外側筒部の外周面から外側に向かって突出した突起部及び、この突起部とフランジ部の間に、外側筒部の外側と内側とが連通する固定穴を形成することを特徴とする請求項1に記載の締結ナットの製造方法。
  3. タッピングにより、締結部にネジ山を螺刻することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の締結ナットの製造方法
  4. 逆絞りは、外側筒部の内側の拘束が無い状態で、内側円筒部を形成するフリー絞りで行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の締結ナットの製造方法。
  5. 板厚増加加工は、外側筒部を受容するセット穴と、このセット穴の底部から突出した、内側円筒部の内径よりも小さい外径のガイド突起とから構成されるダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、内側円筒部外径よりも小さい内径の絞り凹部を有する圧縮絞りパンチを下降させ、この圧縮絞りパンチの先端を外側筒部と内側円筒部の間に侵入させ、内側円筒部の外表面の表面積を減少させ、この表面積の減少に相応する体積を、塑性流動により内側円筒部の厚さに遷移させて、内側円筒部の板厚を増加させる、多段圧縮絞りにより行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の締結ナットの製造方法。
  6. 板厚増加加工は、外側筒部を受容するセット穴と、このセット穴の底部から突出した、内側円筒部の内径よりも僅かに小さい外径のガイド突起とから構成されるダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、内径が内側円筒部の外径よりも大きい寸法の円筒形状のスリーブと、このスリーブの内部に収納された円柱形状のスエージングパンチとから構成され、前記スリーブがスエージングパンチに対してスライド自在に構成されているパンチを下降させて、前記スリーブを外側筒部と内側円筒部の間に侵入させた状態で、前記スエージングパンチの先端を内側円筒部の先端に当接させ、更に前記スエージングパンチを下降させて、内側円筒部を圧縮し、前記スリーブの内側とスエージングパンチ外側により構成される空間に、内側円筒部を塑性流動により充填させて、内側円筒部の板厚を増加させる、スエージングにより行うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の締結ナットの製造方法。
  7. スリッティング加工は、外側筒部を受容するセット穴が形成され、このセット穴の入口部分に、一定の角度をおいて放射状に凹陥形成されたスリッティング刃が形成されたスリッティングダイに、フランジ部を上にした状態で半製品をセットし、前記スリッティングダイに対応する形状のスリッティングパンチを下降させて行うことを特徴とする請求項2に記載の締結ナットの製造方法。
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