JP3996461B2 - 通信業者システム及びインターネット放送の課金方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は通信業者システム及びインターネット放送の課金方式に関し、特にクライアント端末から要求された放送番組を放送局システムよりインターネットを介して受けこの放送番組を前記クライアント端末に送る通信業者システム及びクライアント端末に課金すべきこの放送番組に対応する放送料金を算出するインターネット放送の課金方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のインターネット放送の課金方式は、例えば、特開2001−268535号公報に開示されているように、放送機器からインターネットを介して利用者端末側に送信された放送データの番組を視聴した利用者端末の利用者に対して課金するために用いられている。
【0003】
この特開2001−268535号公報に開示されたインターネット放送の課金方式は、図4に示すように、利用者端末、放送機器、課金サーバ及びインターネットにより構成する。
【0004】
このインターネット放送の課金方式の動作を説明する。
課金サーバは、放送機器に対して放送データを暗号化するための暗号鍵を配布し、放送機器は、インターネット上にこの暗号鍵で暗号化した放送データを送信する。
【0005】
放送を視聴したい利用者は利用者端末から視聴したい番組情報と利用者情報を課金サーバに送信する。
【0006】
課金サーバは、暗号化された放送データを復号化するための暗号鍵を利用者端末に送信し視聴開始時刻と利用者情報を記憶し、利用者端末は、暗号鍵を用いて放送データを複合化し視聴を開始する。
【0007】
課金サーバは、利用者端末と放送機器に対して定期的に暗号鍵の更新を行い暗号鍵の受信確認を受けとる。
【0008】
そして、課金サーバは、利用者端末から視聴中止の要求を受けた場合、または利用者端末から暗号鍵の更新時の受信確認が得られなかった場合に受信終了と判定し、視聴開始時刻から受信終了と判定した時刻までの時間を利用者端末の利用者が視聴した時間として課金する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のインターネット放送の課金方式は、課金サーバにより、放送機器が利用者端末に送信する放送データの暗号化や複合化のための暗号鍵を配布し、この暗号鍵を定期的に更新して受診確認するというネゴシエーションを実施する必要があるという問題がある。
【0010】
また、課金サーバは、復号化のための暗号鍵を利用者端末に送信して視聴開始時刻と利用者情報を記憶し、利用者端末から視聴中止の要求を受けた場合、または利用者端末から暗号鍵の更新時の受信確認が得られなかった場合に受信終了と判定し、視聴開始時刻から受信終了と判定した時刻までの時間を利用者端末の利用者が視聴した時間として課金するため、この視聴時間とした時間内でインターネットのトラフィックの混雑等が発生し、利用者端末が放送データを受けることができない等の放送データ未受信の時間がある場合でも、この視聴時間に対して課金するので、課金の正確性に欠けるという問題がある。
【0011】
本発明の目的はこのような従来の欠点を除去するため、放送機器や利用者端末との間でネゴシエーションを実施する必要がなく、インターネットのトラフィックの混雑等が発生しても正確な課金のできる通信業者システム及びインターネット放送の課金方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信事業システムは、クライアント端末から要求された放送番組の放送データを放送局システムよりインターネットを介して受け、この放送データを前記クライアント端末に送る通信業者システムにおいて、
前記放送局システムより前記インターネットを介して受けた前記放送データ内の、送信元アドレスと送信先アドレスと前記放送データのデータ長とを含むトラヒックデータを前記放送データを受ける毎に記録する記録手段と、
前記記録手段が記録した前記トラヒックデータより、前記放送データの量を示すトラヒック量を前記送信元アドレスと前記送信先アドレスとの組み合わせ毎に求めこの求めた前記トラヒック量に基づいて放送料金を算出しこの算出した放送料金を前記送信先アドレスに対応する前記クライアント端末に課金する放送料金算出手段と、
を備え、
前記放送データは、この放送データが課金対象であるか否かを示す課金種別を予め有し、
前記記録手段は、前記放送データの前記課金種別を含んだ前記トラヒックデータを記録し、前記放送料金算出手段は、前記記録手段が記録した前記トラヒックデータのうちの前記放送データが課金対象であることを示す前記課金種別を含む前記トラヒックデータより、前記トラヒック量を求めるようにしたことを特徴とする。
【0014】
更に、本発明の通信業者システムの前記放送料金算出手段は、前記送信元アドレスに対応する前記放送局システムを所有する放送局に対して支払うべき放送料金を算出するようにしている。
【0015】
また、本発明の通信業者システムの前記放送料金算出手段は、予め定めた期間毎に前記トラヒック量に基づいて前記放送料金を算出するようにしている。
【0016】
更に、本発明の通信業者システムにおいて、前記放送データを、ストリーミングデータとしている。
【0017】
本発明のインターネット放送の課金方式は、放送番組を要求しこの放送番組を受けて表示するクライアント端末と、このクライアント端末から前記放送番組の要求を受けこの要求をインターネットを介して放送局システムに送りこの放送局システムより前記要求した前記放送番組をインターネットを介して受けて前記クライアント端末に送る通信業者システムと、この通信業者システムから前記放送番組の要求を受けこの要求された前記放送番組を前記インターネットを介して前記通信業者システムに送る前記放送局システムとを備えたインターネット放送の課金方式において、
視聴を希望する前記放送番組を要求しこの放送番組の放送データを受けて表示する前記クライアント端末と、
前記クライアント端末より前記放送番組の要求を受けこの要求を前記放送局システムに送り、この放送局システムより前記要求した前記放送番組の前記放送データを受け、この放送データの量を示すトラヒック量を前記放送データに含まれる送信元アドレスと送信先アドレスとの組み合わせ毎に求めこの求めた前記トラヒック量に基づいて放送料金を算出しこの算出した放送料金を前記送信先アドレスに対応する前記クライアント端末に課金する前記通信業者システムと、
前記通信業者システムより前記放送番組の要求を受けこの要求された前記放送番組の前記放送データを前記インターネットを介して前記通信業者システムに送る前記放送局システムと、を備え、
前記放送データは、この放送データが課金対象であるか否かを示す課金種別を予め有し、
前記通信業者システムは、前記放送データが課金対象であることを示す前記課金種別を含む前記放送データより、前記トラヒック量を求めるようにしたことを特徴とする
【0019】
更に、本発明のインターネット放送の課金方式の前記通信業者システムは、前記送信元アドレスに対応する前記放送局システムを所有する放送局に対して支払うべき放送料金を算出するようにしている。
【0020】
また、本発明のインターネット放送の課金方式の前記通信業者システムは、予め定めた期間毎に前記トラヒック量に基づいて前記放送料金を算出するようにしている。
【0021】
更に、本発明のインターネット放送の課金方式の前記通信業者システムは、前記放送局システムより前記インターネットを介して受けた前記放送データ内の、前記送信元アドレスと前記送信先アドレスと前記放送データのデータ長とを含む前記トラフィックデータを前記放送データを受ける毎に記録する記録手段と、
前記記録手段が記録した前記トラヒックデータより、前記放送データの量を示すトラヒック量を前記送信元アドレスと前記送信先アドレスとの組み合わせ毎に求めこの求めた前記トラヒック量に基づいて放送料金を算出しこの算出した放送料金を前記送信先アドレスに対応する前記クライアント端末に課金する放送料金算出手段と、
を備えて構成されている。
【0022】
また、本発明のインターネット放送において、前記放送データを、ストリーミングデータとしている。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明の通信業者システム及びインターネット放送の課金方式の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0025】
図1に示す本実施の形態は、放送番組を要求しこの放送番組の放送データを受けて表示するクライアント端末1と、クライアント端末1から通信回線4を介して受けた放送番組の要求をインターネット5を介して放送局システム3に送りこの放送局システム3よりこの要求した放送番組の放送データをインターネット5を介して受けてクライアント端末1に送る通信業者システム2と、通信業者システム2から放送番組の要求を受けこの要求された放送番組の放送データをインターネット5を介して通信業者システム2に送る放送局システム3とにより構成する。
【0026】
通信回線4は、電話回線、移動体通信回線等の回線である。
【0027】
通信業者システム2は、放送局システム3よりインターネット5を介して受けた放送データ内の、放送局システム3のIPアドレスを示す送信元アドレスとクライアント端末1のIPアドレスを示す送信先アドレスと放送データのデータ長とを含むトラフィックデータを放送データを受ける毎に記録する記録手段6と、記録手段6が記録したトラヒックデータより、放送データの量を示すトラヒック量を送信元アドレスと送信先アドレスとの組み合わせ毎に求めこの求めたトラヒック量に基づいて放送料金を算出しこの算出した放送料金を送信先アドレスに対応するクライアント端末1に課金する放送料金算出手段7とを備えている。
【0028】
記録手段6は、通信回線4に接続する第1のルータ8と、この第1のルータ8とLANを介して接続するとともにインターネット5に接続する第2のルータ9とを備え、放送料金算出手段7(例えば、サーバ。)は、制御部71とデータベース72とを備えている。
【0029】
放送局システム3は、エンコーダ31と配信サーバ32とを備えている。
【0030】
放送データは、この放送データが課金対象であるか否かを示す課金種別を予め有し、記録手段6は、放送データの課金種別を含んだトラフィックデータを記録し、放送料金算出手段7は、記録手段6が記録したトラヒックデータのうちの放送データが課金対象であることを示す課金種別を含むトラヒックデータより、トラヒック量を求めるようにしている。
【0031】
次に、本実施の形態の通信業者システム及びインターネット放送の課金方式の動作を図2及び図3を参照して詳細に説明する。
【0032】
図2は、放送局のホームページを表す画面の一例を示す図である。
【0033】
図3は、ストリーミングデータのIPパケットのフォーマットの一例を示し、このIPパケットは、送信先アドレス、送信元アドレス、ストリーミングデータか否かを示すデータ種別、このストリーミングデータが課金対象のデータであるか否かを示す課金種別及びストリーミングデータ自身により構成する。
【0034】
図1において、パーソナルコンピュータ等のクライアント端末1は、利用者の指示により、利用者が視聴を希望する放送局のホームページに通信回線4を介してアクセスする。
【0035】
クライアント端末1の利用者が契約した通信業者システム2は、このアクセスに応じてこのホームページの放送局の放送局システム3にインターネット5を介して接続し、放送局システム3より図2に示すこの放送局のホームページをインターネット5を介して得てクライアント端末1に送る。
【0036】
クライアント端末1はこのホームページを通信業者システム2より受けて表示し、利用者の指示により、例えば、マウスにより放送番組Aがクリックされると、この放送番組Aの要求を通信業者システム2に送る。
【0037】
通信業者システム2は通信回線4を介してクライアント端末1より放送番組Aの要求を受けこの要求をインターネット5を介して放送局システム3に送る。
【0038】
放送局システム3は、通信業者システム2より放送番組Aの要求を受け、エンコーダ31により放送番組Aに対応する放送データ(例えば、図3に示すフォーマットのIPパケットであるストリーミングデータ)を作成し、配信サーバ32によりこの放送データをインターネット5を介して通信業者システム2に配信する。放送局システム3は、クライアント端末1の利用者が放送番組Aの停止を要求する(例えば、予め定めたキーを押下等する)こと等により、クライアント端末1から通信業者システム2を介してこの放送番組Aの停止要求を受けるまで、この放送番組Aに対応する放送データをエンコーダ31により作成し配信サーバ32により配信する。
【0039】
ここで、ストリーミング技術について、説明する。配信サーバがインターネット等のネットワークを使用してデータを配信する場合に、クライアント端末がすべてのデータを受信する前に再生を開始することが可能な技術をストリーミングと言い、ストリーミングの技術に対応したデータをストリーミングデータと言う。ストリーミング技術によるストリーミングデータの配信は、ファイルサイズが大きい動画データの配信でも、クライアント端末がダウンロード時間を無駄に待つことなく再生できるほか、撮影した動画を撮影しながらリアルタイムで配信することもできる。
【0040】
通信業者システム2は、IPパケットをインターネット5を介して第2のルータ9により受け、このIPパケットを第1のルータ8に送り、第1のルータ8の経路制御部81は、IPパケット内の送信アドレスの示す送信先にこのIPパケットを送るとともに、このIPパケット内の図3に示すデータ種別を調べ、このデータ種別がストリーミングデータを示す場合、このIPパケットを放送データ(ストリーミングデータ)であると認識し、このIPパケット内のストリーミングデータ自身からこのデータのデータ長を求め、このデータ長と放送局システム3のIPアドレスを示す送信元アドレスとクライアント端末1のIPアドレスを示す送信先アドレスと課金種別とをトラフィックデータとしてメモリ82に記録する。通信業者システム2はこの動作をインターネット5を介してIPパケットを受信する毎に行う。
【0041】
放送料金算出手段7は、制御部71により、予め定めた期間(例えば、1ヶ月)毎に経路制御部81にトラフィックデータの取得を要請し、経路制御部81はこの要請を受ける毎に、メモリ82に記録した最近の予め定めた期間分のトラフィックデータを制御部71に送り、制御部71はこのトラフィックデータを受けてデータベース72に格納する。
【0042】
制御部71は、この格納した最近の予め定めた期間分のトラフィックデータのうちの、放送データが課金対象であることを示す課金種別を含むトラヒックデータより、送信元アドレスと送信先アドレスとの組み合わせが同じトラヒックデータのデータ量の総計を求めこの総計をこの送信元アドレスと送信先アドレスとの組み合わせに対応するトラヒック量とする。
【0043】
そして、制御部71は、このトラヒック量に基づいて、送信先アドレスに対応するクライアント端末1の利用者が送信元アドレスに対応する放送局システム3を所有する放送局に対して支払うべき放送料金を算出しこの算出した放送料金をクライアント端末1に課金する。送信元アドレスが複数あるときにはこの複数の送信元アドレスにそれぞれ対応する複数の放送局に対して支払うべき複数の放送料金をこのクライアント端末1に課金する。
【0044】
通信業者システム2は予め契約したクライアント端末1の利用者に対して通常のインターネット接続料金に加えこの課金した放送料金を請求する。
【0045】
このため、クライアント端末1の利用者は、このクライアント端末1に課金された放送料金を、通信業者システム2の通信業者にインターネット接続料金ともに一緒に支払うことができ、かつ、放送局毎に個別に支払う必要がない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録手段により、放送局システムよりインターネットを介して受けた放送データ内の、送信元アドレスと送信先アドレスと放送データのデータ長とを含むトラフィックデータを放送データを受ける毎に記録し、放送料金算出手段により、記録手段が記録したトラヒックデータより、放送データの量を示すトラヒック量を送信元アドレスと送信先アドレスとの組み合わせ毎に求めこの求めたトラヒック量に基づいて放送料金を算出しこの算出した放送料金を送信先アドレスに対応するクライアント端末に課金するため、
放送料金を算出するのに、放送局システムやクライアント端末に対してネゴシエーションする必要がない。
【0047】
また、放送データの量を示すトラヒック量に基づいて放送料金を算出するので、インターネットのトラフィックの混雑等が発生しても正確な課金ができる。
【0048】
更に、放送データの量を示すトラヒック量に基づいて、送信先アドレスに対応するクライアント端末の利用者が送信元アドレスに対応する放送局システムを所有する放送局に対して支払うべき放送料金を算出しこのクライアント端末に課金するので、クライアント端末の利用者は、このクライアント端末に課金された放送料金を、通信業者システム2の通信業者にインターネット接続料金ともに一緒に支払うことができ、かつ、放送局毎に個別に支払う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信業者システム及びインターネット放送の課金方式の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】放送局のホームページを表す画面の一例を示す図である。
【図3】ストリーミングデータのIPパケットのフォーマットの一例を示す図である。
【図4】従来のインターネット放送の課金方式を示す図である。
【符号の説明】
1 クライアント端末
2 通信業者システム
3 放送局システム
31 エンコーダ
32 配信サーバ
4 通信回線
5 インターネット
6 記録手段
7 放送料金算出手段
71 制御部
72 データベース
8 第1のルータ
81 経路制御部
82 メモリ
9 第2のルータ
Claims (9)
- クライアント端末から要求された放送番組の放送データを放送局システムよりインターネットを介して受け、この放送データを前記クライアント端末に送る通信業者システムにおいて、
前記放送局システムより前記インターネットを介して受けた前記放送データ内の、送信元アドレスと送信先アドレスと前記放送データのデータ長とを含むトラヒックデータを前記放送データを受ける毎に記録する記録手段と、
前記記録手段が記録した前記トラヒックデータより、前記放送データの量を示すトラヒック量を前記送信元アドレスと前記送信先アドレスとの組み合わせ毎に求めこの求めた前記トラヒック量に基づいて放送料金を算出しこの算出した放送料金を前記送信先アドレスに対応する前記クライアント端末に課金する放送料金算出手段と、
を備え、
前記放送データは、この放送データが課金対象であるか否かを示す課金種別を予め有し、前記記録手段は、前記放送データの前記課金種別を含んだ前記トラヒックデータを記録し、前記放送料金算出手段は、前記記録手段が記録した前記トラヒックデータのうちの前記放送データが課金対象であることを示す前記課金種別を含む前記トラヒックデータより、前記トラヒック量を求めるようにしたことを特徴とする通信業者システム。 - 前記放送料金算出手段は、前記送信元アドレスに対応する前記放送局システムを所有する放送局に対して支払うべき放送料金を算出することを特徴とする請求項1記載の通信業者システム。
- 前記放送料金算出手段は、予め定めた期間毎に前記トラヒック量に基づいて前記放送料金を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の通信業者システム。
- 前記放送データは、ストリーミングデータであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の通信業者システム。
- 放送番組を要求しこの放送番組を受けて表示するクライアント端末と、このクライアント端末から前記放送番組の要求を受けこの要求をインターネットを介して放送局システムに送りこの放送局システムより前記要求した前記放送番組をインターネットを介して受けて前記クライアント端末に送る通信業者システムと、この通信業者システムから前記放送番組の要求を受けこの要求された前記放送番組を前記インターネットを介して前記通信業者システムに送る前記放送局システムとを備えたインターネット放送の課金方式において、視聴を希望する前記放送番組を要求しこの放送番組の放送データを受けて表示する前記クライアント端末と、
前記クライアント端末より前記放送番組の要求を受けこの要求を前記放送局システムに送り、この放送局システムより前記要求した前記放送番組の前記放送データを受け、この放送データの量を示すトラヒック量を前記放送データに含まれる送信元アドレスと送信先アドレスとの組み合わせ毎に求めこの求めた前記トラヒック量に基づいて放送料金を算出しこの算出した放送料金を前記送信先アドレスに対応する前記クライアント端末に課金する前記通信業者システムと、
前記通信業者システムより前記放送番組の要求を受けこの要求された前記放送番組の前記放送データを前記インターネットを介して前記通信業者システムに送る前記放送局システムと、
を備え、
前記放送データは、この放送データが課金対象であるか否かを示す課金種別を予め有し、前記通信業者システムは、前記放送データが課金対象であることを示す前記課金種別を含む前記放送データより、前記トラヒック量を求めるようにしたことを特徴とするインター ネット放送の課金方式。 - 前記通信業者システムは、前記送信元アドレスに対応する前記放送局システムを所有する放送局に対して支払うべき放送料金を算出することを特徴とする請求項5記載のインターネット放送の課金方式。
- 前記通信業者システムは、予め定めた期間毎に前記トラヒック量に基づいて前記放送料金を算出することを特徴とする請求項5又は6記載のインターネット放送の課金方式。
- 前記通信業者システムは、前記放送局システムより前記インターネットを介して受けた前記放送データ内の、前記送信元アドレスと前記送信先アドレスと前記放送データのデータ長とを含む前記トラヒックデータを前記放送データを受ける毎に記録する記録手段と、前記記録手段が記録した前記トラヒックデータより、前記放送データの量を示すトラヒック量を前記送信元アドレスと前記送信先アドレスとの組み合わせ毎に求めこの求めた前記トラヒック量に基づいて放送料金を算出しこの算出した放送料金を前記送信先アドレスに対応する前記クライアント端末に課金する放送料金算出手段と、
を備えたことを特徴とする請求項5記載のインターネット放送の課金方式。 - 前記放送データは、ストリーミングデータであることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項記載のインターネット放送の課金方式。
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