JP3996131B2 - 制御方法および制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、補正データを記憶する外部記憶装置と、制御機器を制御するマイクロコンピュータとが異なる基板等に配置されている場合、前記補正データを読み込むために、前記外部記憶装置とマイクロコンピュータとの通信を行う際における通信異常時の制御方法に関するものである。本発明は、特に、浴室暖房乾燥機における換気ファンの制御に関するものである。
図3は従来の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。図3において、図示されていない制御装置の電源が投入されることにより、制御がスタートされる(ステップ31)。前記電源の投入により、制御装置におけるマイクロコンピュータは、図示されていない機器制御装置を正しく制御するための補正データを読み込むために外部記憶装置と通信を行う(ステップ32)。
前記外部記憶装置から送られて来た補正データは、マイクロコンピュータの記憶装置に読み込まれる(ステップ33)。前記補正データは、前記マイクロコンピュータの記憶装置に正しく読み込まれたか否か、すなわち、正しい通信が行われたか否かを調べる(ステップ34)。
前記マイクロコンピュータは、正しい通信に成功した場合、前記補正データにしたがって、予め記憶されている初期値を補正する(ステップ35)。前記機器制御装置は、前記補正された初期値に基づいて機器を正常に運転する(ステップ36)。
前記ステップ34において、前記マイクロコンピュータは、正しい通信ができないと判断した場合、制御機器の動作を停止する(ステップ37)とともに、異常報知を行う(ステップ38)。
また、従来の制御装置、浴室暖房方法および浴室暖房装置は、たとえば、特願2003−129065に記載されているように、浴室内の温度を一定時間の監視により、設定温度より一定値以上下がっている場合、次回より前記浴室内の温度を監視する時間間隔を短くすることで、前記浴室内の温度の降下を減少させている。また、前記浴室内の温度は、前記設定温度より一定値以内である場合、次回の前記浴室内の温度を監視する時間間隔を長くしている。
前記制御装置に使用される各素子は、純正品であっても定数のバラツキを避けることができない。しかし、近年、各素子は、メーカーの合理化により、積極的に他社のものが取り入れられるようになって来た。このように、各社メーカーの異なる素子から組み立てられた前記制御装置は、たとえば、換気ファンを制御する場合、電圧と回転数が正比例しない場合が多い。
そこで、通常、前記制御装置は、外部記憶装置に予め記憶された補正データに基づいて、環境が異なっても電圧に正比例した制御が行われるようになっている。また、前記浴室暖房乾燥機は、主に浴室や脱衣室等の天井または壁に設置され、状況に応じて温風や涼風を送り、湿気を除去するための換気を行っている。
しかし、前記制御装置は、換気ファンの側である天井に配置されているのに対して、外部記憶装置あるいは報知装置は、操作性を考慮して所定の高さの壁に設置されている場合が多い。このような場合、前記制御装置と外部記憶装置とは、距離が離れているため、一時的なノイズ等の外的要因によって、補正データのやりとりができなくなる場合がある。
特開2003−129065
前記従来の技術は、マイクロコンピュータと外部記憶装置が同じ基板に取り付けられている場合が多く、前記マイクロコンピュータと外部記憶装置との通信に異常を来たすような場合が少ない。しかし、前記のように制御装置と外部記憶装置とを離す場合があり、前記制御装置は、前記マイクロコンピュータと外部記憶装置とを異なる基板に配置しなければならないことが多くなってきた。
このような場合において、外的要因によるノイズのために、前記マイクロコンピュータと外部記憶装置との間で通信ができない場合、マイクロコンピュータは、外部記憶装置との通信異常であると判断する。前記マイクロコンピュータは、前記異常状態を制御機器の使用者に、より早く報知する必要がある。また、前記早い異常報知は、マイクロコンピュータ等に使用されている素子の故障が原因の場合有効である。
しかし、前記制御装置は、ノイズ等の外的要因により、短時間、補正データのやりとりができない場合、前記マイクロコンピュータと外部記憶装置との通信が異常であると判断して、異常報知装置により、異常報知を行うとともに、機器の制御も停止する。前記制御装置は、一旦、機器の制御が停止された場合、使用者が異常の有無を確認し、その後、前記異常報知を解除するまで、使用できないという問題があった。
さらに、前記制御装置は、単なるノイズ等の一時的要因であるにもかかわらず、機器の故障であると判断するので、廃棄または交換を行うことになる。また、制御装置における前記異常報知は、使用者またはサービスマンが異常解除を行わねばならない。さらに、前記機器は、前記制御装置による前記のような判断が行われると、ノイズ等の外的要因による一時的な故障であるにもかかわらず、運転不能の場合がある。特に、ノイズの発生し易い環境下では、しばしば運転が不能になるという問題がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためのものであり、ノイズ等の外的要因により一時的にマイクロコンピュータと外部記憶装置とが通信不能になった場合、性能または精度をある程度低下させた状態で、暫定的に、使用者が最低限必要とする機能で動作を行うことができる制御方法または制御装置を提供することを目的とする。また、本発明は、前記一時的な外的要因が解消された時点で、正常動作への自動復帰が可能な制御方法または制御装置を提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明の制御方法は、搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御方法において、前記外部記憶装置と制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置されたマイクロコンピュータとの通信が一時的に異常な場合、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行うことを特徴とする。
(第2発明)
第2発明の制御方法は、搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御方法において、前記外部記憶装置と制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置されたマイクロコンピュータとの通信が一時的に異常な場合、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行い、前記外部記憶装置と前記マイクロコンピュータとの間で、通信異常が発生してから一定時間経過後に、外部記憶装置との通信を再度行い、前記通信が正常に完了した時点で正常動作に復帰させることを特徴とする。
(第3発明)
第3発明の制御方法は、搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御方法において、前記外部記憶装置と制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置されたマイクロコンピュータとの通信が一時的に異常な場合、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行い、前記外部記憶装置と前記マイクロコンピュータとの間で、通信異常が発生してから一定時間経過後に、外部記憶装置との通信を再度行い、前記通信が正常に完了した場合、前記異常報知を解除した後、正常動作に復帰させることを特徴とする。
(第4発明)
第4発明の制御装置は、搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御装置において、
制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置された機器制御手段と;
前記制御機器の制御補正データが予め記憶されている外部記憶装置と;
前記外部記憶装置に記憶されている制御補正データを読み込む補正データ読込手段と、前記外部記憶装置からの補正データをチェックする補正データチェック手段と、補正前のデータである初期値が予め記憶されている初期値記憶手段と、前記補正データチェック手段により、前記外部記憶装置との通信が異常であると判断された場合、前記初期値記憶手段に記憶されている初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行う暫定運転手段と、を少なくとも備えているマイクロコンピュータと;
を有することを特徴とする。
(第5発明)
第5発明の制御装置は、搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御装置において、
制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置された機器制御手段と;
前記制御機器の制御補正データが予め記憶されている外部記憶装置と;
前記外部記憶装置に記憶されている制御補正データを読み込む補正データ読込手段と、前記外部記憶装置からの補正データをチェックする補正データチェック手段と、補正前のデータである初期値が予め記憶されている初期値記憶手段と、前記補正データチェック手段により、前記外部記憶装置との通信が異常であると判断された場合、前記初期値記憶手段に記憶されている初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行う暫定運転手段と、前記初期値によって暫定運転されている場合、前記外部記憶装置との間で、通信異常が発生してから一定時間経過後に、再度外部記憶装置との通信を行うとともに、前記通信が正常に完了した時点で正常動作に復帰させる制御手段と、を少なくとも備えているマイクロコンピュータと;
を有することを特徴とする。
(第6発明)
第6発明の制御装置は、搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御装置において、
制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置された機器制御手段と;
前記制御機器の制御補正データが予め記憶されている外部記憶装置と;
前記外部記憶装置に記憶されている制御補正データを読み込む補正データ読込手段と、前記外部記憶装置からの補正データをチェックする補正データチェック手段と、補正前のデータである初期値が予め記憶されている初期値記憶手段と、前記補正データチェック手段により、前記外部記憶装置との通信が異常であると判断された場合、前記初期値記憶手段に記憶されている初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行う暫定運転手段と、前記初期値によって暫定運転されている場合、前記外部記憶装置との間で、通信異常が発生してから一定時間経過後に、再度外部記憶装置との通信を行うとともに、前記通信が正常に完了した時点で正常動作に復帰させる制御手段と、を少なくとも備えているマイクロコンピュータと;
前記外部記憶装置と制御機器を制御するマイクロコンピュータとの通信が異常な場合、異常報知が行われ、正常に通信が完了した場合、前記異常解除報知が行われる報知装置と;
を有することを特徴とする。
(第7発明)
第7発明の制御装置において、マイクロコンピュータは、設定手段により再度外部記憶装置と通信を行う回数が設定されることを特徴とする。
(第8発明)
第8発明の制御装置において、マイクロコンピュータは、ファンを駆動するファン駆動装置を制御することを特徴とする。
(第9発明)
第9発明の制御装置において、マイクロコンピュータは、浴室暖房乾燥機におけるファンを駆動するファン駆動装置を制御することを特徴とする。
本発明によれば、前記外部記憶装置と制御機器を制御するマイクロコンピュータとの通信が異常な場合であっても、制御機器の運転を停止することなく、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能を果たすとともに、最低限の性能または精度で制御を行うことができるようにしている。
本発明によれば、マイクロコンピュータと外部記憶装置との通信がノイズ等の外的要因による一時的な通信異常であれば、一定時間経過後に正常動作に自動的に復帰できるようになっている。
本発明によれば、マイクロコンピュータと外部記憶装置との通信がノイズ等の外的要因による一時的な通信異常であれば、前記通信異常で、暫定運転中であることを報知し、一定時間経過後に前記異常状態が終了して、正常動作に自動的に復帰した場合、正常状態で運転していることを報知することができる。
本発明によれば、制御機器が換気ファンまたは浴室暖房乾燥機である場合の制御に適している。
(第1発明)
第1発明の制御方法は、制御機器を制御する制御装置に搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正することにより、正確な制御を行うものである。補正データは、マイクロコンピュータと離れた位置の基板等に配置された外部記憶装置に予め記憶されている。また、前記外部記憶装置は、操作性を考慮した位置に設置させれている。第1発明は、前記外部記憶装置からマイクロコンピュータに前記補正データを読み出す際の通信が一時的に異常な場合における制御方法に関するものである。
マイクロコンピュータは、前記外部記憶装置と制御機器を制御するマイクロコンピュータとの通信が異常な場合であっても、制御機器の運転を停止することなく、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能を果たすとともに、最低限の性能または精度で制御を行うことができるようにしている。
(第2発明)
第2発明の制御方法は、前記外部記憶装置と制御機器を制御するマイクロコンピュータとの通信が一時的に異常な場合、前記初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低の機能を果たすとともに、通信異常が発生してから一定時間経過後に、外部記憶装置との通信を再度行い、その時点で、前記通信が正常であれば、制御を正常動作に復帰させることができる点で、第1発明と異なっている。
第2発明の制御方法は、マイクロコンピュータと外部記憶装置との通信がノイズ等の外的要因による一時的な通信異常であれば、一定時間経過後に正常動作に自動的に復帰できるようになっている。
(第3発明)
第3発明の制御方法は、前記外部記憶装置と制御機器を制御するマイクロコンピュータとの通信が一時的に異常な場合、前記初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低の機能、性能、または精度で制御行うとともに、異常報知を行い、通信異常が発生してから一定時間経過後に、外部記憶装置との通信を再度行い、その時点で、前記通信が正常であれば、異常報知を解除した後、制御を正常動作に復帰させることができる点で、第1発明および第2発明と異なっている。
第3発明の制御方法は、マイクロコンピュータと外部記憶装置との通信がノイズ等の外的要因による一時的な通信異常であれば、前記通信異常で、暫定運転中であることを報知し、一定時間経過後に前記異常状態が終了して、正常動作に自動的に復帰した場合、正常状態で運転していることを報知することができる。
(第4発明)
第4発明の制御装置は、制御機器を制御する制御装置に搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正することにより、正確な制御を行うものであり、機器制御手段と、外部記憶装置と、マイクロコンピュータとから構成されている。前記外部記憶装置は、操作性を考慮した位置に設置されている。
前記機器制御手段は、制御機器を制御するためのものである。前記外部記憶装置は、前記制御機器の制御補正データが予め記憶されている。マイクロコンピュータは、補正データ読込手段と、補正データチェック手段と、初期値記憶手段と、暫定運転手段と、から構成されている。
前記補正データ読込手段は、前記外部記憶装置に予め記憶されている制御補正データを読み込む。補正データチェック手段は、前記外部記憶装置からの補正データをチェックする。前記初期値記憶手段は、補正前のデータである初期値が予め記憶されている。暫定運転手段は、前記補正データチェック手段により、前記外部記憶装置との通信が一時的に異常であると判断された場合、前記初期値記憶手段に記憶されている初期値によって暫定運転を行う。
第4発明の制御装置は、前記外部記憶装置と制御機器を制御するマイクロコンピュータとの通信異常を補正データチェック手段により検出し、制御機器の運転を停止することなく、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値に基づいて暫定運転手段により暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能で運転するとともに、最低限の性能または精度で制御を行うことができるようにしている。
(第5発明)
第5発明の制御装置は、外部記憶手段とマイクロコンピュータとの通信が補正データチェック手段により、異常状態であることを検出した場合、初期値記憶手段に記憶されている初期値に基づいて暫定運転手段により暫定運転を行い、通信異常が発生してから一定時間経過後に、再度外部記憶装置との通信を行い、前記通信が正常に完了した時点で正常動作に復帰させている点で、第4発明と異なっている。
第5発明の制御装置は、マイクロコンピュータと外部記憶装置との通信がノイズ等の外的要因による一時的な通信異常であれば、一定時間経過後に再度通信を行い、正常であれば、正常動作に自動的に復帰できるようになっている。
(第6発明)
第6発明の制御装置は、外部記憶手段とマイクロコンピュータとの通信が補正データチェック手段により、異常状態であることを検出した場合、報知装置で異常報知が行われるとともに、初期値記憶手段に記憶されている初期値に基づいて暫定運転手段により暫定運転を行い、通信異常が発生してから一定時間経過後に、再度外部記憶装置との通信を行い、前記通信が正常に完了した時点で、正常動作に復帰させると同時に、前記報知装置における異常報知の解除が行われる。
(第7発明)
第7発明の制御装置は、マイクロコンピュータの外部に設けられた設定手段により再度外部記憶装置と前記マイクロコンピュータとの通信を行う回数が設定される。前記設定手段は、マイクロコンピュータ内に設け、予め回数を決めておくこともできる。
(第8発明)
第8発明の制御装置は、制御機器がファンであり、前記ファンを制御する機器制御手段を前記マイクロコンピュータによって制御する。前記ファンは、暖房用、エアコンディショナー等に適用できる。
(第9発明)
第9発明の制御装置は、制御機器が浴室暖房乾燥機であり、前記浴室暖房乾燥機における換気ファンを駆動するファン駆動装置を制御する。
図1は本発明の実施例であり、制御機器として浴室暖房乾燥機を例にした概略ブロック構成図である。図1において、制御装置10は、マイクロコンピュータ11と、浴室暖房乾燥機等の制御機器16を制御する機器制御手段12と、素子個々間における定数のバラツキに基づく補正を行うための補正データが予め格納されている、たとえば、EEPROM等の外部記憶装置13と、前記マイクロコンピュータ11における後述の設定を変えることができる設定手段14と、マイクロコンピュータ11からの異常信号により、異常を報知する報知装置15とから構成される。
また、たとえば、前記浴室暖房乾燥機は、前記換気風量を監視して、前記換気風量を一定に保持する制御を行うものであり、前記換気風量の精度を一定に保持するために、換気ファン駆動回路の出力精度が必要となる。しかし、前記換気ファン駆動回路を構成する各素子間に定数のバラツキがあり、必要な出力精度が確保できないため、前記マイクロコンピュータ11は、補正しながら制御する必要がある。
前記マイクロコンピュータ11は、前記外部記憶装置13に予め格納されている補正データを読み込む補正データ読込手段111と、前記外部記憶装置13から読み込まれた補正データが正しく受信されたか否かをチェックする補正データチェック手段112と、前記マイクロコンピュータ11に予め記憶されている補正前のデータであり、前記制御機器として最低限の機能を果たすとともに、最低限の性能または精度で制御を行うことができる初期値を格納する初期値記憶手段113と、前記補正データチェック手段112によって、通信が異常であると判断された場合、前記初期値により暫定運転を行う暫定運転手段114と、前記各手段を制御するとともに、外部記憶装置13に記憶されている補正データの読込指令、通信の正常・異常の判断、あるいは報知装置15への報知信号の送信等の制御を行う制御手段115とから構成されている。
図2は本発明の実施例であり、図1に示す概略ブロック構成図の動作を説明するためのフローチャートである。図2において、制御装置10における図示されていない電源が投入されることにより、制御がスタートされる(ステップ211)。前記電源の投入により、前記マイクロコンピュータ11における補正データ読込手段111は、制御手段115により、制御機器16を正しく制御する補正データを読み込むために外部記憶装置13と通信を行う(ステップ212)。
前記補正データ読込手段111は、前記外部記憶装置13から送られて来た補正データを読み込む(ステップ213)。前記補正データチェック手段112は、公知または周知のチェック手段を使用して、前記補正データが前記補正データ読込手段111に正しく読み込まれたか否か、すなわち、通信が正しく行われたか否かを調べる(ステップ214)。
前記補正データチェック手段112は、正しい通信が正しく行われたと判断した場合、前記補正データにしたがって、予め初期値記憶手段113に記憶されている初期値を補正して、機器制御手段12に送る(ステップ215)。前記機器制御装置12は、前記補正された初期値に基づいて制御機器16を正常に運転する(ステップ216)。
前記ステップ214において、前記マイクロコンピュータ11における補正データチェック手段112は、正しい通信が行われなかったと判断した場合(ステップ217)、制御手段115に制御機器16の運転中か否かを調べさせる(ステップ218)。
前記制御手段115は、制御機器16が運転中であると判断した場合、報知装置15に異常を報知させる(ステップ219)。また、前記制御手段115は、暫定運転手段114に対して、初期値記憶手段113に記憶されている初期値を機器制御手段12に送り、前記初期値によって制御機器16を運転するように指令する(ステップ220)。
前記制御手段115は、制御機器16が運転停止であるか否かを調べる(ステップ221)。前記制御手段115は、制御機器16が運転停止であると判断した場合、通信異常後、一定時間経過させる(ステップ222)。前記制御手段115は、前記通信異常後、かつ、一定時間経過した後、外部記憶装置13と通信を行う(ステップ223)。
前記制御手段115は、通信に成功したか否かを調べる(ステップ224)。前記制御手段115は、通信に成功したと判断した場合、異常報知を解除する(ステップ225)。前記制御手段115は、通信が成功しないと判断した場合、予め設定手段14により設定したn回目の通信であるかを調べる(ステップ226)。
前記制御手段115は、前記通信の回数がn回にならない場合、ステップ223に戻り、外部記憶装置13との通信を試みる。前記制御手段115は、前記通信の回数がn回に達したと判断した場合、ステップ217に戻り、通信異常の判定を行う。また、前記制御手段115は、ステップ221において、制御機器16が運転中であると判断した場合、異常報知を行うようにステップ219に戻る。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本実施例におけるブロック構成図は、周知および公知の技術によって達成できるものである。また、本実施例は、主に、制御機器として説明したが、浴室暖房乾燥機用換気ファン以外の制御、あるいはその他の制御機器に適用できる。
本発明の実施例であり、制御機器として浴室暖房乾燥機を例にした概略ブロック構成図である。(実施例1) 本発明の実施例であり、図1に示す概略ブロック構成図の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10・・・制御装置
11・・・マイクロコンピュータ
111・・・補正データ読込手段
112・・・補正データチェック手段
113・・・初期値記憶手段
114・・・暫定運転手段
115・・・制御手段
12・・・機器制御手段
13・・・外部記憶装置
14・・・設定手段
15・・・報知手段
16・・・制御機器

Claims (9)

  1. 搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御方法において、
    前記外部記憶装置と制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置されたマイクロコンピュータとの通信が一時的に異常な場合、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行うことを特徴とする制御方法。
  2. 搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御方法において、
    前記外部記憶装置と制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置されたマイクロコンピュータとの通信が一時的に異常な場合、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行い、
    前記外部記憶装置と前記マイクロコンピュータとの間で、通信異常が発生してから一定時間経過後に、外部記憶装置との通信を再度行い、
    前記通信が正常に完了した時点で正常動作に復帰させることを特徴とする制御方法。
  3. 搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御方法において、
    前記外部記憶装置と制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置されたマイクロコンピュータとの通信が一時的に異常な場合、前記マイクロコンピュータに予め記憶されている補正前のデータである初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行い、
    前記外部記憶装置と前記マイクロコンピュータとの間で、通信異常が発生してから一定時間経過後に、外部記憶装置との通信を再度行い、
    前記通信が正常に完了した場合、前記異常報知を解除した後、正常動作に復帰させることを特徴とする制御方法。
  4. 搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御装置において、
    制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置された機器制御手段と;
    前記制御機器の制御補正データが予め記憶されている外部記憶装置と;
    前記外部記憶装置に記憶されている制御補正データを読み込む補正データ読込手段と、
    前記外部記憶装置からの補正データをチェックする補正データチェック手段と、
    補正前のデータである初期値が予め記憶されている初期値記憶手段と、
    前記補正データチェック手段により、前記外部記憶装置との通信が異常であると判断された場合、前記初期値記憶手段に記憶されている初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行う暫定運転手段と、
    を少なくとも備えているマイクロコンピュータと;
    を有することを特徴とする制御装置。
  5. 搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御装置において、
    制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置された機器制御手段と;
    前記制御機器の制御補正データが予め記憶されている外部記憶装置と;
    前記外部記憶装置に記憶されている制御補正データを読み込む補正データ読込手段と、
    前記外部記憶装置からの補正データをチェックする補正データチェック手段と、
    補正前のデータである初期値が予め記憶されている初期値記憶手段と、
    前記補正データチェック手段により、前記外部記憶装置との通信が異常であると判断された場合、前記初期値記憶手段に記憶されている初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行う暫定運転手段と、
    前記初期値によって暫定運転されている場合、前記外部記憶装置との間で、通信異常が発生してから一定時間経過後に、再度外部記憶装置との通信を行うとともに、前記通信が正常に完了した時点で正常動作に復帰させる制御手段と、
    を少なくとも備えているマイクロコンピュータと;
    を有することを特徴とする制御装置。
  6. 搭載された素子個々の特性上のバラツキが原因となる出力特性を補正する補正データが予め記憶されているとともに、操作性を考慮した位置に設置されている外部記憶装置から前記補正データを読み出す際の通信異常時における制御装置において、
    制御機器を制御するとともに、前記外部記憶装置と離れた位置に設置された機器制御手段と;
    前記制御機器の制御補正データが予め記憶されている外部記憶装置と;
    前記外部記憶装置に記憶されている制御補正データを読み込む補正データ読込手段と、
    前記外部記憶装置からの補正データをチェックする補正データチェック手段と、
    補正前のデータである初期値が予め記憶されている初期値記憶手段と、
    前記補正データチェック手段により、前記外部記憶装置との通信が異常であると判断された場合、前記初期値記憶手段に記憶されている初期値によって暫定運転を行い、前記制御機器として最低限の機能、性能、または精度で制御を行う暫定運転手段と、
    前記初期値によって暫定運転されている場合、前記外部記憶装置との間で、通信異常が発生してから一定時間経過後に、再度外部記憶装置との通信を行うとともに、前記通信が正常に完了した時点で正常動作に復帰させる制御手段と、
    を少なくとも備えているマイクロコンピュータと;
    前記外部記憶装置と制御機器を制御するマイクロコンピュータとの通信が異常な場合、異常報知が行われ、正常に通信が完了した場合、前記異常解除報知が行われる報知装置と;
    を有することを特徴とする制御装置。
  7. 前記マイクロコンピュータは、設定手段により再度外部記憶装置と通信を行う回数が設定されることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載された制御装置。
  8. 前記マイクロコンピュータは、ファンを駆動するファン駆動装置を制御することを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載された制御装置。
  9. 前記マイクロコンピュータは、浴室暖房乾燥機におけるファンを駆動するファン駆動装置を制御することを特徴とする請求項4ないし請求項8のいずれか1項に記載された制御装置。
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