JP3995136B2 - 音声ダイヤル機能付き電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、音声認識によって外線へのダイヤル動作を行う機能を備えた電話機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、電話機によって発信を行う際に、キー入力によるダイヤル操作や短縮ダイヤル機能によるダイヤル操作を行う代わりに、音声入力によってあらかじめ登録されている電話帳データを呼び出して発信を行う所謂音声ダイヤル機能を備えた電話機が開発されてきている。
【0003】
このような音声ダイヤル機能を備えた電話機は、ユーザが電話を掛けようとする相手の氏名や名称などを電話機に向かって発声するだけで相手先の電話番号を自動的にダイヤルして発信を行うので、面倒なキー入力操作が不要になるという優れた有用性を備えている。
【0004】
しかしながら、従来の電話機は、ユーザが電話機の音声ダイヤル機能を利用する場合には、あらかじめ、電話機に装備されている電話帳メモリに登録されている電話番号のなかから音声ダイヤル機能によって発信を行おうとする任意の電話帳データを選択して音声ダイヤルメモリに登録を行ったり、また、氏名や名称とこれに対応する電話番号とを新たに電話機に入力して音声ダイヤルメモリに登録を行うといった操作を必要とする。
【0005】
このため、従来の音声ダイヤル機能付き電話機は、ユーザが電話を掛けようとして音声入力を行っても、電話帳メモリには登録されているが音声ダイヤルメモリには登録されていないために、音声ダイヤル機能が働かないで発信することが出来ず、改めてキー入力操作によって発信を行ったり、短縮ダイヤル機能を用いて発信を行ったり、また、その場で音声ダイヤルメモリへの登録を行わなければならないといった状況が発生するという問題点を有している。
【0006】
また、従来の音声ダイヤル機能付き電話機は、電話帳メモリへの電話帳データの登録件数に比べて、例えば、電話帳メモリに電話帳データが100件登録出来るのに対して音声ダイヤルメモリへの登録件数が最大5件までというように、音声ダイヤルメモリへの登録件数が少ないために、音声ダイヤル機能が十分に活用されないという問題点も有している。
【0007】
この発明は、上記のような音声ダイヤル機能付き電話機が有している問題点を解決するために為されたものである。
すなわち、この発明は、音声ダイヤル機能付き電話機において、その音声ダイヤル機能を面倒な操作を必要とすることなく十分に活用することが出来るようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、上記目的を達成するために、音声認識手段を有し入力される音声を音声認識手段によって認識してダイヤル発信を行う音声ダイヤル機能を備えた電話機において、電話番号データとこの電話番号データに対応する名称データを含む電話帳データを記憶する電話帳データ記憶手段と、この電話帳データ記憶手段に記憶された電話帳データに対応し前記音声認識手段によって認識される音声によって電話帳データ記憶手段から電話帳データを読み出すための音声認識データを記憶する音声認識データ記憶手段と、前記電話帳データ記憶手段に前記電話帳データが記憶された後に、前記電話帳データ記憶手段に記憶された前記名称データから読み仮名の前記音声認識データを作成する音声認識データ作成手段と、この音声認識データ作成手段によって作成された音声認識データを前記電話帳データ記憶手段に記憶される電話帳データに関連付けて前記音声認識データ記憶手段に書き込む音声認識データ書き込み手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】
この第1の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、ダイヤル発信をよく行う電話番号を氏名や名称とともにあらかじめ登録しておいて例えば短縮ダイヤル機能の実行などに利用される電話帳データ記憶手段に、電話番号やこれに対応する氏名や名称を含む電話帳データを記憶させる際に、その都度、音声認識データ作成手段が、記憶される電話帳データから例えば氏名や名称の読み仮名などの電話帳データ記憶手段から電話帳データを読み出すための音声認識データを作成する。
【0010】
そして、この音声認識データ作成手段によって作成された音声認識データは、音声認識データ書き込み手段によって、音声認識データ記憶手段に、対応する電話帳データを電話帳データ記憶手段から読み出せるようにその電話帳データに関連付けて書き込まれて記憶される。
【0011】
以上のように、上記第1の発明によれば、ユーザが電話機に対して電話帳データを登録する操作を行うだけで、音声ダイヤルを行うための音声認識データの登録が自動的に行われるので、音声ダイヤル機能付き電話機において、その音声ダイヤル機能を面倒な操作を必要とすることなく十分に活用することが出来るようになる。
【0012】
第2の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、前記音声認識データ作成手段によって作成された音声認識データに対して前記音声認識手段によって音声認識が可能か否かの判別を行う音声認識データ判別手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0013】
この第2の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、電話帳データの登録の際に音声認識データ作成手段によって作成される音声認識データについて、その都度、音声認識データ判別手段によって音声認識手段による音声認識が可能なものであるかどうかの判別が行われるので、例えば音声認識を行うことが出来ない記号などが含まれているような音声認識データが登録されるのを防止することが出来るようになる。
【0014】
第3の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第2の発明の構成に加えて、前記音声認識データ書き込み手段が、前記音声認識データ判別手段によって音声認識手段による音声認識が不可であると判別された音声認識データの音声認識が不可の部分を削除する音声認識データ加工手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0015】
この第3の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、音声認識データ作成手段によって作成された音声認識データに含まれている例えば音声認識を行うことが出来ない記号などが、音声認識データ加工手段によって自動的に削除されるので、常に音声認識が可能な音声認識データの登録を行うことが出来るようになり、これによって、電話機の音声ダイヤル機能をさらに十分に活用することが出来るようになる。
【0016】
第4の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、前記電話帳データ記憶手段が、記憶している電話帳データを前記音声認識データ記憶手段に記憶されている対応する音声認識データによって読み出しが可能な状態と読み出しが不能な状態の何れかに設定するリンク設定部を有していることを特徴としている。
【0017】
この第4の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、音声認識データ記憶手段のリンク設定部の設定によって、各電話帳データごとに音声認識データとのリンクの設定とその解除を行うことが可能になり、ユーザが音声ダイヤル機能の設定を電話帳データごとに任意に行うことが可能になる。
【0018】
第5の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、前記音声認識データ記憶手段への音声認識データの書き込み状況を表示するためのメッセージデータを記憶するメッセージ記憶手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0019】
この第5の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、音声認識データ記憶手段への音声認識データの登録が完了したときやまたはその登録が行われなかったときに、その登録の状況を示すメッセージデータをメッセージ記憶手段から読み出して、電話機に装備されているディスプレイに表示させたりまたは音声出力するようにしたりすることが出来るので、ユーザが、音声認識データの登録が正常に行われたか否かを容易に知ることが出来るようになる。
【0020】
第6の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、前記電話帳データ記憶手段に記憶されている電話帳データに変更された電話帳データを上書きによって記憶させる電話帳データ変更手段と、この電話帳データ変更手段によって電話帳データ記憶手段に上書きされる変更された電話帳データから前記音声認識データを作成する音声認識修正データ作成手段と、この音声認識修正データ作成手段によって作成された音声認識データを前記電話帳データ記憶手段に上書きされる変更された電話帳データに関連付けて前記音声認識データ記憶手段に書き込む音声認識修正データ書き込み手段とをさらに備えていることを特徴としている。
【0021】
この第6の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、電話帳データ記憶手段に記憶されている電話帳データが変更される際に、電話帳データ変更手段によって変更された電話帳データが、変更にかかる電話帳データを上書きすることによって電話帳データ記憶手段に書き込まれて記憶される。
【0022】
この電話帳データの変更の際に、その都度、音声認識修正データ作成手段が、変更された電話帳データから例えば氏名や名称の読み仮名などの音声認識データを作成する。
【0023】
そして、この音声認識修正データ作成手段によって作成された音声認識データは、音声認識修正データ書き込み手段によって、音声認識データ記憶手段に、変更された電話帳データに関連付けて、変更にかかる電話帳データに関連付けられていた音声認識データを上書きすることによって書き込まれて記憶される。
【0024】
以上のように、この第6の発明によれば、電話機に登録されている電話帳データが変更される際に、自動的に音声認識データも修正されて登録されるので、音声認識データの再登録の操作が必要なくなり、これによって、電話機の音声ダイヤル機能をさらに十分に活用することが出来るようになる。
【0025】
第7の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第6の発明の構成に加えて、前記音声認識修正データ作成手段によって作成された音声認識データに対して前記音声認識手段によって音声認識が可能か否かの判別を行う音声認識修正データ判別手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0026】
この第7の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、電話帳データの変更登録の際に音声認識修正データ作成手段によって作成される音声認識データに対して、その都度、音声認識修正データ判別手段によって、音声認識手段による音声認識が可能なものであるかどうかの判別が行われるので、例えば音声認識を行うことが出来ない記号などが含まれているような音声認識データが登録されるのを防止することが出来るようになる。
【0027】
第8の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第7の発明の構成に加えて、前記音声認識修正データ判別手段によって音声認識手段による音声認識が不可であると判別された音声認識データの音声認識が不可の部分を削除する音声認識修正データ加工手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0028】
この第8の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、音声認識修正データ作成手段によって作成された音声認識データに含まれている例えば音声認識を行うことが出来ない記号などが、音声認識修正データ加工手段によって自動的に削除されるので、常に音声認識が可能な音声認識データの登録を行うことが出来るようになり、これによって、電話帳データが変更される場合にも、電話機の音声ダイヤル機能を十分に活用することが出来るようになる。
【0029】
第9の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第4の発明の構成に加えて、前記電話帳データ記憶手段に記憶されている電話帳データ毎に、前記音声認識データ記憶手段に記憶されている対応する音声認識データによって読み出しが可能な状態に設定されているか不能な状態に設定されているかを検出するリンク検出手段と、このリンク検出手段によって電話帳データがこれに対応する音声認識データにより読み出しが可能な状態に設定されていることが検出されたときに前記リンク設定部を書き換えて読み出しが不能な状態に設定を変更し、読み出しが不能な状態に設定されていることが検出されたときにリンク設定部を書き換えて読み出しが可能な状態に再設定するリンク設定変更手段とをさらに備えていることを特徴としている。
【0030】
この第9の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、ユーザが登録されている任意の電話帳データについて音声入力によるダイヤル発信を希望しない場合に、リンク検出手段が電話帳データ記憶手段を検索して、その電話帳データが音声認識データによって読み出しが可能な状態に設定されているか不能な状態に設定されているかを検出する。
【0031】
そして、ユーザは、リンク設定変更手段によって、リンク検出手段による検出により所望の電話帳データが音声認識データによる読み出しが可能な状態に設定されているときには、電話帳データ記憶手段のリンク設定部を書き換えることによって読み出しが不能な状態に設定することができ、また、所望の電話帳データが音声認識データによる読み出しが不能な状態に設定されているときには、リンク設定部を書き換えることによって読み出しが可能な状態に再設定することができる。
【0032】
以上のように、上記第9の発明によれば、ユーザが任意の電話帳データに対する音声ダイヤル機能の削除と再設定を行うことが出来るようになり、これによって電話機の音声ダイヤル機能をユーザの希望に沿った設定にすることが出来るので、ユーザが電話機の音声ダイヤル機能を十分に活用することが出来るようになる。
【0033】
第10の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第9の発明の構成に加えて、前記リンク検出手段によって電話帳データがこれに対応する音声認識データにより読み出しが可能な状態に設定されていることが検出されたときに、その電話帳データに対応する音声認識データを削除する音声認識データ削除手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0034】
この第10の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、リンク検出手段によって電話帳データがこれに対応する音声認識データにより読み出しが可能な状態に設定されていることが検出されたときに、その電話帳データに対応する音声認識データが音声認識データ削除手段によって削除され、これによって、その電話帳データに対する音声認識による読み出しの機能が停止される。
【0035】
第11の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第9の発明の構成に加えて、前記リンク検出手段によって電話帳データがこれに対応する音声認識データにより読み出しが不能な状態に設定されていることが検出されたときに、その電話帳データから音声認識データを再度作成する音声認識データ再作成手段と、この音声認識データ再作成手段によって作成された音声認識データを前記電話帳データに関連付けて前記音声認識データ記憶手段に書き込む音声認識データ再書き込み手段とをさらに備えていることを特徴としている。
【0036】
この第11の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、リンク検出手段によって音声認識データによる読み出しが不能な状態に設定されていることが検出された電話帳データに対して、再度、音声認識データによる読み出しを可能にする設定が行われる際に、その都度、音声認識データ再作成手段が、その設定を行う電話帳データから例えば氏名や名称の読み仮名などの音声認識データを再度作成する。
【0037】
そして、この音声認識データ再作成手段によって作成された音声認識データが、音声認識データ再書き込み手段によって、音声認識データ記憶手段に、設定を行う電話帳データを電話帳データ記憶手段から読み出せるようにその電話帳データに関連付けて再度書き込まれて記憶される。
【0038】
以上のように、上記第11の発明によれば、音声認識データの再設定の際に、音声認識データが自動的に再度作成されて登録されるので、ユーザは、面倒な操作を行うことなく、電話機の音声ダイヤル機能を十分に活用することが出来るようになる。
【0039】
第12の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第11の発明の構成に加えて、前記音声認識データ再作成手段によって作成された音声認識データに対して前記音声認識手段により音声認識が可能か否かの判別を行う音声認識データ再判別手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0040】
この第12の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、電話帳データに対する音声ダイヤル機能の再設定の際に、音声認識データ再作成手段によって作成される音声認識データに対して、その都度、音声認識データ再判別手段によって、音声認識手段による音声認識が可能なものであるかどうかの判別が行われ、これによって、例えば音声認識を行うことが出来ない記号などが含まれているような音声認識データが再登録されるのを防止することが出来るようになる。
【0041】
第13の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第11の発明の構成に加えて、前記メッセージ記憶手段が、音声認識データ記憶手段への音声認識データの再書き込みの状況を表示するためのメッセージデータを記憶していることを特徴としている。
【0042】
この第13の発明による音声ダイヤル機能付き電話機によれば、電話帳データに対する音声ダイヤル機能の再設定の際に、音声認識データの再書き込みが正常に完了したときや、またはその再書き込みが正常に行われなかったときに、その書き込みの状況を示すメッセージデータをメッセージ記憶手段から読み出して、電話機に装備されているディスプレイに表示させたりまたは音声出力するようにすることが出来るので、ユーザが、音声ダイヤル機能の再設定が正常に行われたか否かを容易に知ることが出来るようになる。
【0043】
第14の発明による音声ダイヤル機能付き電話機は、前記目的を達成するために、第1の発明の構成に加えて、前記音声認識データ書き込み手段が、音声認識データ作成手段によって作成された音声認識データを、この音声認識データに含まれる電話帳データの名称の読み仮名順に分類して音声認識データ記憶手段に書き込むことを特徴としており、これによって、音声認識による音声認識データの音声認識データ記憶手段からの読み出しが容易に行われるようになる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の最も好適と思われる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明を行う。
【0045】
なお、以下の実施形態においては、この発明を子機を有するコードレス電話機に適用した場合の例が示されている。
【0046】
図1は、この発明による音声ダイヤル機能付き電話機の実施形態の一例におけるコードレス電話機の親機の構成を示すブロック図であり、図2はその子機の構成を示すブロック図である。
【0047】
図1において、親機HSは、外線接続端子L1,L2に入力される外線着信信号および受話信号を検波する検波回路1と、電話機と外線との回線接続を制御する回線制御回路2と、この回線制御回路2を介して入力されてくる受話信号の後述する他の回路への送出や外線への送話信号の送出を行う通話回路3と、この通話回路3を介して入力されてくる受話信号や外線に送出する送話信号の音声処理を行うとともに後述するCPUに対してモデムとして機能するDSP(Digital Signal Processor)4と、子機との間でMCA(マルチ・チャンネル・アクセス)方式による無線通話回路を形成する無線送受信回路5と、子機との間で無線の送受信を行うアンテナ6と、回線制御回路2および通話回路3,DSP4,無線送受信回路5に接続されて後述するような各回路の作動制御および音声ダイヤル機能の制御を行うCPU7と、このCPU7に接続されて電話番号等のデータ入力や電話機操作を行うキースイッチ8と、CPU7に接続されたドライバ9およびこのドライバ9によって駆動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイパネル10とを備えている。
【0048】
そして、CPU7には、メモリMが接続されており、このメモリMは、後述するように、電話帳メモリメモリM1および音声認識データメモリM2,制御命令メモリM3,認識用辞書メモリM4,メッセージメモリM5によって構成されている。
【0049】
なお、図1中、11は外線接続端子L1,L2から入力されてくる外線着信信号を検出するリング回路であり、12はこのリング回路11による外線着信信号の検出によって呼出音を鳴らすモニタスビーカであり、13はオンフックモード時にハンズフリーによる通話を行うためのマイクであり、14は子機を置いたままで通話するためのオンフックモードへの切り換えを行うオンフックスイッチである。
【0050】
図2において、子機TUは、親機HSとの間で無線の送受信を行うアンテナ21と、このアンテナ21を介して親機HSとの間でMCA方式による無線通話回路を形成する無線送受信回路22と、この無線送受信回路22を介して入力されてくる受話信号や外線に送出する送話信号の音声処理を行うとともに後述するCPUに対してモデムとして機能するDSP(Digital Signal Processor)23と、このDSP23および無線送受信回路22に接続されて後述するような各回路の作動制御を行うCPU24と、このCPU24に接続されて電話番号等のデータ入力や電話機操作を行うキースイッチ25と、CPU24に接続されたドライバ26およびこのドライバ26によって駆動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイパネル27とを備えている。
なお、図2中、28はマイク、29はレシーバである。
【0051】
次に、親機が備えているメモリMの構成について説明を行う。
【0052】
このメモリMは、前述したように、電話帳メモリメモリM1および音声認識データメモリM2,制御命令メモリM3,認識用辞書メモリM4,メッセージメモリM5によって構成されている。
【0053】
電話帳メモリM1は、ユーザの登録によって電話先の電話番号と氏名や名所を記録しておくところで、図3に示されるように、電話帳アドレスが記録されるアドレスフィールドM1aと、電話番号が記録される電話番号フィールドM1bと、電話番号に対応する氏名や名称が記録される名称フィールドM1cと、電話帳メモリM1に記録されている電話帳データと後述する音声認識データメモリM2に記録されている音声認識データとのリンク状態を記録するリンクフィールドM1dと、音声認識データメモリM2における音声認識データのアドレスが記録される音声認識データアドレスフィールドM1eが設けられている。
【0054】
音声認識データメモリM2は、音声入力によって認識される音声認識データを記録しておくところで、フラッシュメモリによって構成され、図4に示されるように、音声認識データアドレスが記録されるアドレスフィールドM2aと、音声認識データが記録される音声認識データフィールドM2bと、電話帳メモリM1のアドレスフィールドM1aに記録された電話帳アドレスが記録される電話帳データアドレスフィールドM2cが設けられている。
【0055】
制御命令メモリM3は、音声入力によって認識される命令内容を記録しておくところで、図5に示されるように、制御命令コードが記録される制御命令コードフィールドM3aと、各制御命令コードに対応する音声入力による用語、例えば「ツギ」とか「ダイヤル」などの用語が記録される制御命令音声データフィールドM3bが設けられている。
【0056】
認識用辞書メモリM4には、音声入力を認識するための用語辞書が記録され、また、メッセージメモリM5には、音声入力操作の手順を示すメッセージなどが記録される。
【0057】
次に、上記電話機の電話帳データ登録時の作動について、フローチャートを参照しながら説明を行う。
【0058】
なお、以下において、この発明の実施に使用される音声認識方式については、既存の種々の方式の使用が可能である。
【0059】
図6は、CPU7において行われる電話帳データ登録時の電話帳メモリM1および音声認識データメモリM2へのデータ登録の手順を示すフローチャートである。
【0060】
この図6において、CPU7は、キースイッチ8の電話帳データの登録を行うための登録キーがオンされたか否かの判断を行い(ステップa1)、登録キーがオンされたと判断すると、次に、キースイッチ8のキー操作によって電話番号とそれに対応する氏名や名称が入力されたか否かの判断を行う(ステップa2)。
【0061】
そして、ステップa2において電話番号とそれに対応する氏名や名称が入力されてきたと判断したときには、その入力されてくる電話番号とそれに対応する氏名や名称を、アドレスフィールドM1aの指定された(または自動的に割り付けられた)電話帳データアドレス(例えば、0001)に対応させて、それぞれ電話帳メモリM1の電話番号フィールドM1bと名称フィールドM1cに記録する(ステップa3)。
【0062】
次に、CPU7は、キースイッチ8の登録終了キーがオンされたか否かの判断を行い(ステップa4)、登録終了キーがオンされたと判断すると、電話帳メモリM1の名称フィールドM1cに記録された名称から読み仮名などの音声認識データの作成を行う(ステップa5)。
【0063】
さらに、このステップa5において作成された音声認識データを、認識用辞書メモリM4に登録されている認識用辞書を参照することによって、音声認識が可能か否かについての判定を行う(ステップa6)。
【0064】
例えば、読み仮名のすべてに記号が付されているような場合には、音声認識が出来ない音声認識データであると判定される。
【0065】
このステップa6において音声認識が可であると判定された音声認識データは、音声認識データメモリM2のアドレスフィールドM2aに割り付けられた音声認識データアドレス(例えば、0001)に対応させて、音声認識データフィールドM2bに記録され、さらに、その音声認識データに対応する電話帳データの電話帳メモリM1における電話帳データアドレス番号が、電話帳データアドレスフィールドM2cに保存される(ステップa7)。
【0066】
なお、このとき、読み仮名データメモリM2に保存される音声認識データは、電話帳データの読み仮名順に分類されて記録される(図4参照)。
【0067】
なお、このとき、ステップa6において、読み仮名に記号などが含まれていて音声認識が出来ない音声認識データであると判定されている場合には、その読み仮名に含まれる記号などが削除されて記録され、また、読み仮名の全てが記号などの場合には記録は行われない。
【0068】
ステップa7において音声認識データメモリM2への音声認識データの登録が終わると、次に、電話帳メモリM1のリンクフィールドM1dに、登録を行った音声認識データとのリンクの成立状態を示すデータ(リンクが正常に成立した場合には+マーク,成立しなかった場合には−マーク)が記録されるとともに、音声認識データアドレスフィールドM1eに、その音声認識データが記録された音声認識データメモリM2の音声認識データアドレスが記録される(ステップa8)。
【0069】
以上のようにして、電話帳メモリM1への電話帳データの登録および音声認識データメモリM2への音声認識のための音声認識データの登録が完了すると、CPU7は、メッセージメモリM5にあらかじめ登録されているメッセージデータのなかから登録が完了したことを示すメッセージデータを読み出して、そのメッセージを、ドライバ9によるディスプレイパネル10への表示、または、モニタスピーカからの音声出力によって、ユーザに告知する(ステップa9)。
【0070】
なお、ステップa6において音声認識が不可であると判定された場合には、その音声認識データの登録は行われず、その旨のメッセージがディスプレイパネル10に表示される(ステップa10)。
【0071】
次に、上記のようにして登録が終わった電話帳データが修正される場合の電話機の作動手順について、図7に示されるフローチャートに基づいて説明を行う。
【0072】
この図7において、CPU7は、従来のようなキースイッチ8におけるキー操作によって、または、後述するような音声入力操作によって、修正したい電話帳データを電話帳メモリM1から読み出して、ディスプレイパネル10に表示させる(ステップb1)。
【0073】
次に、CPU7は、キースイッチ8に配置されている修正キー(図示せず)がオンされたか否かの判断を行い(ステップb2)、修正キーがオンされたと判断すると、次に、キースイッチ8のキー操作によって修正のための電話番号とそれに対応する氏名や名称が入力されたか否かの判断を行う(ステップb3)。
【0074】
そして、このステップb3において電話番号とそれに対応する氏名や名称が入力されてきたと判断したときには、その入力されてくる電話番号とそれに対応する氏名や名称を、電話帳メモリM1に、ステップb1において呼び出されている電話帳データのアドレスフィールドM1aに記録されている電話帳データアドレスに対応させて、電話番号フィールドM1bと名称フィールドM1cにそれぞれ上書きによって書き込むことにより保存する(ステップb4)。
【0075】
次に、CPU7は、キースイッチ8の修正終了キーがオンされたか否かの判断を行い(ステップb5)、修正終了キーがオンされたと判断すると、電話帳メモリM1の名称フィールドM1cに記録された修正後の名称から音声認識データの作成を行う(ステップb6)。
【0076】
さらに、このステップb6において作成された音声認識データを、認識用辞書メモリM4に登録されている認識用辞書を参照することによって、音声認識が可能か否かについての判定を行う(ステップb7)。
【0077】
例えば、読み仮名のすべてに記号が付されているような場合には、音声認識が出来ない音声認識データであると判定される。
【0078】
このステップb6において、音声認識が可能であると判定された音声認識データは、ステップb1において呼び出された電話帳データとリンクしている音声認識データメモリM2の音声認識アドレスフィールドM2aに割り付けられた音声認識データアドレスに対応させて、音声認識データフィールドM2bに上書きによって書き込まれて保存される(ステップb8)。
【0079】
なお、このときの読み仮名に含まれる記号などの扱いについては、前述した音声認識データの登録時の扱いと同様である。
【0080】
ステップb8において音声認識データメモリM2への音声認識データの修正登録が終わると、次に、電話帳メモリM1のリンクフィールドM1dに、修正登録を行った音声認識データとのリンクの成立状態を示すデータ(リンクが正常に成立した場合には+マーク,成立しなかった場合には−マーク)が記録されるとともに、音声認識データアドレスフィールドM1eに、その音声認識データが記録された音声認識データメモリM2の音声認識データアドレスが記録される(ステップb9)。
【0081】
以上のようにして、ステップb8における音声認識データメモリM2への修正後の音声認識データの登録が終わると、CPU7は、メッセージメモリM5にあらかじめ登録されているメッセージデータのなかから修正登録が完了したことを示すメッセージデータを読み出して、そのメッセージを、ドライバ9によるディスプレイパネル10への表示、または、モニタスピーカからの音声出力によって、ユーザに告知する(ステップb10)。
【0082】
なお、ステップb7において音声認識が不可であると判定された場合には、その音声認識データの修正登録は行われず、その旨のメッセージがディスプレイパネル10に表示される(ステップb11)。
【0083】
次に、登録されている電話帳データと音声認識データとのリンクを解除する(音声入力による電話帳データの呼び出し機能を不能にする)場合、および、電話帳データと音声認識データのリンクを再登録する(音声入力による電話帳データの呼び出しを可能にする)の場合の電話機の作動手順について、図8に示されるフローチャートに基づいて説明を行う。
【0084】
この図8において、CPU7は、従来のようなキースイッチ8におけるキー操作によって、または、後述するような音声入力操作によって、リンク解除またはリンクの再登録を行う電話帳データを電話帳メモリM1から読み出して、ディスプレイパネル10に表示させる(ステップc1)。
【0085】
次に、CPU7は、キースイッチ8に配置されているリンクキー(図示せず)がオンされたか否かの判断を行い(ステップc2)、リンクキーがオンされたと判断すると、次に、ステップc1において呼び出された電話帳データに対してリンクしている音声認識データが音声認識データメモリM2に存在するか否かを、電話帳メモリM1のリンクフィールドM1dのリンク記号に基づいて判定を行う(ステップc3)。
【0086】
そして、このステップc3において、呼び出されている電話帳データにリンクする音声認識データが存在することを検出した場合には、この電話帳データとリンクする音声認識データをこの音声認識データが記録されている音声認識データメモリM2の対応する欄から削除する(ステップc4)とともに、電話帳メモリM1のリンクフィールドM1dの欄を、リンクが解除されていることを示す「−」の記号に書き換える(ステップc5)。
【0087】
これによって、このリンクを削除した電話帳データは、音声入力によって呼び出すことが出来なくなる。
【0088】
一方、ステップc3において、呼び出されている電話帳データにリンクする音声認識データが存在しない(リンクが削除されている)ことが検出された場合には、呼び出されている電話帳データから音声認識データの作成を行う(ステップc6)。
【0089】
さらに、このステップc6において作成された音声認識データについて、認識用辞書メモリM4に登録されている認識用辞書を参照することによって、音声認識が可能か否かについての判定を行う(ステップc7)。
【0090】
この音声認識データの音声認識が可能か否かについての判定の方法は、前述した音声認識データの登録および修正登録の際と同様である。
【0091】
このステップc7において音声認識が可能であると判定された音声認識データは、音声認識データメモリM2の音声認識データアドレスフィールドM2aに割り付けられた音声認識データアドレスに対応させて、音声認識データフィールドM2bに記録され、さらに、その音声認識データに対応する電話帳データの電話帳メモリM1における電話帳データアドレスが、電話帳データアドレスフィールドM2cに保存される(ステップc8)。
【0092】
そして、ステップc8において音声認識データメモリM2への音声認識データの書き込みが終わると、次に、電話帳メモリM1において、リンクフィールドM1dのリンクの再登録を行う電話帳データに対応する欄の記号をリンクが成立している「+」記号に書き換えるとともに、音声認識データアドレスフィールドM1eに、音声認識データメモリM2におけるリンクする音声認識データの音声認識データアドレスを記録する(ステップc9)。
【0093】
以上のようにして、電話帳データと音声認識データの再登録が完了すると、CPU7は、メッセージメモリM5にあらかじめ登録されているメッセージデータのなかからリンクの再登録が完了したことを示すメッセージデータを読み出して、そのメッセージを、ドライバ9によるディスプレイパネル10への表示、または、モニタスピーカからの音声出力によって、ユーザに告知する(ステップc10)。
【0094】
なお、ステップc7において音声認識が不可であると判定された場合には、その音声認識データの再登録は行われず、その旨のメッセージがディスプレイパネル10に表示される(ステップc11)。
【0095】
このようにしてリンクの再登録が行われた電話帳データは、音声入力によって再び呼び出すことが出来るようになる。
【0096】
次に、音声入力により発信を行う場合の電話機の作動手順について、図9および10に示されるフローチャートに基づいて説明を行う。
【0097】
この図9および10において、CPU7は、キースイッチ8に配置されている音声入力キー(図示せず)がオンされたか否かの判断を行い(ステップd1)、音声入力キーがオンされると、次に、メモリMの電話帳メモリM1および音声認識データメモリM2を検索して、電話帳メモリM1に登録されている電話帳データに対してリンクする音声認識データが登録されているか否かの判断を行う(ステップd2)。
【0098】
このステップd2において、電話帳データとリンクする音声認識データが登録されていないと判断した場合には、CPU7は、メッセージメモリM5にあらかじめ登録されているメッセージデータのなかから、電話帳データとリンクする音声認識データが登録されていない旨を示すメッセージデータを読み出して、そのメッセージを、ドライバ9によるディスプレイパネル10への表示、または、モニタスピーカからの音声出力によって、ユーザに告知する(ステップd3)。
【0099】
一方、ステップd2において、電話帳データとリンクする音声認識データが登録されていると判断した場合には、CPU7は、電話機の操作モードを音声認識データメモリM2からの音声認識データ検索モードに切り換えた後(ステップd4)、親機HSまたは子機TUからの音声入力の有無を判断する(ステップd5)。
【0100】
そして、このステップd5において、親機HSまたは子機TUからの音声入力があると、次に、音声入力が終了したかまたは音声入力時間が終了したか否かの判断を行い(ステップd6)、音声入力が終了したりまたは音声入力時間が終了した後、入力された音声に基づいて、音声認識データメモリM2の音声認識データフィールドM2bに記録されている音声認識データの検索を行う(ステップd7)。
【0101】
このステップd7における検索の結果、音声認識によって入力された音声に一致すると判定される音声認識データのうち、上位の複数(この例では5件)の音声認識データの読み出しを行い、さらに、電話帳アドレスフィールドM2cに記録されている電話帳データアドレスに基づいて、読み出した各音声認識データに対応する電話帳メモリM1に登録されている電話帳データのそれぞれの読み出しを行う(ステップd8)。
【0102】
次に、このステップd8において読み出した音声認識データのうち、上位のものからそのデータに基づいてテキスト合成を行い、その読み仮名をモニタスビーカ12から音声再生するとともに、読み出した電話番号と名称をディスプレイパネル10に表示するとことによって、ユーザに告知する(ステップd9)。
【0103】
この音声再生のためのテキスト合成を行うアプリケーションとしては、既存の種々のアプリケーションを使用することが出来る。
【0104】
そして、この音声認識データに基づくテキスト合成再生が一件毎に終了したか否かの判断を行って(ステップd10)、一件の音声認識データに基づくテキスト合成再生が終了すると、次に、それまでの音声認識検索モードを制御命令メモリM3に対する制御命令音声データ検索モードに切り換える(ステップd11)。
【0105】
このとき、メッセージメモリM5からこれに登録されているメッセージを読み出して、例えば「次に制御用命令を音声入力してください。」というメッセージをディスプレイパネル10に表示したりまたはモニタスビーカ12から音声出力することによって、ユーザに次の操作を促す。
【0106】
ステップd11における検索モード切換の後、親機HSまたは子機TUからの制御用音声の入力の有無を判断し(ステップd12)、さらに、この音声入力が終了したかまたは音声入力時間が終了したか否かの判断を行って(ステップd13)、音声入力が終了したりまたは音声入力時間が終了すると、入力された制御用音声に基づいて、制御命令メモリM3の制御命令音声データフィールドM3bを検索して、一致する制御命令音声データを検出する(ステップd14)。
【0107】
そして、このステップd14における検索の結果、入力された制御用音声に一致する制御命令音声データが次候補の音声認識データの表示を命令する「ツギ」を示すデータであるか否かを判断する(ステップd15)。
【0108】
このステップd15の判断において、入力された制御用音声に一致する制御命令音声データが次候補の表示を命令する「ツギ」を示すデータであると判断された場合には、CPU7は、制御命令メモリM3の制御命令コードフィールドM3aに記録されている制御命令コードに基づいて、ステップd8において読み出されている音声認識データのうち、そのとき表示されている音声認識データの次ぎの順位にある音声認識データを選択する(ステップd16)。
【0109】
そして、この次候補の音声認識データに基づいてテキスト合成を行い、その読み仮名をモニタスビーカ12から音声再生するとともに、対応する電話番号と名称をディスプレイパネル10に表示するとことによって、ユーザに告知する(ステップd17)。
【0110】
次に、この音声認識データに基づくテキスト合成再生が終了したか否かの判断を行って(ステップd18)、このテキスト合成再生が終了すると、「次ぎに制御用命令を音声入力してください」というメッセージをディスプレイパネル10に表示したりまたはモニタスビーカ12から音声出力した後、ステップd12に戻って、ステップd15までの手順を繰り返す。
【0111】
このようにして、ユーザは、上記のような音声入力による制御命令を繰り返すことによって発信しようとする所望の電話番号を確定することが出来る。
【0112】
そして、CPU7は、所望する電話番号が確定されてユーザが発信を意味する「ダイヤル」を音声入力し、ステップd15において、ユーザから入力された制御用音声に一致する制御命令音声データが次候補の表示を命令する「ツギ」を示すデータではないと判断されると、さらに制御命令メモリM3の検索を行って、ユーザから入力された制御用音声に一致する制御命令音声データが発信を意味する「ダイヤル」を示すデータであるか否かの判断を行う(ステップd19)。
【0113】
このステップd19において、ユーザから入力された制御用音声に一致する制御命令音声データが発信を意味する「ダイヤル」を示すデータであると判断されると、CPU7は、制御命令メモリM3の制御命令コードフィールドM3aに記録されている制御命令コードに基づいて、回線制御回路2および通話回路3,DSP4を制御して、そのとき表示されている電話番号に基づいてダイヤル発信を行う(ステップd20)。
【0114】
なお、上記の操作手順において、制御用音声の入力の際に、入力された制御用音声に一致する制御命令音声データが制御命令メモリM3に登録されていない場合には、CPU7は、その旨のメッセージをディスプレイパネル10や音声によって表示するか、または、警告音をモニタスビーカ12から出力した後、待機状態になって、再度制御用音声が入力されてくるのを待つ。
【0115】
次に、子機TUからの音声入力によって発信を行う場合の子機における作動手順について、図11に示されるフローチャートに基づいて説明を行う。
【0116】
この子機TUからの音声入力による発信は、子機TUに音声入力を行うことにより、親機HSに備えられているメモリMに登録されている音声認識用の各データを用いてダイヤル発信を行うものである。
【0117】
子機TUのCPU24(図2参照)は、子機TUが外線通話時と同様に親機HSとの間で通信回線が開かれている(キースイッチ25に配置されている通話キーがオンされて、子機TUの無線送受信回路22と図1の親機HSの無線送受信回路5との間でそれぞれアンテナ21およびアンテナ6を介してデータの送受信が可能な状態になっている)状態で、キースイッチ25に配置されている音声入力キー(図示せず)がオンされたか否かの判断を行い(ステップe1)、音声入力キーがオンされると、CPU24のメモリにあらかじめ登録されている読み出し命令コードを親機HSに送信する(ステップe2)。
【0118】
この子機TUからの読み出し命令コードを受信した親機HSのCPU7は、親機HSのキースイッチ8に配置されている音声入力キーがオンされたときと同じ状態(モード)になって、前述した図9および10のフローチャートのステップd1からd4を経てステップd5に移行する。
【0119】
子機TUのCPU24は、ステップe2の読み出し命令コードの送信後、音声認識データの音声入力の有無を検出し(ステップe3)、音声入力があったことを検出すると、その入力された音声を親機HSに送信する(ステップe4)。
【0120】
この子機TUからの音声の送信を受けた親機HSのCPU7は、前述した図9および10のステップd5〜d8を経て、子機TUからの音声に一致すると思われる複数の音声認識データを読み出し、先ず、上位の音声認識データを子機TUに送信する。
【0121】
子機TUは、この親機HSからの音声認識データを受信し(ステップe5)、そのデータに基づいてテキスト合成を行ってその読み仮名をモニタスビーカ12から音声再生するとともに、読み出した電話帳データをディスプレイパネル27に表示することによって、子機TUを使用しているユーザに告知する(ステップe6)。
【0122】
次に、CPU24は、制御用音声の入力の有無を判断し(ステップe7)、さらに、この制御用音声の入力が終了したかまたは音声入力時間が終了したか否かの判断を行って(ステップe8)、音声入力が終了したりまたは音声入力時間が終了すると、入力された制御用音声を親機HSに送信する(ステップe9)。
【0123】
この制御用音声データを受信した親機HSのCPU7は、前述した図9および10のステップd11〜d15を経て受信した制御用音声の認識を行った後、制御用音声に一致する制御命令音声データが次候補の音声認識データの表示を命令する「ツギ」を示すデータである場合には、次候補の音声認識データおよびこれに対応する電話帳データを選択して子機TUに送信する。
【0124】
また、制御用音声に一致する制御命令音声データが発信を意味する「ダイヤル」を示すデータである場合には、CPU7は、図9および10のステップd19およびd20を経て確定された電話番号に基づいてダイヤル発信を行うとともに、その発信を行った電話番号を含む電話帳データを子機TUに送信する。
【0125】
子機TUのCPU24は、ステップe9において制御用音声の親機HSへの送信後、次候補の音声認識データが送信されてきたか否かの判断を行い(ステップe10)、次候補の音声認識データが送信されてきた場合にはステップe6に戻って上述した手順を繰り返し、次候補の音声認識データが送信されて来ずに親機HSにおいて外線へのダイヤル発信が行われると、親機HSから送信されてきた電話帳データを受信して(ステップe11)、ディスプレイパネル27に表示するとともに再ダイヤルデータとしてメモリに保存する(ステップe12)。
【0126】
以上のようにして、子機TUおける音声入力によるダイヤル発信が行われる。なお、子機TUにおいて、メモリに保存する再ダイヤルデータには、ステップe6においてディスプレイパネル27に表示されている電話帳データを用いるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による音声ダイヤル機能付き電話機の実施形態の一例における親機の回路構成を示すブロック図である。
【図2】同例における子機の回路構成を示すブロック図である。
【図3】同例の電話機の電話帳メモリに記録される電話帳データの例を示すテーブル図である。
【図4】同例の電話機の音声認識データメモリに記録される音声認識データの例を示すテーブル図である。
【図5】同例の電話機の制御命令メモリに記録される制御命令音声データの例を示すテーブル図である。
【図6】同例の電話機において音声認識データの登録が行われる際の作動手順を示すフローチャートである。
【図7】同例の電話機において電話帳データの修正が行われる際の作動手順を示すフローチャートである。
【図8】同例の電話機において電話帳データと音声認識データのリンクの削除および再設定が行われる際の作動手順を示すフローチャートである。
【図9】同例の電話機において音声認識により電話帳データが読み出される際の作動手順を示すフローチャートである。
【図10】同例の電話機において音声認識により電話帳データが読み出される際の作動手順を示すフローチャートである。
【図11】同例の電話機において子機によって音声認識による電話帳データの読み出しが行われる際の作動手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 …検波回路
2 …回線制御回路
3 …通話回路
4 …DSP
5 …無線送受信回路
6 …アンテナ
7 …CPU
8 …キースイッチ
9 …ドライバ
10 …ディスプレイパネル
11 …リング回路
12 …モニタスビーカ
13 …マイク
14 …オンフックスイッチ
M …メモリ
M1 …電話帳メモリ(電話帳データ記憶手段)
M2 …音声認識データメモリ(音声認識データ記憶手段)
M3 …制御命令メモリ
M4 …認識用辞書メモリ
M5 …メッセージメモリ(メッセージ記憶手段)
HS …親機
TU …子機
Claims (14)
- 音声認識手段を有し入力される音声を音声認識手段によって認識してダイヤル発信を行う音声ダイヤル機能を備えた電話機において、
電話番号データとこの電話番号データに対応する名称データを含む電話帳データを記憶する電話帳データ記憶手段と、
この電話帳データ記憶手段に記憶された電話帳データに対応し前記音声認識手段によって認識される音声によって電話帳データ記憶手段から電話帳データを読み出すための音声認識データを記憶する音声認識データ記憶手段と、
前記電話帳データ記憶手段に前記電話帳データが記憶される際に、前記電話帳データ記憶手段に記憶される前記名称データから読み仮名の前記音声認識データを作成する音声認識データ作成手段と、
この音声認識データ作成手段によって作成された音声認識データを前記電話帳データ記憶手段に記憶される電話帳データに関連付けて前記音声認識データ記憶手段に書き込む音声認識データ書き込み手段と、
を備えていることを特徴とする音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記音声認識データ作成手段によって作成された音声認識データに対して前記音声認識手段によって音声認識が可能か否かの判別を行う音声認識データ判別手段を
さらに備えている請求項1に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記音声認識データ書き込み手段が、前記音声認識データ判別手段によって音声認識手段による音声認識が不可であると判別された音声認識データの音声認識が不可の部分を削除する音声認識データ加工手段を
さらに備えている請求項2に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記電話帳データ記憶手段が、記憶している電話帳データを前記音声認識データ記憶手段に記憶されている対応する音声認識データによって読み出しが可能な状態と読み出しが不能な状態の何れかに設定するリンク設定部を
有している請求項1に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記音声認識データ記憶手段への音声認識データの書き込み状況を表示するためのメッセージデータを記憶するメッセージ記憶手段を
さらに備えている請求項1に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記電話帳データ記憶手段に記憶されている電話帳データに変更された電話帳データを上書きによって記憶させる電話帳データ変更手段と、
この電話帳データ変更手段によって電話帳データ記憶手段に上書きされる変更された電話帳データから前記音声認識データを作成する音声認識修正データ作成手段と、
この音声認識修正データ作成手段によって作成された音声認識データを前記電話帳データ記憶手段に上書きされる変更された電話帳データに関連付けて前記音声認識データ記憶手段に書き込む音声認識修正データ書き込み手段と、
をさらに備えている請求項1に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記音声認識修正データ作成手段によって作成された音声認識データに対して前記音声認識手段によって音声認識が可能か否かの判別を行う音声認識修正データ判別手段を
さらに備えている請求項6に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記音声認識修正データ判別手段によって音声認識手段による音声認識が不可であると判別された音声認識データの音声認識が不可の部分を削除する音声認識修正データ加工手段を
さらに備えている請求項7に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記電話帳データ記憶手段に記憶されている電話帳データ毎に、前記音声認識データ記憶手段に記憶されている対応する音声認識データによって読み出しが可能な状態に設定されているか不能な状態に設定されているかを検出するリンク検出手段と、
このリンク検出手段によって電話帳データがこれに対応する音声認識データにより読み出しが可能な状態に設定されていることが検出されたときに前記リンク設定部を書き換えて読み出しが不能な状態に設定を変更し、読み出しが不能な状態に設定されていることが検出されたときにリンク設定部を書き換えて読み出しが可能な状態に再設定するリンク設定変更手段と、
をさらに備えている請求項4に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記リンク検出手段によって電話帳データがこれに対応する音声認識データにより読み出しが可能な状態に設定されていることが検出されたときに、その電話帳データに対応する音声認識データを削除する音声認識データ削除手段を
さらに備えている請求項9に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記リンク検出手段によって電話帳データがこれに対応する音声認識データにより読み出しが不能な状態に設定されていることが検出されたときに、その電話帳データから音声認識データを再度作成する音声認識データ再作成手段と、
この音声認識データ再作成手段によって作成された音声認識データを前記電話帳データに関連付けて前記音声認識データ記憶手段に書き込む音声認識データ再書き込み手段と、
をさらに備えている請求項9に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記音声認識データ再作成手段によって作成された音声認識データに対して前記音声認識手段により音声認識が可能か否かの判別を行う音声認識データ再判別手段を
さらに備えている請求項11に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記メッセージ記憶手段が、音声認識データ記憶手段への音声認識データの再書き込みの状況を表示するためのメッセージデータを記憶している
請求項11に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。 - 前記音声認識データ書き込み手段が、音声認識データ作成手段によって作成された音声認識データを、この音声認識データに含まれる電話帳データの名称の読み仮名順に分類して音声認識データ記憶手段に書き込む
請求項1に記載の音声ダイヤル機能付き電話機。
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