JP3994946B2 - 品質レポートサーバ及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、RTP(Real Time Protocol)/RTCP(Real Time Control Protocol)パケットに基づく品質レポートサーバ及びシステムに関する。
端末からIP(Internet Protocol)網へアクセスする手段は、移動網又は固定網によるインフラストラクチャを問わず、年々その高性能化が進み、より高速度なデータ転送によるアクセス環境が提供されつつある。このような高速なIP網の急速な普及に伴い、そのネットワーク上でのVoIP技術に基づくリアルタイムな会話サービスが注目されている。リアルタイムな会話サービスの1つであるIP電話サービスにおいては、当該サービス用のプロトコルにより、使用する音声符号化方式情報が宛先の装置へ送信され、送信側装置と受信側装置との間において合意が取られた音声符号化方式情報を用いたRTP通信を互いに行う。このようなIP網における品質情報は、RTP/RTCP通信により把握されていた。
H. Schulzrinne、S. Casner、R. Frederick及びV. Jacobson、「RTP: A Transport Protocol for Real-Time Applications」、IETF RFC1889、1996年1月 吉村健、大矢智之、河原敏朗、栄藤稔、「モバイルストリーミングにおけるRTP モニタリングエージェントを用いたMPEG ビデオ品質制御」、電子情報通信学会論文J85-B、8、第1243頁〜第1253頁、2002年8月 A. Barberis、C. Casetti、J.C. De Martin及びM. Meo、「A Simulation Study of Adaptive Voice Communications for IP Networks」、IEEE Computer Communications、第24巻、第9号、第757頁〜第767頁、2001年5月
前述した技術によれば、品質情報は、端末間の品質情報としてしか把握することができなかった。即ち、端末間で異なる複数のIP網を介して通信している場合、そのIP網単位又はその通信区間単位における品質情報を個別に把握することはできなかった。
そこで、本発明は、RTPに基づく通信について、IP網を構成する区間単位でパケット転送特性情報を両端末が認識することにより、RTPを適切に制御することができるシステムを提供することを目的とする。
本発明は、RTCP手順における送信側レポートメッセージと受信側レポートメッセージとを拡張することを特徴とする。
本発明における品質レポートサーバによれば、
RTP/RTCPパケットをキャプチャによりモニタし且つそれら品質情報を取得する手段と、
IP網における区間品質情報を導出する区間品質情報導出手段と、
RTCPの拡張レポートメッセージを受信した際に、区間品質情報を連結した該拡張レポートメッセージを送信するレポートメッセージ送信手段とを有することを特徴とする。
本発明の品質レポートサーバにおける他の実施形態によれば、
レポートメッセージ送信手段は、拡張送信側レポートメッセージを受信した際に、その宛先アドレスが自アドレスでないならば、その宛先アドレスへ送信し、自アドレスであるならば、区間品質情報を連結した拡張受信側レポートメッセージをその送信元アドレスへ送信し、
拡張受信側レポートメッセージを受信した際に、該拡張受信側レポートメッセージに区間品質情報を連結して、その宛先アドレスへ送信することも好ましい。
また、本発明の品質レポートサーバにおける他の実施形態によれば、レポートメッセージ送信手段は、RTPに基づく送信側レポートメッセージを受信した際に、その宛先アドレスが自アドレスでないならば、拡張送信側レポートメッセージをその宛先アドレスへ送信し、区間品質情報を連結した拡張受信側レポートメッセージをその送信元アドレスへ送信することも好ましい。
本発明におけるシステムによれば、複数のIP網を介して通信する少なくとも2つのRTP/RTCPを有する端末と、IP網それぞれに備えられた複数の前述した品質レポートサーバとを有し、
端末は、
RTP/RTCPパケットに基づいてその品質情報を導出する手段と、
受信された拡張受信側レポートメッセージに連結された複数の区間品質情報に基づいて、RTPパケットの送受信を制御するRTP制御手段と、
拡張送信側レポートメッセージを受信した際に、自らの品質情報を付加した拡張受信側レポートメッセージをその送信元アドレスへ送信し、拡張受信側レポートメッセージを受信した際に、その送信元アドレスへ拡張送信側レポートメッセージを送信するレポートメッセージ送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、RTP制御手段は、RTPパケットの送出間隔、音声符号化種別及び/又は音声符号化速度を制御することも好ましい。
また、本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、端末のレポートメッセージ送信手段は、一定周期又は予め設定された時に、該端末に接続されるIP網に備えられた品質レポートサーバへ、拡張送信側レポートメッセージを送信することも好ましい。
更に、本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、端末のレポートメッセージ送信手段は、RTPパケット通信終了時に、該端末に接続されるIP網に備えられた品質レポートサーバへ、拡張送信側レポートメッセージを送信することも好ましい。
更に、本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、端末のレポートメッセージ送信手段は、導出した品質情報と、該品質情報の項目毎に予め設定された閾値とを比較し、所定の条件を満たした場合に、品質情報を拡張受信側レポートメッセージによって品質レポートサーバへ送信することも好ましい。
更に、本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、品質レポートサーバのレポートメッセージ送信手段は、端末によって導出された品質情報を取得するために、拡張送信側レポートメッセージを端末へ送信する手段を更に有することも好ましい。
更に、本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、品質レポートサーバの区間品質情報導出手段は、VoIPパケットについて、トランスポートプロトコルのポート番号情報に基づく品質情報を導出することも好ましい。
更に、本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、前述した品質レポートサーバと、品質レポートサーバから区間品質情報を取得し且つ蓄積する手段を有する品質情報収集サーバとを有することも好ましい。
更に、本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、品質レポートサーバから区間品質情報を取得し且つ蓄積する手段を有する品質情報収集サーバを更に有することも好ましい。
本発明によれば、通知された品質情報に基づいて、RTP送出間隔を制御し、又は音声符号化種別若しくは音声符号化速度を選択することができる。
以下では、本発明における最良の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明によるシステム構成図である。
図1によれば、そのシステムは、複数のIP網30〜32と、IP網それぞれに備えられ且つRTPパケットをキャプチャして品質情報を取得する品質レポートサーバ10〜12と、その品質レポートサーバから当該IP網における区間品質情報を収集する品質情報収集サーバ2とを有する。IP網30〜32にはそれぞれ、RTP/RTCP通信機能を有するユーザ側ボックス40〜42が接続されている。例えばユーザ側ボックス40には、リアルタイムに情報を送受信する端末として、IPで送受信するPC端末50と、音声信号で送受信するFAX端末60と、音声電話端末70と、モデム端末80とが接続されている。本発明によるRTCP通信機能は、標準RTCPのSR及びRR(送信元アドレス及び宛先アドレスがRTPと同一)の送受信に加えて、拡張されたxSR(extra Sender Report)及びxRR(extra Receiver Report)の送受信を行うことができる。
ここで、例えばPC端末50が、そのソフトウェアによってRTP/RTCPパケットを相互に送受信する機能を有する場合、ユーザ側ボックス40は何ら処理を行わず、PC端末50と品質レポートサーバ40との間で、直接的にRTP/RTCP機能拡張通信が可能となる。
また、図1によれば、他方のユーザ側ボックスが、ゲートウェイ91を介して公衆電話網90に接続されている。ここでは、ゲートウェイ91のRTP/RTCP機能が拡張されることにより、各ユーザ側ボックスから当該ゲートウェイ91までの複数の区間品質情報を取得することが可能となる。
本発明を実現するにあたり、拡張されるRTCP機能として、xSRとxRRとを定義する。
表1は、RTCPのxSRのフォーマットである。
Figure 0003994946
xSRは、通常のSRと比較して、送信側IPアドレス及び受信側IPアドレスが異なる。即ち、xSRの送信側IPアドレスは、必ずしもRTPの送信側IPアドレスと同じとならない。また、実際にSRにはレポートブロックは乗らず、ヘッダと送信側情報のみが使用されるので、xSRとSRとのフォーマットは、基本的にSRと同じものとなる。
表2は、RTCPのxSRのフォーマットである。
Figure 0003994946
xRRは、通常のSRと比較して、送信側IPアドレス及び受信側IPアドレスが異なる。また、品質レポートサーバは、xRRをリレーする毎に、直近に受信したxRRのレポートブロックの内容を一部改変した上で、末尾に追加して連結する。改変されるのは、「最終SR」及び「最終SRの遅延」である。これらはSRとセットとなって初めて意味を持つ項であり、RR情報のみ単独でリレーされる場合は意味を持たない。
「最終SR」->「RFC1889の計算式によって得られるラウンドトリップ時間」
「最終SRの遅延」->「当該xRRパケット送信元IPアドレス(自分自身のIPアドレスではない)
ユーザ側ボックス、ゲートウェイ又はPC端末のようなRTP/RTCP通信ソフトウェアを有する装置は、RTCP機能拡張通信装置と称される。RTCP機能拡張通信装置は、標準RTCP通信に加えてRTCP機能拡張通信をやりとりすることにより、区間別の品質情報を他のRTCP機能拡張通信装置に通知する。
尚、本発明においては、RTP通信に基づく端末は、必ずしもRTCP機能(SR及びRRの送受信機能)を実装している必要はない。その場合、本発明による品質レポートサーバは、RTPの通過する網の一部の状態のみ反映した簡易なRTCPのRR情報送信装置として利用可能となる。
図2は、本発明による基本的なシーケンス図である。
図2によれば、最初に、ユーザ側ボックス40とユーザ側ボックス41との間で、IP網30及び31を介して、RTPによるデータ転送が行われている。また、両ボックス間では、RTCPによるSR及びRRの送受信が行われている。
このとき、ユーザ側ボックス40が、拡張送信側レポートメッセージxSRを、そのIP網30に属する品質レポートサーバ10へ送信する。そのxSRを受信した品質レポートサーバ10は、IP網31に属する品質レポートサーバ11へ、そのxSRを送信する。また、そのxSRを受信した品質レポートサーバ11は、ユーザ側ボックス41へ、そのxSRを送信する。
次に、xSRを受信したユーザ側ボックス41は、xSRの送信元となる品質レポートサーバ11へxRRを送信する。そのxRRには、ユーザ側ボックス41の品質情報UB41がレポートブロックRB(UB41)として含まれている。そのxRR(RB(UB41))を受信した品質レポートサーバ11は、xRR(RB(UB41))に、当該品質レポートサーバ11の品質情報RS11をレポートブロックRB(RS11)として連結する。そして、品質レポートサーバ11は、そのxRR(RB(UB41),RB(RS11))を品質レポートサーバ10へ送信する。そのxRR(RB(UB41),RB(RS11))を受信した品質レポートサーバ10は、xRRに、当該品質レポートサーバ10の品質情報RS10をレポートブロックRB(RS10)として連結する。そして、品質レポートサーバ10は、そのxRR(RB(UB41),RB(RS11),RB(RS10))をユーザ側ボックス40へ送信する。
例えば、xRR(RB(UB41),RB(RS11),RB(RS10))のパケット構成は、以下のとおりとなる。
Figure 0003994946
品質レポートサーバは、以下のような一定の規則に基づいて動作している。
(1)xSRを送信していない状態で、宛先IPアドレスが自分ではないSRを検出した場合、検出したSRの宛先IPアドレスへxSRを送信する。
(2)xRRを送信していない状態で、宛先IPアドレスが自分ではないSRを検出した場合、検出したSRの送信元IPアドレスへxRRを送信する。
(3)自分宛でないxSRを検出した場合、検出したxSRの宛先IPアドレスへxSRを送信する。
(4)自分宛でないxRRを検出した場合、検出したxSRの送信元IPアドレスへxRRを送信する。
(5)自分宛のxSRを受信した場合、xSRの送信元IPアドレスに対してxRRを送信する。既にxRRを送信していた場合は、直近のxSRを有効とし、以前の宛先へのxRRの送信は中止する。但し、直近の一定時間、RTP/RTCPパケットを検出又は受信していない場合は、xRRを送信しない。
(6)自分宛のxRRを受信した場合、xRRの送信元IPアドレスに対してxSRを送信する。既にxSRを送信していた場合は、直近のxRRを有効とし、以前の宛先へのxSRの送信は中止する。但し、直近の一定時間、RTP/RTCPパケットを検出又は受信していない場合は、xSRを送信しない。
(7)RTP/RTCPが、一定時間、検出又は受信できない場合、xSR及びxRRの送信を停止する。
RTCP機能拡張通信装置(例えばユーザ側ボックス)は、以下のような一定の規則に基づいて動作している。
(1)通話開始時には、xSRを送信しない。
(2)自分宛のxSRを受信した場合、xSRの送信元IPアドレスに対してxRRを送信する。既にxRRを送信していた場合は、直近のxSRを有効とし、以前の宛先へのxRRの送信は中止する。但し、直近の一定時間、RTP/RTCPパケットを検出又は受信していない場合は、xRRを送信しない。
(3)自分宛のxRRを受信した場合、xRRの送信元IPアドレスに対してxSRを送信する。既にxSRを送信していた場合は、直近のxRRを有効とし、以前の宛先へのxSRの送信は中止する。但し、直近の一定時間、RTP/RTCPパケットを検出又は受信していない場合は、xSRを送信しない。
(4)RTP/RTCPが、一定時間、検出又は受信できない場合、xSR及びxRRの送信を停止する。
図2に基づくシーケンスは、RTCP機能拡張通信装置が、一定周期又は予め設定された時に、接続されるIP網に備えられた品質レポートサーバへ、xSRを送信することにより、最新の品質情報を取得することができる。また、RTCP機能拡張通信装置が、RTPパケット通信終了時に、接続されるIP網に備えられた品質レポートサーバへ、xSRを送信することにより、1つのセッションを終了する毎に、最新の品質情報を取得することができる。更に、RTCP機能拡張通信装置は、導出した品質情報と、該品質情報の項目毎に予め設定された閾値とを比較し、所定の条件を満たした場合に、品質情報をxRRによって品質レポートサーバへ送信することにより、所定の条件を満たした時毎に、最新の品質情報を取得することができる。
これに対し、品質レポートサーバは、xSRをRTCP機能拡張通信装置へ送信することにより、RTCP機能拡張通信装置によって導出された品質情報を取得することができる。また、品質レポートサーバにより取得された品質情報は、品質情報収集サーバに収集することができる。これにより、複数のIP網の品質情報を統合して管理することができる。
図3は、RTCP機能拡張通信が収束するまでの第1のシーケンス図である。
RTCP機能拡張通信装置と品質レポートサーバは、音声RTP通信を開始した時点では、経路上の他のRTCP機能拡張通信装置の存在の有無や、存在する場合の設置位置等についての情報を一切持たない。そのため、RTCP機能拡張通信装置及び品質レポートサーバ間でRTP及び標準RTCP通信を開始した後に、その通信を検出したRTCP機能拡張通信装置及び品質レポートサーバが、RTCP機能拡張通信を収束させる必要がある。即ち、図2のシーケンスが実現されるためには、図3のような方法で、RTCP機能拡張通信装置と品質レポートサーバとの間で、RTCP機能拡張通信が収束していなければならない。
図3によれば、品質レポートサーバ10は、標準RTCPのSRをリレーしたことに基づいて、そのSRの宛先IPアドレスへxSRを送信し、当該品質レポートサーバ10の品質情報をレポートブロックとして含むxRR(RB(RS10))を、そのSRの送信元IPアドレスへ送信する。これに対し、xSRを受信したユーザ側ボックス41は、当該ユーザ側ボックス41の品質情報をレポートブロックとして含むxRR(RB(UB41))を、そのxSRの送信元アドレスである品質レポートサーバ10へ送信する。一方、xRR(RB(RS10))を受信したユーザ側ボックス40は、xSRを、そのxRRの送信元アドレスである品質レポートサーバ10へ送信する。
また、品質レポートサーバ11は、xSRをリレーしたことに基づいて、そのxSRの宛先IPアドレスへxSRを送信し、当該品質レポートサーバ11の品質情報をレポートブロックとして含むxRR(RB(RS11))を、そのSRの送信元IPアドレスへ送信する。これに対し、xSRを受信したユーザ側ボックス41は、当該ユーザ側ボックス41の品質情報をレポートブロックとして含むxRR(RB(UB41))を、そのxSRの送信元アドレスである品質レポートサーバ11へ送信する。
図4は、RTCP機能拡張通信が収束するまでの第2のシーケンス図である。
図4によれば、ユーザ側ボックス40がxSRを品質レポートサーバ10へ送信するとほぼ同時に、品質レポートサーバ11がxSRをユーザ側ボックス41へ送信した場合を考える。
xSRを受信した品質レポートサーバ10は、xSRを品質レポートサーバ11へ送信し、当該品質レポートサーバ11の品質情報RS11をレポートブロックとして含むxRR(RB(RS10))を、そのxSRの送信元IPアドレスであるユーザ側ボックス40へ送信する。また、xSRを受信したユーザ側ボックス41は、当該ユーザ側ボックス41の品質情報UB41をレポートブロックとして含むxRR(RB(UB41))を、そのxSRの送信元アドレスである品質レポートサーバ11へ送信する。
xSRを受信した品質レポートサーバ11は、xRRを品質レポートサーバ10へ送信する。このとき、xRRは、品質レポートサーバ11の品質情報RS11だけでなく、既に受信されたユーザ側ボックス41の品質情報UB41も、レポートブロックとして含む。
xRR(RB(UB41),RB(RS11))を受信した品質レポートサーバ10は、次に、ユーザ側ボックス40からxSRを受信した際に、xRR(RB(UB41),RB(RS11),RB(RS10))をユーザ側ボックス40へ送信する。
これにより、ユーザ側ボックス40は、ユーザ側ボックス41との間に介在するIP網毎の品質情報に応じて、RTPパケットの送出間隔、音声符号化種別及び/又は音声符号化速度を制御することができる。
品質情報には、以下のようなRTP/RTCPにより得られる情報がある。尚、VoIPパケットについては、トランスポートプロトコルのポート番号情報に基づいて導出することも好ましい。
取得日時:パケットをキャプチャした日付時刻(msec単位)
RTPポート番号:RTPストリームを識別するポート番号情報
RTP IPアドレス:RTPストリームを識別するIPアドレス情報
RTP符号化識別子:RTPペイロードの符号化タイプ情報
RTPペイロードサイズ:RTPペイロード部分のバイトサイズ
RTPパケット間隔:RTPタイムスタンプから算出されるRTPパケット送出間隔情報
Delay:伝送遅延。RTCPパケットの送受信から得られるRTT(Round-trip time)を2で割った値とする。
MeanDelay:伝送遅延の相加平均を表す。
MaxDelay:伝送遅延の最大値を表す。
CumulativeNumberOfPacketsLostRate:通話開始からの累積パケット損失数を表す。直近のRTCPパケットの累積損失数の値。
MaxPacketLost:ある時点のRTCPパケットと、その一つ前のRTCPパケットの累積パケット損失の差を取ることで、RTCP送出間隔毎のパケットロス数を得る。RTCPパケットを受信する毎にこのパケットロス数を算出し、通話開始から最大のパケットロス数を最大パケット損失率とする。
InterarrivalJitter:直近のレシーバレポート(RR)の到着間隔の揺らぎの値とする。
MeanJitter:パケットの到着間隔の揺らぎの相加平均を表す。
MaxJitter:到着間隔の揺らぎの最大値を表す。
図5は、本発明による各装置の機能構成図である。
品質レポートサーバ装置1は、IP網と接続するためのIPインタフェース機能部101と、トランスポートプロトコルヘッダ情報抽出機能部102と、トランスポートプロトコル判定機能部103と、RTCP情報判定機能部104と、RTCP情報加工処理機能部105と、パケット送信機能部107と、品質情報管理データベース機能部106とを有する。
IPインタフェース機能部101が随時IPパケットのモニタを行い、トランスポートプロトコルヘッダ情報抽出機能部102及びトランスポートプロトコル判定機能部103がRTCPパケットの抽出を行う。その後、RTCP情報判定機能部104がRTCP情報を抽出し、RTCP情報加工処理機能部105がRTCP機能拡張通信処理を行う。RTCP情報に基づいて収集された品質情報は、品質情報管理データベース機能部106に蓄積管理される。また、RTCP機能拡張通信処理を施されたRTCPパケット及び蓄積された品質情報は、パケット送信機能部107がIP網3へ送信する。
尚、後述する品質情報収集サーバからの品質情報取得要求パケットは、トランスポートプロトコル判定機能部103で検出された後、品質情報管理データベース機能部106へ必要な処理要求が送信され、これに基づいて品質情報がパケット送信機能部107を介してIP網3へ送信される。
品質情報収集サーバ2は、IP網と接続するためのIPインタフェース機能部21と、トランスポートプロトコルヘッダ情報抽出機能部22と、トランスポートプロトコル判定機能部23と、品質情報管理データベース機能部25と、品質情報収集スケジュール管理機能部24とを有する。
品質情報収集スケジュール管理機能部24において記憶されたスケジュール、又は品質情報の閾値に応じて、品質情報収集イベントパケットがIPインタフェース機能部21を介して送信される。また、IPインタフェース機能部21がIPパケットを受信し、トランスポートプロトコルヘッダ情報抽出機能部22及びトランスポートプロトコル判定機能部23とが、品質情報収集イベントパケット又は品質情報パケットを判別する。品質情報管理データベース機能部25は、品質情報パケットの情報を蓄積管理する。
ユーザ側ボックス4は、IP網と接続するためのIPインタフェース機能部401と、RTCP情報判定機能部402と、RTCP情報加工処理機能部403と、パケット受信処理機能部404と、パケット送信処理機能部406と、VoIP処理機能部407と、電話機又はFAX機能部408と、電話端末接続機能部409と、ユーザ側IPパケット通信機器接続機能部405とを有する。
IPインタフェース機能部401がIPパケットを受信し、RTCP情報判定機能部402がRTCP情報を抽出し、RTCP情報加工処理機能部403が、後述するRTCP機能拡張通信処理を行う。また、RTCP機能拡張通信により得られた区間単位での品質情報に基づき、パケット送信処理機能部406において、RTP送出間隔を制御し、又は音声符号化種別又は音声符号化速度を選択する。
電話端末接続機能部409は、電話機又はFAX装置からの情報をフォーマット変換し、電話機又はFAX機能部408とVoIP呼処理機能部407とにより、必要な呼処理が相互に変換される。その後、パケット送信処理機能部406を介してIP網へパケットが送信される。尚、IPインタフェース機能部401を介して受信したRTPパケット(電話機又はFAX装置408への情報パケット)は、RTCP情報判定機能部402を経由した後、パケット受信処理機能部404へ送られる。そして、パケット分解された後で、情報がVoIP呼処理機能部407及び電話機又はFAX機能部408へ順に転送され、電話端末接続機能部409においてフォーマット変換をされた後、電話機又はFAX装置へ転送される。
本発明は、RTP/RTCPに基づいて、IP網を構成する区間単位でパケット転送特性情報を両端末が認識することができる品質レポートサーバ及びシステムに利用可能である。
本発明によるシステム構成図である。 本発明による基本的なシーケンス図である。 RTCP機能拡張通信が収束するまでの第1のシーケンス図である。 RTCP機能拡張通信が収束するまでの第2のシーケンス図である。 本発明による各装置の機能構成図である。
符号の説明
10〜12 品質レポートサーバ
2 品質情報収集サーバ
30〜32 IP網
40〜42 ユーザ側ボックス
50〜52 PC端末
60〜62 FAX端末
70〜72 音声電話端末
80〜82 モデム端末
90 公衆電話網
91 ゲートウェイ

Claims (11)

  1. IP網に備えられた品質レポートサーバであって、
    RTP/RTCPパケットをキャプチャによりモニタし且つそれら品質情報を取得する手段と、
    前記IP網における区間品質情報を導出する区間品質情報導出手段と、
    RTPに基づく送信側レポートメッセージを受信した際に、及び、RTCPの拡張レポートメッセージを受信した際に、前記区間品質情報を連結した該拡張レポートメッセージを送信するレポートメッセージ送信手段と
    を有し、
    前記レポートメッセージ送信手段は、
    拡張送信側レポートメッセージを受信した際に、その宛先アドレスが自アドレスでないならば、その宛先アドレスへ送信し、自アドレスであるならば、前記区間品質情報を連結した拡張受信側レポートメッセージをその送信元アドレスへ送信し、
    拡張受信側レポートメッセージを受信した際に、該拡張受信側レポートメッセージに前記区間品質情報を連結して、その宛先アドレスへ送信することを特徴とする品質レポートサーバ。
  2. 前記レポートメッセージ送信手段は、
    RTPに基づく送信側レポートメッセージを受信した際に、その宛先アドレスが自アドレスでないならば、前記拡張送信側レポートメッセージをその宛先アドレスへ送信し、前記区間品質情報を連結した前記拡張受信側レポートメッセージをその送信元アドレスへ送信することを特徴とする請求項1に記載の品質レポートサーバ。
  3. 複数のIP網を介して通信する少なくとも2つのRTP/RTCPを有する端末と、
    前記IP網それぞれに備えられた請求項1又は2に記載の複数の品質レポートサーバとを有するシステムであって、
    前記端末は、
    RTP/RTCPパケットに基づいてその品質情報を導出する手段と、
    受信された前記拡張受信側レポートメッセージに連結された複数の前記区間品質情報に基づいて、RTPパケットの送受信を制御するRTP制御手段と、
    拡張送信側レポートメッセージを受信した際に、自らの品質情報を付加した拡張受信側レポートメッセージをその送信元アドレスへ送信し、拡張受信側レポートメッセージを受信した際に、その送信元アドレスへ拡張送信側レポートメッセージを送信するレポートメッセージ送信手段と
    を有することを特徴とするシステム。
  4. 前記RTP制御手段は、RTPパケットの送出間隔、音声符号化種別及び/又は音声符号化速度を制御することを特徴とする請求項に記載のシステム。
  5. 前記端末のレポートメッセージ送信手段は、一定周期又は予め設定された時に、該端末に接続される前記IP網に備えられた前記品質レポートサーバへ、前記拡張送信側レポートメッセージを送信することを特徴とする請求項又はに記載のシステム。
  6. 前記端末のレポートメッセージ送信手段は、RTPパケット通信終了時に、該端末に接続される前記IP網に備えられた前記品質レポートサーバへ、前記拡張送信側レポートメッセージを送信することを特徴とする請求項又はに記載のシステム。
  7. 前記端末のレポートメッセージ送信手段は、導出した品質情報と、該品質情報の項目毎に予め設定された閾値とを比較し、所定の条件を満たした場合に、前記品質情報を前記拡張受信側レポートメッセージによって前記品質レポートサーバへ送信することを特徴とする請求項又はに記載のシステム。
  8. 前記品質レポートサーバのレポートメッセージ送信手段は、前記端末によって導出された前記品質情報を取得するために、前記拡張送信側レポートメッセージを前記端末へ送信する手段を更に有することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記品質レポートサーバの区間品質情報導出手段は、VoIPパケットについて、トランスポートプロトコルのポート番号情報に基づく前記品質情報を導出することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のシステム。
  10. 請求項1又は2に記載の品質レポートサーバと、
    前記品質レポートサーバから前記区間品質情報を取得し且つ蓄積する手段を有する品質情報収集サーバとを有することを特徴とするシステム。
  11. 前記品質レポートサーバから前記区間品質情報を取得し且つ蓄積する手段を有する品質情報収集サーバを更に有することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のシステム。
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