JP3994930B2 - 画像照合装置、および画像照合方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば被検体の指紋を撮像して得られた画像データの照合処理を行う画像照合装置および画像照合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
被検体の指紋を撮像し、その撮像した指紋による画像データを基に照合処理を行う指紋照合装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば一般的な指紋照合装置では、被検体の指をセンサ部に固定して指紋を撮像して画像データを生成する。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−214343号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した指紋照合装置では、例えば被検体の指がセンサ部から離れた状態で、センサ部に残る指紋の跡を残留指紋として誤検出する場合がある。
詳細には、例えば湿った指などでは指紋の跡が残り、それにより指紋センサが誤作動する場合があり、その誤作動により照合精度が低下するという問題点がある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、残留指紋を誤検出することなく高精度に指紋の照合を行うことができる画像照合装置および画像照合方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像照合装置は、被検体の指紋の画像データの照合を行う画像照合装置であって、前記被検体の指紋を撮像する指紋撮像手段と、前記指紋撮像手段が撮像した指紋の画像データを基に、前記指紋の位置データを生成する位置データ生成手段と、前記被検体の指紋の画像データと、前記位置データ生成手段が生成した当該被検体の指紋の画像データに対応する第1の位置データとを関連付けて記憶する記憶手段と、新たに前記指紋撮像手段が撮像した前記被検体の指紋の画像データと、前記記憶手段が記憶する前記被検体の指紋の前記画像データとを照合して、一致していると判断した場合に、前記指紋撮像手段が新たに撮像した指紋の画像データに対応する第2の位置データ、および前記記憶手段が記憶する第1の位置データに基づいて、前記新たに撮像された画像データが残留指紋を示す画像データか否かを判別する残留指紋判別手段とを有する。
【0007】
好ましくは、本発明の画像照合装置は、前記位置データ生成手段は、前記記憶手段が記憶する画像データと、前記新たに指紋撮像手段が撮像した画像データとのパターンマッチング処理の結果を基に前記位置データを生成する。
【0008】
また、本発明の画像照合方法は、被検体の指紋の画像データの照合を行う画像照合方法であって、指紋撮像手段が、前記被検体の指紋を撮像し、位置データ生成手段が、前記指紋撮像手段が撮像した指紋の画像データを基に、前記指紋の位置データを生成し、記憶手段が、前記被検体の指紋の画像データと、当該被検体の指紋の画像データに対応する第1の位置データとを関連付けて記憶し、残留指紋判別手段が、新たに前記指紋撮像手段が撮像した前記被検体の指紋の画像データと、前記記憶手段が記憶する前記被検体の指紋の前記画像データとを照合して、一致していると判断した場合に、前記指紋撮像手段が新たに撮像した指紋の画像データに対応する第2の位置データ、および前記記憶手段が記憶する第1の位置データに基づいて、前記新たに撮像された画像データが残留指紋を示す画像データか否かを判別する。
【0009】
好ましくは、本発明の画像照合方法は、前記位置データ生成手段は、前記記憶手段が記憶する画像データと、前記新たに指紋撮像手段が撮像した画像データとのパターンマッチング処理の結果を基に、前記位置データを生成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態に係る画像照合装置は、残留指紋による誤検出を防止するために、例えば直前に撮像した指紋の指紋データを記憶しておき、新たに指紋を撮像した際に、まず記憶した指紋データと比較することにより残留指紋であるか否かを判別し、その結果、新たに撮像した指紋データが残留指紋でないと判別した場合に、その指紋データの照合処理を行う。以下、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明に係る画像照合装置の第1実施形態の機能ブロック図である。本実施形態に係る画像照合装置1は、図1に示すように、指紋センサ部(Sensor)11、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)12、2値化部(Binary変換)13、メモリ14、インタフェース(I/F)15、パターンマッチング部16、およびCPU17を有する。
【0013】
指紋センサ部11、ADC12、2値化部13、メモリ14、I/F15、パターンマッチング部16、およびCPU17は、バスBSにより接続されている。
【0014】
指紋センサ部11は、指紋fpを読取り、信号S11としてADC12に出力する。
図2は、図1に示した画像照合装置のセンサ部を説明するための概念図である。図3は、図2に示したセンサ部を拡大した図である。
本実施形態では静電容量型の指紋センサ部11を説明する。
【0015】
指紋センサ部11は、例えば図2,3に示すように、基板1101、絶縁膜1102、検出電極1103、および保護膜1104を有する。
基板1101は、例えばシリコン(Si)等により形成される半導体基板である。
絶縁膜1102は基板1101上に設けられている。
検出電極1103は例えば絶縁膜1102上にマトリクス形状に複数の検出電極が設けられている。
保護膜1104は検出電極1103を覆うように形成され、検出電極1103を保護する絶縁膜である。
【0016】
指紋センサ部11は、保護膜1104上に指fを接触させた場合に、検出電極1103と指fの表面の凹凸に応じて形成されるキャパシタCsを検出することにより、指紋fpを検出する。
【0017】
詳細には、例えば図3に示すように、検出電極1103と絶縁膜1102と指fの3つでキャパシタCsを形成する。指紋fpの隆起部及び谷部の違いは検出電極1103までの距離の違いであり、それがキャパシタの容量Csの差となって検出される。
【0018】
検出電極1103に一定電圧を印可した場合、Csの違いが電荷量の違いとなって検出されるので、その電荷を電圧に変化することで、指紋fpの凹凸を電気信号として検出することが可能となる。
【0019】
図4は、図3に示した指紋センサ部を説明するための図である。
指紋センサ部11は、例えば図4に示すように、行駆動回路111、検出回路112、トランジスタtr、および検出電極1103を有する。
電極1103は上述したように、複数の検出電極1103_11,1103_12,1103_13〜nm,…,1103_21,1103_22,1103_23,…がマトリックス形状に設けられている。
【0020】
行駆動回路111には、行ラインLR、例えば複数の行ラインLR1,LR2,…が接続されている。検出回路112には、列ラインLB、例えば複数の列ラインLB1,LB2,LB3,…が接続されている。
トランジスタtrのゲートは、行ラインLRに接続され、ドレインは列ラインLBに接続され、ソースは検出電極1103に接続されている。
指紋センサ部11は、例えば行駆動回路111により行単位で検出電極1103を選択し、選択された検出電極1103の検出信号が、例えばアンプ、シフトレジスタ等で構成される検出回路112に入力されて、シリアル信号としてADC12に出力される。
【0021】
キャパシタCsの検出方法としては、例えば電圧チャージ法や電荷チャージ法が知られている。電圧チャージ法は、キャパシタCsを一定の電圧でチャージして、このキャパシタCsに蓄積された電荷を取得する方法である。電荷チャージ法は、キャパシタCsに一定の電荷をチャージして電圧変化を検出する方法である(それぞれの詳細な説明は、例えば特開2003−28607号公報等を参照)。
本実施形態では指紋センサ部11は、電圧チャージ法または電荷チャージ法によりキャパシタCsを検出する。
【0022】
図5は、図1に示した指紋センサ部の正面図である。
本実施形態では指紋センサ部11は、例えば図5に示すように検出電極1103のピッチが指紋fpの凹凸間隔より十分に小さい間隔で、検出電極1103が形成されている。例えば検出電極1103の大きさは横15mm×縦20mmである。例えば検出電極1103それぞれのピッチを50μmとした場合、300×400個の検出電極1103を設ける。
【0023】
アナログ/デジタルコンバータ(ADC)12は、指紋センサ部11から出力された信号S11をアナログ信号から所定の階調、例えば256階調のデジタル信号に変換し、信号S12として2値化部13に出力する。
2値化部13は、指紋データを示す信号S12を、所定の閾値に基づいて2値化処理を行い、2値化された指紋データd_fpを信号S13として出力する。
【0024】
例えば指紋fpは、指紋センサ部11により撮像され、ADC12および2値化部13を介して指紋データとしてCPU17に入力される。
【0025】
メモリ14は、登録指紋データd_fprや、最新の指紋データd_fprcを記憶する。例えばCPU17の制御により、メモリ14が記憶する登録指紋データd_fprや、最新の指紋データd_fprcが読出し処理および書き込み処理が行われる。
また、メモリ14は、本発明に係る処理機能が記述されたプログラムPRGを有する。CPU17は、例えばメモリ14を作業領域として、プログラムPRGを実行することにより、本発明に係る処理機能を実現する。
【0026】
メモリ14は、例えば図1に示すように、DRAM(Dynamic Random Access Memory)141、フラッシュメモリ(FLASH memory)142等を有する。
DRAM141は、例えば最新の指紋データd_fprc等を記憶する。フラッシュメモリ142は、例えば登録指紋データd_fprを記憶する。
I/F15は、CPU17の制御により、外部の情報処理装置とデータ通信を行う。例えばI/F15は、ユニバーサルシリアルバス(USB:Universal Serial Bus)や汎用非同期送受信回路(UART:universal asynchronous receiver-transmitter)により構成される。
【0027】
パターンマッチング部16は、後述するパターンマッチング処理を行う回路である。本実施形態ではパターンマッチング処理に係る処理を高速に処理するためにハードウェアの専用回路によりパターンマッチング処理を行うことが好ましい。
パターンマッチング処理は、この形態に限られるものではなく、例えばCPU17が後述するパターンマッチング処理機能を有するプログラムPRGを実行することにより実現してもよい。
CPU17は、例えば指紋センサ部11、ADC12、2値化部13、メモリ14、I/F15、およびパターンマッチング部16を制御する。
【0028】
図6は、図1に示した画像照合装置の処理機能を説明するための機能ブロック図である。
例えばCPU17がプログラムPRGを実行することにより、図6に示すように、指置き検出部171、残留指紋判別部172、および照合部173の処理機能を実現する。
残留指紋判別部172は本発明に係る残留指紋判別手段に相当し、照合部173は本発明に係る照合処理手段に相当する。
【0029】
図7は、図6に示した指置き検出部の動作を説明するための図である。
指紋センサ部11は、例えば図7に示すように、指紋センサ部11の表面に指fが接触すると(時間t0)、指紋センサ部11の検出電極1103それぞれからの検出レベルの和が図7に示すように増加して、所定の時間t後に所定の値V_Sで飽和する信号S11を出力するという特性がある。
【0030】
指置き検出部171は、例えば指紋センサ部11の検出電極1103それぞれの検出レベルの和を基に、指紋センサ部11に指fが接触したか否かを判別する。
例えば詳細には、指置き検出部171は、指紋センサ部11の検出電極1103それぞれの検出レベルの和が、飽和値V_Sよりも小さく、ほぼ飽和した値である閾値V_th以上の場合には、指fが指紋センサ部11に接触したと判別し、閾値V_thよりも小さい場合には、指fが指紋センサ部11に接触していないと判別し、判別結果を出力する。
【0031】
図8は、図6に示した指置き検出部の動作を説明するための図である。
また、指紋センサ部11は、例えば指fpが指紋センサ部11の表面に接触した場合には、横軸を検出電極1103に沿った軸、縦軸を検出電極1103それぞれの検出レベルとした場合に、例えば図8に示すように、所定のレベルV_0を平均値として、例えば指紋fpの尾根の部分xrでは、平均値V_0より高い値V_Hであり、指紋fpの谷の部分xvでは平均値V_0より低い値V_Lの信号を出力する特性がある。
【0032】
指置き検出部171は、検出電極1103に沿っての検出レベルが、平均値を中心として振動しているか否かを基に、指fが指紋センサ部11に接触しているか否かを判別する。
例えば詳細には、指置き検出部171は、図8に示すように、検出電極1103に沿って検出レベルが平均値V_0を中心に振動する場合には、指fが指紋センサ部11に接触していると判別し、振動していない場合には指fが指紋センサ部11に接触していないと判別する。
【0033】
また、指紋センサ部11は、上述した検出電極1103それぞれの検出レベルの和を基に指fが指紋センサ部11に接触したか否かを判別し、さらに、検出電極1103に沿っての検出レベルが、平均値を中心として振動しているか否かを基に、指fが指紋センサ部11に接触しているか否かを判別してもよい。
【0034】
残留指紋判別部172は、指紋センサ部11が新たに撮像した指紋fpの指紋データd_fp、およびメモリ14が記憶する指紋データd_fprcに基づいて、指紋データd_fpが残留指紋を示す指紋データか否かを判別する。
【0035】
図9は、図1に示した残留指紋判別部の動作を説明するための図である。
残留指紋判別部172は、例えば指紋センサ部11から出力された指紋データd_fpの部分データd_p、例えば中央部分を照合データとして抽出する。例えば、残留指紋判別部172は、図9に示すように30×30セルの部分データd_pを抽出する。
【0036】
残留指紋判別部172は、部分データd_pとして、所定の大きさの複数のブロックb_00〜nnに分割し、そのブロックb_00〜nnそれぞれと、指紋データd_fprcとのパターンマッチング処理を行う。
【0037】
例えば詳細には、残留指紋判別部172は、30×30セルの部分データd_pを、大きさ10×10セルを1ブロックbとし、例えば図9に示すように9つのブロックb_00〜22に分割する。
【0038】
図10は、パターンマッチング処理を説明するための模式図である。
残留指紋判別部172は、例えばメモリ14が記憶する指紋データd_fprcと、指紋センサ部11が新たに撮像した指紋データd_fpとパターンマッチング処理を、パターンマッチング部16に行わせる。
例えばパターンマッチング処理としては、図10(a)に示すようにメモリ14が記憶する指紋データd_fprcのブロックb_fprc00を1セルずらしながら、図10(b)に示した指紋センサ部11が新たに撮像した指紋データd_fpとのパターンマッチング処理を行う。
詳細には、パターンマッチング処理は、指紋データd_fprc00内のセルそれぞれと、指紋データd_fp内の対応するセルそれぞれについて、排他的論理和演算(Exclusive OR)を行い、一致したセルの個数を集計し、1セルずらしながら同様な処理を行う。
【0039】
図11,12は、パターンマッチング処理の集計結果を説明するための図である。
パターンマッチング処理により、例えば1回のパターンマッチング処理により一致したセルの個数が大きい順にプロットする。例えば図11(a)に示すように、一致したセルの個数を集計した結果、その集計値が大きい順に1〜10位に相当するポイントをプロットし、照合結果データres_fp00を生成する。
同様にパターンマッチング処理は、図11(b)に示すように、ブロックb_fprc00〜b_fprc22それぞれについても同様な処理を行い、照合結果データres_fp00〜res_fp22を生成する。
【0040】
簡単な説明のため、ブロックb_fprc00,ブロックb_fprc11,b_fprc22について説明すると、ブロックb_fprc00,ブロックb_fprc11,b_fprc22それぞれを基に、例えば図12(a),(b),(c)に示すように照合結果データres_fp00,res_fp11,res_fp22が生成される。
【0041】
例えば、b_fprc00とb_fprc11との位置関係は、縦横方向にそれぞれ10セルずれている。このブロックの位置関係分を補正してブロック照合の結果を中央へ移動させる。
具体的には、ブロックb_fprc00の照合結果のres_fp00のポイントを、図に向かって右に10セル、下に10セル移動させる。また、ブロックb_fprc22の照合結果のres_fp22のポイントを、図に向かって上にセル、左に10セル移動させ、図12(d)に示すように結果データres_fp00,res_fp11,res_fp22それぞれを重ね合わせる。
【0042】
また、図示しないが、上述した処理をブロックb_fp00〜b_fp22それぞれの位置関係を基に、ブロックb_fp00〜b_fp22それぞれに対応する照合結果res_fp00〜res_fp22を移動させて、それぞれを重ね合わせる。
【0043】
指紋センサ部11が撮像した指紋データd_fpと、登録指紋データd_fprとの一致の度合いが高い場合には、例えば図12(d)に示すように、照合結果データres_fp00〜res_fp22のポイントの重なる領域OVL の内のポイントの重なりの度合いが大きい。
例えば、照合結果データres_fp00〜res_fp22それぞれをずらして重ね合わせた場合、最大で9ポイントが重なる。
残留指紋判別部172は、このポイントの重なりの度合いに応じて残留指紋か否かを判別する。
【0044】
図13は、指の位置がずれている場合のパターンマッチング処理を説明するための図である。
また、パターンマッチング処理の際に、指fの位置が登録指紋データd_fprを撮像した際の指fの位置とがずれている場合には、図13に示すように、ポイントが重なりあう領域OVL の位置がずれるが、図12(d)と同様なポイントの分布が得られる。
【0045】
照合部173は、残留指紋判別部172の判別の結果に応じて、指紋センサ部11が撮像した指紋データd_fpの照合処理を行う。
詳細には、照合部173は、残留指紋判別部172が指紋データd_fpが残留指紋を示す指紋データであると判別した場合には、その指紋データd_fpの照合処理を行わない。
また、照合部173は、残留指紋判別部172が指紋データd_fpが残留指紋を示す指紋データでないと判別した場合には、指紋データd_fpと、メモリ14が記憶する登録指紋データd_fprとの照合処理を行う。
【0046】
図14は、図1に示した画像照合装置の動作を説明するためのフローチャートである。図14を参照しながら、画像照合装置1の動作をCPU17およびパターンマッチング部16の処理を中心に説明する。
【0047】
ステップST1において、例えば指紋センサ部11の各検出電極1103から検出レベルを示す信号S11が出力される。
ステップST2において、CPU17において、指置き検出部171では、例えば図7に示すように、指紋センサ部11の検出電極1103それぞれからの検出レベルの和を基に指紋センサ部11に指fが接触したか否かを判別する。
【0048】
例えば詳細には、指置き検出部171は、指紋センサ部11の検出電極1103それぞれからの検出レベルの和が、飽和値V_Sよりも小さく、飽和値V_Sと略同じ値である閾値V_th以上の場合には、指fが指紋センサ部11に接触したと判別し、閾値V_thよりも小さい場合には、指fが指紋センサ部11に接触していないと判別し、判別結果を出力する。
【0049】
また、指置き検出部171は、図8に示すように、検出電極1103に沿っての検出レベルが、平均値を中心として振動しているか否かを基に、指fが指紋センサ部11に接触しているか否かを判別する。
例えば詳細には、指置き検出部171は、図8に示すように、検出電極1103に沿って検出レベルが平均値V_0を中心に振動する場合には、指fが指紋センサ部11に接触していると判別し、振動していない場合には指fが指紋センサ部11に接触していないと判別する。
【0050】
ステップST3において、指置き検出部171は、指fが指紋センサ部11に接触していない、つまり指fが指紋センサ部11に置かれていないと判別した場合には、ステップST1の処理に戻る。
また、ステップST3の判別において、指置き検出部171は、指紋センサ部11に指fが接触している、つまり指fが指紋センサ部11に置かれていると判別した場合には、ステップST4の処理に進む。
【0051】
ステップST4において、残留指紋判別部172では、メモリ14が記憶する直前の指紋データd_fprc、例えば最後に正常に照合が行われた指紋データd_fpをメモリ14に記憶した指紋データ_fprcを読み出す。
【0052】
ステップST5において、残留指紋判別部172は、指紋データ_fprc、およびADC12,2値化部13を介して入力された新たな指紋データd_fpである信号S11を基に、指紋データd_fpが残留指紋を示すデータであるか否かを判別する。
詳細には、残留指紋判別部172は、上述したパターンマッチング部16にパターンマッチング処理および集計処理を行わせる。
残留指紋判別部172は、パターンマッチング処理および集計処理の結果、例えばブロックb_fp00〜b_fp22それぞれの位置関係を基に、ブロックb_fp00〜b_fp22それぞれに対応する照合結果res_fp00〜res_fp22のポイントを移動させて、それぞれを重ね合わせる。
【0053】
ステップST6において、残留指紋判別部172は、その結果ポイントの重なりの度合いを基に残留指紋であるか否かを判別する。
詳細には、残留指紋判別部172は、その結果、ポイントの重なりの度合いを基に、例えば所定の閾値よりも大きい場合、本実施形態では、ポイントが所定のエリア内で、閾値として4よりも大きい重なり度合いの場合には、その指紋データd_fpを残留指紋を示す指紋データであると判別し、ステップST7の処理に進む。
【0054】
ステップST7において、所定の時間、例えば数秒程度経過したか否かが判別され、所定の時間経過したと判別した場合には一連の処理を終了し、所定の時間経過していない場合には、ステップST1の処理に戻る。
【0055】
一方、ステップST6の判別において、ポイントの重なりの度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、その新たに撮像された指紋データd_fpが、残留指紋を示す指紋データでないと判別し、ステップST8の処理に進む。
【0056】
ステップST8の処理において、照合部173は、新たに撮像された指紋データd_fpと、メモリ14が記憶する複数の登録指紋データd_fprと照合処理を行う。例えば、照合部173は、照合処理として、パターンマッチング部16に上述と同様なパターンマッチング処理および集計処理を行わせ、ポイントの重なり度合いに応じて照合処理を行う。
【0057】
ステップST9において、照合部173は、新たに撮像された指紋データd_fpと、登録指紋データd_fprとの照合処理の結果、それぞれが一致しない場合には、メモリ14内の次の登録指紋データd_fpr(登録画像ともいう)と照合処理を行う。
また、照合部173は、新たな指紋データd_fpと、登録指紋データd_fprとが一致した場合、およびメモリ14が記憶する複数の登録指紋データd_fprのいずれとも一致しない場合には、その結果を示す信号S173を生成して出力する。
また、例えば残留指紋判別部172は、最後に照合が行われた指紋データd_fpを、指紋データd_fprcとしてメモリ14に記憶する。
【0058】
以上説明したように、本実施形態では、被検体hの指紋fpを撮像する指紋センサ部11と、指紋センサ部11が撮像した指紋fpの画像データである指紋データd_fprcを記憶するメモリ14と、指紋センサ部11が新たに撮像した指紋fpの画像データである指紋データd_fp、およびメモリ14が記憶する指紋データd_fprcに基づいて、当該指紋データd_fpが残留指紋を示す指紋データであるか否かを、パターンマッチング処理により判別する残留指紋判別部172と、残留指紋判別部172が残留指紋であると判別した場合には、指紋データd_fpの照合処理を行わず、指紋データd_fpが残留指紋を示す指紋データでないと判別した場合には、メモリ14が記憶する登録指紋データd_fprと照合処理を行う照合部173とを設けたので、残留指紋を誤検出することなく高精度に指紋の照合を行うことができる。
【0059】
また、被検体の指hが指紋センサ部11に接触しているか否かを検出する指置き検出部171を設け、例えば残留指紋としてレベルの低いものが、指置き検出部171の検出処理を基に排除され、その処理の後、残留指紋としてレベルの高いものが、残留指紋判別部172による検出処理を基に排除され、2重に残留指紋を排除する処理が行われるので、画像照合装置1は高精度に照合処理を行うことができる。
【0060】
また、指紋データの登録を行う場合には、残留指紋を排除しているので、残留指紋を間違って登録することを防止することができる。
【0061】
図15は、本発明に係る画像照合装置の第2実施形態の機能ブロック図である。
第1実施形態に係る画像照合装置1では、最後に照合された指紋データd_fprcをメモリ14に保存し、新たに撮像した指紋データd_fpと比較することにより残留指紋を検出したが、本実施形態に係る画像照合装置1aでは、最後の照合時の指紋データおよび位置データに基づいて、残留指紋の検出を行う。
【0062】
つまり指紋センサ部11に指fが接触する位置が照合毎に異なるので、照合時の指紋fpの位置データと、最後に照合を行った指紋fpの位置データと比較し、比較の結果、一致した場合には、それが残留指紋であると判別する。以下、図面を参照しながら、詳細に説明する。
【0063】
本実施形態に係る画像照合装置1aのハードウェア的な機能ブロックは、図1に示す第1実施形態に係る画像照合装置1と同様なので説明を省略する。
画像照合装置1aは、例えばCPU17がプログラムPRGを実行することにより、図15に示すように、指置き検出部171、残留指紋判別部172a、照合部173、および位置データ生成部174の処理機能を実現する。
位置データ生成部174は本実施形態に係る位置データ生成手段に相当する。
【0064】
第1実施形態との大きな相違点は、位置データ生成部174をさらに有し、残留指紋判別部172aが、その位置データ生成部174が生成した位置データddを基に、新たに撮像された指紋データが残留指紋であるか否かを判別する点である。
【0065】
位置データ生成部174は、指紋センサ部11が撮像した被検体hの指紋fpの指紋データd_fpを基に位置データddを生成する。
詳細には、位置データ生成部174は、例えば、図12(d)および図13に示すように、パターンマッチング部16によるパターンマッチング処理および集計処理の結果、ポイントが重なる領域OVL の位置を基に位置データddを生成する。メモリ14は、位置データ生成部174が生成した位置データddと、指紋データd_fpと関連付けて記憶する。
【0066】
例えば同じ被検体hの指fが指紋センサ部11に接触する位置は、照合毎に異なり、例えば図12(d),図13に示すように、パターンマッチング部16による、パターンマッチング処理および集計処理の結果、ポイントの重なる領域OVL の位置が異なる。また、例えば位置データ生成部174は、ポイントの重なりの度合いが閾値よりも大きい場合に、そのポイントの重なる領域OVL の位置を示す位置データddを生成する。
この位置データddは照合処理の結果、一致した場合に更新される。
【0067】
図16は、第2実施形態に係るメモリが記憶するデータを説明するための図である。
画像照合装置1aのメモリ14は、図16に示すように、登録指紋データd_fprと、位置データddとを関連付けて記憶する。
【0068】
メモリ14は、例えば被検体(ユーザともいう)毎に登録指紋データd_fprと位置データddとを関連付けて記憶する。例えば詳細にはメモリ14は、図16に示すように、被検体Aの指紋データd_fprAと、その指紋データd_fprAの位置データddAとを関連付けて記憶し、被検体Bの指紋データd_fprBと、その指紋データd_fprBの位置データddBとを関連付けて記憶し、…、被検体Nの指紋データd_fprNと、その指紋データd_fprNの位置データddNとを関連付けて記憶する。
また、位置データddは、例えばx座標データおよびy座標データを含む。
【0069】
図17は、図15に示した画像照合装置の動作を説明するためのフローチャートである。図17を参照しながら、画像照合装置1aの動作をCPU17の動作を中心に説明する。第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0070】
ステップST1〜ST3の処理は、第1実施形態と同様な処理なので説明を省略する。
ステップST14では、ステップST1〜ST3において指置き検出部171により、指紋センサ部11に指fが接触していると判別された場合には、照合部173は、パターンマッチング部16に第1実施形態と同様に撮像された指紋データd_fpと、メモリ14が記憶する登録指紋データd_fprとのパターンマッチング処理および集計処理を行わせる。
【0071】
詳細には、照合部173は、新たに撮像された指紋データd_fpと、登録指紋データd_fprとの照合処理の結果(ST15)、それぞれが一致しない場合には、メモリ14内の次の登録指紋データd_fpr(登録画像ともいう)と照合処理を行う(ST16)。
また、照合部173は、新たな指紋データd_fpと、登録指紋データd_fprとが一致した場合は、ステップST17の処理に進み、メモリ14が記憶する複数の登録指紋データd_fprのいずれとも一致しない場合には一連の処理を終了する。
【0072】
ステップST17において、位置データ生成部174は、パターンマッチング部16による新たに撮像されたd_fpと登録指紋データd_fprとのパターンマッチング処理および集計処理を基に位置データddを生成する。
残留指紋判別部172aは、位置データ生成部174が生成した位置データddと、メモリ14が記憶する登録指紋データd_fprに関連付けられた位置データddと比較し、比較の結果を基に、新たに撮像された指紋データd_fpが残留指紋データであるか否かを判別する。
【0073】
残留指紋判別部172aは、位置データ生成部174が生成した位置データddと、メモリ14が記憶する登録指紋データd_fprに関連付けられた位置データddとが一致した場合には、指紋データd_fpが残留指紋データであると判別し、所定の時間、例えば数秒程度経過したか否かが判別され(ST18)、所定の時間経過していないと判別された場合にはステップST1の処理に戻り、所定の時間経過したと判別された場合には、一連の処理を終了する。
【0074】
一方、ステップST19の比較の結果、残留指紋判別部172aが、位置データ生成部174が生成した位置データddと、メモリ14が記憶する登録指紋データd_fprに関連付けられた位置データddが一致していない場合には、新たに撮像された指紋データd_fpが残留指紋でないと判別する。
また、残留指紋判別部172aは、指紋データd_fpが残留指紋でないと判別した場合には、登録指紋データd_fprに関連付けられている位置データddを、位置データ生成部174が生成した位置データddに書き換えて、位置データddを更新する。
【0075】
以上説明したように、本実施形態では、被検体hの指紋fpを撮像する指紋センサ部11と、指紋センサ部11が撮像した指紋データd_fpを基に、指紋fpの位置データddを生成する位置データ生成部174と、位置データ生成部174が生成した位置データddと被検体の登録データd_fprとを関連付けて記憶するメモリ14と、指紋センサ部11が新たに撮像した指紋データd_fpに対応する位置データdd、およびメモリ14が記憶する位置データddに基づいて、新たに撮像された画像データd_dpが残留指紋を示す画像データか否かを判別する残留指紋判別部172aとを設けたので、残留指紋を誤検出することなく高精度に指紋の照合を行うことができる。
【0076】
また、第1実施形態と比べて、データサイズが小さい位置データddを比較することで、新たに撮像された指紋データd_fpが残留指紋か否かを判別することができ、処理負担が軽減される。
また、被検体(ユーザ)毎に登録指紋データd_fprと位置データddとを関連付けて記憶し、照合処理の結果、一致していた場合に位置データddを更新し、その被検体毎に指紋照合処理の後、位置データの比較処理を行うので、残留指紋を誤検出することなく、第1実施形態と比べてより高精度に指紋の照合を行うことができる。
【0077】
図18は、本発明に係る第3実施形態の画像照合装置のメモリが記憶するデータを説明するための図である。
第3実施形態に係る画像照合装置1bは、第2実施形態に係る画像照合装置1aとハードウェア的に同じ構成である。
【0078】
相違点としては、メモリ14が記憶する被検体hの登録指紋データd_fprおよび位置データddが、例えば被検体(ユーザ)毎に、複数の登録指紋データd_fprおよび位置データddを関連付けて記憶している点である。
画像照合装置1bは、照合時には、被検体の登録指紋データd_fprすべてに対して位置データddの比較処理を行う。
【0079】
メモリ14は、例えば詳細には、図18に示すように、被検体Aの人差し指の登録指紋データd_fprA1と、その登録時の位置データddA1とを関連付けて記憶し、被検体Aの人差し指の登録指紋データd_fprA2と、その登録時の位置データddA2とを関連付けて記憶し、被検体Aの人差し指の登録指紋データd_fprA3と、その登録時の位置データddA3とを関連付けて記憶し、被検体Bの人差し指の登録指紋データd_fprB1と、その登録時の位置データddB1とを関連付けて記憶し、…、以下同様に被検体の指の登録指紋データd_fprと、その登録時の位置データddとを関連付けて記憶する。
この際、位置データddそれぞれは異なる位置を示す。
【0080】
図19は、本発明に係る画像照合装置の第3実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。図18,19を参照しながら、画像照合装置1bの動作をCPU17の動作を中心に説明する。第1実施形態および第2実施形態との相違点のみ説明する。
【0081】
ステップST1〜ST3は、第1実施形態と同様な処理なので説明を省略する。
ステップST21において、照合部173は、パターンマッチング部16に、撮像された指紋データd_fpとメモリ14が記憶する複数の登録指紋データd_fprとを順次パターンマッチング処理および集計処理を行わせる。
【0082】
ステップST22において、照合処理結果をメモリ14に記憶する。
ステップST23において、位置データ生成部174は、パターンマッチング処理および集計処理の結果を基に、新たに撮像された指紋データd_fpの位置データddを生成する。
残留指紋判別部172は、位置データ生成部174が生成した位置データddと、そのメモリ14が記憶する登録データd_fprとを比較し、比較の結果をメモリ14に記憶する。
【0083】
ステップST24において、照合回数の判定が、被検体hの指の指紋fpの登録回数であるか否かが判別される。例えば本実施形態では、被検体Aにおいては指紋データを、図18に示すように3つの登録指紋データd_fprA1〜d_fprA3を記憶するので、被検体Aにつき登録指紋データの照合を3回行ったか否かが判別され、登録回数でない場合には、次の登録指紋データの照合を行う(ST25,ステップST21)。
【0084】
一方、ステップST24の判別において、照合回数が、被検体hの指の指紋fpの登録回数であると判別されると、指紋データd_fpの照合判定が登録回数すべてにおいて一致していないか否かが判別される(ST26)。すべて一致していない場合には、次の被検体の登録指紋データd_fprの照合を行う(ST25,21)。
【0085】
一方、ステップST26において、照合判定の結果が少なくとも1回、一致している場合には、メモリ14が記憶する位置データddと、同じ位置データddがあるか否かが判別され(ST27)、同じものがある場合には、その指紋データd_fpは残留指紋データであると判別し、一連の処理を終了する。
【0086】
一方、メモリ14が記憶する位置データddと、同じ位置データddがない場合には、その指紋データd_fpは残留指紋データでないと判別する。
また、残留指紋判別部172は、照合が一致した指紋データd_fpに関連付けられている位置データddを更新する。
【0087】
以上説明したように、本実施形態では、メモリ14に被検体毎に、複数の登録指紋データd_fprおよびそれ似関連付けて位置データddを記憶し、照合時に、新たに撮像された指紋データd_fpと、メモリ14が記憶する、被検体毎の登録指紋データd_fprすべてと照合処理および位置データddの比較処理を行うので、メモリ14に被検体毎に複数の指紋データを登録した場合であっても、残留指紋を誤検出することなく高精度に指紋の照合を行うことができる。
【0088】
また、1つの指で数枚の指紋を登録する場合は、同じような位置での指紋データd_fpを登録することを防止することができる。これは、それぞれ異なった位置での指紋データd_fpを登録することで、照合時の位置ずれの許容範囲を大きくすることができるからである。また、指紋センサ部11を小型化した場合には、異なった位置での登録データを基に照合処理を行うので、高精度に照合処理を行うことができる。
【0089】
なお、本発明は本実施の形態に限られるものではなく、任意好適な種々の改変が可能である。
本実施形態では、指紋センサ部として、静電容量型の指紋センサを説明したがこの形態に限られるものではない。例えば指紋センサ部は、被検体の指による圧力を基に指紋を検出する圧力型指紋センサや、被検体の指の熱を基に指紋を検出する熱型指紋センサであってもよい。
【0090】
また、照合毎に、位置データddの履歴データをメモリに記憶しておき、その履歴データを基に、照合処理を行ってもよい。例えば履歴データを基に被検体が指を置く位置が、通常と異なっている場合に、その際に撮像した指紋データd_fpの信用度は低いとして照合処理を行ってもよい。
【0091】
【発明の効果】
本発明によれば、残留指紋を誤検出することなく高精度に指紋の照合を行うことができる画像照合装置および画像照合方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像照合装置の第1実施形態の機能ブロック図である。
【図2】図1に示した画像照合装置のセンサ部を説明するための概念図である。
【図3】図2に示したセンサ部を拡大した図である。
【図4】図3に示した指紋センサ部を説明するための図である。
【図5】図1に示したセンサ部の正面図である。
【図6】図1に示した画像照合装置の処理機能を説明するための機能ブロック図である。
【図7】図6に示した指置き検出部の動作を説明するための図である。
【図8】図6に示した指置き検出部の動作を説明するための図である。
【図9】図1に示した残留指紋判別部の動作を説明するための図である。
【図10】パターンマッチング処理を説明するための模式図である。
【図11】パターンマッチング処理の集計結果を説明するための図である。
【図12】パターンマッチング処理の集計結果を説明するための図である。
【図13】指の位置がずれている場合のパターンマッチング処理を説明するための図である。
【図14】図1に示した画像照合装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明に係る画像照合装置の第2実施形態の機能ブロック図である。
【図16】第2実施形態に係るメモリが記憶するデータを説明するための図である。
【図17】図15に示した画像照合装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明に係る第3実施形態の画像照合装置のメモリが記憶するデータを説明するための図である。
【図19】本発明に係る画像照合装置の第3実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1,1a,1b…画像照合装置、11…指紋センサ部(Sensor)、12…アナログ/デジタルコンバータ(ADC)、13…2値化部(Binary変換)、14…メモリ、15…インタフェース(I/F)、16…パターンマッチング部、17…CPU、111…行駆動回路、112…検出回路、141…DRAM、142…フラッシュメモリ142、171…指置き検出部、172,172a…残留指紋判別部、173…照合部、174…位置データ生成部、1101…基板、1102…絶縁膜、1103…検出電極、1104…保護膜。

Claims (4)

  1. 被検体の指紋の画像データの照合を行う画像照合装置であって、
    前記被検体の指紋を撮像する指紋撮像手段と、
    前記指紋撮像手段が撮像した指紋の画像データを基に、前記指紋の位置データを生成する位置データ生成手段と、
    前記被検体の指紋の画像データと、前記位置データ生成手段が生成した当該被検体の指紋の画像データに対応する第1の位置データとを関連付けて記憶する記憶手段と、
    新たに前記指紋撮像手段が撮像した前記被検体の指紋の画像データと、前記記憶手段が記憶する前記被検体の指紋の前記画像データとを照合して、一致していると判断した場合に、前記指紋撮像手段が新たに撮像した指紋の画像データに対応する第2の位置データ、および前記記憶手段が記憶する第1の位置データに基づいて、前記新たに撮像された画像データが残留指紋を示す画像データか否かを判別する残留指紋判別手段と
    を有する画像照合装置。
  2. 前記位置データ生成手段は、前記記憶手段が記憶する画像データと、前記新たに指紋撮像手段が撮像した画像データとのパターンマッチング処理の結果を基に前記位置データを生成する
    請求項に記載の画像照合装置。
  3. 被検体の指紋の画像データの照合を行う画像照合方法であって、
    指紋撮像手段が、前記被検体の指紋を撮像し、
    位置データ生成手段が、前記指紋撮像手段が撮像した指紋の画像データを基に、前記指紋の位置データを生成し、
    記憶手段が、前記被検体の指紋の画像データと、当該被検体の指紋の画像データに対応する第1の位置データとを関連付けて記憶し、
    残留指紋判別手段が、新たに前記指紋撮像手段が撮像した前記被検体の指紋の画像データと、前記記憶手段が記憶する前記被検体の指紋の前記画像データとを照合して、一致していると判断した場合に、前記指紋撮像手段が新たに撮像した指紋の画像データに対応する第2の位置データ、および前記記憶手段が記憶する第1の位置データに基づいて、前記新たに撮像された画像データが残留指紋を示す画像データか否かを判別する
    画像照合方法。
  4. 前記位置データ生成手段は、前記記憶手段が記憶する画像データと、前記新たに指紋撮像手段が撮像した画像データとのパターンマッチング処理の結果を基に、前記位置データを生成する
    請求項に記載の画像照合方法。
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