JP3994341B2 - ハンズフリー通話システムおよびハンズフリー通話システムにおける着信音の設定方法 - Google Patents

ハンズフリー通話システムおよびハンズフリー通話システムにおける着信音の設定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンズフリー通話システムおよびハンズフリー通話システムにおける着信音の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
車中で携帯電話端末を用いる場合、ハンズフリー接続するためのハンズフリー通話システムが用いられている。このハンズフリー通話システムは、例えば携帯電話端末を搭載/固定するハンズフリー通話用の携帯電話固定具を有していて、この携帯電話固定具にコネクタが備えられている。このコネクタは、ケーブルの一端に接続されていて、またケーブルの他端は、ハンズフリー通話に対応する車載用音響機器と接続されている。また、携帯電話端末または車載用音響機器には、音声入力用のマイクが接続される。
【0003】
以上のような構成により、携帯電話端末に着信があった場合には、設定されている所定の着信音を車載用音響機器に付属のスピーカから出力させることができる。また、通話状態となった場合にも、スピーカから相手方の音声を出力させることができる。また、通話状態においては、自身の音声はマイクから入力することを可能としている。
【0004】
このように、現状のハンズフリー通話システムは、携帯電話固定具に搭載している携帯電話端末に着信があった場合、この携帯電話端末で設定されている着信音が車載用音響機器に付属のスピーカから出力される構成となっている。
【0005】
かかるハンズフリー通話システムにおける装置の実行手順を、図11に示す。この図11に示すものでは、まず携帯電話端末に着信があるか否かを検出し、検出がある場合には、現在再生しているCD等のディスクに関する情報や、トラックNo、およびそのトラックにおいて再生している時間をメモリに記憶させる。その後、車載用音響機器のソースを、携帯電話端末へと切り換え、さらにオンフック操作が為されていると判断された場合には、ハンズフリー通話状態となる。そして、このハンズフリー通話状態において、通話が終了したか否かを検出し、終了したと判断された場合には、車載用音響機器のソースを、メモリに記憶させておいた以前の再生ソースに戻す。以上のようにして、元の音楽再生状態に戻すと共に、再びハンズフリー通話の待機状態とする。
【0006】
また、携帯電話端末設定の着信音を車載用音響機器から出力させる従来の例として、特開2002−44188号公報記載のものがある。この公報記載の従来技術では、携帯電話端末に着信があった場合に、該着信時の呼出音信号が、DSPを迂回して伝送されるものが開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−44188号公報(図1、段落番号0014、0017参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような従来の構成では、携帯電話端末に着信があった場合に、該携帯電話端末に記録/設定されている着信音しか使用できないものとなっている。このため、使用できる着信音が限られている。また、古い世代の携帯電話端末の中には、所定のベル音のみ再生可能であって、楽曲を着信音とする着信メロディ機能を有していない機種もある。かかる機種においては、好きな着信メロディを使用できない、といった問題もある。
【0009】
さらに、着信メロディとして使用できるものが、携帯電話端末の機能によって限定されている。すなわち、携帯電話端末の有する回路構成、メモリ等の能力によって、着信メロディとして使用できる楽曲は、その再現性、再生時間等において限定された状態となっている。
【0010】
また、携帯電話端末の着信メロディは、車載用音響機器において各種メディアに記録されている音楽データを再生する場合と比較して音質が低い。例えば16和音の再生が可能な携帯電話端末では、再生される着信メロディは16和音以下に限られ、また40和音再生可能な携帯電話端末では、再生される着信メロディは40和音以下に限られる。そのため、車載用音響機器において、演奏中に携帯電話端末に着信があると、着信音の音質の低さが際立つ場合がある。
【0011】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、着信メロディとして、無線通話用装置以外のソースを使用し、高音質な着信メロディを再生可能なハンズフリー通話システムを提供しよう、とするものである。
また、かかる無線通話用装置以外のソースを使用し、高音質な着信メロディを再生するためのハンズフリー通話システムにおける着信音の設定方法を提供しよう、とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、無線通話用装置を手に持たない状態で通話を行うためのハンズフリー通話システムにおいて、無線通話用装置とは別体であると共に、楽曲を再生するための再生部と、無線通話用装置に着信があった場合に再生する着信メロディを、再生部で再生される楽曲の中から選択して設定するための着信メロディ設定手段と、着信メロディ設定手段により設定された着信メロディに関する情報を記憶するための着信メロディ情報記憶手段と、無線通話用装置での着信を検知する着信検知手段と、着信検知手段により、無線通話用装置の着信を検知した場合に、着信メロディ情報記憶手段に記憶されている着信メロディ情報に基づいて、再生部に指令を与えて着信メロディを再生させ、スピーカからその着信メロディを出力させる着信メロディ再生制御手段と、を具備し、再生部は複数設けられていると共に、着信メロディ設定手段では、まず着信メロディとして再生するための再生部を選択し、この再生部選択の後に、該再生部にあるメディアから着信メロディとして再生するための楽曲を選択し、着信メロディ設定手段では、特定の電話番号に対応させた着信メロディの設定を可能としていて、この特定の電話番号からの着信があった場合に、該特定の電話番号に特有の着信メロディを再生させるための再生部を選択可能としていると共に、この特定の電話番号に対応させた再生部選択の後に、該再生部にあるメディアから着信メロディとして再生するための楽曲を選択可能としているものである。
【0015】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、着信メロディ設定手段では、複数の特定の電話番号の夫々に対応させた着信メロディの設定が可能となっていて、これら複数の特定の電話番号毎に、再生部を夫々選択可能としていると共に、夫々の特定の電話番号に対応させた再生部の選択の後に、夫々の特定の電話番号毎に、楽曲を夫々選択可能としているものである。
【0016】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、着信メロディ設定手段では、再生部にあるメディアから着信メロディとして再生するために選択された楽曲のうち、その楽曲のうち着信メロディとして使用する部分の開始アドレスまたは終了アドレスのうち少なくとも一方を設定可能としているものである。
【0017】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、再生部は、車載用音響機器内に配置されているものである。
【0018】
さらに、他の発明は、無線通話用装置を手に持たない状態でハンズフリー通話を行うためのハンズフリー通話システムにおける着信音の設定方法であって、楽曲を再生する再生部であって、無線通信用装置とは別体である再生部のうちから、無線通話用装置に着信があった場合に、着信メロディとして再生する楽曲を有する再生部を選択するソース選択ステップと、ソース選択ステップにより選択された特定の再生部を、メモリのソース記憶エリアに記憶させるソース情報記憶ステップと、ソース情報記憶ステップにより再生部が記憶された後に、この再生部が有する楽曲のうちから着信メロディとして再生するものを選択する着信メロディ選択ステップと、着信メロディ選択ステップにより選択された着信メロディに関する情報を、メモリの着信メロディ記憶エリアに記憶させる着信メロディ情報記憶ステップと、を具備し、ソース選択ステップでは、特定の電話番号に対応させる着信メロディを有する再生部の選択を可能としていると共に、ソース情報記憶ステップでは、特定の電話番号に対応させる着信メロディを有する再生部を、特定の電話番号と対応付けて記憶可能としていて、着信メロディ選択ステップでは、ソース情報記憶ステップにより再生部が記憶された後に、この再生部が有する楽曲のうちから特定の電話番号に対応させて着信メロディとして再生するものを選択し、着信メロディ情報記憶ステップでは、着信メロディ選択ステップで選択された、特定の電話番号に対応させて再生する着信メロディに関する情報を、特定の電話番号と対応付けてメモリの着信メロディ記憶エリアに記憶させるものである。
【0019】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、ソース選択ステップでは、複数の特定の電話番号の夫々に対応させる着信メロディを有する再生部の選択を可能としていると共に、ソース情報記憶ステップでは、複数の特定の電話番号に対応させる着信メロディを有する再生部を、複数の特定の電話番号の夫々と対応付けて記憶可能としていて、着信メロディ選択ステップでは、ソース情報記憶ステップにより特定の電話番号に対する再生部が記憶された後に、この再生部が有する楽曲のうちから、その特定の電話番号の夫々に対応させて着信メロディとして再生するものを選択し、着信メロディ情報記憶ステップでは、着信メロディ選択ステップで選択された再生する着信メロディに関する情報を、複数の特定の電話番号の夫々と対応付けて着信メロディ記憶エリアに記憶させるものである。
【0020】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、着信メロディ情報記憶ステップは、着信メロディ選択ステップにおいて着信メロディとして選択された楽曲のうち、着信メロディとして再生が開始される楽曲の演奏開始位置を指定する開始アドレス情報を、メモリの開始アドレス情報記憶エリアに記憶可能としているものである。
【0021】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、着信メロディ情報記憶ステップは、着信メロディ選択ステップにおいて着信メロディとして選択された楽曲のうち、着信メロディとして再生が終了する楽曲の演奏終了位置を指定する終了アドレス情報を、メモリの終了アドレス情報記憶エリアに記憶可能としているものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図1から図10に基づいて説明する。図1は、本発明のハンズフリー通話システム10の概略構成を示すブロック図である。この図に示す状態において、無線通話用装置としての携帯電話端末11の接続用インタフェース12には、所定形状のコネクタ13が差し込まれている。このコネクタ13は、ケーブル14に連結されていて、携帯電話端末11は、このケーブル14を介して車載用音響機器20側の接続端子21に接続される。
【0026】
なお、このコネクタ13は、所定形状の携帯電話固定具(不図示)に設けられている。すなわち、携帯電話端末11を携帯電話固定具に対して所定配置で搭載すると、コネクタ13と接続用インタフェース12が接続状態となる。また、かかるコネクタ13、ケーブル14を用いる構成とはせずに、コードレス電話のように携帯電話端末11と車載用音響機器20との間で、無線通信するように構成しても良い。
【0027】
また、ハンズフリー通話システム10は、車載用音響機器20で用いられるスピーカ22を用いて、着信メロディや相手方の音声を出力する。これと共に、携帯電話端末11には、マイク装置23が接続されている。マイク装置23は、運転中にユーザがハンズフリー通話を可能とするために、車内の所定位置に取り付けられている。そして、ユーザが発した音声を集音し、その音声データを携帯電話端末11に伝送するものである。
【0028】
次に、ハンズフリー通話システム10のうち、主に車載用音響機器20の構成について説明する。
【0029】
図1における車載用音響機器20は、増幅器24と、セレクタ25と、スイッチ26と、コーデック(CODEC)27と、DSP(Digital Signal Processor)28と、コーデック29と、音量制御部30と、増幅器31とを具備している。このうち、増幅器24は、マイク装置23からの音声信号を、増幅器24を経て増幅してセレクタ25側に送信する。
【0030】
また、セレクタ25には、マイク装置23および増幅器24を経た音声信号のみならず、オーディオ信号源32からの音声信号も入力される。そして、セレクタ25は、これら増幅器24を経たマイク装置23からの音声信号、またはオーディオ信号源32からの音声信号のいずれかを選択的にコーデック27側に送信する。なお、オーディオ信号源32がデジタル出力を行う場合、該オーディオ信号源32からのデジタル信号は、セレクタ25に入力されずに、DSP28に入力されることとなる。
【0031】
また、スイッチ26では、携帯電話端末11からの音声信号の入力を切換可能となっている。この携帯電話端末11の着信時には、該携帯電話端末11の着信メロディ(着信音)がコーデック27側に入力されないように、スイッチ26はオフとなる。しかしながら、後述するオンフック操作が為された後のハンズフリー通話時には、スイッチ26はオンとなるように切り換えられる。
【0032】
コーデック27では、入力されたアナログの音声信号を、デジタル信号に変換する。そして、コーデック27で変換されたデジタル信号は、DSP28に入力され、エコーキャンセル処理や、ノイズキャンセル処理等のハンズフリー処理を行う。また、DSP28から出力されたデジタル信号は、コーデック29に入力されてアナログ信号に変換され、その後に携帯電話端末11または音量制御部30に入力される。そして、音量制御部30に入力されたアナログ音声信号は、音量制御が為された後に、スピーカ22に到達する。そして、このスピーカ22では、アナログ音声信号に基づいた音声を出力する。
【0033】
また、車載用音響機器20は、制御部33を有している。制御部33は、ハンズフリー通話システム10の全体を制御するものであり、例えばMPU(Micro Processing Unit)が用いられている。この制御部33は、携帯電話端末11に着信があった場合に、該携帯電話端末11から発せられる着信信号を受信する。その着信信号に基づいて、制御部33は、オーディオ信号源32に対して制御指令を与える。すなわち、制御部33が携帯電話端末11から着信信号を受信した場合、この着信信号に基づいて、メモリ40の着信メロディ情報記憶領域41(図2参照)に記憶されている情報を引き出し、この情報に基づいてオーディオ信号源32を作動させる指令を与える。
【0034】
また、車載用音響機器20には、操作スイッチ34が設けられていて、この操作スイッチ34の操作による指令が、制御部33に伝達される。そして、制御部33では、かかる操作スイッチ34の操作による指令に基づいて、各種部材の制御を行うことが可能となっている。
【0035】
なお、制御部33と、操作スイッチ34とによって、着信メロディ設定手段が構成されている。また、メモリ40の着信メロディ情報記憶領域41は、着信メロディ情報記憶手段としての機能を果たす。また、制御部33は、上述したように携帯電話端末11の着信を検知することも可能であり、かかる検知を行うことで、着信検知手段としての機能をも果たす。
【0036】
また、各種ソースを有するオーディオ信号源32、セレクタ25、制御部33が、着信メロディ再生制御手段としての機能を果たす。
【0037】
メモリ40の着信メロディ情報記憶領域41に記憶されている情報としては、例えばどのソースを用いるのか、そのソースのうちどの楽曲を着信メロディとして用いるのか、といった、着信メロディに関する情報である。このメモリ40に記憶される情報の一例を、図2に示す。この図2に示すメモリ40のうち、着信メロディ情報記憶領域41には、ソース記憶エリア50と、開始アドレス記憶エリア51と、終了アドレス記憶エリア52とが設けられている。そして、これら各記憶エリア50〜52に記憶されている情報に基づいて、携帯電話端末11に着信があった場合に、該着信メロディを再生する。
【0038】
また、オーディオ信号源32では、メモリ40のバックアップ情報記憶領域42に、現在演奏しているソースに関する情報(例えば、現在使用しているのがCD再生部である場合、かかるCDのディスクNo、トラッキングNo、演奏時間等)をバックアップ情報記憶領域42に退避させる。そして、通話が終了した後の再演奏に備えるようにする。
【0039】
なお、メモリ40は、例えば揮発性の半導体メモリが用いられ、例えばエンジンオフとなっても、次回からの演奏に備えて情報記憶用の微弱電流を導通させている。しかしながら、メモリ40は揮発性の半導体メモリには限られず、不揮発性の半導体メモリや他のメモリ(例えば磁気記憶、光記憶等)を用いるようにしても良い。また、本実施の形態では、メモリ40の着信メロディ情報記憶領域41と、バックアップ情報記憶領域42とを、1つのメモリ40内に設ける構成としているが、これら各領域に対して、夫々別のメモリを用いるようにしても良い。また、メモリ40は、DSP28のデータ処理系統における内部メモリ(不図示)としても良いし、DSP28とは別体となるように設けても良い。
【0040】
また、制御部33は、DSP28に接続されていて、操作スイッチ34からの指令を伝達可能となっている。さらに、制御部33は、セレクタ25に接続されている。それにより、制御部33は、セレクタ25を制御して、入力信号(オーディオ信号源32からの音声信号とマイク装置23からの音声信号)の切り替え制御を行える。また、制御部33は、スイッチ26に接続されている。それにより、制御部33は、スイッチ26のオン/オフの切り換えを制御して、携帯電話端末11からの着信メロディ(着信音)が入力しないようにすることができる。また、制御部33は、音量制御部30に接続されていて、スピーカ22から出力される音量の制御を行うことを可能としている。
【0041】
以上の構成を有するハンズフリー通話システム10の動作について、以下に説明する。最初に、携帯電話端末11への着信があった場合に再生される着信メロディを設定するための手順(ステップ)について、図3および図4により示されるフローチャートに基づいて説明する。
【0042】
かかる設定を行うため、設定操作開始後に、まず制御部33は、車載用音響機器20が着信メロディ選択モードとなっているか否か、判断する(ステップS1)。そして、着信メロディ選択モードであると判断された場合(ステップS1でYesの場合)には、着信メロディに設定するソースの選択を行う(ステップS2;ソース選択ステップ)。次に、制御部33は、メモリ40の中のソース記憶エリア50に、選択されたソースを記憶させる(ステップS3;ソース情報記憶ステップ)。
【0043】
なお、ステップS1において、着信メロディ選択モードとなっていないと判断された場合(Noの場合)には、図4のAへと進行し、ステップS2以降の手順を終了する。
【0044】
このステップS3におけるソース記憶の後に、制御部33は、該ソース内において着信メロディとして設定する楽曲の選択を行う(ステップS4;ソース選択ステップの一部)。続いて、楽曲の選択が終了したか否かの判断を行ない(ステップS5)、選択が終了したと判断された場合(Yesの場合)には、さらにその選択した楽曲の一部分のみを着信メロディとして選択するのか否かを判断する(ステップS6;ソース選択ステップの一部)。すなわち、選択した楽曲のうち、例えばいわゆる楽曲のサビの部分のみを選択した場合等、楽曲の一部分のみを選択したか否かの判断を行う。
【0045】
なお、ステップS5において、楽曲の選択が終了していないと判断された場合(Noの場合)には、再びステップS4に戻り、着信メロディに設定する楽曲の選択を継続する。
【0046】
ステップS6において、楽曲の一部分のみを選択したと判断された場合(Yesの場合)、着信メロディとして選択した楽曲の再生を行う(ステップS7)。続いて、その再生が終了したか否かを検出し(ステップS8)、再生がまだ終了していないと判断された場合(Noの場合)には、続いてクリック操作を行ったか否かの判断を行う(ステップS9)。このクリック操作においては、操作スイッチ34のうち、楽曲の記憶用に用いられるスイッチ(詳細不図示)があり、かかる不図示の楽曲記憶用のスイッチのクリック操作により、楽曲の開始または終了アドレスの記憶が実行される。
【0047】
しかしながら、例えば車載用音響機器20と連動する映像装置やナビゲーション装置のタッチパネルを使用して、該タッチパネルの有するタッチスイッチを押すことにより、記憶させたい楽曲の開始または終了アドレスの記憶を実行する等、着信メロディの設定操作は、種々変形可能である。
【0048】
上述のステップS9において、クリック操作があったと判断された場合(Yesの場合)には、続いてクリック操作が1回目であるか否かの検出を行う(ステップS10)。この検出において、1回目であると判断された場合(Yesの場合)には、開始アドレス記憶エリア51に、楽曲の中途から開始される場合の開始アドレス情報を記憶させる(ステップS11;着信メロディ情報記憶ステップの一部)。すなわち、1回目のクリック操作においては、楽曲の中途からの開始アドレスを、開始アドレス記憶エリア51に記憶するように設けられている。そして、この開始アドレス記憶エリア51へのアドレス情報記憶後に、再びステップS8に戻って再生が終了したか否かを検出する。
【0049】
なお、楽曲の最初の一部を記憶させたい場合には、ステップS7が開始される前にクリック操作を行うことで実行される。また、ステップS9において、クリック操作が為されていないと判断された場合(Noの場合)には、ステップS8の再生終了か否かの判断ステップに戻り、ステップS8からステップS9へ至る判断を継続する。
【0050】
また、ステップS10において、クリック操作が1回目でないと判断された場合(Noの場合;すなわちクリック操作が2回目以降である場合)には、図4のDへと進行し、終了アドレス記憶エリア52に、楽曲の中途での終了アドレス情報を記憶させる(ステップS12;着信メロディ情報記憶ステップの一部)。すなわち、1回目のクリック操作は、中途からの開始アドレス記憶用、2回目以降(主に2回目)のクリック操作は、中途での終了アドレス記憶用となっている。
【0051】
それにより、着信メロディとしての楽曲の中途からの開始アドレス情報と、中途での終了アドレス情報とが、夫々開始アドレス情報記憶エリア51と終了アドレス情報記憶エリア52とに記憶されることとなる。
【0052】
このステップS12に続いて、クリック操作回数がクリアされ(ステップS13)、さらに続いて着信メロディの再生が停止される(ステップS14)。この後に、ソースを、着信メロディ設定以前のものに戻すことにより(ステップS15)、一連の着信メロディ設定操作が終了する。このようにして、楽曲の一部のみを着信メロディとして設定する場合でも、その設定が為されたこととなる。
【0053】
また、上述したステップS8にて、再生が終了したと検出された場合(Yesの場合)には、図4のCへと進行し、クリック回数が1回であるか否か(クリック回数=1?)の判断を行う(ステップS20)。このクリック回数が1回であるか否かの判断において、1回であると判断された場合(Yesの場合)には、楽曲の中途から最終位置までを着信メロディとして用いることとなる。そのため、終了アドレス記憶エリア52に、再生した楽曲の最終アドレス情報を記憶させる(ステップS21;着信メロディ情報記憶ステップの一部)。それにより、着信メロディとしての楽曲の中途の開始アドレス情報と、楽曲の最終アドレス情報とが、夫々開始アドレス記憶エリア51と終了アドレス記憶エリア52に記憶される。
【0054】
なお、この場合は、クリック操作による開始アドレス情報のみが予め記憶されている。かかる場合、楽曲の再生が終了するまで、次のクリック操作が為されておらず、最終アドレス情報が記憶されない状態となっている。そのため、楽曲の再生終了後に、演奏終了位置を最終アドレス情報として自動的に記憶することとなる。
【0055】
続いて、クリック操作回数がクリアされ(ステップS22)、このクリアの後にステップS15へと進み、ソースを、着信メロディ設定以前のものに戻す。なお、既にステップS8にて再生が終了しているので、ステップS14に戻るものとはならない。
【0056】
また、ステップS6において、着信メロディが選択した楽曲の一部ではなく、その楽曲全体であると判断された場合、またはステップS20にて、クリック回数が1回でないと判断された場合(Noの場合;クリック回数が0回または複数回である場合)には、続いて開始アドレス記憶エリア51に、着信メロディとして選択した曲の先頭アドレス情報を記憶させる(ステップS30;着信メロディ情報記憶ステップの一部)。
【0057】
なお、ステップS6においてNoの場合には、図3と図4とに示されるフローチャートにおいて、図3から図4のBへと進行することとなる。
【0058】
ステップS30において、先頭アドレス情報を記憶させた後に、続いて終了アドレス記憶エリア52に、選択曲の最終アドレス情報を記憶させる(ステップS31;着信メロディ情報記憶ステップの一部)。この後に、クリック操作回数をクリアし(ステップS32)、その後は、上述のステップS22と同様に、ステップS15へと進み、ソースを、着信メロディ設定以前のものに戻す。
【0059】
ここで、ステップS20において、クリック回数が1回でない場合とは、当初楽曲の一部を着信メロディとして設定しようとしたが、何らかの理由でクリック操作を全く行われず実際には楽曲の途中の開始アドレス情報が、開始アドレス記憶エリア51に記憶されていない場合(クリック操作が為されていない場合;ステップS9においてNoの場合)、またはエラーによってクリック回数が0回または複数回とされた場合である。この場合は、ステップS6でのNoの場合と同様に、指定した楽曲の全体を着信メロディとして設定することとなる。
【0060】
次に、上述のようにして設定された着信メロディに基づき、着信メロディの再生を行うと共に、ハンズフリー通話を行う際の、ハンズフリー通話システム10の動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0061】
まず、制御部33では、初期設定またはユーザの選択により、スイッチ26をオフとし、携帯電話端末11からの着信メロディが車載用音響機器20に入力されないようにしておく。その後、携帯電話端末11をコネクタ13にセットする。制御部33は、以後、携帯電話端末11に着信があったか否かを検出する(ステップS40)。そして、この検出において、着信あり(Yes)と判断された場合には、現在使用しているソースに関する情報を、メモリ40に記憶しておく(ステップS41;バックアップステップ)。このメモリ40に記憶させる情報としては、例えばソースとしてCD再生部を用いて、CDの再生を行っている場合には、該CDのディスクに関する情報、トラックNo情報、および最新の再生時間情報等である。
【0062】
なお、ステップS40において、着信なしと判断された場合(Noの場合)には、再びステップS40の携帯電話端末11に着信があったか否かの検出を継続する。
【0063】
この後に、車載用音響機器20のソースを、図3,4において示されるフローチャートで予め設定されているものに切り替える(ステップS42;ソース切換ステップ)。例えば、ソースとしては、CDやMD、カセットデッキ等といった、音声信号を発生する所定のオーディオ信号源32がある。なお、これら特定の音声信号を生じるものが、着信メロディとしての認識性を高めるためには好ましいが、例えばAM/FMチューナをオーディオ信号源32として用いるようにしても良い。
【0064】
この後に、そのソースにおける着信メロディとして記憶されている楽曲の開始アドレスをサーチする(ステップS43;開始アドレス検索ステップ)。このサーチは、例えばCDやMDである場合には、そのCDやMDのトラック情報等に基づいて行われる。そのサーチ後に、楽曲データを着信メロディとして再生する(ステップS44;再生ステップ)。その後、オンフック操作が為されているか否かを判断する(ステップS45;オンフック操作検出ステップ)。ここで、オンフック操作とは、相手方との間で、携帯電話端末11の接続(通話)が確立した状態とするための操作をいう。
【0065】
ここで、オンフック操作により、携帯電話端末11の接続(通話)が確立された場合(Yesの場合)、制御部33は、続いて車載用音響機器20のソースを、上述のオーディオ信号源32から携帯電話端末11に切り替える(ステップS46;通話切換ステップ)。この切り替えは、制御部33が、スイッチ26をオンすると共にセレクタ25からの音声信号の入力を、オーディオ信号源32側からマイク装置23側へと切り替えることにより行う。それによって、着信メロディの再生は終了となる。そして、スイッチ26がオンとなり、かつマイク装置23側へと切り替えられた状態で、ユーザは、通話の相手方との間でハンズフリー通話が可能となる(ステップS47)。
【0066】
また、ステップS45において、オンフック操作が為されていないと判断された場合(Noの場合)には、続いて終了アドレスまで着信メロディの再生が終了したか否かを検出する(ステップS50)。この検出において、再生が終了していると判断された場合(Yesの場合)には、再びステップS43に戻り、着信メロディの開始アドレスのサーチ以降の手順を繰り返す。また、終了アドレスまで着信メロディの再生が終了していないと判断された場合(Noの場合)には、ステップS44の前に戻り、楽曲データの再生を継続する。
【0067】
ここでハンズフリー通話状態においては、通話が終了したか否かを検出し続ける(ステップS48;通話終了検出ステップ)。そして、通話が終了したと判断される場合(Yesの場合)には、制御部33は、車載用音響機器20のソースを、ステップS40以前に再生していたものに戻す(ステップS49;ソース復帰ステップ)。この場合、ステップS40以前に、例えばソースとしてCD再生部を用いていた場合には、該CD再生部をソースとして用いる。そして、メモリに記憶されている情報に基づいて、演奏停止が為された箇所から、再び演奏を再開する。そして、再びステップS40に戻り、携帯電話端末11に着信があるか否かを検出し続ける待機状態となる(ステップS40)。
【0068】
また、ステップS48において、通話が終了していないと判断された場合(Noの場合)には、再びステップS47に戻り、ハンズフリー通話が可能な状態を継続する。なお、制御部33は、ステップS49で以前に再生されていた状態に戻すと同時に、スイッチ26をオフとし、携帯電話端末11からの着信メロディを受け付けない状態に戻す。
【0069】
以上のような手順(ステップ)に基づいて、本発明の第1の実施の形態に係るハンズフリー通話システム10は、着信メロディの設定がなされ、また着信時に動作する。なお、初期設定またはユーザの選択によって、事前にスイッチ26をオンとしておくことで、メモリ40内のメロディを使用せず、携帯電話端末11の着信メロディをそのまま利用するようにすることもできる。
【0070】
このような構成のハンズフリー通話システム10、かかる手順により実行されるハンズフリー通話システム10における着信音の設定方法、およびかかる手順により再生されるハンズフリー通話システム10における着信音の再生方法によれば、携帯電話端末11に設定されている着信音の代わりに、車載用音響機器20が具備するソースが有するメディアに記憶されている楽曲を、着信メロディとして設定することが可能となる。
【0071】
すなわち、携帯電話端末11の設定によらずに、車載用音響機器20において選択可能な、種々のソース(CD再生部、MD再生部、カセットテープ再生部等)を利用した着信メロディを設定することができる。そのため、携帯電話端末11の機能に限定されず、着信メロディとして種々の楽曲を利用可能となる。また、着信メロディとして携帯電話端末11が記憶していないものも、着信メロディとして設定することが可能となる。
【0072】
さらに、携帯電話端末11が、古い世代のものであり、所定のベル音のみ再生可能であって、楽曲を着信音とする着信メロディ機能を有していない機種であっても、好きな楽曲を着信メロディとして設定し、着信時に再生させることが可能となる。
【0073】
また、車載用音響機器20のうち、選択されたソースが有するメディアに記録されている楽曲を、該ソースを用いて着信メロディとして再生するので、着信メロディの音質が良好なものとなる。すなわち、携帯電話端末11の有する回路構成、メモリ、またはスピーカといった、該携帯電話端末11の具備する部品構成の能力に限定されずに、車載用音響機器20が有する高い部品構成の能力(一般的に、携帯電話端末11のものよりも高い)によって、着信メロディを再生可能となる。
【0074】
また、車載用音響機器20の有するソースによって再生可能なものであれば、どのようなものでも、着信メロディとして再生することが可能となる。また、携帯電話端末11は、例えば16和音や40和音といった具合に、着信メロディとして再生する音質が限定された低いものとなっているが、車載用音響機器20を利用して着信メロディを再生することにより、高音質な着信メロディを再生し、またかかる高音質な着信メロディの設定をすることが可能となる。
【0075】
また、着信メロディの設定においては、着信メロディとして選択された楽曲のうち、開始アドレスまたは終了アドレスの、いずれの指定も自由に行えるものとなっている。このため、ユーザが選択した楽曲のうち、好みの部分を着信メロディとして再生することができる。そのため、着信メロディが、ユーザにとって一層好ましい状態で再生可能となる。
【0076】
また、ハンズフリー通話終了後には、車載用音響機器20のソースが、バックアップ情報記憶領域42に記憶されているものに基づいて切り換えられる。そして、車載用音響機器20から出力される音声が、ハンズフリー通話のための着信メロディ再生開始時点のものに戻される。そのため、ユーザがソースを以前のものに戻すために、特定の操作をわざわざ行ったり設定する必要がなく、ハンズフリー通話後における利便性が向上する。
【0077】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図1、および図6から図10に基づいて説明する。この実施の形態においては、上述した第1の実施の形態におけるハンズフリー通話システム10と、同様の装置構成を用いている。そのため、図1における符号も、同一のものを用いている。しかしながら、本実施の形態においては、着信メロディを設定する手順、および着信メロディを再生させる手順において、上述の第1の実施の形態とは一部異なるものとなっている。なお、以下の第2の実施の形態の説明においては、上述の第1の実施の形態で述べたのと同一の手順(ステップ)については、同一のステップ番号を付して説明する。
【0078】
また、本実施の形態では、メモリ40の内部記憶領域構成が、上述の第1の実施の形態で述べたものと異なっている。本実施の形態においては、メモリ40の着信メロディ情報記憶領域41は、図6に示すように、電話番号記憶エリア53と、ソース記憶エリア54と、開始アドレス記憶エリア55と、終了アドレス記憶エリア56とに分かれている。
【0079】
このうち、電話番号記憶エリア53には、電話番号毎に着信メロディを設定する場合の特定の電話番号を、電話番号1から電話番号N−1(図示省略)までN−1個記憶している。ここで、Nは、自然数を表している。また、ソース記憶エリア54には、夫々の特定の電話番号に対応するソース情報を、電話番号1から電話番号N−1の分だけ、該特定の電話番号に対応付けて記憶している。
【0080】
さらに、開始アドレス記憶エリア55には、夫々の特定の電話番号に対応する着信メロディの開始アドレス情報を、電話番号1から電話番号N−1の分だけ、該特定の電話番号に対応付けて記憶している。また、終了アドレス記憶エリア56には、夫々の特定の電話番号に対応する着信メロディの終了アドレス情報を、電話番号1から電話番号N−1の分だけ、該特定の電話番号に対応付けて記憶している。
【0081】
ここで、特定の電話番号以外の、その他の電話番号を有する電話から着信があった場合には、そのための着信メロディを再生させる必要がある。このため、ソース記憶エリア54のN番目、開始アドレス記憶エリア55のN番目、および終了アドレス記憶エリア56のN番目には、その他の電話番号からの着信があった場合に対応させて、夫々その他の電話番号用のソース情報(ソースN)、開始アドレス情報(開始アドレスN)、終了アドレス情報(終了アドレスN)が、夫々記憶されている。
【0082】
なお、以下の本実施の形態の説明においては、特定の電話番号が2つある場合(本実施の形態では、その特定の電話番号を、「電話番号1」、「電話番号2」とする。)に、その特定の電話番号毎に、個別の着信メロディを対応させることにより、該着信メロディによって電話をかけてきた相手方を判別することができるものを、例に挙げて説明する。
【0083】
まず、かかる特定の電話番号毎に、個別の着信メロディを対応させるように設定する、着信メロディの設定手順について、図7および図8により構成されるフローチャートに基づいて以下に説明する。まず、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様な、着信メロディ選択モードとなっているか否かの判断を行う(ステップS1)。
【0084】
このステップS1において、制御部33によって着信メロディ選択モードとなっていると判断された場合(Yesの場合)には、続いて電話帳データが存在するか否かの判断を行う(ステップS60)。また、ステップS1において着信メロディ選択モードとなっていない場合(Noの場合)、またはステップS60において電話帳データを有しないと判断された場合(Noの場合)には、以後の手順(ステップ)は実行せずに終了する。
【0085】
ここで、ステップS60における電話帳データは、車載用音響機器20のメモリ40の電話番号記憶エリア53に記憶されているものである。しかしながら、他の部位に記憶されている電話帳データ(例えば、携帯電話端末11と車載用音響機器20とを接続し、これらの間でデータ通信を行える状況においては、携帯電話端末11の電話帳データ等)を用いるようにしても良い。
【0086】
ステップS60において、電話帳データを有すると判断された場合(Yesの場合)には、この後に、着信メロディを設定したい電話番号を、電話帳データの中から選択する(ステップS61)。かかる選択後、制御部33は、選択終了か否かを判断し(ステップS62)、選択が終了したと判断された場合(Yesの場合)には、続いて上述のステップS2へと進行する。また、ステップS62において選択が終了していないと判断された場合(Noの場合)には、ステップS61へと戻り、着信メロディを設定したい電話番号の選択を継続する。
【0087】
なお、以後の着信メロディ設定における各手順は、上述の第1の実施の形態で述べたのと基本的に同様であり、順次ステップS32までを実行する。それによって、特定の電話番号(例えば、「電話番号1」)に対する着信メロディの設定が終了する。なお、この第2の実施の形態では、ステップS3,S11,S12,S21,S30,S31は、夫々電話番号に対応させたものとなる。
【0088】
ここで、この第2の実施の形態では、特定の電話番号として、他の電話番号(例えば「電話番号2」等)に対する着信メロディの設定を行う場合も考慮する必要がある。そのため、再生停止を行うステップS14と、着信メロディの設定が終了してソースを元に戻すステップS15の間には、新たなステップS63が存在する。すなわち、ステップS14における再生停止を行った後に、制御部33は、着信メロディの設定を継続するか否かの判断を行う(ステップS63)。そして、この判断において、設定を継続すると判断した場合(Yesの場合)には、再びステップS61に戻り、新たに着信メロディを設定したい電話番号を選択する。そして、上述したような、以降の手順(ステップ)を継続する。
【0089】
また、このステップS63における判断において、制御部33が、設定を継続しないと判断した場合(Noの場合)には、ステップS15へと進んで、ソースを着信メロディ設定以前のものに戻し、その後、全ステップの進行を終了する。
【0090】
なお、ステップS22およびステップS32におけるクリック回数のクリアが実行された後には、上述のステップS63へと進行する。
【0091】
次に、上述のようにして設定された着信メロディに基づき、着信メロディの再生を行うと共に、ハンズフリー通話を行う際の、ハンズフリー通話システムの動作について、図9および図10により構成されるフローチャートに基づいて説明する。
【0092】
以下の動作手順においても、特定の電話番号が2つ(「電話番号1」と「電話番号2」)ある場合を、例にとって説明する。しかしながら、特定の電話番号が3つ以上ある場合でも、ステップS80のNoの場合から、ステップS90に進行するまでの間に、「電話番号3」等のための判断のためのステップを「電話番号N」のN値が少ない順に順次設ける。そして、この判断ステップの後に、個別の「電話番号N」に対応させた、ステップS81〜S85と同様なステップを設ければ良い。
【0093】
上述したように、メモリ40の着信メロディ情報記憶領域41には、複数の特定の電話番号に対応した、着信メロディに関する情報が記憶されている。そして、この情報に基づいて、夫々の電話番号に対応させた着信メロディを再生するものである。
【0094】
まず、上述の第1の実施の形態と同様な事前設定を行う。その後、制御部33は、携帯電話端末11からの着信通知があるか否かの検出(判断)を行い(ステップS40)、続いてこのステップS40において、Yesと判断された場合には、現在使用しているソースにおいて、再生しているソースに関する情報を、メモリ40に記憶させる(ステップS41)。また、ステップS40において、Noと判断された場合には、ステップS40における携帯電話端末11からの着信通知があるか否かの判断を継続する。
【0095】
次に、制御部33は、メモリ40へのソース情報の記憶の後に、電話が掛けられてきた相手方の電話番号が、「電話番号1」であるか否かを判断する(ステップS70)。この判断においては、まず掛かってきた相手方の電話番号と、メモリ40の電話番号記憶エリア53に記憶されている「電話番号1」、「電話番号2」等の複数の特定の電話番号とを比較し、掛かってきた電話番号と「電話番号1」とが一致すれば、電話が掛けられてきた相手方が、電話番号1であると判断する。
【0096】
このステップS70において、「電話番号1」であると判断された場合(Yesの場合)には、続いて、上述の第1の実施の形態と同様に、車載用音響機器20のソースを、「電話番号1」に対応させてソース記憶エリア54に記憶されているものに切り替える(ステップS71)。
【0097】
この後に、制御部33は、切り替えられたソースにおいて、上述した「電話番号1」に対応させて開始アドレス記憶エリア55に記憶されている開始アドレス情報に基づき、該ソースが有するメディア内の着信メロディの開始アドレスをサーチする(ステップS72)。なお、このサーチも、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様のものとなっている。
【0098】
なお、以後の手順は、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様のものであり、上述のステップS44からステップステップS49、およびステップS50までを実行する。
【0099】
また、ステップS70において、「電話番号1」でないと判断された場合(Noと判断された場合)には、続いて「電話番号2」であるか否かの判断を行う(ステップS80)。この判断において、「電話番号2」であると判断された場合(Yesの場合)には、車載用音響機器20のソースを、該「電話番号2」に対応付けてソース記憶エリア54に記憶されているものに切り替える(ステップS81)。
【0100】
この後に、制御部33は、切り替えられたソースにおいて、「電話番号2」に対応させて開始アドレス記憶エリア55に記憶されている開始アドレス情報に基づき、該ソースが有するメディア内の着信メロディの開始アドレスをサーチする(ステップS82)。そして、このステップS82の後に、着信メロディの楽曲データの再生(ステップS83)を行ない、続いて上述のステップS45と同様なオンフック操作か否かの判断をする(ステップS84)。この判断において、オンフック操作が為されていると判断された場合(Yesの場合)には、続いて上述したステップS46へと進行し、制御部33は、車載用音響機器20のソースを、オーディオ信号源32から携帯電話端末11に切り替える。
【0101】
また、ステップS84において、オンフック操作が為されていないと判断された場合(Noの場合)には、上述のステップS50と同様に、終了アドレスまで着信メロディの再生が終了したか否かを検出する(ステップS85)。この検出において、再生が終了していると制御部33において判断された場合(Yesの場合)には、ステップS82に戻る。また、終了アドレスまで着信メロディの再生が終了していないと判断された場合(Noの場合)には、ステップS83に戻り、楽曲データの再生を継続する。
【0102】
また、ステップS80において、「電話番号2」でないと判断された場合(Noの場合)には、特定の電話番号(「電話番号1」および「電話番号2」)ではないこととなる。この場合、制御部33は、車載用音響機器20のソースを、「電話番号1」および「電話番号2」以外の、その他の電話番号に対応させてソース記憶エリア54に記憶されているソースに切り替える(ステップS90)。ここで、その他の電話番号の場合、図6において、電話番号が「その他」の場合のソース記憶エリア54におけるソース情報(ソースN)に基づいて、切り替えられる。
【0103】
次に、切り替えられたソース内において、その他の電話番号に対応させて開始アドレス記憶エリア55に記憶されている開始アドレス情報(開始アドレスN)に基づき、該ソースが有するメディア内の着信メロディの開始アドレスをサーチする(ステップS91)。そして、ステップS91の後に、制御部33は、上述のステップS44、およびステップS83と同様に、着信メロディの楽曲データの再生(ステップS92)を行なう。
【0104】
続いて、制御部33は、上述のステップS45、ステップS84と同様なオンフック操作か否かの判断をする(ステップS93)。この判断において、オンフック操作が為されていると判断された場合(Yesの場合)には、続いて上述したステップS46へと進行し、車載用音響機器20のソースを、オーディオ信号源32から携帯電話端末11に切り替える。
【0105】
また、オンフック操作が為されていないと判断された場合(Noの場合)には、上述のステップS50、ステップS85と同様に、終了アドレスまで着信メロディの再生が終了したか否かを検出する(ステップS94)。この検出において、再生が終了していると制御部33において判断された場合(Yesの場合)には、ステップS91に戻る。また、終了アドレスまで着信メロディの再生が終了していないと判断された場合(Noの場合)には、ステップS92に戻り、楽曲データの再生を継続する。
【0106】
以上のような手順(ステップ)に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係るハンズフリー通話システム10は、着信メロディの設定がなされ、また着信時に動作する。
【0107】
このような構成のハンズフリー通話システム10、かかる手順により実行されるハンズフリー通話システム10における着信音の設定方法、およびかかる手順により再生されるハンズフリー通話システム10における着信音の再生方法によれば、特定の電話番号毎に、着信メロディを設定することが可能となる。そのため、着信メロディを聞いただけで、誰から電話が掛かってきたのかを、即座に認識することが可能となる。
【0108】
そして、かかる認識に基づいて、電話をかけてきた特定の相手が重要な相手や緊急を要する相手からなのかを判断することができ、ユーザの利便性に供することが可能となる。また、かかる特定の電話番号に対する着信メロディの設定と共に、特定の電話番号以外の電話番号に対しては、その他の着信メロディを設定することが可能となる。そのため、その他の電話番号に対する着信メロディを聞くことにより、特に重要でない相手や緊急を要しない相手からの場合でも、かかる相手方をユーザが即座に認識することができる。
【0109】
また、特定の電話番号毎に着信メロディを設定することができるため、着信メロディに関するユーザのニーズに、より広く答えることができる。
【0110】
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて説明する。
【0111】
上述の各実施の形態では、携帯電話端末11と車載用音響機器20とを、コネクタ13およびケーブル14を介して接続する構成として説明しているが、携帯電話端末11と車載用音響機器20との接続はこれには限られるものではなく、無線で両者の間のデータ通信および指令を与えるようにしても良い。
【0112】
また、上述の実施の形態では、ハンズフリー通話システム10として、車載用音響機器20を用いる場合について説明しているが、少なくとも1つのソースを有するものであれば、本発明のハンズフリー通話システム10は、車載用音響機器20にのみ適用が限定されるものではない。例えば、一般家庭等で通常用いられる音響機器を用いて、本発明のハンズフリー通話システム10を構成するようにしても良い。また、着信メロディの設定や、着信メロディの再生に関する部分については、ポータブル形式の音響機器を用いるようにしても良い。
【0113】
また、上述の第2の実施の形態では、着信メロディを、特定の電話番号に対応させて再生可能としたものについて説明している。しかしながら、着信メロディの設定はこれには限られず、例えば電話番号を一定のグループ(例えば、友人、家族、同僚等)毎に分類し、かかるグループ毎に、特有のソース、特有の楽曲を、着信メロディとして再生させるようにしても良い。
【0114】
また、上述の各実施の形態では、無線通話用装置を携帯電話端末11として説明しているが、無線通話用装置は携帯電話端末11これに限られるものではない。かかる無線通話装置の他の例としては、PHS(Personal Handyphone System)端末、小型特定無線装置等がある。また、楽曲の中には、音楽のメロディ以外に、人の声、お寺の鐘、音入りまたは音無しの画像、ビデオ画像等が含まれる。なお、音無しの画像の場合は、着信メロディの音質向上とはならないが、サイレントモードを選択したときに有効となる。
【0115】
また、上述の各実施の形態では、携帯電話端末11において、ハンズフリー通話を行うに際しての、着信メロディの再生に関して説明している。しかしながら、着信メロディの再生は、ハンズフリー通話を行う場合には限られず、例えば携帯電話端末11がメールを受信した場合の着信メロディに関しても、上述したような着信メロディの設定、および着信メロディの再生を行っても良い。なお、この場合には、相手方との通話のための接続(通話)を確立する必要がないため、図5および図9における、オンフック操作以降の手順は不要となる。
【0116】
さらに、上述の各実施の形態では、着信メロディとして、一括して1つのソース、または特定の電話番号毎に1つのソースを用いるように設定し、着信があった場合にかかるソースに基づいて着信メロディを再生している。しかしながら、携帯電話端末11に着信があった場合に、その1つの着信において複数のソースを組み合わせ、該組み合わされたものを着信メロディとして用いるようにしても良い。
【0117】
また、ユーザが特に着信メロディを設定しない場合に対応させて、車載用音響機器20側で、デフォルトとして着信メロディをメモリ40内に予め記憶している構成としても良い。また、ユーザが特に着信メロディを設定しない場合に対応させて、ハンズフリー通話システム10が有するスピーカ22から、携帯電話端末11に予め設定されている着信メロディを出力するようにしても良い。
【0118】
さらに、上述の着信メロディの設定において、携帯電話端末11への着信回数に応じて、再生される着信メロディが変わるように設定しても良い。かかる着信回数に応じて、着信メロディが変わるように設定する場合、特定の電話番号から電話がかかってきた場合に、着信回数に応じて着信メロディが変わるように設定しても良く、また特定の電話番号以外の電話番号から電話が掛かってきた場合に、着信回数に応じて着信メロディが変わるように設定しても良い。
【0119】
また、上述の各実施の形態では、着信メロディの再生に関して、ソースが有するメディア(CD等)に記憶されている楽曲を、着信メロディとして用いている。しかしながら、かかるメディアに記憶されている楽曲を着信メロディとして用いる場合、該着信メロディ自体をメモリ40や車載用音響機器20内に、または外部に設置されるハードディスク等の記憶部位に記憶させておくようにしても良い。また、ソースとしては、上述の場合以外に、例えば、ハードディスクを具備し、該ハードディスクに楽曲を蓄えることが可能な、いわゆるミュージックセラー機能(ミュージックサーバ機能)を具備するナビゲーション装置や車載用音響機器20を用いる場合には、該ハードディスクをソース(オーディオ信号源32)としても良い。
【0120】
さらに、上述の各実施の形態では、着信メロディの再生に関しては、単に再生するものとなっている。しかしながら、DSP28のプログラムメモリに記憶されているプログラムを変更し、例えば着信メロディに所定の処理を施して再生するようにしても良い。所定の処理の例としては、着信メロディのテンポを変更したり、音調を変更する等である。それによって、通常のメロディとの違いから、着信があったことを、即座に認識することができる。また、上述の各実施の形態では、ハンズフリー時のマイクとなるマイク装置23が車載用音響機器20に接続されているものとしたが、ハンズフリー時のマイクとして携帯電話装置11に設定されているマイクを使用するようにしたり、携帯電話端末11に接続されるマイクとしても良い。
【0121】
まあ、上述の第2の実施の形態では、電話番号の選択をし、ソースを記憶させ、着信メロディを選択させ、その着信メロディを記憶させるという一連のステップを何度も繰り返し行うことで、各電話番号に対応する着信メロディを設定するようにしている。しかしながら、複数の電話番号を一括して選択し、選択された複数の電話番号について夫々ソースを決め、次に各ソースについて着信メロディを電話番号に対応させて選択し、記憶させるというように、各ステップを複数の電話番号に関して決めていくというようにしても良い。
【0122】
また、ソースとなるものがオートチェンジャ中のCDまたはMDである場合、ソース記憶エリア53,54には、オートチェンジャまたはCD再生装置またはMD再生装置が記憶され、CDやMDを特定する番号とその特定されたCDやMD中の開始アドレスが設定されることとなる。また、時には、曲目を指定する番号と、その曲中の開始アドレスが開始アドレス記憶エリア51,55に記憶される場合もある。
【0123】
【発明の効果】
本発明によれば、着信メロディとして、無線通話用装置以外のソースを使用し、高音質な着信メロディを再生可能となる。また、無線通話用装置以外のソースを使用し、高音質な着信メロディを再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係るハンズフリー通話システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおけるメモリの内部記憶構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおける着信メロディの設定方法の前半部分を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおける着信メロディの設定方法の後半部分を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおける着信メロディの再生およびハンズフリー通話の際の実行手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおけるメモリの内部記憶構成を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおける着信メロディの設定方法の前半部分を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおける着信メロディの設定方法の後半部分を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおける着信メロディの再生およびハンズフリー通話の際の実行手順の前半部分を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るハンズフリー通話システムにおける着信メロディの再生およびハンズフリー通話の際の実行手順の後半部分を示すフローチャートである。
【図11】従来のハンズフリー通話システムにおけるハンズフリー通話の際の実行手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ハンズフリー通話システム
11…携帯電話端末(無線通話用装置)
12…接続用インターフェース
13…コネクタ
14…ケーブル
20…車載用音響機器
21…接続端子
22…スピーカ
23…マイク装置
24,31…増幅器
25…セレクタ(着信メロディ再生制御手段の一部)
27,29…コーデック
29…DSP
30…音量制御部
32…オーディオ信号源(着信メロディ再生制御手段の一部)
33…制御部(着信メロディ設定手段の一部、着信メロディ再生制御手段の一部、着信検知手段)
34…操作スイッチ
40…メモリ
41…着信メロディ情報記憶領域(着信メロディ情報記憶手段の一部、着信メロディ再生制御手段の一部)
42…バックアップ情報記憶領域
50,54…ソース記憶エリア
51,55…開始アドレス記憶エリア
52,56…終了アドレス記憶エリア
53…電話番号記憶エリア

Claims (8)

  1. 無線通話用装置を手に持たない状態で通話を行うためのハンズフリー通話システムにおいて、
    上記無線通話用装置とは別体であると共に、楽曲を再生するための再生部と、
    上記無線通話用装置に着信があった場合に再生する着信メロディを、上記再生部で再生される楽曲の中から選択して設定するための着信メロディ設定手段と、
    上記着信メロディ設定手段により設定された着信メロディに関する情報を記憶するための着信メロディ情報記憶手段と、
    上記無線通話用装置での着信を検知する着信検知手段と、
    上記着信検知手段により、上記無線通話用装置の着信を検知した場合に、上記着信メロディ情報記憶手段に記憶されている着信メロディ情報に基づいて、上記再生部に指令を与えて着信メロディを再生させ、スピーカからその着信メロディを出力させる着信メロディ再生制御手段と、
    を具備し、
    上記再生部は複数設けられていると共に、上記着信メロディ設定手段では、まず着信メロディとして再生するための再生部を選択し、この再生部選択の後に、該再生部にある上記メディアから着信メロディとして再生するための楽曲を選択し、
    上記着信メロディ設定手段では、特定の電話番号に対応させた着信メロディの設定を可能としていて、
    この特定の電話番号からの着信があった場合に、該特定の電話番号に特有の着信メロディを再生させるための再生部を選択可能としていると共に、
    この特定の電話番号に対応させた再生部選択の後に、該再生部にある上記メディアから着信メロディとして再生するための楽曲を選択可能としている、
    ことを特徴とするハンズフリー通話システム。
  2. 前記着信メロディ設定手段では、複数の前記特定の電話番号の夫々に対応させた着信メロディの設定が可能となっていて、
    これら複数の前記特定の電話番号毎に、前記再生部を夫々選択可能としていると共に、
    夫々の前記特定の電話番号に対応させた再生部の選択の後に、夫々の前記特定の電話番号毎に、前記楽曲を夫々選択可能としていることを特徴とする請求項記載のハンズフリー通話システム。
  3. 前記着信メロディ設定手段では、前記再生部にある前記メディアから着信メロディとして再生するために選択された楽曲のうち、その楽曲のうち着信メロディとして使用する部分の開始アドレスまたは終了アドレスのうち少なくとも一方を設定可能としていることを特徴とする請求項1または2記載のハンズフリー通話システム。
  4. 前記再生部は、車載用音響機器内に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のハンズフリー通話システム。
  5. 無線通話用装置を手に持たない状態でハンズフリー通話を行うためのハンズフリー通話システムにおける着信音の設定方法であって、
    楽曲を再生する再生部であって、上記無線通信用装置とは別体である再生部のうちから、上記無線通話用装置に着信があった場合に、着信メロディとして再生する楽曲を有する再生部を選択するソース選択ステップと、
    上記ソース選択ステップにより選択された特定の再生部を、メモリのソース記憶エリアに記憶させるソース情報記憶ステップと、
    上記ソース情報記憶ステップにより再生部が記憶された後に、この再生部が有する楽曲のうちから着信メロディとして再生するものを選択する着信メロディ選択ステップと、
    上記着信メロディ選択ステップにより選択された着信メロディに関する情報を、上記メモリの着信メロディ記憶エリアに記憶させる着信メロディ情報記憶ステップと、
    を具備し、
    上記ソース選択ステップでは、特定の電話番号に対応させる着信メロディを有する上記再生部の選択を可能としていると共に、
    上記ソース情報記憶ステップでは、上記特定の電話番号に対応させる着信メロディを有する上記再生部を、上記特定の電話番号と対応付けて記憶可能としていて、
    上記着信メロディ選択ステップでは、上記ソース情報記憶ステップにより再生部が記憶された後に、この再生部が有する楽曲のうちから上記特定の電話番号に対応させて着信メロディとして再生するものを選択し、
    上記着信メロディ情報記憶ステップでは、上記着信メロディ選択ステップで選択された、上記特定の電話番号に対応させて再生する着信メロディに関する情報を、上記特定の電話番号と対応付けて上記メモリの着信メロディ記憶エリアに記憶させる、
    ものであることを特徴とするハンズフリーシステムにおける着信音の設定方法。
  6. 前記ソース選択ステップでは、複数の前記特定の電話番号の夫々に対応させる着信メロディを有する前記再生部の選択を可能としていると共に、
    前記ソース情報記憶ステップでは、複数の前記特定の電話番号に対応させる着信メロディを有する前記再生部を、複数の前記特定の電話番号の夫々と対応付けて記憶可能としていて、
    前記着信メロディ選択ステップでは、前記ソース情報記憶ステップにより前記特定の電話番号に対する再生部が記憶された後に、この再生部が有する楽曲のうちから、その前記特定の電話番号の夫々に対応させて着信メロディとして再生するものを選択し、
    前記着信メロディ情報記憶ステップでは、前記着信メロディ選択ステップで選択された再生する着信メロディに関する情報を、複数の前記特定の電話番号の夫々と対応付けて前記着信メロディ記憶エリアに記憶させるものであることを特徴とする請求項記載のハンズフリーシステムにおける着信音の設定方法。
  7. 前記着信メロディ情報記憶ステップは、
    前記着信メロディ選択ステップにおいて着信メロディとして選択された楽曲のうち、着信メロディとして再生が開始される楽曲の演奏開始位置を指定する開始アドレス情報を、前記メモリの開始アドレス情報記憶エリアに記憶可能としていることを特徴とする請求項5または6記載のハンズフリー通話システムにおける着信音の設定方法。
  8. 前記着信メロディ情報記憶ステップは、
    前記着信メロディ選択ステップにおいて着信メロディとして選択された楽曲のうち、着信メロディとして再生が終了する楽曲の演奏終了位置を指定する終了アドレス情報を、前記メモリの終了アドレス情報記憶エリアに記憶可能としていることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載のハンズフリー通話システムにおける着信音の設定方法。
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