JP3993548B2 - 周波数再生装置 - Google Patents

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本発明は周波数再生装置に関し、特に受信したレーダ信号を一度記憶し、受信周波数と同一の周波数で再送信する周波数再生装置に関する。
図10は従来の周波数再生装置の構成ブロック図である。この回路は、予め周波数が分かっている回路に対して適用されるものである。図のミキサー41はレーダからの受信信号の周波数を周波数変換する。電力分配器42は受信と再生用周波数変換のためにミキサー41に局部発信周波数を分配する。局部発信器43は、周波数変換用の周波数を発生し、電力分配器42に与える。
検波器44は、ミキサー41の出力を受けてレーダ電波のパルス波形を検波する。記憶再生制御器45は、検波器44の出力を受けて受信信号の記憶再生制御を行なう。ディジタル記憶器46は、ミキサー41の出力を受けて、記憶再生制御器45の制御により受信レーダ電波の記憶を行なう。電力分配器42の出力を受けるミキサー47は、ディジタル記憶器46の出力を受けて、再生用信号の周波数変換を行ない、再生信号を出力する。
前述したディジタル記憶器46の最大記憶周波数は、一般にディジタル記憶の周期(サンプリング周波数)により制限される。従来の周波数記憶回路においては、予めレーダ電波を周波数カウンタ等で分析して、ディジタル記憶器46の入力が受信電波のパルス内で周波数の記憶再生ができる周期となるように局部発信器43の発信周波数を設定していた。
なお、従来のこの種の周波数記憶回路としては、受信レーダ波をその周波数より低い帯域に周波数変換してメモリに記憶し、制御部が受信レーダ波を所定の長さにわたりメモリに書き込み、制御部は読み出し期間中に受信レーダ波の読み出しを繰り返し行なって送信波を連続波とする技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平4−121679号公報(第2頁、第1図)
従来の周波数再生装置においては、様々な予期せる周波数の信号を受信し、受信周波数と同一の周波数の送信信号を得るためには、対応できる周波数記憶帯域を広く確保するために、高速のディジタル記憶回路(図10の26参照)を必要とするという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、受信周波数が変動する場合でも、これに追従して受信信号を記憶し、受信周波数と同一の周波数の送信信号を生成することを目的とする。また、複数の周波数が異なるレーダ電波の記憶再生に対しては、ディジタル記憶器の周波数帯域を拡大することができる周波数再生装置を提供することを目的としている。
1は本発明の原理ブロック図である。図において、1はレーダ信号を受信するアンテナ、2はアンテナ1から受信した受信信号について複数の分周器のうちの2以上の分周器を順次介することによりn分周する分周手段、3は該分周手段2で分周された信号をディジタル値として記憶するディジタル記憶手段、4は該ディジタル記憶手段3から読み出して得られた信号を複数の逓倍器のうちの2以上のてい倍器を順次介することによりnてい倍して送信信号を得るてい倍手段、5は前記受信信号の周波数に応じて、前記送信信号を得るための、前記分周手段2において分周を行なう分周器の組み合わせと、前記てい倍手段4においててい倍を行なうてい倍器の組み合わせとを変更して、前記nを可変制御する制御手段である。
(1)請求項1記載の発明は、受信信号について複数の分周器のうちの2以上の分周器を順次介することによりn分周する分周手段と、該分周手段で分周された信号をディジタル値として記憶するディジタル記憶手段と、該ディジタル記憶手段から読み出して得られた信号を複数のてい倍器のうちの2以上のてい倍器を順次介することによりnてい倍して送信信号を得るてい倍手段と、前記受信信号の周波数に応じて、前記送信信号を得るための、前記分周手段において分周を行なう分周器の組み合わせと、前記てい倍手段においててい倍を行なうてい倍器の組み合わせとを変更して、前記nを可変制御する制御手段と、を備え、前記分周手段における複数の分周器は直列接続されており、前記ディジタル記憶手段は、該直列接続された分周器のうち少なくとも2以上の出力信号を記憶し、前記てい倍手段における複数のてい倍器は直列接続されており、前記制御手段における前記組み合わせの変更は、該ディジタル記憶手段から読み出す信号の変更と、該直列接続された複数のてい倍器のうちどのてい倍器の出力を送信信号として出力するかの変更により行なうことを特徴とする。
)また、この発明において、前記分周手段は複数の分周器からなり、てい倍手段は複数のてい倍器からなる場合において、前記複数のディジタル記憶手段の再生タイミングに周波数を分析し、分周数と、てい倍数が同一となるように前記制御手段が分周手段とてい倍手段を制御することを特徴とする。
)また、この発明において、前記複数個の2てい倍器により生じる不要波を選択フィルタにより除去することを特徴とする。
また、例えば、複数個の分周器の出力、又は複数のディジタル記憶器の出力の信号周期を分析することにより、図2に示すようにディジタル記憶最適周波数帯域を判断して、再生用のディジタル記憶器とてい倍数を選択切り換えることにより、図3に示すようにディジタル記憶帯域を拡大することができる。これにより、高速のディジタル記憶回路を必要としなくなる。
図2はディジタル記憶の最適周波数の説明図である。(a)はディジタル記憶最適周波数帯域の制約を示し、(b)はディジタル記憶最適周波数帯域を示す。何れも横軸は周波数、縦軸は電力である。(a)の場合、周波数0〜Lの間にレーダパルス幅による制約があり、周波数Hから上にサンプリング周波数並びにディジタル回路の周波数応答による制約がある。従って、(b)に示すように制約のない周波数帯域がL〜Hまでの幅として求まる。
図3はディジタル記憶帯域の説明図である。(a)はディジタル記憶周波数帯域を、(b)は2分周器を1個と2てい倍器を1個の周波数帯域を、(c)は2分周器を2個と2てい倍器を2個の周波数帯域を、(d)は2分周器をn個と2てい倍器をn個の周波数帯域を示す。
(1)請求項1記載の発明によれば、nが可変制御されるため、受信周波数に応じてディジタル記憶手段に記憶される信号の周波数を制御することができ、ディジタル記憶手段の高速化がある程度軽減される。また、分周器、てい倍器は直列接続されているため、何れの分周器、てい倍器の出力を用いるかにより、所望の分周数、てい倍数を実現することができ、回路構成が簡略化される。
)また、この発明によれば、再生周波数の精度を向上させることができる。
)また、この発明によれば、再生された送信信号としてノイズの少ない信号を抽出することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
先ず、図1に示す原理ブロック図について更に詳細に説明する。図において、1は受信信号を受信するアンテナ、2は受信信号について複数の分周器のうちの2以上の分周器を順次介することによりn分周する分周手段、3は該分周手段2で分周された信号をディジタル値として記憶するディジタル記憶手段、4は該ディジタル記憶手段3から読み出して得られた信号を複数のてい倍器のうちの2以上のてい倍器を順次介することによりnてい倍して送信信号を得るてい倍手段、5は受信信号の周波数に応じて送信信号を得るための、分周手段2において分周を行なう分周器の組み合わせと、てい倍手段4においててい倍を行なうてい倍器の組み合わせを変更して、nを可変制御する制御手段である。6はてい倍手段4と接続され、送信信号を送信するアンテナである。これら構成要素を含むものとして周波数再生装置を示している。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
アンテナ1で受信された受信信号は、分周手段2により2以上の分周器を順次介することにより、n分周される。この際、分周手段2としては、複数の分周器を直列接続した構成とすることができる。この場合において、各分周器の分周数は異なるものであってもよいが、いずれもn(例えば2)分周として、nの累乗の分周数を実現可能とすることで、広範囲な周波数に対応できるようにすることが望ましい。
次に、分周手段2で分周された信号はディジタル値としてディジタル記憶手段3に記憶される。この際、分周手段2が直列されたもので構成される場合には、分周器の各々の出力信号を記憶する(好ましくは、全ての分周器の出力信号であるが、2以上の分周器の出力信号とすることで、一方の分周数では不足の場合に他方の分周器で対応することもできるからである)。ここで、何れか1の分周数の出力信号を記憶することとすることもできるが、分周数が不足している場合等には、分周器の組み合わせの変更等が必要となるため、再送信に要する時間がある程度必要とされる。
ディジタル記憶手段3に記憶された信号は、読み出されててい倍手段4に入力され、てい倍されることで送信信号が生成される。好ましくは、送信信号は受信信号の周波数と一致し、読み出した信号が分周手段2によりn分周された場合には、てい倍手段4によりnてい倍することにより実現される。なお、てい倍手段として、複数のてい倍器を直列接続した構成とすることができる。
この際、各てい倍器の分周数は異なるものであってもよいが、いずれもn(例えば2)てい倍として、nの累乗のてい倍数を実現可能とすることで、広範囲な周波数に対応できるようにすることが望ましい。ところで、n分周に対応して、nてい倍を行なう必要があるため、分周手段2により分周され得る分周数の各々に対応するてい倍数をてい倍手段4は実現することが要求される。
例えば、分周手段がn分周器のm個の直列接続の場合には、てい倍手段がnてい倍器のm個の直列接続とすることで容易に実現される。即ち、m個のn分周器のうちp個のn分周器を介して分周された場合には、m個のnてい倍器のうち、p個のnてい倍器を介しててい倍することで、分周数に見合うてい倍数が確保される。
もちろん、分周器の分周数を全て同じ分周数としない場合(例えば2分周器、3分周器で構成)も考えられるが、その際にはてい倍器としても対応するてい倍が可能なてい倍器(例えば2てい倍器、3てい倍器)を備えることで受信信号が分周手段2、てい倍手段4を介した後の周波数もその受信信号の周波数と一致させることができる。
一方、制御手段5は、受信信号そのものの周波数、分周器の出力周波数、ディジタル記憶手段3の出力信号の周波数の何れか(何れも受信信号に応じて変化する)を監視することで、送信信号を得るための分周数、てい倍数を可変制御する。
例えば、分周手段の出力信号の周波数が、ディジタル記憶手段3において記憶可能な周波数範囲内であるか否かを判定し、記憶可能な範囲内の周波数を持つ分周手段2の出力を少なくともディジタル記憶手段3に記憶させ(他の分周器(好ましくは全て)の出力信号を記憶させることもできる)、てい倍手段4に入力するように制御する。そして、ディジタル記憶手段3において、記憶可能な周波数範囲の周波数を持つ分周手段2までを含めて受信信号がトータルどの程度の分周を受けたかを判断し、n分周であれば、てい倍手段4においてnてい倍された後の信号を出力するように制御する。
分周手段2が分周数の同じ分周器の直列接続、てい倍手段4がてい倍数の同じてい倍器の直列接続で構成され、先頭の分周器に受信信号を入力し、ディジタル記憶手段3からの信号を先頭のてい倍器に入力することとすると、ディジタル記憶手段3が記憶可能な周波数の周波数範囲を持つ分周手段がk番目の分周器であれば、k番目のてい倍器の出力を選択出力することで容易に実現することができる。
なお、簡単には、受信信号そのものの周波数、分周器の出力周波数、ディジタル記憶手段3の出力信号の周波数の何れかに対応させて、送信信号の生成の対象となる信号については、どの分周器の出力信号を用い、どのてい倍器の出力信号を用いるかを記憶することで容易に制御手段5における制御は達成される。
具体的には、例えば、受信信号の周波数の候補として複数の値を記憶し、かつそれに対応させて、各値についてディジタル記憶手段3に記憶可能な周波数範囲に属する周波数を出力する分周器からの信号を読み出す際の読み出しアドレスと、受信信号がその際受けることとなる分周数に見合うてい倍処理が施されて出力されることとなるてい倍器の出力端子番号とを記憶しておく。
これにより、制御手段5は、受信信号の周波数に最も近い記憶値に対応するアドレスを読出しアドレスとしてディジタル記憶手段3から信号を読み出し、それをてい倍手段4に入力し、同じく対応する出力端子番号を持つてい倍器の出力端子を送信側アンテナ6に接続して、送信を行なうことで容易に周波数再生が行なわれることになる。
なお、ここでは、アドレスを記憶させるようにしたが、代替手段として、ディジタル記憶手段3は各分周器の出力信号を読み出して出力することとし、その出力の何れかをてい倍手段4に入力するようにスイッチングするようにしてもよい。その際、記憶しておくべきでないようなアドレスではなく、スイッチングに供する情報、例えばディジタル記憶手段(ここでは複数とする)の出力端子の選択番号である。
図4は本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図である。図において、11は受信信号(レーダの電波)を受けて順次1/2分周する2分周器であり、n個存在する。第1の2分周器の出力は第2の2分周器に入り、第2の2分周器の出力は第3の2分周器に入る。このように、カスケード接続されている。
12はカスケード接続された各2分周器の出力を記憶する複数のディジタル記憶器である。例えば、第1の2分周器の出力は第1のディジタル記憶器に入り、第2の2分周器の出力は第2のディジタル記憶器に入る。以下、同様である。13は各ディジタル記憶器の出力を受けて、何れか一つを選択する第1の切換器である。14は該第1のディジタル切換器13の出力を受ける複数の2てい倍器である。第1の2てい倍器の出力は第2の2てい倍器に入り、第2の2てい倍器の出力は第3の2てい倍器に入る。以下、同様である。2てい倍器14は、ディジタル記憶器12の出力信号である記憶再生信号をてい倍する。15は各2てい倍器14の出力を受けて何れか一つを選択する第2の切換器である。該第2の切換器15の出力が送信信号となる。
21は受信信号を受けて振幅検波を行なう振幅検波器、22は該振幅検波器21の出力を受けてディジタル記憶器12に出力タイミングを制御する再生制御信号を送出して、ディジタル記憶器12の記憶再生を制御するディジタル記憶再生制御器である。20は2分周器11の出力を受けて再生周波数検出を行なう再生周波数検出器である。該再生周波数検出器20は、前記ディジタル記憶再生制御器22と接続され、第1及び第2の切換器13,15に切り換え制御信号を与えると共に、各2てい倍器14に制御信号を与える。そして、第1及び第2の切換器13,15は、再生周波数検出器20により分周周波数とてい倍周波数とが同一になるように選択される。そして、ディジタル記憶再生制御器22は、振幅検波器21の検波信号を基にディジタル記憶器12の記憶再生を制御する。再生周波数検出器20は、ディジタル記憶器12の入力信号(2分周器1の出力)の周波数を分析し、ディジタル記憶器12の周波数帯域に適合する分周数とてい倍数を求める。このように構成された回路の動作を説明すれば、以下の通りである。
図5は本発明の第1の実施の形態例の動作を示すタイムチャートである。(a)はレーダの受信信号、(b)は振幅検波器21の出力波形を、(c)はディジタル記憶で、ディジタル記憶再生制御器22が出力する受信レーダ電波の記憶タイミングを、(d)はディジタル記憶器12の入力波形である記憶周波数検出を、(e)は第1及び第2の切換器13,15の切り換え制御タイミングである切換器制御信号を、(f)は送信信号(再生信号)であり、受信電波の再生信号を示す。(a)に示すようにレーダの受信信号が入力されると、2分周器11はクロックに同期して1クロックずつ遅れた信号を出力する(分周作用)。一方、振幅検波器21は(b)に示すように振幅検波を行ないその結果をディジタル記憶再生制御器22に与える。該ディジタル記憶再生制御器22は、振幅検波器21の出力に同期してディジタル記憶器12に対して書き込み信号を与える。この結果、各ディジタル記憶器12には、(c)に示すようにディジタル記憶がなされることになる。
再生周波数検出器20は、(d)に示すように記憶周波数の検出を行なう。そして、ディジタル記憶器12の周波数帯域に適合して分周数とてい倍数が同一となる条件を求め、第2の切換器15により各2てい倍器14の出力の切り換え選択を制御する。そして、(e)に示すタイミングで切換器15の制御を行ない、(f)に示すように切換器15から送信信号を再生信号として繰り返し再生する。
この実施の形態例によれば、前記複数個の2分周器11によりレーダ電波を分周し、前記複数個のディジタル記憶器12に受信信号を記憶し、複数個の2分周器による分周数と、2てい倍器14によるてい倍数が同一となるように、前記第1及び第2の切換器13,15を選択してレーダ受信周波数を再生することで、高速のディジタル記憶回路が不要となる。
また、この実施の形態例によれば、前記複数個のディジタル記憶器22の記憶周波数を分析し、最適周波数で記憶できたディジタル記憶器22を選択し、レーダ受信周波数を再生することで、再生周波数の精度を向上させることができる。また、この実施の形態例によれば、前記複数個のディジタル記憶器12の入力信号の周波数を前記ディジタル記憶器12のタイミングに分析し、分周数とてい倍数が同一となるように前記第1及び第2の切換器13,5を切り換え選択制御することで、受信周波数をディジタル記憶器と同時に判断することができる。また、前記複数のディジタル記憶器2の再生タイミングに周波数を分析し、分周数とてい倍数が同一となるように前記第1及び第2の切換器13,15を切り換え選択制御することで、再生周波数の精度を向上させることができる。
図6は本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。この第2の実施の形態例は、図4に示す第1の実施の形態例がディジタル記憶器の入力で再生周波数検出器10が再生周波数検出を行なうようにしているものであるのに対し、第2の実施の形態例は、再生周波数検出器10がディジタル記憶器の出力で再生周波数検出を行なうようにしたものである。図4に示すものと同一のものは、同一の符号を付して示す。
図において、1は受信信号を受けて順次1/2分周する複数設けられた2分周器、2はそれぞれ対応した2分周器1の出力を受けて記憶するディジタル記憶器、3はディジタル記憶器2の出力の何れかを選択する第1の切換器、4は該第1の切換器3の出力を受けて、ディジタル記憶器2の出力である記憶再生信号を順次てい倍する複数の2てい倍器である。第1及び第2の切換器3,5は、それぞれ再生周波数検出器10により制御され、分周周波数とてい倍周波数が同一となるように記憶再生信号を切り換え選択する。
ディジタル記憶再生制御器12は、ディジタル記憶器2の出力である再生信号の周波数を分析し、ディジタル記憶器2の周波数帯域に適合する分周数とてい倍数を求める。このように構成された回路の動作を説明すれば、以下の通りである。
図7は本発明の第2の実施の形態例の動作を示すタイムチャートである。(a)は受信レーダ電波の受信信号、(b)は振幅検波器11の出力波形を、(c)はディジタル記憶再生制御器12が出力する受信レーダ電波の記憶タイミングであるディジタル記憶を、(d)は記憶周波数検出用再生であり、再生周波数検出タイミングを、(e)はディジタル記憶器2の出力の受信レーダ電波の再生波形である記憶周波数検出を、(f)は第1及び第2の切換器3,5の切り換え制御信号を、(g)は受信レーダ電波の再生タイミングである送信信号(再生信号)を示す。
図7に示す通り、受信信号のディジタル記憶中のタイミングに再生周波数検出器10により周波数検出をし、ディジタル記憶器2の周波数帯域に適合して分周数とてい倍数が同一となる条件を求め、第2の切換器5により2てい倍器4の出力の切り換え選択を制御する。図に示すように、ディジタル記憶タイミングを基に、ディジタル記憶の後に繰り返し再生を行なう。
ここで、2てい倍器4は、図8に示すように、2てい倍器による不要波をフィルタLからHにより除去する。図8は2てい倍器の不要波除去の説明図である。(a)は2てい倍器入力周波数、(b)は2てい倍器不要波、(c)は2てい倍器出力周波数、(d)は不要波選択フィルタを示す。
2てい倍器入力周波数は、てい倍器の入力周波数L,M,Hを、2てい倍器不要波はてい倍による不要波H、L×3、L×4、M×3を、2てい倍器出力周波数は、所要周波数であるL×2、M×2、H×2を、不要波選択フィルタは所要の2てい倍周波数を抽出するためのL,M,Hの周波数を示す。このようにすれば、再生された送信信号としてノイズの少ない信号を抽出することができる。
図9は2てい倍器の構成例を示すブロック図である。31は入力信号を受ける微分回路であり、信号入力をてい倍し、32のフィルタL、33のフィルタM、34のフィルタHにより周波数を選択し、切換器35によりどの帯域の信号を選択するかを切換信号入力により切り換え選択する。
ここで、図3のディジタル記憶帯域について、更に詳細に説明する。(a)のディジタル記憶周波数帯域は、図4,図6のディジタル記憶器2の周波数帯域幅を示す。(b)の2分周器1個と2てい倍器を1個の周波数帯域では、図4,図6の2分周器1とディジタル記憶器2と、2てい倍器4間の周波数帯域幅を示す。(c)の2分周器を2個と2てい倍器を2個の周波数帯域では、図4,図6の2分周器1とディジタル記憶器2と、2てい倍器4間の周波数帯域幅を示す。(d)の2分周器をn個と、2てい倍器をn個の周波数帯域では、図4,図6の2分周器1と、ディジタル記憶器2と、2てい倍器4間の周波数帯域幅を示す。(b)の周波数帯域幅に対して、(a)の周波数帯域をカバーできていないが、もともとLの周波数が小さな値であり、レーダ周波数には影響しない。
(付記1) 受信信号について複数の分周器のうちの2以上の分周器を順次介することによりn分周する分周手段と、
該分周手段で分周された信号をディジタル値として記憶するディジタル記憶手段と、
該ディジタル記憶手段から読み出して得られた信号を複数のてい倍器のうちの2以上のてい倍器を順次介することによりnてい倍して送信信号を得るてい倍手段と、
前記受信信号の周波数に応じて、前記送信信号を得るための、前記分周手段において分周を行なう分周器の組み合わせと、前記てい倍手段においててい倍を行なうてい倍器の組み合わせとを変更して、前記nを可変制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする周波数再生装置。
(付記2) 前記分周手段における各分周器の分周数、及び前記てい倍手段における各てい倍器のてい倍数は少なくとも前記受信信号の受信から送信信号の生成までの間固定であり、前記制御手段は、受信信号の周波数と前記組み合わせの変更パターンとの対応関係を記憶する記憶手段を備え、該記憶手段の記憶内容に従って、前記変更を行なうことを特徴とする付記1記載の周波数再生装置。
(付記3) 前記分周手段における複数の分周器は直列接続されており、前記ディジタル記憶手段は、該直列接続された分周器のうち少なくとも2以上の出力信号を記憶し、前記てい倍手段における複数のてい倍器は直列接続されており、前記制御手段における前記組み合わせの変更は、該ディジタル記憶手段から読み出す信号の変更と、該直列接続された複数のてい倍器のうちどのてい倍器の出力を送信信号として出力するかの変更により行なうことを特徴とする付記1記載の周波数再生装置。
(付記4) また、この発明において、前記分周手段は複数の分周器からなり、てい倍手段は複数のてい倍器からなる場合において、前記複数のディジタル記憶器の再生タイミングに周波数を分析し、分周数と、てい倍数が同一となるように前記制御手段が分周手段とてい倍手段を制御することを特徴とする。
(付記5) 前記複数個の2てい倍器により生じる不要波を選択フィルタにより除去することを特徴とする付記1記載の周波数記憶回路。
本発明の原理ブロック図である。 ディジタル記憶の最適周波数の説明図である。 ディジタル記憶帯域の説明図である。 本発明の一実施の形態例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。 2てい倍器の不要波除去の説明図である。 2てい倍器の構成例を示すブロック図である。 従来の周波数再生装置の構成ブロック図である。
符号の説明
1 2分周器
2 ディジタル記憶器
3 第1の切換器
4 2てい倍器
5 第2の切換器
10 再生周波数検出器

Claims (1)

  1. 受信信号について複数の分周器のうちの2以上の分周器を順次介することによりn分周する分周手段と、
    該分周手段で分周された信号をディジタル値として記憶するディジタル記憶手段と、
    該ディジタル記憶手段から読み出して得られた信号を複数のてい倍器のうちの2以上のてい倍器を順次介することによりnてい倍して送信信号を得るてい倍手段と、
    前記受信信号の周波数に応じて、前記送信信号を得るための、前記分周手段において分周を行なう分周器の組み合わせと、前記てい倍手段においててい倍を行なうてい倍器の組み合わせとを変更して、前記nを可変制御する制御手段と、を備え
    前記分周手段における複数の分周器は直列接続されており、前記ディジタル記憶手段は、該直列接続された分周器のうち少なくとも2以上の出力信号を記憶し、前記てい倍手段における複数のてい倍器は直列接続されており、前記制御手段における前記組み合わせの変更は、該ディジタル記憶手段から読み出す信号の変更と、該直列接続された複数のてい倍器のうちどのてい倍器の出力を送信信号として出力するかの変更により行なうことを特徴とする周波数再生装置。
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