JP3993295B2

JP3993295B2 - Soil penetrant

Info

Publication number: JP3993295B2
Application number: JP05478598A
Authority: JP
Inventors: 建男辻本; 慎哉松下; 勝美茂田; 隆允大谷; 博之中田; 和士井上
Original assignee: DKS CO. LTD.; Takii and Co Ltd
Current assignee: DKS CO. LTD.; Takii and Co Ltd
Priority date: 1998-03-06
Filing date: 1998-03-06
Publication date: 2007-10-17
Anticipated expiration: 2018-03-06
Also published as: JPH11256160A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、苗床、培土、ゴルフ場や緑化事業の土壌、並びに根詰まりを起こした植物の土壌などの各種の土壌に給水するときに、素早く均一に水を浸透させることができ、水の浸透性、保水性が向上し、灌水効果を飛躍的に高めることができるとともにその効果を持続することができる土壌浸透剤、およびこの土壌浸透剤を配合した土壌に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、野菜、果樹、花卉などの栽培において用いられる多くの苗床や培土など各種土壌においては、栽培の経過とともに給水、乾燥を繰り返すことによって、土壌の密度が高くなり、水の浸透性が低下し、植物に十分に水が行きわたらなくなる。さらに保水性も低下してくるようになり、その結果、植物の生育が抑制され、十分に発育しなくなることがある。
【０００３】
この対策として、培土に親水材としてシリカを配合し、界面活性剤を直接、培土に添加する方法が提案されている（特開平７−４１）。また、非撥水性土壌改良材として、ピートモスに直接ジアルキルスルホコハク酸塩水溶液を付着させたものが提案されている（特開平６−３０６５４）。さらに、特殊な培土組成を持つ培土に界面活性剤を配合した培土が提案されている（特開平８−２３７６８）。
【０００４】
しかしながら、これらの方法では、初期の水の浸透性は良くても給水を繰り返しているうちに浸透性が低下するなど持続性が良くなかったり、あるいは、特定の培土しか使用できないなどの問題点がある。
【０００５】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、苗床、培土、さらにはゴルフ場や緑化事業の土壌など各種の土壌に対して、初期の水の浸透性だけでなく、経時的にも持続性があり、長期間にわたって安定した水の浸透性、保水性を得ることができる土壌浸透剤を提供することを目的とする。また、この土壌浸透剤を添加して、初期の水の浸透性だけでなく、経時的にも持続性があり、長期間にわたって安定した水の浸透性、保水性を有する土壌を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の土壌浸透剤は、アタパルジャイト、ケイソウ土、セピオライト、ゼオライト、パーライト、バーミキュライト、モミガラ、ピートモス、ヤシガラ、バガス及びオガクズよりなる群から選ばれる少なくとも１種である多孔性構造の物質と、珪砂、海砂、アルミナサンド、タルク及び炭酸カルシウムよりなる群から選ばれる少なくとも１種である非多孔性構造の物質とからなる担体に界面活性剤を付着させてなる。
【０００７】
この土壌浸透剤は、苗床、培土、ゴルフ場や緑化事業の土壌など各種の土壌に使用することができ、この土壌浸透剤を添加することにより、初期の水の浸透性だけでなく、経時的にも持続性があり、長期間にわたって安定した水の浸透性、保水性を有する苗床、培土などの各種の土壌を提供することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
【０００９】
（１）界面活性剤を付着させる担体
界面活性剤を付着させる担体は、多孔性構造を有する物質（以下、多孔性物質という。）と非多孔性構造の物質（以下、非多孔性物質という。）とからなり、詳細にはこれらを均一に混合してなる。
【００１０】
このように界面活性剤を付着させる担体を多孔性物質と非多孔性物質との混合物で構成したのは、非多孔性物質により初期の水の浸透効果を発揮させるとともに、多孔性物質により長期間の安定した水の浸透効果を発揮させるためである。
【００１１】
すなわち、非多孔性物質については、それに付着した界面活性剤が灌水により速やかに離脱し、土壌中に拡散するので、直ちに水の浸透効果を発揮させることができる。一方、多孔性物質については、その細孔中に界面活性剤が保持されるので、灌水により界面活性剤が直ちに離脱することがなく、長期にわたって安定して水の浸透効果を発揮させることができる。そのため、この担体は、灌水により界面活性剤を直ちに離脱、拡散させる作用と、界面活性剤を長期にわたって保持する作用との２つの作用を併有する。
【００１２】
ここで、多孔性物質としては、アタパルジャイト、ケイソウ土、セピオライト、ゼオライト、パーライト、バーミキュライト、モミガラ、ピートモス、ヤシガラ、バガス及びオガクズが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもあるいは２種以上併用してもよい。
【００１３】
多孔性物質は、粉粒体と繊維状素材のいずれでもよく、粉粒体の場合には平均粒径が５０μｍ以上１０ｍｍ以下であること、繊維状素材の場合には平均繊維長が５０μｍ以上１０ｍｍ以下であることが好ましい。５０μｍより小さいと、混合時に粉立ちが起こりやすかったり、混合不十分になりやすい。また、１０ｍｍより大きいと混合が不均一になりやすい。
【００１４】
非多孔性物質としては、珪砂、海砂、アルミナサンド、タルク及び炭酸カルシウムが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもあるいは２種以上併用してもよい。
【００１５】
非多孔性物質は、平均粒径が５０μｍ以上１０ｍｍ以下の粉粒体であることが好ましい。５０μｍより小さいと、混合時に粉立ちが起こりやすかったり、混合不十分になりやすい。また、１０ｍｍより大きいと混合が不均一になりやすい。
【００１６】
この多孔性物質と非多孔性物質の混合割合（重量比）は、多孔性物質／非多孔性物質＝５／９５〜９５／５であることが好ましい。
【００１７】
（２）界面活性剤
界面活性剤は、土壌に水の浸透性を付与するものであり、本発明では、アニオン性界面活性剤または非イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。
【００１８】
アニオン性界面活性剤としては、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩などのスルホン酸塩系界面活性剤、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルキルエーテル硫酸エステル塩もしくは高級アルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩などの硫酸エステル塩系界面活性剤が挙げられる。
【００１９】
非イオン性界面活性剤としては、高級アルコール、アルキルフェノールもしくはポリプロピレングリコールなどにエチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを付加してなるアルキレンオキサイド系界面活性剤、グリセリン、ソルビタンもしくはショ糖などを高級脂肪酸でエステル化してなるエステル系界面活性剤、このエステルにさらにエチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを付加してなるアルキレンオキサイド付加エステル系界面活性剤などが挙げられる。
【００２０】
界面活性剤の配合量は、上記担体１００重量部に対して１〜５０重量部であるであることが好ましく、より好ましくは５〜３０重量部である。
【００２１】
（３）界面活性剤の担体への付着方法
上記担体に界面活性剤を付着させる方法としては、界面活性剤を粉粒体などに付着させるために通常用いられる方法を適宜に採用することができる。
【００２２】
すなわち、室温（１〜３０℃）で液状の界面活性剤については、原液のまま、もしくは水溶液の状態で、多孔性物質と非多孔性物質からなる上記担体にスプレー等で吹き付けるか、または、この担体を界面活性剤の原液もしくはその水溶液に浸漬するなどして付着させることができる。
【００２３】
室温で固体またはペースト状の界面活性剤については、加温後溶融状態で、もしくは水溶液の状態で、多孔性物質と非多孔性物質からなる上記担体にスプレーなどで吹き付けるか、または、この担体を界面活性剤の上記溶融物もしくはその水溶液に浸漬するなどして付着させることができる。
【００２４】
なお、界面活性剤を水溶液にして使用する場合など多量の水を使用する場合には、上記付着処理後に乾燥処理を施して過剰の水分を取り除いてもよい。
【００２５】
（４）土壌への添加
以上のようにして得られる土壌浸透剤は、取り扱いが容易であり、苗床、培土、ゴルフ場の土壌、及び緑化事業のための土壌など、各種の土壌に簡単に混合することができる。
【００２６】
土壌浸透剤を添加する土壌の組成は特に限定されず、例えば、黒土、真砂土などの天然土壌成分や、ピートモス、パーライトなどの人工土壌成分を単独または適宜に組合せたものが挙げられる。
【００２７】
土壌浸透剤は、土壌中に０．１〜１０重量％程度含まれるように添加混合することが好ましい。
【００２８】
土壌浸透剤は、また、土壌の表面に撒布しても十分な効果を発揮させることができる。そのため、例えば、根詰まりを起こした植物の土壌（根茎の異常発達により根茎部分が透水しにくくなっている）に対し、その土壌表面に本土壌浸透剤を撒布することにより、根茎部分まで透水範囲を広げることができる。
【００２９】
このように本発明の土壌浸透剤は、土壌中に少量混合し、もしくは土壌表面に撒布するだけで改質効果を発揮し得るものであるため、添加される土壌の本質を変えることなく水の浸透効果の改善を図ることができ、よって、各種土壌に対して好適に用いられる。
【００３０】
【実施例】
以下、実施例により詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【００３１】
実施例１〜３及び比較例１，２
表１に示す担体と界面活性剤を用いて、各担体に界面活性剤をスプレーで吹き付けることにより付着させて、実施例１〜３及び比較例１，２の土壌浸透剤を作成した。なお、比較例１については、担体を用いず、界面活性剤をそのまま土壌浸透剤とした。
【００３２】
得られた土壌浸透剤を、ピートモス／パーライト＝７／３（重量比）からなる育苗培土に１重量％混合して実施例１〜３及び比較例１，２の培土サンプルを作成した。なお、比較例１については、界面活性剤をスプレー吹付けにより直接培土に０．１重量％添加した。
【００３３】
各培土サンプルを、４号植木鉢に１００ｇ入れ、上部より４００ｇの水を添加して浸透性を調べた。その後、これを自然乾燥させて、再度上部より水４００ｇを添加して浸透性を調べた。この操作を３０回繰り返し行い、土壌浸透剤の持続性を調べた。また、３０回目には浸透性とともに培土の保水性を調べて、土壌浸透剤による保水性の持続効果を調べた。また、各培土サンプルに白菜種子を播種して生育状態を観察した。
【００３４】
結果を表１に示す。
【００３５】
【表１】

表１中の＊１〜＊１２は以下の通りである。
【００３６】
＊１：第一工業製薬（株）製非イオン性界面活性剤（主成分：ソルビタン脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物）
＊２：第一工業製薬（株）製非イオン性界面活性剤（主成分：ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物）
＊３：第一工業製薬（株）製アニオン性界面活性剤（主成分：ジアルキルスルホコハク酸エステルナトリウム）
＊４：育苗培土に対して０．１重量％直接添加
＊５：ピートモス（平均繊維長＝３ｍｍ）
＊６：珪砂（平均粒径＝５ｍｍ）
＊７：ヤシガラ（平均繊維長＝１ｍｍ）
＊８：ゼオライト（平均粒径＝０．３ｍｍ）
＊９：珪砂（平均粒径＝０．１ｍｍ）
＊１０：浸透性の評価は、上部より添加した水が、植木鉢の下部より流出し終わるまでの水の滴下時間により求めた。５分以内に滴下し終わるものを「５」とし、１時間以上かかるものを「１」として、「５（速）」〜「１（遅）」の５段階で示した。
【００３７】
＊１１：保水性の評価は、培土サンプルが保持した水の量により求めた。３００ｇ以上保持したものを「５」とし、１５０ｇ以下のものを「１」として、「５（多）」〜「１（少）」の５段階で示した。
【００３８】
＊１２：生育状態は、播種１ヶ月後の生育状況、発芽率、根の発育状況について総合的に評価し、最も良好なものを「５」とし、不良なものを「１」として、「５（良）」〜「１（不良）」の５段階で示した。
【００３９】
【発明の効果】
以上のように、本発明の土壌浸透剤によれば、苗床、培土、ゴルフ場や緑化事業の土壌などの各種の土壌に対し、灌水により速やかに界面活性剤を土壌中に拡散させて直ちに水の浸透効果を発揮することができるとともに、担体に強く保護された界面活性剤により長期間の安定した水の浸透効果を発揮することができる。
【００４０】
そのため、本発明の土壌浸透剤を添加した土壌は、初期の水の浸透性だけでなく、水の浸透性に持続性があり、長期間にわたって安定した水の浸透性、保水性を有し、その結果、植物の生育性にも優れる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention can quickly and uniformly infiltrate water when supplying water to various soils such as nurseries, cultivating soils, golf courses and greening business soils, and plant soils that have caused root clogging. The present invention relates to a soil permeation agent that can improve the water retention and water retention ability, and can drastically enhance the irrigation effect and maintain the effect, and soil containing this soil permeation agent.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Conventionally, in various soils such as many nurseries and cultivation soils used in the cultivation of vegetables, fruit trees, flower buds, etc., water supply and drying are repeated as the cultivation progresses, so that the density of the soil increases and the water permeability decreases. If there is enough water in the plant, it will disappear. Further, the water retention is also lowered, and as a result, the growth of the plant is suppressed and the plant may not be sufficiently developed.
[0003]
As a countermeasure, there has been proposed a method in which silica is added as a hydrophilic material to the soil and a surfactant is directly added to the soil (Japanese Patent Laid-Open No. 7-41). In addition, a non-water-repellent soil improving material has been proposed in which a dialkylsulfosuccinate aqueous solution is directly attached to peat moss (Japanese Patent Laid-Open No. 6-30654). Furthermore, a soil in which a surfactant is added to a soil having a special soil composition has been proposed (Japanese Patent Laid-Open No. 8-23768).
[0004]
However, these methods have problems such as poor initial sustainability, such as a decrease in permeability while repeating water supply, even if the initial water permeability is good, or only specific soil can be used. is there.
[0005]
Therefore, in view of the above problems, the present invention has not only initial water permeability but also sustainability over time for various soils such as nurseries, cultivated soils, and golf courses and greening soils. It is an object of the present invention to provide a soil penetrant capable of obtaining stable water permeability and water retention over a long period of time. In addition, by adding this soil penetrant, not only the initial water permeability, but also the soil that is durable over time and has stable water permeability and water retention over a long period of time. Objective.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The soil penetrant of the present invention is a substance having a porous structure which is at least one selected from the group consisting of attapulgite, diatomaceous earth, sepiolite, zeolite, perlite, vermiculite, rice bran, peat moss, coconut shell, bagasse and sawdust , A surfactant is attached to a carrier composed of at least one non-porous material selected from the group consisting of sea sand, alumina sand, talc and calcium carbonate .
[0007]
This soil penetrant can be used for various types of soil, such as nurseries, cultivation soils, golf courses, and greenery soils. By adding this soil penetrant, not only the initial water permeability, Can also provide various soils such as nursery beds and cultivated soils that are durable and have stable water permeability and water retention over a long period of time.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Matters related to the implementation of the present invention will be described in detail.
[0009]
(1) Carrier to which a surfactant is attached A carrier to which a surfactant is attached is a substance having a porous structure (hereinafter referred to as a porous substance) and a substance having a non-porous structure (hereinafter referred to as a nonporous substance). In detail, these are uniformly mixed.
[0010]
In this way, the carrier to which the surfactant is adhered is composed of a mixture of a porous material and a non-porous material. The non-porous material exerts the initial water penetration effect and the porous material for a long time. This is to exhibit a stable water penetration effect.
[0011]
That is, for the non-porous substance, the surfactant adhering to it is quickly detached by irrigation and diffuses into the soil, so that the water penetration effect can be immediately exerted. On the other hand, since the surfactant is retained in the pores of the porous material, the surfactant is not immediately detached by irrigation, and the water penetration effect can be exhibited stably over a long period of time. . Therefore, this carrier has two actions, that is, the action of immediately detaching and diffusing the surfactant by irrigation and the action of holding the surfactant for a long period of time.
[0012]
Examples of the porous material, attapulgite, diatomaceous earth, sepiolite, zeolite, perlite, vermiculite, chaff, peat moss, coconut shells, bagasse and sawdust and the like, which in combination also two or more used alone Also good.
[0013]
The porous material may be either a granular material or a fibrous material. In the case of a granular material, the average particle diameter is 50 μm or more and 10 mm or less, and in the case of a fibrous material, the average fiber length is 50 μm or more and 10 mm. The following is preferable. When it is smaller than 50 μm, powdering tends to occur during mixing or mixing is likely to be insufficient. On the other hand, if it is larger than 10 mm, the mixing tends to be uneven.
[0014]
The non-porous material, silica sand, sea sand, alumina sand, include talc and calcium carbonate, which may be used in combination also two or more used alone.
[0015]
The non-porous material is preferably a granular material having an average particle size of 50 μm or more and 10 mm or less. When it is smaller than 50 μm, powdering tends to occur during mixing or mixing is likely to be insufficient. On the other hand, if it is larger than 10 mm, the mixing tends to be uneven.
[0016]
The mixing ratio (weight ratio) of the porous material and the non-porous material is preferably porous material / non-porous material = 5/95 to 95/5.
[0017]
(2) Surfactant The surfactant imparts water permeability to the soil, and in the present invention, it is preferable to use an anionic surfactant or a nonionic surfactant.
[0018]
Examples of anionic surfactants include sulfonate surfactants such as dialkylsulfosuccinates and alkylbenzenesulfonates, higher alcohol sulfates, higher alkyl ether sulfates or higher alkylphenyl ether sulfates. Examples include sulfate ester surfactants.
[0019]
Nonionic surfactants include higher alcohols, alkylphenols, polypropylene glycols, etc., alkylene oxide surfactants made by adding alkylene oxides such as ethylene oxide, glycerin, sorbitan or sucrose esterified with higher fatty acids. And an ester oxide surfactant obtained by further adding an alkylene oxide such as ethylene oxide to the ester.
[0020]
It is preferable that the compounding quantity of surfactant is 1-50 weight part with respect to 100 weight part of said support | carriers, More preferably, it is 5-30 weight part.
[0021]
(3) Method for Adhering Surfactant to Carrier As a method for adhering the surfactant to the carrier, a method usually used for adhering the surfactant to a powder or the like can be appropriately employed. .
[0022]
That is, surfactants that are liquid at room temperature (1 to 30 ° C.) are sprayed on the carrier composed of a porous material and a non-porous material in the form of an undiluted solution or in an aqueous solution by spraying or the like. The carrier can be attached by immersing it in a stock solution of a surfactant or an aqueous solution thereof.
[0023]
For a surfactant that is solid or pasty at room temperature, spray it on the carrier made of a porous material and a non-porous material in the molten state after heating or in the state of an aqueous solution by spraying or the like. It can be attached by immersing in the melt of the surfactant or an aqueous solution thereof.
[0024]
When a large amount of water is used such as when the surfactant is used as an aqueous solution, the excess water may be removed by performing a drying process after the adhesion process.
[0025]
(4) Addition to soil The soil penetrant obtained as described above is easy to handle and can be easily mixed with various types of soil, such as nursery beds, cultivated soil, golf course soil, and soil for greening projects. can do.
[0026]
The composition of the soil to which the soil penetrant is added is not particularly limited, and examples thereof include natural soil components such as black soil and true sand soil, and artificial soil components such as peat moss and perlite alone or in combination as appropriate.
[0027]
It is preferable to add and mix the soil penetrant so that the soil contains about 0.1 to 10% by weight.
[0028]
The soil penetrant can also exert a sufficient effect even if it is distributed on the surface of the soil. Therefore, for example, for soil of plant clogged roots (the rhizome part is difficult to permeate due to abnormal development of the rhizome), by spreading this soil penetrant on the soil surface, the water permeability range to the rhizome part Can be spread.
[0029]
As described above, the soil penetrant of the present invention can exert a reforming effect only by mixing in a small amount in the soil or by spreading it on the soil surface. The penetration effect can be improved, and thus it is suitably used for various soils.
[0030]
【Example】
Hereinafter, although an example explains in detail, the present invention is not limited to this.
[0031]
Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2
Using the carriers and surfactants shown in Table 1, the surfactants were attached to each carrier by spraying them to prepare soil penetrants of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2. In Comparative Example 1, the carrier was not used and the surfactant was used as the soil infiltrant as it was.
[0032]
The obtained soil penetrant was mixed with 1% by weight of seedling culture soil composed of peat moss / perlite = 7/3 (weight ratio) to prepare culture samples of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2. In Comparative Example 1, 0.1% by weight of the surfactant was directly added to the soil by spraying.
[0033]
100 g of each culture sample was put into a No. 4 flower pot, and 400 g of water was added from the top to examine the permeability. Thereafter, this was air-dried, and 400 g of water was added again from the top to examine the permeability. This operation was repeated 30 times to examine the sustainability of the soil penetrant. In addition, at the 30th time, the water retention of the cultivated soil was examined together with the permeability, and the sustained water retention effect by the soil penetrant was examined. In addition, Chinese cabbage seeds were sown on each culture sample to observe the growth state.
[0034]
The results are shown in Table 1.
[0035]
[Table 1]

* 1 to * 12 in Table 1 are as follows.
[0036]
* 1: Nonionic surfactant manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. (main component: sorbitan fatty acid ester ethylene oxide adduct)
* 2: Nonionic surfactant manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. (main component: polypropylene glycol ethylene oxide adduct)
* 3: Anionic surfactant manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. (main component: sodium dialkylsulfosuccinate)
* 4: 0.1% by weight directly added to the seedling culture soil * 5: Peat moss (average fiber length = 3 mm)
* 6: Silica sand (average particle size = 5mm)
* 7: Coconut shell (average fiber length = 1mm)
* 8: Zeolite (average particle size = 0.3 mm)
* 9: Silica sand (average particle size = 0.1 mm)
* 10: The penetrability was evaluated based on the dripping time until the water added from the upper part finished flowing out from the lower part of the flower pot. The result of 5 drops from “5 (fast)” to “1 (slow)” was defined as “5” when the dripping was completed within 5 minutes and “1” when it took more than 1 hour.
[0037]
* 11: Water retention was evaluated based on the amount of water retained by the soil sample. What was held 300 g or more was designated as “5”, and 150 g or less was designated as “1”, and was shown in five stages from “5 (many)” to “1 (small)”.
[0038]
* 12: The growth status is evaluated comprehensively with respect to the growth status, germination rate, and root growth status one month after sowing. The best one is “5”, the poor one is “1”, and “5” (Good) ”to“ 1 (bad) ”.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the soil penetrant of the present invention, the surface active agent is quickly diffused into the soil by irrigation to various soils such as nurseries, cultivated soils, golf courses and soils for greening projects. In addition, the surfactant that is strongly protected by the carrier can exhibit a long-term stable water penetration effect.
[0040]
Therefore, the soil to which the soil penetrant of the present invention is added has not only the initial water permeability, but also the water permeability is persistent, and has stable water permeability and water retention over a long period of time. As a result, plant growth is also excellent.

Claims

A substance having a porous structure which is at least one selected from the group consisting of attapulgite, diatomaceous earth, sepiolite, zeolite, pearlite, vermiculite, rice cake, peat moss, coconut shell, bagasse and sawdust ;
A non-porous material that is at least one selected from the group consisting of silica sand, sea sand, alumina sand, talc and calcium carbonate ;
A soil infiltrant obtained by attaching a surfactant to a carrier comprising

The soil infiltrant according to claim 1, wherein the porous structure material is a granular material having an average particle diameter of 50 µm or more and 10 mm or less or a fibrous material having an average fiber length of 50 µm or more and 10 mm or less.

The soil infiltrant according to claim 1, wherein the substance having a non-porous structure is a granular material having an average particle size of 50 µm or more and 10 mm or less.

The soil infiltrant according to claim 1, wherein a mixing ratio of the porous structure substance and the non-porous structure substance is 5/95 to 95/5 in weight ratio.

The surfactant is
An anionic surfactant which is a dialkylsulfosuccinic acid ester salt, an alkylbenzene sulfonic acid salt, a higher alcohol sulfate ester salt, a higher alkyl ether sulfate ester salt or a higher alkylphenyl ether sulfate ester salt,
An alkylene oxide nonionic surfactant obtained by adding an alkylene oxide to a higher alcohol, alkylphenol or polypropylene glycol,
Ester nonionic surfactant formed by esterifying glycerin, sorbitan or sucrose with higher fatty acid, or
The soil infiltration agent according to claim 1, which is an alkylene oxide addition ester-based nonionic surfactant obtained by adding an alkylene oxide to the ester.

The soil penetrant according to claim 1, wherein the amount of the surfactant attached is 1 to 50 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the carrier.

The soil penetrant according to claim 1, wherein the amount of the surfactant adhered is 5 to 30 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the carrier.

Soil to which the soil penetrant according to any one of claims 1 to 7 is added.

A nursery to which the soil penetrant according to any one of claims 1 to 7 is added.

A soil to which the soil penetrant according to any one of claims 1 to 7 is added.