JP3991419B2 - 微小装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板のごとき基板材料の上に形成した機構的な微小装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のSOI基板(厚いポリシリコン基板でも可)を用いた微小装置の製造方法の例を、図8に従って簡単に説明する。同図中(A)〜(D)は基板の断面図、(E)は基板の主面の平面図である。
(A)支持基板100と埋め込み絶縁膜101とSOI層102とからなるSOI基板902を用い、主面のSOI層102の一部に高濃度不純物拡散層900を、不純物拡散あるいはイオン注入の手法により形成する。なお、埋め込み絶縁膜101は、張合わせSOI基板の場合には熱酸化膜である。
【0003】
(B)上記構造体の主面にクロム膜と金膜を順次、蒸着の手法により形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によってパターニングすることにより、PAD903を形成する。なお、クロム膜は金膜の密着性を向上させるために設けた膜である。
【0004】
(C)上記構造体の主面に酸化膜を常圧CVDの手法により形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によってパターニングすることにより、次の工程(D)のエッチングマスクとなる酸化膜マスク905を形成する。
(D)上記構造体のSOI層102を貫通し、埋め込み絶縁膜101に達する垂直の開口部103を、上記酸化膜マスク905をエッチングマスクとして、RIE(反応性イオンエッチング)の手法により形成する。
(E)上記(A)〜(D)の工程で形成した構造体の主面の平面図である。この(E)のa−a断面図が上記(D)に相当する。なお、開口部のうち104はエッチングホールである。
【0005】
次に、上記構造体を、バッファードフッ酸等のフッ酸を含むエッチング液に長時間浸漬し、開口部103からエッチング液を侵入させ、埋め込み絶縁膜101を部分的に犠牲エッチングして除去し、自立構造を有する微小装置を得る。なお、トレンチエッチングのための酸化膜マスク905は埋め込み絶縁膜の犠牲エッチング時に同時に溶解し、除去される。
【0006】
犠牲エッチング後の構造について、図9に従って説明する。同図(A)は平面図、(B)は(A)のb−b断面図、(C)は(A)のc−c断面図、(D)は(A)のd−d断面図である。
大きな面積を有する部位の直下の埋め込み絶縁膜は犠牲エッチング後も残存し、固定部120ならびに121、あるいはフレーム部122となる。113は両端が固定部120ならびに121に接続された細い部位であり、両持ち梁となる。115は片方の端が固定部120に接続された細い部位であり、片持ち梁となる。また、114の部分は可動し得る重りであり、内部のエッチングホール104からエッチングされて直下の埋め込み絶縁膜が全て除去され、梁116を介して固定部120に接続されている。
【0007】
上記のように、微小装置は、両持ち梁113、重り114、片持ち梁115、固定部120、121を主たる構成要素として、これらの組み合わせによって設計される。このような微小装置の応用例としては、例えば、重り114と支持基板100との間の静電容量の変化を測定することによって、基板の垂直方向の加速度を検出する、いわゆる加速度センサが実現される。
【0008】
同様の製造方法について、例えば文献(Yoshinori Matsumoto、Moritaka Iwakiri、Hidekazu Tanaka、“A Capacitive Accelerometer Using SDB-SOI Structure”、The 8th International Conference on Solid-State Sensors and Actuators, and Eurosensors IX. Stockholm Sweden, June 25-29, 1995, pp550-553)にも記載されている。
【0009】
以上、説明してきたように、従来の微小装置の製造方法にあっては、SOI基板の埋め込み絶縁膜に達する垂直の開口部をRIEによって形成する(例えば図8の工程D)が、このRIEのエッチング特性、すなわち、マスク材料とシリコンとのエッチングの選択比、トレンチの断面形状などは、マスタパターンに大きく依存するために、製造する品種ごと、およびパターンの改良ごとに条件出しが必要であり、しかもエッチングのパラメータは多岐に渡るため、多数枚の条件出しのために、多数のシリコン基板が必要となる。なお、通常のエッチング液によるエッチングでは垂直の開口部の形成が困難であり、正確な形状寸法の微小装置が形成出来ない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、標準的なシリコン基板とSOI基板のような多層構造基板とでは、エッチング特性が異なり、シリコン基板を用いて行った条件出しの最適条件を使用しても、SOI基板のような多層構造基板では最適なエッチングを行なうことが困難である、という問題があった。特にSOI層の厚さが厚くなるほどトレンチの断面形状の差異が大きくなるが、このことは特に櫛歯電極間の静電容量を設計通りに製造できなくなったり、あるいは梁のばね特性、すなわち微小構造体の振動特性を設計通りに製造できない、等の問題があった。
また、SOI基板自体を用いてエッチングの条件出しを行なうことも考えられるが、SOI基板の価格がシリコン基板の価格の10倍程度、構造によっては20倍近くもするため、この方法ではプロセスのコストが大幅に増加する、という問題が生じる。
【0011】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、SOI基板のような多層構造基板のエッチング特性とシリコン基板のエッチング特性とを間の差異をなくし、シリコン基板を用いて成されたエッチングパラメータの最適化条件を用いて多層構造基板の最適なエッチングを実現する微小装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らの考察および実験によれば、SOI基板のような中間に絶縁膜を有する多層構造膜においては、構造膜(SOI層)が支持基板から絶縁膜によって電気的に絶縁されているため、RIEのように電荷を帯びた気体化学種を用いたエッチングでは、構造膜がエッチング中に帯電し、エッチングされている部位の電位が変化してしまうことが、最も大きな原因であることを発見した。本発明は上記の発見に基づいてなされたものであり、基本的には、少なくとも電荷を帯びた気体化学種を用いたエッチング中には、構造膜と支持基板とを電気的に接続する部位を上記多層構造基板の外部に設けられたエッチング用治具に形成したことにより、シリコン基板を用いて得たエッチングパラメータの最適化条件を多層構造基板にも良好に適用することが出来るようにしたものである。
【0013】
まず、請求項1に記載の発明においては、少なくとも支持基板と絶縁膜と構造膜とが積層された多層構造基板を用い、上記構造膜を貫通して上記絶縁膜に達する開口部を、電荷を帯びた気体化学種を用いた第1のエッチングで形成する工程と、上記開口部からの第2のエッチングによって上記絶縁膜の少なくとも一部をエッチング除去する工程と、を備え、少なくとも上記第1のエッチング時には上記構造膜と上記支持基板とを電気的に接続する部位を上記多層構造基板の外部に設けられたエッチング用治具に形成するように構成している。上記の電荷を帯びた気体化学種を用いた第1のエッチングとは、例えばRIEのごときエッチングである。なお、上記の構成は、例えば後記第1、第2、第3の実施の形態および発明の詳細な説明の末尾で説明した事項に相当する。
【0014】
上記のように構成したことにより、構造膜と支持基板とが電気的に接続されているため、電荷を帯びた気体化学種を用いた第1のエッチング中に構造膜が帯電することがなく、したがって通常のシリコン基板と同様にエッチングが行なわれる。そのためSOI基板のような多層構造基板のエッチング特性とシリコン基板のエッチング特性とを間の差異をなくすことができ、シリコン基板を用いて成されたエッチングパラメータの最適化条件を用いて多層構造基板の最適なエッチングを行なうことが出来る。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、構造膜と支持基板とを電気的に接続し、構造膜の帯電をなくしたことにより、SOI基板のような多層構造基板のエッチング特性とシリコン基板のエッチング特性とを間の差異をなくすことができ、シリコン基板を用いて成されたエッチングパラメータの最適化条件を用いて多層構造基板の最適なエッチングを行なうことが可能となった。そのため設計通りの微小装置を、プロセスコストの上昇なしに製造することができる、という効果が得られる。
【0022】
また、構造膜と支持基板とを電気的に接続する部位を、ダイシングラインやウエハ外周部という微小装置を形成しない領域に設ければ、チップ面積の増大もなく、コストの上昇を抑えることが出来る、という効果も得られる。
【0023】
また、埋め込み絶縁膜は、熱抵抗が大きい(200倍程度)ので、エッチング中に基板温度も上昇するが、本発明で設けた接続部位は熱伝導もよいので、温度上昇が避けられる、という利点もある。
また、請求項6においては、上記の効果に加えて、支持基板の電極取り出しを、多層構造基板の主面側から行うことができるので、基板裏面の電極が不要になり、実装も容易となる、という効果が得られる。
【0024】
また、上記の効果に加えて、標準的かつ単純な構造の多層構造基板(例えば通常のSOI基板)を使用することができ、埋め込まれた構造とのパターンの位置合わせもないため、微小装置製造の全体の製造プロセスが容易になる、という効果が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について、まず図1に従って説明する。図1(A)〜(F)は断面図である。同図中の一点鎖線(図形の両端部に表示)は、ダイシングラインの中心を意味しており、同図のパターンがウエハ内に繰り返し形成される。
(A)第1のシリコン基板400の主面に酸化膜401を、熱酸化等の手法により厚さ2μm形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によって上記熱酸化膜401をパターニングすることにより、開口部406を設ける。
【0026】
(B)上記構造体の主面に、ポリシリコン膜402を、LP−CVDならびに常圧CVDの手法により厚さ10μm成膜し、上記ポリシリコン膜402の表面を研削ならびに研磨の手法により平坦な鏡面とする。また、ポリシリコン膜402の成膜の際に、不純物ガスを同時に流し、ポリシリコン膜402に不純物を導入する。或いはポリシリコン膜402を成膜した後に、不純物拡散やイオン注入の手法により不純物を導入してもよい。
【0027】
(C)上記構造体の主面の上記ポリシリコン膜402と、第2のシリコン基板403の主面とを重ね合わせ、酸素雰囲気中にて1100℃、1時間の熱処理を施して接合する。なお、(C)では(B)の構造体を上下逆にしている。その後、第1のシリコン基板400を研削ならびに研磨することにより、第1のシリコン基板400を厚さ20μmのSOI層404とする。第2のシリコン基板403はSOI基板のいわゆる支持基板であり、熱酸化膜401はSOI基板のいわゆる埋め込み絶縁膜となる。
【0028】
なお、酸素雰囲気中での上記熱処理により、第2のシリコン基板の裏面に熱酸化膜が形成されるので、それをフッ酸を含むエッチング液により除去する。
【0029】
以上の工程(A)〜(C)により、張合わせSOI基板が形成される。この張合わせSOI基板においては、酸化膜401の開口部406に充填されたポリシリコン膜407によって、SOI層404は、支持基板である第2のシリコン基板403に電気的に接続されている。
【0030】
(D)上記構造体の主面のSOI層404の一部に高濃度不純物拡散層408を、不純物拡散あるいはイオン注入の手法により形成する。
(E)上記構造体の主面にクロム膜と金膜を蒸着の手法により形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によってパターニングすることにより、PAD409を形成する。
【0031】
(F)上記構造体の主面に酸化膜を常圧CVDの手法により形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によりパターニングすることにより、下記のエッチング工程のエッチングマスクとなる酸化膜マスク410を形成する。
【0032】
引き続き図2に従って説明する。同図中(A)は断面図、(B)は平面図である。
(A)上記構造体のSOI膜404を貫通し、埋め込み絶縁膜である酸化膜401に達する垂直の開口部411を、上記酸化膜マスク410をエッチングマスクとして、RIE(反応性イオンエッチング)の手法により形成する(第1のエッチング)。SOI層404は、酸化膜401の開口部406に充填されたポリシリコン膜407によって、支持基板である第2のシリコン基板403に電気的に接続されているため、エッチング工程中に帯電することがない。従って、シリコン基板を用いて条件出しを行った最適エッチング条件にて、SOI基板の最適エッチングが実現される。
【0033】
なお、エッチングによる開口部が埋め込み絶縁膜に達すると、パターンによっては、支持基板から電気的に絶縁されてしまう部位も出てくるが、SOI層のエッチング反応が終了した後での帯電のため、開口部の断面形状などのエッチング特性に影響を与えるものではない。
(B)上記構造体の主面の平面図である。a−a断面が上記(A)に相当する。開口部のうち412はエッチングホールである。
【0034】
次に、上記構造体を、バッファードフッ酸等のフッ酸を含むエッチング液に長時間浸漬し、開口部411からエッチング液を侵入させ、埋め込み絶縁膜402を部分的に犠牲エッチング(第2のエッチング)して除去し、自立構造を有する微小装置を得る。なお、トレンチエッチングのための酸化膜マスク410は埋め込み絶縁膜の犠牲エッチング時に同時に溶解し、除去される。
【0035】
次に、犠牲エッチング後ならびにダイシング後の構造について、図3に従って説明する。同図(A)は平面図、(B)は(A)のb−b断面図、(C)は(A)のc−c断面図、(D)は(A)のd−d断面図である。
大きな面積を有する部位の直下の埋め込み絶縁膜は犠牲エッチング後も残存し、固定部420ならびに421、あるいはフレーム部422となる。423は両端が固定部420ならびに421に接続された細い部位であり、両持ち梁となる。424は片方の端が固定部420に接続された細い部位であり、片持ち梁となる。425の部分は可動し得る重りであり、内部のエッチングホール412からエッチングされて直下の埋め込み絶縁膜が全て除去され、梁426を介して固定部420に接続されている。
【0036】
また、酸化膜401の開口部406に充填されたポリシリコン膜407は、ダイシングの際に削り代として除去される。従ってSOI層404と支持基板である第2のシリコン基板403との電気的接続は解除される。
【0037】
なお、本実施の形態においては、SOI層を支持基板に電気的に接続する部位としてポリシリコン層を用い、それをSOI基板内部にダイシングラインにそって設けたため、SOI層は支持基板に熱伝導的にも接続される。そのためエッチング中のSOI層の温度上昇を押さえる効果もあり、標準的なシリコン基板でのエッチング特性がそのまま本実施の形態のSOI基板においても再現されることに寄与している。
【0038】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について、図4に従って説明する。図4において、(A)〜(F)は断面図である。同図中の一点鎖線(図形の端部に表示)は、ダイシングラインの中心を意味しており、同図のパターンがウエハ内に繰り返し形成される。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と使用するパターンが異なっているのみで、製造工程は第1の実施の形態と同様である。
【0039】
(A)第1のシリコン基板500の主面に酸化膜501を、熱酸化等の手法により厚さ2μm形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によって上記熱酸化膜501をパターニングすることにより、開口部506を形成する。
【0040】
(B)上記構造体の主面に、ポリシリコン膜502を、LP−CVDならびに常圧CVDの手法により厚さ10μm成膜し、上記ポリシリコン膜502の表面を研削ならびに研磨の手法により平坦な鏡面とする。このポリシリコン膜502の成膜の際に、不純物ガスを同時に流し、ポリシリコン膜502に不純物を導入する。或いはポリシリコン膜502を成膜した後に、不純物拡散やイオン注入の手法により不純物を導入してもよい。
【0041】
(C)上記構造体の主面の上記ポリシリコン膜502と、第2のシリコン基板503の主面とを重ね合わせ、酸素雰囲気中にて1100℃、1時間の熱処理を施して接合する。その後、第1のシリコン基板500を研削ならびに研磨し、第1のシリコン基板500を厚さ20μmのSOI層504とする。第2のシリコン基板503はSOI基板のいわゆる支持基板であり、熱酸化膜501はSOI基板のいわゆる埋め込み絶縁膜である。なお、酸素雰囲気中での上記熱処理により、第2のシリコン基板の裏面に熱酸化膜が形成されるので、フッ酸を含むエッチング液により除去する。
【0042】
以上の工程(A)〜(C)により、張合わせSOI基板が形成される。この張合わせSOI基板においては、酸化膜501の開口部606に充填されたポリシリコン膜507によって、SOI層504は、支持基板である第2のシリコン基板503に電気的に接続されている。
【0043】
(D)上記構造体の主面のSOI層504の一部に高濃度不純物拡散層508を、不純物拡散あるいはイオン注入の手法により形成する。
【0044】
(E)上記構造体の主面にクロム膜と金膜を順次、蒸着の手法により形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によってパターニングすることにより、PAD509ならびにPAD530を形成する。
【0045】
(F)上記構造体の主面に酸化膜を常圧CVDの手法により形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によりパターニングすることにより、下記のエッチング工程のエッチングマスクとなる酸化膜マスク510を形成する。
【0046】
引き続き図5に従って説明する。同図中(A)は断面図、(B)は平面図である。
(A)上記構造体のSOI層504を貫通し、埋め込み絶縁膜である酸化膜501に達する垂直の開口部511を、上記酸化膜マスク510をエッチングマスクとして、RIEの手法により形成する。SOI層504は、酸化膜501の開口部506に充填されたポリシリコン膜507によって、支持基板である第2のシリコン基板503に電気的に接続されているため、エッチング工程中に帯電することがない。従って、シリコン基板を用いて条件出しを行った最適エッチング条件にて、SOI基板の最適エッチングが実現される。
【0047】
なお、エッチングによる開口部が埋め込み絶縁膜501に達すると、パターンによっては、支持基板から電気的に絶縁されてしまう部位も出てくるが、SOI層のエッチング反応が終了した後での帯電のため、開口部の断面形状などのエッチング特性に影響を与えるものではない。
(B)上記構造体の主面の平面図である。a−a断面が上記(A)に相当する。開口部のうち512はエッチングホールである。
【0048】
次に、上記構造体を、バッファードフッ酸等のフッ酸を含むエッチング液に長時間浸漬し、開口部511よりエッチング液を侵入させ、埋め込み絶縁膜501を部分的に犠牲エッチングして除去し、自立構造を有する微小装置を得る。なお、トレンチエッチングのための酸化膜マスク510は埋め込み絶縁膜の犠牲エッチング時に同時に溶解し、除去される。
【0049】
犠牲エッチング後ならびにダイシング後の構造について、図6に従って説明する。同図(A)は平面図、(B)は(A)のb−b断面図、(C)は(A)のc−c断面図、(D)は(A)のd−d断面図である。
大きな面積を有する部位の直下の埋め込み絶縁膜は犠牲エッチング後も残存し、固定部520ならびに521、あるいはフレーム部522となる。523は両端が固定部520ならびに521に接続された細い部位であり、両持ち梁となる。524は片方の端が固定部520に接続された細い部位であり、片持ち梁となる。525の部分は可動し得る重りであり、内部のエッチングホール511からエッチングされて直下の埋め込み絶縁膜が全て除去され、梁526を介して固定部520に接続されている。
【0050】
酸化膜501の開口部506に充填されたポリシリコン膜507のうち、ダイシングラインに相当する部分は、ダイシングの際に削り代として除去される。従ってSOI層504と支持基板である第2のシリコン基板503との電気的接続のうち、ダイシングラインに設けた部分は解除される。
【0051】
一方、PAD530の形成された領域の酸化膜501の開口部に充填されたポリシリコン膜507’は除去されずに残っており、PAD530は第2のシリコン基板503に電気的に接続されている。そのためPAD530は支持基板である第2のシリコン基板503の電極取り出しのためのPADとなる。そしてPAD509は、重り525の電極取り出しPADであるから、PAD509とPAD530との間における静電容量の変化を測定すれば、基板の垂直方向に印加された加速度を検出する加速度センサが実現される。このとき、支持基板の裏面に裏面電極を形成するなどの、基板裏面からの電極取り出しは不要である。
【0052】
なお、本実施の形態においても前記第1の実施の形態と同様に、SOI層を支持基板に電気的に接続する部位をポリシリコンにより、SOI基板内部にダイシングラインならびに支持基板の電極取り出し部に設けたため、SOI層は支持基板に熱伝導的にも接続され、エッチング中のSOI層の温度上昇を押さえる効果もある。従って標準的なシリコン基板でのエッチング特性がそのまま本実施の形態のSOI基板においても再現されることに寄与している。
【0053】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態ならびに第2の実施の形態では、SOI層を支持基板に電気的に接続する部位を、SOI基板を形成する工程の中で、SOI基板の内部に埋め込んで形成した。しかし、本実施の形態においては、SOI層が支持基板から電気的に分離されている通常のSOI基板を使用し、SOI層を支持基板に電気的に接続する部位を、SOI基板を形成する工程の後に形成する例を示す。
【0054】
以下、図7に従って説明する。同図(A)〜(D)は、断面図である。なお、SOI基板を形成する工程は省略したが、支持基板と埋め込み絶縁膜とSOI層とが積層された通常のSOI基板を用いることが出来る。
(A)SOI基板600は、その外周部のSOI層と埋め込み絶縁膜603が一部面取りされ、支持基板604が露出している。このSOI基板600の主面のSOI層601の一部に高濃度不純物拡散層602を、ウエハ外周部の領域605(破線で示したダイシングラインで削除される部分の外側の部分)の部分におけるSOI層(601)に高濃度不純物拡散層606を、ウエハ外周部の面取りされた領域605の部分の露出している支持基板604に高濃度不純物拡散層611を、それぞれ不純物拡散あるいはイオン注入の手法により形成する。609の部分は微小装置を形成する領域であり、ウエハ面内に繰り返し形成される。また、一点鎖線はダイシングラインを意味する。
【0055】
(B)上記構造体の主面にクロム膜と金膜を順次、蒸着の手法により形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によってパターニングすることにより、高濃度不純物拡散層602の上部にPAD607を形成し、かつウエハ外周部の面取りされた領域605における高濃度不純物拡散層606と611とを接続する配線608を形成する。この配線608により、SOI層601は支持基板604と電気的に接続される。なお、クロム膜は、他の実施の形態と同様に金膜の密着性を向上させるための膜である。
【0056】
(C)上記構造体の主面に酸化膜を常圧CVDの手法により形成し、フォトならびにドライエッチングの手法によってパターニングすることにより、下記工程(D)のエッチングマスクとなる酸化膜マスク612を形成する。
【0057】
(D)上記構造体のSOI層601を貫通し、埋め込み絶縁膜603に達する垂直の開口部613を、上記酸化膜マスク612をエッチングマスクとして、RIEの手法により形成する。SOI層601は、ウエハ外周部の面取りされた領域605に設けられた配線608によって、支持基板604に電気的に接続されているため、エッチング工程中に帯電することがない。従って、シリコン基板を用いて条件出しを行った最適エッチング条件にて、SOI基板の最適エッチングが実現される。
【0058】
なお、エッチングによる開口部が埋め込み絶縁膜に達すると、パターンによっては、支持基板から電気的に絶縁されてしまう部位も出てくるが、SOI層のエッチング反応が終了した後での帯電のため、開口部の断面形状などのエッチング特性に影響を与えるものではない。
【0059】
次に、第1および第2の実施の形態と同様に、上記構造体を、バッファードフッ酸等のフッ酸を含むエッチング液に長時間浸漬し、開口部613からエッチング液を侵入させ、埋め込み絶縁膜603を部分的に犠牲エッチングして除去し、自立構造を有する微小装置を得る。
【0060】
その後、図の破線で示した部分をダイシングで切断する。これによりウエハ外周部の面取りされた領域605に設けられた配線608は、ダイシングによって各チップから分離され、SOI層601と支持基板604との電気的接続が解除される。
形成された微小装置の構造は前記第1の実施の形態と同様である。
【0061】
以上、第1〜第3の実施の形態の説明においては、具体的な例を用いて説明してきたが、膜厚や成膜手法など、これらの数値や文言、あるいは図に限定される訳ではない。以下、その例を説明する。
まず、第1〜第3の実施の形態において、SOI層がシリコンからなるSOI基板を例に説明してきたが、これに限定される訳ではなく、SOI層は他の半導体材料、場合によっては金属材料であっても良い。
【0062】
また、支持基板がシリコンからなるSOI基板を例に説明してきたが、これに限定される訳ではなく、支持基板は他の半導体材料、場合によっては金属材料であっても良い。また、単一の構造材に限らず、半導体材料、金属材料あるいは絶縁材料からなる複合材であっても良い。
【0063】
また、SOI基板を形成する場合に、ポリシリコン膜とシリコン基板との接合を例に説明してきたが、これに限定される訳ではなく、導電性の材料を成膜し、導電性の部位を有する支持基板に接合しても良い。
【0064】
また、犠牲層として熱酸化膜を例に説明してきたが、これに限定される訳ではなく、他の犠牲層材料、例えばイオン注入によって形成された埋め込み酸化膜、あるいはボロンガラス、ボロン燐ガラスであっても良い。
【0065】
また、電荷を帯びた気体化学種を用いた第1のエッチング方法としてはRIEを例に説明してきたが、これに限定される訳ではなく、イオンをSOI基板に衝突させてエッチングするエッチング方法であれば、工程中の帯電によるエッチング特性の変動を抑えることについて本発明は有効である。あるいは、エッチング工程に限らず、イオンをSOI基板に衝突させる、イオン注入やイオンプレーティング、あるいはクラスターイオンビーム蒸着などの注入や成膜工程であっても、工程中の帯電による特性の変動を抑えることついて本発明は有効である。
【0066】
また、第3の実施の形態において、支持基板が導電性の支持材として機能しない場合、例えばガラス基板を支持基板として用いたSOI基板の場合には、ウエハ外周部に設けた配線を、SOI基板の裏面にまで形成すれば良い。
【0067】
また、第3の実施の形態において、SOI層と支持基板とを電気的に接続する配線をSOI基板上に設ける例を説明したが、RIE装置上の制約、例えば搬送やエッチングチャンバーへのマウントが許されるならば、SOI基板に導電性の治具を取り付け、この治具によってRIE工程の時のみSOI層と支持基板とを電気的に接続するように構成しても良い。
【0068】
また、各実施の形態においては、構造膜上に形成される電子部品としてPAD(例えば図1の409)を例示したが、トランジスタ等の他の電子部品を形成した場合でも同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における製造工程の一部を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における製造工程の他の一部を示す断面図および平面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における製造工程で形成された微小装置の構造を示す断面図および平面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における製造工程の一部を示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における製造工程の他の一部を示す断面図および平面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における製造工程で形成された微小装置の構造を示す断面図および平面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における製造工程の一部を示す断面図。
【図8】従来例における製造工程の一部を示す断面図および平面図。
【図9】従来例における製造工程の他の一部を示す断面図および平面図。
【符号の説明】
100…支持基板 101…埋め込み絶縁膜
102…SOI層 103…開口部
104…エッチングホール 113…両持ち梁
114…重り 115…片持ち梁
116…梁 120、121…固定部
122…フレーム部 900…高濃度不純物拡散層
902…SOI基板 903…PAD
905…酸化膜マスク 400…第1のシリコン基板
401…酸化膜 406…開口部
402…ポリシリコン膜 403…第2のシリコン基板
404…SOI層
407…開口部406に充填されたポリシリコン膜
408…高濃度不純物拡散層 409…PAD
410…酸化膜マスク 411…開口部
412…エッチングホール 420、421…固定部
422…フレーム部 423…両持ち梁
424…片持ち梁 425…重り
426…梁 500…第1のシリコン基板
501…埋め込み絶縁膜 502…ポリシリコン膜
503…第2のシリコン基板 504…SOI層
506、506’…開口部
507…開口部506に充填されたポリシリコン膜
507’…開口部506’に充填されたポリシリコン膜
509…PAD 510…酸化膜マスク
511…開口部 512…エッチングホール
520、521…固定部 522…フレーム部
523…両持ち梁 524…片持ち梁
525…重り 526…梁
530…PAD 600…SOI基板
601…SOI層 602…高濃度不純物拡散層
603…埋め込み絶縁膜 604…支持基板
605…ウエハ外周部の領域 606…高濃度不純物拡散層
607…PAD 608…配線
609…微小装置を形成する領域 611…高濃度不純物拡散層
612…酸化膜マスク 613…開口部

Claims (1)

  1. 少なくとも支持基板と絶縁膜と構造膜とが積層された多層構造基板を用い、上記絶縁膜の少なくとも一部をエッチング除去することにより、上記構造膜に上記支持基板と微小間隔を隔てて対向する構造体を形成する微小装置の製造方法であって、
    上記構造膜を貫通して上記絶縁膜に達する開口部を、電荷を帯びた気体化学種を用いた第1のエッチングで形成する工程と、
    上記開口部からの第2のエッチングによって上記絶縁膜の少なくとも一部をエッチング除去する工程と、を備え、
    少なくとも上記第1のエッチング時には上記構造膜と上記支持基板とを電気的に接続する部位を上記多層構造基板の外部に設けられたエッチング用治具に形成したことを特徴とする微小装置の製造方法。
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