JP3991224B2 - カード設計検証方法及びカード設計検証システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード設計検証方法及びカード設計検証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカード設計に於いては、回路図エディタを代表する論理レベルのネットリスト作成ツールを使用して作成した、カード単体のネットリストの接続を検証するシステム、例えばネットの入出力オープン、マルチソースを検証するようなシステムが実用化されている。
【0003】
また、カードがコネクタ部品やケーブルを介して別のカードに接続されるようなカード間接続の存在する設計に於いては、それぞれのカードの接続対象となるコネクタ部品のピン属性の整合を検証するシステムが実用化されている。
【0004】
従来の技術としては、複数の論理回路図の図面間において同一信号線による接続関係を示す相互参照点毎に、この相互参照点に接続される構成部品の入出力属性と信号線の信号名とを格納し、これらの中から同一の信号名により構成部品の入出力属性を検索してその入出力属性により相互参照点間の論理接続をチエックし、このチエック結果に従って論理回路図の図面間の論理接続状態の適否を判定する論理接続チエック方式がある(例えば、特許文献1参照。)。しかし、この従来の技術は、1枚のカードを複数シートの回路図で表現するときのシート間の接続を信号名ベースでカード内の接続を検証するシステムであり、カード間の接続も検証可能なカードの接続検証システムではない。
【0005】
また、データ入力手順により実装基板のネットリスト情報と実装部品情報とを入力してテーブルを作成し、接続検証手順によりテーブルを参照してループネットなどの信号の接続関係を検証する実装基板試験容易性検証方法もある(例えば、特許文献2参照。)。しかし、この従来の技術も、単なるカード内の接続を検証するシステムであり、カード間の接続も検証可能なカードの接続検証システムではない。
【0006】
また、プリント基板と、プリント基板を実装するマザーボードの実装設計において、配線前後の実装設計段階が混在する階層間ネットの配線長を算出し、配線長の妥当性のチェックを可能とする実装設計チェック方法がある(例えば、特許文献3参照。)。しかし、この従来の技術は、カード間の接続にピンの配置情報の一致を利用しており、論理情報で接続可能なカードの接続検証システムとは異なる。また、検証のために配置する必要がある部分も、カードの接続検証システムとは異なる。
【0007】
【特許文献1】
特開昭63−257842号公報
【特許文献2】
特開平6−215067号公報
【特許文献3】
特開平6−203101号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の、従来のカードの接続検証システムでは、カード間については、コネクタのピン属性の整合性検証に留まっており、コネクタ前後の接続情報も必要とするような電気的接続の検証が不完全となっている。例えば、カード単体では、コネクタに接続されており、入力オープンでは無いような場合でも、カード間接続先の方のコネクタのピンが未使用となっている可能性がある。また、コネクタのピン属性は手動で指定するため、設計者の思い込みが入る可能性があり、特に、両カード間のコネクタのピン属性を同一設計者が指定する場合に於いては、カード間コネクタ部品ピン属性の整合検証自体が効果が無くなる可能性がある。これらの検証の不完全性や設計者の思い込みから、同じ回路構成において、カード内のみの接続と、カード間を含む接続では、後者の方が設計ミスを誘発する可能性が高くなり、これに伴い回路の目視確認に費す工数も多くなっており、カード設計品質を低下、および、検証工数の増加の要因となっている。
【0009】
このような状況から、カード間を含む接続検証においても、カード内の接続検証と同等の検証を行う手法が有効である。
【0010】
本発明の目的は、カード内の接続検証と同等の検証を行うことで、効率良く検証し、カード設計品質の向上に寄与するカード設計検証方法及びカード設計検証システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、カード設計において、1種類以上のカードのネットリストの情報と、カード同士の接続情報を与えることで、カード単体に対する接続検証を、カード間に対しても同等に実施することのできるカード設計検証方法及びカード設計検証システムである。
【0012】
カードネットリスト情報には、1種類以上のカードのネットリストの情報が存在している。カード間接続情報は、カードネットリスト情報で入力されるカード種類を使用したカードインスタンス(カード種類の実体)のカード間接続関係を定義している。部品情報は、カードネットリスト情報で使用されている部品の情報を定義しているライブラリである。カード接続関係マップ作成手段は、カードネットリスト情報及びカード間接続情報を入力し、カード接続関係マップ情報を作成して、カードネットリスト同士の接続関係のコネクタ部分だけを記憶する。カード接続関係マップ作成手段では、カードネットリスト内の接続は記憶しない。カード内検証手段は、カードネットリスト情報及び部品情報から、カード間接続対象箇所を抽出し、カード間接続箇所情報として記憶し、同時にカード内検証を行い、検証結果に結果を出力する。カード間接続情報作成手段は、カードネットリスト情報、カード接続関係マップ情報及びカード間接続箇所情報から、カード間接続ネットリスト情報を作成し記憶する。カード間検証手段は、部品情報及びカード間接続ネットリスト情報から、カード間接続検証を実施し、検証結果を得ることができる。カード内検証手段とカード間検証手段を別々に構成しているのは、1種類のカードが、複数個以上使用されていても、同一カードのカード内の接続について検証を1回で済ませることで、検証処理を効率化するためである。また、カード内とカード間で検証を分けることにより、検証結果が整理して出力されるため、結果確認作業が効率化される。
【0013】
このようにして、各カード内の接続について検証を実施し、さらにカード間の接続についても、カード内と同等の接続検証を実施するカード設計検証方法及びカード設計検証システムである。
【0014】
従って、従来、各カードの回路図を用いて部品情報と照らし合わせて目視していたカード間の接続検証を、当該カード設計検証方法及びカード設計検証システムにより、カード内の接続検証と同等の検証を行うことで、効率良く検証し、カード設計品質の向上に寄与する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明のカード設計検証システムの実施の形態は、カードネットリスト情報11、カード間接続情報12、部品情報13、カード接続関係マップ作成手段21、カード内検証手段22、カード間接続情報作成手段23、カード間検証手段24、カード接続関係マップ情報31、カード間接続箇所情報32、カード間接続ネットリスト情報33、および、検証結果4で構成している。
【0016】
カードネットリスト情報11には、1種類以上のカードのネットリストの情報が存在している。カード間接続情報12は、カードネットリスト情報11で入力されるカード種類を使用したカードインスタンスのカード間接続関係を定義している。カード間コネクタ直結接続の場合には、上位カードのカード種類名とコネクタのロケーション名、下位カードのカード種類名とカードインスタンス名とコネクタのロケーション名の対応が複数定義されている。カード間コネクタ直結の場合、上位カード種類と下位カード種類の上位下位関係、接続関係は一意に決まる。また、接続されるコネクタのピン名は、カード間で一致している。カード間ケーブル接続の場合には、一方に、カードインスタンス名とコネクタのロケーション名、他方に、カードインスタンス名とコネクタのロケーション名の対応、それに加え、コネクタピン接続ルールが複数定義されている。カード間ケーブル接続の場合、一方のカード種類と他方のカード種類の上位下位関係、接続関係が一意に決まらないため、カードインスタンス名で対応を取る必要がある。また、接続されるコネクタのピン名は、カード間で一致するとは限らないため、ピン名の対応を定義する必要がある。部品情報13は、カードネットリスト情報11で使用されている部品の情報を定義しているライブラリである。
【0017】
カード接続関係マップ情報31には、カードインスタンス別に、カード間接続されるコネクタのロケーション、ピンと接続先のカードインスタンス、ピンの対応がまとめられている。カード間接続箇所情報32には、カード種類別に、ピン、もしくは、ネットの情報がまとめられている。カード間接続ネットリスト情報33には、カード間のコネクタを経由する部分的なネットリスト接続情報がコネクタの接続が無い状態でまとめられている。
【0018】
カード接続関係マップ作成手段21は、カードネットリスト情報11及びカード間接続情報12からカード接続関係マップ情報31を作成する。カード内検証手段22は、カードネットリスト情報11及び部品情報13からカード間接続箇所情報32及び検証結果4を作成する。カード間接続情報作成手段23は、カードネットリスト情報11、カード接続関係マップ情報31及びカード間接続箇所情報32からカード間接続ネットリスト情報33を作成する。カード間検証手段24は、部品情報13及びカード間接続ネットリスト情報33から検証結果4を作成する。
【0019】
また、カード内検証手段22と、カード間検証手段24に於いて、カード内とカード間を別々に検証しているのは、同一カードが複数枚使用されていても、当該のカード内の接続について検証を1回で済ませることで、検証処理を効率化するためである。カード内とカード間を同時に検証する場合、各カードを接続した仮想的なカードについて、接続検証を行うため、複数枚以上使用されているカードの接続については、複数回検証することになる。また、カード内とカード間で検証を分けることにより、検証結果が整理して出力されるため、結果確認作業が効率化される。
【0020】
次に、図2のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0021】
図2のうち、ステップA4〜ステップA5は、図1のカード接続関係マップ作成手段21、ステップA6〜ステップA10は、図1のカード内検証手段22、ステップA11〜ステップA13は、図1のカード間接続情報作成手段23、ステップA14〜ステップA16は、図1のカード間検証手段24に対応している。
【0022】
まず、カードネットリスト情報11、部品情報13及びカード間接続情報12を入力する。(ステップA1、ステップA2及びステップA3)。次に、カード間接続情報12のカード間コネクタ直結接続の情報から、カード間コネクタ直結接続のカードインスタンスで構成される接続関係のマップを作成し、カード接続関係マップ情報31に記憶する(ステップA4)。次に、カード間接続情報12のカード間ケーブル接続の情報と、カード接続関係マップ情報31から、カード間コネクタ直結接続のカードインスタンスで構成されるマップにカード間ケーブル接続のカードインスタンスを追加し、カード接続関係マップ情報31に記憶する(ステップA5)。
【0023】
次に、カードネットリスト情報11をカード種類毎に検証する。カードネットリストから、検証箇所を順に抽出し(ステップA6)、検証箇所がカード間接続対象のコネクタを含んでいるかどうかを判断し(ステップA7)、検証箇所がカード間接続対象のコネクタを含んでいれば、カード間接続箇所情報32にカード種類と検証箇所の情報を記憶する(ステップA8)。次に、検証対象箇所に対して、部品情報13をもとに接続検証処理を実施し、結果を検証結果4に出力する(ステップA9)。このとき、検証対象箇所がカード間接続を含んでいる場合は、検証内容によっては接続検証処理を実施しないこともある。全カード種類、全検証箇所が完了していなければ、ステップA6に戻る(ステップA10)。
【0024】
次に、カード間接続箇所情報32からカード間を含む検証箇所を順に抽出し(ステップA11)、カードネットリスト情報11及びカード接続関係マップ情報31から、カード間を含む検証に必要な大きさの部分ネットリストを仮想的に作成し、カード間接続ネットリスト情報33に記憶する(ステップA12)。部分ネットリストは、カード間接続のコネクタやケーブルが無くなっており、カード間はネットが直接つながっている。全カード間接続箇所情報の抽出が終っていなければステップA11に戻る(ステップA13)。
【0025】
次に、カード間接続ネットリスト情報33から、部分ネットリストを順に抽出し(ステップA14)、部品情報13をもとに接続検証処理を実施し、結果を検証結果4に出力する(ステップA15)。このときの検証処理の内容はステップA9のものと同じとなる。全部分ネットリストについて検証が終っていなければステップA14に戻る(ステップA16)。
【0026】
次に、図2と図3を参照し、具体例を用いて説明する。
【0027】
図3のうち、カードネットリスト情報11、カード間接続情報12、及び、部品情報13は、検証システムの使用に必要となる情報である。カードネットリスト情報11は、CARD-A、CARD-B及びCARD-Cの3種類のカードの、接続情報が記録されている。LOC-A1[CON1]は、図中の部品のロケーション名がLOC-A1、部品名がCON1であることを表している。LOC-A2[CON-1]、LOC-A3[CON-1]、LOC-B1[CON-2]及びLOC-C1[CON-3]も同様。図中のNET-A1は、ネット名がNET-A1であることを表している。NET-A2、NET-A3、NET-B1、NET-B2、NET-C1及びNET-C2も同様である。また、▲1▼や▲2▼は、図中の部品のピン名を表しており、▲1▼や▲2▼の左右にあるI及びOは、そのピンのピン属性が入力、出力であることを表している。ピン属性は、ピン属性が未定以外の場合、部品情報のピン属性をそのまま継承するが、未定の場合、設計者が属性を自由に定義できる。カード間接続情報12は、最上位のカードのカードインスタンス名、カード間コネクタ直結接続情報、カード間ケーブル接続情報が記録されている。部品情報13は、部品の情報が記憶されている。図中のピン1:未定は、ピン1のピンの属性(入力、出力、双方向、電源、グランド、未定)をあらわしており、ピン属性が未定の場合は、入力、出力等どのように使用しても良いことを表している。
【0028】
まず、カードネットリスト情報11、カード間接続情報12及び部品情報13を入力する(ステップA1、ステップA2及びステップA3)。カード間接続情報12の検証対象システムの最上位カードの定義からカード種類CARD-AとカードインスタンスCINS-Aを抽出し、カード接続関係マップ情報31に記憶する。また、カード間コネクタ直結接続時の定義1から、カード間接続情報12に記憶した上位側のカード種類CARD-AのロケーションLOC-A1のコネクタに直結接続する下位側のカード種類CARD-Bと、そのカードインスタンスCINS-B1、ロケーションLOC-B1をカード間接続関係マップ情報31に上位と下位のコネクタのピンが1対1で接続されている状態で記憶する。このとき、カード種類CARD-BのカードインスタンスCINS-B1は、上位側であるカード種類CARD-AのカードインスタンスCINS-Aに繋がっていることを表現するために、CINS-A/CINS-B1と記憶される。このようにカードインスタンスを変更するのは、カード種類CARD-Aの実体が複数存在するようなケースで、どのカードインスタンスに繋がっているか明確にする必要があるためである。同様にして、カード間コネクタ直結接続時の定義2から情報を抽出し、カード接続関係マップ情報31に追加して記憶する(ステップA4及びステップA5)。
【0029】
次に、カードネットリスト情報11から、カード内検証箇所を抽出する。本例では、検証処理はネットに対して行うものとする。まずカード種類CADR-AのネットNET-A1を抽出する(ステップA6)。ネットNET-A1は、ロケーションLOC-A1に接続されており、カード接続関係マップ情報31から、ロケーションLOC-A1の部品は、カード間接続対象であるため、カード間接続を含むと判断される(ステップA7)。検証箇所は、カード間接続を含む場合、カード間接続箇所情報32に記憶される(ステップA8)。その後、ネットNET-A1に対する接続検証処理を実施する。本実施例の場合は、入力オープンネット、出力オープンネット及びマルチソースネットの検証を行う。NET-A1に接続されているピンには、ピン属性が入力となっているものが2個、出力となっているものが1個存在し、入力オープンネット、出力オープンネット、マルチソースネットが無いことが確認できる。結果については、検証結果4に出力する(ステップA9)。このようにして、カード種類CARD-AのネットNET-A2及びNET-A3、カード種類CARD-BのネットNET-B1及びNET-B2、及び、カード種類CARD-CのネットNET-C1及びNET-C2に対して同様にステップA6〜ステップA9の処理を行い、全カード内検証対象箇所の検証が完了する(ステップA10)。
【0030】
次に、カード間接続箇所情報32から、順に情報を取り出し(ステップA11)、カード間接続の含まれる部分ネットリストを仮想的に作成する。本例では、カード種類CARD-AのネットNET-A1から部分ネットリストを作成する。カードネットリスト情報11から、ネットNET-A1は、ロケーションLOC-A1のピン1及びロケーションLOC-A2のピン1に接続されており、また、カード接続関係マップ情報31から、カード種類CARD-Aとなる全てのカードインスタンスについて、カード間接続先のカードインスタンスのコネクタのロケーションのピンを検索し、カード種類CARD-BのカードインスタンスCINS-A/CINS-B1のロケーションLOC-B1のピン1、及び、カード種類CARD-BのカードインスタンスCINS-A/CINS-B2のロケーションLOC-B1のピン1が発見され、カードネットリスト情報11のカード種類CARD-B内のロケーションLOC-B1のピン1の接続から、部分ネットリストを作成する。このとき、カード間で経由するコネクタを無くし、ネットを直結したネットリストとして作成する。作成した部分ネットリストはカード間接続ネットリスト情報33に記憶される(ステップA12)。このとき、カード間の仮想的なネットリストは、同一種類のカードが複数枚使用されている場合、当該カードの全てのカードインスタンスについて作成する。これにより、対象となるカード内、カード間の全ての接続の検証が可能となる。このようにして、カード間接続箇所情報32に登録された全ネットに対して同様にステップA11〜ステップA12の処理を行い、全カード間接続ネットリスト情報の作成が完了する(ステップA13)。
【0031】
次に、カード間接続ネットリスト情報33から、順に部分ネットリスト情報を取り出し(ステップA14)、取り出した箇所に対して接続検証を実施する。本検証は、前記ステップA9と同じ方法にて行うことができる。つまり、カード間の接続に関係ある仮想的なネットリストを、カード間のネットリストと同様な形式で作成しているためである。本実施例の場合は、入力オープンネット、出力オープンネット及びマルチソースネットの検証を行う。カードインスタンスCINS-A/CINS-B1のネットNET-B1、カードインスタンスCINS-A/CINS-B2のネットNET-B1、及び、カードインスタンスCINS-AのネットNET-A1を抽出し、検証を実施する。これらのネットに接続されてるピンには、ピン属性が入力となっているものが1個、出力となっているものが2個存在する。このとき、カード間接続するコネクタは無視するため、コネクタのピン属性はカウントされない。出力ピンが複数存在するためマルチソースネットとなり、結果は検証結果4に出力する(ステップA15)。このようにして、全ての部分ネットリスト情報に対して、ステップA14〜ステップA16の処理を行い、全検証が完了する(ステップA16)。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明には以下の効果がある。
【0033】
従来、各カードの回路図を用いて部品情報と照らし合わせて目視していたカード間の接続検証を、当該カード設計検証方法及びカード設計検証システムにより、カード内の接続検証と同等の検証を行うことで、効率良く検証し、カード設計品質の向上に寄与するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード設計検証システムの実施の形態を示す図である。
【図2】本発明のカード設計検証システムの実施の形態の全体の動作のフローチャートである。
【図3】本発明のカード設計検証システムの具体例を示す図である。
【符号の説明】
4 検証結果
11 カードネットリスト情報
12 カード間接続情報
13 部品情報
21 カード接続関係マップ作成手段
22 カード内検証手段
23 カード間接続情報作成手段
24 カード間検証手段
31 カード接続関係マップ情報
32 カード間接続箇所情報
33 カード間接続ネットリスト情報

Claims (2)

  1. カードネットリスト情報を記憶する手段と、カード間接続情報を記憶する手段と、部品情報を記憶する手段と、カード接続関係マップ作成手段と、カード内検証手段と、カード間接続情報作成手段と、カード間検証手段と、カード接続関係マップ情報を記憶する手段と、カード間接続箇所情報を記憶する手段と、カード間接続ネットリスト情報を記憶する手段と、検証結果を記憶する手段を備えるコンピュータから構成されカード設計検証システムであって、
    前記カードネットリスト情報には、1種類以上のカードのネットリストの情報が存在し、
    前記カード間接続情報は、前記カードネットリスト情報で入力されるカード種類を使用したカードインスタンス(カード種類の実体)のカード間接続関係を定義し、
    前記部品情報は、前記カードネットリスト情報で使用されている部品の情報を定義し、
    前記カード接続関係マップ作成手段は、前記カードネットリスト情報及び前記カード間接続情報を入力し、前記カード接続関係マップ情報を作成して、カードネットリスト同士の接続関係のコネクタ部分だけを前記カード接続関係マップ情報を記憶する手段に記憶し、カードネットリスト内の接続は記憶せず、
    前記カード内検証手段は、前記カードネットリスト情報及び前記部品情報から、カード間接続対象箇所を抽出し、前記カード間接続箇所情報として前記カード間接続箇所情報を記憶する手段に記憶し、同時にカード内接続検証を行い、検証結果を出力し検証結果を記憶する手段に記憶し
    前記カード間接続情報作成手段は、前記カードネットリスト情報と前記カード接続関係マップ情報と前記カード間接続箇所情報とから、前記カード間接続ネットリスト情報を作成し前記カード間接続ネットリスト情報を記憶する手段に記憶し、
    前記カード間検証手段は、前記部品情報及び前記カード間接続ネットリスト情報から、カード間接続検証を実施し、検証結果を出力し検証結果を記憶する手段に記憶する、カード設計検証システム。
  2. 前記カード間接続情報は、
    カード間コネクタ直結接続の場合には、上位カードのカード種類名とコネクタのロケーション名、下位カードのカード種類名とカードインスタンス名とコネクタのロケーション名の対応が複数定義され、上位カード種類と下位カード種類の上位下位関係、接続関係は一意に決まり、接続されるコネクタのピン名は、カード間で一致し、
    カード間ケーブル接続の場合には、一方に、カードインスタンス名とコネクタのロケーション名、他方に、カードインスタンス名とコネクタのロケーション名の対応、それに加え、コネクタピン接続ルールが複数定義され、一方のカード種類と他方のカード種類の上位下位関係、接続関係が一意に決まらないため、カードインスタンス名で対応を取り、接続されるコネクタのピン名は、カード間で一致するとは限らないため、ピン名の対応を定義し、
    前記カード接続関係マップ情報には、カードインスタンス別に、カード間接続されるコネクタのロケーション、ピンと接続先のカードインスタンス、ピンの対応がまとめられており、
    前記カード間接続箇所情報には、カード種類別に、ピン、または、ネットの情報がまとめられており、
    カード間接続ネットリスト情報には、カード間のコネクタを経由する部分的なネットリスト接続情報がコネクタの接続が無い状態でまとめられている、請求項に記載のカード設計検証システム。
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