JP3990635B2 - 計算機システムを環境設定するシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品 - Google Patents

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Description

本発明は、計算機システムの動作を制御することに関し、特に、現在の動作セッションの特定のアスペクトと関連した複数の環境設定ファイルを適用することにより、計算機システムを環境設定することに関する。
計算機システムは、通常、スタンドアロンの計算機エレメントまたはネットワーク接続された計算機エレメントによって実施される。スタンドアロンの計算機エレメントでは、静的な環境設定データおよび動的なトランザクションデータのすべてが、例えばユーザにローカルなコンピュータ等の1つの計算機エレメントに記憶され、処理される。このタイプの計算機システムは、一般に、計算機エレメントが大容量の記憶装置および大きな処理能力を含むことを必要とする。これは、コスト高になり得る。さらに、計算機システムの動作を制御する環境設定データまたはそれ以外の命令に何らかの変更があると、ユーザは、計算機エレメントに実際にアクセスして、その変更を行わなければならない。このようなことから、2つ以上のスタンドアロンの計算機エレメントにアクセスしなければならない場合には、変更は、多大な時間を要し、したがって費用の要するものとなる。
しかしながら、ネットワーク接続された計算機エレメントでは、静的な環境設定データおよび動的なトランザクションデータの多くが、その計算機エレメントから遠隔に位置するサーバに記憶され、処理される。図1は、ネットワーク接続された計算機エレメントの一実施形態を示している。この実施形態では、計算機エレメント22は、ネットワーク26を介してサーバ28と通信する。ネットワーク接続された計算機エレメントは、複数のスタンドアロンの計算機エレメント上に複製の情報を記憶するのではなく、あらゆる共通のデータおよびアプリケーション情報を、計算機エレメントがアクセスできるサーバ28またはネットワーク26と通信する記憶エレメントといった1つの中央の場所に記憶することができるので、有利である。さらに、共通のアプリケーションおよび/または基礎データに対する変更の多くは、複数のスタンドアロンの計算機エレメントに対する変更よりも時間を要しない。これは、一組の変更が、それぞれの計算機エレメントへの実際のアクセスを必要とすることなく、中央の場所で行うことができるからである。
図1をここで用いて参照すると、計算機システムは、計算機エレメント22、計算機エレメントのユーザ、計算機エレメントの場所、ならびに計算機エレメントの機能および/またはプレゼンテーションに影響し得る計算機システムの他の任意のアスペクトを備える。例えば、計算機エレメント32,34および36は、異なる場所に配置されることがあり、異なるユーザが、さまざまな活動のためにその計算機エレメントを利用することがある。あるいは、同じユーザが、活動のタイプ、交代制勤務、曜日、または計算機エレメントのユーザの利用と関連した他の変動事項に基づいて、異なる場所の計算機エレメントを利用することがある。さらに、計算機システムの計算機エレメント、ユーザ、場所などの特性について、計算機エレメント上で開始される動作セッションのすべてまたはほとんどに共通した特性が存在し得る一方、特定の計算機エレメント、ユーザ、場所などの他の特性について、計算機システムの特定の動作セッションに特有の特性が存在し得る。
したがって、どのタイプの計算機システムの実施態様においても、計算機エレメントは、環境設定データにアクセスしなければならない。この環境設定データは、特に、計算機
エレメントにアクセスするユーザへの情報の提示、計算機エレメントが通信する周辺デバイス、ユーザから受信した情報の処理ルール、および計算機システムの機能に関する他の任意のタイプの命令を定義する計算機エレメントの命令を含む。一般に、環境設定データは、ある特定の計算機エレメントまたはある特定のユーザのいずれかに関連する環境設定ファイルに記憶される。したがって、ユーザが、計算機システムの計算機エレメントにログオンすると、計算機エレメントは、計算機エレメントの環境設定ファイルまたはユーザの環境設定ファイルのいずれかからその環境設定命令を受け取る。通常、特定の計算機エレメントまたは特定のユーザに関連した環境設定ファイルは、計算機システムの計算機エレメントおよび/またはユーザのすべてに共通の一般的な命令、ならびに、その特定の計算機エレメントおよび/またはその特定のユーザに特有の命令の双方を含む。

計算機エレメントに関連した環境設定ファイルは、ユーザがその計算機エレメントにログオンするごとに、ユーザの同一性を問わず、その計算機エレメントが、どのように環境設定されるかに関する命令を含む。したがって、ある特定の計算機エレメントにどのユーザがログオンしても、ログオンするごとに、その計算機エレメントは、同じ形態で環境設定される。計算機エレメントにログオンするある特定のユーザが、異なる環境設定またはカスタマイズされた環境設定を望む場合には、そのユーザは、計算機エレメントにログオンするごとに、計算機エレメントをそれに応じて手動で環境設定しなければならない。この作業は、ユーザにとって多大な時間を要する作業である。さらに、一般的な環境設定属性が変化する場合には、ユーザおよび/またはシステム管理者は、通常、それぞれの環境設定ファイルを個別にアクセスして、変更しなければならない。この作業も、やはりユーザおよび/またはシステム管理者にとって多大な時間を要する、骨の折れる作業である。
他方で、ユーザに関連した環境設定ファイルは、その特定のユーザが、計算機エレメントの同一性を問わず、計算機エレメント22にログオンするごとに、計算機エレメント22がどのように環境設定されるかに関する特定の命令を含む。したがって、ある特定のユーザが、計算機システムの任意の計算機エレメントにログオンするごとに、その計算機エレメントは、そのユーザの環境設定ファイルに従って環境設定される。このタイプの環境設定は、ユーザの任務が、ユーザが使用している特定の計算機エレメントに対して決して変わることがない場合に、うまく機能する。しかしながら、計算機システムの特定の計算機エレメントが、所定の活動に使用される一方、別の計算機エレメントが別の活動に使用され、かつ、ユーザが、さまざまな計算機エレメントに移動して、それらの活動を行う場合には、ユーザが、計算機エレメントを変更するごとに、計算機エレメントは、その特定のユーザ用に環境設定されるものの、その計算機エレメントに割り当てられた所定の活動用には環境設定されない。このようなことから、ユーザは、計算機エレメントにログオンするごとに、その計算機エレメントに割り当てられた所定の活動用にその計算機エレメントを手動で環境設定しなければならない。この作業も、やはりユーザにとった多大な時間を要するものである。
所定の活動が計算機エレメントに割り当てられ得る計算機システムにおいて、ユーザが計算機エレメントにログオンするごとに、その計算機エレメントの少なくとも一部を環境設定しなければならない事態を回避する1つの方法は、計算機エレメントを、計算機エレメントに割り当てられた活動用に、所定の命令によってハードコード化することである。そして、計算機エレメントは、特定のユーザに関連した環境設定ファイルから情報を受け取ってもよい。しかしながら、この状況において、ある特定の計算機エレメントに割り当てられた活動が、絶えず変化すると、管理者は、計算機エレメントに実際にアクセスして、その計算機エレメントのハードコード化された命令を変更しなければならない。この作業は、管理者にとって多大な時間を要する、ひどく骨の折れるプロセスとなる。
このように、通常、計算機システムのどの計算機エレメントについても、環境設定をユーザまたは計算機エレメントのいずれかに結び付けることなく、その計算機エレメントに
関連した活動およびその計算機エレメントにログオンする特定のユーザを考慮に入れた命令で動的に環境設定する方法は存在しない。さらに、通常、計算機システムの計算機エレメントおよび/またはユーザのすべてまたはほとんどに適用される一般的な命令、ならびに計算機システムの小グループまたは個々の計算機エレメントもしくはユーザに適用される特定の命令用に計算機エレメントを環境設定する効率的な方法は存在しない。このようなことから、ユーザおよび/または計算機システムの管理者は、計算機エレメントへのログオン後に比較的多くの環境設定を行わなければならない。また、計算機エレメントが、ユーザの環境設定ファイル、計算機エレメントの環境設定ファイルにアクセスするかどうかにかかわらず、あるいはユーザの環境設定ファイルが、ハードコード化された環境設定と結合されているかどうかにかかわらず、ユーザおよび/または計算機システムの管理者は、あらゆる既存の環境設定ファイルを変更するために、比較的多くの量の作業を行わなければならない。
上記詳述した検討に鑑みると、計算機業界には、計算機システムの特定のユーザ、特定の計算機エレメントの機能、および/または計算機システム全体の他の任意のアスペクト用に、特定の計算機エレメントを効率的に、かつ動的に環境設定する機能に対する要求が存在する。これにより、計算機エレメントのユーザおよび/または計算機システムの管理者は、ユーザが特定の計算機エレメントにログオンするごとに、または既存の環境設定ファイルが変化する場合に、環境設定を行うのに多大な時間を要する必要なく、骨を折る必要もない。さらに、特定のユーザおよび計算機エレメントに関連した活動に基づいて異なる環境設定を行うことに加えて、計算機エレメントの場所、曜日、または計算機システムの他の任意のアスペクトに基づいて、特定の計算機システムを異なる環境設定にすることが、好都合な場合がある。しかしながら、従来の環境設定技術は、通常、計算機システムの任意の、またはすべての所望のアスペクトに基づく環境設定を提供することによって、計算機システムの環境設定をカスタマイズする効率的な方法を提供しない。したがって、効率的な方法に対する要求が存在する。
本発明のシステムおよび方法は、特定の動作セッション用に存在する、特定の計算機システムのアスペクトに基づいて計算機システムを効率的に環境設定することを提供する。特定の計算機システムの特定のアスペクトと関連するアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって基本環境設定ファイルの環境設定属性を更新することにより、セッション環境設定ファイルが、動作セッション用に生成される。特定の計算機システムの特定のアスペクトは、例えば、特定の計算機エレメント、計算機エレメントの特定のユーザ、計算機エレメントの特定の場所、および/または計算機システムの他の任意のアスペクトである。したがって、セッション環境設定ファイルは、環境設定ファイルと関連した特定の計算機システムのアスペクトの任意の組み合わせとして作成することができ、ユーザおよび/または管理者が計算機システムを別々に環境設定する必要がないように、特定の動作セッション用に、任意の周辺デバイスを含む特定の計算機システムを適切に設定する。
特定の計算機システムの動作を、当該計算機システムの所定のアスペクトに基づいて制御する本システムおよび方法の好都合な実施形態は、所定のシーケンスで、アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、セッション環境設定を生成することを含む。したがって、シーケンスの後段のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性は、基本環境設定ファイルの環境設定属性、およびシーケンスの初期のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性を上書きすることがある。さらに、シーケンスの後段のアスペクト環境設定ファイルに含まれる活性化された環境設定属性が、基本環境設定ファイルおよびシーケンスの初期の任意のアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を上書きできるように、別
の実施形態は、アスペクト環境設定ファイルの選択された環境設定属性を活性化することを含む。その上、基本環境設定ファイルおよび/またはアスペクト環境設定ファイルは、スクリプトを含むことができる。このスクリプトは、本発明の処理エレメントに行為の実施を要求する、特定の計算機システムの所定の動作を定義する。これにより、計算機システムが、所定の動作を要求されると、処理エレメントは、スクリプトと関連した行為を実施する。
アスペクト環境設定ファイルの例は、計算機システムの計算機エレメント、当該計算機エレメントのユーザ、および当該計算機エレメントの場所と関連した環境設定ファイルである。アスペクト環境設定ファイルと、計算機システムのアスペクト、例えば計算機エレメント、計算機エレメントのユーザ、および計算機エレメントの場所との関連は、基本環境設定ファイルを更新する適切なアスペクト環境設定ファイルを特定するために、本発明の処理エレメントによってアクセス可能な関連表で定義することができる。その上、計算機システムのそれぞれのアスペクトと関連した2つ以上のアスペクト環境設定ファイルが存在し得る。したがって、第1のアスペクト環境設定ファイルが、一般的な環境設定属性を含むことができる一方、第1のアスペクト環境設定ファイルと同じアスペクトに関連した第2の環境設定ファイルは、特定の環境設定属性を含む。この実施形態では、少なくとも第1および第2のアスペクト環境設定ファイルから生成されるセッション環境設定ファイルは、一般的な環境設定属性および特定の環境設定属性の双方を含む。
したがって、基本環境設定を少なくとも1つのアスペクト環境設定によって更新することによるセッション環境設定ファイルの生成は、特定の計算機システムの動作の効率的かつ効果的な制御を提供し、計算機システムの特定の動作セッションを、特定のユーザ、特定の計算機エレメント、特定の場所、および/または計算機システムの環境設定に影響する計算機システムの他の任意のアスペクトにカスタマイズする。このようなことから、セッション環境設定ファイルは、適切な環境設定属性のすべてを含むので、ユーザが特定の計算機システムの動作セッションを開始した後、ユーザおよび/または管理者は、時間および労力を費やして、計算機エレメントを環境設定する必要はない。
このように、本発明を概括的に説明したが、以下では、添付図面が参照される。なお、これら添付図面は、必ずしも一定の縮尺によって描かれているとは限らない。
以下に、本発明を、添付図面を参照しながらより十分に説明する。添付図面には、本発明の実施の形態のすべてではなく、いくつかが示されている。確かに、これらの発明は、多くの異なる形式で具体化することができ、ここに示される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示が、適用可能な法的要件を満たすように提供される。全体を通して、同様の番号は、同様の要素を参照する。
本発明のシステムおよび方法は、特定の計算機システムの動作セッション用に存在する、計算機システムのアスペクトに基づいて計算機システムを効率的に環境設定することを提供する。セッション環境設定ファイルが、基本環境設定ファイルの環境設定属性を、アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性で更新することにより、動作セッションに対して生成される。アスペクト環境設定ファイルは、例えば、特定の計算機エレメント、計算機エレメントの特定のユーザ、計算機エレメントの特定の場所、および/または計算機システムの他の任意のアスペクトなどの特定の計算機システムのアスペクトに関連する。したがって、セッション環境設定ファイルは、環境設定ファイルに関連した計算機システムのアスペクトの任意の組み合わせとして作成することができ、ユーザおよび/または管理者が、計算機エレメントを個別に環境設定する必要がないように、特定の動作セッション用に特定の計算機システムを適切に設定する。
図1は、計算機システムを環境設定する本発明の一実施形態の方法およびシステム20のネットワーク図である。計算機システムは、これらに制限されるものではないが、計算機エレメント22、計算機エレメントのユーザ、計算機エレメントの場所、および計算機エレメントの機能に影響し得る計算機システムの他の任意のアスペクトを含む。システム20は、通常、ネットワーク26を介して接続された計算機エレメント22およびサーバ28を含む。また、システム20は、以下により十分に説明するように、一般に、計算機エレメント22および/またはサーバ28上に存在し得る処理コンポーネントを含む。計算機エレメント22およびサーバ28は、異なるワークステーション、コンピュータ、サーバまたは計算機デバイスの一部として分散されていてもよい。これらの異なるワークステーション、コンピュータ、サーバまたは計算機デバイスは、異なる物理位置に存在することができ、かつインターネット、イントラネットまたは他のネットワーク26を介して相互に通信することができる。一貫性を保つために、以下の解説では、別段の説明がなければ、システム20の異なるコンポーネントは、分散されているものとする。しかしながら、別の実施形態では、計算機エレメント22およびサーバ28は、単一のワークステーション、コンピュータ、サーバまたは他の計算機デバイスの一部であってもよく、したがって、内部伝送路を介して相互に通信してもよい。
記憶エレメントは、計算機エレメント22および/またはサーバ28の一部であってもよいし、あるいは、計算機エレメント22およびサーバ28から分離し、インターネット、イントラネットまたは他のネットワークを介して計算機エレメント22およびサーバ28と通信してもよい。環境設定を問わず、記憶エレメントは、例えばアクティブデータオブジェクト(ADO:active data object)インタフェースまたはオープンデータコネクティビティ(ODBC:open database connectivity)インタフェースなどのインタフェースを介して、システム20の他のコンポーネントによってアクセスされる。記憶エレメントは、データベースであってもよいし、あるいは、当業者に既知の他の任意の記憶デバイスであってもよい。
計算機エレメント22は、ユーザインタフェースを含む計算機システムの一部を表し、計算機システムのユーザは、計算機システムに関連したタスクおよび活動を実行するために計算機エレメント22を利用することができる。計算機エレメント22は、ラップトップコンピュータ32、パーソナルコンピュータもしくはワークステーション34、ネットワーク接続された複数のパーソナルコンピュータもしくはワークステーション36、またはユーザインタフェースをサポートでき、任意のタイプのコンピュータプラットフォーム上で動作する環境設定他の任意のタイプの計算機デバイスであってもよい。ユーザインタフェースは、計算機エレメント22に記憶されるアプリケーションプログラムの一部であってもよい。ユーザインタフェースは、一般に、ユーザに情報を適切に提示することができ、ユーザ入力の要求およびユーザからの情報の受信を行うことができ、かつネットワーク26との通信を行うことができる任意のタイプのインタフェースである。システム20は、多くのユーザが計算機システムを利用できるように、多くのクライアントコンポーネント22を含むことができる。計算機エレメント(または複数の計算機エレメント)22は、内部通信、インターネット、イントラネットまたは他のネットワーク26を介して、サーバ28、記憶エレメントおよび処理コンポーネントと通信できる限り、物理的にいかなる場所に位置していてもよい。

1つの有利な実施形態のサーバ28は、アプリケーションサーバであってもよい。このアプリケーションサーバは、例えばMicrosoft Windowsなどの現在の任意のオペレーティングシステムを利用することができる。サーバ28には、アプリケーションプログラムが常駐することができる。このアプリケーションプログラムは、他の機能の中でもとりわけ、タスクを実行するのに必要な情報および/または要求された情報を、
任意の適切な形式で計算機エレメント22に提供する。ユーザは、この形式を、計算機エレメント22および例えばディスプレイを含むユーザインタフェースを介して「スクリーン」として見る。当業者には知られているように、スクリーンは、対話形式とすることができ、計算機システムが所望の機能を実行するのに必要な行為または情報をユーザに促すことができる。計算機エレメント22および/またはサーバ28に記憶されたアプリケーションプログラムは、ユーザおよび/またはユーザの要求によって取られた動作に基づいて、記憶エレメントにアクセス/クエリー発行を行い、スクリーンのいずれに対しても内容も提供することができる。
計算機エレメント22が適切に動作するには、計算機エレメント22は、所望の動作についての適切なパラメータを含むように環境設定されなければならない。この環境設定は、通常、環境設定ファイルに含まれる。環境設定ファイルは、計算機エレメント22の記憶エレメント、サーバ28および/または独立した記憶エレメントに記憶される。環境設定ファイルは、必要なあらゆるタイプの情報または指示、すなわち環境設定属性を含むことができる。この環境設定属性は、計算機エレメントおよびアプリケーションプログラムの機能が所望の方法でユーザに提供されることを保証し、コンピュータと通信する周辺デバイスが正しく設定されることを保証し、かつ計算機エレメントおよび/またはアプリケーションプログラムの実施に関連した他の任意のパラメータが正しい定義を有することを保証するために必要である。
また、計算機システムが、スクリプト内で特定される所定の動作(または複数の動作)を実行するように要求されるか、または自動的に実行する場合に、その動作(または複数の動作)に関連した行為が、スクリプトで指定したように実施されるよう、環境設定属性は、計算機システムの所定の動作(または複数の動作)にスクリプトをリンクする選択肢を含むこともできる。スクリプトの作成により、組織は、計算機システムを、それら組織の企業ルールに従ってカスタマイズすることが可能になる。例えば、ユーザが、組織によって許可されていないある特定の動作を実行するように計算機システムに要求するか、または要求された動作に代わるより望ましい代替案が存在する場合に、スクリプトは、ユーザにエラーメッセージを表示する指示を含むことができる。したがって、本発明の処理エレメントは、スクリプトに関連した所定の動作が、自動的に行われるか、またはユーザによって要求される時を認識し、リンクされたスクリプトにアクセスして、スクリプトに指示された行為を実施する。
図2は、環境設定ファイル40、関連表42、およびシーケンス44を含む記憶エレメント38の一実施形態を示している。環境設定ファイル40は、基本環境設定ファイル46および少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイル48を含む。基本環境設定ファイル46は、計算機システムのネットワークの比較的大きなグループまたはネットワークの計算機エレメントのすべてを環境設定するための一般的な環境設定属性および/または共通環境設定属性を含むことができる。アスペクト環境設定ファイル48は、計算機システムの比較的小さなグループまたは個々の計算機エレメントを環境設定するための、より限定された環境設定属性を含むことができる。さらに、アスペクト環境設定ファイルは、計算機エレメント、ユーザ、場所、および計算機システムの他の任意のアスペクトといった計算機システムのある特定のアスペクトに、関連表42を介して関連することができる。
例えば、アスペクト環境設定ファイルは、ユーザインタフェースを介してユーザに提示される項目を表示するために使用される言語、ユーザに利用可能なアプリケーションプログラム、ユーザに関連したセキュリティ、およびある特定のユーザに特有の他の任意の特性といった所定の環境設定属性を含むことができる。そのアスペクト環境設定ファイルは、関連表42で指定されるように、計算機システムの特定のユーザに関連することができる。他のアスペクト環境設定ファイルは、計算機エレメントが通信できる周辺デバイスに
関する命令およびそれらの周辺デバイスがどのように動作すべきかに関する命令、計算機エレメントに常駐するか、または計算機エレメントを介してアクセスできるアプリケーションプログラム、計算機システムに割り当てられた活動、ならびに計算機エレメントの機能に関する他の任意の命令といった所定の環境設定属性を含むことができる。そのアスペクト環境設定ファイルは、関連表42で指定されるように、計算機システムのある特定の計算機エレメントに関連することができる。さらに、アスペクト環境設定ファイルは、関連表42において、計算機エレメントの場所または計算機エレメントの動作する曜日といった、計算機システムの他の任意のアスペクトと関連する計算機エレメントを環境設定するための環境設定属性を含むことができる。
また、計算機システムの所定のアスペクトは、1次アスペクト環境設定ファイルおよび2次アスペクト環境設定ファイルと関連することもできる。したがって、ある特定のユーザは、そのユーザおよび少なくとも1人の他のユーザに共通の環境設定属性を含む1次アスペクト環境設定ファイルと関連することができる。次に、その特定のユーザは、そのユーザに特有の環境設定属性を含む2次アスペクトファイルと関連することもできる。例えば、計算機システムが複数のユーザからなるグループを含み、ユーザAがスペイン語を話す唯一のユーザである一方、そのグループのユーザ全員が同じセキュリティ設定を有する場合に、ユーザAと関連した1次アスペクト環境設定ファイルは、ユーザからなるグループに共通のセキュリティ環境設定属性を含むことができ、ユーザAと関連する2次アスペクト環境設定ファイルは、ユーザAに特有のスペイン語の環境設定属性を含むことができる。
また、記憶エレメント38は、基本環境設定ファイル46の環境設定属性を、所定の計算機システムの特有のアスペクトと関連したアスペクト環境設定ファイル48の環境設定属性によって更新する順序のシーケンス44を含むこともできる。これにより、所定の計算機システムのセッション環境設定ファイルが生成される。例えば、シーケンス44に示すように、基本環境設定ファイル46の環境設定属性は、まず、所定の計算機システムの特定の計算機エレメントと関連した1次アスペクト環境ファイルによって更新され、次に、その2次アスペクト環境ファイルによって更新される。次に、基本環境設定ファイル46の環境設定属性は、所定の計算機システムの特定のユーザと関連した1次アスペクト環境設定ファイルによって更新され、次に、その2次アスペクト環境設定ファイルによって更新される。本発明の実施形態の中には、基本環境設定ファイルの環境設定属性を、計算機システムの環境に関して最も有利な方法で更新するために、シーケンスを変更するものもある。
基本環境設定ファイルの環境設定属性を、所定のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性によって更新することは、特定のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性(または複数の属性)と異なる基本環境設定ファイルのあらゆる環境設定属性(または複数の属性)を、その特定のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性(または複数の属性)によって上書きすることを伴うことになる。その結果、環境設定属性のグループは、シーケンスが最後のアスペクト環境設定ファイルに到達し、その結果の環境設定属性のグループがセッション環境設定ファイルを構成するまで、同様にして、シーケンスの後段のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性によって上書きされることになる。
本発明のシステムのさらに別の実施形態では、アスペクト環境設定ファイル48に含まれる環境設定属性は、活性化選択肢を含むことができる。環境設定ファイルのある特定の環境設定属性の活性化選択肢が活性化されると、活性化選択肢は、シーケンスの初期の基本環境設定ファイルおよび/またはアスペクト環境設定ファイルに含まれる同じ環境設定属性を、その初期の環境設定属性が活性化されていようがいまいが、上書きすることがある。この実施形態では、シーケンスの後段のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性
が、シーケンスの初期の環境設定ファイルの環境設定属性と異なるものの、それが活性化されていない場合には、後段の異なる環境設定属性は、初期の環境設定属性を上書きしないことになる。
その結果、環境設定属性のグループは、セッション環境設定ファイルを構成する。このセッション環境設定ファイルは、その後、所定の計算セッションについて効率的かつ適切に計算機エレメントを環境設定するために、本発明の処理エレメントがアクセスでき、かつ計算機エレメントに適用することができる。ここでは、所定のアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって基本環境設定ファイルの環境設定属性を更新することにより、セッション環境設定ファイルを生成することとして、計算機システムの環境設定が説明されるが、セッション環境設定ファイルの生成は、所定の計算機システムと関連した環境設定属性を、当業者に既知の任意の方法で提供することを含む。これには、実際のセッション環境設定ファイルの作成は含まれないことになる。換言すると、実際のセッション環境設定ファイルは、作成される必要がない。その代わり、本発明の処理エレメントは、適用可能なアスペクト環境設定ファイル(または複数のファイル)の環境設定属性によって更新されていない基本環境設定ファイルにアクセスし、この基本環境設定ファイルを使用するだけでよい。適用可能なアスペクト環境設定ファイル(または複数のファイル)の環境設定属性によって更新されていない基本環境設定ファイルの環境設定属性について、処理エレメントは、所定の計算機システムにとって適切なアスペクト環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルに記憶された属性ではなく、アクセスしたアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性を使用するだけでよい。
同様にして、基本環境設定ファイルおよびアスペクト環境設定ファイルは、必ずしも実際のファイルであるとは限らない。これらのファイルも、当業者に既知の任意の方法で環境設定属性を提供することを含む。一例は、共通の場所または共通の複数の場所の環境設定属性のすべてまたはグループを記憶すること、および、特定の環境設定属性を基本環境設定属性またはアスペクト環境設定属性として指定することを含むことができる。したがって、必要に応じて、共通の場所(または共通の複数の場所)から適切な環境設定属性(または複数の環境設定属性)にアクセスすることができる。
図3Aおよび図3Bは、本発明の計算機システムの動作を制御するシステムおよび方法の機能例を示している。図3Aおよび図3Bは、4つの計算機エレメント、2人のユーザ、および2つの場所を有する計算機システムを示しているが、以下に説明する機能は、2つ以上の計算機エレメント、2人以上のユーザ、および2つ以上の場所を含む任意の計算機システム環境に適用することができる。図3Aおよび図3Bの計算機システムは、上述したように、ネットワーク26を介してサーバ28と通信する。
図3Aは、ユーザAが、場所Aの計算機エレメントAおよび場所Bの計算機エレメントCを利用し、ユーザBが、場所Aの計算機エレメントBおよび場所Bの計算機エレメントDを利用する特定の計算機システムを示している。図3Bは、ユーザBが、場所Aの計算機エレメントAおよび場所Bの計算機エレメントCを利用し、ユーザAが、場所Aの計算機エレメントBおよび場所Bの計算機エレメントDを利用する別の特定の計算機システムを示している。これらのユーザは、異なる時刻に異なる場所で作業することができる。したがって、これらのユーザは、例えば、交代制勤務、曜日、および/またはユーザによって実行される特定の活動などの何らかの理由によって、異なる場所の異なる計算機エレメントを利用することができる。これらの計算機システムの要件は、場所Aの計算機エレメントのすべてが、周辺デバイスAを利用するように環境設定されなければならない一方、場所Bの計算機エレメントのすべてが、周辺デバイスBを利用するように環境設定されなければならないこと、計算機エレメントAおよびCが、活動Aを実行するように環境設定されなければならない一方、計算機エレメントBおよびDが、活動Bを実行するように環
境設定されなければならいこと、ならびにユーザAが、スペイン語を話すユーザ用に環境設定された計算機エレメントを利用しなければならない一方、ユーザBが、英語を話すユーザ用に環境設定された計算機エレメントを利用しなければならないことを含む。
したがって、システム管理者は、場所、計算機エレメント、およびユーザのすべてに共通の環境設定属性のすべてを含む基本環境設定ファイルを設定することができる。また、この基本環境設定ファイルは、他の任意の環境設定属性用のデフォルト設定またはデフォルト命令を含むこともできる。これにより、ある特定のアスペクトのアスペクト環境設定ファイルが存在しない場合に、上述したように、基本環境設定ファイルは、上書きされず、したがって、デフォルトの環境設定属性を含む。あるいは、システム管理者は、デフォルトの環境設定属性を有するデフォルトのアスペクト環境設定ファイルを準備してもよい。このデフォルト環境設定ファイルは、この特定の計算機システムの特定のアスペクトと関連した特定のアスペクト環境設定ファイルが存在しない場合に適用されることになる。また、システム管理者は、計算機システムの上記要件を満たすのに必要な環境設定属性を含むアスペクト環境設定ファイルを準備してもよい。例えば、アスペクト環境設定ファイル(ACF:aspect configuration file)1およびACF2は、それぞれ、周辺デバイスAおよび周辺デバイスBと通信するように計算機エレメントを環境設定するための命令および/または設定に関する環境設定属性を含むことができる。ACF3およびACF4は、それぞれ、活動Aおよび活動Bを実行するように計算機エレメントを環境設定するのに必要な環境設定属性を含むことができる。また、ACF5およびACF6は、それぞれ、スペイン語および英語によってユーザに情報を提示するように計算機エレメントを環境設定するのに必要な環境設定属性を含むことができる。さらに、管理者は、スクリプトを準備し、上述したアスペクト環境設定ファイルの任意のものの環境設定属性のスクリプトへリンクを指定してもよい。スクリプトは、計算機システムの所定の動作が行われる場合に、処理エレメントが行為を実施するための命令を含む。例えば、ユーザが、活動Aまたは活動Bに関して、それぞれ実行できないか、または実行すべきでない動作を要求した場合に、ACF3およびACF4は、エラーメッセージまたは選択肢を列挙するメッセージを計算機エレメントのユーザに表示するための命令を含んだスクリプトへのリンクを含むことができる。
次に、システム管理者は、ACF1から6の1つまたは2つ以上のものを、計算機システムの所定のアスペクトと関連付けることができる。例えば、場所Aの計算機エレメントが、周辺デバイスA用に環境設定されることを確実にするために、ACF1を場所Aと関連付けることができる。場所Bの計算機エレメントが、周辺デバイスB用に環境設定されることを確実にするために、ACF2を場所Bと関連付けることができる。計算機エレメントAおよびCが、活動A用に環境設定されることを確実にするために、ACF3を計算機エレメントAおよびCと関連付けることができる。計算機エレメントBおよびDが、活動B用に環境設定されることを確実にするために、ACF4を計算機エレメントBおよびDと関連付けることができる。ユーザAが利用しているいずれの計算機エレメントも、ユーザAにスペイン語で情報を提示するように環境設定されることを確実にするために、ACF5をユーザAと関連付けることができる。ユーザBが利用しているいずれの計算機エレメントも、ユーザBに英語で情報を提示するように環境設定されることを確実にするために、ACF6をユーザBと関連付けることができる。また、このシステムは、基本環境設定ファイルを、場所のACFによって更新し、次に計算機エレメントのACFによって更新し、次にユーザのACFによって更新するシーケンスを含むこともできる。したがって、図3Aに示すように、ユーザAが、特定の計算機システムを構成する場所Aの計算機エレメントAで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを適切なアスペクト環境設定ファイル(この例では、ACF1(すなわち場所のACF)、ACF3(すなわち計算機エレメントのACF)、およびACF5(すなわちユーザのACF)である)によって更新し、それによって周
辺デバイスAとの通信、活動Aの実行、およびスペイン語によるユーザAへの情報の提示を行うように計算機エレメントAを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。適切なアスペクト環境設定ファイルは、同様にして、ユーザBが、場所Aの計算機エレメントBで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF1(すなわち場所のACF)、ACF4(すなわち計算機エレメントのACF)、およびACF6(すなわちユーザのACF)によって更新し、それによって周辺デバイスAとの通信、活動Bの実行、および英語によるユーザBへの情報の提示を行うように計算機エレメントBを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。ユーザAが、場所Bの計算機エレメントCで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF2(すなわち場所のACF)、ACF3(すなわち計算機エレメントのACF)、およびACF5(すなわちユーザのACF)によって更新し、それによって周辺デバイスBとの通信、活動Aの実行、およびスペイン語によるユーザAへの情報の提示を行うように計算機エレメントBを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。最後に、ユーザBが、場所Bの計算機エレメントDで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF2(すなわち場所のACF)、ACF4(すなわち計算機エレメントのACF)、およびACF6(すなわちユーザのACF)によって更新し、それによって周辺デバイスBとの通信、活動Bの実行、および英語によるユーザBへの情報の提示を行うように計算機エレメントDを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。
しかしながら、図3Bに示すように、ユーザBが、場所Aの計算機エレメントAで動作セッションを開始すると、計算機エレメントは、ユーザB用に英語で動作するように環境設定されなければならない。したがって、本発明の処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF1、ACF3、およびACF6によって更新し、それによって周辺デバイスAとの通信、活動Aの実行、および英語によるユーザBへの情報の提示を行うように計算機エレメントAを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。ユーザAが、場所Aの計算機エレメントBで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF1、ACF4、およびACF5によって更新し、それによって周辺デバイスAとの通信、活動Bの実行、およびスペイン語によるユーザAへの情報の提示を行うように計算機エレメントBを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。ユーザBが、場所Bの計算機エレメントCで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF2、ACF3、およびACF6によって更新し、それによって周辺デバイスBとの通信、活動Aの実行、および英語によるユーザBへの情報の提示を行うように計算機エレメントBを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。最後に、ユーザAが、場所Bの計算機エレメントDで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF2、ACF4、およびACF5によって更新し、それによって周辺デバイスBとの通信、活動Bの実行、およびスペイン語によるユーザAへの情報の提示を行うように計算機エレメントDを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。
図3Aまたは図3Bには図示しないが、計算機エレメントは、場所を変えることもでき、引き続き適切に環境設定を行うことができる。例えば、ユーザAは、場所Aにおいて、特定の計算機システムを構成する計算機エレメントCで動作セッションを開始することができる。そして、本発明の処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、適切なアスペクト環境設定ファイル(この例では、ACF1(すなわち場所のACF)、ACF3(すなわち計算機エレメントのACF)、およびACF5
(すなわちユーザのACF)である)によって更新し、それによって周辺デバイスAとの通信、活動Aの実行、およびスペイン語によるユーザAへの情報の提示を行うように計算機エレメントCを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。同様にして、ユーザBが、場所Aの計算機エレメントDで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF1(すなわち場所のACF)、ACF4(すなわち計算機エレメントのACF)、およびACF6(すなわちユーザのACF)によって更新し、それによって周辺デバイスAとの通信、活動Bの実行、および英語によるユーザBへの情報の提示を行うように計算機エレメントDを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。ユーザAが、場所Bの計算機エレメントAで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF2(すなわち場所のACF)、ACF3(すなわち計算機エレメントのACF)、およびACF5(すなわちユーザのACF)によって更新し、それによって周辺デバイスBとの通信、活動Aの実行、およびスペイン語によるユーザAへの情報の提示を行うように計算機エレメントAを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。最後に、ユーザBが、場所Bの計算機エレメントBで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF2(すなわち場所のACF)、ACF4(すなわち計算機エレメントのACF)、およびACF6(すなわちユーザのACF)によって更新し、それによって周辺デバイスBとの通信、活動Bの実行、および英語によるユーザBへの情報の提示を行うように計算機エレメントBを環境設定するセッション環境設定ファイルを生成するようにする。
したがって、本発明の計算機システムを制御するシステムによって、任意のユーザが、任意の場所の任意の計算機エレメントにアクセスすることが可能となる。また、特定の計算機エレメントは、環境設定プロセスに時間を浪費し、骨を折ることをユーザおよび/または管理者に強いることなく、特定の動作セッション用に適切に環境設定される。さらに、計算機エレメントおよび/またはユーザは、場所を移動するか、または活動を変更することができる。そして、計算機エレメントは、計算機システムの所定の動作セッション用に存在する計算機システムの特定のアスペクトに基づき、引き続き適切に環境設定される。さらに、環境設定ファイルは、中央の場所に記憶され、かつ、環境設定ファイルは、一般的なまたは特定の環境設定属性のみを含むように準備することができるので、計算機システムのいずれかまたはすべての再環境設定が必要な場合には、管理者は、活性化される環境設定属性を含む環境設定ファイルにのみアクセスすることによって、容易に変更を行うことができる。
本発明の計算機システムの動作を制御するシステムおよび方法についてさらに説明するために、配送用計算機システムの動作を制御する特定の実施形態の説明が以下に含まれる。本発明のシステムおよび方法は、荷物の配送動作を管理する組織に好都合である。これは、それらの組織が、さまざまな運搬装置を介してそれらの目的地に配送される異なるタイプおよびサイズの荷物に対して、24時間体制で配送動作を行うために、通常、さまざまな場所でさまざまなタイプの配送用コンピュータを利用するさまざまなユーザを有するからである。
図4Aおよび図4Bは、本発明の計算機システムの動作を制御するシステムおよび方法の機能を、配送環境に適用した例として示している。図4Aおよび図4Bは、4つの計算機エレメント、すなわち運搬装置配送用コンピュータ、2人のユーザ、および2つの場所、すなわち発送センター、を有する配送用計算機システムを示している。しかし、以下に説明する機能は、2つ以上の計算機エレメント、2人以上のユーザ、および2つ以上の場所を含む任意の計算機システム環境に適用可能である。図4Aおよび図4Bの計算機システムは、上述したように、ネットワーク26を介してサーバ28と通信する。
図4Aは、ユーザAが、発送センターAの大型荷物配送用の運搬装置A配送用コンピュータおよび発送センターBの小型荷物配送用の運搬装置A配送用コンピュータを利用し、ユーザBが、発送センターAの大型荷物配送用の運搬装置B配送用コンピュータおよび発送センターBの小型荷物配送用の運搬装置B配送用コンピュータを利用する特定の配送用計算機システムを示している。図4Bは、ユーザBが、発送センターAの大型荷物配送用の運搬装置A配送用コンピュータおよび発送センターBの小型荷物配送用の運搬装置A配送用コンピュータを利用し、ユーザAが、発送センターAの大型荷物配送用の運搬装置B配送用コンピュータおよび発送センターBの小型荷物配送用の運搬装置B配送用コンピュータを利用する別の特定の配送用計算機システムを示している。これらの計算機システムの要件は、発送センターAの配送用コンピュータのすべてが、例えば大型荷物または荷運び台の重さを計る重量計などの所定の大型荷物周辺デバイスを利用するように環境設定されなければならない一方、発送センターBの配送用コンピュータのすべてが、例えば手紙または小型荷物の重さを計る小型重量計などの所定の小型荷物周辺デバイスを利用するように環境設定されなければならないことを含む。運搬装置AおよびBの大型荷物配送用コンピュータは、大型荷物の配送を実行するように環境設定され、かつ運搬装置AおよびBに固有のあらゆる動作用にそれぞれ環境設定されなければならない一方、運搬装置AおよびBの小型荷物配送用コンピュータは、小型荷物の配送を実行するように環境設定され、かつ運搬装置AおよびBに固有のあらゆる動作用にそれぞれ環境設定されなければならない。例えば、運搬装置A配送用コンピュータは、運搬装置Aに特有の一組のラベルプリンタ、ドキュメントプリンタ、および/または読み取りデバイスとの通信を必要とすることがある一方、運搬装置B配送用コンピュータは、運搬装置Bに特有の別の一組のラベルプリンタ、ドキュメントプリンタ、および/または読み取りデバイスとの通信を必要とすることがある。さらに、ユーザAは、スペイン語を話すユーザ用に環境設定された配送用コンピュータを利用しなければならない一方、ユーザBは、英語を話すユーザ用に環境設定された配送用コンピュータを利用しなければならない。
上記で説明し、さらに以下で説明するように、本発明の計算機システムを制御するシステムは、任意のユーザが任意の場所の任意の計算機エレメントにアクセスすることを可能にすることによって、計算機システムの計算機エレメントの環境設定に柔軟性および効率性を提供する。また、特定の計算機エレメントは、環境設定プロセスに時間を浪費し、骨を折ることをユーザおよび/または管理者に強いることなく、特定の動作セッション用に適切に環境設定される。さらに、計算機エレメントは、場所を変えることができ、引き続き適切に環境設定され得る。図5は、少なくとも3つのアスペクト、すなわち、ユーザ(U)、計算機エレメント(C)、および場所(L)を有する計算機システムを示している
。特定のアスペクト、すなわち、U1〜U5、C1〜C4、L1〜L3は、特定のアスペクト環境設定ファイル、すなわちA1〜A11と関連付けることができる。これら特定のアスペクト環境設定ファイルはそれぞれ、計算機システムの特定の動作セッションの計算機エレメントを適切に環境設定する環境設定属性を含む。ここで、計算機システムの特定の動作セッションは、少なくとも、ユーザ、計算機エレメント、および場所を備える。所定の動作セッション用に存在する特定のアスペクト(または複数のアスペクト)が、上記で図2を参照して説明された関連表によって、アスペクト環境設定ファイル(または複数のファイル)と関連するならば、その/それらのアスペクト環境設定ファイル(または複数のファイル)の環境設定属性は、基本環境設定ファイルを更新し、所定の動作セッションに特有の一組の環境設定属性を提供することができる。例えば、U1、C1およびL1を備える計算機システムの1つの所定の動作セッションについて、アスペクト環境設定ファイルA10(U1と関連する)、A9(C1と関連する)、およびA11(L1と関連する)が、上述したように、この計算機システムのシーケンスに従ってこの計算機システム用に基本環境設定ファイルを更新することになる。U5、C4、およびL3を備える計算機システムの別の所定の動作セッションでは、アスペクト環境設定ファイルA1は、3つのすべてのアスペクトと関連し、そして、A1の環境設定属性は、この計算機システム用に基本環境設定ファイルを更新することになる。これらの例のいずれかにおいて、アスペクト環境設定ファイルが、ユーザ、計算機エレメント、および場所の少なくとも1つと関連付けられていない場合には、その計算機システムのユーザ、計算機エレメント、および場所とそれぞれ関連した一般的なアスペクト環境設定ファイル/デフォルトアスペクト環境設定ファイルのいずれかがアクセスされてもよいし、あるいは、基本環境設定ファイルのデフォルト環境設定属性が、特定の計算機システムの動作セッションのアスペクトと関連するアスペクト環境設定ファイルによって上書きされていない任意の環境設定属性用に適用されることになる。

このシステムの汎用性は、それぞれが、所定の組織の計算機システムに適切な環境設定属性の選択肢のすべてを含む環境設定ファイルによって提供される。システム管理者は、通常、組織の計算機システムの全体的な要件、特性、および機能にアクセスし、それに応じてアスペクト環境設定ファイルを準備する。例えば、計算機システムのユーザのすべてが、計算機エレメント上で情報を英語で提示することを好むが、それぞれのユーザは、異なる通貨で作業を行う場合に、システム管理者は、計算機システムのすべての動作セッションに適用されることになる一般/共通の環境設定属性を含む環境設定ファイル、例えば基本環境設定ファイルまたは一般アスペクト環境設定ファイルに、英語の環境設定属性を指定することになる。一方、特定の通貨の環境設定属性は、それぞれの特定のユーザと関連するアスペクト環境設定ファイルに指定される。あるいは、計算機システムのユーザが、さまざまな言語を話すが、同じ通貨で作業を行う場合には、システム管理者は、アスペクト環境設定ファイルに、特定の言語の環境設定属性を指定することになる。このアスペクト環境設定ファイルは、それぞれの特定のユーザまたはユーザのグループと関連した特定の環境設定属性を含む。一方、通貨の環境設定属性は、計算機システムのすべての動作セッションに適用されることになる環境設定、例えば基本環境設定ファイルまたは一般アスペクト環境設定ファイルに指定される。このように、システム管理者は、それぞれのファイルで所望の環境設定属性を活性化し、特定の環境設定属性に必要な他の任意の情報を指定し、かつ計算機システムの所望の特定のアスペクト(または複数のアスペクト)と環境設定ファイルを関連付けることによって、必要な多数の環境設定ファイルを準備することができる。これに加えて、システム管理者は、デフォルト環境設定ファイルを準備してもよい。このデフォルト環境設定ファイルは、上述したように、アスペクト環境設定ファイルが、計算機システムの特定のアスペクトと関連付けられていない場合に適用されることになる。
この観点から、特定の運搬装置および特定のユーザに対する特定の場所のそれぞれの配送用コンピュータが適切に環境設定され、動作するように、配送用計算機システムは環境設定されなければならない。これは、通常、本発明におけるシステム管理者によって行われる。管理者は、上述した機能を、管理システムを通じて行う。この管理システムは、本出願の出願人によってConnectship Warehouse(商標)と呼ばれるが、本明細書では、管理システムと呼ぶものとする。この管理システムは、管理者が、適切な環境設定属性を有する環境設定ファイルを適切に準備し、かつこの環境設定ファイルを計算機システムの適切なアスペクトと関連付けるためのユーザインタフェースおよび機能を提供する。これは、スクリプトを準備すること、または既存のスクリプトを計算機システムの所定の動作にリンクすることを含む。加えて、管理システムは、管理者が、中央に記憶された環境設定ファイルを必要に応じて変更するためのアクセスを提供する。
具体的には、システム管理者は、図6に示すように、管理システムのスクリーン、例えば、ブラウザベースのユーザインタフェーススクリーンにアクセスして、所望の環境設定ファイルを準備することができる。それぞれの環境設定ファイルは、以下のスクリーンキャプチャで示されるように、環境設定属性について同じ選択肢を持つことができる。この
選択肢から、管理者は、環境設定ファイルに含まれる特定の属性をいつ活性化するかを選択することができる。図6に示すスクリーンキャプチャおよび以下に参照されるスクリーンキャプチャのすべてにおいて、プロファイルは、環境設定ファイルと等価であることに留意されたい。しかし、一貫性を保つために、環境設定ファイルという用語が、この明細書のほとんどを通じて使用される。しかしながら、プロファイルおよび環境設定ファイルという用語は、類似の用語であることが分かる。環境設定ファイルのスクリーンにアクセスために、管理者は、メニュー52からプロファイル選択肢50を選択することができる。図6のスクリーンは、環境設定ファイルリスト54を示している。この環境設定ファイルリスト54は、基本環境設定ファイルおよび2つのデフォルト環境設定ファイルを含む。システム管理者は、基本環境設定ファイル表示56を選択することにより、発送センター、配送用コンピュータ、およびユーザのすべてに共通の環境設定属性のすべてを含む基本環境設定ファイルを設定することができる。また、基本環境設定ファイルは、他の任意の環境設定属性用のデフォルト設定または命令を含むこともできる。これにより、特定の配送用計算機システムの特定のアスペクト用のアスペクト環境設定ファイルが存在しない場合には、基本環境設定ファイルは、上書きされず、したがって、デフォルト環境設定属性を含む。あるいは、システム管理者は、上述したように、デフォルトアスペクト環境設定ファイルを準備することができる。例えば、システム管理者は、ゲストコンピュータ表示58を選択することによってゲストコンピュータ環境設定ファイルを準備することができ、ゲストユーザ表示60を選択することによってゲストユーザ環境設定ファイルを準備することができる。デフォルトアスペクト環境設定ファイルは、特定の配送用計算機システムの特定の配送用コンピュータおよび/またはユーザと関連するアスペクト環境設定ファイルが存在しない場合に適用されることになるデフォルト環境設定属性を有する。
また、システム管理者は、アスペクト環境設定ファイルを準備することもできる。このアスペクト環境設定ファイルは、配送用計算機システムの上記要件を満たすのに必要な環境設定属性を含む。アスペクト環境設定ファイルを作成するために、アスペクト環境設定ファイルの名前がエリア62に入力され、追加表示64が選択される。図7は、6つのアスペクト環境設定ファイルACF1からACF6が環境設定ファイルリストに追加された場合の環境設定ファイルのリストのスクリーンキャプチャである。所望のアスペクト環境設定ファイルとしてACF表示66を選択することにより、システム管理者は、そのアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性の選択肢にアクセスすることができる。管理者は、ファイルと関連した削除表示68を選択することにより、アスペクト環境設定ファイルのいずれをも削除することができる。
管理者が、配送用システムのユーザによって要求され得る所定の行為、または配送用システムによって自動的に実行され得る行為にスクリプトをリンクして、その行為が行われるとき、スクリプトが特定の動作を実施するようにするつもりならば、管理者は、メニュー52からスクリプト選択肢70を選択して、図8Aのスクリーンにアクセスすることができる。図8Aが示すように、エリア72に新しいスクリプトの名前を入力し、追加表示を選択することによって、新しいスクリプトを作成することができる。続いて、図8Bのスクリーンは、管理者が、既存のスクリプト名を選択して、編集、配送用アプリケーションへのアップロード、配送用アプリケーションからのダウンロード、または削除を行う場合に、管理者に表示することができる。図8Bは、管理システムを介して既存のスクリプトをどのように編集および保存できるかを示している。スクリプトは、テキストファイルである。このテキストファイルは、当業者に既知の任意のタイプのテキストエディタによって作成および編集することができ、例えばMicrosoftのVBScript言語などのスクリプト言語で記述することができる。これにより、スクリプトと関連した動作(または複数の動作)が発生すると、処理エレメントは、スクリプトにアクセスし、実施することができる。これについては、後述する。
アスペクト環境設定ファイルのいずれかの表示66を選択した後、図9Aのスクリーンが表示され、管理者は、一般設定74、デバイス設定76、または環境設定フィールド78のうちの1つを選択することができる。これらカテゴリーのいずれにおいても、特定の環境設定属性を活性化するために、所望の属性の近くにある活性化エリアを選択することができる。一般設定74が選択されると、または、この実施形態では、一般設定74が、アスペクト環境設定ファイルの表示66が選択された場合のデフォルトとして、自動的に選択されると、図9Aおよび図9Bのスクリーンが表示される。管理者は、所望の環境設定属性の近くにある活性化エリアを選択し、かつその属性に関して要求された情報を提供することによって、所望の一般設定の環境設定属性を活性化することができる。管理者が一般設定のカテゴリーにおいて活性化することができる環境設定属性は、これらの限定されるものではないが、配送料を表示する場合に使用されるデフォルト通貨、荷物の寸法および/または重さが配送用計算機システムに入力される場合に使用される尺度のデフォルト単位、配送用コンピュータが位置する国、ユーザに情報を提示する言語、配送用アプリケーションにおける例えばアイコンなどの選択表示または行為へのスクリプトのリンク付け、および組織に利用可能な配送サービスの任意の組み合わせを含むサービスグループの作成を含む。サービスグループは、例えば、「翌日」配送サービスのすべてを含むグループである。スクリプトを選択表示または行為にリンクするために、管理者は、既存のスクリプトのリストから適切なスクリプトを選択し、そのスクリプトをクライアントで実行させるべきかどうかを選択することができる。既存のスクリプトのリストは、図8Aおよび図8Bについて説明したように作成される。
デバイス設定76が選択されると、管理者は、計算機システムネットワークと通信するさまざまな周辺デバイスと関連した環境設定属性を選択することができる。図10Aが示すように、管理者は、この例の特定の配送用計算機システムについては、配送用コンピュータの通信ポートを選択して、適切な周辺デバイス(例えば、プリンタ(または複数のプリンタ)、重量計(または複数の重量計)、およびスキャナ(または複数のスキャナ))と関連付けるための選択肢を有する。また、図10Aは、管理者が、バーコードに含まれる情報をソートする読み取りテンプレートを作成するための選択肢を有することも示している。この読み取りテンプレートは、配送用アプリケーションによるバーコード情報の利用を容易にする。また、管理者は、図10Aに示すように、ある特定の読み取りが特定されると実行することができるテンプレートにスクリプトを割り当てることもできる。スクリプトをテンプレートにリンクするために、管理者は、既存のスクリプトのリストから特定のスクリプトを指定することができる。このリストは、図8Aおよび図8Bについて説明したように作成される。選択されたポートと関連したデバイスがプリンタである場合には、管理者は、プリンタによって使用される印刷ストックのタイプも選択することができる。図10Bが示すように、プリンタが割り当てられると、管理者は、特定の報告書またはラベルを特定のプリンタに割り当てることができる。これにより、ラベルは、ラベルプリンタで印刷され、それ以外のドキュメントまたは報告書は、それ以外のプリンタで印刷されるようになる。
環境設定フィールド78が選択されると、管理者は、配送関連の特徴と関連した環境設定属性を選択することができる。図11Aおよび図11Bが示すように、管理者は、配送関連の複数の環境設定属性からなるグループを選択し、そのカテゴリー内の環境設定属性を活性化することができる。このグループは、これらに限定されるものではないが、荷物指示、支払い条件、税関情報、危険物情報および荷受人情報を含む。これらのグループ内には、スクリーンのフィールドプロンプトのデフォルト値を指定する選択肢、および、フィールドが変わった場合に実行することができるスクリーンのフィールドへスクリプトをリンクする選択肢が存在することがある。スクリプトをフィールドにリンクするために、管理者は、既存のスクリプトのリストから適切なスクリプトを選択することができる。このリストは、図8Aおよび図8Bに関して説明したように作成される。図11Bは、荷受
人のグループが選択された場合のスクリーンキャプチャを示している。さらに、フィールド環境設定カテゴリーの荷物検索のグループは、フィールドプロンプトをカスタマイズする選択肢を含む。例えば、ある組織が、ある特定の語句、例えば「注文番号」、「参照番号」、または「配送番号」を用いて、配送と関連した番号を指定する場合には、そのフィールドプロンプトをその語句にカスタマイズすることができる。
したがって、図4Aおよび図4Bに示す例では、管理者は、大型荷物の周辺デバイスおよび小型荷物の周辺デバイスをそれぞれ環境設定する命令および/または設定に関する環境設定属性を含むACF1およびACF2を準備することができる。この準備は、上述したように、デバイス設定カテゴリーで適切なデバイスを指定することにより行われる。大型荷物の周辺デバイスは、例えば大型荷物重量計(1つまたは複数)であり、小型荷物の周辺デバイスは、例えば小型荷物重量計(1つまたは複数)である。また、管理者は、運搬装置Aおよび運搬装置Bの配送をそれぞれ実行する配送用コンピュータを環境設定するのに必要な環境設定属性を含むACF3およびACF4を準備することもできる。この準備は、上述したように、それぞれの運搬装置に対して、デバイス設定カテゴリーで適切なデバイスを指定することにより行われる。適切なデバイスは、例えばラベルプリンタおよびスキャナである。さらに、管理者は、スペイン語および英語によりユーザに情報をそれぞれ提示する配送用コンピュータを環境設定するのに必要な環境設定属性を含むACF5およびACF6を準備することができる。この準備は、上述したように、一般設定カテゴリーで適切な言語を指定することにより行われる。
次に、システム管理者は、ACF1から6を配送用計算機システムの所定のアスペクトと関連付けることができる。所定のアスペクトは、この例では、配送用計算機システムのユーザおよびコンピュータであるが、必要ならば、配送用計算機システムの任意のアスペクトを含むように拡張することができる。環境設定ファイルを、配送用計算機システムの特定の配送用コンピュータと関連付けるために、管理者は、メニュー52からコンピュータ選択肢80を選択することができる。図12は、管理者が、特定の配送用コンピュータ間の関連付けを行うために使用することができるスクリーンを示している。この関連付けは、配送用コンピュータの名前をコンピュータフィールド82に入力し、利用可能な環境設定ファイルのリスト84から適切な環境設定ファイルを選択して、プロファイル、すなわち1次環境設定ファイルのフィールド86および/または2次プロファイル、すなわち2次環境設定ファイルのフィールド88に入力することにより行われる。例えば、ACF1は、発送センターAの配送用コンピュータと関連付けることができ、これにより、発送センターAの配送用コンピュータは、大型荷物の周辺デバイス用に環境設定されることが保証される。この関連付けは、図13に示すように、大型荷物の運搬装置A配送用コンピュータおよび運搬装置B配送用コンピュータ、すなわち運搬装置A−大型および運搬装置B−大型を、1次環境設定ファイルとしてのACF1と関連付けることにより行われる。ACF2は、発送センターBの配送用コンピュータと関連付けることができ、これにより、発送センターBの配送用コンピュータは、小型荷物の周辺デバイス用に環境設定されることが保証される。この関連付けは、図13に示すように、小型荷物の運搬装置A配送用コンピュータおよび運搬装置B配送用コンピュータ、すなわち運搬装置A−小型および運搬装置B−小型を、1次環境設定ファイルとしてのACF2と関連付けることにより行われる。ACF3は、運搬装置A配送用コンピュータと関連付けることができ、これにより、運搬装置A配送用コンピュータは、運搬装置Aと関連した周辺デバイス、例えば所定のラベルプリンタおよびスキャナ用に環境設定されることが保証される。この関連付けは、図13に示すように、運搬装置A−大型配送用コンピュータおよび運搬装置A−小型配送用コンピュータを、2次環境設定ファイルとしてのACF3と関連付けることにより行われる。ACF4は、運搬装置B配送用コンピュータと関連付けることができ、これにより、運搬装置B配送用コンピュータは、運搬装置Bと関連した周辺デバイス、例えば所定のラベルプリンタおよびスキャナ用に環境設定されることが保証される。この関連付けは、
図13に示すように、運搬装置B−大型配送用コンピュータおよび運搬装置B−小型配送用コンピュータを、2次環境設定ファイルとしてのACF4と関連付けることにより行われる。
環境設定ファイルを、配送用計算機システムにおける配送用コンピュータの特定のユーザと関連付けるために、管理者は、メニュー52からユーザ選択肢90を選択することができる。図14は、管理者が、特定のユーザ間の関連付けを行うために使用することができるスクリーンを示している。この関連付けは、ユーザの名前およびユーザのパスワードを、適切な場合、ユーザ名フィールド92およびパスワードフィールド94にそれぞれ入力し、利用可能な環境設定ファイルのリスト96から適切な環境設定ファイルを選択して、プロファイル、すなわち1次環境設定ファイルのフィールド98および/または2次プロファイル、すなわち2次環境設定ファイルのフィールド100に入力することにより行われる。例えば、ACF5は、ユーザAと関連付けることができ、これにより、ユーザAが利用している配送用コンピュータは、ユーザAにスペイン語で情報を提示するように環境設定されることが保証される。この関連付けは、図15に示すように、ユーザ名のユーザAを、1次環境設定ファイルとしてのACF5と関連付けることにより行われる。ACF6は、ユーザBと関連付けることができ、これにより、ユーザBが利用している配送用コンピュータは、ユーザBに英語で情報を提示するように環境設定されることが保証される。この関連付けは、図15に示すように、ユーザ名のユーザBを、1次環境設定ファイルとしてのACF6と関連付けることにより行われる。この例は、ユーザAまたはユーザBと関連した2次環境設定ファイルを指定していないが、2次環境設定ファイルは、配送用コンピュータ上でユーザAおよび/またはユーザBによって開始される動作セッションをさらにカスタマイズするために、必要に応じて指定することができる。これらの関連付けは、関連表に記憶することができ、図2を参照して説明される。
また、この配送用計算機システムの例は、基本環境設定ファイルをアスペクト環境設定ファイルによって更新するシーケンスを含むこともできる。この例では、基本環境設定ファイルは、まず、特定の配送用計算機システムの配送用コンピュータと関連した1次環境設定ファイルによって更新され、次に、その2次環境設定ファイルによって更新される。続いて、基本環境設定ファイルに対する配送用コンピュータの更新結果は、特定の配送用計算機システムのユーザと関連した1次環境設定ファイルおよび2次環境設定ファイルによって更新される。シーケンスは、おそらく処理エレメント内でハードコード化されて、それぞれの特定の計算機システムに均一な更新処理を提供するか、または、管理者によって容易にアクセスおよび変更可能とされ得る。上述した環境設定属性、関連付けおよびシーケンスは、セッション環境設定ファイルを生成するために、環境設定ファイルを準備し、所定のアスペクトと関連付け、更新する複数の方法の一例にすぎない。したがって、本発明のシステムおよび方法は、計算機システムの要件のすべてを満たすように計算機エレメントを環境設定するための汎用性および柔軟性を提供する。
図4Aに示すように、ユーザAが、発送センターAにおいて、特定の配送用計算機システムおよび動作セッションを構成する運搬装置A配送用コンピュータで動作セッションを開始すると、本発明の処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、関連表に基づき、かつ、シーケンスに基づく順序で、適切なアスペクト環境設定ファイルによって更新する。したがって、基本環境設定ファイルは、まず、1次コンピュータ環境設定ファイルACF1によって更新され、次に、2次コンピュータ環境設定ファイルACF3によって更新され、次に、1次ユーザ環境設定ファイルACF5によって更新され、最後に、2次ユーザ環境設定ファイルによって更新される。なお、この2次ユーザ環境設定ファイルは、この例では指定されていない。そして、ACF5による更新後の結果が、セッション環境設定ファイルの生成の最終結果である。このセッション環境設定ファイルは、大型荷物周辺デバイスおよび運搬装置A周辺デバイスの双方との通
信、大型荷物の配送の実行、およびユーザAへのスペイン語による情報の提示をするように、運搬装置A配送用コンピュータを環境設定する。同様に、ユーザBが、発送センターAにおいて、特定の配送用計算機システムおよび動作セッションを構成する運搬装置B配送用コンピュータで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、関連表に基づき、かつ、シーケンスに基づく順序で、適切なアスペクト環境設定ファイルによって更新する。したがって、基本環境設定ファイルは、まず、1次コンピュータ環境設定ファイルACF1によって更新され、次に、2次コンピュータ環境設定ファイルACF4によって更新され、次に、1次ユーザ環境設定ファイルACF6によって更新され、最後に、2次ユーザ環境設定ファイルによって更新される。なお、この2次ユーザ環境設定ファイルは、この例では指定されていない。そして、ACF6による更新後の結果が、セッション環境設定ファイルの生成の最終結果である。このセッション環境設定ファイルは、大型荷物周辺デバイスおよび運搬装置B周辺デバイスの双方との通信、大型荷物の配送の実行、およびユーザBへの英語による情報の提示をするように、運搬装置B配送用コンピュータを環境設定する。
さらに、ユーザAが、発送センターBにおいて、運搬装置A配送用コンピュータで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、関連表に基づき、かつ、シーケンスに基づく順序で、適切なアスペクト環境設定ファイルによって更新する。したがって、基本環境設定ファイルは、まず、1次コンピュータ環境設定ファイルACF2によって更新され、次に、2次コンピュータ環境設定ファイルACF3によって更新され、次に、1次ユーザ環境設定ファイルACF5によって更新され、最後に、2次ユーザ環境設定ファイルによって更新される。なお、この2次ユーザ環境設定ファイルは、この例では指定されていない。そして、ACF5による更新後の結果が、セッション環境設定ファイルの生成の最終結果である。このセッション環境設定ファイルは、小型荷物周辺デバイスおよび運搬装置A周辺デバイスの双方との通信、小型荷物の配送の実行、およびユーザAへのスペイン語による情報の提示をするように、運搬装置A配送用コンピュータを環境設定する。最後に、ユーザBが、発送センターBにおいて、運搬装置B配送用コンピュータで動作セッションを開始すると、本発明の処理エレメントは、基本環境設定ファイルにアクセスし、基本環境設定ファイルを、関連表に基づき、かつ、シーケンスに基づく順序で、適切なアスペクト環境設定ファイルによって更新する。したがって、基本環境設定ファイルは、まず、1次コンピュータ環境設定ファイルACF2によって更新され、次に、2次コンピュータ環境設定ファイルACF4によって更新され、次に、1次ユーザ環境設定ファイルACF6によって更新され、最後に、2次ユーザ環境設定ファイルによって更新される。なお、この2次ユーザ環境設定ファイルは、この例では指定されていない。そして、ACF6による更新後の結果が、セッション環境設定ファイルの生成の最終結果である。このセッション環境設定ファイルは、小型荷物周辺デバイスおよび運搬装置B周辺デバイスの双方との通信、小型荷物の配送の実行、およびユーザBへの英語による情報の提示をするように、運搬装置B配送用コンピュータを環境設定する。
一方、図4Bに示すように、ユーザBが、発送センターAにおいて、運搬装置A配送用コンピュータで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、セッション環境設定ファイルを生成するために、図4Aの例で説明したのと同じ方法で、基本環境設定ファイルおよび関連表にアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF1、ACF3、およびACF6によって更新する。このセッション環境設定ファイルは、大型荷物周辺デバイスおよび運搬装置A周辺デバイスの双方との通信、大型荷物の配送の実行、およびユーザBへの英語による情報の提示をするように、運搬装置A配送用コンピュータを環境設定する。同様にして、ユーザAが、発送センターAにおいて、運搬装置B配送用コンピュータで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、セッション環境設定ファイルを生成するために、基本環境設定ファイルおよび関連表にアクセスし、基本環境設定ファイルを、AC
F1、ACF4、およびACF5によって更新する。このセッション環境設定ファイルは、大型荷物周辺デバイスおよび運搬装置B周辺デバイスの双方との通信、大型荷物の配送の実行、およびユーザAへのスペイン語による情報の提示をするように、運搬装置B配送用コンピュータを環境設定する。さらに、ユーザBが、発送センターBにおいて、運搬装置A配送用コンピュータで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、セッション環境設定ファイルを生成するために、基本環境設定ファイルおよび関連表にアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF2、ACF3、およびACF6によって更新する。このセッション環境設定ファイルは、小型荷物周辺デバイスおよび運搬装置A周辺デバイスの双方との通信、小型荷物の配送の実行、およびユーザBへの英語による情報の提示をするように、運搬装置A配送用コンピュータを環境設定する。最後に、ユーザAが、発送センターBにおいて、運搬装置B配送用コンピュータで動作セッションを開始すると、処理エレメントは、セッション環境設定ファイルを生成するために、基本環境設定ファイルおよび関連表にアクセスし、基本環境設定ファイルを、ACF2、ACF4、およびACF5によって更新する。このセッション環境設定ファイルは、小型荷物周辺デバイスおよび運搬装置B周辺デバイスの双方との通信、小型荷物の配送の実行、およびユーザAへのスペイン語による情報の提示をするように、運搬装置B配送用コンピュータを環境設定する。
このように、本発明の計算機システムを環境設定するシステムおよび方法は、管理者が、環境設定ファイルを準備することを可能にする管理システムを提供する。この環境設定ファイルは、少なくとも計算機エレメントのユーザ、計算機エレメントの場所および計算機エレメント自体に基づいて適切に、任意の計算機エレメント/配送用コンピュータを効率的にかつ柔軟に環境設定する。さらに、管理者は、一般的な環境設定属性を有する所定の環境設定ファイルおよび特定の環境設定属性を有する他の環境設定ファイルを準備することができ、環境設定ファイルを中央に記憶することができる。これにより、環境設定ファイルに対する変更が、計算機エレメント上で容易に行われ、実施される。したがって、ユーザの場所および/または計算機エレメントの場所は、変化してもよく、計算機エレメントは、継続して、計算機システムの特定の動作セッションに基づいて適切に環境設定されることになるので、本発明により、任意のユーザが、任意の場所で任意の計算機エレメントを利用することが可能となる。
上述した機能性の多くは、本発明の処理エレメントによって実施される。具体的には、上記解説および例で言及した処理エレメントは、計算機エレメント(1つまたは複数)および/またはサーバに、それぞれ計算機エレメント(1つまたは複数)および/またはサーバから独立して存在することができる。その結果、処理エレメントは、任意の特定の物理的な計算機エレメントまたはサーバから論理的に独立しながら、それぞれによってアクセス可能であることにより適切なプロセスを実行する。したがって、計算機エレメント(1つまたは複数)は、情報がどのようにして、もしくはどこで処理されるかを指示することなく、またはそれに気付くことさえなく、情報を要求し受信することができる。これにより、サーバの処理を、計算機エレメントおよび周辺デバイスから切り離すことが可能になる。処理エレメントは、計算機エレメントに利用可能なインタフェースから構成されてもよい。このインタフェースは、計算機エレメントおよび/またはサーバで起こり得る処理を管理する。インタフェースは、静的な環境設定データおよび動的なトランザクションデータの双方についてのサポート処理を管理する。これらデータは、データ列であることもあるし、複合データオブジェクトであることもある。
しかしながら、計算機システムのコンポーネントと、サーバまたは他の任意のネットワークコンポーネントとの間で転送されるデータが、複合オブジェクトの形である場合には、送信コンポーネントおよび受信コンポーネントの双方は、そのオブジェクトについての情報を知っていなければならない。このオブジェクトは、処理エレメントの場所独立性を破壊する。したがって、送信コンポーネントおよび受信コンポーネントがデータについて
の情報を知っている必要がある任意のタイプの複合データ、例えば複合オブジェクトデータが転送される場合には、処理エレメントの場所独立性は、転送の送信端において、受信端で複合データに再構成可能な表現にデータを変換することによって達成される。この複合データに再構成可能な表現は、例えば文字列表現である。このプロセスは、通信リンクの受信端で複合データにインフレーション(inflating)を行うことができる表現に、複合データを送信端でデフレーション(deflating)を行うと呼ばれることがある。
例えば、上述した計算機システムおよび配送用計算機システムでは、計算機エレメント/配送用コンピュータは、処理がどこで行われるかを知る必要はなく、ユーザインタフェース、ユーザからの情報の受信方法、および処理コンポーネントからのプロセスまたは情報を要求する方法に関する命令のみを有するアプリケーションソフトウェアを持つことができる。したがって、例えば、スクリプトの実行、ラベルおよび報告書の生成、アドレス帳へのエントリの挿入、アドレス帳でのエントリの参照、問い合わせ番号についての荷物の履歴の検索、または他の任意の処理といった実際のアプリケーション処理のいずれも、処理コンポーネントによって操作され、その結果が、計算機エレメント/配送用コンピュータに提示される。計算機エレメント/配送用コンピュータは、処理がどこで、または、どのようにして行われるかについては知らない。計算機エレメント/配送用コンピュータは処理管理装置の一部ではないので、アプリケーション、データ記憶装置、サーバ、処理エレメント、または他の任意のコンポーネントに変更を行う場合に、これに対応して計算機エレメント/配送用コンピュータを変更する必要なく行うことができる。もしそうでなければ、ユーザまたはシステム管理者は、計算機システムまたはネットワークの他の任意のコンポーネントが変更される際に適切な変更を行うために、ある方法で計算機エレメント/配送用コンピュータにアクセスしなければならなくなるであろうが、上記変更する必要がないことから、ユーザおよびシステム管理者の時間および労力がさらに節減される。
上記解説および例で説明したように、本発明の計算機システムの動作を制御するシステムおよび方法は、特定の計算機システムのある特定の動作セッション用に存在する、計算機システムの要件およびアスペクトのすべてを考慮したセッション環境設定ファイルを作成することにより、計算機エレメントを環境設定することを提供する。したがって、この発明は、任意のタイプの計算機システムに利用することができる。この計算機システムでは、計算機システムのアスペクトが、さまざまな計算機エレメントを効率的かつ効果的に環境設定するために、さまざまな環境設定属性と関連付けられ、特定の計算機システムの動作セッションに適用できる特定の環境設定属性のみを含む。
本明細書に記載した本発明について、上記説明および関連する図面に示された教示の利点を有する多くの変更および他の実施形態が、これらの発明に関連する当業者には思い浮かぶであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態およびその変更に限定されるものではなく、他の実施形態が、併記の特許請求の範囲の範囲内に含まれるように意図されていると理解されるべきである。特定の用語が本明細書で使用されているが、それらは、総称的かつ説明的な意味でのみ使用されており、限定を目的としたものではない。
図1は、本発明の一実施形態によるネットワークを介した計算機システムの計算機エレメントとサーバとの間の通信のネットワーク図である。 図2は、本発明の一実施形態による計算機システムの記憶エレメントの内容図である。 図3Aは、本発明の一実施形態による、2人のユーザによって利用される2つの計算機エレメントをそれぞれ有する2つの場所を含む計算機システムのネットワーク図である。 図3Bは、本発明の一実施形態による、図3Aのネットワーク図の代替的な環境設定である。 図4Aは、2人のユーザによって利用される2つの配送用コンピュータをそれぞれ有する2つの発送センターを含む、本発明の一実施形態による配送用計算機システムのネットワーク図である。 図4Bは、本発明の一実施形態による、図4Aのネットワーク図の代替的な環境設定である。 図5は、複数のアスペクト環境設定ファイルと、計算機システムの特定のユーザ、計算機エレメントおよび場所との関連付けを示す、本発明の一実施形態による図である。 図6は、配送用計算機システムの管理者に表示され、利用可能な環境設定ファイルの、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャであり、環境設定ファイルの作成プロセスを示す。 図7は、配送用計算機システムの管理者に表示され、作成されたアスペクト環境設定ファイルを含む利用可能な環境設定ファイルの図5のスクリーンの、本発明の一実施形態による別のスクリーンキャプチャである。 図8Aは、配送用計算機システムの管理者に表示され、スクリプトが作成、編集、またはそうでなければ操作されるスクリーンの、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図8Bは、配送用計算機システムの管理者に表示され、スクリプトが作成、編集、またはそうでなければ操作されるスクリーンの、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図9Aは、配送用計算機システムの管理者に表示され、環境設定属性の一般設定カテゴリーで活性化することができる環境設定属性の、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図9Bは、配送用計算機システムの管理者に表示され、環境設定属性の一般設定カテゴリーで活性化することができる環境設定属性の、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図10Aは、配送用計算機システムの管理者に表示され、環境設定属性のデバイス設定カテゴリーで活性化することができる環境設定属性の、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図10Bは、配送用計算機システムの管理者に表示され、環境設定属性のデバイス設定カテゴリーで活性化することができる環境設定属性の、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図11Aは、配送用計算機システムの管理者に表示され、環境設定属性の環境設定フィールドカテゴリーで活性化することができる環境設定属性の、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図11Bは、配送用計算機システムの管理者に表示され、環境設定属性の環境設定フィールドカテゴリーで活性化することができる環境設定属性の、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図12は、配送用計算機システムの管理者に表示され、配送用計算機システムの特定の配送用コンピュータを少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルと関連付けるのに利用可能なフィールドの、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図13は、配送用計算機システムの管理者に表示され、配送用計算機システムの特定の配送用コンピュータと所定のアスペクト環境設定ファイルとの関連付けを示す、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図14は、配送用計算機システムの管理者に表示され、配送用計算機システムの特定のユーザを少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルと関連付けるのに利用可能なフィールドの、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。 図15は、配送用計算機システムの管理者に表示され、配送用計算機システムの特定のユーザと所定のアスペクト環境設定ファイルとの関連付けを示す、本発明の一実施形態によるスクリーンキャプチャである。

Claims (21)

  1. 少なくとも1つのサーバおよび少なくとも1つの特定の計算機システムを有するネットワークに使用されるシステムであって、
    前記ネットワークの複数の計算機システムに共通の環境設定属性を有する少なくとも1つの基本環境設定ファイル、および少なくとも2つのアスペクト環境設定ファイルを備える複数の環境設定ファイルを記憶する記憶エレメントであって、1つのアスペクト環境設定ファイルは前記ネットワークの特定の計算機システムに特有の少なくとも1つの環境設定属性を有し、他のアスペクト環境設定ファイルはユーザに特有の少なくとも1つの環境設定属性を有する、記憶エレメントと、
    前記記憶エレメント、前記少なくとも1つのサーバおよび前記少なくとも1つの計算機システムと通信し、前記少なくとも1つの特定の計算機システムの動作を制御する処理エレメントであって、動作セッションの開始時に、前記アスペクト環境設定ファイルのそれぞれにおける前記少なくとも1つの環境設定属性を前記基本環境設定ファイルに適用することにより前記基本環境設定ファイルを更新して、セッション環境設定ファイルを生成し、前記特定の計算機システムを前記セッション環境設定ファイルに基づいて制御する、処理エレメントとを備え、
    前記処理エレメントは、前記複数のアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成し、
    前記基本環境設定ファイルは、変更可能な所定のシーケンスで、前記複数のアスペクト環境設定ファイルによって更新される、
    システム。
  2. 前記基本環境設定ファイルを順に更新するために使用される前記アスペクト環境設定ファイルの環境設定属性は、前記シーケンスの初期のアスペクト環境設定ファイルにより前記基本環境設定ファイルにおいて更新された環境設定属性を上書きする、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記処理エレメントは、前記複数のアスペクト環境設定ファイルの少なくとも1つにお
    ける環境設定属性と関連した活性化指示を受信することができ、
    前記処理エレメントは、前記シーケンスの後段のアスペクト環境設定ファイルに含まれる活性化された環境設定属性が、前記基本環境設定ファイルおよび前記シーケンスの初期のアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性に優先するように、前記所定のシーケンスに従って、前記少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定属性を生成する、
    請求項2に記載のシステム。
  4. 前記特定の計算機システムと関連した複数のアスペクト環境設定ファイルが存在し、
    少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルは、前記特定の計算機システムの特定の計算機エレメントが位置し得る第1の場所と関連し、少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルは、前記特定の計算機エレメントを使用し得る第1のユーザと関連し、
    前記特定の計算機エレメントが前記第1の場所に位置し、かつ、前記第1のユーザにより使用される場合に、前記処理エレメントは、前記第1の場所と関連した前記アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性および前記第1のユーザと関連した前記アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成する、
    請求項1に記載のシステム。
  5. 関連表が、少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルと前記第1の場所および前記第1のユーザのうちの少なくとも一方との関連を定義し、
    前記処理エレメントは、前記関連表にアクセスし、かつ、前記表の前記関連に基づいて、前記第1の場所と関連した前記アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性および前記第1のユーザと関連した前記アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成する、
    請求項4に記載のシステム。
  6. 前記基本環境設定ファイルおよび前記複数のアスペクト環境設定ファイルのうちの少なくとも1つは、前記特定の計算機システムの所定の動作を定義するスクリプトをさらに含み、当該所定の動作は、前記処理エレメントに行為の実施を要求するものであり、
    前記計算機システムが、前記所定の動作を実行するように要求されると、前記処理エレメントは、前記スクリプトと関連した前記行為を実施する、
    請求項1に記載のシステム。
  7. 特定の計算機システムの所定のアスペクトに基づいて前記特定の計算機システムの動作を制御する処理エレメントであって、
    前記処理エレメントは、動作セッションの間、前記特定の計算機システムを動作させるために使用される特定の環境設定を定義するセッション環境設定ファイルを利用し、かつ 前記処理エレメントは、動作セッションの開始時に、一般的な計算機システムに共通の環境設定属性を備える基本環境設定ファイルと、前記特定の計算機システムに特有の少なくとも1つの環境設定属性を備える少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルと、ユーザに特有の少なくとも1つの環境設定属性を備える少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルとによって前記セッション環境設定ファイルを生成し、
    前記処理エレメントは、前記複数のアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成し、
    前記基本環境設定ファイルは、変更可能な所定のシーケンスで、前記アスペクト環境設定ファイルによって更新される、
    処理エレメント。
  8. 前記基本環境設定ファイルを順に更新するために使用される前記複数のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性は、前記シーケンスの初期のアスペクト環境設定ファイルにより前記基本環境設定ファイルにおいて更新された環境設定属性を上書きする、
    請求項7に記載の処理エレメント。
  9. 前記処理エレメントは、前記複数のアスペクト環境設定ファイルの少なくとも1つにおける環境設定属性と関連した活性化指示を受信することができ、
    前記処理エレメントは、前記シーケンスの後段のアスペクト環境設定ファイルに含まれる活性化された環境設定属性が、前記基本環境設定ファイルおよび前記シーケンスの初期のアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性に優先するように、前記所定のシーケンスに従って、前記少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる前記環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定属性を生成する、
    請求項8に記載の処理エレメント。
  10. 少なくとも1つのサーバおよび少なくとも1つの特定の計算機システムを有するネットワークの少なくとも1つの特定の計算機システムの動作を制御する方法であって、
    前記ネットワークの複数の計算機システムに共通の環境設定属性を有する少なくとも1つの基本環境設定ファイル、および少なくとも2つのアスペクト環境設定ファイルを備える複数の環境設定ファイルを提供するステップであって、1つのアスペクト環境設定ファイルは前記ネットワークの特定の計算機システムに特有の少なくとも1つの環境設定属性を有し、他のアスペクト環境設定ファイルはユーザに特有の少なくとも1つの環境設定属性を有する、提供するステップと、
    動作セッションの開始時に、前記アスペクト環境設定ファイルのそれぞれにおける前記少なくとも1つの環境設定属性を前記基本環境設定ファイルに適用することにより、前記基本環境設定ファイルを更新することであって、それによりセッション環境設定ファイルを生成する、更新するステップと、
    前記セッション環境設定ファイルに基づいて、前記特定の計算機システムを制御するステップとを備え、
    前記提供するステップは、前記特定の計算機システムと関連した複数のアスペクト環境設定ファイルを提供し、
    前記更新するステップは、前記複数のアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成し、
    前記更新するステップは、変更可能な所定のシーケンスで、前記アスペクト環境設定ファイルを前記基本環境設定ファイルと組み合わせる、
    方法。
  11. シーケンスの後段で組み合わされたアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性は、シーケンスの初期に組み合わされたアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性を上書きする、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記提供するステップで提供される前記基本環境設定ファイルおよび前記少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルのうちの少なくとも1つは、前記環境設定ファイルの環境設定属性と関連した活性化指示を含み、
    前記更新するステップは、前記シーケンスの後段の環境設定ファイルに含まれる活性化された環境設定属性が、前記シーケンスの初期の環境設定ファイルに含まれる環境設定属性に優先するように、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性と前記少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性とを所定のシーケンスに従って組み合わせることにより、前記セッション環境設定ファイルを生成する、
    請求項10に記載の方法。
  13. 前記提供するステップは、一般的な環境設定属性を含む第1のアスペクト環境設定ファイル、および特定の環境設定属性を含む第2のアスペクト環境設定ファイルを提供し、
    前記更新するステップは、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を、前記第1のアスペクト環境設定ファイルの属性および前記第2のアスペクト環境設定ファイルの属性と組み合わせることにより、前記セッション環境設定ファイルを生成し、これによって、一般的な環境設定属性および特定の環境設定属性の双方によって定義された環境設定属性を含むセッション環境設定ファイルを提供する、
    請求項10に記載の方法。
  14. 前記提供するステップは、複数のアスペクト環境設定ファイルを提供し、
    前記アスペクト環境設定ファイルの1つは、ユーザの環境設定ファイル、計算機エレメントの環境設定ファイル、および場所の環境設定ファイルのうちの少なくとも1つであり、
    前記更新するステップは、前記アスペクト環境設定ファイルのうちの少なくとも1つに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成する、
    請求項10に記載の方法。
  15. 前記提供するステップは、前記特定の計算機システムと関連した複数のアスペクト環境設定ファイルを提供し、
    少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルは、前記特定の計算機システムが位置し得る第1の場所と関連し、少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルは、前記特定の計算機システムを使用し得る第1のユーザと関連し、
    前記特定の計算機システムが前記第1の場所に位置し、かつ、前記第1のユーザにより使用される場合に、前記更新するステップは、前記第1の場所と関連した前記アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性および前記第1のユーザと関連した前記アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成する、
    請求項14記載の方法。
  16. 関連表が、少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルと前記第1の場所および前記第1のユーザのうちの少なくとも一方との関連を定義し、
    前記更新するステップは、前記関連表にアクセスし、かつ、前記表の前記関連に基づいて、前記第1の場所と関連した前記アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性および前記第1のユーザと関連した前記アスペクト環境設定ファイルに含まれる環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成する、
    請求項14に記載の方法。
  17. 前記提供するステップは、グループ内のそれぞれのユーザと関連した一般的な環境設定属性を含む第1のアスペクト環境設定ファイル、および前記グループ内の特定のユーザに関連した特定の環境設定属性を含む第2のアスペクト環境設定ファイルを提供し、
    前記更新するステップは、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を、前記
    第1のアスペクト環境設定ファイルの属性および前記第2のアスペクト環境設定ファイルの属性と組み合わせることにより、前記セッション環境設定ファイルを生成し、これによって、前記ユーザのグループと関連した一般的な環境設定属性および前記特定のユーザと関連した特定の環境設定属性の双方によって定義された環境設定属性を含むセッション環境設定ファイルを提供する、
    請求項14に記載の方法。
  18. 前記提供するステップは、グループ内のすべての計算機エレメントに関連した一般的な環境設定属性を含む第1のアスペクト環境設定ファイル、および前記グループ内の特定の計算機エレメントに関連した特定の環境設定属性を含む第2のアスペクト環境設定ファイルを提供し、
    前記更新するステップは、前記第1のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性および前記第2のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成し、これによって、前記計算機エレメントのグループと関連した一般的な環境設定属性および前記特定の計算機エレメントと関連した特定の環境設定属性の双方を含むセッション環境設定ファイルを提供する、
    請求項14に記載の方法。
  19. 前記提供するステップは、所定のエリア内のそれぞれの場所と関連した一般的な環境設定属性を含む第1のアスペクト環境設定ファイル、および前記エリア内の特定の場所に関連した環境設定属性を含む第2のアスペクト環境設定ファイルを提供し、
    前記更新するステップは、前記第1のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性および前記第2のアスペクト環境設定ファイルの環境設定属性によって、前記基本環境設定ファイルに含まれる環境設定属性を更新することにより、前記セッション環境設定ファイルを生成し、これによって、所定のエリア内のすべての場所と関連した一般的な環境設定属性および前記特定の場所と関連した特定の環境設定属性の双方を含むセッション環境設定ファイルを提供する、
    請求項14に記載の方法。
  20. 前記提供するステップで提供される前記基本環境設定ファイルおよび前記複数のアスペクト環境設定ファイルのうちの少なくとも1つは、前記特定の計算機システムの所定の動作を定義するスクリプトをさらに含み、当該所定の動作は、前記制御するステップに行為の実施を要求するものであり、
    前記計算機システムが、前記所定の動作を実行するように要求されると、前記制御するステップは、前記スクリプトと関連した前記行為を実施する、
    請求項10に記載の方法。
  21. 前記提供するステップは、特定の計算機エレメント、前記計算機エレメントのユーザ、および前記計算機エレメントの場所のうちの1つに特有の少なくとも1つの環境設定属性を有する少なくとも1つのアスペクト環境設定ファイルを提供する、
    請求項10に記載の方法。
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