JP3990335B2 - 電力分配器及びアンテナ装置 - Google Patents

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本発明は、給電電力を複数面の送信アンテナに分配する電力分配器及びアンテナ装置に係り、特に、停波することなくアンテナのメンテナンスや交換作業を容易に実施できる安価な電力分配器及びアンテナ装置に関するものである。
FM放送、テレビ放送における送信所のアンテナシステム、とりわけ送信アンテナを複数面用い所望の指向性を得る多面合成アンテナシステムにおいては、送信アンテナへの給電回路の一部として各送信アンテナに分配給電するための電力分配器が設けられている。
図6(a)及び図6(b)に、従来の電力分配器60を示す。この電力分配器60は、銅管により形成される外部導体とその銅管内中心軸に設けられた内部導体により構成される銅管同軸2の一端に、給電源側の給電線フランジ(図示せず)と接続するための入力端1を備え、銅管同軸2の反対端には送信アンテナ(図示せず)に分配、給電するための分岐部材63を備えている。分岐部材63の出力側には、アンテナ側の分岐給電線インピーダンスと同インピーダンスの同軸線路にて形成された複数の分岐出力部64が設けられている。従来の電力分配器60は、送信機(図示せず)から給電された高周波電力を分岐部材63で分岐して、各分岐出力部64より鉄塔頂部に固定されている送信アンテナ(図示せず)に同軸線路からなる分岐給電線(図示せず)を介し給電している。
一般に、送信所では、サービスエリアにあわせた指向性を形成するため、送信アンテナを複数面配置している。これらの送信アンテナに分配給電するため、送信機からの同軸給電線の先端に、アンテナ面数分の出力端5a,5b,5c,5dを備えた電力分配器60を配置し、これら出力端5a,5b,5c,5dのそれぞれに送信アンテナへ繋がる分岐給電線を接続することで、各アンテナに分岐給電線を介して給電している。送信アンテナのメンテナンスや交換作業時は、全停波となる夜間放送休止時間内で分岐出力部64から分岐給電線をはずした後、実施している。
特開平11−168308号公報
非常時の緊急放送も実施される公共性の高いテレビ放送波は、常時連続放送が必要であると共に、特にデジタル放送においては、一旦電波が切れると受像機側では再同期に時間が掛かるという問題点も懸念されるため、安易に停波できないという制約を受けている。
しかし、従来技術では、停波をしないで送信アンテナのメンテナンスや交換作業を行うことは困難であった。
このため、夜間の放送休止時間帯内に送信アンテナのメンテナンスや交換作業を完了するようにしていた。しかし、夜間は効率的な作業が行なえないばかりでなく、鉄塔頂部の高所作業であることも加わって、昼間作業に比べ作業が非常に困難であった。
これらの制約を軽減する方法として、主系統と同様な予備系統を設置し、予備系統に切り替え後に主系統のメンテナンスや交換作業を昼間に実施する方法(2条給電)も用いられているが、2系統が必要となるため給電線の布設部が繁雑になる。また、2条給電では、鉄塔の受風荷重や自重が増大するため鉄塔の高強度化が必要となってくる。さらに、2条給電では、2系統を切替えるための設備も必要となる。このため、2条給電の設備は、前記した停波をしないで送信アンテナのメンテナンスや交換作業を行うための設備としては非常に高価なものとなっていた。
また、放送においては、自局が他局に混信妨害等を与えることが判明した場合には、自局の指向性を特定方向のみ抑制制御することが効果的である。しかしながらこの指向性変更は、分岐給電線を長さの異なる分岐給電線に交換したり、各アンテナへの分配比を変更することで実現される。これらの指向性変更には、電力分配器60を交換する等、停波中での交換作業が必要であり、停波せずに指向性を変更したり元の指向性に復帰させることは困難だった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、停波することなくアンテナのメンテナンスや交換作業を容易に実施できる安価な電力分配器及びアンテナ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の電力分配器は、電力が入力される1つの入力端と、入力された電力を複数に分配する分岐部と、分配された電力を出力する複数の出力端とを有し、出力端にはアンテナが接続される電力分配器において、前記複数の出力端のインピーダンスは、前記複数の出力端に接続されるアンテナの数が前記複数の出力端の総数よりも1つ少ない時の電圧定在波比に対して、前記複数の出力端に接続されるアンテナの数が前記複数の出力端の総数と同じ時の電圧定在波比の変化が最小限となるよう設定されているものである。
分岐部から出力端までの電気的長さを所望周波数における波長λに対しλ/ 2の整数倍としてもよい。
分岐部から出力端までの間に電気的長さをλ/ 4としたインピーダンス変換回路を設けてもよい。
本発明のアンテナ装置は、前記電力分配器を備え、前記電力分配器の出力端にアンテナを接続したものである。
本発明によれば、停波することなくアンテナのメンテナンスや交換作業が実施できるため、従来夜間の放送休止時間にて実施していたメンテナンス・交換作業などを昼間作業にて安全かつ効率的に実施することができる。
また、本発明によれば、2条給電等による副系統を敷設する必要がなくなるため、鉄塔の高強度化や2系統を切替えるための設備が不要となりシステム全体を安価に実現できる。
また、本発明によれば、アンテナを停波せずに、特定方向の自局指向性を変更したり元の指向性に復帰させることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1(a)に示されるように、本発明に係る電力分配器10は、銅管により形成される外部導体21とその銅管内中心軸に設けられた内部導体(図示せず)により構成される銅管同軸2の一端に、給電源側の給電線フランジ(図示せず)と接続するための入力端1を備え、この銅管同軸2の反対端に、アンテナ(図示せず)に分配、給電するための分岐部材13を備えている。分岐部材13の出力側には、分岐された複数の、ここでは5つの分岐出力部14が設けられている。分岐出力部14は、この分岐出力部14に接続する分岐給電線(図示せず)の分岐給電線インピーダンスと整合をとるためのインピーダンス変換回路4(図2参照)を兼ねている。分岐出力部14は、前記銅管同軸2と同様に内外部導体によって構成される同軸線路にて形成されている。
図1(b)に示されるように、5つの分岐出力部14の先端には、同軸線路を軸に直交する平面で切るようにして出力端5a,5b,5c,5d,5eが形成されている。分岐部材13は、外周が断面正五角形に形成されており、出力端5a,5b,5c,5d,5eはその正五角形の各辺に位置している。
図2は、図1の電力分配器10の電気的構成を示したものである。即ち、この電力分配器10は、1つの入力端1から分岐部3を介して電力が分配される5つの出力端5a,5b,5c,5d,5eを有する。分岐部3は、図1(a)に示した分岐部材13の中の実際に分岐している箇所に相当する。分岐部3から各出力端5a,5b,5c,5d,5eまでの長さは、所望周波数における波長λに対し電気的長さがλ/ 2の整数倍であり、ここでは1倍となっている。
分岐出力部14によって構成されているインピーダンス変換回路4は、分岐部3から出力端5a,5b,5c,5d,5eまでの間に、インピーダンス変換素子41 ,42 を直列に配置したものである。各インピーダンス変換素子41 ,42 は、所望周波数における波長λに対し電気的長さがλ/ 4となっている。
入力端1に接続される入力側主給電線(図示せず)のインピーダンス、及び出力端5a,5b,5c,5d,5eに接続される送信アンテナ(図示せず)のインピーダンスは、それぞれ50Ωであるので、電力分配器10においても、入力側主給電線から入力端1を見込んだインピーダンス及び送信アンテナから出力端5a,5b,5c,5d,5eを見込んだインピーダンスは、それぞれ50Ωになるよう構成されている。
以下、動作・交換手順の説明のため、図3に示されるように、送信アンテナを同一高さで水平方向に4面配置し等電力で励振する無指向性を必要とする送信所(アンテナ装置)30を例として説明する。
局舎31内の送信機32は、局舎31から送信塔(図示せず)の頂部付近まで布設された入力側主給電線9に接続され、更にその入力側主給電線9は、入力側主給電線9の先端に設置された電力分配器10に接続されている。
電力分配器10は、送信塔の頂部に4面配置された送信アンテナ(この例では送信アンテナ6a,6b,6c,6d)のそれぞれに電力を供給するための4つの出力端5a,5b,5c,5d(図1、図2参照)と仮設用アンテナ6eを接続するために普段は開放される1つの出力端5eを備えた5分配の電力分配器10である。即ち、出力端5a,5b,5c,5d,5eのうちの任意の4つに対し、送信アンテナ6a,6b,6c,6dに接続された分岐給電線7を接続し、出力端5a,5b,5c,5d,5eのうちの残った1つは未接続の開放状態とする。
図3の構成において、複数面配置された送信アンテナ6a,6b,6c,6dに接続されている出力端5a,5b,5c,5dに分配供給される高周波電力は、送信アンテナ6a,6b,6c,6dより自由空間に放射されるため、これらの出力端5a,5b,5c,5dから分岐部3に戻る電力はごく小さなものである。
一方、送信アンテナに接続されていない出力端5eへ向けて分岐部3から分配供給される高周波電力は、出力端5eまで進行波として伝送される。出力端5eは、分岐出力部14を構成する同軸線路の開口部先端を開放状態としたものであるため、自由空間のインピーダンスとの不整合性が大きい。このため、出力端5eからはほぼ全電力が分岐部3に反射してくる。このとき、分岐部3から出力端5eまでの電気的長さがλ/ 2であるため、進行波と反射波との間には180゜の位相差が生じ、進行波と反射波が相互に相殺し合い、当該分岐出力部14には高周波電流が流れないことになる。よって、分岐部3側から見た当該分岐出力部14(インピーダンス変換回路4)のインピーダンスは無限大となる。
従って、分岐部3は、送信アンテナに未接続である出力端5eの影響を受けることなく、分岐部3から送信アンテナ6a,6b,6c,6dが接続されている出力端5a,5b,5c,5dのみに高周波電力を供給することができる。
この送信所30における送信アンテナ交換の手順と、その手順中での送信状況を説明する。
一般的に使用される入力側主給電線9や分岐給電線7、送信アンテナ6a,6b,6c,6d等のインピーダンスは50Ωである。分岐部3を構成する電力分配器10に接続されている5つの分岐出力部14の各先端である出力端5a,5b,5c,5d,5eのインピーダンスをそれぞれZ1 、Z2 、Z3 、Z4 、Z5 とし、分岐部3のインピーダンスをZP とすると、
Figure 0003990335
の関係が成り立つ。
ここで、出力端5eを開放状態とすると、出力端5eのインピーダンスZ5 が無限大となり、Z1 、Z2 、Z3 、Z4 によりZP が決定される。いまZP を入力側主給電線9のインピーダンスと同じ50Ωとする。このとき、図4(a)の左に示したように各出力端5a,5b,5c,5dのインピーダンスが200Ωであれば、これら4つの出力端5a,5b,5c,5dに送信アンテナ6a,6b,6c,6dを接続した場合の電圧定在波比(以下VSWRと示す)が1となる。つまり、出力端5eを開放した普段時は、反射のない良好な状態で送信をすることができる。
この状態で、さらに出力端5eに仮設アンテナ6eを接続した場合、図4(a)の右に示すように出力端5eのインピーダンスZ5 も200Ωであるから、ZP は40Ωとなり不整合によるVSWRは1.25となる。つまり、仮設アンテナの追加時は、VSWRがわずかだけ劣化する。
その後、交換する送信アンテナ(6a,6b,6c,6dのいずれか1つ;例えば、6a)に給電する分岐給電線7を出力端5aから取り外すと、ZP が50Ωにもどるので、その時点で再びVSWRは1に戻る。
分岐給電線7を出力端5aから取り外した状態で、交換する送信アンテナ6aを取り外し、新しい送信アンテナを同位置に固定し、分岐給電線7を出力端5aに接続する。その後、仮設アンテナ6eの接続をはずせば送信アンテナの交換作業を終了することができる。
上記のアンテナ交換作業の間、他の送信アンテナ6b,6c,6d及び仮設アンテナ6eは常時電波を放射しており停波状態とはならず、短時間だけVSWRが劣化する程度で交換作業を終了することができる。仮設アンテナ6eは、交換する送信アンテナ6aと同一方向を向かせ、送信アンテナ6aの上方若しくは下方に設置すると共に、仮設アンテナ6eが交換する送信アンテナ6aと逆相励振とならないよう、接続する分岐ケーブル長を適宜選定すれば、指向性に対する影響も最小限に抑えることができる。
以上の作業を各々の送信アンテナ6a,6b,6c,6dについて順に実施すれば、その都度、仮設アンテナ6eが作業中の送信アンテナの代わりに電波を放射するので、全送信アンテナを無停波にしたのと同等の状態で全送信アンテナについてメンテナンス・交換作業を実施することができる。
以上の説明は、4つの出力端5a〜5dに送信アンテナ6a〜6dを接続した状態でVSWRが最小となるようにインピーダンスを200Ωとしたが、4つの送信アンテナのみ接続されている普段時と、一時的に仮設アンテナ6eを追加した5つのアンテナ接続時(追加時)とのVSWR変化を最小限に抑えるよう各端子のインピーダンスを224Ωに設定すれば、普段時・追加時共にVSWR1.12と良好な状態を維持することもできる。この場合のインピーダンス構成を図4(b)に示す。
なお、各送信アンテナ6a〜6dのインピーダンスが50Ωであるため、図2のように、分岐部3から出力端5a〜5eまでの間に、内部導体などの電気的長さを所望周波数におけるλ/ 4としたインピーダンス変換素子41 ,42 を多段に接続したインピーダンス変換回路4を設けることによりインピーダンスの整合を行なっている。
インピーダンス整合は、インピーダンス変換素子41 ,42 において内部導体径を段階的に変更して段階的にインピーダンスを変化させることにより実現している。異なるインピーダンスを接続した面からは、インピーダンスの不整合により、入力側に戻る反射波を発生する。次段に進行した電力は更に次の異なるインピーダンス接続面においても反射波を発生する。これらの反射波間位相をλ/ 2の逆相とすることで、反射波同士を相殺させることができる。この目的で、各インピーダンス変換素子41 ,42 の電気的長さをλ/ 4としている。各段からの反射波同士が相殺し合うことで、入力側から見たVSWRが良好となる。
図5(a)に、前記した4つの出力端5a,5b,5c,5dに送信アンテナ6a,6b,6c,6dを接続した状態でVSWRが最小となるよう各出力端のインピーダンスを200Ωにした本発明における5分配の電力分配器10のVSWR特性の一例を示す。5つの出力端5a,5b,5c,5d,5eに送信アンテナ6a,6b,6c,6d及び仮設用アンテナ6eを接続した場合のVSWRは、特性51で示される。出力端5eには仮設用アンテナ6eを接続せず開放とした場合のVSWRは、特性52で示される。図示のように、特性51では、中心周波数625MHzを含む帯域でVSWRは、ほぼ1.25である。また、特性52では、上記より広い帯域でVSWRは、ほぼ1である。これらの値は、図4(a)の条件で計算したVSWRの値とほぼ一致している。
また、図5(b)に、4つの出力端5a,5b,5c,5dに送信アンテナ6a,6b,6c,6dを接続して出力端5eを開放とした状態と、5つの端子5a,5b,5c,5d,5eに送信アンテナ6a,6b,6c,6d及び仮設用アンテナ6eを接続した状態とで、VSWR変化が最小限となるよう各端子のインピーダンスを224Ωとした本発明における5電力分配器のVSWR特性の一例を示す。5つの出力端5a,5b,5c,5d,5eに送信アンテナ6a,6b,6c,6d及び仮設用アンテナ6eを接続した場合のVSWRは、特性53で示される。出力端5eには仮設用アンテナ6eを接続せず開放とした場合のVSWRは、特性54で示される。図示のように、特性53では、中心周波数625MHzを含む帯域でVSWRは、ほぼ1.15である。また、特性52では、上記と同じ帯域でVSWRは、ほぼ1.1である。これらの値は、図4(b)の条件で計算したVSWR=1.12とは多少異なるが、誤差の範囲である。
なお、本例はアンテナインピーダンスのVSWRが1の場合であるが、各アンテナのVSWRが大きくなれば総合のVSWRも劣化していく。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、電力分配器10はテレビ放送送信システムで用いられる銅管同軸を有する電力分配器10としたが、プリント基板を用いたマイクロストリップ線路にて構成した電力分配器でも本発明は実施可能である。また、本発明は通信方式や用途に限定されるものではないため、テレビ放送送信システム以外にも携帯電話基地局等他の通信アンテナシステムにも本発明を広く応用することができる。
また、上記実施形態では、出力端を5つ有する5分配の電力分配器10に4面アンテナを接続するものとしたが、出力端の数は普段使用する送信アンテナの個数より大きければよい。よって、アンテナ面数に制約は無く、1面ないし複数面のどの場合でも本発明は実現することができる。
また、上記実施形態では、送信アンテナ系の給電回路に電力分配器10を設けたが、送受に可逆性があるので、受信アンテナ系の給電回路に本発明の電力分配器10を設けることにより、停波することなく、受信アンテナの点検・交換作業を実施することができる。
また、上記実施形態では、普段時に使用しない出力端5eを開放したが、この出力端5eに無反射終端器を接続しても同等の効果が得られる。
本発明の一実施形態を示す電力分配器の機械的構造図であり、(a)は側面、(b)は平面を表す。 図1の電力分配器の電気的構成を示した図である。 図1の電力分配器を備えた送信所における給電系統図である。 図1の電力分配器における普段時及び仮設アンテナ追加時のインピーダンス構成図であり、(a)は普段時優先仕様でのインピーダンス構成、(b)仮設アンテナ追加時優先仕様でのインピーダンス構成を表す。 図1の電力分配器における普段時及び仮設アンテナ追加時のVSWR特性図であり、(a)は普段時優先仕様でのインピーダンス構成としたときのVSWR特性、(b)仮設アンテナ追加時優先仕様でのインピーダンス構成としたときのVSWR特性を表す。 従来の電力分配器の機械的構造図であり、(a)は側面、(b)は平面を表す。
符号の説明
1 入力端
2 銅管同軸
3 分岐部
4 インピーダンス変換回路
1 ,42 インピーダンス変換素子
5a,5b,5c,5d,5e 出力端
6a,6b,6c,6d 送信アンテナ
13 分岐部材
14 分岐出力部
30 アンテナ装置

Claims (4)

  1. 電力が入力される1つの入力端と、入力された電力を複数に分配する分岐部と、分配された電力を出力する複数の出力端とを有し、出力端にはアンテナが接続される電力分配器において、
    前記複数の出力端のインピーダンスは、前記複数の出力端に接続されるアンテナの数が前記複数の出力端の総数よりも1つ少ない時の電圧定在波比に対して、前記複数の出力端に接続されるアンテナの数が前記複数の出力端の総数と同じ時の電圧定在波比の変化が最小限となるよう設定されていることを特徴とする電力分配器。
  2. 分岐部から出力端までの電気的長さを所望周波数における波長λに対しλ/2の整数倍としたことを特徴とする請求項1記載の電力分配器。
  3. 分岐部から出力端までの間に電気的長さをλ/4としたインピーダンス変換回路を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電力分配器。
  4. 請求項1〜3いずれか1項記載の電力分配器を備え、前記電力分配器の出力端にアンテナを接続したことを特徴とするアンテナ装置。
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