JP3988110B2 - 低圧力損失不織布状活性炭素繊維及びその製造方法 - Google Patents

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【0001】
【従来の技術】
現在、連続式のガス吸着処理装置では、吸脱着速度が速く、小型化できることから不織布状活性炭素繊維(以下シート状ACF)を円筒エレメントに積層加工して吸着塔充填する方法が主に用いられている。このシート状ACFは、ピッチ系、フェノール系、セルロース系、アクリル系等の前駆体繊維を炭化、賦活処理をすることにより得られる。
【0002】
特に、繊維強度に優れたフェノール系では繊維直径が長径16μmで、不織布(以下シート)状にした時の嵩密度が59kg/m3の物が用いられていた。しかし、一般に繊維径を小さくすると表面積が大きくなり、吸着性能は向上するが、逆に充填密度が上がり、圧損が大きくなるという問題がある。また、繊維径を大きくして、充填密度を上げると、不織布全体の容積が大きくなり嵩張り操作性が低下する。また、嵩さ密度を大きくするために圧縮して充填塔に詰める場合は、加工性が悪く、必要以上に外圧をかけることになり活性炭素繊維(以下ACF)の脱落・飛散等が増加し、二次公害の問題となる。
【0003】
このため近年、特許開平5−59629公報では、繊維直径が20μm以上でBET比表面積が500m2/g以上であるピッチ系の活性炭繊維で、ピッチを溶融紡糸して嵩密度が10〜25kg/m3の繊維シートとし、該繊維シートを不融化後賦活処理することで一定通気抵抗下での充填度に優れたACFが得られることが記載されている。さらに、実公平7−2028には、ピッチ系活性炭素繊維をガス吸着エレメントとして充填密度50kg/m3で円柱状に成型したものが用いられている。しかし、従来のフェノール系シート状ACFの代替として用いる場合には、嵩密度が10〜25kg/m3(従来の1/2〜1/6)と低いためにガス処理装置では嵩高となり円筒エレメントに積層加工して用いる場合にエレメントが2〜6倍大きなものとなり装置コストがアップし使用できない。また、経方向の吸着材に密度むらが発生し装置性能を得られない。さらに、ピッチ系繊維は、強度は強いが柔軟性に欠け脆いため通常フェルト等のシートで使用される場合は、補強材が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
嵩密度が大きく、通気抵抗が小さく、また吸着性能(重量吸着能・容積吸着能)が高く、しかも加工の際に嵩密度の調整が不要なシート状ACFを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記の如き課題解決の為、フェノール系のACFの前駆体繊維としてフェノール系の繊度(繊維径)が大きい繊維を用いて、さらにニードルパンチ方式により、不織布状活性炭素繊維前駆体(以下シート状ACF前駆体)を製造するものである。また、ニードルパンチ加工においては、針密度370本/cm2以上、針深度を10mm以上、30mm以下としてシート状ACFの嵩密度を調整することにより、得たいACFの嵩密度を調整することを可能とした。このようにシート加工時の嵩密度を調整することで、従来のように賦活後に積層して用いる場合に圧密化の必要がない。また、円筒エレメントとして用いる場合必要以上の張力をかけてACFを巻き取る必要や金網を強く締め付ける必要がなくなる。したがって、ACFの脱落・飛散が少なくなる。また、金網を強く締め付ける際に生じる吸着材の経方向の密度むらがなくなる。
【0006】
この結果、シート状ACFを円筒エレメントとして積層して充填塔に搭載する時、嵩密度調整が不要となり、嵩密度調整時に圧密化による必要以上の外圧をかける必要もなくなる。従って、ACFの脱落・飛散が少なくなり吸着材の形状保持性が向上し寿命延長の効果を得ることができる。このため、寿命延長効果とともに、シート状ACFを円筒エレメントに加工する工程が簡略化され設備運転費が安価となりガス処理装置が低価格にもなる。
【0007】
【本発明の実施の形態】
活性炭素繊維の前駆体繊維としてはセルロース系繊維、ピッチ系繊維、フェノール系繊維、アクリル系繊維が用いられるが、特に強度の点でフェノール系繊維を用いた。
【0008】
フェノール系繊維の繊度を大きくし、繊度は5dtex以上、好ましくは20dtex以下、さらに好ましくは15dtex以下である。5dtex未満であれば、得られたACFの圧力損失が高くなり、また20dtex以上であればシート加工時の充填密度が大きくなる。さらに、繊維分の発生による作業環境悪化の問題がある。また、繊維長は35mm以上、127mm以下、好ましくは51mm以上、102mm以下である。51mm未満であれば、得られたACFの絡みが悪く引張強度が低くなる、また102mm以上であれば絡ませ易いが加工性が悪くなる。密度と強度を向上させるために繊度の低いものと混合して用いても良いが多すぎると圧力損失が大となるため適量が望ましい。
【0009】
フェノール系繊維を加工する方法としては、繊維径の変化に応じて針密度、針深度の調整でシート密度が容易に調整できる点からニードルパンチ法が好ましいが、特に限定されるものではない。繊維径を大きくした場合、針密度を370本/cm2、針深度を10mm以上、30mm以下,好ましくは12mm以上、20mm以下である。10mm未満であれば嵩高となり、また20mm以上であれば針折れやシートに縞が多くなり問題となる。
【0010】
前記、シート状ACF前駆体をニードルパンチやウオーターパンチ等によりシート状に加工して用いる実施態様では、繊維間の絡みを十分に行い且つ、加工時の繊維切れや針折れを防止したパンチ条件を選定する。ニードルパンチ条件としては、総針密度を増すと繊維間の絡みが増加し、それにともなってシート密度が増加するが、総針密度を増加しすぎると繊維切れが発生し密度が下がり、引張強度が低下することが一般に知られている。また、本発明により数種類の異なったニードルパンチ針を用いてもシート密度が同じであればシートでの繊維特性(引っ張り強度、圧力損失定数)がほぼ同等であることを見い出した。言い換えれば、シート密度は、繊維の絡みを代表する指標となりシート密度がわかれば繊維特性の把握が可能である。
【0011】
前記、シート状ACF前駆体の耐炎化処理を通常の条件で行った。
【0012】
耐炎化処理後、炭化炉を用い温度200度以上、500℃以下で炭化後、賦活炉を用いて温度500℃以上の水蒸気等の賦活ガス雰囲気中で賦活処理を行う。
【0013】
この結果、嵩密度68kg/cm3以上、単板圧力損失定数0.6以下、引張破断強度0.3kg/cm2以上、伸度15%以下、短繊維直径20μm以上であるシート状ACFを得る。
【0014】
以上より得られたシート状ACFは、充填塔に搭載時に再度圧力をかけて密度調整をする必要もない。また、下記式(1)を満たしていることからも,シート状ACF前駆体よりシート状ACFを予測することも可能となった。
【0015】
(数1)シート状ACF前駆体嵩密度(γf)=シート状ACFの嵩密度(γa)×嵩密度減量率(Y)
【0016】
実施例を以下に示す。
短繊維直径は高精細デジタルマイクロスコープ VH−6300(KEYENCE製)を用いJISK1477 5.1繊維径試験方法に準じて測定した。だだし、異形繊維については、明記がないため長径と短径を測定した。断面嵩密度は、目付と0.3g/cm2の荷重下での厚みの測定値より計算して求める。また、単板圧力損失定数には特開昭57−167715記載の通気圧力損失(mmH2O)=圧損定数×シート厚さ(cm)×ろ過風速(cm/sec)の関係式を用いて求めた。引張破断強度と伸度は、幅方向及び、長さ方向から、それぞれ5本の試験片(幅25mm、長さ100mm)を切り取り、インストロン型引っ張り試験機(例えば株式会社東洋ボールドウイン社製「STM−T−200BP」)でつかみ間隔50mm、引っ張り速度20mm/分(伸長率40%/分)で測定した。円筒エレメント積層加工時の積層体圧密率(α)は、α(%)=1−シート状ACF密度/円筒エレメント積層加工時の密度×100の式より求めた。円筒エレメント積層加工時の積層体密度調整の有無は、加工時引張り破断強度以上の引張り荷重が必要である積層体圧密率10%を基準とし10%以上を有りとした。また、圧力損失定数は、シート密度の約1.5〜1.8乗に比例するため圧密率を10%以上にすると圧力損失定数が指数関数的に上昇するため好ましくない。
【0017】
【実施例1】
ACFの前駆体としてフェノール系のノボロイド繊維(日本カイノール製)繊の繊度5dtex、繊維長70mm、繊維クリンプなしを針密度420本/m2、針深度12mmの条件でニ−ドルパンチ法を用いてシート目付600g/m2、シート嵩密度110kg/m3の不織布状活性炭素前駆体繊維(以下シート状ACF前駆体)を形成した。そのシート状ACF前駆体を400℃で60min炭化後、900℃の水蒸気ガス中で60min賦活し、シート状ACFを得た。そのシート状ACFを120℃で2hr乾燥後、デシケーター中で放冷し性能を評価しシート状ACF目付400g/m2、シート状ACF嵩密度68kg/m3、単板圧力損失定数0.51、引っ張り破断強度0.5kg/cm2、伸度14%、トルエン吸着性能をJIS K 1477繊維状活性炭試験方法 5.7シート状ACFトルエン吸着性能に準じて測定し重量吸着能0.43g/g、シート状ACF容積吸着能0.033g/m3の結果を得た。また、得られたシート状ACFを内径200mm、外径450mm、長さ1100mmの円筒エレメント構造体に引張り破断強度の1/3のテンションで積層加工(巻き付け)し、積層体嵩密度75kg /m3、積層体圧密率9.3%の円筒エレメントを得た。
【0018】
【実施例2】
ACFの前駆体としてフェノール系のノボロイド繊維(日本カイノール製)の繊度5dtex、繊維長70mm、繊維クリンプなしを針密度450本/m2、針深度14mmの条件でニ−ドルパンチ法を用いてシート目付600g/m2、シート嵩密度110kg/m3、のシート状ACF前駆体を形成した。そのシート状ACF前駆体を300℃で60min炭化後、900℃の水蒸気ガス中で60min賦活後、シート状ACFを得た。そのシート状ACFを120℃で2hr乾燥後、デシケーター中で放冷し性能を評価し目付400g/m2、嵩密度68kg/m3、単板圧力損失定数0.60、引っ張り破断強度0.7kg/cm2、伸度15%、トルエン吸着性能0.43g/g(0.039g/m3)の結果を得た。また、得られたシート状ACFを内径200mm、外径450mm、長さ1100mmの円筒エレメント構造体に引張り破断強度の1/3のテンションで積層加工(巻き付け)し、積層体嵩密度89kg/m3、積層体圧密率8%の円筒エレメントを得た。
【0019】
【実施例3】
ACFの前駆体としてフェノール系のノボロイド繊維(日本カイノール製)の繊度10dtex、繊維長70mm、繊維クリンプなしを針密度600本/m2、針深度17mmの条件でニ−ドルパンチ法を用いてシート目付600g/m2、シート嵩密度110kg/m3、のシート状ACF前駆体を形成した。そのシート状ACF前駆体を300℃で60min炭化後、900℃の水蒸気ガス中で60min賦活後、シート状ACFを得た。そのシート状ACFを120℃で2hr乾燥後、デシケーター中で放冷し性能を評価しシート状ACF目付400g/m2、シート状ACF嵩密度68kg/m3、単板圧力損失定数0.38、引っ張り破断強度0.3kg/cm2、伸度12%、シート状ACFトルエン吸着性能0.43g/g(0.033g/m3)の結果を得た。また、得られたシート状ACFを内径200mm、外径450mm、長さ1100mmの円筒エレメント構造体に引張り破断強度の1/3のテンションで積層加工(巻き付け)し、積層体嵩密度75kg/m3、積層体圧密率9.3%の円筒エレメントを得た。
【0020】
【比較例1】
ACFの前駆体としてフェノール系のノボロイド繊維(日本カイノール製)の繊度2dtex、繊維長70mm、繊維クリンプなしを針密度350本/m2倍、針深度10mmの条件でニ−ドルパンチ法を用いてシート目付600g/m2、シート嵩密度110kg/m3のシート状ACF前駆体を形成した。そのシート状ACF前駆体を400℃で60min炭化後、900℃の水蒸気ガス中で60min賦活後、シート状ACFを得た。そのシート状ACFを120℃で2hr乾燥後、デシケーター中で放冷し性能を評価しシート状ACF目付400g/m2、シート状ACF嵩密度68kg/m3、単板圧力損失定数0.90、引っ張り破断強度0.7kg/cm2、伸度15%、シート状ACFトルエン吸着性能0.43g/g(0.033g/m3)の結果を得た。また、得られたシート状ACFを内径200mm、外径450mm、長さ1100mmの円筒エレメント構造体に引張り破断強度の1/3のテンションで積層加工(巻き付け)し、積層体嵩密度75kg/m3、積層体圧密率9.3%の円筒エレメントを得た。
【0021】
【比較例2】
ACFの前駆体としてフェノール系のノボロイド繊維(日本カイノール製)の繊度5dtex、繊維長70mm、繊維クリンプなしを針密度350本/m2倍、針深度10mmの条件でニ−ドルパンチ法を用いてシート目付600g/m2、シート嵩密度110kg/m3のシート状ACF前駆体を形成した。そのシート状ACF前駆体を300℃で60min炭化後、900℃の水蒸気ガス中で60min賦活後、シート状ACFを得た。そのシート状ACFを120℃で2hr乾燥後、デシケーター中で放冷し性能を評価しシート状ACF目付200g/m2、シート状ACF嵩密度45kg/m3、単板圧力損失定数0.49、引っ張り破断強度0.4kg/cm2、伸度13%、シート状ACFトルエン吸着性能0.43g/g(0.029g/m3)の結果を得た。また、得られたシート状ACFを内径200mm、外径450mm、長さ1100mmの円筒エレメント構造体に引張り破断強度の1/3のテンションで積層加工(巻き付け)したがシート状ACFが外径をはみ出してしまった。積層加工時の巻き付けテンションを引っ張り破断強度の1/2、3/4と段階的に上げ、積層体嵩密度70kg/m3、積層体圧密率16%を得たが、テンションを引っ張り破断強度以上に上げたためシートの切断が発生した。金網と針金による締め付けにより、嵩密度75kg/m3を得たが、シート状ACFが変形し粉塵が多量に発生した。
【0022】
【表1】
Figure 0003988110
【0023】
【発明の効果】
表1の比較例1の繊度2dtexと同じニードルパンチ条件で繊度5dtexのシートフェルト状ACF前駆体に加工した場合の比較例2のように繊維径が太いために絡みにくく、嵩高なシートとなり、炭化・賦活後に得たシート状ACFの圧力損失は低下するものの容積吸着能が低下する問題があった。しかし、実施例1のようにニードルパンチでの針密度を1.2倍、針深度を1.2倍とし繊維切れや針折れが起こらない条件で実施し、シート状ACF前駆体での密度を次式シート嵩密度(γf)=シート状ACFの嵩密度(γa)×嵩密度減量率(Y)となるように調整することで、繊度を大きくしても嵩密度が同じでトルエン吸着性能も同じシート状ACFを得ることができた。また、実施例2のように嵩密度をさらに上げ、トルエン容積吸着能の高いACF集合体を得ることも可能となった。また、実施例3のように繊度10dtexと繊維径をさらに太くすることで実施例1よりも圧力損失係数の低く、吸着性能の高いシート状ACFを得ることが可能となった。
【0024】
従って、これまでのようにシート状ACFを円筒エレメントのような積層体等に成型しガス処理装置に用いる際に嵩密度調整が不要となり、繊維繊度が大きくて繊維強度が弱くても成型時の外圧をかける必要がなくなり、ACFの脱落・飛散が少なくなった。また、吸着材をガス処理装置へ適用した場合、設備費の低減できるとともに運転費の低減ができガス処理装置の省力化に貢献でき、産業界への寄与は大である。

Claims (5)

  1. 繊度5dtex以上、20dtex以下、繊維長51mm以上、102mm以下のフェノール系繊維をニードルパンチ法又はウォーターパンチ法により不織布加工し、嵩密度110kg/m3以上の不織布状ACF前駆体とした後、炭化・賦活処理して得られる短繊維直径が20μm以上、嵩密度68kg/m3以上の不織布状活性炭素繊維を巻きつけてなることを特徴とする円筒エレメント。
  2. 請求項1に記載の不織布状活性炭素繊維が、単板圧力損失定数0.6以下、引っ張り破断強度0.3kg/cm2以上、伸度15%以下、トルエン吸着能20%以上であることを特徴とする請求項1に記載の円筒エレメント。
  3. 吸着塔に充填時、密度調整を不要としたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の円筒エレメントの製造方法。
  4. 円筒エレメントに積層加工して用いる時のエレメント巻き付け張力が引張破断強度の1/3以下、充填後の圧密率が20%以下であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の円筒エレメントの製造方法。
  5. 繊度5dtex以上、20dtex以下、繊維長51mm以上、102mm以下のフェノール系繊維を、針密度370本/cm2以上、針深度が10mm以上、30mm以下でニードルパンチ法により不織布加工し、嵩密度110kg/m 3 以上の不織布状ACF前駆体とした後、炭化・賦活処理することを特徴とする短繊維直径が20μm以上、嵩密度68kg/m3以上である不織布状活性炭素繊維の製造方法。
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