JP3986444B2 - カメラシステム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊園地やテーマパーク内に構築されるカメラシステムに関し、より詳細には、ユーザがデジタルカメラで撮影した画像に対し、その撮影が行われたエリア(撮影エリア)に応じた付加画像を合成するカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、観光地等においてユーザがデジタルカメラで撮影した画像に対し、撮影エリア固有の付加画像を合成してプリントするシステムが知られている。(特許文献1、特許文献2等参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002-63443号公報
【特許文献2】
特開2000-115688号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献等に記載された従来のシステムにおいて撮影画像に合成される付加画像は、固定的な画像あるいはユーザ自身が指定した画像であるため、意外性がない。このため、従来のシステムをテーマパークなどのカメラシステムに適用した場合、アトラクションの種類によっては十分なアミューズメント性を提供することができない。たとえば、心霊写真を作成するような場合には、意外性が重要である。
【0005】
本発明は、上記のような事情の下に創案されたものであり、その目的は、撮影エリアに応じて意外性のある付加画像を合成した合成画像を提供することができる、アミューズメント性の高いカメラシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカメラシステムは、デジタルカメラとコンテンツサーバとを備え、前記デジタルカメラは、撮影を実行する度にその撮影エリアを特定するための位置情報を前記コンテンツサーバに送信する位置情報送信手段と、前記コンテンツサーバから撮影エリアに応じた付加画像を受信する付加画像受信手段と、前記コンテンツサーバから受信した付加画像を撮影画像と関連付けて保存しておく画像保存手段と、前記付加画像と前記撮影画像とを合成して表示する画像表示手段と、を備え、前記コンテンツサーバは、撮影エリア毎に少なくとも1つの付加画像を保管している付加画像保管手段と、前記デジタルカメラから前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、前記デジタルカメラから受信した前記位置情報に基づいて、撮影エリア毎の付加画像の中から0または1つ以上の付加画像をランダムに選択する付加画像選択手段と、選択した付加画像を前記デジタルカメラに送信する付加画像送信手段と、を備えたものである。
【0007】
前記デジタルカメラは無線通信手段を備え、前記位置情報は、前記無線通信手段によるアクセスポイントの識別子であることが望ましい。
【0008】
上記のように構成したカメラシステムでは、デジタルカメラは、撮影を実行する度に位置情報をコンテンツサーバに送信する。コンテンツサーバは、位置情報を受信すると、その情報に基づいて、撮影エリア毎の付加画像の中から0または1つ以上の付加画像をランダムに選択し、デジタルカメラに送信する。デジタルカメラは、付加画像を受信すると、それを撮影画像と関連付けて保存し、付加画像と撮影画像とを合成して表示する。
【0009】
したがって、このカメラシステムによれば、同じ撮影エリアで撮影を行ったとしても、何も合成されなかったり、撮影の度に異なったクリップアートが合成されたりするので、合成画像の意外性を高めることができ、ユーザに十分なアミューズメント性を提供することができる。
【0010】
また、本発明のカメラシステムは、デジタルカメラとコンテンツサーバとを備え、前記デジタルカメラは、撮影を実行する度にその撮影画像を前記コンテンツサーバに送信する撮影画像送信手段と、前記コンテンツサーバから撮影エリアに応じた付加画像を受信する付加画像受信手段と、前記コンテンツサーバから前記撮影画像に対する前記付加画像の合成条件を受信する合成条件受信手段と、受信した合成条件に従って、前記付加画像と前記撮影画像とを合成する画像合成手段と、を備え、前記コンテンツサーバは、撮影エリア毎に少なくとも1つの付加画像を保管している付加画像保管手段と、撮影エリア毎の付加画像の中から0または1つ以上の付加画像をランダムに選択する付加画像選択手段と、選択した付加画像を前記デジタルカメラに送信する付加画像送信手段と、前記デジタルカメラから受信した前記撮影画像から顔を抽出する顔抽出手段と、抽出した顔の位置に基づいて、前記撮影画像に対する前記付加画像の合成位置及び合成倍率を計算する合成条件計算手段と、算出した合成位置及び合成倍率を前記合成条件として前記デジタルカメラに送信する合成条件送信手段と、を備えたものである。
【0011】
上記のように構成したカメラシステムでは、デジタルカメラは、撮影を実行する度にその撮影画像をコンテンツサーバに送信する。コンテンツサーバは、撮影画像を受信すると、撮影エリア毎の付加画像の中から0または1つ以上の付加画像をランダムに選択し、デジタルカメラに送信するとともに、その撮影画像から顔を抽出し、抽出した顔の位置に基づいて、撮影画像に対する付加画像の合成位置及び合成倍率を算出し、算出結果を合成条件としてデジタルカメラに送信する。デジタルカメラは、合成条件を受信すると、その条件に従って、付加画像と撮影画像とを合成する。
【0012】
したがって、このカメラシステムによれば、撮影画像中の顔画像に付加画像が重ならないようにしたり、故意に重なるようにしたりするなど、撮影画像中の顔に対して付加画像が特定の位置関係を保つようにして、撮影画像と付加画像とを合成することができる。
【0013】
また、本発明のカメラシステムは、前記撮影画像と前記付加画像との合成画像をプリントするプリンタを備えていることが望ましい。この構成によれば、撮影エリアに応じて意外性のある付加画像を合成した合成画像をプリントして提供することができる。
【0014】
また、前記プリンタは、前記デジタルカメラから前記付加画像のID情報を取得し、当該ID情報を用いて前記コンテンツサーバから前記付加画像を取得することが望ましい。コンテンツサーバから付加画像を取得することにより、高画質の付加画像を撮影画像と合成してプリントすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明にかかるカメラシステムの構成例を示すブロック図である。カメラシステム100は、テーマパーク内に構築されるシステムであり、テーマパーク内の所々に設置された複数のアクセスポイント200と、利用者に貸し出される複数のデジタルカメラ300と、コンテンツサーバ400とを備えて構成される。
【0017】
アクセスポイント200は、乗り物、ジェットコースタ、幽霊城、休憩場、レストラン、場内写真店といった、テーマパーク内の施設ごとに設けられている。各アクセスポイント200は、自装置の通信エリア内に入ったデジタルカメラ300と無線LAN500により通信する。各アクセスポイント200のカバーする通信エリアは、各施設のエリアとほぼ一致している。各アクセスポイント200は、場内LAN600を介してコンテンツサーバ400に接続されている。
【0018】
デジタルカメラ300は、図2に例示するように、カメラ機能部310と、無線LAN500を介してアクセスポイント200と通信する通信部320と、カメラ機能部310により撮影された画像およびアクセスポイント200から受信したクリップアート(付加画像)を蓄積するメモリカード330と、メモリカード330に蓄積されている画像を表示する画像表示部340と、画像表示部340に表示する画像を切り替えたり任意の画像を選択したりするための操作部350とを備えている。
【0019】
カメラ機能部310は、図示しないレリーズボタンが押圧されると、被写体像を撮像素子により撮像し、得られた画像をメモリカード330に保存する。画像表示部340は、LCDなどの表示デバイスを備えている。操作部350は、画像表示部340の表示モードを、1画像ずつ表示する通常モードとサムネイルを一覧表示するサムネイル表示モードのどちらかに設定するための表示モード切替ボタン351、表示する画像を切り替えるための画像切換ボタン(方向ボタン等)352、選択した画像を削除するための削除ボタン353、等を備えている。画像メモリ330の残容量が少なくなった場合、画像切換ボタン352を操作して不要な画像を選択し、削除ボタン353を押圧操作することにより、不要な画像をメモリカード330から削除して、新たに撮影する画像のための記録領域を確保できるようになっている。
【0020】
コンテンツサーバ400は、撮影エリアごと、すなわちテーマパーク内の施設ごとに予め用意されたクリップアートを自サーバ内の大容量記憶装置に保存し管理している。各デジタルカメラ300は、各アクセスポイント200の通信エリア内から、コンテンツサーバ400にアクセスすることができる。また、場内写真店に設置された図示しないプリンタも、場内LAN600を介してコンテンツサーバ400にアクセスできるようになっている。
【0021】
次に、上記のように構成されたカメラシステム100の動作について説明する。
【0022】
図3はカメラシステム100の全体的な動作内容を示すフロー図である。
撮影を実行すると(S1)、デジタルカメラ300は、撮影した画像を所定形式の画像ファイルとしてメモリカード330にセーブ(保存)するとともに(S2)、通信機能部320を使用して近隣のアクセスポイント200をサーチする。ここで近隣のアクセスポイント200が見つからなかった場合は(S3でNo)、通常通り撮影を終了して次の撮影に備える(S5)。
【0023】
近隣のアクセスポイント200が見つかった場合(S3でYes)、デジタルカメラ300は、撮影エリアの位置情報としてそのアクセスポイント200のアクセスポイントID(アクセスポイントの識別子)を取得した上で通信路の接続を行う。アクセスポイント200との接続が完了すると、デジタルカメラ300はコンテンツサーバ400との通信が可能となる。
【0024】
デジタルカメラ300は、コンテンツサーバ400に対し、撮影画像、および通信路に使用しているアクセスポイント200のアクセスポイントIDを含んだクリップアート要求をコンテンツサーバ400に送信する。
【0025】
コンテンツサーバ400は、デジタルカメラ300から受け取った撮影画像とアクセスポイントIDとをもとにクリップアートデータを準備し(S6)、クリップアートIDとともにデジタルカメラ300に返送する。クリップアート準備フロー(S6)の詳細は後述する。クリップアート合成を実行しない場合は、クリップアートIDにはNULLが格納され、空のクリップアートが返送される。
【0026】
デジタルカメラ300は、コンテンツサーバ400から受け取ったクリップアートデータを所定形式のクリップアートファイルとしてメモリカード330にセーブする(S4)。メモリカード330における格納ディレクトリとファイル名は、たとえば図4に示すとおりである。撮影画像の格納ディレクトリとファイル名が\DCIM\ABCD_xxx\DSCFyyyy.JPG(xxxは3桁の数字、yyyyは4桁の数字、xxx-yyyyで画像をユニークに指定するコマ番号となる)の場合、クリップアートファイルは\DCIM\ABCD_xxx\DSCFyyyy.CLPとし、拡張子のみをJPGからCLPに変更したものを同じディレクトリに格納する。
【0027】
図5はデジタルカメラ300のメモリカード330にセーブされた画像ファイルの構造を例示している。画像ファイルには、主画像、サムネイル、およびTag情報が格納される。Tag情報には、撮影日時やホワイトバランスなどの撮影時情報の他、アクセスポイントIDおよびクリップアートIDが格納される。図3のステップS3において、近隣のアクセスポイント200が見つかった場合には、そのアクセスポイントのアクセスポイントIDをTagに格納する。近隣のアクセスポイント200が見つからなかった場合には、NULLを格納しておく。また、クリップアートIDにNULLを格納した空のクリップアートが返送された場合には、クリップアートIDのTagにもNULLが格納される。
【0028】
図6はデジタルカメラ300のメモリカード330にセーブされたクリップアートファイルの構造を例示している。クリップアートファイルには、サムネイル、主画像、マスクデータ、およびTag情報が格納される。サムネイル、主画像、およびマスクデータは、いずれも非圧縮画像の形で格納されている。マスクデータは、画素数が主画像と同じで各画素が0〜255の値を有するデータである。マスクデータは、クリップアートを合成する際の透明度を表現するために使用される。当該画素の値が0で0%(クリップアートデータの透明度が最大、すなわち撮影画像のまま)、255で100%(クリップアートデータの透明度が最小、すなわちクリップアートデータそのもの)となる。
【0029】
また、クリップアートファイルのTagにはクリップアート毎にユニークなクリップアートIDが格納されるとともに、クリップアートの画素数や、主画像中に対するクリップアートの合成位置を示す座標、および合成時の倍率などが格納されている。この例では、画質を優先するために、倍率を1以下に制限し、拡大すなわち低解像度にする倍率設定はできないようにしてある。
【0030】
図7はコンテンツサーバ400におけるクリップアート準備フロー(図3中のステップS6)の詳細を示している。
デジタルカメラ300から撮影画像とアクセスポイントIDを含んだクリップアート要求を受け取ると、コンテンツサーバ400は乱数R(0≦R≦1)を発生させる(S11)。クリップアート合成の実施頻度はK(0≦K≦1)として予め設定されており、発生した乱数RがK未満(R<K)であれば(S12でYes)、クリップアート合成が実施される。Kの値は時刻によって変化させてもよい。たとえば、撮影画像に幽霊等のクリップアートを合成する場合、昼よりも夜の方がクリップアート合成の実施頻度が高くなるように設定しておけば、昼よりも夜の方が心霊写真等の発生頻度が高くなるような演出が可能である。
【0031】
乱数RがK以上(R≧K)であれば(S12でNo)、クリップアート合成は実施されない。この場合、コンテンツサーバ400は、クリップアートIDをNULL、クリップアートデータを空にして(S13)、クリップアートデータをデジタルカメラ300に返信する。
【0032】
クリップアート合成を実施する場合は(S12でYes)、コンテンツサーバ400は、次にどのクリップアートを合成するかの選択を行う。まず、デジタルカメラ300からアクセスポイントIDを取得し(S14)、そのアクセスポイントが設置されている施設にふさわしいクリップアートの候補を1個〜複数個抽出する。コンテンツサーバ400は、図8に示すように、アクセスポイントIDとクリップアートIDとを対応させて管理しており、アクセスポイントIDが決まれば該当するクリップアートIDを即座に抽出できる。
【0033】
抽出されたクリップアートの候補がN個あった場合、便宜的(一時的)にこれをCL(1)〜CL(N)とし(S15)、それぞれのクリップアートの採用確立を一定としてn=[R÷(K÷N)]+1なる1個のクリップアートを選択する(S16)。ここで、[A]はガウス関数であり、Aを越えない最大の正数を表す。無論、クリップアートごとにプレミア度を設けて、プレミア度が高いクリップアートは採用確率を低くするようにしてもよい。
【0034】
上記のようにして、合成するクリップアートが決定されると、コンテンツサーバ400は、そのクリップアートデータを取得する(S17)。そして、撮影画像のどの位置にどの倍率でクリップアートを合成すべきかを決定する。
【0035】
まず、撮影画像から肌色を抽出し(S18)、主要被写体(人)が撮影画像のどこに存在するかを把握する(図9参照)。次に、検出された肌色の領域から目、口等のパターンマッチングにより顔画像を抽出する(S19、図10参照)。
【0036】
次に、クリップアートを合成する位置を顔の左側(図10のd1の領域内)にすべきか、右側(図10のd2の領域内)にすべきかを判定する。ここでは、単純に、抽出した顔画像の左側に存在する空きスペース(図10のd1)と、右側に存在する空きスペース(図10のd2)の大きさを比較し(S20)、余裕がある方、すなわち大きい方の空きスペースをクリップアート合成領域として決定する。
【0037】
具体的には、d1≧d2の場合は、顔画像の左側に存在する空きスペースd1をクリップアート合成領域に決定する(S21)。更にこのスペースd1にクリップアートが収まるように、クリップアート合成の原点座標X,Yと倍率αとを計算する(S22)。d1<d2の場合は、顔画像の右側に存在する空きスペースd2をクリップアート合成領域に決定する(S23)。更にこのスペースd2にクリップアートが収まるように、クリップアートの合成座標(原点座標)X,Yと倍率αとを計算する(S24)。なお、顔領域の把握に失敗したときのために、合成座標X,Yおよび倍率αのデフォルト値を決めておいてもよい。
【0038】
上記のようにして決定された合成条件すなわち、クリップアートの合成座標X,Yおよび倍率αは、クリップアートデータに格納されてデジタルカメラ300に返送される(S25)。
【0039】
図11はデジタルカメラ300における再生モードの動作手順を例示したフロー図である。ユーザは、画像切換ボタン352を操作することにより、コマ番号をインクリメントまたはデクリメントして、再生する画像ファイルを選択する(S31)。再生する画像ファイルが決定されたら、デジタルカメラ300は、その画像ファイルをメモリカード330から読み込み(S32)、画像ファイル中のクリップアートIDのTagをチェックする(S33)。合成すべきクリップアートが存在しない場合、すなわちクリップアートIDのTagの値がNULLの場合は(S33でYes)、画像ファイルを解凍し(S37)、通常の撮影画像を画像表示機能部340により表示する(S38)。
【0040】
合成すべきクリップアートが存在する場合、すなわちクリップアートIDのTagの値がNULL以外の場合は(S33でNo)、クリップアートファイルをメモリカード330から読み込む(S34)。そして、画像ファイルを解凍し(S35)、撮影画像とクリップアートとの合成を実施し(S36)、その合成画像を画像表示機能部340の表示デバイスにより表示する(S38)。再生モードの間(S39でNo)、上記の一連の処理(S31〜S38)を繰り返す。
【0041】
図12は合成画像の表示例を示している。この表示例では、幽霊場で撮影された撮影画像に幽霊のクリップアートを合成した合成画像が表示されている。
【0042】
デジタルカメラ300のメモリカード330に記録されている撮影画像、および撮影画像とクリップアートとの合成画像のプリント出力は、テーマパークの場内写真店に設置されたプリンタを使用して行われる。
【0043】
上記の例では、コンテンツサーバ400がクリップアートファイルをそのままデジタルカメラ300に転送することとしているが、デジタルカメラ300へは表示デバイスによる再生専用の低解像度のクリップアートファイルを転送し、場内写真店に設置されたプリンタがプリント時にコンテンツサーバ400からプリント用の高解像度のクリップアートファイルを取得するようにしてもよい。この場合のプリントシステムの動作フローを図13に示す。
【0044】
図13のフローでは、デジタルカメラ300が場内写真店に持ち込まれると、場内写真店の担当者は、デジタルカメラ300からメモリカード330を取り出し、プリンタあるいはプリンタに接続された操作端末(PC)に挿入する。
【0045】
再生する画像ファイルが選択され(S41)、プリント枚数が指定されたら(S42)、プリンタは、その画像ファイルをメモリカード330から読み込み(S43)、画像ファイル中のクリップアートIDのTagをチェックする(S44)。合成すべきクリップアートが存在しない場合、すなわちクリップアートIDのTagの値がNULLの場合は(S44でYes)、画像ファイルを解凍し(S45)、通常の撮影画像をプリント出力する(S46)。
【0046】
合成すべきクリップアートが存在する場合、すなわちクリップアートIDのTagの値がNULL以外の場合は(S44でNo)、読み込んだ画像ファイルのクリップアートIDを取得し(S47)、そのIDを基にコンテンツサーバ400から高解像度のクリップアートデータを読み込む(S48)。その後、画像ファイルを解凍し(S49)、クリップアートを合成して(S50)、プリント出力する(S46)。他にプリントする画像があれば(S51でYes)、上記の一連の処理(S41〜S46)を繰り返す。
【0047】
以上説明したこの実施の形態のカメラシステム100によれば、ユーザがデジタルカメラ300で撮影を行う度に、撮影エリア毎に予め用意された複数のクリップアートの中から0または1つのクリップアートがコンテンツサーバ400によってランダムに選択されて、デジタルカメラ300に送信される。送信されたクリップアートは、デジタルカメラ300内で撮影画像と合成して表示される。
【0048】
したがって、このカメラシステム100によれば、同じ撮影エリアで撮影を行ったとしても、何も合成されなかったり、撮影の度に異なったクリップアートが合成されたりするので、合成画像の意外性を高めることができ、ユーザに十分なアミューズメント性を提供することができる。
【0049】
また、クリップアート合成を実施する場合には、撮影画像内の顔画像にクリップアートが重ならないようにして合成がなされるので、撮影画像内の顔画像がクリップアートによって見えなくなってしまうという不具合を防止できる。
【0050】
また、合成画像をプリントする際には、コンテンツサーバ400から高解像度のクリップアートを取得して、それをデジタルカメラ300で撮影した撮影画像と合成してプリントすることにより、高解像度の合成画像をプリントすることができる。
【0051】
なお、上記の実施の形態では、撮影画像内の顔画像にクリップアートが重ならないようにして合成する場合について説明したが、顔画像にクリップアートを故意に重ねた合成画像を生成するようにしてもよい。
【0052】
また、背後霊のようなクリップアートの場合には、顔を検出した後、顔領域をマスクしつつ、その直後にクリップアートを重畳合成することが望ましい。
【0053】
また、撮影時刻によってクリップアートのマスクの値すなわち合成時の透過率を変化させるようにしてもよい。たとえば、幽霊のクリップアートの場合、昼間はクリップアートを薄く合成し、夜は濃く合成するようにしておけば、より心霊写真らしく合成画像を生成することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、同じ撮影エリアで撮影を行ったとしても、何も合成されなかったり、撮影の度に異なったクリップアートが合成されたりするので、撮影エリアに応じて意外性のある付加画像を合成した合成画像を提供することができる、アミューズメント性の高いカメラシステムを実現することができる。
【0055】
また、撮影画像中の顔に対して付加画像が特定の位置関係を保つようにして、撮影画像と付加画像とを合成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカメラシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかるカメラシステムにおいて利用者に貸し出されるデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。
【図3】カメラシステムの全体的な動作内容を示すフロー図である。
【図4】デジタルカメラのメモリカードにおける格納ディレクトリおよびファイルの構成例を示す図である。
【図5】デジタルカメラのメモリカードにセーブされた画像ファイルの構造を例示したファイル構成図である。
【図6】デジタルカメラのメモリカードにセーブされたクリップアートファイルの構造を例示したファイル構成図である。
【図7】コンテンツサーバにおけるクリップアート準備フローの詳細を示すフロー図である。
【図8】コンテンツサーバにおけるクリップアートの管理構造の説明図である。
【図9】コンテンツサーバにおける肌色検出処理の説明図である。
【図10】コンテンツサーバにおける顔画像抽出処理の説明図である。
【図11】デジタルカメラにおける再生モードの動作手順を例示したフロー図である。
【図12】デジタルカメラにおける合成画像の表示例を示す図である。
【図13】プリントシステムの動作フローの詳細を示すフロー図である。
【符号の説明】
100:カメラシステム
200:アクセスポイント
300;デジタルカメラ
310:カメラ機能部
320:通信部
330:メモリカード
340:画像表示部
350:操作部
400:コンテンツサーバ
500:無線LAN
600:場内LAN

Claims (5)

  1. デジタルカメラとコンテンツサーバとを備え、
    前記デジタルカメラは、
    撮影を実行する度にその撮影エリアを特定するための位置情報を前記コンテンツサーバに送信する位置情報送信手段と、
    前記コンテンツサーバから撮影エリアに応じた付加画像を受信する付加画像受信手段と、
    前記コンテンツサーバから受信した付加画像を撮影画像と関連付けて保存しておく画像保存手段と、
    前記付加画像と前記撮影画像とを合成して表示する画像表示手段と、
    を備え、
    前記コンテンツサーバは、
    撮影エリア毎に少なくとも1つの付加画像を保管している付加画像保管手段と、
    前記デジタルカメラから前記位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記デジタルカメラから受信した前記位置情報に基づいて、撮影エリア毎の付加画像の中から0または1つ以上の付加画像をランダムに選択する付加画像選択手段と、
    選択した付加画像を前記デジタルカメラに送信する付加画像送信手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記デジタルカメラは無線通信手段を備え、
    前記位置情報は、前記無線通信手段によるアクセスポイントの識別子であることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  3. デジタルカメラとコンテンツサーバとを備え、
    前記デジタルカメラは、
    撮影を実行する度にその撮影画像を前記コンテンツサーバに送信する撮影画像送信手段と、
    前記コンテンツサーバから撮影エリアに応じた付加画像を受信する付加画像受信手段と、
    前記コンテンツサーバから前記撮影画像に対する前記付加画像の合成条件を受信する合成条件受信手段と、
    受信した合成条件に従って、前記付加画像と前記撮影画像とを合成する画像合成手段と、
    を備え、
    前記コンテンツサーバは、
    撮影エリア毎に少なくとも1つの付加画像を保管している付加画像保管手段と、
    撮影エリア毎の付加画像の中から0または1つ以上の付加画像をランダムに選択する付加画像選択手段と、
    選択した付加画像を前記デジタルカメラに送信する付加画像送信手段と、
    前記デジタルカメラから受信した前記撮影画像から顔を抽出する顔抽出手段と、
    抽出した顔の位置に基づいて、前記撮影画像に対する前記付加画像の合成位置及び合成倍率を計算する合成条件計算手段と、
    算出した合成位置及び合成倍率を前記合成条件として前記デジタルカメラに送信する合成条件送信手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラシステム。
  4. 前記撮影画像と前記付加画像との合成画像をプリントするプリンタを備えたことを特徴とする請求項1、2、または3記載のカメラシステム。
  5. 前記プリンタは、
    前記デジタルカメラから前記付加画像のID情報を取得し、当該ID情報を用いて前記コンテンツサーバから前記付加画像を取得することを特徴とする請求項4記載のカメラシステム。
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