JP3984566B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リテーナを備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、端子金具の挿入方向に対して斜めに移動するリテーナを備えたコネクタの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、ハウジングの外面に開口して設けられたリテーナ装着孔にリテーナが装着されており、このリテーナは、その抜け止め部がキャビティから退避して端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と、抜け止め部がキャビティ内に進入して端子金具に係止する本係止位置との間を端子金具の挿抜方向に対して斜めに移動できるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−138783号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したリテーナは、移動方向が端子金具の挿抜方向に対して斜めとなっているため、後退した仮係止位置ではリテーナの前縁とリテーナ装着孔の前縁との間に所定の隙間が空くことになり、そこから外部の異物がキャビティ内に侵入することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、キャビティに異物が侵入するのを防ぐことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングには、端子金具を後方から挿入可能なキャビティと、キャビティを途中で外方へ開口するとともにリテーナを装着可能なリテーナ装着孔とが設けられており、前記キャビティは、端子金具の挿抜方向と交差する方向に複数段配設され、前記リテーナ装着孔は、前記コネクタハウジングにおいてリテーナの押し込み方向と対向する面からこれに隣接する一対の側面にかけて三方向へ開口するように切り欠き形成され、前記リテーナは、前記端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と、端子金具に係止する本係止位置との間を、前記端子金具の挿抜方向に対して斜めに移動可能に装着され、前記リテーナのうちその押し込み方向の先端部に前方へ突き出る突出部が設けられ、且つ前記仮係止位置では、リテーナの前縁とリテーナ装着孔の前縁との間に両側方へ開口する隙間が形成されており、さらに、前記両側方へ開口する隙間は、前記リテーナの突出部によって前記リテーナの押し込み方向の先方部分と後方部分とに分けることにより、前記端子金具の挿抜方向と交差する方向に並んだ前記キャビティ内に挿入された一対の前記端子金具のうち、一方側の前記端子金具の一部が前記先方部分において露出すると共に、他方側の前記端子金具の一部が前記後方部分において露出するようになし、前記リテーナと前記コネクタハウジングとの少なくともいずれか一方には、前記隙間側へ突出することで前記キャビティへの異物の侵入を規制可能な規制部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
請求項の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記規制部が前記リテーナから前方へ突出して形成されるとともに、前記コネクタハウジングには、前記リテーナが前記本係止位置に装着された状態で、前記規制部に近接して配される引掛け防止部が設けられているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
リテーナが仮係止位置に配された状態では、リテーナの前縁とリテーナ装着孔の前縁との間に隙間が空く。このとき、規制部が隙間側へ突出して配されることで、外部の異物がキャビティに侵入するのを規制することができる。とりわけ、リテーナ装着孔が三方向へ開口するものでは、仮に電線などの異物が隙間に侵入したときには雄端子金具に干渉し易くなっているものの、規制部によって異物の侵入が予め規制されることにより、そのような事態を防ぐことができる。また、隙間が突出部によって先方部分と後方部分とに分けられているので、工具などが先方部分と後方部分との両方に同時には侵入し難く、もって先方部分と後方部分とに対応する端子金具同士が短絡させられる事態が防がれる。
【0010】
<請求項の発明>
リテーナを本係止位置に装着した状態では、規制部に引掛け防止部が近接して配されることで、外部の電線などが規制部に引っ掛かるのを防ぐことができ、これにより、リテーナが仮係止位置側へ位置ずれさせられるのを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図14によって説明する。本実施形態では、雄側のコネクタを例示する。このコネクタは、大まかには、雄コネクタハウジング20(以下、単に雄ハウジング20という)と、雄ハウジング20内に収容される雄端子金具10と、雄ハウジング20に装着されるリテーナ40とから構成されている。なお以下では、雄ハウジング20に対する雄端子金具10の挿入方向を前方とし、逆の抜き取り方向を後方とする。また上下方向については、図3,図6,図10及び図14を除く各図を基準とする。
【0012】
先に雄端子金具10を説明する。雄端子金具10は、所定の展開形状に打ち抜いた金属板に曲げ加工などを施すことにより形成されており、図8に示すように、前側から順に相手の雌端子金具(図示せず)と導通接続可能なタブ部11と、略箱型をなす本体部12と、電線Wの端末に圧着接続されるバレル部13とから構成されている。タブ部11は、本体部12の前縁から延設された前後に細長い板片を長さ方向に沿って密着曲げすることで形成されている。バレル部13は、前後に一対ずつのかしめ片を対向状に備えており、このうち前側の両かしめ片が電線Wの芯線にかしめ付けられるのに対し、後側の両かしめ片が電線Wの被覆にかしめ付けられる。
【0013】
本体部12の下面(ランス24と対向する外面)の長さ方向略中央には、ランス24の進入を許容する凹部14が形成されるとともにその前縁にランス24の上部が係止されるようになっている。この凹部14の前縁には、ランス24の下部が係止される係止突部15が下方へ突出するよう叩き出して形成されている。本体部12の下面の後端部に形成された段差部分は、リテーナ40が係止される係止段部16とされている。この係止段部16には、上記係止突部15とほぼ同じ高さまで突出するとともにリテーナ40が係止可能な突部17が叩き出して形成されている。この突部17の直前位置には、突部17よりもさらに下方へ突出するスタビライザ18が形成され、このスタビライザ18は、雄端子金具10の挿入動作の安定化や逆挿入防止などに機能する。
【0014】
次に、雄ハウジング20について説明する。雄ハウジング20は、合成樹脂製とされ、図8に示すように、相手の雌コネクタを前方から嵌合可能なフード部21と、雄端子金具10を収容可能な端子収容部22とを前後に繋げた構成とされている。フード部21は、前方へ開口する略角筒状に形成されるとともにその内周面の上面側には、雌コネクタに設けられたロックアームが係止されることで雌コネクタを嵌合状態に保持可能なロック部(図示せず)が設けられている。
【0015】
端子収容部22は、図2及び図8に示すように、幅方向に長い略ブロック状に形成されるとともに、その内部には、後方から雄端子金具10が挿入可能なキャビティ23が設けられ、このキャビティ23は、雄ハウジング20を前後方向に沿って貫通して形成されるとともに、上下2段、幅方向に複数室ずつ整列して配設されている。各キャビティ23の下面からは、雄端子金具10に対して弾性的に係止可能なランス24が設けられている。ランス24は、前方へ片持ち状に延出して形成されるとともに、上下(雄端子金具10の挿抜方向と交差する方向)に撓み変形可能とされている。またキャビティ23の下面のうち幅方向略中央には、係止突部15及び突部17を挿通可能な突部挿通溝25が全長にわたって凹み形成され、図2の左側縁(片方のコーナ部)には、スタビライザ18を挿通可能なスタビライザ挿通溝26が凹み形成されている。突部挿通溝25は、上記したランス24の全長にわたって形成され、これにより雄端子金具10の挿入時におけるランス24の撓み量が少なくなっている。またスタビライザ挿通溝26は、ランス24の基端部の少し後方位置まで達し、後方へのみ開放している。なお上段側では、突部挿通溝25よりもスタビライザ挿通溝26の方が深く形成されるのに対し、下段側では、突部挿通溝25がスタビライザ挿通溝26とほぼ同じ深さに設定されている。
【0016】
端子収容部22における外周面には、リテーナ40を装着するためのリテーナ装着孔27が開設されている。リテーナ装着孔27は、雄ハウジング20における下面(リテーナ40の押し込み方向に対面する面)及び両側面(リテーナ40の押し込み方向に沿った面)にかけて三面領域にわたって形成され、したがってリテーナ装着孔27は三方向へ開口した形態となっている。リテーナ装着孔27は、上段のキャビティ23の上壁23aよりもさらに上方位置に達する深さに形成されるとともに、上下の各キャビティ23の周壁を前後に分断して各キャビティ23を途中で外方へ開口している。このリテーナ装着孔27のうち上段のキャビティ23の上壁23aよりも上側部分については、側方へは開口せずに後方へ開口して形成されており、ここが後述するリテーナ本体部41の上部41aに対する逃がし空間28となっている。
【0017】
このリテーナ装着孔27の孔縁のうち前縁は、上段のキャビティ23の側壁(幅方向のキャビティ23の仕切り壁)の半分程度の深さ(挿入される雄端子金具10の係止段部16の上端位置)までは上下方向に沿ってほぼ真っ直ぐに形成されるものの、そこからは前方へ向かって上り勾配をなすよう傾斜しつつ側壁の上半分を切除した後、再び上下に真っ直ぐに形成されて上段のキャビティ23の上壁23a及びその上側部分を切除している。これに対し、リテーナ装着孔27の後縁は、上段のキャビティ23の下壁23b(下段のキャビティ23の上壁、上下のキャビティ23の仕切り壁)に達する深さまでは前方へ向かって上り勾配をなすよう傾斜して形成されるものの、そこから所定長さ分ほぼ水平に形成された後、再び傾斜しつつ上段のキャビティ23の下壁23b及び側壁を切除し、その後上下方向に沿って真っ直ぐに形成されて上段のキャビティ23の上壁23aを切除した後、再び所定高さ分傾斜してからほぼ水平に形成されている。なお、リテーナ装着孔27の孔縁の傾斜部分における傾斜角度は、全て雄端子金具10の挿入方向に対して約40度(45度未満)に設定されている。また下段のキャビティ23の下壁23cのうち、リテーナ装着孔27よりも後側部分は、前側部分よりも厚肉に形成されており、本係止位置としたリテーナ40と概ね同じ高さとなるように形成されている。
【0018】
端子収容部22における両側面において、リテーナ装着孔27の側面開口部の上方及び後方にかけての領域は、図1に示すように、段差面29となっており、前方の領域よりも一段凹ませてある。この段差面29には、リテーナ装着孔27の後縁の傾斜に沿ったリブ状の係止突起30が設けられている。この係止突起30の主たる役割としては、リテーナ40を雄ハウジング20に対し押し込んで装着する際に、押し込み姿勢を安定させるところにある。また、係止突起30の外面は、その長さ方向の中心線を境にして片側(下側、リテーナ装着孔27寄りの側)は、全面に面取り30aが施されており、リテーナ40の誘導溝49に対する嵌め入れ動作を円滑に行うことができるようにしている。さらに、係止突起30の上下両端面はそれぞれ水平面が形成され、かつ上側の端面は水平面に連続する鉛直面も形成されている。
【0019】
また係止突起30の下方の延長線上には、押し込み規制突起31が突出形成されている。この押し込み規制突起31は、係止突起30から所定距離離間して配されており、リテーナ40が仮係止位置(図8ないし図10に示す位置)にあるとき、リテーナ40の誘導溝49の下端に係止することで、所定以上の操作力が付与されない限りはリテーナ40が誤って本係止位置まで押し込まれないよう押し込み規制を行うものである。
【0020】
段差面29において上記した係止突起30の上方には、リテーナ40が本係止位置(図12ないし図14に示す位置)にあるときのがたつきを抑えるためのがたつき規制部32が突設されている。がたつき規制部32は、前後方向に沿ってほぼ水平に延出する形態となっている。一方、がたつき規制部32の下面側には、全長にわたって上方へ向かって上り勾配をなすテーパ面32aが形成されている。また、がたつき規制部32の前方には、引掛け片33が突出形成されている。引掛け片33は、その上縁ががたつき規制部32の上縁と連続するよう形成され、リテーナ40が本係止位置となったときにリテーナ40の係止爪52と係止してリテーナ40を本係止位置に保持できるようになっている。但し、引掛け片33の下面側には、上方へ向かって上り勾配をなすテーパ面33aが形成され、係止爪52の乗り上げ動作が円滑になされるようになっている。またリテーナ装着孔27における後縁のうち、幅方向両端の下端部には、リテーナ40のロック部48が係止することでリテーナ40が本係止位置から後方へ変位するのを規制した状態に保持可能なロック凹部34が設けられている。ロック凹部34のうちロック部48が係止する後面は、上下方向に沿って真っ直ぐに切り立った面とされている。
【0021】
続いて、リテーナ40について説明する。リテーナ40は、雄ハウジング20と同様に合成樹脂材にて形成され、図4に示すように、リテーナ装着孔27へ適合して嵌合されるリテーナ本体部41と、このリテーナ本体部41の幅方向両端部に張り出して形成された一対の側板42とから構成されている。このリテーナ40は、後述する仮係止位置と本係止位置との間を雄端子金具10の挿抜方向に対して斜めに移動可能とされる。なお、両側板42の後部には、厚肉となった操作部43が設けられている。
【0022】
リテーナ本体部41は、図4及び図5に示すように、雄ハウジング20における上下の各キャビティ23に整合可能な上下2段の格子状に形成されており、詳しくは、幅方向に沿って延びる上部41a,中部41b及び下部41cがそれぞれ上下方向に沿って延びる各側部によって連結された構成となっている。このリテーナ本体部41の前縁及び後縁は、既述したリテーナ装着孔27の孔縁の前縁及び後縁に概ね整合するような形状に形成されている。詳細には、リテーナ本体部41の前縁は、下部41cから中部41bまでが上下方向に沿って真っ直ぐに切り立って形成され、上段側の側部の略下半分が前方へ向かって上り勾配をなすよう傾斜して形成され、側部の略上半分及び上部41aが上下に真っ直ぐに形成されている。この上段側の側部及び上部41aのうち前方へ突き出る部分が突出部44とされている。これに対し、リテーナ本体部41の後縁は、下段の側部の略中央に形成された所定長さの水平部分を挟んだ上下の部分が前方へ向かって上り勾配をなす傾斜状に形成され、上部41aが上下方向に沿って真っ直ぐに形成された後に傾斜状に形成されている。また上部41aの上面は、ほぼ水平に形成されている。
【0023】
リテーナ40が仮係止位置にあるときには、リテーナ本体部41のうち上部41aが上段のキャビティ23の上壁23aに、中部41bが上段のキャビティ23の下壁23bに、下部41cが下段のキャビティ23の下壁23cに、それぞれ概ね整合するとともに各キャビティ23から退避して配されることで雄端子金具10の挿抜を許容している(図8)。この仮係止位置では、リテーナ本体部41の上部41aが上段側のキャビティ23内に挿入される雄端子金具10に、中部41bが下段側のキャビティ23内に挿入される雄端子金具10に、それぞれ係止可能とされることで、雄端子金具10を挿入した状態でリテーナ40が仮係止位置から下方へ位置ずれするのが防止可能とされる。
【0024】
一方、リテーナ40が本係止位置にあるときには、リテーナ本体部41のうち中部41bが上段側のキャビティ23内に、下部41cが下段側のキャビティ23内にそれぞれ進入するとともに雄端子金具10の係止段部16や突部17に対して係止可能とされ(図12)、ここが雄端子金具10に対する抜け止め部45を構成している。この抜け止め部45には、仮係止位置においてキャビティ23のスタビライザ挿通溝26に整合可能なスタビライザ通過溝46が形成されている。なお抜け止め部45の後部側には、雄端子金具10の突出部位(バレル部13など)や電線Wなどを逃がすための逃がし凹部47が適宜形成されている。また下部41cのうち幅方向両端位置の後面下端部には、リテーナ40が本係止位置に達したときにロック凹部34に係止する断面略三角形状のロック部48が一対設けられている。なお、本係止位置では、リテーナ本体部41の上部41aは、既述した逃がし空間28内に逃がされるようになっている。
【0025】
リテーナ40の両側板42は、雄ハウジング20の両側面間を跨いで挟み込むことができる間隔をもって配され、且つ拡開変形可能である。また両側板42は、リテーナ40が本係止位置になったときにはリテーナ装着孔27の側面開口部を塞ぐとともに、段差面29の所定範囲と対面可能な大きさに形成されている。さらに両側板42は、段差面29の深さとほぼ同じ厚みをもって形成され、リテーナ40が本係止位置にあるときには、雄ハウジング20の外側面とほぼ面一をなす。かくして、リテーナ40の両側板42は、雄ハウジング20における側面部の外壁を兼ねることとなる。
【0026】
両側板42のうちリテーナ本体部41の後側位置には、図4に示すように、誘導溝49が貫通して形成されている。誘導溝49は、リテーナ本体部41の後縁の傾斜に沿った勾配、つまりリテーナ装着孔27の後縁の傾斜(リテーナ40の移動方向)とほぼ同一勾配をもって形成されている。また誘導溝49は、係止突起30の短尺側の幅寸法とほぼ同じ溝幅をもって形成され、その両端部は、係止突起30の両端部の形状に適合するように形成されている。さらに誘導溝49は、その前後両端に係止突起30及び押し込み規制突起31を共に係止可能であり、このようにすることでリテーナ40を仮係止位置に保持している(図9)。また、リテーナ40を仮係止位置から本係止位置へ移動させる際には、押し込み規制突起31を誘導溝49から退出させるべくここを乗り上げてゆくことになり、この間に両側板42は拡開変形するが、押し込み規制突起31に比較して係止突起30は突出量が大きく、側板42の拡開変形によっても誘導溝49との係止状態が継続するように十分な高さの係止代が設定されている。かくして、係止突起30が誘導溝49の下端側に移動することによってリテーナ40は本係止状態となる(図13)。また両側板42のうち誘導溝49の下方位置には、誘導溝49とほぼ同じ傾斜をもった肉抜き部50が貫通して形成されている。この肉抜き部50は、誘導溝49よりも溝幅が小さく設定されており、両側板42の剛性を適切に低減することで両側板42が拡開変形し易くなっている。
【0027】
また、両側板42の内面において誘導溝49の上方には、前記したがたつき規制部32を嵌め入れ可能な規制凹部51が凹み形成され、その上下両縁にはテーパ面51aが形成されている。規制凹部51は、長さ方向に関しては両側板42のほぼ中央部から後端に至るまでの範囲にわたって形成され、後方へ開放している。規制凹部51は、高さ方向に関しては上方へ開放するとともに、その下縁が誘導溝49の上縁の形状に沿って形成されており、詳しくは前部が前後方向に沿ってほぼ水平に形成されるのに対し、後部が後方へ向かって下り勾配をなす傾斜状に形成されている。そして、リテーナ40が仮係止位置にあるときには、がたつき規制部32の上縁が規制凹部51の上縁とほぼ揃う高さ位置に保持され、規制凹部51の下縁とは所定の隙間が保有されるようになっている(図9)。また、リテーナ40が本係止位置にあるときには、がたつき規制部32の下縁のテーパ面32aが規制凹部51の下縁に形成されたテーパ面51aと適合して当たり合い、上方へのがたつきを規制できるようになっている(図13)。
【0028】
さらに規制凹部51は、さらに前方へ延長されてその凹み領域が拡大されているが、上縁部については係止爪52が形成されるようにしている。この係止爪52は、リテーナ40が仮係止位置にあるときには雄ハウジング20側の引掛け片33とほぼ同じ高さ位置をもって対面する関係にあるが、リテーナ40が本係止状態へ移行したときには、引掛け片33のテーパ面33aを乗り越えて引掛け片33の上縁に係止し、もってリテーナ40を本係止位置で保持できるようになっている。
【0029】
ところで、このリテーナ40は、移動方向が雄端子金具10の挿抜方向に対して斜め方向となっているため、本係止位置から後退した仮係止位置では、リテーナ40の前縁とリテーナ装着孔27の前縁との間には、図8ないし図10に示すように、下方へ開口する隙間35と両側方へ開口する隙間36とが形成されている。そして、リテーナ40には、下方へ開口する隙間35側へ突出することで、キャビティ23内に外部の異物が侵入するのを規制可能な規制部53が設けられている。規制部53は、リテーナ本体部41のうち下部41cの下端部前面から前方へ突出して設けられており、その突出寸法は隙間35の前後長さよりも大きく設定されている。規制部53は、幅寸法がリテーナ本体部41とほぼ同じに(雄ハウジング20の端子収容部22よりは小さく)設定されるとともにその幅方向両側部には、角部分が切除されてテーパ面が形成されている。規制部53は、幅方向に沿って下方へ開口する隙間35をほぼ全域にわたって覆うことが可能とされ、端子収容部22の下面に対して所定の間隔(リテーナ40の移動高さ分)を空けて配される。また、側方へ開口する隙間36については、互いにほぼ平行に形成されたリテーナ装着孔27の前縁及びリテーナ40の前縁における上部が、その下部よりも前方へ突き出る形態となっているので、上側部分36a(上段のキャビティ23の上半分に相当する領域)と下側部分36b(下段のキャビティ23の全域と上段のキャビティ23の下半分に相当する領域)とで前後に位置ずれしている。別言すると、隙間36は、リテーナ本体部41の突出部44によって上側部分36aと下側部分36bとに分けられるとともに両者が前後に位置ずれして配されている。
【0030】
規制部53は、リテーナ40が本係止位置に装着されると、その上面が端子収容部22の下面に当接可能とされる。このとき、規制部53の前側には、端子収容部22に設けられた引掛け防止部37が僅かな隙間(電線の径よりも十分に狭い程度)を残して近接して配されることで、外部の電線などが規制部53に引っ掛かるのが防止されている。この引掛け防止部37は、端子収容部22の下面のうちリテーナ装着孔27の前方位置において下方へ突出して設けられており、その突出寸法は規制部53の厚み寸法よりも小さくなっている。引掛け防止部37は、幅寸法が端子収容部22の全幅にわたる大きさ、つまり規制部53よりも大きく設定されている。
【0031】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。図8に示すように、リテーナ40を雄ハウジング20に対して仮係止位置に装着した状態で、各キャビティ23内に後方から雄端子金具10を挿入する。すると、係止突部15、スタビライザ18及び突部17が順次に対応する突部挿通溝25、スタビライザ挿通溝26及びスタビライザ通過溝46へと挿通されることで、雄端子金具10の挿入動作が円滑に案内される。雄端子金具10が所定深さまで挿入されると、係止突部15によってランス24が押圧されて下方へ一旦撓み変形される。そして、雄端子金具10が正規深さに達すると、図11に示すように、係止突部15がランス24を乗り越えるとともに、ランス24が弾性復帰して凹部14内に進入し、凹部14の前縁及び係止突部15の後端面に対して係止される。
【0032】
全ての雄端子金具10を挿入し終えたら、リテーナ40を仮係止位置から本係止位置へ移動させる作業を行う。リテーナ40を斜め上前方へ向けて押し込むと、誘導溝49の下端部周辺が押し込み規制突起31を乗り上げるべく変形し、誘導溝49から退出するとともに、リテーナ40は係止突起30と誘導溝49との嵌め合いによる案内作用を受け、斜め上方へと押し込まれる。そして、リテーナ40が本係止位置に至ると、図12に示すように、各抜け止め部45が各キャビティ23内に進出して、対応する雄端子金具10の係止段部16及び突部17の後端面に係止することで、雄端子金具10が二重に抜け止めされる。リテーナ40が本係止位置に達すると、図14に示すように、規制部53が引掛け防止部37の直ぐ後側に近接して配される。この引掛け防止部37により、外部の電線などが規制部53に引っ掛かるのが防止されるようになっており、引っ掛かった電線によりリテーナ40が引っ張られて仮係止位置側へ移動させられるような事態が防がれるようになっている。
【0033】
この本係止位置では、図13に示すように、係止突起30は誘導溝49の下端に係止するが、押し込み規制突起31は操作部43の後方に外れて位置する。またこのときには、係止爪52が引掛け片33のテーパ面33aを乗り越えて引掛け片33の上縁に係止するのに加えて、ロック部48がロック凹部34内に進入してその後面がロック凹部34の前面に係止することで、リテーナ40が本係止位置にて二重に保持される(図12)。さらに、がたつき規制部32の下縁が規制凹部51の下縁に係止することで、リテーナ40の上方へのがたつきも併せて規制される。なお本係止位置では、リテーナ装着孔27の前側の孔縁にリテーナ本体部41の前縁がほぼ当たり合い、両者間がほぼ隙間無く閉止されるので、ごみ等がキャビティ23内に侵入するのを防止することができる。上記のようにして雄コネクタの組み付けが完了したら、図示しない相手の雌コネクタをフード部21内に嵌合接続するようにする。
【0034】
両コネクタを嵌合した状態において、何らかの事情によって予期せず雄コネクタのリテーナ40が仮係止位置へと戻されるおそれがあり、そうなると、図11に示すように、リテーナ40の前縁とリテーナ装着孔27の前縁との間に隙間35,36が空いてしまう。ところが、このうち下方へ開口する隙間35については、規制部53によってほぼ全幅にわたって覆われるので、例えば電線や工具がキャビティ23に侵入するのが規制される。従って、雄端子金具10に傷が付けられるような事態や、幅方向に並んだ雄端子金具10同士が短絡させられるような事態が防がれるようになっている。なお、嵌合状態のみならず、例えば雄端子金具10を挿入する前の段階で、リテーナ40を仮係止位置に装着した状態で組み付け現場へ搬送する過程においても、規制部53によってキャビティ23への異物の侵入が防がれるようになっている。
【0035】
また側方へ開口する隙間36のうち、上側部分36aに上段側の雄端子金具10の本体部12の一部(係止段部16の上側)が露出し、下側部分36bに下段側の雄端子金具10の本体部12の後側部分が露出するものの、既述した通り上側部分36aと下側部分36bとが前後に位置ずれしているので、工具などが上側部分36aと下側部分36bとの両方に同時には侵入し難く、もって上下に並んだ雄端子金具10同士が短絡させられる事態が防がれるようになっている。さらには、仮係止位置では、リテーナ本体部41の上部41aや中部41bがキャビティ23内の雄端子金具10に対して係止されるので、リテーナ40が雄ハウジング20から脱落するような事態が防がれるようになっている。
【0036】
以上説明したように本実施形態によれば、リテーナ40が仮係止位置に配された状態で、リテーナ40の前縁とリテーナ装着孔27の前縁との間に空く隙間35には、規制部53が突出して配されるから、外部の異物がキャビティ23に侵入するのを防ぐことができる。
【0037】
しかも、この雄コネクタでは、リテーナ装着孔27が三方向へ開口しているため、仮に幅方向に沿って長い電線などの異物が隙間35に侵入したときには雄端子金具10に干渉し易くなっているものの、規制部53によって異物の侵入が予め規制されることにより、そのような事態を未然に防ぐことができる。
【0038】
さらには、リテーナ40を本係止位置に装着した状態では、規制部53に引掛け防止部37が近接して配されることで、外部の電線などが規制部53に引っ掛かるのを防ぐことができ、これにより、リテーナ40が仮係止位置側へ位置ずれさせられるのを防ぐことができる。
【0039】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、1つの規制部によって隙間を覆うものを示したが、例えば複数の規制部によって隙間を部分的に覆うようにしてもよく、規制部の数や形状は任意に設定することが可能である。また引掛け防止部についても同様に数や形状を任意に設定することができ、場合によっては省略することもできる。
【0040】
(2)上記した実施形態では、リテーナに規制部を設けた場合を示したが、雄ハウジングに規制部を設けたり、またリテーナと雄ハウジングの双方に規制部を設けるようにしてもよい。なお雄ハウジング側に規制部を設ける場合は、本係止位置に装着したときの逃がしをリテーナ側に設ける必要がある。
(3)上記した実施形態では、リテーナ装着孔が三方向に開口するものを示したが、リテーナ装着孔が一方向(下方)にのみ開口するものにも本発明は適用可能である。
【0041】
(4)上記した実施形態では、上下2段のコネクタを例示したが、1段や上下3段以上のコネクタにも本発明は適用可能である。
(5)上記した実施形態では、雄側のコネクタを例示したが、雌端子金具を収容する雌側のコネクタにも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雄ハウジングの側面図
【図2】雄ハウジングの背面図
【図3】雄ハウジングの底面図
【図4】リテーナの側断面図
【図5】リテーナの背面図
【図6】リテーナの底面図
【図7】係止突起及び誘導溝のそれぞれ周辺部分を示す斜視図
【図8】雄端子金具とリテーナを仮係止位置に装着した雄ハウジングの側断面図
【図9】リテーナを仮係止位置に装着した雄ハウジングの側面図
【図10】リテーナを仮係止位置に装着した雄ハウジングの底面図
【図11】雄端子金具を挿入した状態を示す側断面図
【図12】リテーナを本係止位置に配した状態を示す側断面図
【図13】リテーナを本係止位置に配した状態を示す側面図
【図14】リテーナを本係止位置に配した状態を示す底面図
【符号の説明】
10…雄端子金具(端子金具)
20…雄ハウジング(コネクタハウジング)
23…キャビティ
27…リテーナ装着孔
35…隙間
37…引掛け防止部
40…リテーナ
53…規制部

Claims (2)

  1. コネクタハウジングには、端子金具を後方から挿入可能なキャビティと、キャビティを途中で外方へ開口するとともにリテーナを装着可能なリテーナ装着孔とが設けられており、
    前記キャビティは、端子金具の挿抜方向と交差する方向に複数段配設され、
    前記リテーナ装着孔は、前記コネクタハウジングにおいてリテーナの押し込み方向と対向する面からこれに隣接する一対の側面にかけて三方向へ開口するように切り欠き形成され、
    前記リテーナは、前記端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と、端子金具に係止する本係止位置との間を、前記端子金具の挿抜方向に対して斜めに移動可能に装着され、前記リテーナのうちその押し込み方向の先端部に前方へ突き出る突出部が設けられ、且つ前記仮係止位置では、リテーナの前縁とリテーナ装着孔の前縁との間に両側方へ開口する隙間が形成されており、さらに、前記両側方へ開口する隙間は、前記リテーナの突出部によって前記リテーナの押し込み方向の先方部分と後方部分とに分けることにより、前記端子金具の挿抜方向と交差する方向に並んだ前記キャビティ内に挿入された一対の前記端子金具のうち、一方側の前記端子金具の一部が前記先方部分において露出すると共に、他方側の前記端子金具の一部が前記後方部分において露出するようになし、
    前記リテーナと前記コネクタハウジングとの少なくともいずれか一方には、前記隙間側へ突出することで前記キャビティへの異物の侵入を規制可能な規制部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記規制部が前記リテーナから前方へ突出して形成されるとともに、前記コネクタハウジングには、前記リテーナが前記本係止位置に装着された状態で、前記規制部に近接して配される引掛け防止部が設けられていることを特徴とする請求項記載のコネクタ。
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