JP3983545B2 - 耐漏ピストンコンバータを備えた万年筆 - Google Patents

耐漏ピストンコンバータを備えた万年筆 Download PDF

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    • B43K5/02Ink reservoirs
    • B43K5/06Ink reservoirs with movable pistons for withdrawing ink from an ink-receptacle

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、広くは万年筆に関し、より詳しくは万年筆に使用する補充型インキカートリッジに関する。
【0002】
(背景技術)
一般に、万年筆にインキを供給する3つの方法がある。すなわち、(1)ペン先をインキ壷中に直接浸漬してペン先にインキを付着する方法、(2)使い捨て型インキカートリッジを万年筆本体内に挿入してインキカートリッジとペン先との間に流体連通を確立し、ペン先にインキを供給する方法、および(3)万年筆本体と一体または着脱可能な補充型インキカートリッジにより、カートリッジとペン先との間に流体連通を確立する方法である。補充型インキカートリッジは、当業者によりしばしばピストンコンバータと呼ばれている。一般にピストンコンバータは中空本体を有し、該中空本体内にはプランジャが摺動可能に配置されている。中空本体は、その一端が万年筆のペン先に流体連結される。ピストンコンバータにインキを補充するには、プランジャを中空本体内で前方に押しやり、万年筆のペン先をインキ壷中に深く浸漬して(着脱可能なコンバータの場合には、中空本体の一端をインキ壷中に挿入する)、プランジャを引き上げることによりインキが中空本体内に吸い上げられる。この操作は、注射器内に流体を吸い上げるのに似ている。プランジャは中空本体内に留まることにより、中空本体の一端をシールする。中空本体の第二端部は、前述のようにペン先と流体連通する。ピストンコンバータが補充されたならばインキが枯渇するまで万年筆を使用でき、インキが枯渇したならば、上記プロセスを反復してピストンコンバータに再びインキを補充する。或る場合に、使用者がピストンコンバータよりも使い捨て型カートリッジを望むときには、着脱可能なピストンコンバータを使い捨て型カートリッジに交換できる。
【0003】
或る従来技術によるピストンコンバータでは、プランジャは駆動機構により中空本体内で移動される。駆動機構の一般的概念は、プランジャに連結されたプランジャ軸と、中空本体に対して固定されかつプランジャ軸と係合される駆動部材とを使用するものである。プランジャ軸には雄ねじまたは雌ねじのいずれかが設けられており、駆動部材はプランジャ軸のねじと螺合するねじを有している。駆動部材は中空本体に対して固定されているので、駆動部材を回転することによりそのねじが回転され、これによりプランジャ軸が中空本体に対して長手方向に移動される。かくして、駆動部材を回転させるとプランジャが中空本体内で移動され、使用者はインキを中空本体内に吸い上げることができる。
【0004】
ピストンコンバータにこの駆動機構を使用することの1つの欠点は、駆動部材がしばしば不意に回転されることがあり、このため比較的多量のインキがペン先から排出されてしまうことである。この不意のインキ排出により、衣服、手、指が汚れ、また、インキが付着する書類および事実上全てのものが駄目になってしまう。同様に、駆動ノブが不意に回転されると中空本体内に空気が吸引され、このため万年筆の性能に影響を与えることがある。従って、当業界では、使用者が選択的に作動させる駆動機構を備えたピストンコンバータであって、特に、万年筆からのインキの不意の排出を実質的に防止できるピストンコンバータが要望されている。
【0005】
(発明の開示)
本発明によるピストンコンバータの好ましい実施形態は、遠位端および近位端を備えた中空本体と、プランジャ組立体と、定量ノブと、駆動ロッドと、係合ロッドとを有している。中空本体の遠位端は、中空本体と万年筆のペン先との流体連通を形成する。プランジャ組立体、好ましくはプランジャロッドに取り付けられたプランジャは、中空本体内に摺動可能に配置されている。定量ノブは、プランジャ組立体好ましくはプランジャロッドと係合して、プランジャを中空本体内で前進または後退させるように構成されている。駆動ロッドは定量ノブと係合し、駆動ロッドを回転させることにより定量ノブが回転し、これによりプランジャ組立体を前進または後退させるように構成されている。係合ロッドの係合端部は駆動ロッドと選択的に係合するように構成されており、係合端部を引き出すか押し込むことにより、該係合端部と係合するように構成された駆動ロッド内のキャビティ内に入れるか外に出し、係合位置において係合ロッドを回転させることにより駆動ロッドが回転され、これにより定量ロッドがプランジャを中空本体内で前進または後退されるようになっている。
【0006】
(発明を実施するための最良の形態)
図1および図2を参照すると、ここには、本発明の一実施形態によるピストンコンバータ4を備えた万年筆2が示されている。ピストンコンバータ4は、中空本体6と、プランジャ8と、プランジャロッド10と、定量ノブ12と、駆動ロッド14と、係合ロッド16と、駆動ノブ18とを有している。
【0007】
図1〜図3に示すように、プランジャ8は中空本体6内に摺動可能に配置されている。プランジャ8にはプランジャロッド10が取り付けられており、プランジャロッド10は雄ねじ20を有している。定量ノブ12は中空シリンダが好ましく、プランジャロッド10の雄ねじ20と係合するように構成された雌ねじ22を有している。別の実施形態では、定量ノブは、中空プランジャロッドの雌ねじと係合する雄ねじを有している。当業者ならば、本発明の範囲から逸脱することなく、定量ノブ12とプランジャロッド10との他の係合手段を使用できることは容易に理解されよう。定量ノブ12は中空本体6の近位端24に当接し、例えばクラウン26により前記近位端24に固定されている。中空本体6の遠位端30にはカバー28が取り付けられており、該カバー28には、中空本体6とチューブ32との流体連通を形成しかつ中空本体6から万年筆2のペン先(図示せず)への流体連通を形成するための貫通オリフィス(図示せず)が設けられている。
【0008】
図1、図2および図4に示すように、駆動ロッド14は好ましくは中空シリンダである。駆動ロッド14の外面には該ロッド14の近位端36に向いた隆起部34が設けられており、該隆起部34の後には幅狭の直円筒状領域38が続き、更にロッド14の近位端36の円形鉤状部40が続いている。駆動ロッド14の遠位端44には歯42が設けられており、該歯42は、定量ノブ12(該定量ノブ12は図3に最も良く示されている)の近位端48の同様な形状の歯46と係合する。当業者ならば、この係合に代わる他の構造(2つの部片を永久的に連結することを含むが、これに限定されるものではない)を使用することは容易に考えられるであろう。駆動ロッド14の内面には、該ロッド14の近位端36に向いたナットキャビティ50が設けられており、該ナットキャビティ50は、より詳細に後述するように、係合ロッド16(該係合ロッド16は図5に最も良く示されている)の遠位端54のナット52と係合する。
【0009】
図1〜図3および図6〜図8に示すように、ピストンコンバータ4は、ドロワ56、スリーブ58、キャップ60および円筒状カラー62により万年筆2に固定される。ドロワ56(図6に最も良く示す)は、遠位バンド64および近位バンド66を備えた中空シリンダの半部からなる。遠位バンド64は、中空本体6のカバー28を受け入れる。近位バンド66は、円筒状カラー62をドロワ56に固定する。円筒状カラー62は、これを通してスリーブ58を受け入れる。図6および図7に示すように、スリーブ58は中空シリンダである。より詳細に後述するように、スリーブ58の内面には隆起部68が設けられており、該隆起部68は、スリーブ58と駆動ロッド14(駆動ロッド14は図2Aおよび図4に最も良く示されている)とが一体係合したときに駆動ロッド14の隆起部34に当接するように構成されている。スリーブ58の外面には、その遠位端74に向いた当接部72と、近位端78に向いた棚部76とが設けられており、該棚部76の後には、順次リム80、凹部82および拡大リム84が続いている。拡大リム84の外径は、リム80の外径より僅かに小さいことが好ましい。
【0010】
スリーブ58の近位端7はカラー62内を摺動してキャップ60内にスナップ係合される。このとき、リム80がキャップ60の同心状リング86の頂部にスナップ係合され、かつスリーブ58の棚部76が同心状リング86の遠位面88に当接する。また、スリーブ58がキャップ60内にスナップ係合されるとき、拡大リム84が孔90を通ってキャップ60の円筒状キャビティ92内に配置される。このようにしてドロワ56およびスリーブ58がキャップ60に取り付けられると、当接部72によりカラー62がスリーブ58の遠位端74上を通り抜けることが防止されるので、前述のように、スリーブ58はリム80によりキャップ60内に固定される。スリーブ58の中央部の八角形状94(図7に最も良く示す)はキャップ60の同様な形状の内面(図示せず)と係合するように構成されているため、スリーブ58がキャップ60内で回転することが防止される。
【0011】
図1および図2に示すように、駆動ロッド14の近位端36は、スリーブ58の遠位端74内に滑入され、これにより、円形鉤状部40がスリーブ58の拡大リム84上にスナップ係合し、駆動ロッド14がスリーブ58に対して回転することができるように取り付けられる。駆動ロッド14の近位端36からは係合ロッド16の近位端9が突出しており、該突出部には、接着剤およびねじにより駆動ノブ18が固定される。当業者ならば、駆動ノブ18を係合ロッド16に固定するのに、例えば圧嵌め、ロックねじまたはピン等(但しこれらに限定されるものではない)の他の多くの方法を考えることができるであろう。
【0012】
図2Bに示すように、駆動ノブ18は内部キャビティ98を有し、該内部キャビティ98の内面の周囲には溝100が形成されている。また駆動ノブ18は、その遠位端104に円筒状リング102を有している。円筒状リング102は、キャップ60の円筒状キャビティ92の内径よりも小さい外径を有している。駆動ノブ18が非係合位置へと遠位方向に押し込まれると、スリーブ58の拡大リム84が溝100内に着脱可能にスナップ係合される。非係合位置にあるとき、駆動ノブ18はその中心軸線の回りで回転できることが好ましい。駆動ノブ18が係合位置へと近位方向に引き出されると、駆動ノブ18がその非係合位置でのスナップ係合から外れて、拡大リム84の頂部が円筒状リング102上に載る。これにより、使用者が駆動ノブ18を非係合位置に押し戻してスナップ係合させない限り、駆動ノブ18が非係合位置に戻ることが防止される。
【0013】
図4および図5に示すように、係合ロッド16の遠位端54はナット52として形成されている。駆動ノブ18のスナップ係合を解除して係合位置に引き出すことにより係合ロッド16が近位方向に移動されると、ナット52がナットキャビティ50と係合するため、駆動ノブ18を回転すると駆動ロッド14が回転される。駆動ノブ18を押して非係合位置にスナップ係合させることにより係合ロッド16が遠位方向に移動されると、ナット52がナットキャビティ50との係合から外れるため、駆動ノブ18を回転しても駆動ロッド14が回転されることはない。好ましい実施形態に示した特定の六角ナット構造は必須のものではない。当業者ならば、係合ロッド16が駆動ロッド14の内部と係合するのではなく外部と選択的に係合するように構成すること、および選択的係合が、駆動ノブ18と係合ロッド16の近位端96または駆動ロッド14とを選択的に係合させることを含む他の多くの変更形態(但しこれに限定されるものではない)を用いて達成することを容易に考えることができるであろう。また、当業者ならば、駆動ロッド14と係合ロッド16とを係合させるのに、八角形以外の形状、テーパ形状、ねじまたは歯を用いる他の多くの変更形態(但し、これらに限定されるものではない)を使用することを容易に考えることができるであろう。
【0014】
ピストンコンバータ4を使用するには、使用者は、駆動ノブ18を係合位置へとスナップ係合させて該駆動ノブ18を回転させる。これにより駆動ロッド14および定量ノブ12が回転され、更に、プランジャロッド10の雄ねじ20と定量ノブ12の雌ねじ22との螺合を介して、プランジャ8が中空本体6内で前進または後退される。使用者による中空本体6内へのインキの吸上げが完了したならば、駆動ノブ18を非係合位置へとスナップ係合させる。これにより、駆動ノブ18を回転しても、プランジャ8を前進または後退させることができなくなる。
【0015】
以上、本発明の種々の実施形態を説明したが、その説明は単に例示を意図したものである。当業者には、特許請求の範囲から逸脱することなく例示の実施形態に種々の変更を行なうことは明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるピストンコンバータを備えた万年筆を示す部分断面図である。
【図2A】 図1の万年筆およびピストンコンバータの上半部を示す拡大部分断面図である。
【図2B】 図1および図2Aの万年筆から取り外した駆動ノブを示す断面図である。
【図3】 図1および図2Aの万年筆およびピストンコンバータから取り外した中空本体を示す断面図である。
【図4】 図1および図2のピストンコンバータから取り外した駆動ロッドを示す断面図である。
【図5】 図1および図2Aの万年筆およびピストンコンバータから取り外した係合ロッドを示す斜視図である。
【図6】 図1および図2Aの万年筆およびピストンコンバータから取り外したドロワを示す斜視図である。
【図7】 図1および図2Aの万年筆およびピストンコンバータから取り外したスリーブを示す一部を破断した斜視図である。
【図8】 図1および図2Aの万年筆およびピストンコンバータから取り外したスリーブを示す斜視図である。

Claims (18)

  1. 遠位端および反対側の近位端を備えた中空本体を有し、遠位端は該中空本体と万年筆のペン先とを流体連通するように構成されており、
    中空本体内で摺動可能に配置された少なくとも1つのプランジャを備えたプランジャ組立体と、
    遠位端および反対側の近位端を備えた制御部材とを有し、該制御部材の遠位端はプランジャ組立体とねじにより係合して、前記制御部材を回転するとプランジャを中空本体内で前進または後退させるように構成されており、
    遠位端および反対側の近位端を備えた駆動ロッドを有し、該駆動ロッドの遠位端は制御部材の近位端と係合するように構成されており、
    第一端部および係合端部を備えた係合ロッドを更に有し、該係合端部は駆動ロッドと選択的に係合しかつ係合位置と非係合位置との間で移動できるように構成されており、係合位置において係合ロッドを回転すると駆動ロッドが回転され、これにより、制御部材がプランジャを中空本体内で前進または後退させることを特徴とする万年筆用ピストンコンバータ。
  2. 前記プランジャ組立体はプランジャと該プランジャに取り付けられるプランジャロッドを備え、
    前記制御部材はプランジャロッドと係合することを特徴とする請求項1記載のピストンコンバータ。
  3. 前記駆動ロッドは中空円筒状をなし、係合ロッドの係合端部と選択的に係合するように構成された内部キャビティを有していることを特徴とする請求項2記載のピストンコンバータ。
  4. 前記係合ロッドの係合端部は駆動ロッド内に延びており、
    係合ロッドの第一端部は駆動ロッドの近位端から突出していることを特徴とする請求項3記載のピストンコンバータ。
  5. 前記係合ロッドを近位方向に移動させると、係合端部が駆動ロッドの内部キャビティと係合され、
    前記係合ロッドを遠位方向に移動させると、係合端部が駆動ロッドの内部キャビティとの係合を解除されることを特徴とする請求項4記載のピストンコンバータ。
  6. 半円筒状の形状を有しかつ遠位バンドおよび近位バンドを備えているドロワを有し、遠位バンドが中空本体の遠位端を受け入れて固定するように構成され、近位バンドがカラーを固定し、
    前記カラーを通って摺動可能に配置されるスリーブを更に有し、該スリーブは中空シリンダであり、駆動ロッドがスリーブに対して回転できかつ駆動ロッドが遠位方向または近位方向に大きくは移動しないように駆動ロッドを内部に固定的に受け入れるように構成されていることを特徴とする請求項5記載のピストンコンバータ。
  7. 前記制御部材は雌ねじが設けられた中空円筒状であり、プランジャロッドは制御部材の雌ねじと係合する雄ねじを有することを特徴とする請求項2記載のピストンコンバータ。
  8. 遠位端および反対側の近位端を備えた中空本体を有し、遠位端は該中空本体と万年筆のペン先とを流体連通するように構成されており、
    中空本体内で摺動可能に配置された少なくとも1つのプランジャを備えたプランジャ組立体と、
    遠位端および反対側の近位端を備えた制御部材とを有し、該制御部材の遠位端はプランジャ組立体とねじにより係合して、前記制御部材を回転するとプランジャを中空本体内で前進または後退させるように構成されており、
    第一端部および係合端部を備えた係合ロッドを更に有し、係合端部は制御部材と選択的に係合するように構成されており、係合位置においては係合ロッドが制御部材と係合して、プランジャを中空本体内で前進または後退させることを特徴とする万年筆用ピストンコンバータ。
  9. 前記制御部材の少なくとも近位端は内部が中空であり、
    係合ロッドの係合端部は制御部材の近位端内に摺動可能に配置され、
    係合ロッドの係合端部は、係合ロッドが係合位置にあるときに制御部材の近位端の内部と係合するように構成されていることを特徴とする請求項8記載のピストンコンバータ。
  10. 前記制御部材の遠位端は中空本体の近位端に当接しかつ近位端に対して固定されていることを特徴とする請求項9記載のピストンコンバータ。
  11. 前記係合ロッドの係合端部は、八角ナット、七角ナット、六角ナットまたは五角ナットからなる群から選択される適当な形状を有していることを特徴とする請求項9記載のピストンコンバータ。
  12. 遠位端および反対側の近位端を備えた駆動ロッドを更に有し、該駆動ロッドの遠位端は制御部材の近位端と係合するように構成されており、前記駆動ロッドは、係合ロッドの係合端部を受け入れるように構成されたキャビティを有していることを特徴とする請求項11記載のピストンコンバータ。
  13. 前記プランジャ組立体は更に、プランジャに取り付けられるプランジャロッドを備え、プランジャロッドは雄ねじを備えかつ中空本体の近位端から少なくとも一部が突出しており、
    前記制御部材はプランジャロッドの雄ねじと螺合するように構成された雌ねじを備え、制御部材は中空本体の遠位端に当接しかつ該遠位端に対して固定されていて、制御部材を回転するとプランジャが中空本体内で前進または後退されることを特徴とする請求項8記載のピストンコンバータ。
  14. ペン先と流体連通するように構成された中空本体と、
    該中空本体内のプランジャ組立体と、
    回転可能な駆動ノブとを有し、該駆動ノブは、これを回転してプランジャ組立体と螺合する制御部材を回転させることによりプランジャ組立体を中空本体内で直線的に移動させることができる係合位置と、駆動ノブを回転しても前記制御部材を回転させることができずプランジャ組立体を直線的に移動させることができない非係合位置との間で直線的に移動できることを特徴とする万年筆。
  15. 前記駆動ノブに連結される係合ロッドと、係合ロッドに選択的に係合し、且つ制御部材と係合する駆動ロッドと、を更に有し、前記係合位置への駆動ノブの移動により係合ロッドが前記駆動ロッドに連結され、前記非係合位置への駆動ノブの移動により係合ロッドと前記駆動ロッドとの係合が解除されることを特徴とする請求項14記載の万年筆。
  16. 前記駆動ノブが連結されるスリーブを更に有し、係合位置において駆動ノブがスリーブに係合して、駆動ノブが前記非係合位置に戻ることを防止することを特徴とする請求項15記載の万年筆。
  17. ペン先と流体連通している中空本体を有し、該中空本体内でプランジャが直線的に移動でき、駆動ノブがプランジャに螺合する制御部材を回転させてプランジャを直線的に移動させる構成の万年筆のピストンコンバータ内にインキを吸い上げる方法において、
    駆動ノブが回転しても制御部材を回転させることができずプランジャを直線的に移動させることができない非係合位置から、駆動ノブの回転により制御部材を回転させてプランジャを中空本体内で直線的に移動させることができる係合位置へと駆動ノブを直線的に移動させる段階と、
    駆動ノブを回転してプランジャをペン先から離れる方向に直線的に移動させ、ペン先と流体連通している中空本体の体積を増大させる段階とを有することを特徴とする万年筆のピストンコンバータ内にインキを吸い上げる方法。
  18. 前記ピストンコンバータ内へのインキの吸上げの完了時に、駆動ノブを非係合位置にスナップ係合させる段階を更に有することを特徴とする請求項17記載の方法。
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