JP3983516B2 - 記憶装置システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータを介さず、記憶装置システム間でデータを2重化するリモートコピー機能に関する。特に、3サイト以上に配置した記憶装置システム間のリモートコピーにおいて、任意サイトが被災し、被災していないサイト間でリモートコピーを継続する場合における、リモートコピー指定範囲の内容の一致管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
災害等による記憶装置システム内のデータ喪失を避けるため、遠隔地にある記憶装置システムに当該データを2重化する機能にリモートコピーがある。
【0003】
リモートコピーでは、ホストコンピュータに接続している正記憶制御装置と、正記憶制御装置と接続している副記憶制御装置に、リモートコピー対象ボリュームを設定し、正記憶制御装置に接続している正記憶装置の正ボリュームと、副記憶制御装置に接続している副記憶装置の副ボリュームの内容を常に一致させるようにコピーを実行し続ける。
【0004】
特開平11−85408号公報には、異なる記憶制御装置間で、ホストコンピュータを介さずデータを2重書きする技術が開示されている。本発明では、ホストコンピュータからライト時刻を付加されたライトデータを受領した正記憶制御装置は、ホストコンピュータにライトデータのライト完了報告後、ライト時刻順に、ライト時刻とライトデータを副記憶制御装置に転送する。副記憶制御装置では、正記憶制御装置から受領したライト時刻とライトデータを不揮発のキャッシュメモリに格納し、あるライト時刻までのデータを保証する。
【0005】
リモートコピーの動作は大きく2つに分けられる。ホストコンピュータへのライト要求の終了報告前に副記憶制御装置にライトデータを転送する同期リモートコピー、ホストコンピュータへのライト要求の終了報告後にライト要求とは非同期に副記憶制御装置にライトデータを転送する非同期リモートコピーである。データベース等のアプリケーションにリモートコピーを使用しようとすると、ログの更新順序を保証するために、正ボリュームに対する更新順序どうりに副ボリュームを更新する必要がある。これを実現するために、非同期リモートコピーでは、正記憶制御装置において、ホストコンピュータからのライト毎に、ライトデータにシーケンス#を付加し、副記憶制御装置でシーケンス#どうりに副ボリュームに反映する方法がある。
【0006】
上記に述べた従来のリモートコピーにおいて、リモートコピーを一時中断する場合(例えば、正記憶制御装置と副記憶制御装置間のリンク障害等によってリモートコピーが中断する場合等)、リモートコピー再開時に正ボリュームと副ボリュームの内容を早く一致させることを目的に、リモートコピーが中断している間のホストコンピュータからの正ボリュームに対する更新履歴を正/副ボリューム間の差分情報として正記憶制御装置内に記録しておくことがある。その後、リモートコピー再開時に、記録しておいた更新履歴を使用して、正ボリュームの内容を副ボリュームへ反映することで、正ボリュームと副ボリュームの内容を一致させることができる。
【0007】
従来のリモートコピーにおける差分情報は、通常、ホストコンピュータからの更新位置であって、正ボリュームは更新されているが副ボリュームは更新されていない位置を記録する性質のものであるため、正記憶制御装置側に持つのが一般的である。
【0008】
近年、ネットワークの高速化、低価格化に伴い、遠隔地間のデータ転送コストが下がりつつある。このため、リモートコピーにおける転送データ量を増やし、リモートコピーデータの可用性をさらに高めるために、1サイトが被災してもデータの2重化を維持できるように、3サイト以上のNサイト間でリモートコピーを実施したいという要求がある。
【0009】
Nサイト間リモートコピーの運用として、Nサイトの内1サイトが被災した場合、残りの(N−1)サイトでリモートコピーを再構成し、リモートコピーを継続する形態が望まれる。この場合、リモートコピーを継続するために、残りの(N−1)サイト間でリモートコピーデータを速やかに一致させる必要がある。つまり、(N−1)サイト間の差分管理を行い、差分相当のコピーによって速やかにリモートコピーデータを一致させることが望ましい。
【0010】
なぜなら、差分管理を実施しない場合、全てのリモートコピーデータをコピー元からコピー先へコピーする必要が生じる場合がある。これは、差分相当のコピーと比較し、コピーに長時間かかる上、コピー実行中においてデータの可用性が低下した状態となるため、確保しているサイト数だけの冗長性を生かしきれない。
【0011】
ここで、例として、3サイトでリモートコピーを構成し、従来のリモートコピーにおける差分管理の方法を使用した場合の問題点を考える。3つのサイトをA、B、Cとする。
【0012】
まず、サイト間を転送するリモートコピーデータの流れがA→B→Cの場合、サイトBが被災すると、サイトAとサイトCのボリューム間で差分をコピーしリモートコピーを再開することが望ましい。従来のリモートコピーにおける差分管理情報は正記憶制御装置側に持つのが一般的であることから、サイトA−B間の差分管理情報はサイトAが、サイトB−C間の差分管理情報はサイトBが持つことになる。このため、サイトB被災時には、サイトB−C間の差分管理情報が失われるため、サイトA−C間の差分が分からなくなる。
【0013】
また、サイト間を転送するリモートコピーデータの流れがA→B、A→Cの場合、サイトAが被災すると、サイトBとサイトCのボリューム間で差分をコピーしリモートコピーを再開することが望ましい。この場合、サイトA−B、A−C間の差分管理情報は被災したサイトAが持っているため、サイトB−C間の差分が分からなくなる。
【0014】
この問題に対応するため、通常時にリモートコピーデータのやりとりの無いサイト間で、あらかじめ差分管理を実施しておく方法が考えられる。上記の例においては、サイトB被災前にサイトA−C間の差分を、また、サイトA被災前にサイトB−C間の差分を管理しておく方法である。しかし、この方法の場合、サイト数に比例してあらかじめ管理しなければならないサイト間の差分情報が増大する、また、例えば、2サイト同時に被災するような想定外の事態に対し差分管理できない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来の、2サイト間でのリモートコピーの差分管理方法は、Nサイト間での差分管理について考慮していない。
【0016】
このため、Nサイト間でのリモートコピー時、1つのサイトが被災し、被災していない残りの(N−1)サイトでリモートコピーを継続しようとした場合、すべてのリモートコピーデータを、新たなコピー元サイトからコピー先サイトへ転送してからでなければ、リモートコピーを再構成できないという問題があった。
【0017】
また、従来の、2サイト間でのリモートコピーの差分管理方法を、サイト被災後のリモートコピー再構成時の新たなサイト間ペアに対してあらかじめ適応しておく場合、サイト数が増加するに従い、各サイトの差分管理情報が増大するという問題があった。また、多重サイトの被災に対して差分管理できないという問題があった。
【0018】
本発明の目的は、主に3サイト以上のNサイトに配置した記憶装置システム間のリモートコピーにおいて、任意サイトの被災後、速やかに残サイト間のリモートコピーデータの一致を実現するための差分を管理することにある。また、リモートコピーを構成するサイト数Nに依存せず、差分を管理する情報量を一定に保つことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明による記憶装置システムは、ホストコンピュータと記憶装置システムとを備える複数のサイトにある記憶装置システムにおいて、前記サイト間のネットワークにより記憶装置システム同士が接続されており、該記憶装置システムが、前記ホストコンピュータから更新されるデータを他サイトの記憶装置システム反映するリモートコピー構成を有し前記記憶装置システムは、リモートコピー指定範囲の更新履歴を記録する領域を多重に備えており、 前記ホストコンピュータから直接更新される記憶装置システムのリモートコピー指定範囲への、前記ホストコンピュータからの更新量が閾値を超えた契機において、新たな更新履歴への切り替え契機となるホストコンピュータからの更新を決定し、前記リモートコピー指定範囲およびコピー先リモートコピー指定範囲を持つ記憶装置システム間で共有し、各記憶装置システムにおいて、リモートコピー指定範囲またはコピー先リモートコピー指定範囲の更新が、新たな更新履歴への切り替え契機となるホストコンピュータからの更新に到達した時点から、新たな更新履歴の記録を開始し、前記リモートコピー指定範囲およびコピー先リモートコピー指定範囲を持つ記憶装置システムすべてが、新たな更新履歴の記録を開始したことを確認後、従来の更新履歴の記録を中断し、従来の更新履歴を初期化し、任意サイトの被災時、被災していない任意サイト間のリモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲の内容を、更新履歴に従って、リモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲の一部をコピーすることで、リモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲の内容を一致させる、構成としている。
【0021】
また、新たな更新履歴への切り替え契機となる、ホストコンピュータからの更新の決定を、前回の更新履歴の切り替えからの経過時間が閾値を超えた契機にも実行しても良い。
【0022】
また、記憶装置システム間での情報のやりとりを、当該記憶装置システムのリモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲に対応する直接のコピー元、および、直接のコピー先との間でのみ実行しても良い。
【0023】
また、記憶装置システム間での情報のやりとりを、リモートコピーデータの転送、および、その応答に添付して実行しても良い。
【0024】
また、任意サイトの被災時、被災していないサイト間のリモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲の内容を一致させるための更新履歴を、
両サイトにおいて、有効、かつ、記録を開始したホストコンピュータからの更新が同じであるという条件で選択し、
さらに、両サイトにおいて、前記条件を充足する複数の更新履歴が存在する場合には、記録を開始したホストコンピュータからの更新が新しい更新履歴を選択しても良い。
【0025】
また、保守端末より、リモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲のリモートコピー先毎に、リモートコピー先障害時の他のリモートコピー先へのリモートコピーの実行可否を指定し、
リモートコピー先障害時、前記指定に従って、当該記憶装置システムからのリモートコピー先へのリモートコピーを制御しても良い。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0027】
図1に、Nサイト間でのリモートコピー構成の示す。各サイトには、複数のホストコンピュータ1や複数の記憶装置システム2等をLAN(Local Area Network)やSAN(Storage Area Network)といったローカルネットワークT2によって互いに接続している。一方、各サイトの記憶装置システム2の内、リモートコピーを実行する記憶装置システム2同士はグローバルネットワークT1を介し接続している。グローバルネットワークT1は、一般的に公衆通信回線であり、通信サービスを提供する業者から有料で借り受けるものを利用する場合が多い。ただし、ローカルネットワークT2、グローバルネットワークT1の構成が、本発明を限定するものではない。
【0028】
リモートコピー対象ボリュームの種類は、コピー元ボリュームを持たずコピー先ボリュームを持つ総コピー元ボリュームV1、コピー元ボリュームとコピー先ボリュームを持つ中間コピー先ボリュームV2、コピー元ボリュームを持ちコピー先ボリュームを持たない末端コピー先ボリュームV3に大別できる。リモートコピー対象ボリューム間の関係は、総コピー元ボリュームV1を頂点とするツリー状となり、総コピー元ボリュームV1から中間コピー先ボリュームV2を経て末端コピー先ボリュームV3へ順にリモートコピーデータを転送する。
【0029】
図1では、サイト1のボリュームを総コピー元ボリュームV1とし、サイト2の中間コピー先ボリュームV2を経て、サイト(K−1)、サイト(N−1)の末端コピー先ボリュームV3へ、また、サイトKの中間コピー先ボリュームV2を経て、サイト(N−)の末端コピー先ボリュームV3へリモートコピーを実施している構成である。
【0030】
図2に、記憶装置システム2の構成を示す。記憶制御装置21は、ホストコンピュータ1と接続するチャネルインタフェース3と、記憶装置22と接続するディスクインタフェース4と、管理情報を格納する2重化した不揮発の管理情報メモリ6と、データを格納する2重化した不揮発のキャッシュメモリ5とをパスで接続した構成である。各チャネルインタフェース3、および、各ディスクインタフェース4は、2重化した管理情報メモリ6それぞれ、および、2重化キャッシュメモリ5それぞれと接続している。また、記憶制御装置21は、当該記憶制御装置21への指示や当該記憶制御装置21内部の状態を表示するための保守端末23を備える。
【0031】
チャネルインタフェース3は、ホストコンピュータ1からのライト要求やリモートコピー元となる他の記憶装置システム2からのリモートコピーのライト要求を処理するライト処理31、ライトされた範囲に対応するビットマップを更新するビットマップ更新処理32、自記憶装置システム2が非同期リモートコピーのコピー元である場合、ライトデータをライト要求とは非同期にコピー先である他の記憶装置システム2に転送する非同期転送処理33、総コピー元ボリュームV1を持つ記憶装置システム2から当該ボリュームのコピー先となる全ボリュームのビットマップ809を切り替える契機を与えるビットマップ切り替え起動処理34、ビットマップ切り替え起動処理34からのビットマップ切り替え要求を受領し、ビットマップを切り替えるビットマップ切り替え処理35、任意サイトの被災後において残サイト間でリモートコピー構成を再構成する場合の残サイト間のボリューム内容を一致させる差分コピー処理36を備える。
【0032】
ディスクインタフェース4は、自記憶装置システム2が非同期リモートコピーのコピー先である場合、コピー元からのライト時に仮データとして一旦保存しておいたリモートコピーデータを正式化する非同期正式化処理41、チャネルインタフェース3側と同じビットマップ更新処理32を備える。
【0033】
各処理はそれぞれ複数存在し、存在する単位は、ビットマップ切り替え起動処理34、ビットマップ切り替え処理35、および、差分コピー処理36がボリューム単位であったり、非同期転送処理33、および、非同期正式化処理41が後述するライトシーケンス管理情報62単位であったりしても良い。
【0034】
キャッシュメモリ5は、記憶装置22に格納しているホストコンピュータ1からリード/ライトされるデータを格納している。キャッシュメモリ5の構成は、通常領域と仮領域に大別できる。仮領域を持つ理由は、自記憶装置システム2が非同期リモートコピーのコピー元である場合、コピー先に未転送のリモートコピーデータが再びライトされた際にライト前の未転送データを保存するため、あるいは、自記憶装置システム2が非同期リモートコピーのコピー先である場合、コピー元より受領し非同期正式化処理41によって正式化するまでのリモートコピーデータを保存するためである。
【0035】
管理情報メモリ6は、記憶装置システム2が動作するために必要な管理情報を格納している。その中には、リモートコピー管理情報61が含まれ、リモートコピー管理情報61には、ライトシーケンス管理情報62、ボリューム管理情報63が含まれる。
【0036】
ライトシーケンス管理情報62は、非同期リモートコピーにおいてホストコンピュータ1からのライト順序でリモートコピーデータを正式化するために使用する。ライトシーケンス管理情報62は複数存在し、各々のライトシーケンス管理情報62は、ホストコンピュータ1からのライト順序を記録するためのライトシーケンス#カウンタ71、ライトデータ毎に割り当てライトシーケンス#を保存しライトデータに関連付けるライトシーケンス管理情報エントリ領域72のライトシーケンス管理情報エントリ721、非同期リモートコピーのコピー元においてコピー先に未転送のリモートコピーデータを登録する転送対象ライトシーケンス管理情報73、非同期リモートコピーのコピー先においてコピー元から受領し未だ正式化していないリモートコピーデータを登録する正式化対象ライトシーケンス管理情報74等から構成する。
【0037】
図3に、ライトシーケンス管理情報62の構造とキャッシュメモリ5の関係を示す。ライトデータ毎にライトシーケンス管理情報エントリ721を割り当て、ライトシーケンス管理情報エントリ721にキャッシュメモリ5のライトデータの位置を設定する。また、転送対象ライトシーケンス管理情報73、正式化対象ライトシーケンス管理情報74は、ライトシーケンス管理情報エントリ721を接続するキュー構造であっても良い。
【0038】
また、ホストコンピュータ1からのライト順序を複数のボリューム間で保証したい場合には、同じライトシーケンス管理情報62のライトシーケンス#カウンタ71を使用して複数のボリュームのライトデータにライトシーケンス#を割り当て、同じ転送対象ライトシーケンス管理情報73に登録し、コピー先において、同じ正式化対象ライトシーケンス管理情報74に登録し、ライトシーケンス#に従って正式化すれば良い。
【0039】
図2に戻って、ボリューム管理情報63は、リモートコピー対象ボリュームに関する管理情報である。ボリューム管理情報63は複数存在し、各々のボリューム管理情報63は、自ボリュームが使用するライトシーケンス管理情報62を指定するライトシーケンス管理情報#801、当該ボリュームのコピー先情報802、当該ボリュームのコピー元情報803、ビットマップ切り替えを排他するためのビットマップ切り替え中フラグ804、当該ボリュームがコピー先ボリュームである場合の最新ライトシーケンス#805、最新ライトシーケンス#と比較しビットマップを切り替える契機とするビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806、ビットマップ切り替え時に自記憶装置システム2において最新ライトシーケンス#805がビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806に達したかどうかの確認を要求するライトシーケンス#確認要求フラグ807、最新ライトシーケンス#805がビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806に達したことを示すライトシーケンス#到達フラグ808、当該ボリュームの更新箇所を記録するビットマップ809(複数)、対応するビットマップが有効であることを示すビットマップ有効フラグ810(複数)、対応するビットマップへの記録を開始したライトシーケンス#を示すビットマップ記録開始ライトシーケンス#811(複数)、対応するビットマップへの更新量を示すビットマップ更新データ量カウンタ812(複数)、サイト被災等により他サイトとのボリューム内容を一致させる必要が生じた場合に使用する差分ビットマップ813等から構成する。
【0040】
コピー先情報802、コピー元情報803とは、コピー元/先の記憶装置システム2と通信するために必要な情報や、コピー元/先のボリュームを特定する情報等である。
【0041】
また、簡単のため、本発明の実施の形態においては、管理情報をボリューム単位に持つ(ボリューム管理情報63)こととしたが、これは、本発明の範囲を制限するものではない。管理情報は、記憶装置システム2間で共有できる任意の単位で持つことができ、よって、記憶装置システム2間で共有できる任意の単位でリモートコピーを実行することができる。
図4に、各記憶装置システム2で実行するライト処理31について説明する。
【0042】
説明を分かり易くするため、ライト処理31が対象とする、ライト要求元とライトデータの種別の概要を補足する。ライト要求元は、ホストコンピュータ1、または、リモートコピー元の記憶装置システム2である。
【0043】
ホストコンピュータ1からのライトデータは、ライト対象ボリュームにより、1)リモートコピー先の無いもの、リモートコピー先の有るもので2)同期リモートコピー先のみのもの、3)非同期リモートコピー先のみのもの、4)両方のものに分けられる。
【0044】
リモートコピー元の記憶装置システム2からのライトデータは、ライト対象ボリュームにより、同期リモートコピーによりライトされたもの、非同期リモートコピーによりライトされたものに分けられ、同期リモートコピーによりライトされたものは、上記1)〜4)と同様に、5)リモートコピー先の無いもの、リモートコピー先の有るもので6)同期リモートコピー先のみのもの、7)非同期リモートコピー先のみのもの、8)両方のものに分けられる。また、非同期リモートコピーによるものは、上記1)、4)と同様に、9)リモートコピー先の無いもの、10)非同期リモートコピー先のみのものに分けられる。2)、3)を対象外としたのは、同期リモートコピーがリモートコピー完了後にホストコンピュータにライト終了を報告するものであり、中間コピー先ボリュームV2において、非同期リモートコピーで受領したリモートコピーデータを同期リモートコピーで他サイトのボリュームにリモートコピーすることは、あまり意味が無く現実的でないためである。
【0045】
ライト処理31では、まず、ライト要求を受領し(ステップS401)、ライト要求元がホストコンピュータ1、かつ、ライト対象ボリュームがリモートコピー元でないか確認する(ステップS402)。
【0046】
ステップS402の条件成立の場合、ホストコンピュータ1からリモートコピーに関連しないボリュームへのライト要求であるため(上記1)に相当)、ライトデータをキャッシュメモリ5の通常領域に格納し(ステップS403)、ライト要求元にライト終了を報告する(ステップS404)。このライトデータは、ホストコンピュータ1からのライト要求とは非同期に、記憶制御装置21が記憶装置22に書き込む。
【0047】
ステップS402の条件不成立の場合、ライト要求元がホストコンピュータ1であるか確認する(ステップS405)。
【0048】
ステップS405の条件成立の場合(上記2)3)4)に相当)、ライトデータに対応させるライトシーケンス管理情報エントリ721を確保し、ライトシーケンス#を付与する。具体的には、ホストコンピュータ1からライトされたボリュームに対応するボリューム管理情報63のライトシーケンス管理情報#801を参照し、対応するライトシーケンス管理情報62のライトシーケンス管理情報エントリ721を確保し、ライトシーケンス#カウンタ71の値を設定し、ライトシーケンス#カウンタ71の値を加算し、ライトシーケンス管理情報エントリ721をライトデータと関連付ける。
【0049】
ライトシーケンス#の付加は、リモートコピーの同期/非同期に関係なく実行する。これは、仮に当該ボリュームの直接のコピー先が同期リモートコピー先だけであったとしても、これらのコピー先のさらに先が非同期リモートコピーを実行することがあるためである。
【0050】
ステップS405の条件不成立の場合(上記6)〜10)に相当)、ライトデータに対応させるライトシーケンス管理情報エントリ721を確保し、ライトデータと共に受領したライトシーケンス#を含むライトシーケンス管理情報62を格納する(ステップS407)。
【0051】
次に、ライトデータをキャッシュメモリ5に格納する。キャッシュメモリ5への格納方法は、ライト対象ボリュームにより異なり、A)非同期リモートコピー先である(上記9)10)に相当)、B)非同期リモートコピー先ではなく、非同期リモートコピー元である(上記3)4)7)8)に相当)、C)それら以外(上記2)5)6)に相当)の3通りに分けられる。これは、ライト対象ボリュームがA)である場合、受領したライトデータを一旦仮保存し、ライトシーケンス#に従って正式にライトする必要があるためである。また、B)である場合、非同期リモートコピー先に未転送のライトデータをライトされた場合、古いライトデータを転送するまで別に保存しておく必要があるためである。
【0052】
まず、ライト対象ボリュームが非同期リモートコピー先かどうか判断する(ステップS408)。
【0053】
ステップS408の条件成立(上記A)に相当)の場合、当該ライトデータはホストコンピュータ1からの更新順を示すライトシーケンス#に従ってライトする必要があるため、一旦、ライトデータをキャッシュメモリ5の仮領域に格納し(ステップS409)、ライトデータに対応するライトシーケンス管理情報エントリ721を正式化対象データとして正式化対象ライトシーケンス管理情報74に登録する(ステップS410)。図3においては、ライトシーケンス管理情報エントリ721_e、721_fが相当する。
【0054】
さらに、ライト対象ボリュームが非同期リモートコピーのコピー元であるか判断し(ステップS411)、ステップS411の条件成立(上記3)4)7)8)10)に相当)の場合、ライトデータに対応するライトシーケンス管理情報エントリ721を転送対象データとして転送対象ライトシーケンス管理情報73に登録する(ステップS412)。図3においては、ライトシーケンス管理情報エントリ721_b、721_c、721_d、721_eが相当する。
【0055】
ステップS408の条件不成立の場合、さらに、ライト対象ボリュームが非同期リモートコピーのコピー元であるか判断する(ステップS413)。
【0056】
ステップS413の条件成立(上記B)に相当)の場合、非同期リモートコピー先へ未転送のライトデータをキャッシュメモリ5の仮領域へ移設した上で、ライトデータをキャッシュメモリ5の通常領域に格納する(ステップS414)。図3においては、ライトシーケンス管理情報エントリ721_b、721_c、721_dが相当する。さらに、ビットマップ更新処理32を実行する(ステップS415)。ビットマップ更新処理32については後述する。その後、ステップS411へ。
【0057】
ステップS413の条件不成立(上記C)に相当)の場合、当該ライトデータは、非同期リモートコピーのコピー先でもコピー元でもないため、ライトデータをキャッシュメモリ5の通常領域に格納する(ステップS416)。図3においては、ライトシーケンス管理情報エントリ721_aが相当する。さらに、ビットマップ更新処理32を実行する(ステップS417)。ビットマップ更新処理32については後述する。その後、ステップS418へ。
【0058】
次に、ライト対象ボリュームが同期リモートコピーのコピー元であるか判断し(ステップS418)、ステップS418の条件成立の場合(上記2)4)6)8)に相当)、同期リモートコピーのコピー先にライトデータとライトシーケンス管理情報エントリ721の内容を転送する(ステップS419)。当該同期リモートコピーは、ライト要求元へのライト要求を受領してからライト終了を報告するまでの時間を短縮するために、複数のコピー先に対し並列に実行しても良い。
【0059】
次に、当該ライトデータに対応するライトシーケンス管理情報721が、転送対象ライトシーケンス管理情報73、および、正式化対象ライトシーケンス管理情報74のいずれにも登録されていないか判断する(ステップS420)。ステップS420の条件成立(上記2)5)6)に相当)の場合、当該ライトデータに対応するライトシーケンス管理情報エントリ721は不要であるため、ライトシーケンス管理情報エントリ721を解放する(ステップS421)。図3においては、ライトシーケンス管理情報エントリ721_gが相当する。
【0060】
最後に、ライト要求元にライト終了を報告(ステップS404)し、処理を終了する。
【0061】
図5に、記憶装置システム2の内、非同期リモートコピーのコピー元ボリュームを持つ記憶装置システム2で実行する非同期転送処理33について説明する。当該処理は、ライトシーケンス管理情報62単位に実行しても良い。
【0062】
まず、転送対象ライトシーケンス管理情報73に登録されたライトシーケンス管理情報エントリ721から転送対象を選択する(ステップS501)。
【0063】
次に、非同期リモートコピー先に、選択したライトシーケンス管理情報エントリ721と対応するライトデータを転送する(ステップS502)。
【0064】
次に、転送したライトシーケンス管理情報エントリ721の転送対象ライトシーケンス管理情報73への登録を解除する(ステップS503)。
【0065】
次に、転送したライトシーケンス管理情報エントリ721が正式化対象ライトシーケンス管理情報74にも登録されているか判断する(ステップS504)。ステップS504の条件不成立の場合、非同期リモートコピー対象データとしての管理が不要となるため、転送したライトシーケンス管理情報エントリ721を解放し(ステップS505)、転送したライトデータがキャッシュメモリ5の仮領域を使用していた場合には、当該仮領域も解放する(ステップS506)。
【0066】
図6に、記憶装置システム2の内、非同期リモートコピーのコピー先ボリュームを持つ記憶装置システム2で実行する非同期正式化処理41について説明する。当該処理は、ライトシーケンス管理情報62単位に実行しても良い。
【0067】
まず、正式化対象ライトシーケンス管理情報74に登録されたライトシーケンス管理情報エントリ721を参照し、ライトシーケンス#が連続している範囲を正式化対象として選択する(ステップS601)。
【0068】
次に、選択した正式化対象のライトデータは全て正式化済みか判断する(ステップS602)。
【0069】
ステップS602の条件成立の場合、ステップS606へ。
【0070】
ステップS602の条件不成立の場合、正式化対象として選択したライトデータの内、最も古いライトシーケンス#に対応するライトデータをキャッシュメモリ5の仮領域から通常領域に移設し、正式化する(ステップS603)。
【0071】
次に、正式化したライトシーケンス管理情報エントリ721の正式化対象ライトシーケンス管理情報74への登録を解除する(ステップS604)
次に、ビットマップ更新処理32を実行する(ステップS605)。ビットマップ更新処理32については後述する。その後、ステップS602へ戻る。
【0072】
次に、正式化したライトシーケンス管理情報エントリ721が転送対象ライトシーケンス管理情報73にも登録されているか判断する(ステップS606)。ステップS606の条件不成立の場合、非同期リモートコピー対象データとしての管理が不要となるため、正式化したライトシーケンス管理情報エントリ721を解放し(ステップS607)、正式化したライトデータが使用していたキャッシュメモリ5の仮領域を解放する(ステップS608)。
【0073】
図7に、記憶装置システム2の内、総コピー元ボリュームV1を持つ記憶装置システム2で実行するビットマップ切り替え起動処理34について説明する。当該処理は、ビットマップ有効フラグ810がONであるビットマップ809(2つ以上存在する場合には記録開始ライトシーケンス#811の古い方)の更新データ量カウンタ812の値が一定の閾値を超えた場合に、ボリューム単位に実行しても良い。
【0074】
また、前回実行したビットマップ切り替えからの経過時間が一定の閾値を超えた場合に、ボリューム単位に実行しても良い。
【0075】
まず、総コピー元ボリュームV1、および、当該ボリュームを総コピー元ボリュームV1とする全ての中間コピー先ボリュームV2と末端コピー先ボリュームV3に対して、前回のビットマップ切り替え終了前に新たにビットマップ切り替えを開始しないようにするため、ビットマップ切り替え中フラグ804がOFFであるか判断する(ステップS701)。
【0076】
ステップS701の条件不成立の場合、未だビットマップ切り替え中のため、処理を終了する。
【0077】
ステップS701の条件成立の場合、ビットマップ切り替え中フラグ804をONする(ステップS702)。
【0078】
次に、ビットマップ切り替え契機とするライトシーケンス#を決定し、管理情報メモリのビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806に設定する(ステップS703)。ビットマップ切り替え契機とするライトシーケンス#の決定方法として、総コピー元ボリュームV1から、当該ボリュームを総コピー元ボリュームV1とする全ての中間コピー先ボリュームV2と末端コピー先ボリュームV3へ通知するまでに、中間コピー先ボリュームV2と末端コピー先ボリュームV3の最新ライトシーケンス#805が超えてしまわない程度に進んだライトシーケンス#を生成し、ビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806として良い。
【0079】
また、ビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806が、切り替え先ビットマップ809の記録開始ライトシーケンス#となることを意図しているが、1つのライトシーケンス管理情報62で複数のボリュームのライトシーケンスを管理する場合、決定したビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806が必ずしも当該ボリュームのライトデータに対して割り当てられるとは限らない。しかし、決定したビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806を超えて当該ボリュームに最初に割り当てられるライトシーケンス#は、総コピー元ボリュームV1と、当該ボリュームを総コピー元ボリュームV1とする全ての中間コピー先ボリュームV2と末端コピー先ボリュームV3において、一意に定まるため、ビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806を超えて当該ボリュームに最初に割り当てられるライトシーケンス#を、切り替え先ビットマップ809の記録開始ライトシーケンス#とすることができる。
【0080】
次に、最新ライトシーケンス#805がビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806と同じとなった、あるいは、超えたことを知らせるライトシーケンス#到達フラグ808をOFFする(ステップS704)。
【0081】
次に、ビットマップ更新処理32に最新ライトシーケンス#805とビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806の比較を要求するライトシーケンス#確認要求フラグ807をONする(ステップS705)。
【0082】
次に、当該ボリュームの直接のコピー先全てに対し、ビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806を転送し、最新ライトシーケンス#がビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806を超えた場合のライトシーケンス#到達報告を要求する(ステップS706)。
【0083】
次に、当該ボリュームのライトシーケンス#到達フラグ808がON、かつ、当該ボリュームの直接のコピー先全てからライトシーケンス#到達報告が有るか判断する(ステップS707)。ステップS707の条件不成立の場合、一定時間待ち(ステップS708)、再びステップS707の判断を実行する。なお、当該ボリュームの直接のコピー先からの報告は、逐次、コピー先情報802に記録するものとする。
【0084】
ステップS707の条件成立の場合、自サイトのビットマップ809の内、記録開始ライトシーケンス#811が古い方の有効フラグ810をOFFし、当該ビットマップ809をクリアする(ステップS709)。これは、この時点で、当該ボリュームと、当該ボリュームを総コピー元ボリュームV1とする全ての中間コピー先ボリュームV2と末端コピー先ボリュームV3の最新ライトシーケンス#805がビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806を超え、新たなビットマップ809への記録を開始済みであるためである。
【0085】
次に、当該ボリュームの直接のコピー先全てに対し、ビットマップ切り替えを要求する(ステップS710)。
【0086】
次に、当該ボリュームの直接のコピー先全てからビットマップ切り替え完了報告あるか判断する(ステップS711)。ステップS711の条件不成立の場合、一定時間待ち(ステップS712)、再びステップS711の判断を実行する。
【0087】
ステップS711の条件成立の場合、ビットマップ切り替え終了のため、ビットマップ切り替え中フラグ804をOFFし(ステップS713)、処理を終了する。
【0088】
図8に、記憶装置システム2の内、中間コピー先ボリュームV2と末端コピー先ボリュームV3を持つ記憶装置システム2で実行するビットマップ切り替え処理35について説明する。
【0089】
まず、コピー元サイトからビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806を受領し、ビットマップ切り替え対象となる中間コピー先ボリュームV2と末端コピー先ボリュームV3のビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806に設定する(ステップS801)。
【0090】
次に、ライトシーケンス#到達フラグ808をOFFし(ステップS802)、ライトシーケンス#確認要求フラグ807をONする(ステップS803)。
【0091】
次に、当該ボリュームに直接のコピー先が存在するか判断する(ステップS804)。
【0092】
ステップS804の条件不成立(末端コピー先ボリュームV3に相当)の場合、ステップS808へ。
【0093】
ステップS804の条件成立(中間コピー先ボリュームV2に相当)の場合、当該ボリュームの直接のコピー先全てに対し、ビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806を転送し、最新ライトシーケンス#805がビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806を超えた場合のライトシーケンス#到達報告を要求する(ステップS805)。
【0094】
次に、当該ボリュームの直接のコピー先全てからライトシーケンス#到達報告が有るか判断する(ステップS806)。ステップS806の条件不成立の場合、一定時間待ち(ステップS807)、再びステップS806の判断を実行する。
【0095】
ステップS806の条件成立の場合、当該ボリュームのライトシーケンス#到達フラグがONであるか判断する(ステップS808)。ステップS808の条件不成立の場合、一定時間待ち(ステップS809)、再びステップS808の判断を実行する。
【0096】
ステップS808の条件成立の場合、当該ボリュームの直接のコピー元にライトシーケンス#到達を報告する(ステップS810)。
【0097】
次に、当該ボリュームの直接のコピー元からビットマップ切り替え要求を受領したか判断する(ステップS811)。ステップS811の条件不成立の場合、一定時間待ち(ステップS812)、再びステップS811の判断を実行する。
【0098】
ステップS811の条件成立の場合、当該ボリュームのビットマップ809の内、記録開始ライトシーケンス#811が古い方のビットマップ有効フラグ810をOFFし、当該ビットマップ809をクリアする(ステップS813)。
【0099】
次に、当該ボリュームに直接のコピー先が存在するか判断する(ステップS814)。
【0100】
ステップS814の条件不成立(末端コピー先ボリュームV3に相当)の場合、ステップS818へ。
【0101】
ステップS814の条件成立(中間コピー先ボリュームV2に相当)の場合、当該ボリュームの直接のコピー先全てに対し、ビットマップ切り替えを要求する(ステップS815)。
【0102】
次に、当該ボリュームの直接のコピー先全てからビットマップ切り替え完了報告が有るか判断する(ステップS816)。ステップS816の条件不成立の場合、一定時間待ち(ステップS817)、再びステップS816の判断を実行する。
【0103】
ステップS816の条件成立の場合、当該ボリュームの直接のコピー元にビットマップ切り替え完了を報告し(ステップS818)、処理を終了する。
【0104】
図9に、ライト処理31、非同期正式化処理41で実行するビットマップ更新処理32について説明する。
【0105】
まず、ビットマップ有効フラグ810がONであるビットマップ809のライトデータに対応するビットをONし、更新したビットマップ809に対応した更新データ量カウンタ812をインクリメントする(ステップS901)。
【0106】
次に、最新ライトシーケンス#805を当該ライトデータに対応したライトシーケンス#に更新する(ステップS902)。
【0107】
次に、ライトシーケンス#確認要求フラグ807がONであるか判断する(ステップS903)。
【0108】
ステップS903の条件不成立の場合、処理を終了する。
【0109】
ステップS903の条件成立の場合、最新ライトシーケンス#805がビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806と同じ、あるいは、超えるか判断する(ステップS904)。
【0110】
ステップS904の条件不成立の場合、処理を終了する。
【0111】
ステップS904の条件成立の場合、ライトシーケンス#到達フラグ808をONする(ステップS905)。
【0112】
次に、ビットマップ有効フラグ810がOFFであるビットマップ809のビットマップ有効フラグ810をONし、記録開始ライトシーケンス#811に最新ライトシーケンス#805を設定する(ステップS906)。
【0113】
次に、新たにビットマップ有効フラグ810をONしたビットマップ809におけるライトデータに対応するビットをONし、更新したビットマップ809に対応した更新データ量カウンタ812をインクリメントする(ステップS907)。
【0114】
最後に、ライトシーケンス#確認要求フラグ807をOFFし(ステップS908)、処理を終了する。
【0115】
図10に、ビットマップ切り替えにおける、各サイトの処理とサイト間の通信の概要を示す。
【0116】
総コピー元ボリュームV1を持つサイトで実行しているのがビットマップ切り替え起動処理34、中間コピー先ボリュームV2、または、末端コピー先ボリュームV3を持つサイトで実行しているのがビットマップ切り替え処理35である。ただし、一部ビットマップ更新処理32を含む。各実行内容には、該当するステップ番号を付加した。
【0117】
図10は、サイト全体のビットマップ1からビットマップ2へのビットマップ切り替えの概要を示しており、ビットマップ切り替えは、この後、ビットマップ2からビットマップ1へ、さらに、ビットマップ1からビットマップ2へといったように、交互に実行する。
【0118】
ビットマップ切り替えを、サイト全体として、単一のビットマップを更新する状態から、一時的に2重のビットマップを更新する状態を経て、再び単一のビットマップを更新する状態へ移行することにより、ビットマップ切り替え中を含む任意の瞬間、任意のサイト同士で必ず記録開始ライトシーケンス#811が同じビットマップ809を共有することができ、ライトシーケンス#の進んだサイト側にボリューム内容を一致させることができる。
【0119】
また、ビットマップ切り替えにおいて、一部のサイトの障害を検出した場合、ビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#806の各サイトの記憶装置システム2への転送が失敗することがある。この場合、総コピー元ボリュームV1を持つ記憶装置システム2において、ステップS709のビットマップ809クリアの内容を実行せず、ステップS710において、ビットマップ809をクリアせずビットマップ切り替え完了を報告するよう他サイトの記憶装置システム2に要求することで、障害を発生したサイトも含めた差分の管理を続行することができる。
【0120】
さらに、各記憶装置システム2においてビットマップ809を3重以上持ち、一部サイトの障害を検出した場合、上記のように、障害を検出した時点で使用していたビットマップ809をクリアしないようにし、残りのビットマップを使用してビットマップ切り替えを続行することで、障害を発生したサイトも含めた差分の管理を続行しながら、正常なサイト間の差分の増大を抑止することができる。クリアしないようにしたビットマップ809を、すべてのサイトが正常となるまで維持することで、障害サイトがさらに増えても、障害を発生したサイトも含めた差分の管理を続行することができる。
【0121】
また、ビットマップ切り替えに伴う記憶装置システム2間の通信内容を、通常のリモートコピーデータの転送、および、応答に添付して実行することで、サイト間の通信負荷を削減できる。
【0122】
図11に、サイト被災後、サイト間でボリューム内容を一致させるための手順について説明する。
【0123】
まず、サイト被災により直接のコピー元を失った自ボリュームの新たな直接のコピー元として、自ボリュームと同じ総コピー元ボリュームV1を持つボリュームの内、自ボリュームより最新ライトシーケンス#805が進んでいるボリュームを選択する(ステップS1101)。
【0124】
次に、自サイトと新たな直接のコピー元サイトの記憶装置システム2間に転送パスを設定する(ステップS1102)。
【0125】
次に、自サイトと新たな直接のコピー元サイトの記憶装置システム2間でリモートコピーを開始する(ステップS1103)。これ以降、新たな直接のコピー元サイトのコピー元ボリュームに対してなされた更新は、自サイトのコピー先ボリュームに逐次反映される。
【0126】
最後に、自サイトと新たな直接のコピー元サイトの記憶装置システム2間で差分コピー処理36を起動する(ステップS1104)。差分コピー処理36については後述する。
【0127】
差分コピー処理36終了後も、そのままリモートコピーを継続することで、通常と同じリモートコピー動作となる。
【0128】
上記の新たな直接のコピー元サイトとして、あらかじめ、自ボリュームについて自サイトより総コピー元ボリュームV1に近い上流側のサイトを登録しておいても良い。
【0129】
図12に、サイト被災後、サイト間でボリューム内容を一致させるための手順の1つである差分コピー処理36について説明する。
【0130】
まず、新たな直接のコピー元サイトにおいて、自サイトと新たな直接コピー元サイトの両サイトでビットマップ有効フラグ810がONであるビットマップ809で、かつ、この条件を満たすビットマップが複数存在する場合には、記録開始ライトシーケンス#811が新しい方のビットマップ809を選択し、ビットマップ809の内容を、差分コピー処理36でコピーするデータを決定するための差分ビットマップ813にコピーする(ステップS1201)。差分ビットマップ813にコピーする理由は、新たな直接のコピー元サイトでは、サイト被災後もリモートコピーが継続している場合があり、ビットマップ有効フラグ810がONであるビットマップ809が更新され続けることがあるため、差分コピー量の増大を防ぐため、現状の両サイトのボリューム間の差分を保存しておく必要があるためである。
【0131】
次に、差分ビットマップ813でONとなっているビットに対応する部分を、新たな直接のコピー元サイトのコピー元ボリュームから自サイトのコピー先ボリュームにコピーする(ステップS1202)。
【0132】
最後に、差分ビットマップ813をクリアし(ステップS1203)、処理を終了する。
【0133】
【発明の効果】
本発明によれば、主に3サイト以上のNサイトに配置した記憶制御装置間のリモートコピーにおいて、1サイト被災後、速やかに残サイト間のリモートコピーデータの一致を実現するための差分を管理することができる。また、リモートコピーを構成するサイト数Nに依存せず、差分を管理する情報量を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における、Nサイト間のリモートコピーの構成例を示す。
【図2】本発明の実施の形態における、記憶装置システムの構成例を示す。
【図3】本発明の実施の形態における、ライトシーケンス管理情報とキャッシュメモリの関係の一例を示す。
【図4】本発明の実施の形態における、記憶装置システムで実行するライト処理の一例を示す。
【図5】本発明の実施の形態における、非同期リモートコピー元の記憶装置システムで実行する非同期転送処理の一例を示す。
【図6】本発明の実施の形態における、非同期リモートコピー先の記憶装置システムで実行する非同期正式化処理の一例を示す。
【図7】本発明の実施の形態における、総コピー元ボリュームV1を持つ記憶装置システムで実行するビットマップ切り替え起動処理の一例を示す。
【図8】本発明の実施の形態における、中間/末端コピー元ボリュームを持つ記憶装置システムで実行するビットマップ切り替え処理の一例を示す。
【図9】本発明の実施の形態における、ライト処理、および、非同期正式化処理で実行するビットマップ更新処理の一例を示す。
【図10】本発明の実施の形態における、ビットマップ切り替えの概要を示す。
【図11】本発明の実施の形態における、サイト被災後、サイト間でボリューム内容を一致させるための手順の一例を示す。
【図12】本発明の実施の形態における、サイト被災後、サイト間でボリューム内容を一致させるための手順の1つである差分コピー処理の一例を示す。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…記憶装置システム、21…記憶制御装置、22…記憶装置、23…保守端末、3…チャネルインタフェース、31…ライト処理、32…ビットマップ更新処理、33…非同期転送処理、34…ビットマップ切り替え起動処理、35…ビットマップ切り替え処理、36…差分コピー処理、4…ディスクインタフェース、41…非同期正式化処理、5…キャッシュメモリ、6…管理情報メモリ、62…ライトシーケンス管理情報、63…ボリューム管理情報、71…ライトシーケンス#カウンタ、721…ライトシーケンス管理情報エントリ、73…転送対象ライトシーケンス管理情報、74…正式化対象ライトシーケンス管理情報、804…ビットマップ切り替え中フラグ、805…最新ライトシーケンス#、806…ビットマップ切り替え契機ライトシーケンス#、807…ライトシーケンス#確認要求フラグ、808…ライトシーケンス#到達フラグ、809…ビットマップ、810…ビットマップ有効フラグ、811…ビットマップ記録開始ライトシーケンス#、812…ビットマップ更新量データカウンタ、813…差分ビットマップ、T1…グローバルネットワーク、T2…ローカルネットワーク、V1…総コピー元ボリューム、V2…中間コピー先ボリューム、V3…末端コピー先ボリューム。

Claims (7)

  1. ホストコンピュータと記憶装置システムとを備える複数のサイトにある記憶装置システムにおいて、
    前記サイト間のネットワークにより記憶装置システム同士が接続されており、該記憶装置システムが、前記ホストコンピュータから更新されるデータを他サイトの記憶装置システム反映するリモートコピー構成を有し
    前記記憶装置システムは、リモートコピー指定範囲の更新履歴を記録する領域を多重に備えており、
    前記ホストコンピュータから直接更新される記憶装置システムのリモートコピー指定範囲への、前記ホストコンピュータからの更新量が閾値を超えた契機において、新たな更新履歴への切り替え契機となるホストコンピュータからの更新を決定し、前記リモートコピー指定範囲およびコピー先リモートコピー指定範囲を持つ記憶装置システム間で共有し、
    各記憶装置システムにおいて、リモートコピー指定範囲またはコピー先リモートコピー指定範囲の更新が、新たな更新履歴への切り替え契機となるホストコンピュータからの更新に到達した時点から、新たな更新履歴の記録を開始し、
    前記リモートコピー指定範囲およびコピー先リモートコピー指定範囲を持つ記憶装置システムすべてが、新たな更新履歴の記録を開始したことを確認後、従来の更新履歴の記録を中断し、従来の更新履歴を初期化し、
    任意サイトの被災時、被災していない任意サイト間のリモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲の内容を、更新履歴に従って、リモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲の一部をコピーすることで、リモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲の内容を一致させる、
    ことを特徴とする記憶装置システム。
  2. 前記記憶装置システムは、
    新たな更新履歴への切り替え契機となる、ホストコンピュータからの更新の決定を、
    前回の更新履歴の切り替えからの経過時間が閾値を超えた契機にも実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置システム。
  3. 前記記憶装置システムは、
    記憶装置システム間での情報のやりとりを、当該記憶装置システムのリモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲に対応する直接のコピー元、および、直接のコピー先との間でのみ実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置システム。
  4. 前記記憶装置システムは、
    記憶装置システム間での情報のやりとりを、リモートコピーデータの転送、および、その応答に添付して実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置システム。
  5. 前記記憶装置システムは、
    任意サイトの被災時、被災していない任意サイト間のリモートコピー指定範囲、または、コピー先リモートコピー指定範囲の内容を一致させるための更新履歴を、
    両サイトにおいて、有効、かつ、記録を開始したホストコンピュータからの更新が同じであるという条件で選択し、
    さらに、両サイトにおいて、前記条件を充足する複数の更新履歴が存在する場合には、記録を開始したホストコンピュータからの更新が新しい更新履歴を選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置システム。
  6. 前記記憶装置システムは、
    任意サイトの被災を検出した場合、従来の更新履歴の記録を続行し、被災したサイトがすべて正常となった時点で、当該従来の更新履歴の記録を中断し、初期化する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置システム。
  7. 前記記憶装置システムは、
    任意サイトの被災を検出した場合、従来の更新履歴を除外した更新履歴の領域により、被災していないサイト間で請求項1に記載の手順を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置システム。
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