JP3983237B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水平面の指向性が無指向性であるアンテナ装置に関し、特に、移動通信システム等の基地局に使用して好適なアンテナ装置に関するものである。
陸上移動通信システムでの基地局アンテナの形態の一つとして、無指向性アンテナ装置が選択される場合がある。一般に、加入者容量が小さい場所にゾーンを形成する場合等がこれにあたる。
従来、この種の無指向性アンテナ装置においては、コリニアアンテナ等が用いられてきた。このコリニアアンテナ等は、一般に、垂直偏波において、水平面無指向性と比較的鋭い垂直面指向性とを有する。(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、この種のアンテナは、垂直方向に配列された各アンテナ素子への給電方式がいわゆる直列給電方式であることから、VSWRや指向性に周波数特性をもつことが知られている。
また、直列給電ゆえに各アンテナ素子への電力分布を任意に与えることが困難であり、このため、ゾーン構成に関係する垂直面指向性のビーム成形を行うことが困難である。
さらに、垂直面指向性のチルト角度が固定されているので、アンテナ設置後に垂直面指向性のチルト角を変えてゾーンを再構築することが不可能である。
なお、上記チルト角の制御を行うために、コリニアアンテナを複数のブロックに分け、各ブロックにそれぞれ給電ケーブルを接続することが考えられる。しかし、この手法では、下方のブロックのアンテナ素子の近くを給電ケーブルが通ることになるので、この給電ケーブルの影響により水平面の無指向性が乱されることになる。
一方、近年の移動通信の普及による加入者の増加とともに、さらなる通信品質の向上が求められており、このため、ダイバーシチ受信方式を採用して電波の受信効率を上げることが実施されている。ダイバーシチ受信方式の中でも、偏波ダイバーシチの採用例が多く、この場合、通常、アンテナとして偏波共用アンテナが要求されることになる。
そこで、コリニアアンテナ等を用いた従来の無指向性アンテナ装置の上記欠点を解決し得る構成と、垂直偏波と水平偏波を共用し得る構成を有したアンテナ装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
「アンテナ工学」遠藤敬二、佐藤源貞、永井淳 著 昭和55年2月20日 総合電子出版社発行 第184〜186頁 特開2004―104682号公報
しかし、上記特開2004―104682号公報に係るアンテナ装置は、構造上、部品点数が比較的多くなるという欠点がある。
本発明の目的は、このような実状に鑑み、コリニアアンテナ等を用いた従来の無指向性アンテナ装置の欠点を除去することができ、かつ、垂直偏波と水平偏波を共用し得る機能を持たすことが可能なアンテナ装置を簡易な構成で実現して、材料費および組立費の低減を図ることにある。
そこで、本発明に係るアンテナ装置は、多角状の断面を有し、中心軸線が鉛直方向に向くように配設された筒状の反射板と、垂直偏波アンテナ素子および給電線路が面上に形成され、前記筒状反射板の各側面の内の少なくとも二つの側面にそれぞれ貼設された垂直偏波素子基板と、を備え、前記各垂直偏波素子基板は、それらに形成された前記垂直偏波アンテナ素子が前記筒状反射板の対応する側面から側方に張り出すように、かつ、該各垂直偏波アンテナ素子が前記筒状反射板の中心軸線に対して点対称に位置するように貼付されている。
本発明の一実施の形態では、前記筒状反射板の断面が正四角形状であり、この筒状反射板の全ての側面に前記垂直偏波素子基板をそれぞれ貼設している。
本発明の他の実施の形態では、前記筒状反射板の断面が四角形状であり、この筒状反射板の対向する一対の側面に前記垂直偏波素子基板をそれぞれ貼設している。
本発明の別の実施の形態では、前記筒状反射板の断面が正三角形状であり、この筒状反射板の全ての側面に前記垂直偏波素子基板をそれぞれ貼設している。
前記各垂直偏波素子基板には、前記垂直偏波アンテナ素子を鉛直方向に複数配列形成することができる。その場合、前記各垂直偏波素子基板の給電線路にそれぞれ給電ケーブルを接続し、それらの給電ケーブルを前記筒状反射板の空洞内に通すように構成することができる。
複数の水平偏波アンテナ素子および給電線路が面上に形成された水平偏波素子基板を、前記筒状反射板が中央部に位置する形態で水平に配設して、垂直偏波と水平偏波とを共用する構成を持たすことも可能である。
上記したアンテナ装置を1ブロックとし、このブロックを前記筒状反射板の長手方向に多段配設するとともに、各ブロック板に接続される給電ケーブルを該各ブロックの前記筒状反射板の空洞内に順次通して下方に導出した多段状のアンテナ装置を構成することができる。この場合、前記導出した各給電ケーブルに移相器を接続し、この移相器によって垂直面指向性のビームチルト角を制御することができる。
本発明によれば、筒状反射板の側面に垂直偏波素子基板を貼付するという単純な構造を有しているため、材料費および組立に要する費用を低減することができる。
また、給電回路をある一定の面積内に形成することができるため、並列給電方式の給電回路を形成することが可能である。この並列給電方式の給電回路を形成すれば、VSWRおよび指向性の周波数特性を抑えることができ、かつ、設計の容易さから各アンテナ素子への電力分布を自由に設定できるので、垂直面指向性の成形が可能となる。
さらに、垂直偏波素子基板において、垂直偏波アンテナ素子を鉛直方向に複数配列形成し、その垂直偏波素子基板の給電線路に接続する給電ケーブルを筒状反射板の空洞内に通すことにより、該給電ケーブルが指向性に与える影響をなくすことができる。
さらにまた、 複数の水平偏波アンテナ素子および給電線路が面上に形成された水平偏波素子基板を、前記筒状反射板が中央部に位置する形態で水平に配設することにより、垂直偏波と水平偏波を共用し得る機能、つまり、偏波ダイバーシチ機能を持たすことが可能である。
また、上記のアンテナ装置を1ブロックとし、このブロックを前記筒状反射板の長手方向に多段配設することにより高利得化を図ることができる。そして、各ブロックに接続される給電ケーブルを該各ブロックの前記筒状反射板の空洞内に順次通して移相器に接続すれば、この移相器によって垂直面指向性のビームチルト角を制御することが可能である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るアンテナ装置の第1の実施形態を示している。
このアンテナ装置は、中心軸線が垂直方向に向く形態で配設された金属製の筒状反射板1と、この反射板1の4つの側面にそれぞれ貼付した長方形状の垂直偏波素子基板3とを備えている。なお、この例では、筒状反射板1が正四角形状の断面を有している。
各垂直偏波素子基板3は、長方形状の誘電体基板5をベースとし、この誘電体基板5に垂直偏波アンテナ素子としての一対のダイポール素子7をプリント形成してある。
誘電体基板5は、横幅長L1が反射板1の横幅長L2よりも大きく設定されていることから、その一側縁部が筒状反射板1の対応する側面の鉛直方向縁端から幅差L1―L2分だけ張り出している。
上記一対のダイポール素子7は、誘電体基板5における上記張り出し部に鉛直方向に配列し、かつ、一方の素子部7aおよび他方の素子部7bがそれぞれ誘電体基板5の表面および裏面に位置する形態で形成されている。各ダイポール素子7の素子部7aは、誘電体基板5の表面にプリント形成された分岐給電線路9aの一端と他端にそれぞれ接続され、また、素子部7bは、誘電体基板5の裏面にプリント形成された給電線路9bを介して図2に示す接地導体板11に接続されている。それゆえ、垂直偏波素子基板3に設けられた各ダイポール素子7は、給電線路9a、9bを介して並列接続されている。
なお、上記接地導体板11は、誘電体基板5の裏面にプリント形成されているので、該誘電体基板5が反射板1に貼付された場合に該反射板1と接触する。
図1に示したように、この第1の実施形態に係るアンテナ装置においては、各垂直偏波素子基板3が筒状反射板1の中心軸線に対して点対称に配置されているので、それらの基板3の上半部を横切る同一水平面内に4つのプリントダイポール素子7が点対称に位置し、同様に、上記各基板3の下半部を横切る同一水平面内に4つのプリントダイポール素子7が点対称に位置している。それゆえ、このアンテナ装置は、給電線路9a、9bを介して合計8つのプリントダイポール素子7に同振幅同位相の電力を供給することにより、水平面内において無指向性の垂直偏波を放射することができる。
上記一対のダイポール素子7を備える垂直偏波素子基板3のブロックは、その給電線路9(9a、9b)に個別の給電ケーブル13がそれぞれ接続されている。各給電ケーブル13は、筒状反射板1の内部を通って下方に導出された後、分配器15に接続される。このように、給電ケーブル13を筒状反射板1の内部に通せば、該給電ケーブル13が指向性に与える影響をなくすことができる。
なお、このアンテナ装置を受信に使用する場合には、分配器15に代えて合波器が使用される。また、上記実施の形態では、各垂直偏波素子基板3に二つのダイポール素子7を設けているが、一つのダイポール素子7あるいは二つよりも多いダイポール素子7を設けても良い。
図3は、本発明に係るアンテナ装置の第2の実施形態を示している。このアンテナ装置は、四角形状(この例では、正四角形状)の断面を有した筒状反射板17の対向する一対の側面に前記垂直偏波素子基板3をそれぞれ貼設した構成を有する。
この第2の実施形態に係るアンテナ装置は、上記第1の実施の形態に係るアンテナ装置に比してダイポール素子7の数が半減しているものの、水平面内において実用上十分な無指向性を得ることができる。
この第2の実施形態に係るアンテナ装置における筒状反射板17は、断面形状が長方形や平行四辺形であっても良い。そして、この第2の実施形態に係るアンテナ装置においても、給電ケーブル13が筒状反射板17内に布線される。
図4は、本発明に係るアンテナ装置の第3の実施形態を示している。このアンテナ装置は、正三角形状の断面を有した筒状反射板19の全ての側面に前記垂直偏波素子基板3をそれぞれ貼設した構成を有する。
この第3の実施形態に係るアンテナ装置は、同一水平面内に3つのプリントダイポール素子7が等角度間隔で位置しているので、水平面内において良好な無指向性を得ることができる。なお、この第3の実施形態に係るアンテナ装置においても、筒状反射板19内に給電ケーブル13が布線される。
上記各実施形態に係るアンテナ装置によれば、筒状反射板1(17,19)の側面に垂直偏波素子基板3を貼付するという単純な構造を有しているため、材料費および組立に要する費用を低減することができる。
また、給電回路をある一定の面積内に形成することができることから、並列給電方式を採用している。このため、VSWRおよび指向性の周波数特性を抑えることが可能になる。
図5は、垂直偏波と水平偏波の双方を送信もしくは受信することができる本発明に係るアンテナ装置の第4の実施形態を示している。
このアンテナ装置は、正四角形状の断面を有した筒状反射板21と、この反射板21の前側面および後側面にそれぞれ貼付した垂直偏波素子基板23と、該反射板21の左側面および右側面にそれぞれ貼付した垂直偏波素子基板25と、上記反射板21の鉛直中心軸線に直交する形態で配設された二つの水平偏波素子基板27とを備えている。
垂直偏波素子基板23および25は、図1に示した垂直偏波アンテナ素子基板3と同様に、それぞれ筒状反射板21の縁端から張り出すように形成された誘電体基板29および31をベースとし、この誘電体基板29および31の張り出し部に一対のダイポール素子7をプリント形成した構成を有する。
垂直偏波素子基板23の各ダイポール素子7において、該誘電体基板29の表面に形成された一方の素子部7aは、該表面にプリント形成された分岐給電線路33aの端に接続され、また、誘電体基板29の裏面に形成された他方の素子部7bは、図6に示すように、該裏面にプリント形成された給電線路33bを介して接地導体板35に接続されている。それゆえ、上記垂直偏波素子基板23の各ダイポール素子7は、給電線路33a、33bによって並列接続されている。
なお、上記接地導体板35は、誘電体基板23の裏面にプリント形成されているので、該誘電体基板23が反射板21に貼付された場合に該反射板21に接触する。
図7(a)および図7(b)は、それぞれ上記垂直偏波素子基板25の表面および裏面を示している。これらの図に示すように、垂直偏波素子基板25の各ダイポール素子7において、誘電体基板31の表面に形成された一方の素子部7aは、該表面にプリント形成された給電線路37aに接続され、また、誘電体基板31の裏面に形成された他方の素子部7bは、該裏面にプリント形成された給電線路37bを介して接地導体板39に接続されている。
上記給電線路37aの先端は、いわゆるスルーホール導体によって誘電体基板31の裏面側に導出され(図7(b)の点41参照)、一方、図5に示すように、垂直偏波素子基板23の誘電体基板29の表面には、分岐給電線路37a'が形成されている。分岐給電線路37a'の各端は、誘電体基板29が実装された際に、誘電体基板31の裏面側における上記各点41上にそれぞれ位置され、ハンダ等の手段によりこれらの点41に接続される。したがって、垂直偏波素子基板25の各ダイポール素子7も、給電線路37a、37a'および37bを介して並列接続されている。
上記分岐給電線路33a、37a'は、それらの中央部が共通接続され、この共通接続部に一方の給電ケーブル13が接続される。他方の給電ケーブル13は、筒状反射板21の後側面に貼付された他方の垂直偏波素子基板23における分岐給電線路33a、37a'の共通接続部(図示されていない)に接続される。もちろん、各給電ケーブル13は、筒状反射板21内で下方に導かれ、その下端に分配器15もしくは合波器が接続される。
上記のように、給電ケーブル13を筒状反射板21の空洞内に通すことにより、該給電ケーブル13が指向性に与える影響をなくすことができる。
次に、前記水平偏波素子基板27について説明する。この水平偏波素子基板27は、中央部に筒状反射板21を貫通させる孔を形成した円形の誘電体基板43と、この誘電体基板43の周縁部に該反射板21の各側面にそれぞれ沿う形態でプリント形成した水平偏波アンテナ素子としての4つのダイポール素子45とを備えている。
この水平偏波素子基板27における互いに隣接して対を成す二つのダイポール素子45は、誘電体基板43の表面に形成された素子部45aが該表面にプリント形成された分岐給電線路47aの一端と他端に接続され、また、図8に示すように、該誘電体基板43の裏面に形成された素子部45bが該裏面にプリント形成された給電線路47bを介して接地導体板49に接続されている。
したがって、上記対をなす各ダイポール素子45は、給電線路47a、47bを介して並列接続されている。他の対を成す二つのダイポール素子45も同様である。
上記のように構成された水平偏波素子基板27は、筒状反射板21の中心軸線に直交する形態で二つ配設されている。すなわち、一方の水平偏波素子基板27は、垂直偏波素子基板23、25の上部のダイポール素子7の上方に位置するように水平配置され、また、他方の水平偏波素子基板27は、垂直偏波素子基板23、25における上部のダイポール素子7と下部のダイポール素子7との間に位置するように水平配置されている。
ところで、図7(a)に示すように、前記垂直偏波素子基板25の誘電体基板31の表面には、前記給電線路37aの他に給電線路47a'が形成されている。この給電線路47a'の上端および下端は、上方に位置された水平偏波素子基板27の分岐給電線路47aの中央部(分岐点)および下方に位置された水平偏波素子基板27の分岐給電線路47aの中央部(分岐点)にそれぞれ位置され、ハンダ等の手段によりこれらの中央部に接続される。
上記給電線路47a'は、二つの垂直偏波素子基板25のそれぞれに形成される。そして、これらの給電線路47a'の中央部には、それぞれ給電ケーブル51が接続される。各給電ケーブル51は、筒状反射板21内で下方に導かれ、その下端に分配器53もしくは合波器が接続される。
上記のように、給電ケーブル51を筒状反射板21の空洞内に通すことにより、該給電ケーブ51が指向性に与える影響をなくすことができる。
この第4の実施形態に係るアンテナ装置においては、筒状反射板21の上部側に位置する四つのダイポール素子7が該筒状反射板21の中心軸線に対して点対称に配置され、また、筒状反射板21の下部側に位置する四つのダイポール素子7が上記中心軸線に対して点対称に配置されているので、各給電線路13を介して合計8つの上記ダイポール素子7に同振幅同位相の電力を供給することにより、水平面内において無指向性の垂直偏波を放射することができる。
一方、この第4の実施形態に係るアンテナ装置においては、上側に位置する水平偏波素子基板27の四つのダイポール素子45が該筒状反射板21の中心軸線に対して点対称に配置され、同様に、下側に位置する水平偏波素子基板27の四つのダイポール素子45が上記中心軸線に対して点対称に配置されているので、各給電線路53を介して合計8つの上記ダイポール素子45に同振幅同位相の電力を供給することにより、水平面内において無指向性の水平偏波を放射することができる。
したがって、この第4の実施形態に係るアンテナ装置によれば、前述した効果に加えて、偏波ダイバーシチ機能を得ることができる。
上記第1〜第4の実施形態に係るアンテナ装置は、いずれも多段化することができる。
図9は、図1のアンテナ装置を1ブロックとして、このブロックを多段配置した多段構成のアンテナ装置を示している。このように多段化したアンテナ装置によれば、垂直面指向性が鋭くなるので、利得を向上することができる。
この多段化したアンテナ装置においては、各段のブロックに接続される給電ケーブルを該各ブロックの筒状反射板の空洞を通して最下段のブロックの下方で集合導出し、この導出した各給電ケーブルに移相器55を接続してある。したがって、移相器55によって各段のブロックに対する給電位相を調整することにより垂直面指向性のチルト角度を制御することが可能である。
本発明に係るアンテナ装置の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1の実施形態における垂直偏波素子基板の裏面を示す斜視図である。 本発明に係るアンテナ装置の第2の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るアンテナ装置の第3の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るアンテナ装置の第4の実施形態を示す斜視図である。 図5の実施形態における一方の垂直偏波素子基板の裏面を示す斜視図である。 (a)および(b)は、それぞれ図5に実施形態における他方の垂直偏波素 子基板の表面および裏面を示す斜視図である。 図5の実施形態における水平偏波素子基板の裏面を示す斜視図である。 多段化した本発明に係るアンテナ装置の実施形態を示す概念図である。
符号の説明
1,17,19,21 筒状反射板
3,23,25 垂直偏波素子基板
5,29,31,43 誘電体基板
7,45 ダイポール素子
9a,9b,37a,37a',37b,33a,33b,47a,47a',47b 給電線路
13,51 給電ケーブル
15,53 分配器
27 水平偏波素子基板
55 移相器

Claims (5)

  1. 四角状の断面を有し、中心軸線が鉛直方向に向くように配設された筒状の反射板(21)と、
    それぞれ垂直偏波アンテナ素子(7)が形成され、前記筒状反射板(21)の前側面および後側面にそれぞれ貼設された一対の第1の垂直偏波素子基板(23)と、
    それぞれ前記垂直偏波アンテナ素子(7)と同一形状の垂直偏波アンテナ素子(7)が形成され、前記筒状反射板(21)の左側面および右側面にそれぞれ貼設された一対の第2の垂直偏波素子基板(25)と、
    複数の水平偏波アンテナ素子(45)が形成され、前記筒状反射板(21)が中央部に位置する形態で水平に配設された水平偏波素子基板(43)と、を備え、
    前記第1、第2の垂直偏波素子基板(23,25)は、その横幅長L1と前記筒状反射板(21)の横幅長L2(<L1)との幅の差L1−L2だけ該筒状反射板(21)の鉛直方向側縁から張り出し、かつ、その張り出し部位に前記垂直偏波アンテナ素子(7)が位置されるように形成され、
    前記第1の垂直偏波素子基板(23)には、該第1の垂直偏波素子基板(23)に形成された前記垂直偏波アンテナ素子(7)に接続される一方の分岐(33a)と、該第1の垂直偏波素子基板(7)の非張り出し側の端まで延びる他方の分岐(37a')とを有する分岐構成の第1の給電線路(33a,37a')が設けられ、
    前記第2の垂直偏波素子基板(25)には、前記水平偏波素子基板(43)に形成された前記水平偏波アンテナ素子(45)に接続される第2の給電線路(47a')が設けられるとともに、該第2の垂直偏波素子基板(25)に形成された前記垂直偏波アンテナ素子(7)を前記第1の給電線路(33a,37a')の他方の分岐(37a')に接続するためのスルーホール導体(41)が設けられる
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記一対の第1の垂直偏波素子基板(23)および前記一対の第2の垂直偏波素子基板(25)には、前記垂直偏波アンテナ素子(7)が鉛直方向に複数配列され、かつ、前記水平偏波素子基板(43)が鉛直方向に複数配列されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1の給電線路(33a,37a')および第2の給電線路(47a')にそれぞれ給電ケーブル(13,51)を接続し、それらの給電ケーブル(13,51)を前記筒状反射板(21)の空洞内に通すように構成したことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 請求項1〜3に記載のアンテナ装置を1ブロックとし、このブロックを前記筒状反射板(21)の長手方向に多段配設するとともに、各ブロックに接続される給電ケーブルを該各ブロックの前記筒状反射板(21)の空洞内に順次通して下方に導出したことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 前記導出した各給電ケーブルに移相器(55)を接続し、この移相器(55)によって垂直面指向性のビームチルト角を制御するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
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