JP3983109B2 - 携帯無線機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体に表示部、操作部、受話部、送話部、アンテナ部を有する携帯無線機に係り、特にシャドウイングや減衰等の人体頭部の影響によるアンテナ部の特性を改良するとともに、人体頭部が電磁波を吸収することによる人体への悪影響を除去した携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話等の準マイクロ波帯を使用した各種移動体通信が脚光を浴びており、音声通話だけでなくメール、ブラウジング等のデータ通信も広く行われている、と同時に小型化が進み通話時にはアンテナが人体頭部側面に保持した状態で通信が行われている。
【0003】
図15に従来の携帯無線機の一例を示す。
図15の携帯無線機は、筐体101の表面に送話部105、受話部104、操作部103、ユーザインタフェイス部である液晶部102、筐体101上部に引出・収納可能なアンテナ部106を有し、受話部104は筐体上部、送話部105は筐体下部に設置されている。
また、通話時には使用者は受話部を耳、送話部を口付近に保持して通話を行う。したがって、通話時にはアンテナ部106は人体頭部側面近傍に固定されて用いられている。
【0004】
図16に従来の携帯無線機の他の例を示す。
図16の携帯無線機は筐体111の表面に送話部115、受話部114、操作部113、ユーザインタフェイス部である液晶部112、筐体111下部に引出・収納可能なアンテナ部116を有し、受話部114は筐体上部、送話部115は筐体下部に設置されており、液晶部112は操作部113より上に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
筐体の上部にアンテナが配置されている携帯無線機において、実際に使用する際に使用者は受話部を耳に、送話部を口付近に位置するように保持して通話を行う。この際にアンテナ部は人体頭部側面に近傍するため、シャドウイングや減衰等の人体頭部の影響によりアンテナ部の特性が劣化する。さらに人体頭部が電磁波を吸収することによる人体への悪影響が懸念されている。
【0006】
また、筐体下部にアンテナが配置されている携帯無線機において、通話時にはアンテナ部は人体頭部から離れて使用されているが、メール、ブラウジング等のデータ通信時に使用者は筐体下部をもって使用するため手がアンテナ近傍または触れる状態にあるので、手によるアンテナ特性の劣化が考えられる。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、通話時のみでなくデータ通信時にも人体頭部及び手によるアンテナ特性劣化の小さい携帯無線機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筐体の表面に表示部、操作部、受話部、および送話部を設け、さらに筐体の一端部にアンテナ部を設けた携帯無線機において、前記アンテナ部を設けた一端部の近傍に前記送話部を設け、該送話部の近傍に前記表示部を設け、他端部の近傍に前記受話部を設けたことを特徴とする。
こうして、使用者は通話時に受話部を耳、該送話部を口付近に保持して通話を行うため、通話時にはアンテナ部が下側に位置し、人体頭部から離れた位置で使用される。また、この通話時は、表示部が操作部より下側に位置する。
【0009】
また、本発明は、前記筐体が、開閉または摺動可能な第1および第2の筐体から構成され、該第1の筐体は表示部、アンテナ部、および送話部を有し、該第2の筐体は操作部および受話部を有することを特徴とする。
こうして、使用者は通話時に該受話部を耳、該送話部を口付近に保持して通話を行うため、通話時にはアンテナ部が人体頭部から離れた位置で使用される。また、本携帯無線機は2つの筐体から構成され通話時には開いて使用されるので、全長が長くなるのでアンテナ部と人体頭部と携帯無線機は、使用者は通話時に受話部を耳、送話部を口付近に保持して通話を行うため、通話時にはアンテナ部が人体頭部から離れた位置で使用される。また、該携帯無線機はデータ通信時には、表示部が操作部より上になるような状態で使用するため使用者は筐体下部を握って通信を行うがアンテナ部は筐体の上側にあるため手がアンテナに触れることがない。
【0010】
また、本発明は、通話モードおよびデータ通信モードを有することを特徴とする。
こうして、使用者は通話時に受話部を耳、送話部を口付近に保持して通話を行うため、通話時にはアンテナ部が人体頭部から離れた位置で使用されるが、アンテナを引出すことによって人体頭部との距離をさらに広げて使用される。
【0011】
また、本発明は、前記アンテナ部が、前記筐体に引出・収納可能であることを特徴とする。
こうして、使用者は通話時に受話部を耳、送話部を口付近に保持して通話を行うため、通話時には表示部の表示方向が上下逆さまに表示されるが、表示切換装置によって表示方向を上下反転させて通話時にも表示部の表示方向を調整する。
【0012】
また、本発明は、前記表示部の表示方向を上下反転させる表示切換装置を有することを特徴とする。
こうして、使用者は通話時に受話部を耳、送話部を口付近に保持して通話を行うため、通話時には表示部の表示方向が上下逆さまに表示されるが、表示切換装置によって表示方向を上下反転させて通話時にも表示部の表示方向を調整する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
<実施例1>
図1は本発明に係る携帯無線機の実施例1を示す斜視図であり、図2は実施例1における実際の通話・データ通信状態での使用例を示す説明図である。
図1に示す携帯無線機は、筐体11の表面に、液晶部12、操作部13、送話部14、受話部15が配置され、また、筐体11上面にはアンテナ部16が突出して固定されている。その構成は、上からアンテナ部16、送話部14、液晶部12、操作部13、受話部15の順に配置されている。すなわち、筐体11の一端部にアンテナ部16が形成され、その一端部の近傍に送話部14が配置され、また該一端部の反対側の他端部の近傍に受話部15が配置されている。
【0020】
通話時には、送話部14を口、受話部15を耳付近に保持して使用するため、図2に示すようにアンテナ部16は人体頭部から離れた位置にあるので人体頭部が近傍にあることによるアンテナ特性の劣化を防ぎ、かつ電磁波が人体頭部に与える悪影響が改善されている。さらに、液晶面が口付近に位置するので人体に接触することがないため、液晶面が汚れることがない。
【0021】
また、メール、ブラウジング等のデータ通信時は、図2に示すように、アンテナ部16が筐体11の上部に位置するので、手がアンテナ部16に触れることがないためアンテナ特性への影響がなく高品質なデータ通信が可能である。
【0022】
<実施例2>
図3は本発明に係る携帯無線機の実施例2を示す斜視図であり、図4は実施例2における実際の通話・データ通信状態での使用例を示す説明図である。
図3に示す携帯無線機は、筐体21と筐体22から構成され、開閉可能な携帯無線機である。筐体21の表面には液晶部23、送話部25が配置され、筐体21上面にアンテナ部27が突出して固定されている。筐体22の表面には操作部24、受話部26が配置されている。すなわち、筐体21の一端部にアンテナ部27が形成され、その一端部の近傍に送話部25が配置され、また、該一端部の反対側の筐体21の他端部の近傍に受話部26が配置されている。
【0023】
通話時には送話部25を口、受話部26を耳付近に保持して使用するため、図4に示すように、アンテナ部27は人体頭部から離れた位置にある。携帯無線機は通話時には開いて用いるため、全長が長くなることによって人体頭部とアンテナ部27との距離がさらに広くなっているので、人体頭部が近傍にあることによるアンテナ特性の劣化を防ぐ効果が大きく、かつ電磁波が人体頭部に与える悪影響が更に改善されている。
【0024】
また、メール、ブラウジング等のデータ通信時は、図4に示すように、アンテナ部27が筐体21の上部に位置し、使用者は筐体22を握って操作を行うため、手がアンテナに触れることがない。そのため、アンテナ特性への影響がなく高品質なデータ通信が可能である。
【0025】
<実施例3>
図5は本発明に係る携帯無線機の実施例3を示す斜視図である。
また、図5に示すような筐体201と摺動可能な筐体202から構成され、筐体201に液晶部203、送話部205、操作部204、筐体201上面に突出して固定されたアンテナ部207を有し、筐体202に受話部206を有する摺動可能な携帯無線機においても同様な効果が得られる。
【0026】
<実施例4>
図6は、本発明に係る携帯無線機の実施例4を示す斜視図であり、図7は、実施例4における実際の通話・データ通信状態での使用例を示す説明図である。
図6に示す携帯無線機は、筐体31の表面に、液晶部32、操作部33、送話部34、受話部35が配置され、筐体31上面にアンテナ部36が突出して固定され、引出・収納可能となっている。その構成は上からアンテナ部36、送話部34、液晶部32、操作部33、受話部35の順に配置されている。筐体31の一端部にアンテナ部36が形成され、その一端部の近傍に送話部34が配置され、また、該一端部の反対側の他端部の近傍に受話部35が配置されている。
【0027】
通話時には、送話部34を口、受話部35を耳付近に保持し、アンテナは引出されて使用されるため、図7に示すようにアンテナ部36は人体頭部から離れた位置にあり、アンテナを引出すことによって人体頭部によるアンテナ特性の劣化を大幅に改善し、かつ電磁波が人体頭部に与える悪影響が改善されている。
【0028】
また、メール、ブラウジング等のデータ通信時は、図7に示すように、アンテナ部36が筐体11の上部に位置するので、手がアンテナ部36に触れることがないため、アンテナ特性への影響がなく、高品質なデータ通信が可能である。
【0029】
<実施例5>
図8は本発明に係る携帯無線機の実施例5を示す斜視図であり、図9は実施例5における実際の通話・データ通信状態での使用例を示す説明図である。
図8に示す携帯無線機は、筐体41の表面に、液晶部42、操作部43、送話部44、受話部45が配置され、筐体41に内蔵されたアンテナ部46を有する。その構成は上から送話部44、液晶部42、操作部43、受話部45の順に配置され、筐体内上部にアンテナ部46が内蔵されている。すなわち、筐体11の一端部にアンテナ部46が形成され、その一端部の近傍に送話部44が配置され、また該一端部の反対側の他端部の近傍に受話部45が配置されている。
【0030】
通話時には、送話部44を口、受話部45を耳付近に保持して使用するため、図9に示すように、アンテナ部46が人体頭部から離れた位置にあり、そのため人体頭部によるアンテナ特性の劣化を改善し、かつ電磁波が人体頭部に与える悪影響が改善されている。
【0031】
また、メール、ブラウジング等のデータ通信時は、図9に示すように、アンテナ部46が筐体41の上部に位置するので、手がアンテナに触れることがないため、アンテナ特性への影響がなく、高品質なデータ通信が可能である。
【0032】
<実施例6>
図10は本発明に係る携帯無線機の実施例6を示す斜視図である。
図10に示す携帯無線機は、筐体表面に液晶部52、操作部53、送話部54、受話部55が配置され、筐体51上面に突出して固定された引出・収納可能なアンテナ部56を有する。その構成は上からアンテナ部56、送話部54、液晶部52、操作部53、受話部55の順に配置されており、第1の実施形態と同様の効果が得られている。すなわち、筐体51の一端部にアンテナ部56が形成され、その一端部の近傍に送話部54が配置され、また該一端部の反対側の他端部の近傍に受話部55が配置されている。
【0033】
さらに、本携帯無線機は、筐体51背面に液晶表示方向を反転させるボタン57を有しており、ボタン57を押すことによって制御信号が発生し、その制御信号により液晶部52は表示方向を受話部55が上方向となるように上下反転する。使用者は通話時にボタン57を押すことにより、表示方向が上下逆さまである液晶部52の表示を反転させる。このことによって、通話時にも液晶表示情報が読み取れるようになる。
【0034】
ボタン57の代りに送話部54に音声入力することによって制御信号が発生する装置を用いても同様の効果が得られる。また本携帯無線機の代りに開閉もしくは摺動可能な携帯無線機に以上の仕様を施しても同様の効果が得られる。
【0035】
<実施例7>
図11は本発明に係る携帯無線機の実施例7を示す斜視図である。
図11に示す携帯無線機は、筐体61の表面に、液晶部62、液晶タッチパネルで構成された操作部63、送話部64、受話部65が配置され、筐体61上面に突出して固定された引出・収納可能なアンテナ部66を有する。その構成は上からアンテナ部66、送話部64、液晶部62、操作部63、受話部65の順に配置されている。すなわち、筐体61の一端部にアンテナ部66が形成され、その一端部の近傍に送話部64が配置され、また該一端部の反対側の他端部の近傍に受話部65が配置されている。実施例1と同様の効果が得られている。
【0036】
また、本携帯無線機は液晶部62の表示方向および操作部63の表示文字を上下反転させるボタン67を有しており、ボタン67を押すことによって制御信号が発生し、その制御信号により液晶部62の表示及び操作部63の文字表示を受話部64が上方向となるように反転させる。
【0037】
使用者は通話時にボタン67を押すことより、通話時には表示方向が上下逆さまである液晶部62及び操作部63の表示を反転させる。このことによって、使用者は、通話時においても、液晶部62および操作部63の表示情報を読み取れるようになる。さらに、ボタンをもう1度押すと液晶部62および操作部63の表示はもう1度上下反転する。この仕様によって、使用者は、通話中にデータ通信を行う際に液晶文字表示およびボタン表示文字が逆さまになることがないため、携帯無線機を反転させる必要がなく使い勝手がよい。
【0038】
また、本携帯無線機の代りに開閉もしくは摺動可能な携帯無線機に以上の仕様を施しても同様の効果が得られる。また、液晶部62の表示方向および操作部63の表示文字の上下反転動作を別々に行うよう構成してもよいことは勿論である。
【0039】
<実施例8>
図12は本発明に係る携帯無線機の実施例8を示す斜視図である。
図12に示す携帯無線機は、筐体71表面に、液晶部72、操作部73、送話部74、受話部75が配置され、筐体71上面に突出して固定された引出・収納可能なアンテナ部76を有する。その構成は上からアンテナ部76、送話部74、液晶部72、操作部73、受話部75の順に配置されている。すなわち、筐体71の一端部にアンテナ部76が形成され、その一端部の近傍に送話部74が配置され、また該一端部の反対側の他端部の近傍に受話部75が配置されている。実施例1と同様の効果が得られている。
【0040】
さらに、本携帯無線機は受話部75と送話部74を切換える音声切換として筐体背面にボタン77が設置されている。
【0041】
通常74,75はそれぞれ送話部、受話部としての機能を有しているが、ボタン77を押すことによって発生する制御信号によって送話部と受話部の機能が切換わり、受話部の機能を有していた75は送話部の機能を有し、送話部の機能を有していた74は受話部の機能を有するようになる。さらに、ボタンをもう1度押すことによって、送話部の機能を有していた75は受話部の機能を有し、受話部の機能を有していた74は送話部の機能を有するようになる。これにより受話部と送話部は2通りの配置が可能であり、従来通りの使用法を望む使用者に対しても対応が可能となる。
【0042】
これらの効果は開閉または摺動可能な携帯無線機にも同様に適用することが可能であり、また、ボタン77を筐体の表面側にもうけても良いことは勿論である。また、受話部75と送話部74の音声切換動作を液晶部72の表示方向および操作部73の表示文字反転動作と連動させても良い。
【0043】
<実施例9>
図13は本発明に係る携帯無線機の実施例9を示す斜視図である。
図13に示す携帯無線機は、筐体81表面に、液晶部82、操作部83、送話部84、受話部85が配置され、筐体81上面に突出して固定された引出・収納可能なアンテナ部86を有する。その構成は上からアンテナ部86、送話部84、液晶部82、操作部83、受話部85の順に配置されている。すなわち、筐体81の一端部にアンテナ部86が形成され、その一端部の近傍に送話部84が配置され、また、該一端部の反対側の他端部の近傍に受話部85が配置されている。また、本携帯無線機は、受話部65と送話部84を切換える音声切換部として筐体81の背面上下に2つの光センサー87、88を設置している。
【0044】
通常、84,85はそれぞれ送話部、受話部としての機能を有しているが、光センサー88の光が遮られた状態になると発生する制御信号によって、送話部と受話部の機能が切換わり、受話部の機能を有していた85は送話部の機能を有し、送話部の機能を有していた84は受話部の機能を有するようになる。また、光センサー87の光が遮られた状態になると発生する制御信号によって送話部の機能を有していた85は受話部の機能を有し、受話部の機能を有していた84は送話部の機能を有するようになる。
【0045】
一般に携帯無線機を使用する場合、使用者は通話・データ通信に関わらず携帯無線機を立てた状態でその下部を握って使用している。これを利用して光センサーを筐体81背面上下2箇所に設置することで、使用者の携帯無線機を持つ位置によって、適当な受話部・送話部の配置切換を行うことができる。また、この効果は、送話部と受話部を従来の位置で使用したいユーザーにとっても、持ち方によって自動的に受話部と送話部の配置が決定するので、わずらわしい設定をしなくとも従来通り使用することができる。
【0046】
また、光センサーを小型化し、人差し指で遮ることでセンサーを動作させるようにしても同様の効果が得られる。この場合、使用者の人差し指は筐体上部側にあるので、光センサー88を筐体背面上部側、87を筐体背面下部側に設置する必要がある。これらの効果は開閉または摺動可能な携帯無線機にも同様に適用することが可能である。
【0047】
<実施例10>
図14は本発明に係る携帯無線機の実施例10を示す斜視図である。
図14に示す携帯無線機は、筐体91表面に、液晶部92、操作部93、送話部94、受話部95が配置され、筐体91上面に突出して固定された引出・収納可能なアンテナ部96を有する。その構成は上からアンテナ部96、送話部94、液晶部92、操作部93、受話部95の順に配置されている。すなわち、筐体91の一端部にアンテナ部96が形成され、その一端部の近傍に送話部94が配置され、また、該一端部の反対側の他端部の近傍に受話部95が配置されている。
【0048】
また、本携帯無線機は、受話部と送話部を切換える音声切換部として通話/データ通信モード変換による切換制御を行っており、操作部93に通話・データ通信モード切換ボタン97が設置されている。このボタンは2秒以上押すことによって、通話モードをデータ通信モードに切換え、さらに、2秒以上押すことによってデータ通信モードを通話モードに切換える制御信号を発生する。
【0049】
本携帯無線機は、通話モードでは94は送話部、95は受話部に設定されている。モード切換ボタン97を2秒以上押すことによってデータ通信モードになり、送話部の機能を有していた94は受話部94に切換わり、受話部の機能を有していた95は送話部95に切換わる。
【0050】
また、さらにボタンを2秒以上押すことによって通話モードになり、受話部の機能を有していた94は送話部94に切換わり、送話部の機能を有していた95は受話部95に切換わる。
【0051】
通話・データ通信時にモードを切換えることによって、簡単かつ確実に受話部・送話部の位置を切換えることができる。これらの効果は、開閉または摺動可能な携帯無線機にも同様に適用することが可能である。
なお、上記各実施の形態を種々組み合わせることは可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上の様に本発明の携帯無線機は、送話部がアンテナの近くに位置し、受話部が逆側に位置するため通話時には携帯無線機を上下反転させて使用するので、アンテナが人体頭部から離れた状態になりアンテナ近傍に人体頭部があることによるシャドウイングや減衰等のアンテナ特性の劣化を防ぐことができ、なおかつ電磁波が人体頭部に与える悪影響を改善することができる。また、この時表示部が操作部より下側に位置するので、表示部が人体に触れることがないので表示部の表面が汚れることがない。
【0053】
また、開閉可能な携帯無線機に関して、開いた場合に携帯無線機に全長が長いため、通話時にアンテナと人体頭部の距離をさらに広げることができ、さらに効果的である。
【0054】
また、データ通信時には液晶部を上、操作部を下にして使用するので、アンテナは携帯無線機上部に位置し、キー部操作時にアンテナに触れることがないので、手によるアンテナ特性劣化の影響を受けにくく、高品質なデータ通信が可能である。
【0055】
また、表示部及び操作部文字表示を上下反転可能にすることによって、通話時にも表示部の情報が読み取ることができる。
【0056】
さらに、受話部と送話部の配置切換を可能にすることによって、2通りの配置が可能となり、従来通りの使用法を好む使用者に対しても対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯無線機の実施例1を示す斜視図である。
【図2】実施例1における実際の通話・データ通信状態での使用例を示す説明図である。
【図3】本発明に係る携帯無線機の実施例2を示す斜視図である。
【図4】実施例2における実際の通話・データ通信状態での使用例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る携帯無線機の実施例3を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る携帯無線機の実施例4を示す斜視図である。
【図7】実施例4における実際の通話・データ通信状態での使用例を示す説明図である。
【図8】本発明に係る携帯無線機の実施例5を示す斜視図である。
【図9】実施例5における実際の通話・データ通信状態での使用例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る携帯無線機の実施例6を示す斜視図である。
【図11】本発明に係る携帯無線機の実施例7を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る携帯無線機の実施例8を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る携帯無線機の実施例9を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る携帯無線機の実施例10を示す斜視図である。
【図15】従来の携帯無線機の一例を示す説明図である。
【図16】従来の携帯無線機の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
11,21,22,31,41,51,61,71,81,91,101,111,201,202 筐体
12,23,32,42,52,62,72,82,92,102,112,203 液晶部
13,24,33,43,53,63,73,83,93,103,113,204 操作部
14,25,34,44,54,64,115,205 送話部
15,26,35,45,55,65,114,206 受話部
74,75,84,85,94,95,104,105 送話部または受話部(変更可)
16,27,36,46,56,66,76,86,96,106,116,207 アンテナ部
77 ボタン
87,88 光センサー
97 スイッチ部
Claims (5)
- 筐体の表面に表示部、操作部、受話部、および送話部を設け、さらに筐体の一端部にアンテナ部を設けた携帯無線機において、
前記アンテナ部を設けた一端部の近傍に前記送話部を設け、該送話部の近傍に前記表示部を設け、他端部の近傍に前記受話部を設けたことを特徴とする携帯無線機。 - 前記筐体は、開閉または摺動可能な第1および第2の筐体から構成され、該第1の筐体は表示部、アンテナ部、および送話部を有し、該第2の筐体は操作部および受話部を有することを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
- 通話モードおよびデータ通信モードを有する請求項1または2項記載の携帯無線機。
- 前記アンテナ部は、前記筐体に引出・収納可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の携帯無線機。
- 前記表示部の表示方向を上下反転させる表示切換装置を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯無線機。
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