JP3981667B2 - 工事手間見積りシステム - Google Patents

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Description

本発明は、特定の躯体における工事手間、特に鉄筋の曲げ加工、切断加工による工事手間を、設計者或いはクライアント側が予め算出し、把握するための工事手間見積りシステムに関する。
従来、クライアントからの依頼物件の受注時、この物件に使用する種々の鉄筋の加工に掛かる工事手間や、あるいは計上コストの見積りに関しては、使用する鉄筋の径種別毎、あるいは物件全体に使用する鉄筋総重量を元に、設計者側で算出がなされていた。また、クライアント側にコストの詳細内容の見積りを求められた場合には、使用予定の鉄筋を一点づつ従来の類似部品と比較したり、または鉄筋加工請負業者に見積りをとる等し、逐一加工コストの算出を行い、算出されたコストを個々に積上げて、最終的に全てのコストの集計を実施するものであった。
特開平8−292972号公報
前述のように、物件或いは使用する鉄筋の総重量からコストを算出した場合、切出した切寸材個々に施した曲げ加工や切断加工に要する加工コストを予測できないことから、詳細なコスト計算が行えなかった。この結果、クライアント側は正確な加工コストを把握することなく、発注物件の完成後に実際の費用を請求された場合には、当初見積りとの誤差が大きくなり、これに伴って着工後、使用定尺材のロスも大きくなり、これがあらぬトラブルを招く問題点があった。また、着工前に加工手間のコストが把握できないことから、例えば、設計時の鉄筋形状等の変更に伴うコストの変動を把握することができず、加工コストの見積りは、予想単価のみの算出をせざるを得ないものであった。そこで、鉄筋の加工請負業者に依頼して、正確な加工コストの把握に着手しようとしても、他者を交えるために見積りの回収に手間と時間がかかることから、結局は設計者側において、前述した鉄筋のロスを見越した所謂「どんぶり勘定」的な見積りがなされているのが現状であった。
本発明は、躯体に要する鉄筋の加工手間について、特にその中でも曲げ回数及び切断回数を正確に算出し、単位重量あたりの鉄筋の加工コストを正確且つ効率的に予測できる工事手間見積りシステムを提供することにある。
本発明のうち第1の発明は、コンピュータに、躯体に使用される切寸材の径、切寸法及び本数、並びに鉄筋形状とを組み合わせた切寸材情報を設定する指定情報提供手段と、前記切寸材情報から抽出した切寸法情報によって、適切な長さの定尺材を割り当てるパターンを記したルールに基づき、一意的に特定される定尺材情報を出力する参照情報提供手段と、前記指定情報提供手段から提供を受けた切寸材情報における該当切寸材の曲げ回数値及び切断回数値を累計し、工事手間を算出する集計手段とを具備することを特徴とする。また、第2の発明では、前記集計手段は、算出された総曲げ回数値及び総切断回数値を、前記参照情報提供手段で得られた使用定尺材の総重量値で割ることで、単位重量あたりの工事手間を算出する機能を具備することを特徴とする。
切寸材情報とは、躯体に使用する切寸材を径種別に分類し、種々に鉄筋形状情報、曲げ回数、鉄筋の径、材質、切寸法、本数、切り出し元となる定尺材の寸法、躯体における使用個所名等の情報を格納したデータであり、さらに径種別に区分けされた種々の切寸材情報群は、部材名称等の検索条件で纏められるDB(DataBaseの略意)の構築がなされている。
定尺材情報とは、切寸材の取り出し元となる定尺材に関する情報、つまり鉄筋の長さや鉄筋重量、所定切寸法における切寸材の取数等の情報を示すものであり、さらに当該定尺材情報は、切寸法により種々用意されるものであるから、「切寸法」、「定尺材長」、「取数」等の条件で振り分けられたDBの構築がなされている。またルールとは、切寸材の切寸法と本数との組み合わせから一意的に定まる定尺材の取出しのパターンを記したものであり、例えば「切寸法100mmの切寸材を取り出す場合、長さ4000mmの定尺材から40本取る」と、いった旨の事項を取り決めたものである。
集計手段は、切寸材DBに保存されている全て、或いは指定範囲内に該当する切寸材情報における「曲げ回数」、「切断回数」をそれぞれ累計し、この累計値を、切寸材の取り出し元となった全ての定尺材の総重量で割ることで、単位重量あたりの「曲げ回数」、「切断回数」を算出するための処理を行うものである。また前記集計手段は具体的に、本システム内のCPU又はMPU(超小型演算処理装置)に依存するものであり、参照情報提供手段においても、前述のルールに乗っ取り、切寸材の取り出し元となる定尺材(定尺材情報)の特定を行うといった処理が任せられている。
また切寸材の「曲げ回数」については、当該切寸材の鉄筋形状情報、或いはキー入力された曲げ回数をカウントした数値データから判定され、例えばコ字型に加工された切寸材であれば、この鉄筋形状情報においては曲げ個所が2個所となるから、曲げ回数「2」とカウントされ、切寸材DBに保存された該当切寸材情報が更新される。さらに切断回数についても同様に、切寸材の本数が切断回数となるが、例外的に定尺材から切寸材を取った際の残材が存在しない場合にのみ、1本の定尺材から1回の切断加工で2本の切寸材が得られることから、「切寸材の本数−1」が切断回数としてカウントされ、前記該当切寸材情報を更新する。
以上、本構成のシステムの場合、まず指定情報提供手段では、切寸材DBに保存された任意の切寸材情報から、切寸材の鉄筋形状に基づく「曲げ回数」、「径」、「切寸法」、「本数」、「躯体への適用個所数」を導き出す。一方参照情報提供手段では、前述の「切寸法」を基に、ルールDBに保存された種々のルールの中から切寸法の記述の適合するルールを特定し、定尺材からの切寸材の「割数」を得て、前記切寸材情報に対して「割数」と「本数」とをフィードバックする。そして集計手段においては、躯体に使用する全ての切寸材について、この切寸材に該当する全ての切寸材情報から「切断回数」と「曲げ回数」とを抽出し、これを累計して、各累計値を、定尺材DBから躯体に使用した全ての定尺材の重量を抽出し、ここで合算した総重量値で割る演算を行って、単位重量あたりの「切断回数」、「曲げ回数」から割り出される加工手間を算出する。
本発明のうち第3の発明は、前記指定情報提供手段における切寸材情報の入力を促す切寸材DB構築手段を、また前記参照情報提供手段における定尺材情報の入力を促す定尺材DB構築手段を、それぞれ具備しているので、本システム利用者は例えば、ディスプレイ装置の画面上に訪れた定尺材情報又は切寸材情報の入力用フォーム画面に対し、該当する情報を入力することにより、定尺材情報群、切寸材情報群が所定の条件に振り分けられて各DBが構築される。また各DBに既存する定尺材情報及び切寸材情報の更新についても自由に行える。
切寸材及び定尺材の各DB構築手段は、定尺材情報及び切寸材情報の追加・更新を行えるモジュールであればよく、具体的にはディスプレイ装置に、定尺材及び切寸材の各情報の入力用フォーム画面を表示し、本システム利用者に対してマウスやキーボードからのキー入力を促したり、或いはフロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM、DVD-ROM等の外部記憶メディアに保存された新規の定尺材情報及び切寸材情報を、本システム側の該当各DBに複製し、既存情報への追加・更新をする手法等がとられている。さらに本システム内に読み込まれた定尺材情報及び切寸材情報は、画面上において利用者側に都合のよい表示態様に編集することもできる。
本発明のうち第4の発明では、前記切寸材情報は、鉄筋形状情報をベクトルデータで保存され、また第5の発明では、前記切寸材情報は、鉄筋形状情報をラスタデータとして保存されている。
ここでまず、鉄筋形状情報がベクトルデータとして保存される場合、画面上に表示された座標軸上において、マウスのドラッグによって描画された場合、描画中の線分の数がそのまま曲げ回数としてカウントされ、これに従って切寸材情報の鉄筋形状情報の追加・更新が行われる。また前述のように入力された鉄筋形状情報は、利用者側に訪れる画面上では、表示された鉄筋加工帳中にベクタ・グラフィックスとして反映される。次に鉄筋形状情報をラスタデータとして保存される場合には、マウスのポインティング作業による鉄筋形状図形の入力の受付は勿論、他メディアからの鉄筋形状情報の読み込み等により、切寸材情報における鉄筋形状情報を示し、さらに利用者に訪れる画面上では、鉄筋形状情報がラスタ・グラフィックスとして鉄筋加工帳において反映され、さらに前記鉄筋加工帳の所定の個所に曲げ回数を入力することで、切寸材情報を更新する。
尚、前記鉄筋加工帳とは、切寸材情報を画面上に表示した際にシステム利用者側に訪れる画面の表示物を指す。
ここでベクトルデータとは、マウスでドラッグされる描画データを連続した線分として扱ったものであり具体的には、.dxf、.eps等のデータ形式で、画面上では、べクタ・グラフィックスとして表示されるものであり、線分のベクトルが変化すると2線分(2つのデータ)として扱われる。一方のラスタデータとは、例えばフォトデータのようなドットの集合体であり、具体的には.bmp形式、.jpg形式等の汎用なデータ形式が挙げられ、画面上ではラスタ・グラフィックスとして表示される。
本発明によれば、躯体の特定個所に使用される切寸材情報、そして、当該各切寸材を取り出す定尺材の総重量から、単位重量あたりの鉄筋の切断回数及び曲げ回数を割り出し、躯体全体又は単位重量あたりの加工手間を予測できるので、設計者はクライアント側により正確な見積りを提供できる。
また、定尺材からの切寸材の取り出しのパターンを予め設定したルールに基づいて導き、鉄筋加工帳に反映させるものであるから、鉄筋のロスを飛躍的に減らすことができ、建設コストの節約に寄与できる。
また、本発明のうち第4及び第5の発明によれば、利用者は画面を通して、鉄筋加工帳の内容を確認しやすくなり、特にベクトルデータで保存してあれば、鉄筋形状の入力に伴って曲げ回数も同時に割り出されるので、切寸材情報の更新作業も容易に行える。
次に各図面を参照して、本発明の工事手間見積りシステムの説明を行う。
<システムの概要>
図10は、本実施形態の工事手間見積りシステムの構成を示したものであり、このシステムは、定尺材情報13群を保存した定尺材DB11、切寸材の切寸法に基づく取出し元となる定尺材の特定を行うためのルール140を保存したルールDB15、切寸材情報12を保存した切寸材DB10、各DB10,11,15を格納したHDD2、そして前記各DB10,11,15から取得した切寸材情報12及び定尺材情報13に基づき、工事手間を算出するための集計手段となるCPU3、利用者に訪れる各画面を表示するディスプレイ装置5、そして、上記各DB10,11,15及び集計手段3に接続されるキーボード及びマウス6から、一纏まりのシステムを構築している。
尚、符号4はモデム・LANポート、符号9はCD-ROM、DVD-ROM等のドライブ装置であり、これらはシステム1外からの切寸材情報12、定尺材情報13を取り込む手段となる。
また参照情報提供手段7(以下、参照モジュール)は、任意の1切寸材情報12の「切寸法」情報及び「本数」を抽出し、ルールDB15の定尺材割り出しパターン(ルール140)において照合し、定尺材DB11から該当する定尺材情報13を特定し、これを切寸材情報12に反映させる処理が行える例えばCADやCAM、表計算ソフトウェア等の一般に汎用されるモジュール(図示省略)が使用されている。
さらに指定情報提供手段8(以下、指定モジュールと記す)は、切寸材情報12を構成する各種詳細情報(例えば「鉄筋形状」、「径」、「切寸法」等)を構築し、後述する加工手間の算出に必要な各種情報を提供するものであり、前記参照モジュール7と同様のモジュール(図示省略)が使用されている。
尚、参照モジュール7と指定モジュール8とは、共通のモジュールを用いることも可能である。
次に切寸材DB10は、特定の躯体毎に適用される様々な種類の切寸材に関わる諸データを示す鉄筋加工票Eとして保存するものである。
ここで切寸材DB10への切寸材に関わる各種項目の入力は、図3のような編集画面Aで行われ、この画面Aでは、「工事の種類」110、「階数更新」111、「部材選択」112などの項目を更新し、次いで切寸材情報12の入力に移る。そして図8のように、切寸材の鉄筋形状、切寸法、本数、適用個所数、取り出し元となる定尺材長、当該定尺材からの切寸材の取数について、径種別毎に羅列した切寸材のリストを形成するが、この際、鉄筋の形状情報の入力については図6のように、画面に表示された座標軸121において、マウス6のドラッグ及びポインティングによる描画(ベクタ・グラフィックス)として保存されており、このベクタ・グラフィックス122による図面保存により、座標軸121上に描画された線分の数によって鉄筋の曲げ回数が割り出されることで、前記鉄筋加工票Eの作成に必要な情報入力を支援して作業の効率化に寄与している。
尚、前述の「鉄筋形状情報」122の入力手法については、図7のような「鉄筋形状情報」131を示すドット構成図面(ラスタ・グラフィックス)を保存することもできる。
まず定尺材情報13は、定尺材の径、部材名称・品番、本数、割数といった定尺材に関する様々な情報を示すものである。また、定尺材DB11については、躯体において必要とする切寸材の取り出しに要する全ての種類(径、定尺材寸法により種別される)の定尺材情報13群を保存している。さらに前記定尺材情報13は、前述の切寸材情報12に含まれる切寸法において、参照モジュール7によって導き出される定尺材に関する各種情報を示すものであり、この定尺材情報13を一意的に特定する手段として図4のように、所定切寸法の切寸材を定尺材から取り出すパターンを示すルール140群をルールDB15に格納している。そして前記ルール140は例えば、切寸法が0〜99mmの範囲内であれば、定尺材長5000mmのものを参照モジュール7が選定し、また切寸法が250〜299mmの範囲内であれば、定尺材長6000mmのものを参照モジュール7が選定するような取り決めを示したものである。さらに、前記参照モジュール7では該ルール140を参照して、切寸材の取り出し元となる定尺材情報13を特定し、定尺材からの切寸材の「取数」を算出する。
次に集計手段3は、システムに内蔵されたCPU又はMPU等に依存するものであり、前述した切寸材DB10と定尺材DB11とからそれぞれ入手した切寸材情報12及び定尺材情報13に基づく、「曲げ回数」、「切断回数」を抽出し、単位重量あたりの「曲げ回数」、「切断回数」を算出するような処理を行う。
<工事手間の算出手順>
次に参照モジュール7と指定モジュール8とによる集計手段3の制御で、切寸材DB10、定尺材DB11の双方から導かれた切寸材情報12に基づき、以下の手順を踏むことで、単位重量あたりの曲げ回数・切断回数が導出される(図1参照)。
まず第1の処理として、集計手段3が機能して前記切寸材DB10から任意の切寸材情報12を1つ取得し、この切寸材情報12から前記指定モジュール8が抽出した「定尺材から取り出した切寸材の本数×躯体への適用個所数」の演算により「総切寸本数」値を得、また「切寸材の曲げ回数×切寸材の総本数」の演算により「総曲げ回数」値を得、また「定尺材長/切寸法」の演算により定尺材からの切寸材の「取数」値を得る。
次処理として、前述した「定尺材長/切寸法の演算」において余りの「ある・なし」による集計手段3の判断により、いずれかの次処理へと選択される。まず余りがある場合は、前記「切寸材の総本数」値から「総切断回数」値、「定尺材長×定尺材の本数×定尺材の重量」の演算から「定尺材の総重量」値を得る処理が集計手段3にて行われる。一方の余りのない場合には、集計手段3が「全ての切寸法の累計」値と「取り出した全ての定尺材の累計」値とを比べ、一致するか否かの検討をする処理が行われる。ここで一致する場合には「切寸材総本数−定尺材総本数」の演算から「総切断回数」値を得、また一致しない場合には「(切寸材総本数−定尺材総本数)+1」から「総切断回数」値を得て、この余りの「ある・なし」に基づく、選択されたいずれかの処理が行なわれた後、集計手段3では、前記定尺材の総重量を算出する処理へと移行する。
次に、前述の集計手段3による各処理で得られた「総曲げ回数」値、「総切断回数」値、「定尺材の総重量」値を鉄筋の径種別毎にコンピュータのメモリに保存し、切寸材DB10に、いまだ未処理の切寸材情報12が存在していれば、再び切寸材DB10内に残る切寸材情報12を集計手段3が抽出して、前述した第1の処理に戻って繰り返し同一の処理を順次行う。また切寸材DB10に未処理の切寸材情報12が存在しなければ、集計手段3では「曲げ回数の累計値/定尺材総重量値」から単位重量あたりの「曲げ回数」を算出し、さらに「切断回数の累計値/定尺材総重量値」から単位重量あたりの「切断回数」を算出し、「工事手間予測集計結果」160としてディスプレイ装置5の画面に反映し、最終的に、単位重量あたりの「曲げ回数・切断回数」に基づく工事手間を算出するための処理を終了する。
前述の集計手段3の処理によって単位重量あたりの工事手間が算出されるものであるが、ユーザーインターフェース側、つまりは本システムの利用者側に訪れる画面上においての動作手順を説明する。
そしてユーザーインターフェース側では図2のような手順で、切寸材DB10と定尺材DB11に基づく鉄筋加工帳Eが作成されるが、以下、前記フローに基づいて説明を行う
<ユーザーインターフェース側>
図3は、本システム1でのメニュー画面Aを示しており、この画面Aは、システム1に接続している端末からアクセスしたときに、まず始めに利用者側に訪れる画面を示すものである。
そしてメニュー画面Aには、「物件名」、「工事更新」110、「階数更新」111、「部材選択」112の各情報を入力するフォームがあり、これらの項目の入力が順次なされれば、「加工帳入力」114ボタン及び「使用数量明細」115ボタンをマウス操作でクリックし、ここから具体的な定尺材DB11の構築ステップに移行する。
次にBのステップでは、定尺材DB11に格納された図4に示す「ルール」140に基づく、切寸材の切寸法毎の定尺材の「取数」のパターンが、図5のような定尺取票画面としてシステム利用者側の画面に訪れる。例えば、切寸法が50mmであれば5000mmの定尺材からの取数が100本となり、また1550mmであれば、同じく5000mmの定尺材からの取数は3本となるように、参照モジュール7では画面100上で促された切寸材の定尺材からの取出のパターンを選定し、以後説明する鉄筋加工票Eの作成に反映させる。
また、この画面100は定尺材情報13の追加・更新といった編集作業ができ、具体的には鉄筋の「径選択」101ボタン、定尺材情報13を定尺材DB11に読込ませるための「読込」ボタン102、又は既存の定尺材情報13を更新する「編集」ボタン103、そして既存の定尺材情報13への新規情報追加を行う「一行挿入」ボタン104、既存定尺材情報13の削除を行う「一行削除」ボタン105、作業の「終了」ボタン106をそれぞれ具備している。
次にCのステップでは図6のように、指定モジュール8によって、切寸材の「鉄筋形状情報」122をシステム利用者側からの描画を可能とするための画面120が表示される。さらにこの画面120では、マウスのドラッグ及びポインティングによって、描画可能な「鉄筋形状情報」122を示すベクタ・グラフィックスを作成、及び前記「鉄筋形状情報」を切寸材情報12として、切寸材DB10に保存するための処理が指定モジュール8において行われる。
具体的には、画面120上に座標軸ページ121が表示され、この座標軸ページ121上に、システム利用者がマウス等のデバイスにより、ドラッグ及びポインティングしていくことで、「鉄筋形状情報」122が自在にカスタマイズされ、これを切寸材DB10に保存することで、切寸材情報12においても反映され、これと同時に、画面150上の鉄筋加工票Eにおいても、鉄筋形状の図形表示状態に反映される。
またDのステップは、指定モジュール8によって、画面130上において「鉄筋形状情報」131をラスタ・グラフィックスで表示するものであり、これは前記Cのステップの別形態を示すものである。
この場合、切寸材情報12における「鉄筋形状情報」131は、例えば.jpg、.bmp等のラスタデータ形式で切寸材DB10に保存されており、画面130上では鉄筋加工票Eにおける所定の個所にアップロードされる。そして、「鉄筋形状情報」131の表示個所の近傍には、定尺材の曲げ回数の入力を促すフォーム132も同時に表示される。さらに、この画面130の下部には、「画像の読込」ボタン133も表示してあり、自端末のHDD2、CD-ROMやDVD-ROM等の外部記憶メディア4,9、インターネット網(モデム装置・LANポート4を介して取得)等に保存された画像情報を取り込むことも可能となっている。
尚、画面120及び画面130中の「終了」ボタン123,134は、画面中の作業を終了させるためのものである。
次にEのステップでは、前記A〜Eのステップを経て得られた各情報により、図8のような鉄筋加工帳Eが作成される。
この鉄筋加工帳E表示画面150では、「切寸材の固有名称」、「鉄筋形状情報」、「径」、「切寸」、「切寸材の本数」、「個所数」、「必要本数」、「定尺材の寸法」、「定尺材の割数」、「定尺材の本数」、「圧接」の各項目情報が切寸材情報12として反映されている。
そして、得られた切寸材情報12から工事手間を算出するべく種々の情報が示されており、工事手間の算出時には、参照モジュール7及び指定モジュール8に制御された集計手段3によって、この切寸材DB10に蓄積されたすべての切寸材情報12について、「曲げ回数」値及び「切断回数」値が算出され、結果として単位重量あたりの「総曲げ回数」値、「総切断回数」値が導出される。
そして図9は、集計手段3による前記各処理を経てディスプレイ装置・プリンタ装置5から出力された集計結果160を示すものである。ここでは、該当工事個所の「総曲げ回数」と「総切断回数」、及び使用定尺材の「総重量」値が示され、「回数/重量」の項目において、単位重量あたりの鉄筋の「切断回数」値、「曲げ回数」値が表示されている。
本発明の加工手間見積りシステムの工事手間算出にかかる処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の加工手間見積りシステムのユーザーインターフェース側の処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の加工手間見積りシステムの利用者側に訪れるメニュー画面である。 本発明の定尺材割出しのルール開示画面を示す説明図である。 本発明の定尺取票画面を示す説明図である。 本発明における鉄筋形状情報を入力するためのフォーム画面を示す説明図である。 同じく、本発明における鉄筋形状情報を入力するためのフォーム画面を示す説明図である。 本発明の鉄筋加工帳画面を示す説明図である。 本発明の単位重量あたりの工事手間の集計結果画面を示す説明図である。 本発明の工事手間見積りシステムの全体を示すブロック図である。
符号の説明
1 システム
3 CPU(集計手段)
7 参照モジュール(参照情報提供手段)
8 指定モジュール(指定情報提供手段)
10 切寸材DB
11 定尺材DB
12 切寸材情報
13 定尺材情報
100 定尺材DB構築手段
122,131 鉄筋形状情報
140 ルール
150,E 鉄筋加工帳(切寸材DB構築手段)

Claims (1)

  1. 躯体に使用する切寸材の鉄筋形状に基づく「曲げ回数」、「径」、「切寸法」、「本数」、「躯体への適用個所数」が組み合わされた切寸材情報を保存した指定情報提供手段と、
    定尺材情報、及び所定「切寸法」の切寸材を定尺材から取り出すルールを保存した参照情報提供手段と、
    躯体に使用する全ての切寸材について、前記切寸材情報、定尺材情報、及び前記ルール情報から「総切断回数」と「総曲げ回数」とを算出し、各累計値を躯体に使用した全ての定尺材の総重量値で割る演算を行って単位重量あたりの「曲げ回数・切断回数」を加工手間として算出する集計手段を備え、
    集計手段に、
    前記切寸材情報から任意の切寸材の「曲げ回数」、「切寸法」、「本数」、「躯体への適用個所数」を取得し、「定尺材から取り出した切寸材の本数×躯体への適用個所数」の演算により「切寸材の総本数」値を得、また「切寸材の曲げ回数×切寸材の総本数」の演算により「総曲げ回数」値を得、また、前記ルールに基き、「定尺材長/切寸法」の演算により定尺材からの切寸材の「取数」値を得る第1の処理を行う手段と、
    前記「定尺材長/切寸法」の演算における余りのある・なしに基づく選択された処理であって、
    前記「定尺材長/切寸法」の演算において余りがある場合は、前記「総切寸材本数−定尺材本数」値から「総切断回数」値を得、「定尺材長×定尺材の本数×定尺材の単位重量」の演算から「定尺材の総重量」値を得る処理を行い、
    前記「定尺材長/切寸法」の演算において余りのない場合には、「切寸材の延べ長さ」と「定尺材の延べ長さ」とを比べ、一致する場合には「切寸材総本数−定尺材総本数」の演算から「総切断回数」値を得、一致しない場合には「(切寸材総本数−定尺材総本数)+1」から「総切断回数」値を得る処理を行い、「定尺材長×定尺材の本数×定尺材の単位重量」の演算から「定尺材の総重量」値を得る処理を行う次処理を行う手段と、
    上記処理で得られた「総曲げ回数」値、「総切断回数」値、「定尺材の総重量」値を鉄筋の径種別毎に保存し、未処理の切寸材情報が存在すれば、前記第1の処理に戻り、
    未処理の切寸材情報が存在しなければ、鉄筋の径種別毎に「曲げ回数の累計値/定尺材総重量値」から単位重量あたりの「曲げ回数」を算出し、「切断回数の累計値/定尺材総重量値」から単位重量あたりの「切断回数」を算出する単位重量あたりの「曲げ回数と切断回数」に基く工事手間を算出するための処理を行う手段と、
    を具備した工事手間見積りシステム。
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