JP3981442B2

JP3981442B2 - Screw grommet for wall hole

Info

Publication number: JP3981442B2
Application number: JP22545197A
Authority: JP
Inventors: 恵二山口
Original assignee: Nifco Inc
Current assignee: Nifco Inc
Priority date: 1997-08-22
Filing date: 1997-08-22
Publication date: 2007-09-26
Anticipated expiration: 2017-08-22
Also published as: JPH1162921A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイル穴等の壁穴用スクリューグロメットに関し、特にスクリューグロメットを拡径させるためにねじ込まれるタッピングねじが、斜めにねじ込まれるのを防止できるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のスクリューグロメットについて、図１３〜１６を用いて説明する。
図１３図は、スクリューグロメットの取付状態を示す分解断面図、図１４はスクリューグロメットの平面図、図１５はスクリューグロメットの縦断面図、図１６は図１４に対応し、スクリューグロメットをタイル穴に挿入した状態の断面図をそれぞれ示すものである。
【０００３】
従来のスクリューグロメット110は、図１３に示すように、タイル壁130のタイル穴131に圧入後、取付部品120の取付孔121に通したタッピングねじ140がねじ込まれる。
このとき、スクリューグロメット110の挿入孔150の内径が、タッピングねじ140の呼び径未満に設定されていることから、タッピングねじ140がねじ込まれるに従って、スクリューグロメット110の外径が拡径され、タイル穴131から抜けなくなる。このため、取付部品120は、スクリューグロメット110及びタッピングねじ140を介してタイル穴131に固定される。
【０００４】
上記スクリューグロメットには、図１３，１４に示すように、一対のスリット160、一対の爪170,170、導入穴151を備えている。
上記一対のスリット160は、図１４に示すように、挿入穴150を挟んで相対向し、タッピングねじ140が挿入穴150にねじ込まれた際に、スクリューグロメット110の拡径を許容するものである。
【０００５】
前記一対の爪170は、図１４に示すように、スクリューグロメット110の外周より突出し、一対のスリット160が対向する方向と直交する方向に挿入穴150を挟んで対向する。
前記導入穴151は、図１３に示すように、挿入穴150の開口端面から内部に向かって徐々に縮径し、タッピングねじ140の呼び径を越える最大内径を有する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のスクリューグロメット110では、タッピングねじ140が挿入穴151の軸線に対して斜めにねじ込まれるおそれがあるという問題点があった。
すなわち、導入穴151は、タッピングねじ140を挿入穴にねじ込み易くするため、その最大外径をタッピングねじ140の呼び径を越えるように設定されている。
【０００７】
このため、図１５に示すように、導入穴151に対する、タッピングねじ140の挿入時の遊び角度θ２が比較的大きくなってしまうという欠点がある。
また、スクリューグロメット110をタイル穴131に挿入した際に、爪170が取れたり、取れなかったりすることがある。
すなわち、一対の爪170は、スクリューグロメット110の仮止め用のものであり、その外周より突出している。
【０００８】
このため、スクリューグロメット110をタイル穴131に圧入した際に、爪170が引きちぎられて取れることが多い。
しかし、爪170がちぎれない場合には、タイル穴131に押されて、導入穴151に向かってたわみ込むようにして導入穴151を楕円形に変形することがある。
例えば、図１４，１６に示すように、スクリューグロメット110の導入穴151の内径ａ２，ｂ２を、４．９mmとした場合、タイル穴131への挿入前後の導入穴の内径ａ１，ｂ１の変化を、下記の表１，２に示す。
【０００９】
【表１】
【００１０】
【表２】
【００１１】
上記表１から明らかな通り、爪170が取れた場合には、導入穴151の内径ａ２，ｂ２の変化は比較的少ない。
これに対し、前記表２から明らかな通り、爪170が取れない場合には、導入穴151の内径ａ２，ｂ２の変化が大きい。
すなわち、爪170の有る方向の内径ａ２は、４．７mmに減少し、スリット160の有る方向の内径ｂ２は５．０mmと逆に増加し、挿入穴151が楕円形に変形していることがわかる。
【００１２】
このとき、スリット160の有る方向の内径ｂ１が５．０mmと、爪170の有る方向の内径ａ１の４．７mmに対して大きいため、タッピングねじ140は、スリット160の有る方向に斜めに進行し易くなる傾向がある。
そこで、請求項１記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
【００１３】
すなわち、請求項１記載の発明は、スクリューグロメットの変形し易い方向に、一対の突出壁を設けることで、スクリューグロメットが非円形にたわむのを防止できるようにしたものである。
特に、スクリューグロメットの爪が取れない場合に有効である。
これにより、タッピングねじが、スクリューグロメットの挿入穴に対して斜めにねじ込まれるのを防止することができるようにしたものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【００１５】
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
請求項１記載の発明は、次の点を特徴とする。
第１に、タイル壁 (30) 用スクリューグロメット (10) には、例えば図１〜２に示すように、次の構成を備える。
【００１６】
（１）挿入穴 (50)
挿入穴 (50) は、タッピングねじ (40) がねじ込まれ、タッピングねじ (40) の呼び径未満の内径を有するものである。
（２）スリット (60)
スリット (60) は、挿入穴 (50) を挟んで相対向し、タッピングねじ (40) が挿入穴 (50) にねじ込まれた際に拡径を許容するものである。
【００１７】
（３）一対の爪 (70,70)
一対の爪 (70,70) は、スリット (60) の長さ方向と直交する向きに互いに背向して突出し、スクリューグロメット (10) をタイル穴 (31) に圧入した際に、当該タイル穴 (31) 中にスクリューグロメット (10) を仮に固定するとともに、圧入時に破損する可能性のあるものである。
【００１８】
（４）導入穴 (51)
導入穴 (51) は、挿入穴 (50) の開口端面から内部に向かって徐々に縮径し、タッピングねじ (40) の呼び径を越える最大内径を有するものである。
第２に、導入穴 (51) には、例えば図１、図３、図９に示すように、次の構成を備える。
【００１９】
（５）一対の突出壁(80,80)
一対の突出壁(80,80)は、当該導入穴(51)の周囲の鍔状節部(16)において、スリット (60) の長さ方向の両側にそれぞれ位置するとともに、当該肉厚が前記一対の爪 (70,70) が位置する箇所の肉厚に比較して厚くなるように、導入穴(51)の中心に向かって相対向して突出させ、圧入後に残存する一対の爪(70,70)を介して鍔状節部(16)がタイル穴(31)の内壁により押された場合に、導入穴(51)が非円形に変形するのを防止するためのものである。
【００２０】
第３に、両突出壁 (80,80) の対向間隔を、タッピングねじ (40) の呼び径の直径未満に設定している。
【００２１】
【発明の実施の形態】
（図面の説明）
図１〜１２は、本発明の実施の形態の一例を示すものである。
図１は、スクリューグロメットの平面図を示すものである。
図２は、スクリューグロメットの取付状態を示す斜視図を示すものである。
【００２２】
図３，４は、スクリューグロメットの側面図をそれぞれ示し、図３は一側面図、図４は他の側面図をそれぞれ示すのものである。
図５〜９は、図３の各断面図をそれぞれ示し、図５は図３のＶ−Ｖ線に沿う断面図、図６は図３のVI−VI線に沿う断面図、図７は図３のVII−VII線に沿う断面図、図８は図３のVIII−VIII線に沿う断面図、図９は図３のIX−IX線に沿う断面図をそれぞれ示すものである。
【００２３】
図１０は、図４のＸ−Ｘ線に沿う断面図をそれぞれ示すものである。
図１１はスクリューグロメットの使用状態を示す断面図を示すものである。
図１２は、図１に対応し、スクリューグロメットの使用状態を示す断面図を示すものである。
（スクリューグロメット）
図２中、10はスクリューグロメットを示し、このスクリューグロメット10は、例えばシャワー用のフック等の取付部品20を、例えばバスルーム等のタイル壁30のタイル穴31に取り付けるの使用される。
【００２４】
なお、取付部品20は、フックに限られない。また、タイル壁30も、バスルームに限らず、トイレ、キッチン、他の室内の内装、或いは外装として使用する場合でも良い。さらに、壁自身も、タイル壁30に限らず、コンクリートや建材等でも良い。また、壁穴も、タイル穴31に限らず、コンクリートや建材に開けた穴でも良い。
【００２５】
上記取付部品20には、図２，１１に示すように、取付穴21を有し、この取付穴21にタッピングねじ40を通してスクリューグロメット10にねじ込む。
前記タイル壁30は、図１１に示すように、躯体32に固定されている。
前記タイル穴31は、図１１に示すように、タイル壁30から躯体32にまで延びている。
【００２６】
前記スクリューグロメット10は、図３，４に示すように、複数の節に分かれ、先端節部11、第１節部12、第２節部13、第３節部14、第４節部15、鍔状節部16の６つに分かれている。
そして、スクリューグロメット10は、図１，９に示すように、挿入穴50、一対のスリット60,60、一対の爪70,70を備えている。
【００２７】
スクリューグロメット10は、適度な弾性と剛性とを有する、例えばＮＹＬＯＮ６６等の熱可塑性樹脂で一体に成形されている。
（先端節部11）
前記先端節部11は、図３，４に示すように、円錐台形形を成し、先端部に向かって徐々に細くなっている。そして、先端節部11の最大外径を、タイル穴31の内径にほぼ一致させている。
（第１〜第４節部12〜15）
前記第１〜第４節部12〜15は、図５〜８図に示すように、断面が六角柱形を成し、上下に隣接した節部12〜15の位相を３０度ずつずらしている。
【００２８】
そして、第１〜４節部12〜15には、図５〜８図に示すように、角部に矩形に突出した補強用のリブ57を、上下方向に重ならないように互い違いに複数個設けている。
（鍔状節部16）
前記鍔状節部16は、図１０に示すように、概略円筒形を成している。
（挿入穴60）
前記挿入穴50は、図７〜１０に示すように、断面円形を成し、その内径をタッピングねじ40の呼び径未満に設定している。
【００２９】
なお、上記「呼び径」は、ねじの寸法を代表する直径で、主としておねじの外径の基準寸法を意味している。
そして、挿入穴50は、図７〜１０に示すように、鍔状節部16の端面から第３節部14まで延びている。
また、挿入穴50には、図１，９に示すように、上方に向かって開いたすり鉢形の導入穴51が設けられている。
【００３０】
上記導入穴51の最大内径は、タッピングねじ40の呼び径を越える大きさに設定されている。
（スリット60）
前記一対のスリット60は、図３，図５〜１０に示すように、鍔状節部16から先端節部11に達し、上下に長い長円形を成し、挿入穴50を挟んで対向している。
（爪70）
前記爪70は、図１，３，４に示すように、鍔状節部16の外周より突出し、一対のスリット60が対向する方向と直交する方向に、挿入穴50を挟んで対向している。
【００３１】
具体的には、各爪70は、図３に示すように、側面から見ると、斜面を下方に向けた直角三角形方を成している。また、各爪70は、図１に示すように、平面から見ると、１／４扇形を成し、挿入穴60の中心を挟んで対称な形状に形成されている。
（突出壁80）
前記一対の突出壁80は、図１に示すように、一対のスリット60が対向する方向と同方向に相対向して突出している。そして、両突出壁80の対向間隔は、タッピングねじ40の呼び径の直径未満に設定されている。
【００３２】
このように、両突出壁80を設けることで、図９に示すように、タッピングねじ40の挿入時の遊び角度θ１を、突出壁80の無い、図１５に示す従来のスクリューグロメット110の遊び角度θ２に対して減少することができる。
（使用手順）
つぎに、上記した各構成を有するスクリューグロメット10の使用手順について、説明する。
【００３３】
まず、スクリューグロメット10を、その先端節部11よりタイル穴31に合わせて圧入する。
このとき、爪70がタイル穴31により、一般的に引きちぎられて取れることが多い。もちろん、このとき、爪70がタイル穴31に押されてたわみ、一部引きちぎられ、或いは引きちぎられずに残ることもある。
【００３４】
いずれにしても、爪70の作用により、スクリューグロメット10がタイル穴31に仮に固定される。
つぎに、取付部品20の取付穴21に通したタッピングねじ40を、図１１に示すように、スクリューグロメット10の導入穴51に合わせてねじ込む。
スクリューグロメット10は、図１１に示すように、導入穴51から挿入穴50に進み、更にねじ込むと、第２節部13、第１節部12、先端部11を貫通して突出する。
【００３５】
こうして、スクリューグロメット10をねじ込むと、挿入穴50の内径をタッピングねじ40の呼び径未満に設定していることから、一対のスリット60の溝幅が広がり、スクリューグロメット10の外径が拡径する。
このため、スクリューグロメット10は、タイル穴31中に固定され、取付部品20は、図１１に示すように、タッピングねじ40の頭部41とタイル壁30の間ではさみ持たれ、スクリューグロメット10を介してタイル壁30に固定される。
（実験）
次のような実験を行った。
【００３６】
例えば、図１，１２に示すように、導入穴51の内径ａ１を、４．６mmとし、両突出壁80の対向間隔ｂ１を４．０５mmとした場合、タイル穴31への挿入前後の導入穴90の内径ａ１，ｂ１の変化の実験結果を、下記の表３，４に示す。
【００３７】
【表３】
【００３８】
【表４】
【００３９】
上記表３，４から明らかな通り、爪70が取れた場合と、取れない場合で、導入穴51の内径の変化は見られなかった。
【００４０】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項１記載の発明によれば、スクリューグロメットの変形し易い方向に、一対の突出壁を設けることで、スクリューグロメットが非円形にたわむのを防止できる。
【００４１】
特に、スクリューグロメットの爪が取れない場合に有効である。
これにより、タッピングねじが、スクリューグロメットの挿入穴に対して斜めにねじ込まれるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】スクリューグロメットの平面図である。
【図２】スクリューグロメットの取付状態を示す斜視図である。
【図３】スクリューグロメットの一側面図をである。
【図４】スクリューグロメットの他の側面図である。
【図５】図３のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。
【図６】図３のVI−VI線に沿う断面図である。
【図７】図３のVII−VII線に沿う断面図である。
【図８】図３のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図９】図３のIX−IX線に沿う断面図である。
【図１０】図４のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図１１】スクリューグロメットの使用状態を示す断面図を示すものである。
【図１２】図１に対応し、スクリューグロメットの使用状態を示す断面図である。
【図１３】従来のスクリューグロメットの取付状態を示す分解断面図である。
【図１４】図１３に示すスクリューグロメットの平面図である。
【図１５】図１３に示すスクリューグロメットの縦断面図である。
【図１６】図１４に対応し、スクリューグロメットをタイル壁の壁穴に挿入した状態の断面図である。
【符号の説明】
10 スクリューグロメット 11 先端節部
12 第１節部 13 第２節部
14 第３節部 15 第４節部
16 鍔状節部 17 リブ
20 取付部品 21 取付穴
30 タイル壁 31 タイル穴
32 躯体 40 タッピングねじ
41 頭部 50 挿入穴
51 導入穴 60 スリット
70 爪 80 突出壁
110 従来のスクリューグロメット 120 取付部品
121 取付穴 130 タイル壁
131 タイル穴 140 タッピングねじ
150 挿入穴 151 導入穴
160 スリット 170 爪[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a screw grommet for a wall hole such as a tile hole, and in particular, a tapping screw that is screwed to expand the diameter of the screw grommet can be prevented from being obliquely screwed.
[0002]
[Prior art]
A conventional screw grommet will be described with reference to FIGS.
13 is an exploded sectional view showing the screw grommet mounting state, FIG. 14 is a plan view of the screw grommet, FIG. 15 is a longitudinal sectional view of the screw grommet, and FIG. 16 corresponds to FIG. Sectional views of the inserted state are shown respectively.
[0003]
As shown in FIG. 13, the conventional screw grommet 110 is press-fitted into the tile hole 131 of the tile wall 130 and then screwed with a tapping screw 140 passed through the mounting hole 121 of the mounting part 120.
At this time, since the inner diameter of the insertion hole 150 of the screw grommet 110 is set to be smaller than the nominal diameter of the tapping screw 140, as the tapping screw 140 is screwed, the outer diameter of the screw grommet 110 is expanded, and the tile hole Can't get out of 131. For this reason, the attachment component 120 is fixed to the tile hole 131 via the screw grommet 110 and the tapping screw 140.
[0004]
As shown in FIGS. 13 and 14, the screw grommet includes a pair of slits 160, a pair of claws 170 and 170, and an introduction hole 151.
As shown in FIG. 14, the pair of slits 160 are opposed to each other with the insertion hole 150 interposed therebetween, and allow the diameter of the screw grommet 110 to be increased when the tapping screw 140 is screwed into the insertion hole 150. .
[0005]
As shown in FIG. 14, the pair of claws 170 protrude from the outer periphery of the screw grommet 110 and face each other across the insertion hole 150 in a direction perpendicular to the direction in which the pair of slits 160 face each other.
As shown in FIG. 13, the introduction hole 151 gradually decreases in diameter from the opening end face of the insertion hole 150 toward the inside, and has a maximum inner diameter that exceeds the nominal diameter of the tapping screw 140.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional screw grommet 110 described above has a problem that the tapping screw 140 may be screwed obliquely with respect to the axis of the insertion hole 151.
That is, the introduction hole 151 is set so that the maximum outer diameter thereof exceeds the nominal diameter of the tapping screw 140 so that the tapping screw 140 can be easily screwed into the insertion hole.
[0007]
For this reason, as shown in FIG. 15, there is a disadvantage that the play angle θ2 when the tapping screw 140 is inserted into the introduction hole 151 becomes relatively large.
Further, when the screw grommet 110 is inserted into the tile hole 131, the claw 170 may or may not be removed.
That is, the pair of claws 170 is for temporarily fixing the screw grommet 110 and protrudes from the outer periphery thereof.
[0008]
For this reason, when the screw grommet 110 is press-fitted into the tile hole 131, the claw 170 is often torn off and removed.
However, when the claw 170 cannot be torn off, the introduction hole 151 may be deformed into an elliptical shape by being pushed by the tile hole 131 and bending toward the introduction hole 151.
For example, as shown in FIGS. 14 and 16, when the inner diameters a2 and b2 of the introduction holes 151 of the screw grommet 110 are 4.9 mm, the changes in the inner diameters a1 and b1 of the introduction holes before and after the insertion into the tile holes 131 are changed. Are shown in Tables 1 and 2 below.
[0009]
[Table 1]
[0010]
[Table 2]
[0011]
As apparent from Table 1 above, when the claw 170 is removed, the changes in the inner diameters a2 and b2 of the introduction hole 151 are relatively small.
On the other hand, as apparent from Table 2, when the claw 170 cannot be removed, the changes in the inner diameters a2 and b2 of the introduction hole 151 are large.
That is, the inner diameter a2 in the direction with the claw 170 decreases to 4.7 mm, the inner diameter b2 in the direction with the slit 160 increases on the contrary to 5.0 mm, and the insertion hole 151 is deformed into an elliptical shape. Recognize.
[0012]
At this time, since the inner diameter b1 in the direction with the slit 160 is 5.0 mm, which is larger than the inner diameter a1 in the direction with the claw 170, which is 4.7 mm, the tapping screw 140 advances obliquely in the direction with the slit 160. It tends to be easier.
Accordingly, the invention described in claim 1 has been made in view of the above-described problems of the prior art, and the object thereof is as follows.
[0013]
That is, the invention described in claim 1 is configured to prevent the screw grommet from being bent non-circularly by providing a pair of protruding walls in a direction in which the screw grommet is easily deformed.
This is particularly effective when the claw of the screw grommet cannot be removed.
Thus, the tapping screw can be prevented from being obliquely screwed into the insertion hole of the screw grommet.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
Each invention described in each claim has been made to achieve each of the above-mentioned objects, and features of each invention will be described below using embodiments of the invention shown in the drawings. .
In addition, the code | symbol in parenthesis shows the code | symbol used in embodiment of invention, and does not limit the technical scope of this invention.
[0015]
The drawing numbers also indicate the drawing numbers used in the embodiments of the invention, and do not limit the technical scope of the present invention.
The invention described in claim 1 is characterized by the following points.
First, the screw grommet (10 ) for the tile wall (30) has the following configuration, for example, as shown in FIGS.
[0016]
(1) Insertion hole (50)
Insertion holes (50), tapping screw (40) is screwed, and has an inner diameter less than the nominal diameter of the tapping screw (40).
(2) Slit (60)
The slits (60) face each other with the insertion hole (50) in between, and allow the diameter to be expanded when the tapping screw (40) is screwed into the insertion hole (50) .
[0017]
(3) A pair of nails (70,70)
The pair of claws (70, 70) protrudes backward from each other in a direction perpendicular to the length direction of the slit (60) , and when the screw grommet (10) is press-fitted into the tile hole (31) , the tile hole The screw grommet (10) is temporarily fixed in (31) , and may be damaged during press-fitting.
[0018]
(4) Introduction hole (51)
The introduction hole (51) has a maximum inner diameter that gradually decreases from the opening end surface of the insertion hole (50) toward the inside and exceeds the nominal diameter of the tapping screw (40) .
Second, the introduction hole (51) has the following configuration as shown in FIGS. 1, 3, and 9, for example.
[0019]
(5) A pair of protruding walls (80, 80)
The pair of protruding walls (80, 80) are respectively located on both sides in the length direction of the slit (60) in the bowl-shaped node (16) around the introduction hole (51) , and the wall thickness is The pair of claws (70) are made to protrude opposite each other toward the center of the introduction hole (51) so as to be thicker than the thickness of the position where the pair of claws (70, 70 ) are located , and remain after press-fitting. , 70) to prevent the introduction hole (51) from deforming into a non-circular shape when the hook-like node (16) is pushed by the inner wall of the tile hole (31).
[0020]
Thirdly , the interval between the protruding walls (80, 80) is set to be smaller than the nominal diameter of the tapping screw (40) .
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Explanation of drawings)
1 to 12 show an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 1 shows a plan view of a screw grommet.
FIG. 2 is a perspective view showing a mounting state of the screw grommet.
[0022]
3 and 4 show side views of the screw grommet, FIG. 3 shows one side view, and FIG. 4 shows another side view.
5 to 9 are sectional views of FIG. 3, FIG. 5 is a sectional view taken along line VV of FIG. 3, FIG. 6 is a sectional view taken along line VI-VI of FIG. 3, and FIG. 3 is a sectional view taken along line VII-VII, FIG. 8 is a sectional view taken along line VIII-VIII in FIG. 3, and FIG. 9 is a sectional view taken along line IX-IX in FIG.
[0023]
FIG. 10 is a sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a usage state of the screw grommet.
FIG. 12 corresponds to FIG. 1 and shows a cross-sectional view showing a usage state of the screw grommet.
(Screw grommet)
In FIG. 2, reference numeral 10 denotes a screw grommet, and this screw grommet 10 is used for attaching an attachment part 20 such as a shower hook to a tile hole 31 of a tile wall 30 such as a bathroom.
[0024]
Note that the attachment component 20 is not limited to a hook. Further, the tile wall 30 is not limited to a bathroom, and may be used as a toilet, a kitchen, another interior or exterior. Further, the wall itself is not limited to the tile wall 30, and may be concrete, building material, or the like. Further, the wall hole is not limited to the tile hole 31, and may be a hole formed in concrete or building material.
[0025]
As shown in FIGS. 2 and 11, the mounting part 20 has a mounting hole 21, and the tapping screw 40 is screwed into the screw grommet 10 through the mounting hole 21.
The tile wall 30 is fixed to a housing 32 as shown in FIG.
The tile hole 31 extends from the tile wall 30 to the housing 32 as shown in FIG.
[0026]
As shown in FIGS. 3 and 4, the screw grommet 10 is divided into a plurality of nodes, a tip node 11, a first node 12, a second node 13, a third node 14, a fourth node 15, It is divided into six hook-shaped nodes 16.
The screw grommet 10 includes an insertion hole 50, a pair of slits 60, 60, and a pair of claws 70, 70 as shown in FIGS.
[0027]
The screw grommet 10 is integrally formed of a thermoplastic resin such as NYLON 66 having appropriate elasticity and rigidity.
(Lead node 11)
As shown in FIGS. 3 and 4, the distal end node portion 11 has a truncated cone shape and is gradually narrowed toward the distal end portion. The maximum outer diameter of the distal end node portion 11 is made to substantially match the inner diameter of the tile hole 31.
(1st to 4th section 12-15)
As shown in FIGS. 5 to 8, the first to fourth node portions 12 to 15 have a hexagonal column cross section, and the phases of the adjacent node portions 12 to 15 are vertically shifted by 30 degrees. .
[0028]
Further, as shown in FIGS. 5 to 8, a plurality of reinforcing ribs 57 protruding in a rectangular shape at the corners are alternately provided on the first to fourth joint portions 12 to 15 so as not to overlap in the vertical direction. ing.
(Spiral node 16)
As shown in FIG. 10, the hook-shaped node 16 has a substantially cylindrical shape.
(Insertion hole 60)
As shown in FIGS. 7 to 10, the insertion hole 50 has a circular cross section, and the inner diameter thereof is set to be smaller than the nominal diameter of the tapping screw 40.
[0029]
The “nominal diameter” is a diameter representative of the dimension of the screw, and mainly means a reference dimension of the outer diameter of the male thread.
And the insertion hole 50 is extended from the end surface of the bowl-shaped node part 16 to the 3rd node part 14, as shown in FIGS.
The insertion hole 50 is provided with a mortar-shaped introduction hole 51 that opens upward as shown in FIGS.
[0030]
The maximum inner diameter of the introduction hole 51 is set to exceed the nominal diameter of the tapping screw 40.
(Slit 60)
As shown in FIGS. 3 and 5 to 10, the pair of slits 60 reach the distal end node portion 11 from the bowl-shaped node portion 16, form a long oval shape vertically, and face each other across the insertion hole 50. Yes.
(Nail 70)
As shown in FIGS. 1, 3, and 4, the claw 70 protrudes from the outer periphery of the bowl-shaped node 16 and faces the insertion hole 50 in a direction orthogonal to the direction in which the pair of slits 60 face each other. .
[0031]
Specifically, as shown in FIG. 3, each claw 70 forms a right triangle with its slope facing downward when viewed from the side. Further, as shown in FIG. 1, each claw 70 has a ¼ sector shape when viewed from the plane, and is formed in a symmetrical shape with the center of the insertion hole 60 interposed therebetween.
(Projecting wall 80)
As shown in FIG. 1, the pair of projecting walls 80 project opposite to each other in the same direction as the pair of slits 60 face each other. The opposing distance between the projecting walls 80 is set to be less than the nominal diameter of the tapping screw 40.
[0032]
Thus, by providing both protruding walls 80, as shown in FIG. 9, the play angle θ1 when the tapping screw 40 is inserted is set to the play angle of the conventional screw grommet 110 shown in FIG. It can be reduced with respect to θ2.
(Usage procedure)
Next, a procedure for using the screw grommet 10 having the above-described configurations will be described.
[0033]
First, the screw grommet 10 is press-fitted in accordance with the tile hole 31 from the tip node portion 11 thereof.
At this time, the claw 70 is often torn off by the tile hole 31 in many cases. Of course, at this time, the claw 70 may be bent by being pushed into the tile hole 31, and may be partially torn or left without being torn off.
[0034]
In any case, the screw grommet 10 is temporarily fixed to the tile hole 31 by the action of the claw 70.
Next, the tapping screw 40 passed through the mounting hole 21 of the mounting part 20 is screwed in accordance with the introduction hole 51 of the screw grommet 10 as shown in FIG.
As shown in FIG. 11, when the screw grommet 10 advances from the introduction hole 51 to the insertion hole 50 and is further screwed, the screw grommet 10 protrudes through the second knuckle section 13, the first knuckle section 12, and the tip section 11.
[0035]
Thus, when the screw grommet 10 is screwed in, the inner diameter of the insertion hole 50 is set to be smaller than the nominal diameter of the tapping screw 40, so that the groove width of the pair of slits 60 increases and the outer diameter of the screw grommet 10 increases. .
Therefore, the screw grommet 10 is fixed in the tile hole 31, and the mounting part 20 is sandwiched between the head 41 of the tapping screw 40 and the tile wall 30 as shown in FIG. It is fixed to the tile wall 30 through.
(Experiment)
The following experiment was conducted.
[0036]
For example, as shown in FIGS. 1 and 12, when the inner diameter a1 of the introduction hole 51 is 4.6 mm and the opposing distance b1 between both protruding walls 80 is 4.05 mm, the introduction hole before and after insertion into the tile hole 31 is used. Tables 3 and 4 below show experimental results of changes in the inner diameters a1 and b1 of 90.
[0037]
[Table 3]
[0038]
[Table 4]
[0039]
As apparent from Tables 3 and 4, no change in the inner diameter of the introduction hole 51 was observed when the nail 70 was removed and when it was not removed.
[0040]
【The invention's effect】
Since this invention is comprised as mentioned above, there exists an effect as described below.
That is, according to the first aspect of the present invention, it is possible to prevent the screw grommet from being bent non-circularly by providing the pair of protruding walls in a direction in which the screw grommet is easily deformed.
[0041]
This is particularly effective when the claw of the screw grommet cannot be removed.
Thereby, it can prevent that a tapping screw is screwed in diagonally with respect to the insertion hole of a screw grommet.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a screw grommet.
FIG. 2 is a perspective view showing a mounting state of a screw grommet.
FIG. 3 is a side view of a screw grommet.
FIG. 4 is another side view of the screw grommet.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG. 3. FIG.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line VII-VII in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
9 is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG.
10 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 11 is a sectional view showing a usage state of a screw grommet.
FIG. 12 is a sectional view corresponding to FIG. 1 and showing a use state of the screw grommet.
FIG. 13 is an exploded cross-sectional view showing a mounting state of a conventional screw grommet.
14 is a plan view of the screw grommet shown in FIG.
15 is a longitudinal sectional view of the screw grommet shown in FIG.
16 corresponds to FIG. 14 and is a cross-sectional view showing a state in which a screw grommet is inserted into a wall hole of a tile wall.
[Explanation of symbols]
10 Screw grommet 11 Tip section
12 Section 1 Section 13 Section 2
14 Section 3 15 Section 4
16 Hook-shaped node 17 Rib
20 Mounting parts 21 Mounting holes
30 tile wall 31 tile hole
32 Housing 40 Tapping screw
41 Head 50 Insertion hole
51 Introduction hole 60 Slit
70 Claw 80 Projecting wall
110 Conventional screw grommet 120 Mounting parts
121 Mounting hole 130 Tile wall
131 Tile hole 140 Tapping screw
150 Insertion hole 151 Introduction hole
160 Slit 170 Nail

Claims

An insertion hole into which a tapping screw is screwed and having an inner diameter less than the nominal diameter of the tapping screw;
Slits that face each other across the insertion hole and allow the diameter to expand when the tapping screw is screwed into the insertion hole;
When the screw grommet protrudes back in the direction perpendicular to the length direction of the slit and press-fits the screw grommet into the tile hole, the screw grommet is temporarily fixed in the tile hole and may be damaged during the press-fitting. A pair of nails with
In the tile wall screw grommet, which is gradually reduced in diameter from the opening end face of the insertion hole toward the inside, and an introduction hole having a maximum inner diameter exceeding the nominal diameter of the tapping screw,
In the introduction hole,
In the bowl-shaped node around the introduction hole, it is located on both sides of the slit in the length direction, and the thickness is larger than the thickness of the location where the pair of claws are located, When the hook-like node is pushed by the inner wall of the tile hole through the pair of claws remaining after the press-fitting toward the center of the introduction hole, the introduction hole is not Providing a pair of protruding walls to prevent deformation into a circle,
The tile grommet for a tile wall, wherein an interval between the protruding walls is set to be less than a nominal diameter of the tapping screw.