JP3981059B2 - 画像処理装置、その制御方法及びその制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、その制御方法及びその制御プログラム Download PDF

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本発明は、画像処理装置、その制御方法及びその制御プログラムに関し、より詳しくは、ネットワークを介して入力された外部イベントを割り込み制御することにより、ネットワーク処理をスムーズに実行させる画像処理装置、その制御方法及びその制御プログラムに関する。
従来、プリンタ等の画像処理装置は、ホストコンピュータ等から入力された外部イベントを検出する方式として、個々に発生する外部イベントごとにCPU(Central Processing Unit)に割り込む方式を採用していた。
図5は、従来の画像処理装置における外部イベントの処理を示したタイミングチャートである。なお、図5において、JobAは現在実行中である所定時間内に処理する必要のあるクリティカルジョブ、Event(1)〜(4)はネットワークを介してホストコンピュータから入力された外部イベント、IntExeは外部イベントの割込み通知によって最低限の割込み処理を行う割込み処理、JobNは取り込んだ外部イベントEvent(1)〜(4)の具体的なネットワーク応答処理を示している。
図5(a)は、上記割込み方式を採用した画像処理装置の処理を示すタイミングチャートである。
図5(a)に示すように、上述のような割り込み方式によるとCPUがIntExeの通知信号を検出するとJobAに対して個々に発生する外部イベントごとに割り込み処理を行っている。したがって、JobAはEvent(1)〜(4)の割込み処理により断続的となり、割込みイベントによる遅れが生じてJobA処理限界時間(イベント処理限界時間)内に処理を完了できない。
更に、このような割込み方式によれば、JobAの制御移行に伴うCPUの性能低下が発生イベント(IntExeのイベント数)に比例して大きくなるため、大量に外部イベントを処理するような場合には画像処理装置全体としての性能を低下させるという欠点があった。
このような欠点を解決するための従来の画像処理装置として、複数の外部イベントの発生をそれぞれ保持し、この外部イベントに対応してイベントの発生を通知する信号を出力する外部イベント保持手段と、外部イベント保持手段の出力を受信して、この出力の論理和を割込信号として遅延し出力する遅延回路とを備え、CPUは割込信号を受信すると外部イベント保持手段に保持されている外部イベントを順次処理する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来技術に係る画像処理装置における外部イベント検出方式によれば、イベント発生に基づく割込信号を遅延回路にて遅延させて通知することにより、1回の割込み処理で遅延中に発生した他の割込み要因をも一緒に処理することができる。
図5(b)は、上述した1回の割込み処理で遅延中に発生したイベントの処理を実行する画像処理装置の動作を示したタイミングチャートである。
図5(b)に示すように、IntExeではイベント発生に基づく割込信号を遅延させて、1回の割込み(Event(1)+(2)+(3))により処理することができる。
特開平7−168723号公報(第2−3頁、第1図)
しかしながら、以上のような従来の画像処理装置では、連続発生した外部イベントの割込み通知を、単純に一定時間遅延させることにより未処理のまま保持させているため、その一定時間内に大量に外部イベントが入力された場合には未処理の外部イベントが飽和する。
すなわち、ホストコンピュータとネットワークを介して接続された画像処理装置においては、外部イベントを消失してしまい、画像処理装置における本来の印字処理が成り立たなくなることがあった。
例えば、図5(b)に示した例では、割込み要因Event(1),Event(2),Event(3)によりイベント保持手段が飽和しているため、その後に入力されたイベントのEvent(4)が消失している。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、外部イベントによる割込み回数を任意に設定することにより、実行中のイベント処理への影響を軽減するとともに、割り込みが制限された外部イベントに対する適切な動作機会を与えることのできる画像処理装置、その制御方法及びその制御プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、複数の外部イベントを蓄積可能なイベント蓄積手段と、外部から入力された外部イベントをイベント蓄積手段に蓄積させ、この外部イベントの受信を通知するイベント通知を出力するとともに、蓄積された外部イベントの全部又は一部の割込み処理を要求する割込み信号を出力するイベント通信手段と、イベント通信手段により出力されたイベント通知をカウントするイベントカウント手段と、イベント通信手段によりイベント通知が出力されたときからの経過時間をカウントするタイムカウンタと、割込み信号に基づいて、要求された外部イベントを割り込ませた動作指令を出力する中央処理手段と、動作指令に基づいてイベント処理を実行するイベント処理実行手段と、イベントカウント手段によりカウントされたイベント通知数と、タイムカウンタによりカウントされた経過時間とに基づきイベント通信手段により出力された割込み信号を遅延させて中央処理手段に出力する遅延手段とを備えた構成としてある。
画像処理装置をこのような構成にすれば、遅延手段は、イベント通知の出力時からの経過時間が予め設定された遅延時間に達するとき、又はイベントカウント手段により外部から入力された外部イベント数が所定のイベント数に達するときまで、割込み信号を遅延させる。
すなわち、遅延手段は、設定された遅延時間内に外部から入力された外部イベント数が所定のイベント数に満たない場合には、タイムカウンタによりカウントされている経過時間が遅延時間に達した時点で割込み信号を出力し、設定された遅延時間内に外部から入力された外部イベント数が所定のイベント数に達した場合には、この時点で割込み信号を出力する。
このように、遅延手段は、イベントカウント手段によりカウントされたイベント通知数に基づいてイベント通信手段により出力された割込み信号を遅延させて出力することができるので、このイベント通知数に制限を設けることなどによって外部イベントの発生による割込み回数を任意に設定することができ、現在実行中であるクリティカル処理等が大きく遅延することはない。
さらに、遅延手段は、タイムカウンタによりカウントされた経過時間に基づいてイベント通信手段により出力された割込み信号を遅延させて出力することができるので、この経過時間に制限を設けることなどによって外部イベントを消失させることなく装置内部に取り込むことができる。
したがって、遅延手段は、イベントカウント手段によりカウントされたイベント通知数と、タイムカウンタによりカウントされた経過時間とに基づきイベント通信手段により出力された割込み信号を遅延させるとともに、割り込み処理として取り込まれたイベントに適切な動作機会を与えることができる。
また、本発明の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、イベントカウント手段は、イベント通知数が予め設定された最大滞留イベント数に達したとき滞留限界通知を遅延手段に出力し、タイムカウンタは、経過時間が予め設定された設定時間に達したとき遅延時間到達通知を遅延手段に出力し、遅延手段は、滞留限界通知及び遅延時間到達通知のいずれかを受けるまで割込み信号を遅延させる構成としてある。
画像処理装置をこのような構成にすれば、遅延手段は、滞留限界通知及び遅延時間到達通知のいずれかを受けるまで割込み信号を遅延させるため、外部イベントの発生による割込み回数を任意に設定することができ、現在実行中であるクリティカル処理等の遅延を防ぐことができるとともに、遅延時間内に割り込み処理が実行されるため外部イベントを消失させることなく装置内部に取り込むこともできる。
また、本発明の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、タイムカウンタによりカウントされている経過時間が遅延時間に達する前に、イベントカウント手段により新たなイベント通知がカウントされたとき、タイムカウンタによりそれまでにカウントされていた経過時間をリセットするリセット手段を備えた構成としてある。
画像処理装置をこのような構成にすれば、設定された遅延時間内に外部イベントが繰り返し入力されれば、リセット手段はタイムカウントのリセットを繰り返すため遅延時間に達することにより割り込み処理が行われることはない。この場合に、イベント通知のカウントが予め設定されたカウント数に達するまでは割込み処理は行われない。このため、予め設定されたカウント数内において、極力多くの割込み処理によるイベント処理を実行させることができる。
また、本発明の画像処理装置は、タイムカウンタは、経過時間がリセットされた後にイベントカウント手段により新たなイベント通知がカウントされたとき、改めてタイムカウントを開始する構成としてある。
画像処理装置をこのような構成にすれば、タイムカウントがリセットされた後、新たに外部イベントが発生した場合であっても、遅延手段は、改めてタイムカウントを開始することができる。
このため、繰り返し割込み処理を行う場合であっても、現在のイベント処理を実行中に入力された外部イベントを消失させることなく装置内部に取り込んで適切な動作機会を与えることができる。
また、本発明の画像処理装置は、イベント処理実行手段は、遅延手段における遅延時間、及び/又は、イベントカウント手段における最大滞留イベント数を設定可能である構成としてある。
画像処理装置をこのような構成にすれば、イベント処理実行手段はイベント処理を実行していることから割込み処理を行うことによって生じる、現在実行中のクリティカル処理などの遅れを確実に把握でき、イベント処理実行手段により遅延手段の遅延時間、及び/又は、最大滞留イベント数を設定することにより、遅延時間の設定制御を容易に行うことができる。
また、本発明の画像処理装置の制御方法は、外部から入力された複数の外部イベントを蓄積するイベント蓄積ステップと、外部イベントの受信を通知するイベント通知を出力するとともに、蓄積された外部イベントの全部又は一部の割込み処理を要求する割込み信号を出力するイベント通信ステップと、イベント通信ステップで出力されたイベント通知をカウントするイベントカウントステップと、イベント通信ステップでイベント通知が出力されたときからの経過時間をカウントするタイムカウントステップと、割込み信号に基づいて、要求された外部イベントを割り込ませた動作指令を出力する中央処理ステップと、動作指令に基づいてイベント処理を実行するイベント処理実行ステップと、イベントカウントステップでカウントされたイベント通知数と、タイムカウントステップでカウントされた経過時間とに基づきイベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させて出力する遅延ステップとを含む制御方法としてある。
画像処理装置の制御方法をこのような制御方法にすれば、遅延ステップでは、イベントカウントステップでカウントされたイベント通知数に基づいてイベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させて出力することができるので、このイベント通知数に制限を設けることなどによって外部イベントの発生による割込み回数を任意に削減することができ、現在実行中であるクリティカル処理等が大きく遅延することはない。
また、遅延ステップでは、タイムカウントステップでカウントされた経過時間に基づいてイベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させて出力することができるので、この経過時間に制限を設けることなどによって外部イベントを消失させることなく装置内部に取り込むことができる。
このように、遅延ステップでは、イベントカウントステップでカウントされたイベント通知数と、タイムカウントステップでカウントされた経過時間とに基づきイベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させるとともに、割り込み処理として取り込まれたイベントに適切な動作機会を与えることができる。
また、本発明の画像処理装置の制御プログラムは、外部から入力された複数の外部イベントを蓄積するイベント蓄積ステップと、外部イベントの受信を通知するイベント通知を出力するとともに、蓄積された外部イベントの全部又は一部の割込み処理を要求する割込み信号を出力するイベント通信ステップと、イベント通信ステップで出力されたイベント通知をカウントするイベントカウントステップと、イベント通信ステップでイベント通知が出力されたときからの経過時間をカウントするタイムカウントステップと、割込み信号に基づいて、要求された外部イベントを割り込ませた動作指令を出力する中央処理ステップと、動作指令に基づいてイベント処理を実行するイベント処理実行ステップと、イベントカウントステップでカウントされたイベント通知数と、タイムカウントステップでカウントされた経過時間とに基づきイベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させて出力する遅延ステップとを画像処理装置に実行させる制御プログラムとしてある。
画像処理装置の制御プログラムをこのような制御プログラムにすれば、例えば、制御プログラムを記憶させた記録媒体をコンピュータを搭載した画像処理装置に直接装着して当該コンピュータに読み込ませることにより、遅延ステップでは、イベントカウントステップでカウントされたイベント通知数に基づいてイベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させて出力することができるので、このイベント通知数に制限を設けることなどによって外部イベントの発生による割込み回数を任意に削減することができ、現在実行中であるクリティカル処理等が大きく遅延することはない。
また、遅延ステップでは、タイムカウントステップでカウントされた経過時間に基づいてイベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させて出力することができるので、この経過時間に制限を設けることなどによって外部イベントを消失させることなく装置内部に取り込むことができる。
このように、遅延ステップでは、イベントカウントステップでカウントされたイベント通知数と、タイムカウントステップでカウントされた経過時間とに基づきイベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させるとともに、割り込み処理として取り込まれたイベントに適切な動作機会を与えることができる。
本発明によれば、遅延手段は、イベント通知の最初の出力時からのタイムカウントが設定された遅延時間に達するとき、又はイベントカウント手段によりカウントされた外部イベント数が最大滞留イベント数に達するときまで割込み信号を遅延させるため、すでに実行中の本体処理への影響を軽減するとともに、割り込みが制限された外部イベントに対する適切な動作機会を与えることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施形態に係る画像処理装置について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置の全体構成図である。
図1に示すように、画像処理装置は、イベント通信手段1、イベント蓄積手段2、イベントカウント手段3、タイムカウンタ4、中央処理手段5、イベント処理実行手段6、遅延回路(遅延手段)7、リセット手段8を有している。
また、画像処理装置は、図示しないが、装置内に各種指示情報及び印刷ジョブ等を入力する入力手段、この入力手段により入力された指示情報に基づく動作指令によってジョブ処理(本体処理)を実行する本体処理実行手段を有している。なお、この本体処理実行手段は、イベント処理実行手段6とは異なる制御プログラムからなる。
イベント通信手段1は、外部から割り込まれて画像処理装置本体(図示せず)に入力された複数のイベント(外部イベント)をイベント蓄積手段2に蓄積する。この外部から入力される外部イベントとしては、例えば、ネットワークを介して画像処理装置本体に接続されたホストコンピュータなどから送信される外部イベントなどがある。ただし、ネットワークを介することなく、画像処理装置本体が有する入力手段から直接入力する印刷ジョブ等も含まれる。
また、イベント通信手段1は、外部イベントを入力されたことを通知するイベント通知をイベントカウント手段3、タイムカウンタ4に出力するとともに、イベント蓄積手段2に蓄積されたイベントの全部又は一部の割込み処理を要求する割込み信号を遅延回路7を介して中央処理手段5に出力する。
イベント蓄積手段2は、イベント通信手段1を介して入力された外部イベントを、その入力された順序と結び付けたディスクリプタリストにより蓄積する。これにより、蓄積されている外部イベントのデータを蓄積順序に従って排出することを可能としている。
イベントカウント手段3は、イベント通信手段1により出力されたイベント通知をカウントし、このカウントが予め設定された最大滞留イベント数に達したとき滞留限界通知を遅延回路7に出力する。
ここで、この最大滞留イベント数は、後述するイベント処理実行手段6、又は入力手段からの操作によって設定される。
タイムカウンタ4は、設定された所定時間をカウントする計時手段である。具体的には、タイムカウンタ4は、リセットされた待機状態であるときに、イベント通信手段1により出力されたイベント通知を受けると、これをトリガとしてタイムカウントをスタートする。すなわち、このイベント通知が出力されたときからの経過時間をカウントする。
そして、タイムカウンタ4は、タイムカウントが予め設定された遅延時間に達したとき遅延時間到達通知を遅延回路7に出力する。
タイムカウンタ4は、後述するリセット手段8によりリセットされた後に、イベントカウント手段3により新たなイベント通知がカウントされたとき、改めてタイムカウントをスタートする。
なお、上記では、遅延時間はタイムカウンタ4によりカウントしているが、これに限るものではなく、設定された所定時間を計時する手段であればどのような手段であってもよい。例えば、予め設定された遅延時間をカウントダウンし、タイマが0になったことを検知することにより設定された遅延時間に達したことを読み取る遅延タイマとすることもできる。
中央処理手段5はCPUであり、本実施形態では、遅延回路7により遅延されてから入力された割込み信号に基づいて、割込み要求されているイベント処理を、現在イベント処理を実行中である動作指令に割り込ませた新たな動作指令をイベント処理実行手段6に出力する。
イベント処理実行手段6は、中央処理手段5により実行される制御プログラムである。本実施形態では、中央処理手段5の新たな動作指令に基づいてイベント処理を実行するとともに、この実行済みのイベント処理に対応するイベント情報をイベント蓄積手段2から削除する。
また、イベント処理実行手段6は、実行中のイベント処理が複数のイベントに応じて予め設定されているイベント処理限界時間を越えない範囲で遅延回路7が割込み信号を遅延させる遅延時間をタイムカウンタ4に対して設定する。
すなわち、イベント蓄積手段2に蓄積されたイベント情報を含むディスクリプタリストを監視し、このイベント情報の大きさ及び蓄積された外部イベントの数からイベント処理に要する時間を算出し、さらに割込み処理を行う上で必要となるハンドリング処理に要する時間を考慮して、遅延時間を設定する。
例えば、イベント処理実行手段6で現在実行中であるイベント処理がクリティカル処理である場合や、十分な印刷データを受信させてこのデータ処理を優先させる場合には、遅延時間を長くすることにより割込み処理を制限する。一方、印刷処理に余裕があってデータ受信や、状態監視応答を積極的に行いたいときには、遅延時間を短くするように設定する。
また、イベント処理実行手段6は、図示しない本体処理実行手段により装置本体における本体処理が実行中であるか否かを監視している。そして、本実施形態では、イベント処理実行手段6は、本体処理が実行されていない状態(アイドル状態)であると判断した場合には、遅延時間を0に設定するようにしてある。こうすることにより、イベント通信手段1を介して入力された外部イベントに基づく割込み信号は遅延回路7で遅延されることなく、イベント処理実行手段6により実行処理される。
なお、上記では、イベント処理実行手段6が、本体処理が実行中であるか監視することにより、本体処理がアイドル状態であるか否かを判断していたが、これに限るものではなく、例えば、本体処理実行中である場合に、本体処理実行手段がイベント処理実行手段6に本体処理実行通知を出力することによっても、イベント処理実行手段6は本体処理がアイドル状態であるか否かを判断することができる。
さらに、イベント処理実行手段6は、イベント蓄積手段2に蓄積されるイベントが蓄積容量を超えて消失されないように、イベントカウント手段3における最大滞留イベント数を所定の値に設定する。
なお、本実施形態では、遅延時間と最大滞留イベント数をイベント処理実行手段6により設定しているが、これに限るものではなく、例えば、図示しない入力手段による入力操作によっても設定することができる。
また、イベント処理実行手段6は、必ずしも遅延時間と最大滞留イベント数との双方を設定するものとは限らず、いずれか一方のみを設定することも可能である。
また、イベント処理実行手段6は、タイムカウンタ4による経過時間のカウント、及びイベントカウント手段3によるイベント通知に基づく外部イベント数のカウントをリセットさせるべく、外部イベントのイベント処理を実行するとともにリセット手段8にイベント処理実行通知を出力する。
遅延回路7は、イベントカウント手段3によりカウントされたイベント通知数と、タイムカウンタ4によるタイムカウントとに基づきイベント通信手段1により出力された割込み信号を遅延させて中央処理手段5に出力する。
すなわち、遅延回路7は、イベントカウント手段3により出力された滞留限界通知、及びタイムカウンタ4により出力された遅延時間到達通知のいずれかを受けるまで、イベント通信手段1から出力された割込み信号を遅延させることができる。
こうすることにより、遅延回路7は、外部イベントの発生による割込み回数を任意に削減することができ、現在実行中であるクリティカル処理等の遅延を防ぐことができるとともに、遅延時間内に割り込み処理が実行されるため外部イベントを消失させることなく装置内部に取り込むことができる。
リセット手段8は、イベント処理実行手段6から出力されたイベント処理実行通知を読み取ると、イベントカウント手段3におけるイベント通知のカウント数、及びタイムカウンタ4によるタイムカウントをリセットする。
なお、リセット手段8は、タイムカウンタ4によるタイムカウントが予め設定された遅延時間に達する前に、すなわち、タイムカウンタ4から遅延回路7に遅延時間到達通知が出力される前に、イベントカウント手段3により新たなイベント通知がカウントされたとき、タイムカウンタ4によりそれまでにカウントされていたタイムカウントをリセットするように設定することもできる。
こうすることにより、設定された遅延時間内に外部イベントが繰り返し入力されれば、リセット手段8はタイムカウントのリセットを繰り返すため遅延時間に達することによる割り込み処理が行われることはない。この場合に、イベント通知のカウントが予め設定されたカウント数に達するまでは割込み処理は行われないため、予め設定されたカウント数内において、極力多くの割込み処理によるイベント処理を実行させることができる。
次に、本実施形態に係る画像処理装置の全体の動作について、図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係る画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
まず、待機状態において、イベント処理実行手段6は、タイムカウンタ4の遅延時間、及びイベントカウント手段の最大滞留イベント数を設定する(ステップS201)。
続いて、イベント処理実行手段6は、監視している装置本体側の本体処理がアイドル状態に移行か否かを判断する。すなわち、本体処理が実行されていない状態であるか否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202の判断の結果、アイドル状態に移行していないことから、本体処理が実行中であると判断された場合には、中央処理手段5は、外部イベントをホストコンピュータから受信したか否かを判断する(ステップS203)。外部イベントを受信していないと判断した場合には、ステップS203を繰り返す。
外部イベントを受信したと判断した場合には、ネットワークを介して受信した外部イベントを受信順序番号と対応付けてイベント蓄積手段2に蓄積させる(イベント蓄積ステップ、ステップS204)。
そして、イベント通信手段1は、外部イベントが入力されたことを通知するイベント通知をイベントカウント手段3,タイムカウンタ4に出力するとともに、イベント蓄積手段2に蓄積されたイベントの全部又は一部の割込み処理を要求する割込み信号を遅延回路7に出力する(イベント通信ステップ、ステップS205)。
次いで、イベントカウント手段3は、イベント通信手段1により出力されたイベント通知のカウント数が最大滞留イベント数に達したか否かを判断する(イベントカウントステップ、ステップS206)。
ステップS206で、最大滞留イベント数に達していると判断された場合には、滞留限界通知を遅延回路7に出力し(ステップS207)、最大滞留イベント数に達していないと判断された場合には、次いで、タイムカウンタ4が、カウントしているタイムカウントは遅延時間に達したか否かを判断する(タイムカウントステップ、ステップS208)。
ステップS208によりタイムカウンタ4のタイムカウントが遅延時間に達していないと判断された場合には、ステップS206に戻る。
一方、ステップS208でタイムカウンタ4のタイムカウントが遅延時間に達していると判断された場合、及びステップS207で滞留限界通知が遅延回路7に出力された場合には、遅延回路7は、遅延させた割込み信号を中央処理手段5に出力する(遅延ステップ、ステップS209)。
中央処理手段5は、遅延回路7から割込み信号を受けると、初期イベント処理の動作指令に対し、外部イベントを割り込ませた動作指令をイベント処理実行手段6に出力する(中央処理ステップ、ステップS210)。
イベント処理実行手段6は、中央処理手段5からの動作指令に基づいて割込み処理を実行する(イベント処理実行ステップ、ステップS211)。
そして、この割込み処理を行ったイベント情報を含むディスクリプタをイベント蓄積手段2から削除するとともに、割込み処理実行通知をリセット手段8に出力する(ステップS212)。
リセット手段8は、イベント処理実行手段6により割込み処理実行通知を受けると、タイムカウンタ4におけるタイムカウント、及びイベントカウント手段3におけるイベント通知のカウント数をリセットする(リセットステップ、ステップS213)。
一方、上記ステップS202で、中央処理手段5は、アイドル状態に移行していることから、本体処理が実行されていないと判断した場合には、タイムカウンタ4に設定されている遅延時間をイベント処理実行手段6により0に設定変更させる(ステップS214)。
その後は、上記と同様にして、ステップS203〜ステップS213の処理が実行される。なお、この場合には、タイムカウンタの遅延時間は0に設定されているため、イベント通信手段1から出力された割込み信号は、遅延回路7で遅延されずに、そのまま中央処理手段5に入力される。したがって、外部イベントに基づくイベント処理は遅延なく、即座に実行される。
次に、上述した本実施形態に係る画像処理装置の動作処理を場合分け(設定例1、設定例2)して、より詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係る画像処理装置におけるイベント処理の動作指令及びその応答を示したタイミングチャート、図4は、図3に示したタイミングチャートによるイベント実行間隔と遅延時間内のイベント発生回数との相関図である。なお、図3,図4において、従来技術を示した図5と同一符号は同一又は相当部分を示す。
[設定例1]
図3(a1),(a2)は、遅延時間をα、外部イベント発生時の遅延時間のリセットをオフ(無し)、最大滞留イベント数を3と設定した場合の動作を示したタイミングチャートである。
図3(a1)において、最初に受信した外部イベントEvent(1)をトリガとしてタイムカウンタ4のタイムカウントがスタートする。次いで、外部イベントEvent(2)を受信するが、受信した外部イベントの数が最大滞留イベント数に達する前にタイムカウントが遅延時間αに達し、割り込みが発生してIntExe(割込み処理ルーチン)が実行される。
なお、このとき遅延回路7のタイムカウントはリセット手段8によりリセットされる。
一方、図3(a2)においては、外部イベントEvent(1)の発生時に上記同様にタイムカウントがスタートする。今度はタイムカウントが遅延時間αに達する前に、イベント通信手段1は外部イベントEvent(2),(3)を受信する。よって、最大滞留イベント数に達することにより割込み信号が遅延回路7から出力されて、IntExe(割込み処理ルーチン)が実行される。
このように、本設定例1によれば、イベント発生間隔とイベント実行間隔は、図4(a)に示すように、遅延時間α内のイベント発生回数が1以下であれば、イベントの実行は図3(a1)のタイミング(遅延時間α到達による割込み処理)で実行されるため、遅延時間α内のイベントの発生間隔が長くなればなるほど(0に近づくほど)イベントの実行間隔も長くなる。
一方、遅延時間α内のイベント発生回数が2以上であれば、イベントの実行は図3(a1)又は(a2)のいずれかのタイミングにより実行される。すなわち、遅延時間α内のイベント発生回数が最大滞留イベント数Nに満たなければ、イベントの実行は図3(a1)のタイミングで実行され、イベント実行間隔は遅延時間αと等しくなる。これに対して、遅延時間α内のイベント発生回数が最大滞留イベント数N以上であれば、イベントの実行は図3(a2)のタイミングで実行され、イベント発生回数が多くなればなるほど早く最大滞留イベント数に到達するため、イベント実行間隔が狭まることになる。
以上のように、本設定例1によれば、遅延時間αを大きくすることによって、外部イベントへのレスポンスは悪化する(イベント実行間隔が長くなる)ものの、割り込み間隔が大幅に制限される。また、最大滞留イベント数Nを大きくすることによって、遅延時間αの保証範囲が大きくなり(遅延時間α内にイベントの発生回数が最大滞留イベント数Nに満たない)、外部イベントに対して割込み発生の少ない画像処理装置となる。
[設定例2]
次に、図3(b1),(b2)は、遅延時間をβ、外部イベント発生時の遅延時間のリセットをオン(有り)、最大滞留イベント数を3と設定した場合の動作を示したタイミングチャートである。
図3(b1)は、上述した図3(a1)と同一動作を示しているため、その説明を省略する。
一方、図3(b2)においては、外部イベントEvent(1)の発生時にタイムカウントがスタートする。タイムカウントが遅延時間βに達する前に、イベント通信手段1は外部イベントEvent(2),(3),・・・を受信し、この外部イベントの受信ごとにタイムカウントをリセット,スタートする。したがって、遅延時間βに達する前に最大滞留イベント数Nに達することにより割込み信号が遅延回路7から出力されて、IntExe(割込み処理ルーチン)が実行される。
このように、本設定例2によれば、イベント発生間隔とイベント実行間隔は、図4(b)に示すように、遅延時間β内のイベント発生回数が1以下であれば、イベントの実行は図3(b1)のタイミング(遅延時間β到達による割込み処理)で実行されるため、遅延時間β内のイベントの発生間隔が長くなればなるほど(0に近づくほど)イベントの実行間隔も長くなる。
イベントの発生間隔が遅延時間βと一致するときに最大遅延時間Nβとなり、イベント間隔が短くなるにしたがって割込み間隔も短くなる。
以上のように、本設定例2によれば、遅延時間βを画像処理装置の許容できる最大限に設定すれば、単発で発生する外部イベントに対しては、それ程大きな遅延はなく割り込み処理を実行できる。最大滞留イベント数Nを大きくすることにより、最大遅延時間Nβが長くなるものの、画像処理装置が許容できる割込み間隔(遅延時間β)の保証範囲が大きくなる。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置によれば、遅延回路7は、イベント通知の最初の出力時からのタイムカウントが、設定された遅延時間に達するとき、又はイベントカウント手段3により外部から入力されたイベント数が最大滞留イベント数に達したことを通知する滞留限界通知が入力されるときまで、割込み信号を遅延させる。
すなわち、遅延回路7は、設定された遅延時間内に外部から入力されたイベント数が最大滞留イベント数に満たない場合には、タイムカウントが遅延時間に達した時点で割込み信号を出力し、設定された遅延時間内に外部から入力されたイベント数が最大滞留イベント数に達した場合には、最大滞留イベント数に達するイベント通知が入力された時点で割込み信号を出力する。
したがって、本発明の画像処理装置によれば、遅延時間の設定、及び最大滞留イベント数の設定によって、外部イベントによる割込み回数を任意に設定でき、現在のイベント処理を実行中に入力された外部イベントを消失させることなく装置内部に取り込んで適切な動作機会を与えることができる。
また、リセット手段8は、イベント通信手段1によりイベント通知が出力される度に、遅延回路7のタイムカウントをリセットする構成にすれば、外部から入力されたイベントの発生間隔が、設定された遅延時間以上であるならば遅延はあるもののイベント実行処理の間隔も同様となり、イベント発生間隔が遅延時間以下となると、最大遅延時間は、(最大滞留イベント数)×(外部イベント発生間隔)となるため、外部イベント発生間隔が短くなるにつれて割込み間隔も短くなる。
したがって、このような構成において、設定遅延時間を装置が許容することのできる最大限に設定すれば、単発で発生する外部イベントに対してはそれ程大きな遅延はなくイベント処理することができる。
さらに、最大滞留イベント数を大きくすることにより、最大遅延時間が長くなるものの、画像処理装置が許容できる割込み間隔の保証範囲は大きくなる。
以上、本発明の画像処理装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る画像処理装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
また、上記実施形態に係る画像処理装置は、画像処理装置の制御プログラムに制御されるコンピュータにより実行することができる。画像処理装置の制御プログラムは、例えば、記録媒体により提供される。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、その他コンピュータで読み取り可能な任意の手段を使用することができる。
また、記録媒体に記録された画像処理装置の制御プログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませることができ、また、通信回線を介してコンピュータに読み込ませるようにしても良い。
実行中のイベント処理への影響を軽減するとともに、抑制された外部イベントに対する適切な動作機会を与えることができるため、例えば、ネットワークを介して入力された外部イベントを割り込み処理させたい場合には、ネットワーク処理をスムーズに実行させることができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の全体構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像処理装置の動作を示したタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置におけるイベント発生間隔と遅延時間内のイベント発生回数の相関図である。 従来の画像処理装置の動作を示したタイミングチャートである。
符号の説明
1 イベント通信手段
2 イベント蓄積手段
3 イベントカウント手段
4 タイムカウンタ
5 中央処理手段
6 イベント処理実行手段
7 遅延回路(遅延手段)
8 リセット手段

Claims (5)

  1. 複数の外部イベントを蓄積可能なイベント蓄積手段と、
    外部から入力された外部イベントを前記イベント蓄積手段に蓄積させ、この外部イベントの受信を通知するイベント通知を出力するとともに、蓄積された前記外部イベントの全部又は一部の割込み処理を要求する割込み信号を出力するイベント通信手段と、
    前記イベント通信手段により出力されたイベント通知をカウントするイベントカウント手段と、
    前記イベント通信手段によりイベント通知が出力されたときからの経過時間をカウントするタイムカウンタと、
    前記割込み信号に基づいて、要求された外部イベントを割り込ませた動作指令を出力する中央処理手段と、
    前記動作指令に基づいてイベント処理を実行するイベント処理実行手段と、
    前記イベントカウント手段によりカウントされたイベント通知数と、前記タイムカウンタによりカウントされた経過時間とに基づき前記イベント通信手段により出力された割込み信号を遅延させて前記中央処理手段に出力する遅延手段と
    前記タイムカウンタによりカウントされている経過時間が前記遅延時間に達する前に、前記イベントカウント手段により新たなイベント通知がカウントされたとき、前記タイムカウンタによりそれまでにカウントされていた経過時間をリセットするリセット手段と、を備え、
    前記タイムカウンタは、前記経過時間がリセットされた後に前記イベントカウント手段により新たなイベント通知がカウントされたとき、改めてタイムカウントを開始することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記イベントカウント手段は、前記イベント通知数が予め設定された最大滞留イベント数に達したとき滞留限界通知を前記遅延手段に出力し、
    前記タイムカウンタは、前記経過時間が予め設定された設定時間に達したとき遅延時間到達通知を前記遅延手段に出力し、
    前記遅延手段は、前記滞留限界通知及び前記遅延時間到達通知のいずれかを受けるまで前記割込み信号を遅延させる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
    前記イベント処理実行手段は、前記遅延手段における遅延時間、及び/又は、前記イベントカウント手段における最大滞留イベント数を設定可能である
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 外部から入力された複数の外部イベントを蓄積するイベント蓄積ステップと、
    前記外部イベントの受信を通知するイベント通知を出力するとともに、蓄積された前記外部イベントの全部又は一部の割込み処理を要求する割込み信号を出力するイベント通信ステップと、
    前記イベント通信ステップで出力されたイベント通知をカウントするイベントカウントステップと、
    前記イベント通信ステップでイベント通知が出力されたときからの経過時間をカウントするタイムカウントステップと、
    前記割込み信号に基づいて、要求された外部イベントを割り込ませた動作指令を出力する中央処理ステップと、
    前記動作指令に基づいてイベント処理を実行するイベント処理実行ステップと、
    前記イベントカウントステップでカウントされたイベント通知数と、前記タイムカウントステップでカウントされた経過時間とに基づき前記イベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させて出力する遅延ステップと
    前記タイムカウントされている経過時間が所定の遅延時間に達する前に、新たなイベント通知がカウントされたとき、前記タイムカウントされていた経過時間をリセットするステップと、
    前記経過時間がリセットされた後に新たなイベント通知がカウントされたとき、改めてタイムカウントを開始するステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  5. 外部から入力された複数の外部イベントを蓄積するイベント蓄積ステップと、
    前記外部イベントの受信を通知するイベント通知を出力するとともに、蓄積された前記外部イベントの全部又は一部の割込み処理を要求する割込み信号を出力するイベント通信ステップと、
    前記イベント通信ステップで出力されたイベント通知をカウントするイベントカウントステップと、
    前記イベント通信ステップでイベント通知が出力されたときからの経過時間をカウントするタイムカウントステップと、
    前記割込み信号に基づいて、要求された外部イベントを割り込ませた動作指令を出力する中央処理ステップと、
    前記動作指令に基づいてイベント処理を実行するイベント処理実行ステップと、
    前記イベントカウントステップでカウントされたイベント通知数と、前記タイムカウントステップでカウントされた経過時間とに基づき前記イベント通信ステップで出力された割込み信号を遅延させて出力する遅延ステップと
    前記タイムカウントされている経過時間が所定の遅延時間に達する前に、新たなイベント通知がカウントされたとき、前記タイムカウントされていた経過時間をリセットするステップと、
    前記経過時間がリセットされた後に新たなイベント通知がカウントされたとき、改めてタイムカウントを開始するステップと、
    を画像処理装置に実行させることを特徴とする画像処理装置の制御プログラム。
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