JP3979497B2 - シート状パック化粧料 - Google Patents

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本発明はスキンケア分野において使用するシート状化粧料に関し、更に詳しくは保湿効果の高い乳化組成物を効率よく肌へ浸透させることができ、肘や膝、踝、踵等の部位の角化症、乾燥肌、肥厚性角質、荒れ肌、ひび割れ等の症状の改善に用いられる、長期保存安定性に優れたシート状パック化粧料に関するものである。
肘や膝、踝、踵等の部位の角化症、乾燥肌、肥厚性角質、荒れ肌、ひび割れ等の症状の改善する為の製品としては、従来クリームや化粧水、乳液等が市販されている。更に近年では、高分子を架橋させた膏体に有効成分を保持させ、それを支持体上に塗工したゲル状シートパック等(例えば特許文献1参照)も市販されている。しかしながら、クリームや化粧水、乳液では流動性を有するために、使用時に垂れや流れ等が生じると共に、適用部位に塗布しても比較的早く乾燥してしまい、保湿成分の効果を持続させることができず、手指等の汚染や、時には衣服等の汚染を伴うこともあり、取り扱い性の点で満足できるものではない。またゲル状シートパックは、膏体自体に粘着力があり、皮膚への密着性を高くして持続的に患部を被覆することができるが、架橋された高分子によって保湿成分が強く保持されているため、皮膚への浸透性が悪くなり、保湿効果、改善効果に関して、不十分な点がある。また、支持体に塗工した膏体は水分が蒸散しやすく、使用感の悪化や、保湿効果の低下等、保存安定性の面での問題点もある。
特開2000−109427号公報
本発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、従来のクリームや乳液、ゲル状シートパックでは達し得なかった皮膚面上での保湿作用をできるだけ長く維持し、皮膚面の各症状を改善するための保湿効果を最大限に発揮できるシート状パック化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は上記事情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、常温で固形又は半固形状である油性成分、多価アルコール及び水を必須成分とし、これらの成分の配合割合を限定した乳化組成物を、支持体上及び/又は支持体内部に保持させたシート状パック化粧料により、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成したものである。
すなわち本発明は、袋に包装されたシート状パック化粧料であって、常温で固形又は半固形状の油性成分5.0〜25.0質量%、多価アルコール15.0〜60.0質量%、及び水10.0〜40.0質量%を含有する乳化組成物を、支持体上及び/又は支持体内に保持させてなるシート状パック化粧料である。
本発明のシート状化粧料は、肘や膝、踝、踵等の部位に密着させ、各部位の角化症、乾燥肌、肥厚性角質、荒れ肌、ひび割れ等の症状の改善に用いられ、特定の乳化組成物を用いることにより、適用する皮膚面に対して長時間にわたって保湿効果を発揮し、皮膚面の各症状を改善するものである。また支持体に保持された乳化組成物中の水分の蒸散を抑えられるので、これを包装した容器中、及び支持体等にカビ等の微生物が繁殖するのを防ぎ、高い保湿効果を維持した良好な状態を保つことができる。
以下、本発明について詳述する。
本発明のシート状パック化粧料は、常温で固形又は半固形状の油性成分、多価アルコール、及び水を含有する乳化組成物を、支持体上及び/又は支持体内部に保持させてなるシート状パック化粧料であり、支持体に保持させている組成物が、安定な乳化粒子を形成することによって粘性を出した乳化組成物であるという点で、高分子等を架橋させたゲル状組成物を支持体に塗工した従来のシート状パック化粧料とは異なる。
本発明のシート状パック化粧料は、乳化組成物を皮膚に密着させることによって、皮膚への保湿効果を長く維持でき、また支持体による閉塞効果で更に保湿効果を増すことができる。更に支持体に保持された乳化組成物の水分蒸散抑制効果が高いので、これを包装した容器中、及び支持体等にカビ等の微生物が繁殖するのを防ぎ、長期間高い保湿効果を維持した良好な状態を保つことができる。
本発明に用いられる常温で固形又は半固形の油性成分としては、パラフィン、ワセリン、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モクロウ、モンタンワックス、フィッシュトロプスワックス等の炭化水素類、セチルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、コレステロール、フィトステロール等の高級アルコール類、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等のロウ類等が挙げられ、これらを一種単独又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に用いられる常温で固形又は半固形の油性成分の配合量は、乳化組成物の総量を基準として、5.0〜25.0質量%(以下、%と略す)であり、好ましくは10.0〜20.0%である。配合量が5.0%未満であると保湿効果、使用感の面で不十分であり、25.0%を超えて配合すると乳化安定性が悪くなり好ましくない。
本発明に用いられる多価アルコールとしては、通常化粧料で使用されているものであれば特に制限されない。例えばグリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、ソルビトール、マルチトール等が挙げられる。これらの内、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、及びマルチトールは、保湿効果や水分蒸散抑制効果に優れる点から好ましい。
本発明に用いられる多価アルコールの配合量は、乳化組成物の総量を基準として、15.0〜60.0%であり、好ましくは、20.0〜40.0%である。配合量が15.0%未満であると、水分蒸散抑制効果が悪くなり、60.0%を超えて配合すると、使用時にべたつき感が増加する場合があり、好ましくない。
また本発明に用いられる水の配合量は、乳化組成物の総量を基準として、10.0〜40.0%であり、当該範囲内に調整することにより、良好な水分蒸散抑制効果を得ることができる。
本発明の乳化組成物にはこれらの他にも、例えば一般に化粧料で用いられている油性成分(常温で固形又は半固形状以外のもの)、乳化剤、増粘剤、香料等をはじめ、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、並びに美容、美顔及び皮膚の治療等を目
的とする薬効成分等の各種化粧料成分を適宜配合することができる。
常温で固形又は半固形状以外の油性成分としては、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、液状の合成エステル油(例えば、トリカプリル・カプリン酸グリセリン、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、セチルイソオクタノエート等)、植物油(例えば、オリーブ油、マカデミアナッツ油、ゴマ油、サフラワー油、ホホバ油、大豆油、ツバキ油等)、液状高級脂肪酸(例えば、イソステアリン酸、リノール酸等)、シリコーン油(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等)等が挙げられる。
乳化剤としては、ベタイン型、スルホベタイン型、スルホアミノ酸型等の両イオン性界面活性剤、脂肪酸セッケン、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、セチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアミドエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム等のN−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等の陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤、テトラアルキルアンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、レシチン、リゾフォスファチジルコリン等の天然系界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。
増粘剤としては、例えばカルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、トラガントガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、寒天、ペクチン、ゼラチン、ポリアクリルアミド、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えばクエン酸、クエン酸ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、乳酸、酒石酸等の有機酸、無機酸及びその塩類等が挙げられる。
防腐剤としては、例えばメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、エタノール、デヒドロ酢酸等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばブチルオキシトルエン(BHT)等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(別名;パラメトキシケイ皮酸オクチル)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸等が挙げられる。
顔料としては、例えばベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、ナイロンパウダー
、酸化亜鉛、セリサイト、マイカ、タルク等が挙げられる。
薬効成分としては、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オオムギエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海藻エキス、海水乾燥物、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クマザサエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コンフリーエキス、コケモモエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、スイカズラエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、ゼニアオイエキス、センブリエキス、タイソウエキス、タイムエキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、モモ葉エキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等が挙げられる。
またデオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜等の生体高分子、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸二カリウム、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミンA,B,B,C,D,E,パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進剤、β−カロチン、タンパク質分解酵素等の創傷治癒剤、セファランチン、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL−α−トコフェロール、酢酸DL−α−トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエステラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、l−メントール、メントールのピロリドンカルボン酸塩、モノニトログアヤコール、尿素、レゾルシン、γ−アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ヒドロコルチゾン、鎮痛剤、精神安定剤、抗高血圧剤、抗生物質、抗ヒスタミン剤、抗菌性物質等も任意に配合することができる。
本発明に用いられる支持体としては、その材質に特に制限はなく、本発明の乳化組成物を良好に上面及び/又は内部に保持できるものであればよく、例えば織布、不織布等で乳化組成物との浸透相性の良好なものを選択できる。その材質としてはポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、レーヨン、キュプラ、麻、絹、パルプ等が挙げられる。また、肘や膝、踵等の屈曲部への適用においても十分に密着性を有するように柔軟性の高いものであることが好ましい。
また支持体内部全体にこの乳化組成物を含浸させた場合には、乳化組成物が支持体の裏面(背面)から滲み出して、手指等を汚染する可能性があるので、このような場合には支持体の裏面にプラスチックフィルム等を積層して裏抜け防止を行うことが好ましい。
本発明のシート状パック化粧料は、皮膚に貼付して乳化組成物中に配合されている各成分を十分に皮膚に浸透させるために、乳化組成物を保持した支持体背面に、これよりも大きな粘着シートで、全面を覆うように粘着被覆して皮膚接着性を補強することが好ましい。
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。尚、配合量は全て質量%である。
実施例1〜3、比較例1
下記表1中(1)〜(7)、及び(8)〜(13)を別々の容器で80℃に加熱し、完全に溶解した後、(1)〜(7)に(8)〜(13)を攪拌しながら投入し、更に(14)を添加し、ホモミキサーで均一に分散後、35℃まで冷却して、乳化組成物を得た。得られた乳化組成物をPET100%の不織布(目付量100g/m)に塗工し、不織布の上面、及び内部に乳化組成物が保持されたシート状パックとした。塗工量は300g/mとし、肘や踵に使いやすい大きさにカットし、それよりも大きい粘着シートで覆い粘着力を補強した。
Figure 0003979497
実施例1〜3、及び比較例1について、水分蒸散試験、及び使用試験を行って効果を比較した。水分蒸散試験は、それぞれのサンプルをアルミ積層フィルムの袋に包装し、45℃の恒温槽に3ヶ月間静置し、各サンプルの質量変化(質量減少率)や容器内の様子を調べた。また使用試験は25〜40歳の女性パネラー10名ずつに上記実施例1〜3、及び比較例1のシート状パックを寝ている間、乾燥の気になる肘や踵に使用してもらい、使用時の使用感、及び翌日の肌状態を総合評価してもらった。結果を表2に併せて示す。
Figure 0003979497
表2より、実施例1〜3のシート状パックの水分蒸散抑制効果は比較例に比べて高いことがわかる。一方、比較例1は包袋中に水分が蒸散して結露しており、支持体の不織布がやや濡れていた。また使用感及び肌の乾燥状態の改善効果についても、実施例1〜3のシート状パックが良好であり、比較例に比べて、べたつき感が少なく、肌へのなじみ等の使用感、及び使用後の肌の改善効果に優れていた。
尚、上記実施例中で用いた香料は、下記香料処方のものである。
Figure 0003979497

Claims (1)

  1. 袋に包装されたシート状パック化粧料であって、常温で固形又は半固形状である油性成分5.0〜25.0質量%、多価アルコール15.0〜60.0質量%、及び水10.0〜40.0質量%を含有する乳化組成物を、支持体上及び/又は支持体内に保持させてなるシート状パック化粧料。
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