JP3978477B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に係り、特に、その除湿能力や冷房能力,暖房能力といった運転能力に関する。
図9は従来の空気調和機での冷凍サイクルの一般的な構成を示す図であって、101は圧縮機、102は室外熱交換器、103は減圧器、104は室内熱交換器、109は四方弁である。
同図において、除湿運転や冷房運転の場合、室外熱交換器102は凝縮器として使用され、室内熱交換器は冷却器として使用される。
圧縮機101から出力される高温高圧の冷媒ガスは、凝縮器102で室外に熱を放出して液体となり、減圧装置103で圧力を下げられて冷却器104に送られる。この冷却器104では、冷媒が、室内の熱を奪って蒸発することにより、低圧ガスとなり、この低圧ガスが、冷房,除湿運転時の冷凍サイクルと暖房運転時の冷凍サイクルとを切り替える四方弁109を通り、圧縮機101に戻る。
なお、暖房運転の場合には、四方弁109により、室外熱交換器102が冷却器となり、室内熱交換器104が凝縮器となる冷凍サイクルが形成される。
除湿運転でも、冷房運転と同じ冷凍サイクルが構成され、冷却器104で室内の温度を奪うことにより、室内の空気中の水分を除去するようにしたものであるから、除湿運転であるにもかかわらず、室内温度も影響される。そこで、かかる室内温度の変化を抑制するために、水分の除去のために冷された空気を温めるようにした再加熱方式が知られている。
図10はかかる空気調和機の室内機の基本構成を示す断面図であって、105は貫流フアン、106は湿った空気、107は水滴溜め、108は吹き出し空気、111は電熱器であり、104は図9と同様の冷却器104である。
図10において、貫流ファン105が回転することにより、室内の湿った空気106が吸い込まれ、冷却器104で冷却凝縮されることにより、この空気106中の水分が水滴となって水滴溜め107に排出される。従来、一般には、この冷されて温度が下がった空気が、貫流ファン105により、吹き出し空気108として室内に吹き出されるのであるが、再加熱方式の空気調和機では、室内機の空気が通るところに電熱器111が設置されており、この電熱器111によって冷されて温度が下がった空気が再加熱され、吹き出し空気108として室内に吹き出される。
このような空気調和機において、その操作装置(例えば、リモコン)に複数の運転モ−ドに共通の操作ボタンを設け、使用者がこれを操作することにより、除湿運転や冷房運転では、目標温度を下げることによって夫々除湿量(除湿能力),冷房能力を増加させておりまた、暖房運転においては、目標温度を上げることにより、暖房能力を増加させている。
また、使用者の温冷感覚により、使用者が操作して、設定温度を所定温度変化させる温冷感ボタンを設けた温冷入力スイッチを操作装置に備えた空気調和機もある(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−752号公報
ところで、室内が湿っぽく感じられる場合、あるいは風呂上りなどで室内をより乾燥した状態にしたい場合などでも、従来の空気調和機では、除湿運転が除湿能力一定の状態で行なわれるために、室内を希望した乾燥状態にすることができなかった。また、上記従来の空気調和機のように、目標温度を下げることにより、除湿能力を増加させて湿度を下げる方法もあるが、室温も下がってしまい、湿度だけを下げるということができなかった。
また、暖,冷房の場合も、目標温度を変えることにより、運転能力を高めて好みの室温とすることができるが、一旦目標温度を設定して運転能力を高めると、再度目標温度の変更操作をしない限り、設定された目標温度に対なる暖,冷房運転が行なわれる。そこで、例えば、夏の時期、外出していた人が帰宅して、目標温度をこれまでよりも低くするように、リモコンの温度操作ボタンを操作すればよいが、ある程度の時間が経過すると、寒く感じるような場合がある。このような場合、目標温度を高めなければ、そのまま寒く感じる状態が続くことになり、これを回避するためには、リモコンの温度操作ボタンを再度操作しなければならないという手間がかかることになる。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、操作の手間を軽減して使用者の好みの室内環境を迅速に作り出すことができるようにした空気調和機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、暖房運転,冷房運転及び除湿運転を選択するための操作ボタンが設けられ、除湿運転時、冷却器として作用する熱交換器部分と再熱器として作用する熱交換器部分とを有する室内熱交換器を備えた空気調和機において、
通常の除湿運転中に操作されることによって除湿能力を高める除湿運転を行なわせるための操作ボタンを設けるとともに、
該除湿能力を高める除湿運転の終了後所定時間、湿度制御なしで圧縮機を該通常の除湿運転時の回転数で回転させて停止を禁止し、該所定時間の経過後、該通常の除湿運転に戻す手段を設けたものである。
本発明によると、操作装置に設けられている操作ボタンを操作するだけで、除湿運転での除湿能力を高めることができるので、従来の空気調和機での設定温度の切換えによる場合に比べ、設定温度など種々の条件を一切考慮する必要がなく、ボタン操作をするだけでよく、し易い操作で室内空気の湿度を低くすることができる。
そして、除湿能力が増加された除湿運転状態の解除から直接元の除湿運転状態に移行せず、所定期間圧縮機を停止させないようにした期間を介在させているので、除湿能力が増加された除湿運転が解除し、このときの湿度が低くとも、圧縮機が回転して徐々に元の除湿運転での湿度状態に近づくことになり、除湿能力が増加された除湿運転から元の除湿運転状態に移行する過程で、湿度が急激に変化することがない。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による空気調和機の一実施形態を示すブロック図であって、1は空気調和機の本体(以下、単に、本体という)、2は操作リモコン、3はマイクロコンピュ−タ(以下、マイコンという)、4は受信回路、5は室温検出器、5'は外気温検出器、6は湿度検出器、7は室内ファンモ−タ、8は室外ファンモ−タ、9は圧縮機、10はCPU(中央処理ユニット)、11aはRAM、11bはROM、12は電源、13はパワフルボタン、14は運転/停止ボタン、15は送信回路、16は電池である。
同図において、本体1はそれ全体の制御を行なうマイコン3を中枢とし、操作リモコン2からの信号を受信する受診回路4と、本体1の周辺の室温を検出する室温検出器5や湿度を検出する湿度検出器6、室外の温度を検出する外気温検出器5'と室内ファンモ−タ7、室外ファンモ−タ8、圧縮機9などとからなっており、電源12からの電力が供給される。
マイコン3は、CPU10と、操作リモコン2から指定される運転モ−ドに応じて設定される温度や湿度、風速などを表わす運転情報を記憶する書替え可能なRAM11a、後述するパワフル運転に使用する各種のデ−タを記憶した読出し専用のROM11bを有している。ここでは、運転モ−ドとして除湿運転、冷房運転、暖房運転を指定することができ、各運転モ−ドでは、これら温度や湿度,風速のうちの2以上の組合せによって指定される。
操作リモコン2は、指定される運転モードでの運転開始や運転停止を指示するための運転/停止ボタン14や、実行中の運転モード(除湿,暖房,冷房運転モード)での運転能力(除湿,暖房,冷房夫々の運転モードに対し、除湿能力,暖房能力,冷房能力という)を予め定められた量だけ高めるためのパワフルボタン13などの操作ボタンが設けられている。
このパワフルボタン13は、本体1が所望のモードで運転を実行しているとき(即ち、運転モードで)、有効であり、除湿運転モードにあるときにこのパワフルボタン13を押すと、予め決められた量だけ除湿能力を増加させて除湿量を高め、室内の湿度を下げる。暖房運転モードにあるときにこのパワフルボタン13を押すと、予め決められた量だけ暖房能力を増加させ、室内温度を一定温度だけ高める。冷房運転モードにあるときにこのパワフルボタン13を押すと、予め決められた量だけ冷房能力を増加させ、室内温度を一定温度だけ低める。
なお、かかるパワフルボタン13の操作による運転能力の増加期間は予め定められた一定の期間であり、この期間が経過すると、もとのパワフルボタン13が押される直前の運転モード,運転能力の状態に復帰する。
かかる操作ボタンの操作に応じた運転情報などは、送信回路15から本体1に送信される。また、この操作リモコン2は、電池16を内蔵しており、これから電力が供給される。
図2は図1における操作リモコン2の操作部の一具体例を示す平面図であって、2aは蓋、17は除湿ボタン、18は表示部、19は室温設定ボタン、20はおやすみタイマー運転ボタン、21は風速切換ボタン、22は自動風速上下ボタン、23は時刻ボタン、24はリセットスイッチ、25は入タイマーボタン、26は切タイマーボタン、27は予約ボタン、28は取消ボタン、29は日付・現在時刻ボタン、30は運転切換ボタンであり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
図2(a)は操作リモコン2の蓋2aが閉じた状態を示しており、このとき、操作リモコン2の表面には、上記のパワフルボタン13,運転/停止ボタン14のほかに、除湿運転を開始させるための除湿ボタン17,目標の室温を設定するための室温設定ボタン19及び入りタイマーボタン25や切りタイマーボタン26(図2(b))と組み合わせて使用することにより、就寝後、セットされた時間で自動的に運転を停止したり、目覚め前のセットされた時刻に自動的に運転を開始させるためのおやすみタイマー運転ボタン20が設けられ、また、設定された運転モードやセットされた運転条件などを表示する表示部18も設けられている。
蓋2aを開くと、図2(b)に示すように、くぼみの中に、室内フアン(貫流フアン)の風速を選択できるようにした風速切換ボタン21や上下風向板を制御して好みに応じて風向きを変えさせるための自動風向上下ボタン22、日付・現在時刻ボタン29とともに操作して、カレンダーや時刻を変更,セットするための時刻ボタン23、動作を正常にするためのリセットスイッチ24、タイマー予約をするための予約ボタン27、タイマー予約の取消を行なうための取消ボタン28、運転モードの切換を行なうための運転切換ボタン30などが設けられている。
図3は図1に示した実施形態での冷凍サイクルの一具体例を示す構成図であって、104a,104bは室内熱交換器、110は電磁弁であり、図9に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、室内熱交換器は2つの熱交換器104a,104bに分割されて、これらが電磁弁110で結合されており、冷房運転時には、室内熱交換器104a,104bがともに冷却器、室外熱交換器102が放熱器として夫々動作し、また、暖房運転時には、室内熱交換器104a,104bがともに放熱器、室外熱交換器102が冷却器として夫々動作する。さらに、除湿運転時には、冷房運転時に冷却器として作用させていた室内熱交換器を104aが再熱器、室内熱交換器104bが冷却器として夫々使用され、これ以外の部分は、図9で示した従来の空気調和器での冷房運転の冷凍サイクルと同様である。
除湿運転では、冷房運転と同様に、冷媒が矢印で示すように流れ、冷却器104bで室内から吸い込んだ空気を冷却し、これを再熱器104aで再熱する。これにより、室温を低下させずに除湿を行なうことができるようにしている。
図4は図1に示した本体1の室内機側の一具体例を示す断面図であって、図10及び図3に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、室内機では、再熱器104aが上側に、冷却器104bが下側に各々配置されている。室内ファン105によって吸い込まれた空気106の一部は冷却器104bを通って冷され、この空気106に含まれる水分が冷却凝縮されて水滴となり、水滴溜め107に溜められる。これにより、冷却器104bを通った空気が除湿される。しかし、この空気は冷されたため、温度が低下している。
一方、室内ファン105によって吸い込まれた空気106の残りのものは、再熱器104aを通って温められ、冷却器104bを通って冷された空気と混合される。このため、冷却器104bを通って空気は暖められ、従って、室内機から室内に吐出される空気108は、温度の低下が抑制されて相対湿度がさがった低湿度の空気となる。
次に、図1に示した実施例の動作を図5及び図6を用いて説明する。
まず、図5において、本体1に電源12が接続されて電力が供給されると、マイコン3の初期化、即ち、CPU10の初期化とRAM11aの内容クリアなどの初期化や受信回路4の初期化が行なわれ(ステップ200)、受信回路4に操作リモコン2からの受信信号があるまで待機しており(ステップ201)、受信信号があれば、この受信信号の種類を判別する(ステップ202)。
そして、受信信号が運転/停止ボタン14(図1,図2(a))の操作による運転停止信号であると判断した場合には、空気調和機が運転中であるか否かを判別し(ステップ203)、運転中であれば、この運転を停止させて(ステップ204)ステップ201に戻る。
また、受信信号が運転/停止ボタン14の操作による運転開始信号及び運転モ−ド情報(上記の除湿運転や冷房運転,暖房運転などを指定する情報)であると判別された場合には(ステップ202)、本体1の室温検出器5や外気温検出器5',湿度検出器6から温度や湿度を読み込む(ステップ205)。そして、受信回路4から運転開始信号とともに受信される設定温度などのデ−タからなる運転モ−ド情報を読み込み(ステップ206)、この運転モ−ド情報をRAM11aに書き込む(ステップ207)。
次いで、この運転モ−ド情報の内容からいずれの運転モード(除湿運転、冷房運転、暖房運転のいずれか)であるかを判別し(ステップ208)、この判別結果に応じて圧縮機9や室内ファンモ−タ7,室外ファンモ−タ8を立ちあげる(ステップ209)。次に、これら室温,湿度と上記の設定温度,設定湿度との差から圧縮機9や室内モ−タ7,室外モ−タ8の回転数を算出し(ステップ210)、これら圧縮機9,室内ファンモ−タ7,室外ファンモ−タ8に夫々算出した回転数で回転するように指令を与える(ステップ211)。しかる後、ステップ201に戻る。
その後、受信信号がない限り、ステップ201,210,211の一連の処理が繰り返され、室温と湿度の変化に応じて圧縮機9や室内モ−タ7,室外モ−タ8の回転数が制御されながら、指定された運転モードが実行される。
なお、ステップ204で運転が停止されると、次に受信信号があるまでステップ201で待機する。
指定された運転モードの実行中、操作リモコン2のパワフルボタン13(図1,図2(a))が操作され、これに対するデータが本体1で受信されると(ステップ202)、図6に示す動作が実行される。次に、このパワフルボタン13が操作されたときの動作を、図6により説明する。
図6において、いま、除湿運転中にパワフルボタン13が操作されたとすると(ステップ300)、CPU10は、圧縮機9をパワフルボタン13の操作時に実行中の通常の除湿運転での回転数(ここでは、3000rpmとする)よりも高い予めROM11bにセットされている回転数(ここでは、3600rpmとする)で回転するように指令し(ステップ301)、さらに、設定湿度を通常の除湿運転での設定湿度(ここでは、50%とする)よりも低い予めROM11bにセットされている設定湿度(ここでは、40%とする)に設定変更する(ステップ302)。
これにより、圧縮機9は通常の除湿運転時よりも高い3600rpmの回転数で回転し、除湿量が増加して除湿能力が高まり、設定湿度が50%から40%に変更になるために、室内空気の湿度が通常の除湿運転時よりも低くなる。かかる除湿運転を、以下、パワフル除湿運転という。
このとき、図3,図4に示す冷凍サイクルにおいては、冷却器104bの冷却力が増大するとともに、再熱器104aの再熱量も増大し、このため、室内機から吹き出される空気108は、除湿能力が高まっても、その温度が低下することがなく、室温の低下もなくて、湿度だけが低下する。
このようにして、パワフルボタン13を操作するだけで、室内空気の湿度を所定量だけ低下させることができ、しかも、圧縮機9の回転数を増加させて除湿能力を高めるものであるから、急激に湿度を低下させることができ、簡単な操作でもって、低湿度の室内環境を即座に得ることができる。先の従来技術のように設定温度を変更して湿度を低下させる場合には、設定温度をどの程度変更したらよいかという使用者の判断を必要とするが、この実施形態では、かかる判断は全く不要であって、単にパワフルボタン13を操作するだけでよく、操作が非常に簡単になる。
図6に戻って、以上のようにしてパワフル除湿運転が実行されるが、CPU10は、これが実行されてから予めROM11bにセットされている時間(ここでは、120minとする)経過すると(ステップ303)、パワフル除湿運転を解除するための処理を行ない(ステップ304)、これに基づいて、圧縮機9の回転数を元の 3000rpmに戻し(ステップ305)、また、設定湿度も元の50%に戻して(ステップ306)、パワフル除湿運転を自動的に解除する。
そして、このパワフル除湿運転の解除後、所定時間の間(ここでは、20minとする)、圧縮機9が停止するのを禁止し、3000rpmで回転させる(ステップ307)。この20minが経過すると、図5のステップ210に移行し、通常の除湿運転に復帰する。
このようにして、パワフル除湿運転を解除しても、室内空気の湿度は急激に高まることがなく、室内空気の湿度が40%から徐々に50%に戻っていく。
通常の除湿運転は、一般に、室内で使用者が最適な湿度と感じるような環境を作り出すように、湿度の設定がなされるものであり(この場合、50%)、これに対し、パワフル除湿運転は、例えば、大勢人が居て室内が湿っぽく感じるときや外室から帰宅して汗っぽいときなどで要求される特殊な環境を作り出すためのものであり、通常、かかる環境を長時間維持すると、快適性が損なわれるものである。この実施形態では、上記のように、かかるパワフル除湿運転に時間的な制限を設けることにより、自動的にパワフル除湿運転が解除されて通常の除湿運転に復帰し、このパワフル除湿運転から通常の除湿運転への切換えに、使用者の操作の手間を省いている。
なお、パワフルボタン13を再操作しても上記と同様にパワフル運転を解除することができる。これは以後に述べる冷房運転及び暖房運転でのパワフル運転についても同じである。
また、パワフル運転を解除して(ステップ304〜306)直ちに通常の除湿運転に移行すると(図5のステップ210)、湿度制御が行なわれ、このとき、パワフル除湿運転によって湿度が50%よりも低い40%になっているから、当然、CPU10は圧縮機9を停止させてしまう。このため、室内空気の湿度が急激に上昇し、使用者に急に湿度が高くなったような感じを起こさせることになる。このため、この実施形態では、図6に示すステップ307を設け、パワフル除湿運転の解除後も、ほぼ20min湿度制御なしで3000rpmの回転数で圧縮機9を回転させ、急激な湿度の上昇を抑えるようにしているのである。ほぼ20minかかる運転を行なえば、室内空気の湿度は設定湿度の50%に近づいており、この間での湿度の上昇は使用者に不快感を生じさせないし、また、通常の除湿運転に復帰して湿度制御が行なわれても、湿度の急激な変化はない。
図6において、図5でのステップ201,202,210,211による通常の冷房運転を実行中にパワフルボタン13が操作されたことによるパワフル運転情報であると(ステップ300)、CPU10は、予めROM11bにセットされている設定温度シフト量(ここでは、2℃とする)だけ現在の設定温度からシフトして新たな設定温度とする(ステップ308)。例えば、パワフルボタン13の操作前の通常の冷房運転での設定温度を27℃とすると、新たな設定温度を 27℃−2℃=25℃
とする。これとともに、CPU10は、室内温度がこの新たな設定温度となるように、圧縮機9の回転数を、連続回転で室温が設定温度に設定,維持されるような回転数に増加させて冷房能力を高める(ステップ309)。そして、室内温度がこの設定温度シフト量の2℃だけ低下して新たな設定温度に達すると、この新たな設定温度に室温が保たれるように、温度制御を行なう。かかる冷房能力を高めた冷房運転を、以下、パワフル冷房運転という。
かかるパワフル冷房運転の実行後、予めROM11bにセットされている時間(ここでは、60minとする)経過すると(ステップ310)、CPU10は、このパワフル冷房運転を解除する処理を行ない(ステップ311)、設定温度をもとの通常の冷房運転時の設定温度(上記の例では、27℃)に戻し(ステップ312)、これに応じて、圧縮機9の回転数を低下させ(ステップ313)、パワフル冷房運転を自動的に解除する。そして、このパワフル冷房運転の解除があってから所定時間(ここでは、20minとする)経過するまでは、温度制御による圧縮機9の停止を禁止し(ステップ314)、しかる後、図5のステップ210に移行して通常の冷房運転に復帰する。
このパワフル冷房運転も、その前に設定されていた通常の冷房運転に対し、例えば、風呂上りのときや、人が動き廻るなどして、設定されている通常冷房運転では室内が暑く感じる場合など、特殊な状態で要求される一時的な室内環境を作り出すためのものであり、これをそのまま続けたのでは、室内が冷え過ぎたままの状態となって、適度な環境,快適な環境ではない。このため、当然、使用者としては、ある時間このような冷房能力が増加した冷房運転をした後、元の冷房運転状態に戻したくなるが、この実施形態では、このパワフル冷房運転に時間的な制限を設けることにより、使用者の操作の手間を省いて、自動的にもとの通常冷房運転に復帰するようにしているのである。
また、ステップ314は、除湿運転でのステップ307の場合と同様の理由で設けられたものであって、設定温度を元の設定温度に高めてパワフル冷房運転が解除されて直ちに通常冷房運転に移行すると、温度制御が働いて、圧縮機9が停止してしまい、室内温度が急激に上昇してしまうので、これを防止するために設けたものである。
このようにして、冷房運転の場合でも、パワフルボタン13を操作するだけという簡単な操作でもって、冷房能力を高めて一時的に室内温度を所定量(この場合、2℃)低下させ、所定時間経過後、自動的に元の通常冷房運転状態に復帰させることができ、従来の空気調和機では、設定温度の切換え操作により冷房能力を強めた場合、元の冷房能力の運転に戻すときには、再度設定温度の切換え操作が必要であるが、この実施形態では、かかる操作が不要となって、操作の簡略化とともに、使用者は元の運転状態に戻することは意識する必要はまったくない。 なお、パワフル冷房運転期間を60minにしたのは、この程度であれば、設定温度を2℃下げたときに、室内の壁温度も充分低くなり、設定温度を2℃上げてもとの設定温度に戻し、通常の冷房運転に復帰する場合も、使用者が暑さを感じることがないと考えられるためである。
また、上記の動作に加えて、パワフル冷房運転中、パワフルボタン13を操作しても、このパワフル冷房運転を解除して通常の冷房運転(図5のステップ210)に移行するようにしてもよい。この場合、ステップ323の動作を行なわず、直接通常の冷房運転へ移行するようにしてもよい。
図6において、図5でのステップ201,202,210,211による通常の暖房運転を実行中にパワフルボタン13が操作されたことによるパワフル運転情報であると(ステップ300)、CPU10は、予めROM11bにセットされている設定温度シフト量(ここでは、3℃とする)だけ現在の設定温度を高めて新たな設定温度とする(ステップ315)。例えば、通常の暖房運転時の設定温度を23℃とすると、新たな設定温度を
23℃+3℃=26℃
とする。そして、これにともなって、CPU10は、圧縮機9の回転数を、連続回転で室温が設定温度に設定,維持されるような回転数に増加させ(ステップ316)、室外フアンモータの回転数を増加させる(ステップ317)。これにより、暖房能力が増加して室温が上昇して新たな設定温度26℃となる。かかる暖房運転を、以下、パワフル暖房運転という。
なお、上記のようにしてパワフル暖房運転が開始すると、この開始から所定時間(ここでは、20minとする)、除霜動作(デフロスト)を禁止する(ステップ318)。通常、暖房運転を開始したり、暖房運転で設定温度を高めたりして暖房能力を高めた場合、あるいは所定期間毎に、室外熱交換器で生ずる霜を除くために、冷凍サイクルを一時的に冷房運転と同様の状態とし、この霜を溶かす除霜動作を行なう(なお、この場合には、室内フアンは停止させて、室内温度が下がらないようにする)。しかし、パワフル暖房運転でこのような除霜動作を行なうと、この間暖房運転が停止して室温が低下する。これを防止するために、ステップ318が設けられている。
CPU10は、パワフル暖房運転を開始してから予めROM11bにセットされている時間(ここでは、90minとする)経過すると(ステップ319)、このパワフル暖房運転を自動的に解除する処理を行ない(ステップ320)、設定温度を元の通常の暖房運転での設定温度(上記の例では、23℃)に戻し(ステップ321)、これとともに、圧縮機9の回転数は低下させて(ステップ322)、パワフル暖房運転を解除する。そして、このパワフル冷房運転の解除があってから所定時間(ここでは、20minとする)経過するまでは、温度制御による圧縮機9の停止を禁止し(ステップ314)、しかる後、図5のステップ210に移行して通常の暖房運転に復帰する。
このパワフル暖房運転も、通常の暖房運転に対し、例えば、冬の時期に外出から帰宅して身体が冷えているときや、暖房運転を開始する場合に早く室内を温めたい場合など、特殊な状態で要求される一時的な室内環境を作り出すためのものであり、これをそのまま続けたのでは、室内が温まり過ぎたままの状態となって、適度な環境,快適な環境ではない。このため、当然、使用者としては、ある時間このような暖房能力が増加した暖房運転をした後、適度に暖房される運転状態に戻したくなるが、この実施形態では、このパワフル暖房運転に時間的な制限を設けることにより、使用者の操作の手間を省いて、自動的に通常暖房運転に移行,復帰するようにしているのである。
また、ステップ323は、除湿運転でのステップ307の場合と同様の理由で設けられたものであって、設定温度を元の設定温度に低めてパワフル暖房運転が解除されて直ちに通常暖房運転に移行すると、温度制御が働いて、圧縮機9が停止してしまい、室内温度が急激に下降してしまうので、これを防止するために設けたものである。
このようにして、暖房運転の場合でも、パワフルボタン13を操作するだけという簡単な操作でもって、暖房能力を高めて一時的に室内温度を所定量(この場合、3℃)上昇させ、所定時間経過後、自動的に元の通常暖房運転状態に復帰させることができ、従来の空気調和機では、設定温度の切換え操作により暖房能力を強めた場合、元の暖房能力の運転に戻すときには、再度設定温度の切換え操作が必要であるが、この実施形態では、かかる操作が不要となって、操作の簡略化とともに、使用者は元の運転状態に戻することは意識する必要はまったくない。 なお、パワフル暖房運転期間を90minにしたのは、この程度であれば、設定温度を3℃上げたときに、室内の壁温度も充分温まり、設定温度を3℃下げてもとの設定温度に戻し、通常の暖房運転に復帰する場合も、使用者が肌寒さを感じることがないと考えられるためである。
また、上記の動作に加えて、パワフル暖房運転中、パワフルボタン13を操作しても、このパワフル暖房運転を解除して通常の暖房運転(図5のステップ210)に移行するようにしてもよい。この場合、ステップ323の動作を行なわず、直接通常の暖房運転へ移行するようにしてもよい。
図7はパワフル除湿運転とそれから通常除湿運転への移行での圧縮機の動作と湿度の変化を示す図である。
同図において、期間T1は図6でのステップ303で設定されるパワフル除湿運転の運転期間(=120min)であり、期間T2は図6でのステップ307で設定される圧縮機9の停止禁止期間(=20min)であり、期間T3は通常の除湿運転の運転期間である。また、Aは室内空気の湿度の変化を示し、Bは圧縮機9の回転数の変化を示す。
時刻t=0で設定湿度50%の通常の除湿運転から設定湿度40%のパワフル除湿運転に切り換わると、圧縮機9の回転数Bは3000rpmから3600rpmに切り換わり、室内空気の湿度Aは50%から急激に低下した後、緩やかに低下して40%に到達する(但し、在室人員が多い場合や湿度が50%になったばかりなどの放湿量が多い場合には、湿度の低下は緩やかであり、40%になるまでに多くの時間を要し、40%に達しない場合もある)。このパワフル除湿運転が期間T1(=120min)だけ行なわれると、このパワフル除湿運転が解除され、設定湿度が50%に変更されるとともに、圧縮機9は、その回転数が通常の除湿運転時の回転数3000rpmに切り換えられて、連続回転される。この通常の除湿運転に切り換わると、人間の発汗や呼吸,壁や家具からの放湿が影響して、室内空気の湿度Aが徐々に上昇する。かかる運転状態が期間T2(=20min)だけ続くと、湿度制御による通常除湿運転に切り換わり(期間T3)、室内空気の湿度Aは50%の設定湿度まで徐々に上昇していく。
パワフル冷房運転やパワフル暖房運転でも、これと同様の傾向をなしている。図8は通常の暖房運転とパワフル暖房運転とでの室内の温度分布を示す図であって、1aは本体1の室内機を示し、同図(a)は設定温度を24℃としたときの通常の動作運転の安定状態の場合を、同図(b)は設定温度をこれより3℃高い27℃としたときのパワフル運転の開始後30min経過した場合を夫々示している。
一般に、暖房運転の場合、室内機1aでは、温められた空気を直下の床面の方向に吹き出すようにしており、このため、図8(a)に示すように、足元では設定温度よりも温められるが、全体として、室内が設定温度に温められる。
図8(a)に示す通常の暖房運転状態でパワフルボタン13を操作し、パワフル暖房運転状態とすると、暖房能力が増加するため、図8(b)に示すように、室内温度が設定温度まで上昇するが、これとともに、床面の設定温度よりも高い領域が広がる。通常の暖房運転の場合には、図8(a)から明らかなように、床面でも、室内機1aに近い部分で温度が高く、これから離れると、温度が低くなって設定温度に近い温度となる。
以上のように、この実施形態では、除湿や冷房,暖房運転中にパワフルボタン13を押すことにより、温度制御を行なわずに、圧縮機9を連続回転させて除湿能力や冷房能力,暖房能力が増加したパワフル除湿運転やパワフル冷房運転,パワフル暖房運転を行なうので、設定温度を切換え操作して除湿能力や冷房能力,暖房能力を増加させる従来の空気調和機に比べ、スピーディに室内空気の湿度を低下させることができるし、室内温度を所定温度低下させることができるし、室内温度を所定温度高めることができ、使用者の一時的に必要とする室内環境を迅速に実現することができる。
また、各運転モードに対して、かかるパワフル運転モードを共通の操作ボタンで設定することが可能であるから、操作がし易くなり、しかも、設定されたパワフル運転モードは、予め設定された時間が経過すると、自動的に解除されてもとの運転モードに戻るから、かかる一時的に必要としたパワフル運転モードが必要でなくなったときに使用者が行なう元の運転モードへの切換え操作が不要となり、その操作の手間を省くことになるし、また、使用者としても、元の運転モードへの切換えを意識しなくともよくなる。
なお、以上の説明では、具体的に数値例を示したが、これは実施形態の説明の便宜上示したに過ぎず、本発明はかかる数値によって限定されるものではない。
本発明による空気調和機の一実施形態を示すブロック図である。 図1における操作リモコンの一具体例を示す平面図である。 図1に示した実施形態での冷凍サイクルを示す図である。 図1に示した実施形態での室内機を示す断面図である。 図1に示した実施形態の全体制御動作を示すフロ−チャ−トである。 図1に示した実施形態でのパワフルボタンを操作したときの制御動作を示すフロ−チャ−トである。 図1に示した実施形態でのパワフル除湿運転と通常の除湿運転とこれらの移行過程での湿度と圧縮機の回転数とを示す図である。 図1に示した実施形態での通常の暖房運転とパワフル暖房運転での室内の温度分布を示す図である。 従来の空気調和機の冷凍サイクルの一例を示す図である。 従来の空気調和機の室内機の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 空気調和機の本体
2 操作リモコン
3 マイコン
4 受信回路
5 室温検出器
5’ 外気温検出器
6 湿度検出器
7 室内ファンモ−タ
8 室外ファンモ−タ
9 圧縮機
10 CPU
11a RAM
11b RAM
12 電源
13 パワフルボタン
14 運転/停止
15 送信回路
16 電池
101 圧縮機
102 凝縮器
103 減圧装置
104a 再熱器
104b 冷却器
105 貫流ファン
106 空気
107 水滴溜め
108 空気
109 四方弁
110 電磁弁

Claims (1)

  1. 暖房運転,冷房運転及び除湿運転を選択するための操作ボタンが設けられ、除湿運転時、冷却器として作用する熱交換器部分と再熱器として作用する熱交換器部分とを有する室内熱交換器を備えた空気調和機において、
    通常の除湿運転中に操作されることによって除湿能力を高める除湿運転を行なわせるための操作ボタンを設けるとともに、
    該除湿能力を高める除湿運転の終了後所定時間、湿度制御なしで圧縮機を該通常の除湿運転時の回転数で回転させて停止を禁止し、該所定時間の経過後、該通常の除湿運転に戻す手段を設けたことを特徴とする空気調和機。
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