JP3977812B2 - 冷ガスインフレータの開き装置 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、移動している車両の乗員を保護する安全装置に関する。本発明は、特に、冷ガスインフレータ用の開き装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ガス貯蔵装置が、ガスを迅速に放出できることは、様々な技術において非常に重要な特性である。このような技術の例としては、車両の乗員用の膨張可能な拘束装置、消火機構、および非常用エアコンテナがある。
【0003】
車両の乗員用の膨張可能な拘束装置の分野において、冷ガスインフレータは、貯蔵ガスを放出することによって車両のエアバッグを膨張させる。貯蔵ガスは、一般に、アルゴンやヘリウムのような1つまたは2つ以上の不活性ガスを含んでおり、自動車が衝突した場合、貯蔵ガスは冷ガスインフレータから出てエアバッグに流入し、それによってエアバッグは膨張させられる。冷ガスインフレータは貯蔵ガスを放出するので、このようなインフレータは、有毒ガスや高温の膨張ガスのような他の種類のインフレータに通常伴う問題を有していない。
【0004】
冷ガスインフレータは、膨張するカーテンエアバッグ、胸部エアバッグ、および頭部・胸部エアバッグに用いるのに適している。カーテンエアバッグは、車両の屋根に取り付けられ、膨張させられた時に乗員の頭部を保護する。胸部エアバッグは、カーテンエアバッグよりも低い位置に取り付けられ、通常、車両のシートに取り付けられている。
【特許文献1】
米国特許第6247725号明細書
【特許文献2】
国際公開第01/42047号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
冷ガスインフレータは排出開口部を備えており、貯蔵ガスは、圧力容器から出るためにこの通路を通って流れなければならない。通常、排出開口部は、貯蔵ガスが排出開口部を通過し、圧力容器から逃げるのを阻止する閉そく部材を有している。自動車の衝突時、開き装置は、エアバッグを急速に展開させることができるように、閉そく部材を迅速に除去しなければならない。開き装置は、それを作動させると、排出開口部の閉そくがいつでも解除されるように信頼性の高いものであるのが重要である。信頼性が高いと同時に、開き装置は、できるだけ少ない部品から作られるのが望ましい。一例として、開き装置は、密封部材の支持体を取り外すことによって動作する。密封部材がその支持体を失うと、この密封部材は排出開口部を閉そくしなくなり、貯蔵ガスは排出開口部を通って流れることができる。この種の開き装置は特許文献1から公知である。他の種類の開き装置は、衝撃波を発生することによって動作する。特許文献2のインフレータは、衝撃波を用いてバーストディスクを開け、それによって、貯蔵ガスがガス容器から逃げる。特許文献2のインフレータは、バーストディスクを開けて、膨張ガスを圧力容器から逃がすのに衝撃波を用いている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従来技術において未解決の問題は、添付の特許請求の範囲の請求項1に記載されているようなインフレータによって解消される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、自動車の安全拘束機構に用いられる参考例の冷ガスインフレータを示している。冷ガスインフレータは、第2の円筒形部材10に取り付けられた第1の円筒形部材21を有している。バーストディスクが第1の円筒形部材に固定して取り付けられており、それによって、圧力容器がバーストディスク、第1の円筒形部材、および第2の円筒形部材によって形成されている。圧力容器は、自動車の衝突時に車両のエアバッグを膨張させるためにインフレータから放出される貯蔵ガス11によって満たされている。第2の円筒形部材10は、円形の断面を備える概ね円筒形の形状を有している。第2の円筒形部材10は、ステンレス鋼、低炭素鋼、または、十分な強度と、貯蔵ガスに対する非常に低い透過性を有する適切な他の材料から作られていてよい。
【0008】
貯蔵ガス11の理想的な特性は、ガスが不活性であり、温度の影響が大きくなく、膨張速度が速いことである。本発明によれば、不活性ガスの貯蔵圧力は約62053kPaである。不活性ガスまたは二原子気体を用いて3447kPaから82740kPaの間の圧力の下で適切に動作する冷ガスインフレータを構成することが可能である。
【0009】
貯蔵ガスは、アルゴン、ネオン、キセノン、ヘリウム、および窒素を含む1つまたは2つ以上のガスを含んでいてよい。貯蔵ガスは100%ヘリウムであるのが好ましい。圧力容器は、アルゴンガスとヘリウムガスの混合物によって満たされていてよい。
【0010】
圧力容器は、第2の円筒形容器の第1の端部6のガス充填ポート13を通して貯蔵ガス11によって満たされる。ガス充填ポートは、圧力容器が所望の圧力まで充填された後、ガスが逃げるのを阻止するために、炭素鋼から作られたプラグ12によって密封される。プラグは、抵抗溶接によってガス充填ポート13に固定するのが好ましいが、当業者には、プラグ12を第2の円筒形部材10に融着させるのに他の種類の溶接を用いることができることが分かる。ガス充填ポート13は、第2の円筒形部材10の第1の端部6に配置されており、第1の円筒形部材21は第2の円筒形部材10の第2の端部7に連結されている。
【0011】
図1において、開き装置は、第1の円筒形部材21に取り付けられている。第1の円筒形部材21は、ステンレス鋼、低炭素鋼、または、十分な構造強度を有する適切な任意の他の材料から作られていてよい。第1の円筒形部材21は、第2の円筒形部材10にはめ込み式に挿入されている。第1の円筒形部材21は、周方向の溶接、好ましくはTIG(タングステン不活性ガス)溶接によって第2の円筒形部材10に連結されているが、他の適切な溶接技術を用いることができる。本発明の参考例を示す図2では、第1の円筒形部材21と第2の円筒形部材10は図1とは異なる方法で互いに取り付けられている。第1の円筒形部材部材21の圧力容器部25は、第2の円筒形部材10の第2の端部7に摩擦溶接されている。第1の円筒形部材21の圧力容器部25と第2の円筒形部材10は実質的に同じ半径を有している。摩擦溶接プロセスの結果として、突き合された連結部から外側と内側の両方に延びる複数のカール24が、変位させられた金属によって形成されている。両冷ガスインフレータは、第1の円筒形部材部材21と第2の円筒形部材部材10を取り付ける2つの手法を示しているが、当業者には、第2の円筒形部材10の第2の端部を嵌め込み式に第1の円筒形部材21に挿入するなどの、他の手法を使用できることが分かる。
【0012】
図1において、バーストディスク17は、第1の円筒形部材21の脚部23に取り付けられている。第1の円筒形部材21の脚部23は、この構造が、断面で見た場合に「脚」に部分的に似ているので「脚部」と呼んでいる。バーストディスク17は平坦な形状を有しているが、バーストディスクは、圧力容器が充填された時に開き装置1の方へたわむ。脚部23の最も内側の部分は曲線形状を有しており、バーストディスクは、圧力容器がガスによって満たされている間、この曲線形状と相補的な形状になっている。貯蔵ガス11は、バーストディスクに一様な力をかけ、それによって、バーストディスクはドーム状の構成になる。圧力容器の充填時間を短縮するために、脚部23は、圧力容器の充填時に湾曲することができ、したがって、バーストディスクへの荷重を分散させ、充填時にバーストディスク17が早すぎる時期に破裂するのを防止する。圧力容器が充填された後、脚部23は最初の形状に戻ることはない。脚部23は約4°湾曲するのが好ましい。バーストディスクを膨らますのに貯蔵ガスに頼る代わりに、バーストディスクは、第1の円筒形部材21の脚部23に取り付ける前に、事前に形状を与えておき、または事前に膨らましておいてもよい。バーストディスクに事前に形状を与えるプロセスの一例がハイドロフォーミングである。事前に形状を与えておく手法を用いることによって、バーストディスク17が早過ぎる時期に壊れる危険性を生じることなく、圧力容器のガス充填速度を速くすることができる。図2において、バーストディスク17は、第1の円筒形部材21の環状の端部板27に取り付けられている。
【0013】
バーストディスク17は、排出開口部14を密封し、圧力容器が貯蔵ガスによって満たされた後に貯蔵ガス11が圧力容器から逃げるのを阻止している。排出開口部14は第1の円筒形部材21の脚部23によって形成されている。本発明では、バーストディスクは以下の制約を満たさなければならない。バーストディスクは、生産充填速度の1.1倍またはそれより速い充填速度に耐えられなければならない。バーストディスクは、ヘリウムを漏洩させることなく、USCAR4500圧力サイクルを満たさなければならない。バーストディスクは−400Cで確実に開かなければならない。最後に、バーストディスクは、耐圧力の1.25倍の最低圧力、および圧力容器の最低のハイドロバースト圧力の0.8倍の最高圧力でハイドロバーストしなければならない。本発明によれば、バーストディスクは、ステンレス鋼、インコネル材料、モネル材料、または、前述の制約を満たす任意の他の材料から作ることができる。バーストディスクの硬度は、バーストディスクの厚さを最小限に抑えるために、「ハーフハード」と「フルハード」の間であるべきである。硬度は、金属が切断、磨耗、穿孔、屈曲、および伸長に抵抗する程度である。金属の、表示されている硬度は、特定の測定装置および測定技術によっていくらか異なる。バーストディスクの好ましい厚さは、41370kPaで周囲に充填する場合、0.203mmであり、62053kPaで周囲に充填する場合、0.254mmである。バーストディスクは、YAGレーザによって第1の円筒形部材21に取り付けられているが、他の溶接技術によって取り付けることができる。
【0014】
開き装置1は、電気的に駆動される点火装置3、エンドキャップ4、および任意に点火装置ノズル8を有している。開き装置1は、開き装置の長手方向軸線が第1の円筒形部材10の長手方向軸線に実質的に平行になるように位置している。点火装置3は、中央処理装置(不図示)と通信し、センサ手段(不図示)と通信する。センサ手段は、車両の衝突または突然の減速を検知するのに当該技術分野で現在用いられている任意の種類のセンサ手段であってよい。電気式の複数の点火ピン2が、互いに絶縁され、ブリッジワイヤ(不図示)によって連結されている。ブリッジワイヤは、衝撃波を発生してバーストディスク17を破裂させるように構成された火工品構成物の1つまたは2つ以上の層に埋め込まれているのが好ましい。本発明用の適切な火工品構成物、すなわち点火材料の一例は、ジルコニウム過塩素酸カリウム、すなわちZPPであるが、当業者には、他の点火材料を本発明に使用できることが分かる。点火装置供給業者の例にはSDIおよびEMS-Patvagが含まれる。本発明の好ましい実施形態はブリッジワイヤ点火装置を有しているが、半導体ブリッジ点火装置またはスマート点火装置を用いることもできる。
【0015】
エンドキャップ4が点火装置3を収容している。図1において、点火装置3はエンドキャップに対して縁を曲げられている(crimped)。これに対して、図2に示されている冷ガスインフレータは、第1の円筒形部材21に溶接された点火装置3を示している。溶接の、好ましい種類はMIG溶接であるが、他の種類の溶接を使用できることが分かる。さらに、点火装置は、本発明の範囲から逸脱することなく、ねじまたは他の適切な取り付け手段によって連結することができる。
【0016】
開き装置1は、点火材料の点火による出力エネルギーをバーストディスク17の方へ向ける点火装置ノズル8を有していてもよい。図1において、このノズルはバーストディスク17の方向へ内側に先細にされている。点火装置ノズル8が無くても、点火装置はバーストディスク17を破裂させるが、余分の点火材料を充填する必要がある。ノズル8を不要にする複数の補強壁を有する点火装置を利用することも可能である。このような補強壁は、出力エネルギーをバーストディスク17の方向へ集中させることによってノズル8と同様に働く。
【0017】
図1において、ノズル8は縁を曲げることによってエンドキャップ4に取り付けられているが、プレスばめや溶接のような他の取り付け方法も適している。ノズルは、標準的な炭素鋼から作られるのが好ましく、排出開口部14の大きさよりも小さく、2mmから8mmの範囲であるのが好ましい開口部9を有している。
【0018】
衝突または突然の減速が検出された時、バーストディスク17は開き装置1によって破裂させられる。点火材料はブリッジワイヤによって点火される。バーストディスク17を破壊する衝撃波が、点火材料の爆発によって発生する。バーストディスク17が破裂するように、開き装置1は、完全にドーム状になったバーストディスクの中心から8.0mm未満離れた位置に配置されている。バーストディスク17が開かれると、貯蔵ガスは圧力容器から出口通気孔22を通って半径方向に逃げる。冷ガスインフレータは、破裂したバーストディスクからの複数の破片を、これらの破片がエアバッグ内に巻き上げられないように捕らえる破片スクリーン20aを有している。図2を参照すると、第1の円筒形部材21は、外周部分に複数の出口通気孔22を有する導管部26を有している。図2に示されている破片スクリーン20aは、エンドキャップ4と、第1の円筒形部材21の端部板27の間に配置されている。
【0019】
ガス流量を調節するのにはいくつかの方法がある。ガス流量を調節する1つの方法は、出口通気孔22の直径を大きくし/小さくすることである。他の方法は、排気開口部14の直径を大きくし/小さくすることである。最後に、ガス排出量を調節するために、調節用のオリフィスプレート18を第2の円筒形部材10内に設けることができる。図1において、オリフィスプレート18は、第1の円筒形部材21にぴったりと接触して取り付けられ、レーザ溶接によって第1の円筒形部材21に固定されている。貯蔵ガス11は、オリフィスプレート18のオリフィス19を通って流れる。オリフィス19の面積は排出開口部14の面積よりも小さい。図2において、オリフィスプレートは第1の円筒形部材21の圧力容器部25の棚状部25上に設けられている。図1のオリフィスプレートとは異なり、このオリフィスプレート18は第1の円筒形部材21に溶接されていない。オリフィスプレートは、環状の棚状部28によって、端部板27に接触するのを阻止されている。さらに、このオリフィスプレートは、カール24のために、第2の円筒形部材10の方へ滑るのを阻止されている。
【0020】
図3は、オリフィスプレート18が第2の円筒形部材10内の、上流側に設けられている他の参考例を示している。排出開口部14がオリフィス19よりも大きな面積を有しているため、上流側のオリフィスプレート18の存在が、排出開口部14を通る貯蔵ガス11の流量に影響を与える。排出開口部14とオリフィスプレート18の間の貯蔵ガス11である第1の量の貯蔵ガス11は排出開口部14を通って流れる。一方、オリフィスプレート18と第1の端部6の間の貯蔵ガス11である第2の量の貯蔵ガス11は、オリフィス19と排出開口部14の両方を通って流れなければならない。オリフィスプレート18は、第1の端部6よりも第2の円筒形部材10の第2の端部7に近い位置に配置するのが好ましく、したがって、流れを絞られないガスの量が制限される。そうすることによって、圧力時間曲線の初期の立ち上がりを小さくし、そのようにして、インフレータが、乗員レベル試験時におけるアウトオブポジションの要求を満たすようにすることができる。
【0021】
参考例の軸方向流の冷ガスインフレータが図4に示されている。半径方向流の冷ガスインフレータとは異なり、軸方向流の冷ガスインフレータは、角度Cで取り付けられた開き装置を有している。図4において、角度Cは開き装置の長手方向軸線Bと第2の円筒形部材10の長手方向軸線Aが交差することによって形成される鋭角である。開き装置は任意の角度Cに取り付けることができるが、好ましい角度Cは100よりも大きい。
【0022】
開き装置を斜めに取り付けることによって、軸方向に逃げるガスのための大きな流れ面積を確保することができ、それによって、外部マニフォルド(不図示)を介してガスを軸方向の流れに変換する従来の半径方向流の構想よりも優れたパッケージング構成が可能になる。開き装置1は、開き装置1のどの部分も第2の円筒形部材10の断面を越えて延びることがないように軸方向流連結器31内の凹所に配置するのが好ましい。
【0023】
図4と、本発明の実施形態を示す図5に示されている、軸方向流の両冷ガスインフレータは、同様に動作するが、わずかに異なる構成を有している。図4では、第1の円筒形部材21’は第2の円筒形部材10内に嵌め込み式に挿入され、2つの部材は溶接されている。一方、図5では、第1の円筒形部材21’は第2の円筒形部材10に摩擦溶接されており、この2つの部材の、互いに溶接された部分は、実質的に同じ半径を有する必要がある。図4では、オリフィスプレート18は第1の円筒形部材にレーザ溶接されているのに対して、図5のオリフィスプレート18は、上述の棚状部25およびカール24によって所定の位置に固定されている。
【0024】
軸方向流の冷ガスインフレータは、上述の図1の開き装置と同様の開き装置を有している。バーストディスク17が破裂すると、貯蔵ガス11は、まず、第1の円筒形部材21’の導管部26を介して軸方向に向けられ、さらに、軸方向流連結器31を介して同じ方向に向けられる。その後、貯蔵ガスは、軸方向流連結器の端部の所の任意の破片スクリーン20bを通過する。軸方向流連結器は、ガスが冷ガスインフレータから出る時にガスを軸方向に流れるように方向付ける。軸方向流の冷ガスインフレータは、米国運輸局(U.S.A. Department of Transportation)の規定に従うために、参考例を示す図6に示されているように軸方向流連結器31の端部に取り付けられた流れ転換器32を有することができる。冷ガスインフレータのガス流は流れ転換器32によって軸方向流から半径方向流に変えられる。
【0025】
軸方向流のインフレータの他の参考例が図7に示されている。この冷ガスインフレータは、半径方向の構成であり、インフレータに外側から取り付けられ、ガス流を半径方向から軸方向に変換する軸方向流L字管41を有している。貯蔵ガス11は、第2の円筒形部材10から軸方向流L字管41に流れ、エアバッグクッション(不図示)に流入する。軸方向流L字管41から流れるガスの方向は第2の円筒形部材10の長手方向軸線Aに平行であるが、冷ガスインフレータから出たガスは、第2の円筒形部材10の長手方向軸線Aと重なり合ってはいない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】参考例の半径方向流の冷ガスインフレータの概略断面図である。
【図2】 図1に対応する半径方向流の冷ガスインフレータの他の参考例を示す図である。
【図3】オリフィスプレートが圧力容器内のさらに上流側に配置されていることを除いて図1と同様の参考例の図である。
【図4】参考例の軸方向流の冷ガスインフレータの概略断面図である。
【図5】 図4に対応する軸方向流の冷ガスインフレータの実施形態を示す図である。
【図6】冷ガスインフレータが流れ転換器を有することを除いて図4と同様の参考例の図である。
【図7】軸方向流L字管を有する参考例の冷ガスインフレータの概略断面図である。

Claims (1)

  1. 半径方向内側に延びて排出開口部を形成している環状の端部板を有する圧力容器部、および膨張ガスの方向を定める導管部を有する第1の円筒形部材と、
    閉じられた第1の端部、および摩擦溶接によって前記第1の円筒形部材の前記圧力容器部に融着され、それによってカールが形成された第2の端部を有する第2の円筒形部材と、
    先端が前記第2の円筒形部材から離れる方向を向いた実質的にドーム状の形状を有し、前記端部板に取り付けられたバーストディスクであって、前記第1の円筒形部材および前記第2の円筒形部材と共に、貯蔵ガスが収容された圧力容器を形成しているバーストディスクと、
    を有し、
    記第1の円筒形部材は、前記圧力容器部内に配置され、オリフィスプレートが前記端部板に接触するのを妨げる環状の棚状部を有し、
    前記カールは、前記オリフィスプレートが前記第1の円筒形部材内から動くのを妨げており、前記オリフィスプレートは前記第1の円筒形部材内に位置しており、
    前記オリフィスプレートは、貫通しているオリフィスを有し、該オリフィスは前記排出開口部よりも小さく、
    前記バーストディスクは、前記第2の円筒形部材の長手方向軸線に対して斜めになるようになった長手方向軸線を有する開き装置によって破裂させられる
    インフレータ。
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