JP3976521B2 - 搬送用チェーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のワーク搬送ラインに用いられる搬送用チェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、工場などのワーク搬送ラインにとして、特開平6−227642号公報、特開平7−69208号公報或いは特開平10−45227号公報に開示されるような、センターリンクとサイドリンクとを連結ピンによって交互に連結した搬送用チェーンが用いられている。
【0003】
上記の搬送用チェーンを搬送ラインの一部の側面図である図8に基づいて説明する。
搬送用チェーンCは、平面視で長尺リング状をなすセンターリンク101と上下一対のプレート102a、102bからなるサイドリンク102とを、端部に連結ピン103を挿入して交互に連結することで構成される。
【0004】
そして、上記搬送用チェーンCを構成する複数のサイドリンク102のうちの所定のサイドリンク102の上プレートをトロリーやワークを載置するパレットなどに係止するフック部材102cとし、このフック部材102cを備えたサイドリンク102の前後に位置するセンターリンク101にローラ104を備えたブラケット105を取り付け、またある程度の間隔をあけて同様のローラ104を備えたブラケット105をサイドリンク102に取り付け、これらローラ104をガイドレール106に係合し、図示しない駆動モータにより搬送用チェーン100をガイドレール106に沿って走行せしめるようにしている。即ち、ガイドレール106を例えば曲線にすることで、搬送用チェーン100も上下または左右に振れながら走行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図9は従来の搬送用チェーンを用いた搬送ラインの模式図であり、この図に示すように、ガイドレール106は連続した曲線であっても、搬送用チェーン100を構成するセンターリンク101とサイドリンク102は直線状であり且つガイドレール106と搬送用チェーンCとの接点はローラ104であるので、搬送用チェーンCは直線を繋ぎ合わせた形状になる。
【0006】
図10は上記直線の繋ぎ目にあたる部分の搬送用チェーンCの拡大図であり、センターリンク101およびサイドリンク102の連結ピン103と接触する面のうち搬送用チェーンの走行方向に沿った方向の力を受ける受面101a、102dは断面が直線状になっている。その結果、センターリンク101とサイドリンク102の連結角度が変わる箇所では受面101a、102dと連結ピン103との接触が点接触になり、しかもピン芯間の距離が長くなる方向にずれ、接触点に過大な力が作用する。
【0007】
このような接触が繰り返される結果、図11に示すように、連結ピン103の一部に偏磨耗が発生する。この傾向はローラの前後の連結ピンにおいて顕著となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、センターリンクとサイドリンクとを連結ピンによって交互に連結した搬送用チェーンにおいて、前記センターリンク及びサイドリンクの連結ピンと接触する面のうち、搬送用チェーンの走行方向に沿った方向の力を受ける受面を連結ピンに向かって突出する球面とし、前記センターリンクの連結ピンと接触する球面の曲率(R)を当該球面と連結ピンの接触点の中心からの移動量(S)がセンターリンクの中心から上下端までの距離(H)の1/2以下となるように設定した。
斯かる構成とすることで、搬送用チェーンの走行中にセンターリンクとサイドリンクの連結角が変化した場合でもセンターリンク及びサイドリンクの受面と連結ピンとの接触が面接触に近くなるとともにピン芯間の距離も略一定を保てる。
【0009】
尚、球面加工を施すのは、全てのセンターリンク及びサイドリンクとせず、偏磨耗の原因となりやすい箇所のみ、例えば、ガイドローラを取り付けたセンターリンク及びこのセンターリンクの直前・直後のサイドリンクの受面のみに球面加工を施してもよい。
【0011】
このような構成としても、センターリンク及びサイドリンクの受面と連結ピンとの接触が面接触に近くなるとともにピン芯間の距離も略一定を保てる。また、第1発明と同様の考えから、ガイドローラを取り付けたセンターリンクとサイドリンクとを連結する連結ピンのみに球面座を設けるようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の態様を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る搬送用チェーンを用いた搬送ラインの一部の側面図、図2は同搬送ラインの一部の平面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は図1の要部拡大図、図5は図4のB−B線断面図である。
【0013】
搬送用チェーンCは、平面視で長尺リング状をなすセンターリンク1と上下一対のプレート21,21からなるサイドリンク2とを、端部に連結ピン3を挿入して交互に連結することで構成される。
【0014】
センターリンク1は長さ方向の中間部を両端部よりも厚みを薄くし、この中間部にセンターリブ10を備え、またサイドリンク2を構成する上下一対のプレート21,21の端部には連結ピン3が挿通される長穴22が形成され、この長穴22と直交する方向に凹部23が形成されている。
【0015】
そして、センターリンク1とサイドリンク2を連結するには、上下一対のプレート21,21間にセンターリンク1の端部から若干外れた薄い部分を挟む。この状態で連結ピン3をプレート21,21の長穴22,22及びセンターリンク1の端部に相通する。
【0016】
ここで、連結ピン3の両端部には幅方向に伸びる係止部31,31が設けられており、連結ピン3をプレート21,21の長穴22,22に挿通する場合には、当該係止部31と長穴22とが同方向になるようにし、連結ピン3を挿通した後、連結ピン3を90°回転させて係止部31と凹部23が同方向となるようにし、更にプレート21,21間にセンターリンク1の端部を位置せしめる。センターリンク1の端部は厚みが厚いので、プレート21,21の間隔が広がり、連結ピン3の係止部31が凹部23に嵌り込み、センターリンク1とサイドリンク2とが外れないように連結される。
【0017】
また、前記センターリンク1のうち所定のものにはセンターリブ10を介してローラ4を備えたブラケットが支持されている。即ち、左右それぞれのブラケット5には上方に向かって開放される凹溝51と、この凹溝51の下方にボルト挿通穴52が形成されて、またブラケット5の前後の端部は折り返されてセンターリンク1を上下から挟み込む係止片53,54となっている。そして、組み付け状態において、左右のブラケット5,5間にはプラスチックなどからなる緩衝板11を介在せしめている。この緩衝板11には下方に向かって開放される凹溝12と、この凹溝12の上方にボルト挿通穴13が形成されている。
【0018】
上記の左右のブラケット5、5をセンターリンク1に保持するには、先ず1つのブラケット5を下方から長尺状センターリンク1内に挿入する。尚、係止片53,54を含めたブラケット5の幅はセンターリンク1の内側穴の幅よりも小さく設定されている。
【0019】
同様にして、もう1枚のブラケット5も下方から長尺状センターリンク1内に挿入する。この状態で左右のブラケット5、5の上方に向かって開放される凹溝51内にセンターリブ10が入り込む。
【0020】
次いで、左右のブラケット5、5間に上方から緩衝板11を挿入する。緩衝板11の挿入は下方に向かって開放される凹溝12内にセンターリブ10が入り込むように行う。緩衝板11を挿入することで左右のブラケット5、5は押し広げられ、上下の係止片53,54が確実にセンターリンク1を挟み込む。
【0021】
この後、緩衝板11のボルト挿通穴13及び左右のブラケット5、5の凹溝51にボルト14を挿通してナット15で固定し、また緩衝板11の凹溝12及び左右のブラケット5、5のボルト挿通穴52にボルト16を挿通してナット17で固定することで、ローラ4が搬送チェーンCに取り付けられる。
尚、ローラ4の形状は外側に向かって小径とし、走行中に左右のローラ4同士が接近する方向に力が作用することで、走行の安定を図っている。
【0022】
上記センターリンク1の端部の連結ピン3と接触する面のうち搬送用チェーンの走行方向に沿った方向の力を受ける受面1aを連結ピン3に向かって突出する球面としている。尚、図示例にあっては受面1aに連続する側面も球面としているが、側面については必ずしも球面でなくともよい。
【0023】
前記受面1aの曲率(R)は本実施例ではR=60としている。この曲率は、接触点(支点)Sの移動量がセンターリンク1の中心から上下端までの距離Hの1/2以下となるように設定する。
【0024】
また、一部のサイドリンク2については上プレートをフック部材25としている。そして、上下のプレート21、21の連結ピン3と接触する面のうち搬送用チェーンの走行方向に沿った方向の力を受ける受面21aもセンターリンク1と同様に、連結ピン3に向かって突出する球面としている。尚、受面21aの曲率(R)は本実施例ではR=20としている。
【0025】
以上の如き構成とすることで、上下方向に曲がったレール6に沿って搬送用チェーンCが走行する際に、センターリンク1とサイドリンク2との連結部が折れ曲がっても、連結ピン3の芯間距離は実質的に変化せず、連結ピン3とセンターリンク1或いはサイドリンク2との接触も面接触に近くなり、偏磨耗が生じにくくなる。
【0026】
図6は第2発明に係る実施例を示す図4と同様の図、図7は図6のC−C線断面図であり、この実施例にあっては、連結ピン3の中央に球面座32を形成し、この球面座32の両側面に組み付けの際に利用する二面巾33を形成している。
【0027】
一方、センターリンク1の受面1aは凸面とし、この受面1aに前記球面座32が嵌まり込む凹部1bを形成している。前記凸面としては必ずしも球面である必要はない。また、図示例ではサイドリンク2を構成する上下のプレート21の受面21aは球面としていないが、この受面21aを前記実施例と同様に球面にしてもよい。
【0028】
上記の構成とすることで、連結ピン3の球面座32とセンターリンク1の受面1aとが面接触し、偏磨耗することが防止される。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、連結ピンの形状或いは連結ピンに当接するセンターリンクとサイドリンクの受面の形状に工夫を凝らしたことで、搬送用チェーンを曲線状のガイドレールに沿って走行させても、連結ピンに偏磨耗が生じにくくなり、連結ピンの交換や修理のサイクルを延ばすことができ、コストダウン、生産効率の向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る搬送用チェーンを用いた搬送ラインの一部の側面図
【図2】同搬送ラインの一部の平面図
【図3】図1のA−A線断面図
【図4】図1の要部拡大図
【図5】図4のB−B線断面図
【図6】第2発明に係る実施例を示す図4と同様の図
【図7】図6のC−C線断面図
【図8】従来の搬送用チェーンを用いた搬送ラインの一部の側面図
【図9】従来の搬送用チェーンを用いた搬送ラインの模式図
【図10】従来の搬送用チェーンの要部拡大図
【図11】従来の連結ピンの偏磨耗状態を示す図
【符号の説明】
1…センターリンク、1a…受面、2…サイドリンク、21…サイドリンクを構成するプレート、22…長穴、23…凹部、25…フック部材、3…連結ピン、31…係止部、4…ローラ、5…ブラケット、51…凹溝、52…ボルト挿通穴、53,54…係止片、6…レール、10…センターリブ、11…緩衝板、12…凹溝、13…ボルト挿通穴、14,16…ボルト、15,17…ナット、32…球面座、33…二面巾。

Claims (1)

  1. センターリンクとサイドリンクとを連結ピンによって交互に連結した搬送用チェーンにおいて、この搬送用チェーンを構成するセンターリンク及びサイドリンクのうち、ガイドローラを取り付けたセンターリンク及びこのセンターリンクの直前・直後のサイドリンクの受面を連結ピンに向かって突出する球面とし、前記センターリンクの連結ピンと接触する球面の曲率(R)を当該球面と連結ピンの接触点の中心からの移動量(S)がセンターリンクの中心から上下端までの距離(H)の1/2以下となるように設定されていることを特徴とする搬送用チェーン。
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