JP3975754B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒンジ機構により表示部を開閉するようにした情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ノート型パソコンなどの情報処理装置では、情報処理装置本体にヒンジ機構によって表示部が開閉可能に設けられていた。
【0003】
図3及び図4はそのような従来の情報処理装置を示すもので、図3は表示部を開いた状態の外観斜視図、図4(a)は表示部を開いた状態の側面断面図、図4(b)は表示部を閉じた状態の側面断面図である。図において、21は情報処理装置本体、22は情報処理装置本体21後端に一対のヒンジ機構23で開閉可能に取り付けられた表示部で、液晶表示装置24が内蔵されている。25は表示部22を一定角度で止めるストッパー部で、当接する相手側が傷つかないようにするため硬質のゴムが使用されている。ストッパー部25を設ける理由は、開き角度を規制しない場合、開閉角度が180度以上になり、表示部22が机等にあたって傷がつくだけでなく、情報処理装置本体21内部の回路と表示部22内部の液晶表示装置24などの回路とを電気的に接続するケーブル(図示せず)の屈曲信頼性等が低下する。このため、回動範囲を出来る限り最小にしていくには、ある一定角度で表示装置を止める必要性がある。また、26は情報処理装置本体21後端のヒンジ機構23間の切り欠き部21aに配置された電池で、情報処理装置本体21後端から外側方向へ移動して着脱可能となっている。電池26は、情報処理装置全体の厚みを最小限とするため、電池のセル26aが収納された電池ケースの高さ方向の厚みと、表示部22の厚みが情報処理装置全体の厚みとなるようにしている。このため、電池26と表示部22の間に壁は設けられていない。
【0004】
以上のように構成された情報処理装置において、表示部22が回動して一定角度まで開いたとき、表示部22が情報機器装置本体21へ当たる前に、ストッパー部25が当たり、表示部22の開き角度が規制される。また、交換等で電池26を着脱する際は表示部22を情報処理装置本体21に重ねるように閉じた状態で行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような上記従来の情報処理装置においては下記に挙げる課題があった。
【0006】
(1)近年の情報処理装置の軽量・薄型化のため表示部22の筐体も薄くなっており、表示部22を閉じて携帯する際に、情報処理装置本体21後端のヒンジ機構23間を持つと、ペコペコした状態でヒンジ機構23間の表示部22の筐体にたわみが発生して、保持した時のフィーリングが悪くなると同時に、液晶表示装置24へ多大な荷重が加わってしまう。この対策としては、筐体の厚さを増すか、補強板等を追加する方法があるが、いずれも軽量・薄型化の方向に逆行してしまう。一方、表示部22に内蔵される液晶表示装置24においても、軽量化等で液晶ガラスの厚みが薄くなっており、液晶ガラスの強度確保も重要な課題である。表示部22の筐体がたわむことにより、割れなどの破損を生じる恐れがあった。一般に、厚み方向の強度は、厚みの3乗に起因しているので、軽量化で効果がある厚みを薄くするためには、別の方法で強度を確保していく必要がある。ガラス破損の場合は、たわみ量に起因しているので、たわみを発生させる要因を出来る限り排除していく必要がある。
【0007】
(2)情報処理装置本体21後端のヒンジ機構23間の切り欠き部21aに配置された電池26が、情報処理装置本体21後端から外側方向へ移動して着脱する際、表示部22の主平面、場合によっては液晶表示装置24の表示面を傷つけてしまう恐れがあった。この場合においても、電池26と表示部22の間に情報処理装置本体21の筐体を防護壁として設けようとすれば情報処理装置全体の厚さが厚くなってしまう。
【0008】
本発明は、情報処理装置全体の厚さを厚くすることなく、簡単な構成で、表示部が情報処理装置本体に重ねられるように閉じたときには表示部のたわみ防止と、表示部が開いた時には表示部の開き角度を規制するストッパーの機能を備え、さらには電池を着脱する際に表示部を傷つけることのない情報処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の情報処理装置は、表示部のヒンジ機構間に当接部を有し、表示部を閉じたときには、表示部筐体のたわみ防止となり、表示部が開いた時には、開き角度を規制するストッパーとなることが出来るようにしたものである。
【0010】
これにより、表示部を閉じて携帯するときには、手で持った時のフィーリングが悪くなることがなくなると同時に、液晶表示装置24に多大な荷重が加わることもなく、開き角度も規制することが出来る。さらには、電池を着脱する際に表示部を傷つけることのない情報処理装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、情報処理装置本体と、一対のヒンジ機構により前記情報処理装置本体後端に開閉可能に取り付けられた表示部と、前記表示部のヒンジ機構間に設けられた当接部とを有し、前記当接部は、前記表示部が前記情報処理装置本体に重ねられるように閉じたときには、前記表示部のヒンジ機構間のたわみ防止となり、前記表示部を開いた時には、前記表示部の開き角度を制限するストッパーとなることを特徴とする情報処理装置としたものであり、手で保持した時のフィーリングが悪くなることがなくなると同時に、液晶表示装置24に多大な荷重が加わることもなく、開き角度も規制することが出来るという作用を有する。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の情報処理装置において、情報処理装置本体後端のヒンジ機構間の切り欠き部に電池が配置され、前記電池は前記情報処理装置本体後端から外側方向へ移動して着脱可能となっており、着脱の際、当接部に接触することにより、電池および表示部の表面を傷つけないようにしたことを特徴とするものであり、電池を着脱の際、当接部が電池と当たり、電池および表示部を傷つけないという作用を有する。
【0013】
以下に、本発明の実施の形態を図1と図2を用いて説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態の情報処理装置を示すもので、図1は表示部を開いた状態の外観斜視図、図2(a)は表示部を開いた状態の側面断面図、図2(b)は表示部を閉じた状態の側面断面図である。図において、1は情報処理装置本体で、筐体が樹脂や金属(マグネシウム、アルミニウム、亜鉛等)で構成されている。2は情報処理装置本体1後端に一対のヒンジ機構3で開閉可能に取り付けられ、回転軸3aを中心に回動する表示部で、液晶表示装置4が内蔵されている。5は表示部2を一定角度で止めるストッパー部で、ゴム、クッションあるいは、樹脂等で構成されており、情報機器装置本体1と接触した際、傷つきにくく、相手側も傷つけることのない材料である。また、6は情報処理装置本体1後端のヒンジ機構3間の切り欠き部1aに配置された情報処理装置を駆動する際の電池で、情報処理装置本体1後端から外側方向へ移動して着脱可能となっている。
【0015】
以上のように構成された本発明の情報処理装置についてその動作を説明する。表示部2は情報処理装置本体1に対して回転軸3aを中心に回動し、図2(a)に示すように、ストッパー部5が情報処理装置本体1に当接した位置で止められる。そして、この開閉角度で情報処理装置を使用することができる。
【0016】
次に、図2(b)に示すように、携帯時など表示部2を閉じた状態では、表示部2のストッパー部5が情報処理装置本体1の上面部に接触するかストッパー部5と上面部の隙間がほとんど出来ないようになっている。そして、表示部2の外部から矢印F方向の荷重を受けた場合でも、ストッパー部5と情報処理装置本体1の上面部との間に隙間がほとんどないため、表示部2の筐体のたわみ量が少ない。このため、携帯する際に、情報処理装置後端のヒンジ機構間を手で保持した場合にペコペコした感触とならず、しっかりした感触となる。また、表示部2に内蔵される液晶表示装置4の液晶ガラスに対しても表示部2の筐体のたわみによる影響が少なく、したがって、薄く軽量化された液晶ガラスでも割れなどの発生を抑えることができる。
【0017】
次に、電池6を交換等のために着脱する際は、表示部を閉じた図2(b)の状態で行う。本実施の形態でも従来例と同様、情報処理装置全体の厚みを最小限とするため、電池のセル6aが収納された電池ケースの高さ方向の厚みと、表示部2の厚みが情報処理装置全体の厚みとなるようにしている。このため、電池6と表示部2の間に壁がないが、本実施の形態の場合、ストッパー部5と電池6が接触するため、電池6と表示部2のどちらも傷がつくことはない。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、表示部のヒンジ機構間に当接部を有し、表示部を閉じたときには、表示部筐体のたわみ防止となり、表示部が開いた時には、開き角度を規制するストッパーとなることが出来るようにすることにより、表示部を閉じて携帯するときには、手で持った時のフィーリングが悪くなることがなくなると同時に、液晶表示装置に多大な荷重が加わることもなく、開き角度も規制することが出来、さらには、電池を着脱する際に電池および表示部を傷つけることのない情報処理装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の情報処理装置の表示部を開いた状態の外観斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の情報処理装置の表示部を開いた状態の側面断面図および表示部を閉じた状態の側面断面図
【図3】従来の情報処理装置の表示部を開いた状態の外観斜視図
【図4】従来の情報処理装置の表示部を開いた状態の側面断面図および表示部を閉じた状態の側面断面図
【符号の説明】
1 情報処理装置本体
1a 切り欠き部
2 表示部
3 ヒンジ機構
3a 回転軸
4 液晶表示装置
5 ストッパー部
6 電池
Claims (2)
- 情報処理装置本体と、一対のヒンジ機構により前記情報処理装置本体後端に開閉可能に取り付けられた表示部と、前記表示部のヒンジ機構間に設けられた当接部とを有し、前記当接部は、前記表示部が前記情報処理装置本体に重ねられるように閉じたときには、前記表示部のヒンジ機構間のたわみ防止となり、前記表示部を開いた時には、前記表示部の開き角度を制限するストッパーとなることを特徴とする情報処理装置。
- 情報処理装置本体後端のヒンジ機構間の切り欠き部に電池が配置され、前記電池は前記情報処理装置本体後端から外側方向へ移動して着脱可能となっており、着脱の際、当接部に接触することにより、電池および表示部の表面を傷つけないようにしたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
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JP2002012512A JP3975754B2 (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 情報処理装置 |
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Country Status (1)
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- 2002-01-22 JP JP2002012512A patent/JP3975754B2/ja not_active Expired - Lifetime
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