JP3975306B2 - 園芸容器の受器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植木鉢、プランター、コンテナなどの園芸容器に使用して、これに水遣りの便と水切りの効果をもたらし、さらには、高さを数段階に変えることで効果的なディスプレイを可能にする、園芸容器の受器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋内などの汚したくない場所に置く園芸容器には、遣り水を受けるものとして、プラスチック製の平板な受皿とか底のある鉢カバーを利用している。
また、水遣りをしながらその場で水切りができる(実開昭54−30047・植木鉢受台)、(実開昭59−36959・移動式植木受皿)、(実開昭60−162436・鉢植栽培用受け容器)などの考案(参照)が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
遣り水を受けるのが平板な受皿とか底のある鉢カバーである場合、園芸容器の底が溜水に浸ることになりがちであるが、そのままに放置しておくと、植物が、根腐れ、空気不足、肥料分流失などの湿害を起こしやすい。
つまり、園芸容器の水切りをすることが必要なのであるが、園芸容器が重いと持ち上げることもままならないし、軽くても水遣りのたび毎に受皿や鉢カバーの溜水を捨てるのは面倒なので、ついそのままに放置しておくことが多かった。
それに、受皿が小さいと、遣り水の余水があふれる心配などもあり、屋内ではいきおい、水遣りが不十分になりがちであった。
(実開昭54−30047・植木鉢受台)は、その場で水遣りと同時に水切りがなされるものの、受皿が大きめになるので、落葉やごみが入りやすかったり、汚れた溜水も目につきやすく、美観に欠ける面がある。
(実開昭59−36959・移動式植木受皿)は、排水管を以て水切りをするようにしているが、水遣り毎の排水は煩わしいし、管の詰まりも予想される。
(実開昭60−162436・鉢植栽培用受け容器)は、その場所で水遣りと水切りができる上、溜水も見えないのであるが、有孔の平板を周縁に乗せ掛けるという構造上、重い鉢物を想定すると仕切り盤と受け容器の強度に相当注意する必要があるので、厚みや重さの面で軽快感に欠けるものになりそうである。
とにかく、これらは、水遣りの便、水切りの効果を目的とするものであって、数段階の高さを得ようとするような目的や機能をもつものではない。
受皿内部の卓を軸ネジの回転によって上下させることができる(実開昭61−20140・植木鉢受皿、参照)の考案があるが、同じく水遣りの便、水切りの効果を目的とするものであり、鉢底を溜水に浸らせないという程度の螺動は可能であるが、段階的といえる程の高低差を得る目的や機能をもつものではない。
本発明は、その場で水切りができ、効果的なディスプレイもできる園芸容器の受器を提供することを目的とするものであり、この受器において、水のあふれる心配をせずに十分に水遣りができること、園芸容器の底が溜水に浸ることがないこと、溜水が見えにくいこと、水遣りのたび毎に溜水を捨てる必要がないこと、丈夫で美観があること、高さを数段階に変えられること、以上を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
園芸容器を上下同幅の伏箱形の受台に乗せることとする。
受台は、段階的な高さの差のある複数の中から適宜選択できるものとし、この一組の受台を、より高さのある外容器の内部に収める。
【0005】
【発明の実施の形態】
受台は、段階的な高さの差がある複数を以って一組を構成するものとし、より高い方に略一杯幅に順次内蔵され、適宜選択できて随時使用できるものとする。
各受台は、一体成型の、上下同幅の伏箱形とし、その天板には遣り水の余水を通すことと蒸発を促すことを目的とする水切孔を設け、壁体には余水が外容器に通じることを目的とする通水口を設ける。
受台を伏箱形とすることで、丈夫さと貯水用の広い空間を得ることになるし、これを上下同幅のストレートな形とすることで、台形の場合のように、高い段になるほど天板の幅が狭くなる、というようなことがない。
受台の高さは、最小の受台から順に設定するものであり、外容器の規模を勘案しながら十分に水遣りをした場合の溜水の嵩を想定してこれに相当余裕を見込む高さとし、2段目以降は、安定性とディスプレイの効果を考慮した高さとする。
一組とする受台の数は、高さの特徴が際立つ、2〜3個程度が適切である。
外容器は、貯水可能な材質とし、受台よりもさらに高さがあるものとする。
外容器は、形が限定されることもなく、そして、必ずしも受台と同材質である必要もないので、これに、相応の質感とデザインを与えることができる。
外容器を受台より高く設定するのは、遣り水の跳ねを止めること、それから、園芸容器の一部または大部を見切る化粧枠になることによる。
受台の高さを数段階に変えることができると、受台を低くして、背の高い観葉植物などが天井に支えないようにできたり、受台を高くして、枝垂れる形の植物に都合の好いようにすることもできるし、周囲との高さのコントラストを演出したり、外容器を鉢カバーにできる、など、多様なディスプレイができることになる。
不使用分の受台は、随時使用できるよう、外容器内に同時に収めておける。
水遣りの時の余水は、水切孔を抜けて通水口を通り、受台の内部から外容器にまで溜まることになるが、最も低い受台にしても十分に高さを見込むし、受台と外容器の間には貯水用に造形できる空間もあるし、それに、次回の水遣り時までには溜水は大部蒸発するので、園芸容器の底が溜水に浸る心配はほとんどない。
また、仮に浸水の頻度の多い状況があっても、次の高さの段がある。
園芸容器の底が溜水に浸らず、溜水が目に触れないのであれば、多少の湿気はあった方が植物のためによいので、敢えて溜水を除く必要もないことになる。
【0006】
【実施例】
実施例について、図面によって説明する。
図1は、請求項1の実施例の、使用例1を示す縦断面図である。
この実施例では、外容器(1)に収める1組の受台の数を3個としている。
その一体成型とする伏箱形の受台(2a、2b、2c)の天板には、遣り水の余水を切るためと溜水の蒸発作用を高めるための水切孔(3、…)を設けており、壁体には、余水が外容器(1)に通じるように通水口(4、…)を設けている。
すなわち、丈夫さと共に、貯水と蒸発に効率のよい空間を得ている。
外容器(1)は多様にデザインできるが、ここでは、台形のデザインにして、安定感と貯水空間の余裕が得られる例を示している。
受台(2a、2b、2c、)は適宜選択できるが、使用例1は、最も高い受台(2c)を使用した状態を示している。
このように高い段にすると、主体を高い位置に戴置するというディスプレイの手法に適って見栄えがするし、鉢より下に枝垂れる形の植物にも好都合である。
図2は、請求項1の実施例の、使用例2を示す縦断面図である。
使用例2は、中段の受台(2b)を使用した状態を示している。
このように中段があると、園芸容器の見え隠れ及び全体のバランスに関して、アレンジメントの幅が広がる。
図3は、請求項1の実施例の、使用例3を示す縦断面図である。
使用例3は、最も低い受台(2a)を使用した状態を示している。
最も低い段にすると、背の高い観葉植物などが天井に支えることを避けることができたり、外容器(1)が鉢カバーになるというような効果がある。
各使用例に示すように、受台(2a、2b、2c)は、必要に応じて随時使用できると同時に、不使用分を外容器(1)の内部に収納しておくことができる。
【0007】
上記の実施例のほかに、受台の数を2個とする実施例も可能なわけであるが、その場合、高低だけの単純さと比較的に小さくなることが一つの特色となる。
【0008】
本発明の形は、鉢物用の円形に限らず、コンテナ用の正方形、プランター用の長方形、その他可能であるし、単数用に限らず複数用というものも可能である。
【0009】
【発明の効果】
本発明を園芸容器に使用すると、遣り水のあふれる心配も、溜水を毎度捨てる面倒もない、という水遣りの便を得るので、屋内でも楽しく水遣りができるし、それに、水切りの効果と多少の湿気がもたらされて植物の健康のためにもよい。
本発明は、デザイン性と質感のある外観になること、溜水が見えにくいこと、園芸容器の高さと見え隠れに関するアレンジメントができること、などにより、園芸容器の効果的なディスプレイに役立つことになる。
本発明は、大きさや形状を多様に設定できるので、複数の園芸容器用として、グリーンゾーン、フラワーコーナーなどという形状・規模のものも提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の実施例の使用例1を示す縦断面図
【図2】 請求項1の実施例の使用例2を示す縦断面図
【図3】 請求項1の実施例の使用例3を示す縦断面図
【符号の説明】
1 外容器
2a、2b、2c、… 受台
3、… 水切孔
4、… 通水口

Claims (1)

  1. より高い方に順次内蔵される段階的な高さの差がある複数の伏箱形の受台(2a、2b、2c、…)を、これより高さのある外容器(1)の内部に収めて成る、園芸容器の受器。
JP10170498A 1998-03-10 1998-03-10 園芸容器の受器 Expired - Lifetime JP3975306B2 (ja)

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