JP3975158B2 - 昇降装置付き車両及び昇降装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高所面に配置される物品の積み降ろしを容易かつ迅速に行えるようにした昇降装置に係わり、特に車体上面に搭載した救助用の梯子などを緊急時に素早く取り出せるようにした昇降装置付き車両と昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デッドスペースとされる高所面を各種物品の保管場所として有効利用することが多い。例えば、消防用車両の車体上面に梯子を載せておき、その梯子を火災時の人命救助に用いることが一般に広く行われている。然し、高所に物品を載せたり、これを取り出したりするには、その都度高所面まで上り、上と下とで物品の受け渡しをしなければならぬという煩わしさがあり、危険を伴うものでもあった。特に、上記のように車体上に救助用の梯子を搭載した場合、その使用に緊急を要するにも拘わらず、これを迅速に降ろすことができないという問題があった。尚、物品の積み降ろしに昇降装置の利用が考えられるが、従来の昇降装置は油圧などを利用して昇降台を上下方向に直進させるものが一般的であり、この種の昇降装置では昇降台と高所面との間で人的な積み替え作業を必要とする。又、クレーン式のものにしても人的労力が軽減されるだけで積み降ろしにかかる時間の大幅な短縮は望めず、消防用など急を要するものには適さない。
【0003】
そこで、種々の物品を載せた荷台がスイングアームの揺動によって車体上などの高所面から傾斜状に降下するような昇降装置を開発し、実用に供してきた(特許文献1)。
【特許文献1】
特願平11−347492号(特開2001−163599号)
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、先に開発した昇降装置は、消防用車両などに適用して救助用の梯子などを車体上面に上らずして容易かつ迅速に積み降ろしできるという利点を有するものの、高所面の高さや梯子などの長尺物を載せることに対応して、荷台の長さを大きくした場合には、スイングアームの長さもそれ相応に大きく設定しなければならない。そして、スイングアームの長さを大きくした場合には、その揺動半径が大きくなるために、天井の低い屋内や架線下などでは、スイングアームの揺動中に荷台の上部が天井や架線といった障害物に干渉してしまうという欠点があった。
【0004】
又、高所面の直下に障害物がある場合にも、その障害物に荷台の下部が干渉するために荷台を高所面から降下させ得ないことがあった。
【0005】
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は高所面の上方に架線が存在する場合などでも、これに荷台が干渉する危険性を減らして梯子などの長尺物を載せた荷台を円滑に昇降させ得るようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、
物品を載せるための荷台と、一端が水平な回転軸に固定されて他の一端が前記荷台の一端部に回転自在に結合されるスイングアームと、このスイングアームを車体上で前記回転軸回りに揺動せしめるための駆動源とを有し、その駆動源によるスイングアームの揺動によって前記荷台がスイングアームとの結節点側を上方にして車体上面から傾斜状に降下するようにして成る昇降装置を備えた車両において、
前記スイングアームは、前記回転軸に固定される第1アームと、この第1アームの長さ方向に移動可能に設けられて一端が前記荷台に結合される第2アームとで成り、
そのスイングアームが直立姿勢のとき荷台との結節点が前記回転軸に再接近するようスイングアームの揺動中に第2アームを第1アームに沿って移動させるアーム伸縮手段を備えると共に、
前記アーム伸縮手段は、車体上面に沿って回転軸と直交する方向に移動可能に設けられる走行台と、スイングアームの揺動運動を前記走行台の往復運動に変換するよう該走行台と第1アームとを連結する第1リンクと、スイングアームが直立姿勢になった時点で第2アームが回転軸に再接近するよう該第2アームと前記走行台を連結する第2リンクとから構成されることを特徴とする昇降装置付き車両を提供する。
【0007】
又、物品を載せるための荷台と、一端が水平な回転軸に固定されて他の一端が前記荷台の一端部に回転自在に結合されるスイングアームと、このスイングアームを高所面上で前記回転軸回りに揺動せしめるための駆動源とを有し、その駆動源によるスイングアームの揺動によって前記荷台がスイングアームとの結節点側を上方にして高所面から傾斜状に降下するようにした昇降装置において、
前記スイングアームは、前記回転軸に固定される第1アームと、この第1アームの長さ方向に移動可能に設けられて一端が前記荷台に結合される第2アームとで成り、
そのスイングアームが直立姿勢のとき荷台との結節点が前記回転軸に再接近するようスイングアームの揺動中に第2アームを第1アームに沿って移動させるアーム伸縮手段を備えると共に、
前記アーム伸縮手段は、高所面に沿って回転軸と直交する方向に移動可能に設けられる走行台と、スイングアームの揺動運動を前記走行台の往復運動に変換するよう該走行台と第1アームとを連結する第1リンクと、スイングアームが直立姿勢になった時点で第2アームが回転軸に再接近するよう該第2アームと前記走行台を連結する第2リンクとから構成されることを特徴とする昇降装置を提供する。
【0008】
特に、上記のような昇降装置において、荷台をその長さ方向に移動可能に支持する支持装置と、この支持装置を前記荷台の降下時に高所面から水平方向へ突出せしめる支持位置移動手段とを備え、その支持位置移動手段が、高所面に沿って回転軸と直交する方向に移動可能なスライド部材に支持装置を取り付け、その支持装置と第1アーム若しくは前記スライド部材と第1アームを連接棒で連結して成ることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の適用例を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、図1は本発明に係る昇降装置を備えた車両(本例において消防用車両)を示す。図中、1は箱形の車体であり、その後部には図示せぬブームの下端を支持するクレーンベース2が設けられ、高所面を成す車体上面1Aには物品を積み降ろしするための昇降装置3が設けられる。この昇降装置3は車体上面1Aに載る長尺な荷台4を有し、その荷台4に積み降しをする物品として例えば伸縮式の梯子を着脱可能に載せ得るようになっている。そして、荷台4は車体の長手方向に沿ってその上面1Aに水平状に安置され、荷台4上に載せられた物品を取り出すときなどには当該荷台が物品を載せたまま図示想像線のように車体上面1Aから後方へ傾斜状に降下するようになっている。
【0010】
図2は係る昇降装置を部分的に破断して示した側面図、図3は同昇降装置の平面概略図であり、図4には図2のA−A線における拡大断面を示す。これらの図において、5は車体上面に設置した駆動源であり、これは車体に搭載される図示せぬバッテリを電源として駆動するウォームギヤ式の減速機付モータで成り、車体の側面には駆動源5の出力軸を正逆に回転駆動させる図示せぬ操作スイッチが設けられる。6は駆動源の出力軸に連結される回転軸であり、この回転軸6は車幅方向に向けて車体上面1Aに水平状に設けられ、その一端は軸受ユニット7により回転自在に支持されている。尚、回転軸6には図示せぬ公知の調速機が装置され、その調速機により後述するスイングアームの角変位に起因するトルク変動を緩和できるようになっている。
【0011】
8は回転軸を支点軸として上下方向に揺動する上記した左右一対のスイングアームであり、このスイングアーム8は荷台4の両側にあって各一端が回転軸6に固定される第1アーム8Aと、この第1アームに沿ってその長さ方向に移動可能な第2アーム8Bとで伸縮自在に構成される。このうち、左右一対の第2アーム8Bは横架軸9にて連結され、その各一端は結合ピン10により荷台4の一端部と回転自在に結合されている。尚、荷台4の一端部には第2アーム8Bの一端と結合すべく結合ピン10を支持するブラケット11が設けられ、荷台4の他端には図2のような接地用脚12ほか、その着地を検知して駆動源5を停止せしめる図示せぬセンサが設けられる。因に、そのセンサに接続する送信用の配線13は、図2の想像線で示すように荷台4からスイングアーム8を這わせて回転軸6の位置へと通される。
【0012】
一方、車体上面1Aには、一対のスイングアーム8,8の間でガイドレール14が敷設される。図2及び図4において、15はガイドレールを支持する架台であり、この架台15にはスイングアーム8を水平状に支持する受座16が取り付けられる。又、図3及び図4において、17はガイドレールに沿って回転軸6と直交する前後方向に移動可能な走行台であり、その前部と第1アーム8Aは第1リンク18で連結され、走行台17の後部と第2アーム8B(横架軸9)は第2リンク19で連結される。他方、車体上面1Aの後部両側には荷台4をその長さ方向に移動可能に支持する左右一対の支持装置20が設けられ、この支持装置20と第1アーム8Aの支点側(回転軸側)は図3のように第3リンク(連接棒21)にて連結される。
【0013】
図5及び図6のように、支持装置20はT字形のベース22に揺動リンク23を取り付けるなどして構成される。揺動リンク23はピン24を支点として揺動し、その上部には鉛直軸回りに回転自在な溝付きのガイドローラ25と、水平軸回りに回転自在な補助ローラ26が設けられる。尚、図6のように荷台4の底部には側方に突出する突条4Aが設けられ、その突条4Aにガイドローラ25の溝が嵌合し、突条4Aの底面には補助ローラ26が接触するようになっている。一方、ベース22の底部には貫通孔をもつ取付部27が設けられ、その取付部27にスライド部材(本例において断面円形のスライド軸28)の一端が差し込まれるようにしてある。29はスライド軸をその長さ方向に摺動自在に支持する軸受であり、この軸受29は車体上面1Aの後部両側にアングルプレート30などを介して固定されている。尚、スライド軸28は車体上面1Aに沿って上記スイングアームの揺動中心を成す回転軸と直交する方向に向けられ、支持装置20のベース22(スライド軸28でも可)には連接棒21の一端が接続される。そして、以上のように構成される支持装置20によれば、荷台4の昇降動作に連動して揺動リンク23がピン24を支点に揺動しつつ、ガイドローラ25と補助ローラ26とが荷台4を支持したまま此れをその長さ方向に移動案内することができる。特に、上記のような支持装置20は、連接棒21とスライド軸28及びその軸受29から成る支持位置移動手段により、スイングアーム8に連動して回転軸6と直交する前後方向に水平移動し、荷台4の降下時には高所面(車体上面1A)から後方の水平方向へ突出して荷台4の下部が障害物(本例において図1に示したクレーンベース2)に干渉せぬよう荷台4の降下点を車体上面1Aより遠ざける働きをする(図1参照)。
【0014】
次に、スイングアームの構造を説明すれば、図7はその側面図であり、図8には図7のB−B線における拡大断面を示す。これらの図で明らかなように、スイングアーム8の根幹を成す第1アーム8Aは溝形鋼など断面コ字形の長尺部材から成り、その一端には回転軸6に固定するための接続金具31が取り付けられ、内側には全長に亙ってレール32が取り付けられる。図8のように、レール32にはその長さ方向に摺動するスライダ33が抱き合わされ、そのスライダ33と第2アーム8Bの一端が連結板34にて結合されている。又、第1アーム8Aには第2アーム8Bの経路から外れた位置に2つのブラケット35,36が突設され、支点側のブラケット36に上記連接棒21の一端が、他方のブラケット35に第1リンクの一端18Aがそれぞれ接続されるようにしてある。一方、第2アーム8Bは第1アーム8Aに平行し、逆サイド側との間に架設される横架軸9には、図8のように第2リンクの一端19Aを接続するためのブラケット37が設けられる。そして、以上のようなスイングアーム8は、第1リンク18及び第2リンク19並びに上記の走行台17から成るアーム伸縮手段の作用によって揺動中に伸縮し、これが直立姿勢のときに結合ピン10による第2アーム8Bと荷台4との結節点が回転軸6に再接近するようになっている。但し、スイングアーム8の直立姿勢とは車体上面1Aとの成す角が90度であることに限らず、80〜110度の範囲を含む。尚、以上のような伸縮自在なスイングアーム8によれば、その伸縮によって図2に示した配線13が弛むことのないよう、第1アーム8Aと第2アーム8Bとの間にその伸縮に合わせて屈伸するトグルリンク38(図7に破線で示す)が設けられ、そのトグルリンク38に沿って配線13が止められるようにしてある。
【0015】
次に、図9は走行台を示した平面図であり、図10及び図11にはそれぞれ図9のC−C断面、D−D断面を示す。これらの図で明らかなように、走行台17は所定長の溝形鋼を本体フレーム39とし、その下面内側にガイドレール14に抱き合うスライドテーブル40を固定するなどして構成される。特に、本体フレーム39上には、その前後両端に角パイプで成る連結軸41,42が取り付けられ、それら連結軸41,42の両端がそれぞれ本体フレーム39の側方に突出されている。このうち、前方の連結軸41は後方の連結軸42よりも全長が長く設定され、その両端には第1リンクの一端18Bを接続するためのブラケット43が設けられる。一方、後方の連結軸42は前方の連結軸41よりも全長が短く設定され、その両端に第2リンクの一端19Bが接続されるようにしてある。
【0016】
ここで、以上のように構成される昇降装置の作用を説明する。先ず、車体上に積まれた物品を降ろす場合には、図示せぬ操作スイッチ(2つのボタンで上下の切替可能)を操作して駆動源5を作動させ、これにより回転軸6を所定方向に回転させる。すると、これに同調してスイングアーム8が回転軸6を支点として上方へ揺動を始め、これによって荷台4が結合ピン10によるスイングアーム8との結節点を上向きにしながら車体後方へ降下を始める。又、これと同時に、スイングアーム8に接続した第1リンク18と第2リンク19の一端が立ち上がり、第1リンク18を通じて走行台17が車体上面1Aの前方から回転軸6側に引き寄せられる一方、第2リンク19を通じて第2アーム8Bが回転軸6側に引き寄せられる。又、スイングアーム8の揺動により、連接棒21を通じて支持装置20が荷台4を支持しながら後方へ移動せしめられる。そして、スイングアーム8が直立姿勢になったとき、第2アーム8Bが回転軸6に再接近して荷台4との結節点が下限位置まで引き下げられる。
【0017】
更に、スイングアーム8が直立姿勢から下方への揺動に転換すると、連接棒21による支持装置20の後方移動が続行されつつ、第2リンク19による第2アーム8Bの移動方向が反転し、第2アーム8Bが第2リンク19から押出力を得て第1アーム8Aに沿って回転軸6から遠ざかる方向へ移動し始める。斯くて、スイングアーム8が約160度揺動した時点で荷台4の後端に設けた接地用脚12が着地し、これを図示せぬセンサが検知することにより駆動源5が停止され、この状態で荷台4に載せられた梯子その他の物品を荷台4から離脱せしめて使用に供することができる。尚、上記のように、回転軸6にはスイングアーム8の角変位によるトルク変動を緩和する調速機が設けられるが、第1リンク18や第2リンク19も揺動中のスイングアーム8を支えて回転軸6に作用するトルク変動を緩和する役割を果たす。
【0018】
次に、使い終えた物品を車体1上へ戻すには、降下されたままの荷台4に物品を立て掛けるようにして固定し、その状態にして図示せぬ操作スイッチを操作して駆動源5を逆転させる。すると、スイングアーム8が荷台4を連れて上記と逆向きに揺動運動し、これが車体上面1Aで水平状に倒伏すると、これによって図示せぬスイッチが押圧されて駆動源5が停止し、受座16で支えられたスイングアーム8上では横架軸9により荷台4が水平状にして一端部を支持される。
【0019】
以上、本発明の適用例を説明したが、本発明は上記例に限らず、例えば車両として消防用のほかトラックや貨車などに適用することができ、物品も梯子などの長尺物に限らず、様々な物品の積み降ろしに適用できる。又、本発明は昇降装置付きの車両とするほか、その昇降装置を棚上や家屋の屋根上といった高所面に設置して物品の出し入れに供することもできる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、スイングアームが第1アームと第2アームによる伸縮構造とされ、そのスイングアームが直立姿勢のときに荷台との結節点が回転軸に再接近するようスイングアームの揺動中に第2アームを第1アームに沿って移動させるアーム伸縮手段を備えていることから、上方に架線などが存在する場所でも、荷台を架線などに干渉せぬよう低姿勢で昇降させることができる。
【0021】
特に、アーム伸縮手段が、高所面に沿って回転軸と直交する方向に移動可能に設けられる走行台と、スイングアームの揺動運動を走行台の往復運動に変換するよう該走行台と第1アームとを連結する第1リンクと、スイングアームが直立姿勢になった時点で第2アームが回転軸に再接近するよう該第2アームと走行台を連結する第2リンクとから構成されることから、スイングアームを揺動させるための駆動源をスイングアームの伸縮用に共用して、スイングアームの揺動と伸縮を特別なタイミング回路を組む事なく適正に行うことができる。
【0022】
又、荷台をその長さ方向に移動可能に支持する支持装置と、この支持装置を荷台の降下時に高所面から水平方向へ突出せしめる支持位置移動手段とを備えることから、高所面の直下に障害物が存在する場合でも、荷台の降下位置を高所面より遠ざけて荷台を障害物に干渉させる事なく降下させることができ、しかも支持位置移動手段としてスイングアームの揺動力を支持装置に伝達する連接棒を用いていることから、支持装置の移動に専用のモータを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇降装置付き車両を示した側面概略図
【図2】同昇降装置を部分的に破断して示した側面図
【図3】同昇降装置の平面概略図
【図4】図2のA−A線における拡大断面図
【図5】支持装置を示した側面図
【図6】支持装置を示した背面図
【図7】スイングアームを示した側面図
【図8】図7のB−B線における部分拡大断面図
【図9】走行台を示した平面図
【図10】図9のC−C線における拡大断面図
【図11】図9のD−D線における拡大断面図
【符号の説明】
1 車体
1A 車体上面(高所面)
3 昇降装置
4 荷台
5 駆動源
6 回転軸
8 スイングアーム
8A 第1アーム
8B 第2アーム
10 結合ピン(スイングアームと荷台の結節点)
14 ガイドレール
17 走行台
18 第1リンク
19 第2リンク
20 支持装置
21 連接棒
28 スライド軸(スライド部材)

Claims (4)

  1. 物品を載せるための荷台と、一端が水平な回転軸に固定されて他の一端が前記荷台の一端部に回転自在に結合されるスイングアームと、このスイングアームを車体上で前記回転軸回りに揺動せしめるための駆動源とを有し、その駆動源によるスイングアームの揺動によって前記荷台がスイングアームとの結節点側を上方にして車体上面から傾斜状に降下するようにして成る昇降装置を備えた車両において、
    前記スイングアームは、前記回転軸に固定される第1アームと、この第1アームの長さ方向に移動可能に設けられて一端が前記荷台に結合される第2アームとで成り、
    そのスイングアームが直立姿勢のとき荷台との結節点が前記回転軸に再接近するようスイングアームの揺動中に第2アームを第1アームに沿って移動させるアーム伸縮手段を備えると共に、
    前記アーム伸縮手段は、車体上面に沿って回転軸と直交する方向に移動可能に設けられる走行台と、スイングアームの揺動運動を前記走行台の往復運動に変換するよう該走行台と第1アームとを連結する第1リンクと、スイングアームが直立姿勢になった時点で第2アームが回転軸に再接近するよう該第2アームと前記走行台を連結する第2リンクとから構成されることを特徴とする昇降装置付き車両。
  2. 物品を載せるための荷台と、一端が水平な回転軸に固定されて他の一端が前記荷台の一端部に回転自在に結合されるスイングアームと、このスイングアームを高所面上で前記回転軸回りに揺動せしめるための駆動源とを有し、その駆動源によるスイングアームの揺動によって前記荷台がスイングアームとの結節点側を上方にして高所面から傾斜状に降下するようにした昇降装置において、
    前記スイングアームは、前記回転軸に固定される第1アームと、この第1アームの長さ方向に移動可能に設けられて一端が前記荷台に結合される第2アームとで成り、
    そのスイングアームが直立姿勢のとき荷台との結節点が前記回転軸に再接近するようスイングアームの揺動中に第2アームを第1アームに沿って移動させるアーム伸縮手段を備えると共に、
    前記アーム伸縮手段は、高所面に沿って回転軸と直交する方向に移動可能に設けられる走行台と、スイングアームの揺動運動を前記走行台の往復運動に変換するよう該走行台と第1アームとを連結する第1リンクと、スイングアームが直立姿勢になった時点で第2アームが回転軸に再接近するよう該第2アームと前記走行台を連結する第2リンクとから構成されることを特徴とする昇降装置。
  3. 荷台をその長さ方向に移動可能に支持する支持装置と、この支持装置を前記荷台の降下時に高所面から水平方向へ突出せしめる支持位置移動手段とを備えた請求項2記載の昇降装置。
  4. 支持位置移動手段は、高所面に沿って回転軸と直交する方向に移動可能なスライド部材に支持装置を取り付け、その支持装置と第1アーム若しくは前記スライド部材と第1アームを連接棒で連結して成る請求項3記載の昇降装置。
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