JP3974689B2 - バッテリ用ハーネス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電気自動車を動かすための複数のバッテリの集積体に接続するバッテリ用ハーネスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境保護の要望が高まるにつれ、電力で動く電気自動車が開発されており、この種の電気自動車の動力源には多数のバッテリが使用されている。これらのバッテリの集積体はケースに収容され、ケースの開口は多数の放熱用窓部を有するパックエンドで覆われている場合が多い。
【0003】
そして、バッテリの充電電圧を個々に検出して管理することが必要となり、バッテリと電圧測定ユニット間を多数の電線から成るワイヤハーネスを介して接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように従来ではバッテリの端子と電圧測定ユニット間とをワイヤハーネスを介して接続しているので、次のような問題点がある。
【0005】
(a) 多数本の電線をバッテリ端子と他方の電圧測定ユニットの端子にそれぞれ接続しなければならないため、接続作業性を劣悪にする上に、誤配線が発生し易い。
【0006】
(b) 配線本数が多く空間スペースを要する。
【0007】
(c) ワイヤハーネスの配索ルートが固定されないため、ケース表面に設けた放熱用窓部がワイヤハーネスにより塞がれ、湿度が上昇しバッテリの性能を劣化させる。
【0008】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、組立作業性と信頼性を向上させたバッテリ用ハーネスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るバッテリ用ハーネスは、複数の偏平導体回路を絶縁材により被覆した偏平回路ハーネスを複数個のバッテリの集積体に面着し、前記個々の偏平導体回路を前記個々のバッテリの端子に接続したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例の斜視図を示し、シート状の偏平回路ハーネス1は、バッテリユニット2内のバッテリ3と図示しない電圧測定ユニットとを電気的に接続するようにされており、バッテリユニット2では多数個のバッテリ3が集積されてケース4内に収容されている。偏平回路ハーネス1のバッテリユニット2に面着されたバッテリ接続部5はパックエンドを構成する内側プレート6と外側プレート7に挟着され、ケース4の開口4aに組み付けられている。そして、バッテリ接続部5から、電圧測定ユニットとを接続する配線引出部8が引き出されている。
【0011】
図2の一部を切欠した斜視図に示すように、偏平回路ハーネス1は個々のバッテリ3の端子と図示しない電圧測定ユニット端子を個々に接続する偏平導体回路から成る複数本の箔状導体11が2枚の絶縁シート12により挟着され、絶縁シート12を所定の形状に打ち抜くことにより形成されている。バッテリ接続部5において、各箔状導体11はバッテリ3の放熱部を迂回するように配置されている。
【0012】
偏平回路ハーネス21のバッテリ接続部5には、バッテリ3の放熱部に連通する多数の放熱用窓部15〜18と、ケース4のねじ孔4bに連通するねじ挿通孔19が形成されている。放熱用窓部17、18にはバッテリ3の端子3aに接続される箔状導体11の端末部20が形成されている。
【0013】
図3の部分拡大斜視図に示すように、端末部20は絶縁シート12を付したままバッテリ3の端子3a側に折曲され、その先端部は端子3aに直交するように折曲されている。そして、先端部の絶縁シート12の除去により舌片状の導体露出部11aが形成され、この導体露出部11aにはバッテリ3の端子3aが挿通される端子挿通孔11bが形成されている。
【0014】
一方、図4の部分拡大斜視図に示すように、内側プレート6のプレート本体21の周縁には、偏平回路ハーネス1のバッテリ接続部5の周縁を囲む枠部22が設けられ、枠部22の一部には偏平回路ハーネス1の配線引出部8を挿通させる溝23が形成されている。プレート本体21には偏平回路ハーネス1の放熱用窓部15〜18に連通する放熱用窓部24〜27と、偏平回路ハーネス1のねじ挿通孔19に連通するねじ挿通孔28とが設けられている。また、枠部22には外側プレート7をロックするためのロック用突起29が、対向する位置に形成されている。
【0015】
そして、外側プレート7の矩形状のプレート本体31は、内側プレート6の枠部22の内側に嵌合する大きさとされ、偏平回路ハーネス1の放熱用窓部15〜18と内側プレート6の放熱用窓部24〜27に連通する放熱用窓部32〜35と、偏平回路ハーネス1のねじ挿通孔19と内側プレート6のねじ挿通孔28に連通するねじ挿通孔36と、内側プレート6のロック用突起29と係合するロック用凹部37とが設けられている。放熱用窓部32〜35には、偏平回路ハーネス1の放熱用窓部15〜18と内側プレート6の放熱用窓部24〜27に嵌入する枠状部32a〜35aが突設されている。
【0016】
偏平回路ハーネス1をバッテリユニット2に接続する際には、先ず内側プレート6の枠部22と溝23に偏平回路ハーネス1のバッテリ接続部5と配線引出部8をそれぞれ嵌め込み、外側プレート7を内側プレート6のロック用突起29の間に押し込む。これにより、外側プレート7が偏平回路ハーネス1のバッテリ接続部5に当接すると共に、外側プレート7の枠状部32a〜35aが偏平回路ハーネス1の放熱用窓部15〜18と内側プレート6の放熱用窓部24〜27に嵌入し、同時に内側プレート6のロック用突起29と外側プレート7のロック用凹部37が係合する。
【0017】
次に、これらの偏平回路ハーネス1、内側プレート6及び外側プレート7の組付体をパッテリユニット2のケース4の開口4aに被せ、固定ねじをねじ挿通孔36、19、28に通してケース4のねじ孔4bに螺合し、それを締め付ける。そして、図5に示すように偏平回路ハーネス1の端子挿通孔11bにバッテリ3の端子3aを嵌合し、端子3aにワッシャ41を介してナット42を螺合し、ナット42を締め付ける。
【0018】
このように実施例では、複数のバッテリ3と電圧測定ユニットとを偏平回路ハーネス1により接続し、この偏平回路ハーネス1では複数本の偏平導体回路11をバッテリ3の放熱部を迂回するように配置し、これらの偏平導体回路11を絶縁シート12で保護し、バッテリ3の放熱部に連通する放熱用窓部15〜18を形成したので、偏平回路ハーネス1の端末部20の位置とバッテリ3の端子3aの位置を容易に一致させることができる。
【0019】
従って、偏平回路ハーネス1の端末部20をバッテリ3と電圧測定ユニットに容易に組み付けることができるため、自動化を含む接続作業性を向上させることができる。また、バッテリ3の放熱部を塞ぐことや誤配線を防止できるので、バッテリ3や電圧測定ユニットの信頼性の向上が可能となる。更に、この偏平回路ハーネス1は型物であると共に薄型であるので、生産性や品質の向上に加えて設置スペースの節約が可能となる。
【0020】
なお、偏平回路ハーネス1のバッテリ接続部5は内側プレート6と外側プレート7に挟着したが、絶縁シート12を介在させることなく合成樹脂材料でインサート成形することも可能である。また、放熱用窓部32〜35に枠状部32a〜35aを形成したが、枠状部32a〜35aは必ずしも形成する必要はなく、或いは枠状部34a、35aだけであってもよい。
【0021】
更に、実施例においては偏平回路ハーネス1をバッテリ3の電圧検出に使用する場合について説明したが、電流容量を大きく必要としなければ、この偏平回路ハーネス1を電流を取り出すための回路としても用いることができ、かくすることにより本来の電流取出用のワイヤハーネスは不要となる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るバッテリ用ハーネスは、偏平回路ハーネスによりバッテリの集積体を接続したので、端末部をバッテリに容易に組み付けることができるため、自動化を含む接続作業性を向上させることができる。また、生産性や品質の向上に加えて設置スペースの節約が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッテリユニットと共に示す実施例の斜視図である。
【図2】端末部とバッテリの接続状態の部分拡大断面図である。
【図3】端末部の部分拡大斜視図である。
【図4】内側プレートの部分拡大斜視図である。
【図5】端末部の断面図である。
【符号の説明】
1 偏平回路ハーネス
2 バッテリユニット
3 バッテリ
3a 端子
4 ケース
4a 開口
5 バッテリ接続部
6 内側プレート
7 外側プレート
8 配線引出部
11 箔状導体
12 絶縁シート
15〜18、24〜27、32〜35 放熱用窓部
20 端末部
22 枠部
Claims (5)
- 複数の偏平導体回路を絶縁材により被覆した偏平回路ハーネスを複数個のバッテリの集積体に面着し、前記個々の偏平導体回路を前記個々のバッテリの端子に接続したことを特徴とするバッテリ用ハーネス。
- 前記偏平回路ハーネスは、前記バッテリの集積体に面着するバッテリ接続部と、該バッテリ接続部から引き出した配線引出部とを有する請求項1に記載のバッテリ用ハーネス。
- 前記バッテリ接続部に前記バッテリの放熱部に連通する放熱用窓部を設けた請求項2に記載のバッテリ用ハーネス。
- 前記バッテリに接続する前記導体回路の端部は前記放熱用窓部から導出した請求項3に記載のバッテリ用ハーネス。
- 前記バッテリ接続部はプレートにより前記集積体に挟着した請求項2に記載のバッテリ用ハーネス。
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1997
- 1997-07-11 JP JP20237097A patent/JP3974689B2/ja not_active Expired - Fee Related
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