JP3974331B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの制御装置に係り、特に、エンジンの運転条件に応じて吸気弁の開閉タイミングを変更させる可変バルブタイミング装置を備えたエンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車エンジンの吸気・排気弁は、カム軸の回転によって、ピストンの吸入行程の前後に吸気弁が開閉し、排気行程の前後に排気弁が開閉するものであり、前記ピストンの往復運動をクランク軸によって回転運動に変換され、該クランク軸の回転がカム軸を介して前記吸気・排気弁に伝達されている。
【0003】
そして、エンジンの運転条件に応じた吸気弁の開閉タイミング制御手段としては、前記クランク軸と前記カム軸間の相対回転角を変化させる可変バルブタイミング調整装置(VVT)と、該VVTの駆動制御を行うオイルコントロールバルブ(OCV)とを用いてエンジン性能の向上を図る可変バルブタイミング調整装置が提案されている(例えば、特開平6−159105号公報参照)。
【0004】
また、前記VVTにおいては、前記OCVの正常動作を阻害する要因が多々発生する。例えば、油圧流路における異物混入又は異物噛み込みがある場合には、前記OCVを所定のデューディ比にて往復動させ、該OCVの開口量を増大させて異物を排出除去する、クリーニング動作を行うバルブタイミング制御装置の技術も種々提案されている(例えば、特開平8−28219号公報、特開2000−104571号公報、特開平9−195805号公報、特開平11−44226号公報、特開2000−303864号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記OCVは、図17に示すように、スプール弁4A、油圧回路の進角側ポート4B、遅角側ポート4Cからなり、出力デューティの印加によってスプール弁4Aがストロークし、進角側ポート4Bや遅角側ポート4Cを開閉し、前記油圧回路の流路を切替えるものである。
例えば、所望の動作が遅角動作の場合には、(a)に示すように、OCV4を低デューティで駆動させると、スプール弁4Aの右方向への移動によって遅角側ポート4Cが開かれて遅角側に油圧が発生し、遅角動作となる。
【0006】
そして、(b)に示すように、OCV4を例えば50%の中立点デューティ(停止デューティ)で駆動させると、スプール弁4Aは進角側ポート4B及び遅角側4Cの両方のポートを概略閉じ、保持動作となる。
さらに、所望の動作が進角動作の場合には、(c)に示すように、OCV4を高デューティで駆動させると、スプール弁4Aの左方向への移動によって進角側ポート4Bが開かれて進角側に油圧が発生し、進角動作となる。
【0007】
しかし、前記OCV4の正常動作を阻害する要因としては、上記のように例えば、前記油圧流路における異物混入又は異物噛み込みがある。図18(a)に示すように、進角動作中において進角側ポート4Bに異物Cが侵入した場合には、(b)に示すように、遅角動作を行わせるべくスプール弁4Aが右方向に移動した際に、異物Cはスプール弁4Aと進角側ポート4Bとの間に噛み込まれてしまうことが分かる。この場合には、噛み込まれた進角側ポート4Bからはオイルが流れ続けるため、進角側には常時油圧が発生することになる。
【0008】
そして、目標進角値が例え閉じ方向に移行しても実進角値は遅角側へ動作しない状況となり、目標進角値と実進角値の偏差が大きくなる。そして、これに伴ってOCV4の動作開始点や停止デューティの学習もさらに遅角領域に移行し、結果的には、異物Cを益々噛み込む方向にスプール弁4Aを駆動させてしまうことになる。
【0009】
すなわち、本出願人は、前記油圧流路における異物混入又は異物噛み込み等のOCV4の正常動作を阻害する要因がある場合には、これまで学習された前記停止デューティの学習値を考慮しない、つまり、リセットし、これによりスプール弁4を本来の中立点に戻すように出力デューティを急変させて修復を図る必要があるとの新たな知見を得たものである。しかし、前記従来の技術は、クリーニング動作がない、又はクリーニング動作があっても、強制駆動により弁の開口量を増大させて異物を排出除去するとともにエンジン始動性の不良を防ぐこと等については開示されているものの、これまで学習されたOCV4の前記停止デューティの学習値をリセットする点については、いずれも格別の配慮がなされていない。
【0010】
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、油圧アクチュエータの異常を判定し、クリーニング制御を行うことによりバルブタイミング機構の機能修復を図ることができるエンジンの制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すべく、本発明に係るエンジンの制御装置は、基本的には、吸気弁のバルブタイミング調整手段を制御する油圧アクチュエータを備えたエンジンの制御装置であって、該制御装置は、前記油圧アクチュエータの動作開始デューティを学習する手段と、前記動作開始デューティから停止デューティを学習する手段と、前記各学習する手段からの前記動作開始デューティ及び前記停止デューティから前記油圧アクチュエータの出力デューティを算出する手段とを備えるとともに、停止デューティの学習値を更新する手段を備え、該停止デューティの学習値を更新する手段は、前記停止デューティの学習値が所定値に達した場合には、前記油圧アクチュエータを駆動させるべく前記停止デューティの学習値を前記所定値よりも中立点側の値に更新することを特徴としている。
【0012】
前記の如く構成された本発明のエンジンの制御装置は、油圧アクチュエータの停止デューティの学習値を更新する手段が、油圧アクチュエータの異常を判定し、学習された前記停止デューティの学習値を更新して油圧アクチュエータを強制的に駆動させているので、クリーニング制御を行うことによりバルブタイミング機構の機能修復を図り、バルブタイミング制御を精度良く、かつ、その信頼性を高めることができる。
【0013】
さらに、本発明に係るエンジンの制御装置の具体的態様は、前記停止デューティの学習値を更新する手段は、前記停止デューティの学習値の上限値若しくは下限値を有し、前記停止デューティの学習値が前記上限値若しくは下限値に達した場合には、前記油圧アクチュエータを駆動させるべく前記停止デューティの学習値を前記所定値よりも中立点側の値に更新すること、又は前記制御装置は、前記停止デューティの学習値が更新された場合には、前記油圧アクチュエータを強制的に駆動すること、若しくは前記制御装置は、前記吸気弁の実進角値が所定値以上の場合には、前記油圧アクチュエータを強制的に駆動すること、若しくは前記制御装置は、前記吸気弁の目標進角値と実進角値との差が所定値以上の場合には、前記油圧アクチュエータを強制的に駆動すること、又は前記制御装置は、前記油圧アクチュエータを所望の方向に動作させるときに、前記停止デューティの学習値が所定値に達した場合には、前記油圧アクチュエータを所望の方向とは反対の方向に動作させた後に、前記油圧アクチュエータを前記所望の方向に動作させることを特徴としている。
【0014】
また、本発明に係るエンジンの制御装置の他の具体的態様は、吸気弁のバルブタイミング調整手段を制御する油圧アクチュエータを備えたエンジンの制御装置であって、該制御装置は、カム角センサ及びクランク角センサの検出信号の信号位相差から前記バルブタイミング調整手段の実進角値を求め、該実進角値と目標進角値との偏差に基づいて前記油圧アクチュエータの動作開始デューティを学習する手段と、前記動作開始デューティから停止デューティを学習する手段と、前記動作開始デューティ及び前記停止デューティとから前記油圧アクチュエータの出力デューティを算出する手段とを備えるとともに、停止デューティの学習値を更新する手段を備え、該停止デューティの学習値を更新する手段は、前記停止デューティの学習値が所定値に達した場合には、前記油圧アクチュエータを駆動させるべく前記停止デューティの学習値を前記所定値よりも中立点側の値に更新することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明に係るエンジンの制御装置の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態のエンジンの制御装置22を備えた内燃機関の全体構成を示したものである。該内燃機関は、3気筒からなり、各気筒1には点火プラグ3、イグナイタ内蔵のプラグトップコイル21が配置されるとともに、排気弁60と、可変バルブタイミング調整装置(VVT)31を介してアクチュエータたるオイルコントロールバルブ(OCV)4によって駆動制御される吸気弁2とが設けられている。
【0016】
また、前記各気筒1には、吸気管5及び排気管6が接続されるとともに、前記内燃機関の運転状態を検知するために、吸気弁2の開閉位置を検知するカム角センサ23、排気弁60の開閉位置等を検知するクランク角センサ24、水温センサ25が各々の適宜位置に配置されており、エアクリーナ7を介して導入された空気は、ターボチャージャ8,インタークーラ9,電子制御スロットル10を経て吸気管5から各気筒1に供給される。さらに、前記吸気管5の管路には、前記内燃機関の負荷状態を検知するための圧力センサ28、吸気温センサ27、スロットルセンサ26が配置されている。
【0017】
燃料供給系は、燃料タンク12、フューエルポンプ13、燃料配管14、フィルタ15、プレッシャレギュレータ16、キャニスタ17とからなり、前記燃料タンク12内の燃料は、前記燃料配管14を介してインジェクタ(燃料噴射弁)11に供給され、エンジンの制御装置22で算出された噴射時期・噴射量に基づいて各気筒1に噴射されている。
【0018】
前記気筒1で燃焼した排ガスは、排気弁60から排気管6を通り、触媒19に導かれて浄化された後に排出される。前記排気管6には、サーモヒューズ18,触媒19の上流側において、排ガス中の酸素濃度を測定し、前記気筒1に供給された混合気の空燃比を検知するO2センサ20が配置されている。
【0019】
エンジンの制御装置22は、前記カム角センサ23、前記クランク角センサ24、前記水温センサ25、前記スロットルセンサ26等の各種センサからの検出信号及びエンジン回転数信号等を取り込み、該取り込んだ検出信号に基づき演算し、吸気弁2の開閉タイミングの変更を行うVVT31を駆動するOCV4に駆動信号を出力するとともに、前記インジェクタ11及び点火プラグ3等に駆動信号を出力する。
【0020】
図2は、前記OCV4の構成等を示しており、OCV4は、スプール弁4A、油圧回路の進角側ポート4B、遅角側ポート4C等から構成されており、遅角動作の場合には、OCV4を低デューティで駆動させて遅角側に油圧を発生させ、停止デューティで駆動させると、スプール弁4Aは進角側ポート4B及び遅角側ポート4Cをともに閉じ、そして、進角動作のときには、OCV4を高デューティで駆動させて進角側に油圧を発生させており、出力デューティの印加によってスプール弁4Aがストロークし、進角側ポート4Bや遅角側ポート4Cを開閉し、前記油圧回路の流路を切替えている。
【0021】
そして、本実施形態のエンジンの制御装置22は、前記OCV4の正常動作を阻害する要因である、前記油圧流路における異物混入又は異物噛み込みの場合、つまり、(a)に示すように、所望の方向である遅角動作において、スプール弁4Aと進角側ポート4Bとの間に異物Cが侵入し、進角側ポート4Bの開きっ放しを検出した場合には、右方向である遅角側へスプール弁4Aの推力を付与したとしても異物Cの噛み込みは除去できないことから、(b)に示すように、スプール弁4Aには前記所望の方向とは反対の方向である進角側に大きな推力を生じさせ、すなわち、後述するOCV4の停止デューティ学習値をリセットすることにより、進角側ポート4Bを一旦全開にして異物Cを進角側ポート4B内に引き込み、その後、(c)に示すように、前記所望の方向である遅角側に推力を生じさせて遅角側ポート4Cを開き、異物Cをオイルで流して除去している。そして、エンジンの制御装置22は、このようなクリーニング動作を、以下の如く、停止デューティの学習結果に対するリセット処理と、該リセット処理及び停止デューティの学習結果による強制駆動とによって実現させている。
【0022】
図3は、図1のエンジンの制御装置22における制御ブロック図の全体構成を示したものである。
被制御対象である吸気弁2は、アクチュエータであるOCV4に駆動制御されるVVT31に開閉調整され、その位置はカム角センサ23によって検出される。
【0023】
該カム角センサ23の検出信号及びクランク角センサ24の検出信号は、後述する位置検出手段32に出力され、クランク角センサ24の検出信号に対するカム角センサ23の検出信号(VVT信号)の発生位置が検出される。そして、該検出値は、イニシャルオフセット学習手段35及びVVT信号位置算出手段33により、オフセット量の学習及びVVT信号の信号位置の認識がなされてカム角センサ23の信号位置を補正し、該補正値に基づいて実進角値算出手段34でVVT31の実進角値(吸気弁2の実際位置)が算出される。
【0024】
目標進角値算出手段36は、後述するVVT31の目標進角値(吸気弁2の目標位置)を算出し、該目標進角値及び前記実進角値は、目標偏差算出手段37に出力されてその偏差が算出される。また、前記実進角値は、カム移動速度算出手段38に出力されて後述するカムの移動速度が算出される。
【0025】
目標偏差算出手段37で算出された偏差は、速度補正算出手段39に出力されて後述する要求速度補正デューティが算出されるとともに、OCV4の動作開始デューティ学習手段40に出力され、前記カム移動速度を考慮して動作開始デューティが算出される。
【0026】
該OCV4の動作開始デューティは、停止デューティ学習手段41に出力され、後述する停止デューティが算出されて中立点のデューティを学習し、該停止デューティと、前記動作開始デューティと、前記要求速度補正デューティとから出力デューティ算出手段42で出力デューティが算出され、該算出された出力デューティに基づいて前記アクチュエータであるOCV4が駆動され、VVT31が操作されている。
【0027】
また、エンジンの制御装置22は、停止デューティ学習値のリミッタおよびリセット手段43を備えており、後述するように、異物Cによってスプール弁4Aが動かなくなる場合には、停止デューティの値が刻々と変わるので、該停止デューティ学習値が所定のリミッタに達したときには、前記OCV4を駆動させるべく前記停止デューティ学習値をリセットし、変化前後の停止デューティに相当する差分のデューティをOCV4に出力して強制的な駆動を生じさせている。
【0028】
図4は、図3のエンジンの制御装置22における目標進角値算出手段36のブロック図を示している。
該目標進角値算出手段36は、目標進角基本量算出手段36Aと、目標進角値算出手段36Bとからなり、目標進角基本量算出手段36Aは、エンジン状態モード、水温、エンジン回転数等の各種図示される情報から目標進角基本量CAREFBを算出する。なお、エンジン状態モードは、エンジン状態の始動時、エンスト時又は完爆時を判定している。そして、目標進角値算出手段36Bは、前記エンジン状態モード及び前記水温を参照し、前記目標進角基本量CAREFBに対して適度なダイナミックリミッタをかけて目標進角値TAGVVTを算出し、目標偏差算出手段37に出力する。
【0029】
図5は、図3のエンジンの制御装置22における位置検出手段32から実進角値算出手段34までのブロック図を示している。
位置検出手段32は、位相差算出手段32Aと、位相差算出用信号ディレイ算出手段32Bと、位相差角度換算手段32Cと、位相差算出用重み係数算出手段32Dとからなり、吸気弁2の位置を検出するカム角センサ23及び排気弁60の位置を検出するクランク角センサ24の各信号は、位相差算出手段32Aに出力されて位相差が算出される。
【0030】
このカム角センサ23及びクランク角センサ24による吸気弁2、排気弁60の信号位置は、図6に示すように、まず、VVT31の進角量が0°(最遅角状態)の場合、すなわち吸気弁2と排気弁60とのオーバーラップ量が0ときには、クランク角センサ信号のBTDC75°信号の発生位置に対して基準信号オフセット量(公称値22.5°)分オフセットされた位置でVVT信号が発生する。
【0031】
この状態から前記VVT31の進角量が10°進角の場合には、前記基準信号オフセット量から10°移動した位置にカム角センサ信号が発生する。さらに、進角量が20°、30°…60°に進角した場合にも、同様に前記基準信号オフセット量から各進角量だけ移動した位置にカム角センサ信号が発生することから、VVT31の実進角量RLVVTは、クランク角センサ24とカム角センサ23との位相差に基づいて算出される。
【0032】
また、本実施形態は3気筒エンジンであり、各気筒毎のクランク角センサ24とカム角センサ23との位相差をそれぞれTDEF1、TDEF2、TDEF3とすると、該位相差TDEF1、TDEF2、TDEF3は、位相差算出用信号ディレイ算出手段32Bを介して、図7に示す各信号の位相差に対してセンサ信号の遅れ分が補正される。
【0033】
該位相差TDEF1、TDEF2、TDEF3は、クランク角センサ24から求める240゜間の時間TDATAを用いて位相差角度換算手段32Cで角度に換算し、位相差算出用重み係数算出手段32Dで求めた各気筒毎の重み係数を加えることにより、各気筒毎の位相差角度換算値CAREA1、CAREA2、CAREA3を求めてVVT信号位置算出手段33に出力される。そして、これらの値にイニシャルオフセット学習手段35のイニシャル学習オフセット量を用いることによりVVT信号位置を補正し、この値に基づいて実進角値算出手段34で実進角値RLVVTを求めている。
【0034】
図8は、図3のエンジンの制御装置22における目標偏差算出手段37から出力デューティ算出手段42までのブロック図を示している。
目標偏差算出手段37は、前記実進角値算出手段34で算出された実進角値RLVVTと、前記目標進角値算出手段36で算出された目標進角値TAGVVTとの偏差から目標偏差DEFCAを算出して速度補正算出手段39に出力する。該速度補正算出手段39は、この目標偏差DEFCAの推移とエンジン回転数及び水温とから速度補正分の駆動デューティを算出し、速度補正VVTPを求める。
【0035】
一方、実進角値RLVVTは、カム移動速度算出手段38にも出力され、該実進角値RLVVTの変化からカム移動速度(進角速度)SPOCVが算出される。
そして、目標偏差DEFCAと、速度補正VVTPと、カム移動速度SPOCVとが、動作開始デューティ学習手段40に出力され、OCV4の実際の動作開始デューティを学習する。
【0036】
該動作開始デューティ学習手段40は、動作開始デューティから進角側への動作開始デューティ KLDTYAと、遅角側への動作開始デューティ KLDTYRとの両方を求めて停止デューティ学習手段41に出力され、OCV4が動かないデューティ、すなわち停止デューティを学習する。この停止デューティの学習結果は、リミッタリセット手段43でリミッタ及びリセットの処理がなされて前記進角側への動作開始デューティ KLDTYAと前記遅角側への動作開始デューティ KLDTYRとの基準位置である停止デューティ学習値VVTIになる。
【0037】
そして、出力デューティ算出手段42では、該停止デューティ学習値VVTIと前記進角側への動作開始デューティ KLDTYAとから求めた動作開始デューティ学習値KLDTYと、停止デューティ学習値VVTIと、速度補正VVTPとに、エンジン回転数と水温とから求める基本デューティが加えられることによって、出力デューティ VVTDTYVを求め、OCV4に出力する。一方、リミッタリセット手段43は、後述する条件の場合には、前記停止デューティ学習値VVTIをリセットし、OCV4を強制駆動させるべくOCV4の全開駆動に相当する出力デューティを直接に出力する。
【0038】
ここで、上記の如く、異物Cの混入によって異物噛み込みが発生した場合等において、例えば、その噛み込み場所が遅角ポート4Cのときには、エンジンの運転状態等により目標進角も最遅角となり、かつ、OCV出力デューティVVTDTYも0%近辺の低デューティで駆動する機会も頻繁に生じるため、これまで説明したような停止デューティ学習値VVTIのリセットによってこの状態を解消している。
【0039】
一方、例えば、異物Cの噛み込み場所が進角ポート4Bのときには、通常運転状態において、OCV出力デューティVVTDTYが100%近辺の高デューティで駆動する機会がほとんどないことから、このときには、停止デューティ学習値VVTIのリセットのほか、OCV4の強制駆動を行うことによってこの状態を解消している。
そして、停止デューティ学習手段41における停止デューティ学習値VVTIについては、(1)初期値については、VVTIb初期値を0とし、(2)動作開始補正値平均計算AVKLDTYを式(1)のように求める。
【0040】
【数1】
AVKLDTY=(KLDTYA+KLDTYR)/2 式(1)
ここで、KLDTYAは進角側動作開始デューティ学習値であり、KLDTYRは遅角側動作開始デューティ学習値である。
【0041】
次に、(3)リミッタリセット手段43による停止デューティ学習値VVTIのリミッタ設定については、式(2)のように設定する。
【0042】
【数2】
VIMIN#≦VVTIb≦VIMAX# 式(2)
ここで、後述するように、VIMIN#は下限リミッタ(%)であり、VIMAX#は上限リミッタ(%)である。
【0043】
そして、(4)停止デューティ学習値VVTIの更新は、以下の条件(a)乃至条件(c)により分けられる。
条件(a):VIMIN#<VVTIb<VIMAX#の場合には、式(3)により停止デューティ学習値VVTIを求める。
【0044】
【数3】
VVTI=vvti+AVKLDTY 式(3)
ここで、vvtiは前回のVVTIであり、AVKLDTYは動作開始補正平均値である。
【0045】
条件(b1):VVTI≦VIMIN#であって、RLVVT(吸気弁2の実進角値)<ANGVVT#(全開駆動実行の実進角値条件(deg))のときには、式(4)により停止デューティ学習値VVTIのリセット制御を行う(図10)。
【0046】
【数4】
VVTI=vvti+RSVVTI# 式(4)
ここで、RSVVTI#はVVTIリセット値(%)である。
【0047】
条件(b2):VVTI≦VIMIN#であって、RLVVT(吸気弁2の実進角値)≧ANGVVT#(全開駆動実行の実進角値条件(deg))のときには、VVTDTY=100%をOCVCLT#(全開駆動実行時間(ms))間実行後に式(5)を行い、OCV4の全開駆動を行うとともに、VVTIのリセット制御を行う(図14)。
【0048】
【数5】
VVTI=vvti+RSVVTI# 式(5)
条件(c):VVTI≧VIMAX#のときには、式(6)により停止デューティ学習値VVTIのリセット制御を行う。
【0049】
【数6】
VVTI=vvti−RSVVTI# 式(6)
以上が、本実施形態のエンジンの制御装置22のリミッタリセット手段43による停止デューティ学習値のリセット処理、若しくは停止デューティ学習値のリセット処理及びOCV4の強制駆動である。
【0050】
図9は、図3のエンジンの制御装置22における出力デューティ算出手段42から実際に出力されるOCV出力デューティVVTDTYを算出するまでのブロック図を示しており、出力デューティ算出手段42で算出された出力デューティ VVTDTYVは、バッテリ電圧検出手段(図示しない)からの信号に基づいてバッテリ電圧補正手段42AにてOCV4の電源であるバッテリ電圧で補正され、MAXリミッタ42Bでリミッタの処理がなされてOCV出力デューティ VVTDTYになり、OCV4が駆動されている。
【0051】
図10は、リミッタリセット手段43による停止デューティ学習値のリセット部分の説明図である。
停止デューティ学習値VVTIには、上記のように、リミッタとして上限値VIMAX#(%)と下限値VIMIN#(%)が設定され、これらのいずれかに達したときに停止デューティ学習値がリセットされる。
【0052】
停止デューティ学習値VVTIが上限値VIMAX#へ達する状態とは、進角側動作が異常な場合であり、例えば、OCV出力デューティVVTDTYを増加させても進角動作が不十分で目標進角値と実進角値の偏差が大きいときである。
この場合には、進角側動作回転デューティ学習値とともに停止デューティ学習値が進角側すなわちデューティ大の方向へ増加する。そして、デューティを増加し続けても偏差が縮小しない状態が続くと上限リミッタに到達する。
【0053】
そして、停止デューティ学習値VVTIが上限値VIMAX#(%)に達した場合にはリセット処理を行い、現在の停止デューティ学習値VVTIからRSVVTI#(%)を減算した値に更新されるので中立点に近づき、停止デューティ学習値VVTIが反映されるOCV出力デューティVVTDTYもRSVVTI#(%)分が急減少されることになる。
【0054】
一方、停止デューティ学習値VVTIが下限値VIMIN#へ達する状態とは、遅角側動作が異常な場合であり、例えば、OCV出力デューティVVTDTYを減少させても遅角動作が不十分で目標進角値と実進角値の偏差が大きいときである。
この場合には、遅角側動作回転デューティ学習値とともに停止デューティ学習値が遅角側すなわちデューティ小の方向へ減少する。そして、デューティを減少し続けても偏差が縮小しない状態が続くと下限リミッタに到達する。
【0055】
そして、停止デューティ学習値VVTIが下限値VIMIN#(%)に達した場合にはリセット処理を行い、現在の停止デューティ学習値VVTIからRSVVTI#(%)を加算した値に更新されるので中立点に近づき、停止デューティ学習値VVTIが反映されるOCV出力デューティVVTDTYもRSVVTI#(%)分が急増加されることになる。
【0056】
ここで、現実的に発生し得る、上限リミッタに到達する状態とは、もちろん上記のように異物Cの噛み込みも含まれるが、それのほかの要因としては、例えば、VVT31のストッパピン(図示しない)が誤作動し、挿入されてはならない状態で挿入されて機械的に固定された場合が考えられる。なお、このストッパとは、始動時等の油圧エネルギの不足時にVVT31が不安定になるのを防止して固定させる等の目的で機能するものである。そして、このストッパがエンジン低回転時の油圧不足の状態で挿入され、次の進角動作でこじられて抜けなくなる場合等が上限リミッタに到達する状態に該当する。
【0057】
図11は、リミッタリセット手段43による実際の動作で停止デューティ学習値VVTIが下限値に達した場合のリセット時の動作図であり、すなわち、目標進角値TAGVVTに対して、実進角値RLVVTが過大に進角しすぎる場合には、停止デューティ学習値がリセットされる。なお、本図では現在3回のリセットが行われ、実進角値RLVVTが目標進角値TAGVVTに追随するまで続けられる。
【0058】
これに対し、図12は、リミッタリセット手段43による実際の動作で停止デューティ学習値VVTIが上限値に達した場合のリセット時の動作図であり、すなわち、目標進角値TAGVVTに対して、実進角値RLVVTが遅角しすぎる場合には、停止デューティ学習値がリセットされる。なお、本図でも現在3回のリセットが行われ、実進角値RLVVTが目標進角値TAGVVTに追随するまで続けられる。
そして、図13は、前記リミッタリセット手段43が停止デューティ学習値をリセットしたときにおける目標進角値TAGVVTと実進角値RLVVTとの変化を示したものである。
【0059】
図示する如く、目標進角値TAGVVTと、実進角値RLVVTとがともに遅角し、かつ、エンジン回転数がアイドル近辺まで下がった時点から動作異常が発生している。ここで、目標進角値TAGVVTは再度進角側へ移行したにもかかわらず、前記ストッパピン等の影響により、実進角値RLVVTは機械的に固定されてままになっており、この状態では、停止デューティ学習値VVTIが進角要求により進角側へ増加しているのが分かる。
【0060】
つまり、図示のように、目標進角値TAGVVTが最遅角となる運転操作を経験し、最遅角時のVVTDTYの急減少により機械的固着は解除され、動作は正常復帰している。このように、リミッタリセット手段43は、運転操作により目標進角値を最遅角へ操作することによりVVTDTYを減少させ、結果的に前記ストッパのこじり力等を低減して誤動作から解除させることを制御的に行うべく、停止デューティ学習値をリセットする。
【0061】
図14は、リミッタリセット手段43によるOCV4の強制駆動を示したものである。
先に説明したように、停止デューティ学習値VVTIが下限値VIMIN#(%)に達した場合にはリセットを行うのに対し、異物噛み込みにより進角側ポート4Bが開いたままの状態では実進角値RLVVTも過大に進角したままとなっているため、下限値VIMIN#(%)に達するとともに、その時点での実進角値RLVVTがRLVVT≧ANGVVT#のときにOCVCLT#(ms)間のデューティ100%駆動を行い、OCV4の強制的な全開駆動を実施している。
【0062】
ここで、上記の如く強制駆動実行時の条件として、実進角値RLVVTがANGVVT#以上の条件を加えているのはエンスト防止である。なお、仮に、強制駆動によるクリーニング動作を実行する前に異物が除去されたにもかかわらず、停止デューティ学習値が下限リミッタに達した場合、あるいは異物噛み込みではなく、一時的に油温やオイル粘性等の条件で停止デューティ学習値が下限リミッタに達した場合にはさほど進角していない状態でデューティ100%駆動を行うことになる。
【0063】
図15は、デューティ100%駆動を行う場合の説明図であり、図示のように、100%駆動による急進角に図示しないISC制御の供給空気量(ISCQA)が追従できず、空気量不足の為にエンストに至っていることが分かる。よって、リミッタリセット手段43によるOCV4の強制駆動は、目標進角値と実進角値との差が大きい場合に行い、これらの差が小さいときには行わないようにしている。
【0064】
したがって、図16に示すように、進角側ポート4Bへの異物噛み込みにより遅角動作不能となった状況では、目標進角値に対して実進角値が過大に進角しすぎており、実進角値もANGVVT#以上であって、目標進角値と実進角値との差が大きい場合であり、かつ、この状態ではアイドルも非常に不安定となり、エンストの危険性も高いことから、リミッタリセット手段43は、停止デューティ学習値VVTIが下限リミッタVIMIN#(%)に達したときには、OCVCLT#(ms)間のVVTDTY=100%の駆動を行っている。その結果、停止デューティ学習値VVTIが中立点を越え、異物Cはオイルによって除去されるので、実進角値RLVVTは、次の瞬間から目標進角値TAGVVTに向かって収束を始めることが分かる。なお、停止デューティ学習値VVTIも時間経過に伴ってやがて中立点付近に収束する。
【0065】
以上のように、本発明の前記実施形態は、上記の構成によって次の機能を奏するものである。
前記実施形態のエンジンの制御装置22は、リミッタリセット手段43が、異物Cの混入によって進角ポート4B又は遅角ポート4Cにて異物噛み込みが発生したときには、OCV4の停止デューティ学習値VVTIをリセットしているので、差分デューティによって停止デューティ学習値VVTIを真の中立点付近に強制的に戻すことができ、油圧アクチュエータの異常を判定してクリーニング制御を行うことによりその機能修復を図り、バルブタイミング制御の信頼性を高めることができる。
【0066】
また、異物Cの噛み込み場所が進角ポート4Bのときには、停止デューティ学習値VVTIのリセットのほか、OCV4の強制駆動をも行っているので、OCV出力デューティVVTDTYが100%近辺の高デューティで駆動する機会がほとんどないときにも、油圧アクチュエータの異常を判定してクリーニング制御を行うことによりその機能修復を図り、バルブタイミング制御の信頼性を一層高めることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱することなく設計において種々の変更ができるものである。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、本発明のエンジンの制御装置は、実使用状況における異物噛み込み等による機能失陥を、停止デューティの学習値を中立点側の値へ更新することと、バルブタイミング機構を駆動する油圧アクチュエータの強制駆動によるクリーニング動作とによってその機能回復を図ることができるので、信頼性の高い吸気弁のバルブタイミング制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のエンジンの制御装置を備えた内燃機関の全体構成図。
【図2】図1のOCVによるクリーニング動作の説明図。
【図3】図1のエンジンの制御装置の制御ブロック図。
【図4】図2のエンジンの制御装置における目標進角値算出手段のブロック図。
【図5】図2のエンジンの制御装置における位置検出手段から実進角値算出手段までのブロック図。
【図6】図1のVVTの実進角値の算出を示す図。
【図7】図1のエンジンの制御装置におけるクランク角センサとカム角センサとの信号位置関係図。
【図8】図3のエンジンの制御装置における目標偏差算出手段から出力デューティ算出手段までのブロック図。
【図9】図3のエンジンの制御装置における出力デューティ算出手段からOCV出力デューティを算出するまでのブロック図。
【図10】図3のリミッタリセット手段による停止デューティ学習値のリセット方法を示す図。
【図11】図3のリミッタリセット手段によるリセット時の動作図。
【図12】図3のリミッタリセット手段によるリセット時の動作図。
【図13】図3のリミッタリセット手段による遅角側固着時の動作説明図。
【図14】図3のリミッタリセット手段によるOCV全開駆動の説明図。
【図15】図3のOCVの全開駆動時のエンスト動作図。
【図16】図3のリミッタリセット手段によるOCV全開駆動時の動作説明図。
【図17】OCV構造および特性を示す図。
【図18】図17のOCVにおける異物噛み込み時の動作図。
【符号の説明】
2 吸気弁
4 アクチュエータ(OCV)
22 エンジンの制御装置
23 カム角センサ
24 クランク角センサ
31 バルブタイミング調整手段(VVT)
38 動作開始デューティを学習する手段
39 停止デューティを学習する手段
42 出力デューティを算出する手段
43 停止デューティの学習値をリセットする手段

Claims (7)

  1. 吸気弁のバルブタイミング調整手段を制御する油圧アクチュエータを備えたエンジンの制御装置において、
    該制御装置は、前記油圧アクチュエータの動作開始デューティを学習する手段と、前記動作開始デューティから停止デューティを学習する手段と、前記各学習する手段からの前記動作開始デューティ及び前記停止デューティから前記油圧アクチュエータの出力デューティを算出する手段とを備えるとともに、停止デューティの学習値を更新する手段を備え、
    該停止デューティの学習値を更新する手段は、前記停止デューティの学習値が所定値に達した場合には、前記油圧アクチュエータを駆動させるべく前記停止デューティの学習値を前記所定値よりも中立点側の値に更新することを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記停止デューティの学習値を更新する手段は、前記停止デューティの学習値の上限値若しくは下限値を有し、前記停止デューティの学習値が前記上限値若しくは下限値に達した場合には、前記油圧アクチュエータを駆動させるべく前記停止デューティの学習値を前記上限値と下限値との中立点側の値に更新することを特徴とする請求項1記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記停止デューティの学習値が更新された場合には、前記油圧アクチュエータを強制的に駆動することを特徴とする請求項1又は2記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記吸気弁の実進角値が所定値以上の場合には、前記油圧アクチュエータを強制的に駆動することを特徴とする請求項2又は3記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記吸気弁の目標進角値と実進角値との差が所定値以上の場合には、前記油圧アクチュエータを強制的に駆動することを特徴とする請求項2又は3記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記油圧アクチュエータを所望の方向に動作させるときに、前記停止デューティの学習値が所定値に達した場合には、前記油圧アクチュエータを所望の方向とは反対の方向に動作させた後に、前記油圧アクチュエータを前記所望の方向に動作させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエンジンの制御装置。
  7. 吸気弁のバルブタイミング調整手段を制御する油圧アクチュエータを備えたエンジンの制御装置において、
    該制御装置は、カム角センサ及びクランク角センサの検出信号の信号位相差から前記バルブタイミング調整手段の実進角値を求め、該実進角値と目標進角値との偏差に基づいて前記油圧アクチュエータの動作開始デューティを学習する手段と、前記動作開始デューティから停止デューティを学習する手段と、前記動作開始デューティ及び前記停止デューティとから前記油圧アクチュエータの出力デューティを算出する手段とを備えるとともに、停止デューティの学習値を更新する手段を備え、
    該停止デューティの学習値を更新する手段は、前記停止デューティの学習値が所定値に達した場合には、前記油圧アクチュエータを駆動させるべく前記停止デューティの学習値を前記所定値よりも中立点側の値に更新することを特徴とするエンジンの制御装置。
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