JP3973479B2 - Cooker - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品等の被加熱物を加熱調理する加熱調理器に関し、特に100℃以上の過熱蒸気により被加熱物を加熱できる加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
飽和水蒸気を更に加熱した100℃以上の過熱蒸気により食品等の被加熱物を調理する加熱調理器が従来より知られている。この加熱調理器は被加熱物を収容した加熱室内に過熱蒸気が供給される。加熱室内の温度が食品等に応じた所定の温度になって各食品等に適した加熱時間が経過すると過熱蒸気が停止され、調理が完了するようになっている。
【0003】
これにより、被加熱物内の水分の蒸発を防止して食品等をしっとりとした仕上りに調理することができる。また、過熱蒸気は凝縮熱の伝熱効果によって空気よりも熱伝導率が大きく調理時間を短縮することができるとともに、加熱室内が無酸素状態になって被加熱物の酸化を防止することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の加熱調理器によると、加熱室内の温度及び加熱時間によって調理が制御されるため、過熱蒸気を停止した際に調理が不充分な場合や調理が過加熱になる場合がある。即ち、加熱温度のばらつきによって設定時間の経過時に最適な調理時間になっていない場合がある。また、被加熱物の量や重量に応じて加熱温度や加熱時間を可変することはできるが、量を設定しても同じ食品でも個々に大きさが異なる場合、重量を検知しても容器の重さにばらつきがある場合、食品の密度や表面積が個々に異なる場合等がある。これらによって被加熱物に応じて精度良く調理を停止できない問題があった。
【0005】
本発明は、過熱蒸気により被加熱物を加熱して被加熱物に適した仕上り状態に精度良く調理することのできる加熱調理器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、被加熱物が収容される加熱室と、前記加熱室内に過熱蒸気を供給して被加熱物を加熱する蒸気加熱部と、過熱蒸気による加熱によって変化する被加熱物の重量を検知する重量検知部とを備え、前記重量検知部による被加熱物の重量増加の検知に基づいて前記蒸気加熱部を制御したことを特徴としている。
【0007】
この構成によると、加熱室に被加熱物が配され、蒸気加熱部により加熱室内に過熱蒸気が供給されて被加熱物が調理される。重量検知部は蒸気の凝縮による被加熱物の重量増加を検知し、この検知結果に基づいて過熱蒸気の停止時期や過熱蒸気の温度等が制御される。
また本発明は上記構成の加熱調理器において、前記重量検知部により被加熱物が重量増加から重量減少に転じたことを検知し、前記蒸気加熱部を制御したことを特徴としている。この構成によると、凝縮水や被加熱物内の水分の蒸発による被加熱物の重量減少を検知し、この検知結果に基づいて過熱蒸気の停止時期や過熱蒸気の温度等が制御される。
【0008】
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、被加熱物の重量変化に基づいて過熱蒸気の供給を停止したことを特徴としている。
【0010】
また本発明は上記構成の加熱調理器において、輻射熱により被加熱物を加熱する庫内ヒータを設け、過熱蒸気の供給を停止した後、前記庫内ヒータにより被加熱物を加熱したことを特徴としている。この構成によると、被加熱物の乾燥が庫内ヒータの輻射熱により行われる。これにより、被加熱物は表面がパリッとして内部がしっとりした状態に調理される。
また本発明は上記構成の加熱調理器において、被加熱物の重量に基づいて過熱蒸気の供給量を可変したことを特徴としている。この構成によると、重量の大きな被加熱物は表面で凝縮させるための蒸気を多く必要とするため、過熱蒸気の供給量を増加させて被加熱物に対する凝縮が効率よく行われる。
【0011】
また本発明は、被加熱物の重量変化に基づいて過熱蒸気の温度を可変したことを特徴としている。この構成によると、例えば復元過程から被加熱物の重量が初期重量よりも小さくなる乾燥過程になった際に過熱蒸気が昇温される。これにより、凝縮熱の伝熱効果によって乾燥が迅速に行われる。
【0013】
また本発明は、前記蒸気加熱部による加熱開始時に、前記重量検知部の検知により所定時間重量が一定の場合または重量が減少した場合に報知する報知手段を設けたことを特徴としている。この構成によると、調理開始初期に重量が一定の場合は加熱室内に被加熱物が収容されていないと判断して報知される。また、重量が減少した場合は蒸気の供給不足と判断して報知される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の加熱調理器を示す正面図である。加熱調理器1は食品等の被加熱物Wを収容して開閉扉(不図示)により開閉可能な加熱室2を有している。加熱室2の下部には被加熱物Wを載置するオーブン皿10が配されている。
【0015】
オーブン皿10は支持棒10aにより支持され、支持棒10aの下端は加熱室2外に突出して重量検知部13に連結されている。重量検知部13はオーブン皿10上の被加熱物Wの重量を検知する。また、オーブン皿10の下方の加熱室2内には、遠赤外線から成る輻射熱により被加熱物Wを加熱する庫内ヒータ15が設けられている。
【0016】
加熱室2の側方には給水タンク3、蒸気発生ヒータ4、過熱ヒータ5から成る蒸気加熱部16が配されている。蒸気発生ヒータ4及び過熱ヒータ5は流体通路の外周を電熱線(不図示)で覆って構成されている。蒸気発生ヒータ4は給水バルブ6により給水タンク3と連結され、給水バルブ6の開成により流入する給水タンク3内の貯溜水を加熱して水蒸気を発生させる。
【0017】
過熱ヒータ5は蒸気バルブ14により蒸気発生ヒータ4と連結され、蒸気発生ヒータ4で発生した水蒸気を更に加熱して100℃以上の過熱蒸気を生成する。過熱蒸気は吐出口5aを介して加熱室2内に供給され、被加熱物Wが過熱蒸気によって加熱される。また、蒸気バルブ14の開口面積を可変することによって蒸気の供給量を可変することができるようになっている。
【0018】
蒸気加熱部16の下方にはマイクロ波を発生するマグネトロン8が設けられている。マイクロ波は導波管9を介して加熱室2内に導かれ、被加熱物Wがマイクロ波によって加熱される。尚、庫内循環ファン12により加熱室2内の空気及び蒸気が循環され、排気孔11から空気や過剰な蒸気が排気されるようになっている。
【0019】
図2は加熱調理器1の構成を示すブロック図である。制御部7はCPUから成り、蒸気加熱部16(図1参照)の側方に配される。制御部7によって上記のマグネトロン8、庫内ヒータ15、蒸気発生ヒータ4、過熱ヒータ5、給水バルブ、蒸気バルブ14、重量検知部13及び庫内循環ファン12が制御される。
【0020】
また、制御部7に接続される表示部26は制御部7の前面に配された操作パネル(不図示)に設けられ、調理メニューや調理状況等を表示する。制御部7に接続される入力部27は上記操作パネルに設けられ、表示部26に表示された調理メニューの選択や調理条件の設定等を行う。制御部7に接続される記憶部28はROM、RAM、不揮発性メモリ等から成り、調理メニューのプログラムや入力部27による設定情報を記憶するとともに各種演算の一時記憶を行う。
【0021】
図3は上記構成の加熱調理器1の動作を示すフローチャートである。ステップ#11では被加熱物Wの調理条件が入力部7の入力により設定される。過熱蒸気による調理が設定された場合はステップ#12に移行する。庫内ヒータ15またはマグネトロン8による調理が設定された場合はそれぞれの処理が行われるが従来より知られた動作であるので説明を省略する。
【0022】
ステップ#12では重量検知部13によって被加熱物Wの初期重量m0が検知される。ステップ#13では給水バルブ6が開かれて蒸気発生ヒータ4内に貯溜水が流入する。ステップ#14では蒸気発生ヒータ4及び過熱ヒータ5が駆動され、100℃以上の過熱蒸気が生成される。これにより、過熱蒸気による被加熱物Wの加熱が開始される。
【0023】
ステップ#15では被加熱物Wの初期重量m0が所定の重量maよりも大きいか否かが判断される。重量maは過熱蒸気の発生能力に応じて決められる絶対重量であり、初期重量m0が重量maよりも大きい場合は被加熱物Wの表面で凝縮させる蒸気の量が不足する。このため、ステップ#16で蒸気バルブ14の開口面積を拡大して加熱室2内に供給される蒸気量が増加され、ステップ#17に移行する。これにより、被加熱物Wに対する凝縮が効率良く行われるようになっている。また、ステップ#15で初期重量m0が所定の重量ma以下と判断した場合はステップ#17に移行する。
【0024】
ステップ#17では所定の時間が経過するまで待機する。所定時間が経過するとステップ#18に移行し、重量検知部13により重量m1が検知され、重量m1が初期重量m0に対して増加しているか否かが判断される。被加熱物Wは過熱蒸気により加熱されると蒸気が凝縮して表面に付着する。このため、図5に示すように加熱開始当初は被加熱物Wの重量が増加する凝縮過程が行われる。従って、凝縮熱の伝熱効果により熱伝導率が空気よりも大きくなり、調理が迅速に行われる。尚、図5において縦軸は被加熱物の重量を示しており横軸は時間を示している。
【0025】
重量m1が初期重量m0に対して増加していない場合は異常が発生していると考えられ、異常を回避するためにステップ#19に移行する。ステップ#19では検知重量が一定で重量m1が初期重量m0と等しいか否かが判断される。検知重量が一定の場合はオーブン皿10上に被加熱物Wが載置されていないと考えられ、ステップ#20で被加熱物がないことが表示部26(報知手段)の表示により報知される。その後、後述するステップ#30に移行して終了する。これにより、被加熱物Wの収納が促され、無負荷運転を防止することができる。
【0026】
ステップ#19の判断で検知重量が一定でない場合、即ち重量が減少している場合は蒸気が不足して被加熱物Wの内部の水分が蒸発していると考えられる。このため、ステップ#21で給水するよう表示部26の表示により報知される。その後、後述するステップ#30に移行して終了する。これにより、給水タンク3への給水が促され、空だき運転を防止することができる。尚、報知はブザーやランプ点灯等により行ってもよい。
【0027】
ステップ#18の判断により被加熱物Wの重量が増加している場合はステップ#22に移行する。前述の図5に示すように、被加熱物Wの表面で凝縮した水滴は過熱蒸気による加熱の継続によって蒸発するため、凝縮過程後に重量が減少する復元過程が行われる。ステップ#22では被加熱物Wの重量が減少に転じるまで待機し、復元過程になるとステップ#23に移行する。
【0028】
ステップ#23では、復元過程になった際に庫内ヒータ15による加熱に切り替えるか否かが判断される。凝縮過程では凝縮熱を利用して被加熱物Wの内部を迅速に昇温する一方で、復元過程で庫内ヒータ15による加熱にすることで、被加熱物Wを緩やかに乾燥させることができる。
【0029】
例えば、被加熱物Wがトースト等の場合には庫内ヒータ15に切り替えることにより表面がパリッとして内部がしっとりとした状態に調理することができる。このため、庫内ヒータ15による加熱に切り替えるようにステップ#11で入力設定した場合には、ステップ#24に移行して図4に示すヒータ加熱処理が呼出される。
【0030】
図4のヒータ加熱処理では、ステップ#42で蒸気発生ヒータ4及び過熱ヒータ5が停止され、ステップ#43で給水バルブ3が閉じられる。ステップ#44では庫内ヒータ15が駆動され、遠赤外線の輻射熱による被加熱物Wの加熱が行われる。
【0031】
ステップ#45では所定時間が経過するまで待機して、所定時間が経過するとステップ#46で庫内ヒータ15が停止されて調理が終了する。尚、ヒータ加熱処理を復元過程から後述する乾燥過程に移行した際に行ってもよく、庫内ヒータ15による加熱に替えてマグネトロン8による加熱を行ってもよい。
【0032】
図3において、ステップ#23の判断により庫内ヒータ15による加熱に切り替えない場合はステップ#25に移行する。前述の図5に示すように、被加熱物Wの表面の凝縮水が全て蒸発すると被加熱物Wの内部の水分が蒸発するため、被加熱物Wの重量が初期重量m0よりも減少する乾燥過程が行われる。
【0033】
ステップ#25では乾燥過程を行うように設定されたか否かが判断される。肉まんやシュウマイ等の被加熱物Wによって乾燥過程を行わない場合は、ステップ#26に移行して復元過程の開始後、被加熱物Wに応じて定められる所定時間が経過するまで待機する。所定時間が経過すると後述するステップ#30に移行して調理を終了する。
【0034】
焼き魚等の被加熱物Wにより乾燥過程を行って焼き色を付けてパリッと調理する場合にはステップ#27に移行して被加熱物Wの重量が初期重量m0に一致するまで待機する。被加熱物Wの重量が初期重量m0に一致すると乾燥過程が開始され、ステップ#28に移行する。
【0035】
ステップ#28では過熱ヒータ5により過熱蒸気が更に昇温される。過熱蒸気は約170℃以上で乾燥空気よりも被加熱物の乾燥速度が早くなる。このため、過熱蒸気を170℃以上に昇温して被加熱物Wの乾燥時間を短縮することができる。尚、被加熱物Wに応じて前述の復元工程の開始時に過熱蒸気を約170℃以上に昇温することにより、被加熱物内部の水分とともに凝縮水の蒸発を促進することができる。
【0036】
ステップ#29では乾燥過程の開始後、被加熱物Wに応じて定められる所定時間が経過するまで待機する。所定時間が経過するとステップ#30で蒸気発生ヒータ4及び過熱ヒータ5が停止され、ステップ#31で給水バルブ3が閉じられる。これにより調理が終了する。
【0037】
本実施形態によると、重量検知部13の検知による被加熱物Wの重量変化によって、加熱温度のばらつきや被加熱物の量、密度、表面積等に拘わらず被加熱物Wが復元過程や乾燥過程の状態であることを正確に判別することができる。これにより、調理の終了時期や過熱蒸気の昇温時期等を被加熱物に応じて正確に判断して制御することができ、所望の調理を精度良く行うことができる。
【0038】
尚、ステップ#26、#29で復元過程や乾燥過程の開始からの時間に応じて過熱蒸気を停止しているが、短時間であるため加熱温度のばらつき等による調理の誤差が小さく調理の精度を低下させることはない。また、入力設定時(ステップ#11)に過熱蒸気停止時の被加熱物の温度を設定し、重量検知部13の検知結果に基づいて演算された被加熱物Wの温度によって蒸気過熱部16を制御してもよい。
【0039】
即ち、種々の被加熱物の温度履歴を取得して凝縮過程や復元過程に要した時間と温度との関係を予めデータベースとして記憶部28に記憶しておく。調理中の凝縮過程や復元過程に要した時間から該データベースに基づいて被加熱物の温度履歴を制御部7(演算手段)で演算し、被加熱物が設定温度に達するまでの時間をステップ#26やステップ#29で監視する。これにより、被加熱物の調理温度を正確に把握し、精度のよい調理を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によると、重量検知部の検知による被加熱物の重量変化に基づいて過熱蒸気の供給停止等の蒸気加熱部の制御を行うので、加熱温度のばらつきや被加熱物の量、密度、表面積等に拘わらず被加熱物が復元過程や乾燥過程の状態であることを正確に判別することができる。これにより、調理の終了時期や過熱蒸気の昇温時期等を被加熱物に応じて正確に判断して制御することができ、所望の調理を精度良く行うことができる。
【0041】
また本発明によると、被加熱物の重量変化に基づいて被加熱物の温度を演算し、該温度に応じて過熱蒸気の供給を停止するので、被加熱物の調理温度を正確に把握し、精度のよい調理を行うことができる。
【0042】
また本発明によると、過熱蒸気の供給を停止した後、通電により発熱して被加熱物を加熱する庫内ヒータにより被加熱物を加熱するので、被加熱物を緩やかに乾燥させることができ、トースト等の場合に表面がパリッとして内部がしっとりとした状態に調理することができる。
【0043】
また本発明によると、被加熱物の重量変化に基づいて過熱蒸気の温度を可変したので、乾燥空気よりも被加熱物の乾燥速度が早い約170℃以上の過熱蒸気を供給して被加熱物の乾燥時間を短縮することができる。
【0044】
また本発明によると、被加熱物の重量に基づいて過熱蒸気の供給量を可変したので、蒸気量の過不足がなく被加熱物に対する凝縮が効率良く行われる。
【0045】
また本発明によると、蒸気加熱部による加熱開始時に、被加熱物の重量が所定時間一定の場合や被加熱物の重量が減少した場合に報知手段を設けたので、空だき運転や無負荷運転を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施形態の加熱調理器を示す正面図である。
【図2】は、本発明の実施形態の加熱調理器の構成を示すブロック図である。
【図3】は、本発明の実施形態の加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
【図4】は、本発明の実施形態の加熱調理器のヒータ加熱処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】は、本発明の実施形態の加熱調理器による被加熱物の重量の推移を示す図である。
【符号の説明】
1 加熱調理器
2 加熱室
3 給水タンク
4 蒸気発生ヒータ
5 過熱ヒータ
6 給水バルブ
7 制御部
8 マグネトロン
9 導波管
10 オーブン皿
11 排気孔
12 庫内循環ファン
13 重量検知部
14 蒸気バルブ
15 庫内ヒータ
16 蒸気加熱部
26 表示部
27 入力部
28 記憶部
W 被加熱物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heating cooker that heats and cooks an object to be heated such as food, and more particularly to a heating cooker that can heat an object to be heated by superheated steam at 100 ° C. or higher.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a cooking device that cooks an object to be heated such as food with superheated steam at 100 ° C. or higher, in which saturated steam is further heated. In this heating cooker, superheated steam is supplied into a heating chamber containing an object to be heated. When the temperature in the heating chamber reaches a predetermined temperature corresponding to the food and the like, and the heating time suitable for each food elapses, the superheated steam is stopped and cooking is completed.
[0003]
Thereby, the evaporation of the water | moisture content in a to-be-heated material can be prevented, and it can cook in the finish with a moist food. Further, the superheated steam has a heat conductivity larger than that of air due to the heat transfer effect of the condensation heat, and the cooking time can be shortened, and the heating chamber can be made oxygen-free to prevent oxidation of the object to be heated. It is like that.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the above-described conventional cooking device, cooking is controlled by the temperature and heating time in the heating chamber, so when the superheated steam is stopped, cooking may be insufficient or cooking may be overheated. . That is, the cooking time may not be optimal when the set time elapses due to variations in the heating temperature. In addition, the heating temperature and heating time can be varied according to the amount and weight of the object to be heated. When there is variation in weight, the density and surface area of food may be different individually. As a result, there is a problem that cooking cannot be accurately stopped according to the object to be heated.
[0005]
An object of the present invention is to provide a cooking device that can cook a heated object with superheated steam and accurately prepare a finished state suitable for the heated object.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention varies depending on a heating chamber in which an object to be heated is accommodated, a steam heating unit that supplies superheated steam to the heating chamber to heat the object to be heated, and heating by the superheated steam. A weight detection unit that detects the weight of the object to be heated, and the steam heating unit is controlled based on detection of an increase in the weight of the object to be heated by the weight detection unit .
[0007]
According to this configuration, the object to be heated is arranged in the heating chamber, and the superheated steam is supplied into the heating chamber by the steam heating unit to cook the object to be heated. The weight detection unit detects an increase in the weight of the object to be heated due to the condensation of the steam, and based on the detection result, the stop timing of the superheated steam, the temperature of the superheated steam, and the like are controlled.
Further, the present invention is characterized in that, in the cooking device having the above configuration, the weight detection unit detects that the object to be heated has changed from an increase in weight to a decrease in weight, and the steam heating unit is controlled. According to this configuration, a decrease in the weight of the object to be heated due to evaporation of condensed water or moisture in the object to be heated is detected, and the stop timing of the superheated steam, the temperature of the superheated steam, and the like are controlled based on the detection result.
[0008]
Moreover, the present invention is characterized in that in the cooking device having the above-described configuration, the supply of superheated steam is stopped based on a change in the weight of the object to be heated.
[0010]
Further, the present invention is characterized in that in the heating cooker having the above-described configuration, an internal heater for heating the object to be heated by radiant heat is provided, and after the supply of superheated steam is stopped, the object to be heated is heated by the internal heater. Yes. According to this configuration, the object to be heated is dried by the radiant heat of the internal heater. Thereby, the to-be-heated material is cooked in the state where the surface was crisp and the inside was moist.
Further, the present invention is characterized in that, in the cooking device having the above configuration, the supply amount of superheated steam is varied based on the weight of the object to be heated. According to this configuration, the heated object to be heated requires a large amount of steam for condensing on the surface, and therefore, the amount of superheated steam supplied is increased to efficiently condense the heated object.
[0011]
Further, the present invention is characterized in that the temperature of the superheated steam is varied based on a change in the weight of the object to be heated. According to this configuration, for example, the superheated steam is heated when the weight of the object to be heated becomes a drying process smaller than the initial weight from the restoration process. Thereby, drying is rapidly performed by the heat-transfer effect of condensation heat.
[0013]
In addition, the present invention is characterized in that there is provided an informing means for notifying when the weight is constant for a predetermined time or when the weight is reduced by the detection of the weight detection unit at the start of heating by the steam heating unit. According to this configuration, when the weight is constant at the beginning of cooking, it is determined that the object to be heated is not accommodated in the heating chamber and is notified. When the weight decreases, it is determined that the supply of steam is insufficient and is notified.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view showing a heating cooker according to an embodiment. The heating cooker 1 has a
[0015]
The
[0016]
A
[0017]
The superheater 5 is connected to the steam generating heater 4 by a
[0018]
A
[0019]
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the heating cooker 1. The
[0020]
A
[0021]
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the heating cooker 1 configured as described above. In
[0022]
In
[0023]
In
[0024]
In
[0025]
If the weight m 1 does not increase with respect to the initial weight m 0 , it is considered that an abnormality has occurred, and the process proceeds to step # 19 in order to avoid the abnormality. In
[0026]
When the detected weight is not constant in the judgment of
[0027]
If the weight of the article to be heated W has increased as determined in
[0028]
In
[0029]
For example, when the object to be heated W is a toast or the like, the surface can be cooked in a crisp and moist state by switching to the
[0030]
In the heater heating process of FIG. 4, the steam generating heater 4 and the superheater heater 5 are stopped in
[0031]
In
[0032]
In FIG. 3, when it is not switched to heating by the
[0033]
In
[0034]
In the case where the drying process is performed with the heated object W such as grilled fish and the color is baked and cooked crisply, the process proceeds to step # 27 and waits until the weight of the heated object W matches the initial weight m 0 . When the weight of the article to be heated W coincides with the initial weight m 0 , the drying process is started, and the process proceeds to step # 28.
[0035]
In
[0036]
In
[0037]
According to the present embodiment, due to a change in the weight of the object to be heated W detected by the
[0038]
The superheated steam is stopped in
[0039]
That is, the temperature history of various objects to be heated is acquired, and the relationship between the time and temperature required for the condensation process and the restoration process is stored in advance in the
[0040]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the steam heating unit such as the supply stop of superheated steam is controlled based on the change in the weight of the heated object detected by the weight detecting unit, the variation in the heating temperature, the amount, density, and surface area of the heated object It is possible to accurately determine whether the object to be heated is in the state of restoration or drying. Thereby, the completion | finish time of cooking, the temperature rising time of superheated steam, etc. can be judged and controlled correctly according to a to-be-heated object, and desired cooking can be performed accurately.
[0041]
Further, according to the present invention, the temperature of the object to be heated is calculated based on the weight change of the object to be heated, and the supply of superheated steam is stopped according to the temperature, so the cooking temperature of the object to be heated is accurately grasped, Accurate cooking can be performed.
[0042]
Also, according to the present invention, after the supply of superheated steam is stopped, the heated object is heated by the internal heater that generates heat by energization and heats the heated object, so that the heated object can be gently dried, In the case of toast and the like, the surface can be crisp and the inside can be cooked in a moist state.
[0043]
Further, according to the present invention, since the temperature of the superheated steam is varied based on the change in the weight of the heated object, the heated object is supplied with superheated steam having a drying speed of about 170 ° C. or higher that is faster than the drying air. The drying time can be shortened.
[0044]
Further, according to the present invention, since the supply amount of superheated steam is varied based on the weight of the object to be heated, there is no excess or deficiency in the amount of steam, and condensation on the object to be heated is performed efficiently.
[0045]
Further, according to the present invention, when the weight of the heated object is constant for a predetermined time or when the weight of the heated object is reduced at the start of heating by the steam heating unit, the notification means is provided. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a heating cooker according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a heating cooker according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the heating cooker according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing an operation of a heater heating process of the heating cooker according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a change in the weight of an object to be heated by the heating cooker according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (7)
Priority Applications (1)
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JP2002121677A JP3973479B2 (en) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | Cooker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002121677A JP3973479B2 (en) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | Cooker |
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