JP3972503B2 - 情報記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置などの情報記録装置または情報通信における情報送信装置に関し、特にユーザデータに対してスクランブルを施した後でパリティを付加して記録または送信する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置や情報送信装置は、ユーザデータを光ディスク媒体あるいは通信媒体に送出する場合、通常は媒体の特性や利用形態に応じて、エネルギー拡散や情報保護のためのデータスクランブル処理、ECC(エラー訂正符号)の符号化処理、変調処理からなる一連のエンコード動作を行う。図9は従来における情報記録装置の一例である。バッファメモリ21には、複数のユーザブロックが格納されている。作業用メモリ22は、データスクランブル手段23、ECC符号化手段24、変調手段25と相互に接続される。作業用メモリ22には、ユーザブロックとパリティブロックの組を3組格納可能であり、それらの格納位置を、W#0、W#1、W#2と表わす。また、データスクランブル手段23はスクランブルデータ生成回路23aと排他的論理和演算回路23bで構成される。以下、従来例における情報記録装置の動作を詳細に説明する。
【0003】
まず、第1のステージとして、以下の手順を実行する。データスクランブル手段23はバッファメモリ21からユーザブロックjを選択し、ユーザブロックjからユーザデータを受信してデータスクランブルを施した後、作業用メモリ22のW#(jmod3)の位置に書き込む。ここで、スクランブル方式には、例えば光ディスクであるDVDで使用されているM系列の乱数を用いる。スクランブルデータ生成回路23aはM系列の乱数発生器であり、生成した乱数を排他的論理和演算回路23bによってユーザデータとの排他的論理和をとることによって、ユーザデータをスクランブルする。以上が第1のステージである。
【0004】
次に、第2のステージとして、以下の手順を実行する。直前の「第1のステージ」によって、作業用メモリ22のW#{(j−1)mod3}には、ユーザブロック(j−1)のスクランブル済みのユーザデータが格納されている。ECC符号化手段24は、そこからスクランブル済みのユーザデータを受信し、そのパリティを演算した後、作業用メモリ22のW#{(j−1)mod3}におけるパリティデータ領域に書き込む。以上が第2のステージである。
【0005】
次に、第3のステージとして、以下の手順を実行する。直前の「第2のステージ」によって、作業用メモリ22のW#{(j−2)mod3}には、ユーザブロック(j−2)のスクランブル済みのユーザデータと、それに対応するパリティが格納されている。変調手段25は、そこからスクランブル済みのユーザデータと、それに対応するパリティを受信し、変調を施した後、記録媒体に出力する。以上が第3のステージである。
【0006】
上記第1から第3のステージを順次並列に実行していくことにより、連続変調動作を行いながら記録媒体26へ記録データを出力する。まず、j=0として第1のステージを実行する。次に、j=1として第1のステージと第2のステージを実行する。その次に、j=2として、第1から第3のステージ全てを実行する。以下、j=3,j=4,…として第1から第3のステージ全てを実行する。図10にその実行の様子を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、データスクランブル済みのユーザデータを格納するメモリ領域を必要とし、回路規模が大きくなるという問題点があった。また、データスクランブルを開始してから、ECC符号化を経て変調データが出力されるまでにかかる時間が長い、つまり記録にかかるオーバーヘッドが大きいという問題点があった。また、インタリーブされたユーザデータに対してデータスクランブルを行う場合、インタリーブを解くための作業用メモリ領域を必要とする問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の情報記録装置は、ユーザデータを格納する第1のメモリ領域とパリティデータを格納する第2のメモリ領域と、前記第1のメモリ領域と前記第2のメモリ領域からデータを読み出して前記第2のメモリ領域から読み出したパリティデータに対してはデータスクランブルを行わずに前記第1のメモリ領域から読み出したユーザデータに対してのみデータスクランブルを行う第1のデータスクランブル手段と、前記第1のメモリ領域からユーザデータを読み出してデータスクランブルを行う第2のデータスクランブル手段と、前記第1のデータスクランブル手段の出力を変調して出力する変調手段と、前記第2のデータスクランブル手段でスクランブルされたデータに対して付加したパリティを前記第2のメモリ領域に書き込むECC符号化手段とで構成され、前記第2のデータスクランブル手段は前記第1のメモリ領域への書き込みを行わないことを特徴としたものである
【0009】
以下、本発明の作用を説明する。
本発明の情報記録装置は、データスクランブル済みのユーザデータを格納するメモリ領域を持つ代わりに、変調用とECC用の2つのデータスクランブル手段を持つことによって、小規模な回路の情報記録装置が実現できる。また、情報記録装置の記録オーバーヘッドを縮めることができる。
【0010】
また本発明のデータスクランブル回路は、格納されている順序とは別の順序でメモリからユーザデータを読み出すデータ並べ替え手段と、データ並べ替え手段の出力に対してデータスクランブルを行うデータスクランブル手段とを持つことによって、インタリーブされたユーザデータに対しても、データスクランブル後のユーザデータを取り出すことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明による情報記録装置の一実施例における構成を示したものである。バッファメモリ11には、複数のユーザブロックと複数のパリティブロックが格納されている。また、スクランブル手段12はスクランブルデータ生成回路12aと排他的論理和演算回路12bで構成され、スクランブル手段13も同様にスクランブルデータ生成回路13aと排他的論理和演算回路13bで構成される。スクランブルデータ生成回路12aとスクランブルデータ生成回路13aは、スクランブルデータとして乱数系列を発生し出力する。
【0012】
以下、図1を用いて本実施の形態における情報記録装置の動作を詳細に説明する。
【0013】
まず、第1のステージとして、以下の手順を実行する。ECC符号化手段14はバッファメモリ11からユーザブロックjとパリティブロックkを選択し、ユーザブロックjからユーザデータを受信する。ユーザデータの受信経路上でスクランブル手段12はユーザデータをスクランブルする。スクランブル方式には、例えば光ディスクであるDVDで使用されているM系列の乱数を用いる。スクランブルデータ生成回路12aはM系列の乱数発生器であり、生成した乱数とユーザデータとの排他的論理和を排他的論理和演算回路12bでとることによって、ユーザデータをスクランブルする。ECC符号化手段14はユーザブロックjのスクランブル済みのユーザデータに対するパリティを演算し、選択したパリティブロックkに演算結果を書き込む。以上が第1のステージである。
【0014】
次に、第2のステージとして、以下の手順を実行する。変調手段15はバッファメモリ1からユーザブロックmとパリティブロックnを選択し、ユーザブロックmからユーザデータを、パリティブロックnからパリティデータを受信する。ユーザデータの受信経路上でスクランブル手段13はユーザデータをスクランブルする。スクランブルはスクランブル手段12の場合と同様に行う。変調手段15はユーザブロックmのスクランブル済みのユーザデータとパリティブロックnのパリティデータを記録フォーマットに合わせながら変調し、記録媒体16に書き込む。
【0015】
上記第1のステージと上記第2のステージを順次並列に実行していくことにより、連続変調動作を行いながら記録媒体へ記録データを出力する。以下、その動作を図2を用いて説明する。第1のステージを、j=0、k=0で実行した後、第1のステージをj=1、k=1で実行しながら第2のステージをm=0、n=0で実行する。以後、第1のステージをj=2、k=(2 modp)で実行しながら第2のステージをm=1、n=1で実行し、第1のステージをj=3、k=(3 modp)で実行しながら第2のステージをm=2、n=(2 modp)で実行する、というように対象ブロックを1づつ進めながら順次実行を進めていく。ただし、第1のステージの実行時間すなわちECC符号化手段24の符号化時間は、通常第2のステージの実行時間すなわち変調時間より短いとする。ここで、modの記号は剰余を表わし、pは確保したパリティブロックの数とし、図2ではp=2としている。パリティブロック数はユーザブロック数と同じだけ確保する必要はなく、pは2以上ユーザブロック数以下であればよい。pを3以上の値とした場合は、ECC符号化手段24の符号化時間が変調手段25の変調時間を一時的に上回ったとしても、連続変調動作が破綻しない。
【0016】
したがって、本発明によれば、従来のようにユーザブロックとパリティブロックの両方を少なくとも3ブロック分持つような作業用メモリを必要とせず、最低パリティブロック2ブロック分の作業用メモリを持つだけで従来と同等な情報記録が可能な情報記録装置を実現できる。また、従来では記録データのエンコード動作を開始してから実際に記録可能になるまでに、3ブロック分の遅延が発生していたが、本発明によれば2ブロック分の遅延で記録可能である。このように記録オーバーヘッドを縮めることができるため、情報記録装置のアクセス性能が向上する。
【0017】
(実施の形態2)
図3は本発明によるデータスクランブル回路の一実施の形態における構成を示したものである。本実施の形態では、光ディスクであるDVDで使用されているデータスクランブル方式に対応したデータスクランブル回路を示す。図4はDVDのスクランブル値生成回路の例である。DVDスクランブル値生成回路61はフィードバックシフトレジスタ61aと排他的論理和演算器61bから構成されるM系列の乱数発生器である。DVDでは各セクタ毎に、スクランブル状態値を保持するフィードバックシフトレジスタ61aにおけるs[0]からs[7]までの1バイトのスクランブル値を、ユーザデータに排他的論理和することによってデータスクランブルを施し、その後でECC符号化を行う。DVDスクランブル値生成回路61は、1バイトのスクランブル値を求める毎にフィードバックシフトレジスタ61aを8ビット左にシフトする。8ビットシフト後のフィードバックシフトレジスタ61aの値s’[0]からs’[14]は、シフト前のフィードバックシフトレジスタ61aの値s[0]からs[14]を用いて、以下の(式1)で表わされる。
【0018】
Figure 0003972503
ただし、式中の記号「^」は排他的論理和を表わし、以後も同様の意味で使用する。
【0019】
また、各セクタにおけるユーザデータの系列をD[0]からD[2063]で表わすと、D[0]からD[11]まではヘッダ情報領域、D[2060]からD[2063]まではエラー検出符号のパリティ領域であり、データスクランブルの対象はD[12]からD[2059]までである。フィードバックシフトレジスタ61aにおけるs[0]からs[14]までの15ビットの初期値S[0]は、D[3]のビット位置4からビット位置7の4ビットの値(以後スクランブルキー値と呼ぶ)をもとに、下記の(表1)を検索して得られる。
【0020】
【表1】
Figure 0003972503
【0021】
ここで、数値の後の「h」は16進数を表わすものとする。また、DVDのECCを構成する16セクタに関して、各セクタにおけるスクランブルキー値は同一である。
【0022】
次にDVDのECCに関して図5を用いて説明する。図中において、PI[n]はn番目の内符号パリティ、PO[n]はn番目の外符号パリティ、PIOは外符号パリティ部データ列の内符号パリティを表わす。図中に示すように、DVDではECCとして積符号を使用しており、内符号は連続データ系列を符号化するが、外符号は16セクタ分のユーザブロックを集めた上で、172シンボル毎にインタリーブされたデータ系列を符号化する必要がある。従来は、16セクタ分のユーザデータ領域(D[0]からD[2063])のデータスクランブルを作業用メモリ上で行った後、内符号と外符号のECC符号化を行っていた。本実施の形態では、データスクランブル後のユーザデータを格納する作業用メモリを持たずに、バッファメモリ上にあるデータスクランブル前のユーザデータ領域をそのまま使用して、データスクランブル後のユーザデータに対する内符号パリティと外符号パリティを求めるためのデータスクランブル回路を示す。
【0023】
以下、図3を用いて本実施の形態における回路構成を説明する。図3において、データスクランブル演算器53は排他的論理和演算器53aと選択器53bから構成される。また、スクランブル状態値演算回路54は、スクランブル状態値保持レジスタ54aと組合せ回路54bから構成される。同様に、スクランブル状態値演算回路55は、スクランブル状態値保持レジスタ55aと組合せ回路55bから構成される。組合せ回路54bは、1バイト毎のスクランブル状態値を求めるものであり、(式1)に関してs[0]からs[14]を入力としs’[0]からs’[14]を出力とする演算を行う。組合せ回路55bに関しては、内符号時は1バイト毎のスクランブル状態値を求める演算すなわち組合せ回路54bと同一の演算を行い、外符号時は172バイト毎のスクランブル状態値を求める演算を行う。172バイト毎のスクランブル状態値を求めるためには、(式1)の変換をfと定義したとき、f**172を演算すればよい。ここで演算子「**」は、ある変換の繰り返し演算とする。以後、変換fに対してf**nと書いた時、変換fのn回繰り返し演算を表わすものとする。f**172は以下の式で表わされる。
【0024】
Figure 0003972503
従って、外符号の場合、組合せ回路55bは、(式2)に関して、s[0]からs[14]を入力とし、s’[0]からs’[14]を出力とする演算を行う。また、スクランブル状態値保持レジスタ54aに設定する初期値は、D[12]からデータスクランブルを開始する時に所定の初期値S[0]を指す必要がある。(式1)の変換fを用いて、次の(式3)におけるS[-12]をスクランブル状態値保持レジスタ54aの初期値にすれば、12シンボル目のスクランブル値をS[0]とすることができる。
【0025】
f**12(S[-12])=S[0] (式3)
下記の(表2)は、上記(表1)のS[0]に対してS[-12]を求めたものである。
【0026】
【表2】
Figure 0003972503
【0027】
次に、図面を用いて本実施の形態におけるデータスクランブル回路の動作を詳細に説明する。以後はECCを構成する各セクタにおけるスクランブルキー値が0である場合を例にとって説明する。まず始めに、スクランブル状態値保持レジスタ54aに初期値を設定する。(表2)からスクランブルキー値が0である場合のS[-12]の値を検索すると52CEhであるので、52CEhを設定する。同時に、スクランブル状態値保持レジスタ55aも、スクランブル状態値保持レジスタ54aの出力を取り込み同じ初期値52CEhが設定される。また、以後の動作説明を円滑にするために、スクランブルキー値が0の場合において、各データ位置のスクランブル値を計算しておく。(表3)は、図5に示した172列12行のセクタ構造に対応した各データ位置のスクランブル状態値をまとめたものである。表中の要素の上段にある鍵括弧内の値はスクランブル状態値をS[i]とした時のiの値を示しており、下段の値はスクランブル状態値を示している。
【0028】
【表3】
Figure 0003972503
【0029】
まず、内符号を処理する場合について、図6を用いて説明する。内符号を処理するときには、読み出し対象セクタにおけるセクタ中のデータ位置をiとするとi=0,1,…の順番でユーザデータを読み出す。つまり、バッファメモリ51からデータ読み出し回路52によってD[0],D[1],…の順番にユーザデータを読み出す。以下、順を追って本実施の形態におけるデータスクランブル回路の出力を説明する。i=0のとき、データ読み出し回路52はD[0]を読み出す。このときスクランブル状態値保持レジスタ55aの出力は初期値S[-12]=52CEhなので、選択器53bの入力であるスクランブル値はCEhである。しかし、スクランブル値が如何なる値であっても、i=0の場合には選択器53bの出力は0なので、排他的論理和演算器53aの出力はD[0]となる。i=1のとき、データ読み出し回路52はD[1]を読み出す。スクランブル状態値保持レジスタ55aは前値S[-12]=52CEhに組合せ回路55bの演算を施した結果を格納しているので、(表3)より、出力値はS[-11]=4EFChとなる。従って、選択器53bの入力であるスクランブル値はFChとなるが、スクランブル値が如何なる値であっても、i=1の場合、選択器53bの出力は0なので、排他的論理和演算器53aの出力はD[1]となる。以後同様に進めていき、i=12になったとき、データ読み出し回路52はD[12]を読み出す。スクランブル状態値保持レジスタ55aは、(表3)より前値S[-1]=0880hに組合せ回路55bの演算を施した結果を格納しているので、出力値はS[0]=0001hとなる。従って、選択器53bの入力であるスクランブル値は01hとなり、i=12の場合、選択器53bの出力は入力値つまり01hなので、排他的論理和演算器53aの出力はD[12]^01hとなる。以後、i=13のときに排他的論理和演算器53aの出力はD[13]^00hと続き、i=171のときに排他的論理和演算器53aの出力がD[171]^71hとなって、第0行目の内符号を計算するためのデータ出力が完了する。以後同様にして、図6に示すように第1行目以降の内符号を計算するためのデータ出力を行う。
【0030】
次に、外符号を処理する場合について、図7及び図8を用いて説明する。外符号を処理する際には、読み出し対象セクタにおけるセクタ中のデータ位置をiとするとi=0,172,172×2=344,…の順番でユーザデータを読み出す。つまり、バッファメモリ51からデータ読み出し回路52によってD[0],D[172],D[344],…の順番にユーザデータを読み出す。以下、順を追って本実施の形態のデータスクランブル回路の出力を説明する。
【0031】
まず、第0列の外符号を演算するためのデータを出力する例を示す。図7に示すように、第0セクタのD[0]からデータの読み出しを始める。すなわち、i=0のとき、データ読み出し回路52はD[0]を読み出す。スクランブル状態値保持レジスタ55aの出力は初期値S[-12]=52CEhなので選択器53bの入力であるスクランブル値はCEhである。しかし、スクランブル値が如何なる値であっても、i=0の場合、選択器53bの出力は0なので、排他的論理和演算器53aの出力はD[0]となる。i=172のとき、データ読み出し回路52はD[172]を読み出す。スクランブル状態値保持レジスタ55aは前値S[-12]=52CEhに組合せ回路55bの演算を施した結果を格納しているので、表(3)より出力値はS[160]=71B6hとなる。従って、選択器53bの入力であるスクランブル値はB6hとなり、i=172の場合、選択器53bの出力は入力値つまりB6hなので、排他的論理和演算器53aの出力はD[12]^B6hとなる。以後同様に進めていき、i=1892になったとき、データ読み出し回路52はD[1892]を読み出す。スクランブル状態値保持レジスタ55aは、(表3)より前値S[1708]=3F63hに組合せ回路55bの演算を施した結果を格納しているので、出力値はS[1880]=549Dhとなる。従って、選択器53bの入力であるスクランブル値は9Dhとなり、i=1892の場合、選択器53bの出力は入力値つまり9Dhなので、排他的論理和演算器53aの出力はD[1892]^9Dhとなる。その後、次のセクタに移る際には、スクランブル状態値保持レジスタ55aを、スクランブル状態値保持レジスタ54aの値つまり初期値S[-12]=52CEhに再設定する。以後同様にして図7に示すようにデータ出力を行っていき、第15セクタのD[1892]^9Dhを出力した時点で、第0列目の外符号を計算するためのデータ出力が完了する。
【0032】
次に、第1列目の外符号を演算するためのデータを出力する。次の列の出力に移る際には、スクランブル状態値保持レジスタ54aの値を更新する。つまり、スクランブル状態値保持レジスタ54aは、前値S[-12]=52CEhに組合せ回路54bの演算を施した結果を格納するので、(表3)より出力値はS[-11]=4EFChとなる。そして、同時にスクランブル状態値保持レジスタ55aも、スクランブル状態値保持レジスタ54aの出力を取り込み、S[-11]=4EFChに設定する。以後は、第0列目と同様に、図7に示すように第1列目以降のデータ出力を行う。また、第12列目以降に関しては、最初の読み出しデータからi≧12になるので、選択器53bの出力が常にスクランブル値となる。そのため、図8に示すように最初のデータからスクランブル済みのデータが出力される。
【0033】
このように本発明によれば、積符号のECCであっても、データスクランブル用の作業用メモリを持つことなしに、データスクランブル後のユーザデータをECC符号器に出力可能なデータスクランブル回路を実現できる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればデータスクランブル済みのユーザデータを格納するメモリ領域を持つ代わりに、変調用とECC用の2つのデータスクランブル手段を持つことによって、小規模な回路の情報記録装置が実現できる。また、情報記録装置の記録オーバーヘッドを縮めることができる。
【0035】
また本発明によれば、格納されている順序とは別の順序でメモリからユーザデータを読み出すデータ並べ替え手段と、データ並べ替え手段の出力に対してデータスクランブルを行うデータスクランブル手段とを持つことによって、インタリーブされたユーザデータに対しても、データスクランブル後のユーザデータを取り出すことが可能なスクランブル回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録装置の一実施の形態におけるブロック図
【図2】本発明の情報記録装置の一実施の形態における動作タイミング図
【図3】本発明のデータスクランブル回路の一実施の形態におけるブロック図
【図4】DVDのスクランブル値生成回路の一例におけるブロック図
【図5】DVDのECC構造を示す図
【図6】本発明のデータスクランブル回路における内符号時のデータ出力動作を示す図
【図7】本発明のデータスクランブル回路における外符号時のデータ出力動作を示す第1の図
【図8】本発明のデータスクランブル回路における外符号時のデータ出力動作を示す第2の図
【図9】従来の情報記録装置の一例におけるブロック図
【図10】従来の情報記録装置の一例における動作タイミング図
【符号の説明】
11 バッファメモリ
12 スクランブル手段
12a スクランブルデータ生成回路
12b 排他的論理和演算回路
13 スクランブル手段
13a スクランブルデータ生成回路
13b 排他的論理和演算回路
14 ECC符号化手段
15 変調手段
16 記録媒体
21 バッファメモリ
22 作業用メモリ
23 スクランブル手段
23a スクランブルデータ生成回路
23b 排他的論理和演算回路
24 ECC符号化手段
25 変調手段
26 記録媒体
51 バッファメモリ
52 データ読み出し回路
53 データスクランブル演算器
53a 排他的論理和演算器
53b 選択器
54 スクランブル状態値演算回路
54a スクランブル状態値保持レジスタ
54b 組合せ回路
55 スクランブル状態値演算回路
55a スクランブル状態値保持レジスタ
55b 組合せ回路
61 DVDスクランブル値生成回路
61a フィードバックシフトレジスタ
61b 排他的論理和演算器

Claims (2)

  1. ユーザデータを格納する第1のメモリ領域とパリティデータを格納する第2のメモリ領域と、前記第1のメモリ領域と前記第2のメモリ領域からデータを読み出して前記第2のメモリ領域から読み出したパリティデータに対してはデータスクランブルを行わずに前記第1のメモリ領域から読み出したユーザデータに対してのみデータスクランブルを行う第1のデータスクランブル手段と、前記第1のメモリ領域からユーザデータを読み出してデータスクランブルを行う第2のデータスクランブル手段と、前記第1のデータスクランブル手段の出力を変調して出力する変調手段と、前記第2のデータスクランブル手段でスクランブルされたデータに対して付加したパリティを前記第2のメモリ領域に書き込むECC符号化手段とで構成され、前記第2のデータスクランブル手段は前記第1のメモリ領域への書き込みを行わないことを特徴とする情報記録装置。
  2. 第1のメモリ領域と第2のメモリ領域は同一メモリ上に構成されることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
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