JP3972452B2 - 敷き板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工事現場、駐車場等で地面に配置する敷き板、及び室内の床材として使用する敷き板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工事現場、駐車場等で地面がぬかるんだ時そこで作業をする場合や自動車を駐車する場合は、その地面に板材を敷き、その上に載るようにしていた。しかし、板同士の間が空いていたりすると、そこを通った作業者の靴の裏、或いは、自動車の車輪等が汚れ、そのまま移動することで、地面に敷いた板材が汚れ、更には、ぬかるみによって汚れていない周辺部分等を汚してしまうという問題があった。
【0003】
その解決策として、特開平9−268768には、敷き板の板状体の端面に係合する為の突起と係合穴を設け、隣り合う敷き板同士を係合し、連結する方法が記載されている。しかし、この方法では、係合する為の突起等が端面に出ており、それらが、保管中、移動途中、施工途中等に衝撃等を受け破損し易いという欠点、又係合突起の形状によって、係合時に敷き板を斜めに持ち上げたり、或いは、横方向に強く押圧しなければならないという煩雑さ、更に又、上面に位置ずれ防止杭用穴を設け、その穴から地面の水が表面に出てくるのを防止する為、薄肉部を設けているが、その薄肉部の肉厚を薄くすると成形性が悪く不良品が出来やすく、薄肉部の肉厚を厚くすると杭が打ちにくくなるという欠点が懸念された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、端面に破損し易い突起物がなく、施工が簡単にでき、しかも位置ずれ防止杭用の穴等が施工後表面に現れないようにして地面の水が表面に出てくるのを防止する方法について研究を進めた結果、本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、略四角形状の板状体の対向する一対の辺縁に段部を設け、他の対向する一対の辺縁に該段部と同じ大きさの嵌着部を設け、該段部に他の同一の板状体の嵌着部が嵌合できるようにされた敷き板であって、該段部は平面視等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部とされ、該嵌着部は平面視等脚台形の形状をした嵌着用突出部とされ、該等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部の下底部内角と該等脚台形の形状をした嵌着用突出部の下底部内角の角度は45度以下とされていることを特徴とする敷き板に関する。
【0006】
さらに、該嵌着用突出部の外縁の裏面側には、該外縁に沿って連続する突部が形成され、板状体の嵌着部が他の同一の板状体の段部に嵌合された時に該突部が該段部の平面部に接合し得るようにされている。
【0007】
さらに、該嵌着用切り欠き部には複数個の開口部が形成され、該嵌着用突出部の裏面側には嵌合突部が形成され、該開口部のうちの少なくとも1つの開口部と、他の同一の板状体の該嵌合突部とが嵌合できるようにされている。
【0008】
さらに、該複数個の開口部のうちの少なくとも1つの開口部は、アンカー用切り欠きとされている。
【0009】
さらに、該アンカー用切り欠きの周辺部には、アンカー部材の頂部が嵌合する凹部が形成されている。
【0010】
なお、本発明に係る敷き板は、板状体が略四角形状であるが、例えば、板状体が略三角形や円形のものであっても、応用することができる。
【0011】
本発明に係る敷き板を地面上に置き、互いに段部と嵌着部とを嵌合し、アンカー用切り欠きにアンカーを打ち込んで固定して敷設することができる。また、本発明に係る敷き板の板状体の表面もしくは裏面に、床用敷物材または面状発熱体を貼り付けることも可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明を説明する。図1は、本発明に係わる敷き板の上面斜視図であり、図2は、本発明に係わる敷き板の裏面斜視図であり、図3は、図2の敷き板に於いて、嵌着用突出部に形成された嵌合突部を有する敷き板の裏面斜視図であり、図4は、本発明に係わる敷き板において、嵌着用突出部の外縁に突部が形成されていない敷き板の裏面斜視図であり、図5は、本発明に係わる敷き板を3枚施工した後に4枚目を施工する状態例を示した上面図であり、図6は、本発明に係わる敷き板4枚の組み付け方向を示した上面斜視図であり、図7は、本発明に係わる敷き板の嵌着用切り欠き部と嵌着用突出部の下底部内角の角度が45度より小さい場合、3枚施工した後に4枚目を施工する場合を想定した上面図であり、図8は、敷き板の嵌着用切り欠き部と嵌着用突出部の下底部内角の角度が45度より大きい場合、3枚施工した後に4枚目を施工する場合を想定した上面図であり、図9は、本発明に係わる敷き板の表面に四角形をした突起状部を連ねて格子状にした例を示した上面斜視図であり、図10は、本発明に係わる敷き板の裏面に、床用敷物材を張り付けた例を示した上面斜視図であり、図11は、本発明に係わる敷き板の板状体に、面状発熱体を貼り付けた例を示した上面斜視図であり、図12は、2辺に嵌着部が形成された略三角形の敷き板の平面図であり、図13は、2辺に段部部が形成された略三角形の敷き板の平面図であり、また図14は、本発明に係わる敷き板に使用されるL字状のアンカーの斜視図である。
【0013】
本発明は、板状体の相対する位置の辺縁に段部を設け、又別の相対する辺縁に該段部と同じ大きさの嵌着部を設け、該段部に他の同一の板状体の前記嵌着部が嵌合でき、且つ該段部に板状体を基盤に固定するアンカー用切り欠きが形成され、他の板状体を連結し得ることを特徴とする敷き板に関する。
【0014】
本発明に於ける板状体3は、図1に見られるように略四角形のもの、即ち一対の辺縁に突出した嵌着部を有する四角形のものである。該板状体が図1に示す四角形のものであると、嵌着部Bは図1に示すような平面視等脚台形の形状をした嵌着用突出部5とされる。
【0015】
本発明の敷き板では、図1に示すように長辺1と短辺2が交互に配列された略四角形の板状体3の相対する二つの長辺に段部Aとして嵌着用切り欠き部4を設け、又別の二つの短辺には、嵌着部Bとして該短辺を一辺とする平面視等脚台形の形状をした嵌着用突出部5を設け、該平面視等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部4と嵌着用突出部5の大きさがほぼ同じで、嵌着用切り欠き部4に別の敷き板の嵌着用突出部5を嵌着させることで隣接した敷き板同士を連結させることが出来るものである。この場合、前記平面視等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部4の下底部内角7と嵌着用突出部5の下底部内角8の角度が45度以下となっている。
【0016】
なお、図13に示すように板状体3が嵌着部B部分を除いて正三角形のものでは、1辺に段部Aと2辺に突出した台形状の嵌着部Bが形成されるか、又は2辺に段部Aと1辺に突出した台形状の嵌着部Bが形成される。この台形状の嵌着部Bは下底部の内角が60度以内であり、段部Aとほぼ同じ大きさである。板状体3が略三角形である敷き板を広範囲に敷設する場合には、図12に示すような1辺に段部Aと2辺に突出した台形状の嵌着部Bが形成されたものと図13に示すような2辺に段部Aと1辺に突出した台形状の嵌着部Bが形成されたものとを組み合わせて使用することになる。勿論、限られた範囲であれば図12に示す敷き板又は図13に示す敷き板のみで連結することができる。
【0017】
また、敷き板の板状体3が円形である場合には、段部Aは正四角形の角部が円周に接するようにして区切られた円弧部分の面積と正四角形の1辺を挟んで正四角形内に形成された該円弧部分とほぼ同じものとを合わせた大きさであり、またそれに隣接する嵌着部Bは該段部とほぼ同じ大きさであり、段部A及び嵌着部Bは互いに隣接してそれぞれ対向する辺縁に一対形成される。
【0018】
図1に示す板状体3では、多数の敷き板を保管する時や運送する時に固定し易いように、該板状体に突起状部9を設け、又裏面に該突起状部を受ける為の凹部10を設けるが好ましい。しかし、基盤に敷き板を敷いた時に歩行に妨げとなる場合もあり、そのような時には板状体3に上記突起状部9を設けなくてもよい。
【0019】
本発明の敷き板では、図1に示すように平面視等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部4の基部に位置ずれ防止のためのアンカー用の切り欠き11を設けている。かかる切り欠き11は、単にアンカー部材であるアンカー15が挿入されるように開口部が形成されていてもよいが、図1に示すように該アンカーの頂部19が当接する凹部(段差部)が開口部の周縁に形成されていてもよい。
【0020】
図1に示す敷き板では、板状体3の相対する二つの長辺1に平面視等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部4が設けてあり、又別の二つの短辺2には、下面から肉盗みを行い、結果として、該短辺を一辺とする平面視等脚台形の形状をした嵌着用突出部5が設けてある。該嵌着用突出部5は、別の板状体3に設けられた嵌着用切り欠き部4と嵌合することが出来るように、大きさと厚みが、嵌着用切り欠き部4とほぼ同一に形成されているのが好ましい。嵌着用切り欠き部4との嵌合性を考えると、嵌着用突出部5の大きさは、嵌着用切り欠き部4とほぼ同じか或いはやや小さい方が良く、通常、嵌着用突出部5の台形の上底と下底の長さを嵌着用切り欠き部4の台形の上底と下底の長さより0.5〜3mm小さく設定する。
【0021】
又、別の敷き板と嵌合した時、嵌着用切り欠き部4の敷き板と嵌着用突出部5の敷き板との段差が少ない方がよいので、嵌着用突出部5の厚さ14と嵌着用切り欠き部4の切り欠いた部分の高さ13との差を0±3mmにする、即ち、欠き部4の切り欠き部の高さ13と突出部5の突出部の厚み14との差を0±3mmにする。通常段差を無くすため、その差を0mmとし同一寸法にすることが好ましい。
【0022】
本発明の敷き板では、図2に示すように嵌着用突出部5はその平面部に対して嵌着用切り欠き部4に接合する側のその周縁全部に突部17が形成されているのが好ましい。かかる突部17が形成されていることにより、敷き板同士を嵌着した場合、該突部が敷き板の嵌着用切り欠き部4の面に接触することにより嵌着用突出部5と嵌着用切り欠き部4との間に空間部が形成されることになり、特に位置ずれ防止のためのアンカー用の切り欠き11を通じて特にぬかるんだ地面(基盤)から噴出する泥水をかかる空間部で保持して敷き板上面に流出することをより一層防ぐことができる。勿論、嵌着用突出部5に上記突部17を設けずに、嵌着用切り欠き部4に接合する側が平面状となっていても、ぬかるんだ地面(基盤)から噴出する泥水が敷き板上面に流出することを防ぐ効果は有効に発揮し得る。
【0023】
図1に示す敷き板における嵌着用突出部5及び嵌着用切り欠き部4の板状部の厚さは、敷き板全体の厚さにもよるが、通常3〜7mm程度が好ましい。また、敷き板の全体の厚さは、適宜選択できるが、その表面に人や自動車が乗るため少なくとも15mm以上、好ましくは20mm〜30mmである。更に、嵌着用突出部5に形成される突部17の高さは、敷き板の大きさにもよるが、嵌着用突出部5の平面部から3〜7mm程度が好ましい。尚、かかる突部は、板状体3が図12や図13に示す略三角形であっても同様に嵌着部Bの辺縁に形成することができる。板状体が円形や略三角形である場合の突部の高さ、段部及び嵌着部の厚さは上記と同様とすることができる。
【0024】
図4に示す敷き板に於いて、上記突部17が嵌着用突出部5の平面部に形成されない場合、嵌着用突出部5の平面部が嵌着用切り欠き部4の平面部に接合するのが好ましく、この際のアンカーの頂部19は、位置ずれ防止アンカー用の切り欠き11の周辺部に形成された凹部(段部)に嵌合するか、アンカー5が凹部(段部)を有していない切り欠き11に取り付けられた時には嵌着用突出部5に設けられた凹部に嵌合されるのが複数の敷き板を敷設した場合、敷き板同士に段差を生じないので好ましい。
【0025】
前記するように、本発明の敷き板の嵌着用切り欠き部4には、位置ずれ防止アンカー用の切り欠き11が形成され、同時に複数個の開口部20が形成されてもよく、使用時に該切り欠き11にアンカー15を打ち込み敷き板を基盤に固定する。また、通常2個以上有する開口部20には、切り欠き11と同様にアンカー15を打ち込んでもよいが、該開口部に図3に示すような他の敷き板の嵌合突部18を嵌合するのが敷き板同士の固定を一層促進するので好ましい。
【0026】
図1に示すような本発明の敷き板をまず基盤、例えば地面に設置し、L字形やT字形のアンカー15をアンカー用切り欠き11から地面打ち込んで固定する。次に、該敷き板の嵌着用切り欠き部4に別の敷き板の嵌着用突出部5を嵌合させながら地面に設置し、アンカー15をアンカー用切り欠き11から打ち込んで固定する。この作業を繰り返すことで、本発明の敷き板をぬかるんだ地面等に設置することが出来る。しかも、アンカー15で固定した後、該アンカー用切り欠き11を隠すように次の敷き板の嵌着用突出部5を上から嵌合させることで、アンカー15を隠すことができ外観的に好ましくなる。さらに、ぬかるんだ地面から泥水がアンカー用切り欠き11から上がって来ても次の敷き板の嵌着用突出部5が蓋の役目をするため、作業者、或いは、自動車等が乗る敷き板の表面までは泥水が出ず、そこを通った作業者の靴の裏、或いは、自動車の車輪等を汚すことを防止することが出来る。
【0027】
図1に示す敷き板では、複数の敷き板の設置時の作業性から、切り欠き部4の下底部内角7及び突出部5の下底部内角8の角度が45度以下とされる。また、設置時の作業性が多少劣っても、敷き板同士を嵌合した時にしっかり固定するため嵌着用切り欠き部5の壁部と嵌着用突出部4の縁部とが直線状でなく、曲線状、例えばΩ(凹部:嵌着用切り欠き部5の壁部に形成)とΩ(凸部:嵌着用突出部4の縁部に形成)の形状で互いに嵌合するようにすることもできる。
【0028】
このようにすることで、本発明の敷き板を図5に示すように3枚設置した後、次の敷き板を設置する際、既設敷き板の嵌着用切り欠き部4に嵌着用突出部5を嵌合させると同時に既設敷き板の嵌着用突出部5に嵌着用切り欠き部4を嵌合させる時どちらかの敷き板を持ち上げることなく設置することが出来る。
【0029】
例えば、図8のように切り欠き部4の下底部内角7及び突出部5の下底部内角8の角度が45度を越えていると、図8の黒く塗りつぶした部分が当たる為に、既設或いは、新たに設置する敷き板を斜めに持ち上げなければ嵌合ができないことになる。しかし、図7のように切り欠き部4の下底部内角7及び突出部5の下底部内角8の角度が45度未満である時、或いは、図5にように切り欠き部4の下底部内角7及び突出部5の下底部内角8の角度が45度である時は、既設の敷き板に新たな敷き板を斜め方向に、地面や床上をずらして行けば、既設敷き板の嵌着用切り欠き部4に嵌着用突出部5を嵌合させると同時に既設敷き板の嵌着用突出部5に嵌着用切り欠き部4を嵌合させることが出来、どちらかの敷き板を持ち上げることなく設置することが出来ることになる。
【0030】
本発明の敷き板の板状体3の表面には三角形、四角形等の多角形、或いは円形の突起状部9を多数個、好ましくは4個以上設けることが可能である。突起状部9を多数個設けるにあたって、多角形を連ねるようにしても良く、例えば、図9の様に四角形を連ねて格子状にしても良い。そして、突起状部9を設けた敷き板に別の敷き板を重ねた時、該突起状部9を受けるために図2に示すような凹部10を裏面部に設けておくのが好ましい。凹部10は積み重ねた時、突起状部9が嵌合する位置に突起状部9と同数設けても、又それ以上設けても良く、例えば図2の様に格子状にしても良い。このようにして、本発明の敷き板同士を積み重ねた時、突起状部9と凹部10が嵌合する様にしたおくことで高く積み重ねた時、上段の敷き板が滑り落ちることを防止することが出来る。
【0031】
本発明の敷き板の裏面には、床用敷物材を張り付けることが可能である。図10に示す例のように本発明の敷き板の裏面に床用敷物材12を張り付け、この面を上にし、板状体3を下にして設置することで床材としても使用することが可能である。特に展示会等の架設床に於いて床用敷物材を簡単に敷き詰める必要がある時に、裏面に床用敷物材12を張り付けた本発明の敷き板を準備しておき、図1に示すように嵌着用突出部5に嵌着用切り欠き部4を嵌合させて行くことにより短時間に床用敷物材を敷き詰めたと同じ床を作り上げることも可能となる。
【0032】
通常、敷物材や面状発熱体等は、方形或いは、一定幅で巻かれた反物の形状で供給されることが多い。従って、床用敷物材等は、板状体3に貼ることも可能だが、板状体3が、例えば図1のような略四角形である場合、床用敷物材等の材料に半端が多く出ることになるので、敷き板の嵌着用突出部5の表面と反対側の面(裏面)の方形部分に該材料を貼り付けることによって、材料の半端な材料が出ないようにすることができる。このように敷き板の裏面に床用敷物材等を張り合わせて、その面を外側にして複数枚の敷き板を嵌合して使用すれば、敷き板全面を床用敷物材や面状発熱体等で覆うことができる。
【0033】
又、床用敷物材の様に床全体に隙間無く敷き詰める必要の無い物、例えば、面状発熱体の場合は、図11の様に板状体3に面状発熱体16の形状に合わせて窪みを設け、そこに面状発熱体16を貼ることも可能である。尚、板状体3の表面に面状発熱体を貼り、その面を上にして施工すれば、融雪機能等を持った敷き板として利用が可能である。
【0034】
【発明の効果】
本発明に係わる敷き板は、嵌着部と段部とを設けているため、隣り合った敷き板同士を嵌合することで簡単に連結することが出来る。しかも、嵌着部と段部は、共に敷き板の端面となっており、十分な肉厚と強度を持たせることが可能である。又、位置ずれ防止のためのアンカー用切り欠き部分を嵌着部で蓋が出来るので、該切り欠き部分から地面の水が表面に出てくるのを防止することが出来る。更に、多数の敷き板を敷設する場合、敷き板を斜めに持ち上げたり、或いは、横方向に強く押圧しなくても良いので施工時の煩雑さが解消出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる敷き板の上面斜視図である。
【図2】本発明に係わる敷き板の裏面斜視図である。
【図3】図2の敷き板に於いて、嵌着用突出部に形成された嵌合突部を有する敷き板の裏面斜視図である。
【図4】本発明に係わる敷き板において、嵌着用突出部の外縁に突部が形成されていない敷き板の裏面斜視図である。
【図5】本発明に係わる敷き板を3枚施工した後に4枚目を施工する状態を示した上面図である。
【図6】本発明に係わる敷き板の組み付け方向を示した上面斜視図である。
【図7】本発明に係わる敷き板の嵌着用切り欠き部と嵌着用突出部の下底部内角の角度が45度より小さい場合、3枚施工した後に4枚目を施工する場合を想定した上面図である。
【図8】敷き板の嵌着用切り欠き部と嵌着用突出部の下底部内角の角度が45度より大きい場合、3枚施工した後に4枚目を施工する場合を想定した上面図である。
【図9】本発明に係わる敷き板の四角形をした突起状部を連ねて格子状にした例を示した上面斜視図である。
【図10】本発明に係わる敷き板の裏面に、床用敷物材を張り付けた状態を示した上面斜視図である。
【図11】本発明に係わる敷き板の裏面に、面状発熱体を張り付けた状態を示した上面斜視図である。
【図12】2辺に嵌着部が形成された略三角形の敷き板の平面図である。
【図13】2辺に段部が形成された略三角形の敷き板の平面図である。
【図14】本発明の敷き板に用いられるL字状のアンカーの斜視図である。
【符号の説明】
1 長辺
2 短辺
3 板状体
4 平面視等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部
5 平面視等脚台形の形状をした嵌着用突出部
6 平面視等脚台形の形状をした嵌着用突出部の下底
7 平面視等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部の下底部内角
8 平面視等脚台形の形状をした嵌着用突出部の下底部内角
9 突起状部
10 凹部
11 アンカー用切り欠き
12 敷物材
13 切り欠き部基部厚み
14 突出部基部厚み
15 アンカー
16 面状発熱体
17 突部
18 嵌合突部
19 アンカーの頂部
20 開口部
Claims (5)
- 略四角形状の板状体の対向する一対の辺縁に段部を設け、他の対向する一対の辺縁に該段部と同じ大きさの嵌着部を設け、該段部に他の同一の板状体の嵌着部が嵌合できるようにされた敷き板であって、該段部は平面視等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部とされ、該嵌着部は平面視等脚台形の形状をした嵌着用突出部とされ、該等脚台形の形状をした嵌着用切り欠き部の下底部内角と該等脚台形の形状をした嵌着用突出部の下底部内角の角度は45度以下とされていることを特徴とする敷き板。
- 該嵌着用突出部の外縁の裏面側には、該外縁に沿って連続する突部が形成され、板状体の嵌着部が他の同一の板状体の段部に嵌合された時に該突部が該段部の平面部に接合し得るようにした請求項1に記載の敷き板。
- 該嵌着用切り欠き部には複数個の開口部が形成され、該嵌着用突出部の裏面側には嵌合突部が形成され、該開口部のうちの少なくとも1つの開口部と、他の同一の板状体の該嵌合突部とが嵌合できるようにされた請求項1又は2に記載の敷き板。
- 該複数個の開口部のうちの少なくとも1つの開口部は、アンカー用切り欠きとされている請求項3に記載の敷き板。
- 該アンカー用切り欠きの周辺部には、アンカー部材の頂部が嵌合する凹部が形成されている請求項4に記載の敷き板。
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JPH0741764Y2 (ja) | 床版構築用型枠 |
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