JP3971985B2 - 本人識別カード生成システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの本人識別のための本人識別カードを生成する本人識別カード生成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢者が外出先で体調不良を訴えた場合には、周囲の人が、介護手帳、健康保険証、免許証、又は私製の迷子札等により本人の氏名、連絡先等を確認し対処する場合がある。また、高齢者は、医療機関を頻繁に利用したり、介護保険を受けたりするため、それらの予約内容を把握しておく必要がある。他方、ICカード、磁気カード等が一般的に使用されており、これらに視認可能な表示情報を書き換え可能に表示する機能を付加したリライタブルカードが広まっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−175503号公報(第3−5頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、周囲の人が対応する場合に、介護手帳、健康保険証、免許証、私製の迷子札等では、連絡先や通院している医療機関等についての情報や、緊急医療の際に必要な血液型、通常の血圧等を、一見して認識できない場合がある。また、これらの情報は変更される場合がある。介護手帳等に記録した記載事項を変更する場合、例えば、二重線により削除して新しい情報を別途記載すると、確認しにくい記載となる。さらに、高齢者の持病等、本人から聞く必要がある場合、高齢者は、それらの自己に関する情報を適切に伝達できないことも多い。このような場合、高齢者が、普段、通院している医療機関以外の医療機関に搬送されると、血液型、通常の血圧、持病等が分からなかったり確認に手間取ったりして、適切な応急処置を行うことができない可能性がある。また、高齢者は、医療機関や介護保険の予約内容を忘れてしまう場合も多く、それらの予約内容を忘れさせないようにする必要もある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、適宜更新された本人識別情報を視覚的に提示できる本人識別カードを生成する本人識別カード生成システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、電子情報を記憶する電子情報記憶手段と、視認可能な表示情報を書き換え可能に表示する情報表示手段とを備えたリライタブルカードによって構成される本人識別カードを用いてユーザの本人識別を行う本人識別カード生成システムであって、前記電子情報記憶手段に、前記ユーザの本人識別情報としてユーザに提供されるサービスの予約日時及び内容についての電子情報を記録する電子情報書換手段と、前記リライタブルカードに記録された電子情報を読み出し、当日の日付から所定の日数後の日付を算出し、前記リライタブルカードの前記電子情報記憶手段に記憶されたスケジュールの予定日が、算出された日付までの期間内に含まれる場合に、予約忘れの防止についてユーザの注意を喚起するためのメッセージを生成し、情報表示面に記録された表示情報を消去し、前記メッセージを含む視認可能な表示情報として前記情報表示手段に書き込む表示情報書換手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、本人識別カード生成システムは、電子情報を記憶する電子情報記憶手段と、視認可能な表示情報を書き換え可能に表示する情報表示手段とを備えたリライタブルカードによって構成される本人識別カードを用いる。そして、本人識別カード生成システムは、電子情報記憶手段にユーザの本人識別情報を記録し、電子情報記憶手段に記録する本人識別情報に基づいて情報表示手段に視認可能な表示情報を情報表示手段に書き込む。このため、電子情報記憶手段に記録する本人識別情報に基づいて本人識別カードに表示された視認可能な表示情報を、ユーザ本人が目で見て確認したり、他人に提示したりすることができる。また、本人識別カードに電子情報として記録されたユーザの本人識別情報を読み出して処理を行うことが可能となる。
【0012】
本発明によれば、本人識別カード生成システムは、本人識別カードの電子情報記憶手段にユーザのスケジュールを記録する。そして、本人識別カード生成システムは、本人識別カードの電子情報書換手段に記憶されたスケジュールに基づいて、情報表示手段にユーザの注意を喚起するための情報を視認可能に書き込む。このため、ユーザのスケジュールを管理できるとともに、スケジュールについてユーザの注意を喚起することができる。
【0013】
本発明によれば、ユーザの注意を喚起するための情報は、電子情報書換手段に記憶されたスケジュールの予定日が処理日から所定期間内である場合に書き込む。このため、スケジュールの予定日が、処理日から所定期間内である場合に、スケジュールについてユーザの注意を喚起できる。
【0014】
本発明によれば、本人識別カードは、電子情報を記憶する電子情報記憶手段と、視認可能な表示情報を書き換え可能に表示する情報表示手段とを備えたリライタブルカードによって構成される。そして、本人識別カードは、電子情報記憶手段にユーザの本人識別情報を記憶し、情報表示手段にユーザの本人識別情報に基づく視認可能な表示情報を表示する。このため、ユーザの本人識別情報に基づいて本人識別カードに表示された視認可能な表示情報を、ユーザ本人が目で見て確認したり、他人に提示したりすることができる。また、本人識別カードに電子情報として記録されたユーザの本人識別情報を読み出して処理を行うことが可能となる。
【0015】
本発明によれば、本人識別カードは、ユーザのスケジュールを電子情報記憶手段に記録する。また、本人識別カードは、電子情報記憶手段に記憶されたスケジュールに基づくユーザの注意を喚起するための情報を情報表示手段に視認可能に表示する。このため、ユーザのスケジュールを管理できるとともに、スケジュールについてユーザの注意を喚起することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。本実施形態では、ユーザの本人識別のための本人識別カードを生成する本人識別カード生成システムとして説明する。この本人識別カードは、ICチップを内蔵したICカードであるとともに、リライタブルカードでもある。ここで、リライタブルカードとは、表面に、任意の情報を視認可能に表示することができるカードであって、表示した情報の消去及び再書き込みが可能なものである。本実施形態では、この本人識別カードを、高齢者に携帯させ、医療機関等で提示させる。
【0017】
図1に示すように、本人識別カード生成システムは、サービスセンタ20、ユーザの自宅のパソコン31及び健康管理機関(医療機関、介護機関等)のパソコン32を備えている。パソコン31,32には、それぞれ、リライタブルカード40の読み取り及び書き込みが可能なリライタブルカード処理手段としてのリライタブルカード処理装置50(図2参照)が接続されている。そして、パソコン31,32は、インターネット30を介してサービスセンタ20に接続されている。
【0018】
パソコン31,32は、データの入力、リライタブルカード処理装置50やサービスセンタ20との間でのデータの送受信、データの表示を行う。このため、このパソコン31,32は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク等)、通信手段、表示手段(例えば、モニタ)、入力手段(例えば、キーボードやマウス)を備えている。また、パソコン31,32は、各種プログラムを備えている。そして、パソコン31,32は、それぞれ接続されたリライタブルカード処理装置50とともに、電子情報書換手段、表示情報書換手段等を構成する。
【0019】
リライタブルカード(以下、単にカードという)40には、一面に視認可能な表示情報を記録する情報表示手段としての情報表示面が配置され、さらに、電子情報記憶手段としてのICチップが内蔵されている。情報表示面は、熱記録面等から構成され、任意の情報を視認可能に表示する。情報表示面には、後述するように、ユーザの本人識別情報が視認可能な表示情報として表示されている。
【0020】
ICチップには、図4に示すように、ユーザの本人識別情報410が、電子情報として記録されている。具体的には、本人識別情報410は、ユーザ識別子、氏名、本人詳細情報、連絡先、身体情報、医療機関情報、介護保険情報、特記事項、スケジュール及び文字サイズにより構成されている。なお、ICチップに記録された電子情報に基づいて、情報表示面に表示情報が表示される。
【0021】
ユーザ識別子は、ユーザを識別するための識別子である。氏名は、ユーザの氏名である。本人詳細情報は、ユーザ本人についての情報であって、ユーザの年齢、身長、体重等である。連絡先は、ユーザの住所、保護者の自宅の電話番号(保護者宅電話番号)、保護者の携帯電話番号等である。身体情報は、ユーザの血液型、最新の血圧、持病名、及び同病気の注意事項等である。医療機関情報は、ユーザのかかりつけの病院名や通院中の病院名と、その病院の電話番号等である。介護保険情報は、ケアマネージャ名とそのケアマネージャの携帯電話番号、利用中の介護施設名とその電話番号、介護保険のサービス利用点数と点数残高等である。特記事項は、カード40に、そのユーザについて特別に記載する項目である。スケジュールは、ユーザに提供されるサービス等についての予約日時及び内容である。具体的には、ショートステイの日時、病院の診療予約日時、保健所の健康診断の日時等が、提供されるサービス等の内容とともに設定されている。なお、ショートステイとは、高齢者等の介護者が、病気や冠婚葬祭、休養などのため介護できない場合に、介護施設等に短期間入所できるサービスである。文字サイズは、カード40に表示する特記事項やスケジュールについてのメッセージの文字の大きさである。
【0022】
パソコン31,32に接続されたリライタブルカード処理装置(以下、単にカード処理装置という)50を、図2に示す。このカード処理装置50は、図3に示すように、通信インターフェース53、記憶部55、カード処理部57及び制御部59を備えている。通信インターフェース53は、パソコン31,32に接続され、カード40から読み取った情報をパソコン31,32に通知し、パソコン31,32から通知された情報を制御部59に通知する。記憶部55は、カード処理に必要な情報を記憶する。カード処理部57は、電子情報記録部571と熱記録部573とを備える。電子情報記録部571は、制御部59の制御下に、カード40に内蔵されたICチップに記録された情報を読み取り、更新する。熱記録部573は、サーマルヘッドを備え、制御部59の制御下に、リライタブルカードに配置された情報表示面の表示を消去し、再書き込みを行う。制御部59は、カード処理部57を介してカード40の記録情報を読み込み、パソコン31,32からの情報に従って、電子情報記録部571及び熱記録部573を制御して、カード40に情報を記録する。
【0023】
サービスセンタ20は、図1に示すように、管理コンピュータ21を備えている。管理コンピュータ21は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク等)、通信手段等を有するコンピュータである。この管理コンピュータ21は、各種プログラムを備えており、データの送受信、後述するデータの処理等を行う。
【0024】
管理コンピュータ21には、バックアップ情報記憶部22が接続されている。バックアップ情報記憶部22には、ユーザ毎にバックアップ情報が記憶されている。本実施形態では、バックアップ情報は、ユーザ識別子、氏名、本人詳細情報、連絡先、身体情報、医療機関情報、介護保険情報、特記事項、文字サイズ、スケジュールにより構成されている。このバックアップ情報は、パソコン31,32から送信されたバックアップデータに基づいて記憶される。このバックアップ情報は、ユーザがカード40を紛失した場合や、携帯するのを忘れた場合に使用される。
【0025】
(本人識別カードの情報表示面の表示)
次に、カード40の情報表示面への記録例を図5を用いて説明する。図5に示すように、カード40の情報表示面には、本人情報欄61、連絡先情報欄62、身体情報欄63、健康管理機関情報欄64、記録日欄65、デイサービスの曜日欄66、メッセージ欄67及びユーザの写真欄68が設けられている。本人情報欄61には、ユーザ識別子、氏名、年齢、身長及び体重が表示される。連絡先情報欄62には、ユーザの保護者への連絡先として、住所、保護者宅電話番号及び保護者携帯電話番が表示される。身体情報欄63には、ユーザの血液型、ユーザの持病及び同病記の注意事項が表示される。健康管理機関情報欄64には、ユーザが利用している医療機関、介護施設等の情報が表示される。ここでは、通院中の病院の名称、ケアマネージャ名、介護施設の名称及びこれらの電話番号が表示されている。記録日欄65は、カード40への記録を行った日付が表示される。曜日欄66には、デイサービスを受けられる曜日が表示される。なお、デイサービスとは、日帰りで介護施設に通い、食事、入浴、日常動作訓練等を提供するサービスである。本実施形態では、デイサービスを受けられる曜日は予め定められている。
【0026】
メッセージ欄67には、ユーザのスケジュールに基づいて、予定日の所定期間前からユーザの注意を喚起するためのメッセージが表示される。また、メッセージ欄67には、本人識別情報410の特記事項に基づいて、メッセージが表示される。このメッセージ欄67の表示は、本人識別情報410の文字サイズに従って表示される文字の大きさが決定される。写真欄68には、介護施設等で撮影されたユーザの写真が表示される。なお、情報表示面に記録されたこれらの情報は、写真以外は、カード40に内蔵されたICチップに電子情報として記録されている本人識別情報410に基づいて表示される。
【0027】
(本人識別カードの電子情報及び表示情報の書き換え)
次に、上記のように構成されたシステムにおいて、カード40に記録された視認可能な表示情報及び電子情報を書き換える場合の処理手順を図6を用いて説明する。なお、ユーザである高齢者は、毎日、自宅にてパソコン31に接続されたカード処理装置50を用いて、カード40の書き換えを行う。ここでは、11月1日に、ユーザが自宅のカード処理装置50を用いてカード40の書き換えを行う場合を想定する。
【0028】
まず、ユーザは、パソコン31のカード処理装置50のカード挿入口50aにカード40を挿入する。この場合、パソコン31は、カード処理装置50を介して、カード40のICチップに記録された電子情報を読み出す(ステップS1−1)。次に、更新する情報がある場合、ユーザは、パソコン31に健康管理についての入力画面を表示させ、更新する情報を入力する。なお、この操作は、高齢者であるユーザの介護者が行ってもよい。パソコン31は、これらの入力を受け入れると(ステップS1−2)、その更新情報に基づいて、カード処理装置50によりカード40のICチップに記憶された電子情報を更新する(ステップS1−3)。次に、パソコン31は、カード40のICチップに記憶されたスケジュールから、ユーザに報知すべきスケジュールがあれば、それを抽出する(ステップS1−4)。具体的には、パソコン31は、当日の日付から所定の日数後(例えば、2日後)の日付を算出し、ICチップに記憶されたスケジュールの予定日が、算出された日付までの期間内に含まれるスケジュールを抽出する。ここでは、当日(11月1日)の2日後(11月3日)にショートステイのスケジュールが設定されている場合を想定する。従って、この11月3日のショートステイのスケジュールが抽出される。
【0029】
次に、パソコン31は、情報表示面に記録する表示情報を、カード40のICチップに記録した電子情報に基づいて生成する(ステップS1−5)。ここで、パソコン31は、抽出したスケジュールに基づいてメッセージ欄67に表示させるメッセージを生成する。ここでは、「明後日(11月3日)からショートステイです。・・・」というメッセージが生成される。そして、写真欄68以外の部分について表示情報を編集する。なお、写真欄68を更新する場合については、後述する。
【0030】
そして、パソコン31は、カード処理装置50により、カード40の情報表示面の表示を書き換える(ステップS1−6)。具体的には、カード処理装置50は、情報表示面に記録された表示情報のうち、写真欄68以外の表示を消去し、生成した表示情報に基づいて再書き込みを行う。これにより、カード40の情報表示面に、図5に示すように表示される。なお、記録日欄65には、当日(11月1日)が表示される。
【0031】
そして、パソコン31は、カード40のICチップに記録した電子情報のバックアップデータを管理コンピュータ21に送信する(ステップS1−7)。管理コンピュータ21は、このバックアップデータを受信すると、ユーザ識別子によりバックアップ情報記憶部22を検索し、そのユーザ識別子のバックアップ情報を更新する。
【0032】
(写真欄68の表示)
写真欄68を更新する場合、ユーザは、デジタルカメラで撮影した写真の画像データをパソコン31に取り込ませ、パソコン31にて写真欄68を更新する旨の入力を行う。この場合、上述のステップS1−6において、パソコン31に接続されたカード処理装置50は、情報表示面の写真欄68に記録された写真を消去し、取り込んだ画像データに基づいて写真欄68に再書き込みを行う。
【0033】
(健康管理機関での本人識別カードの使用例)
上記のように、ユーザは、毎日、自宅のパソコン31に接続したカード処理装置50を用いて、カード40の電子情報及び視認可能な表示情報の書き換えを行う。そして、ユーザは、常時、携帯しているこのカード40を、健康管理機関(医療機関、介護施設等)を訪問した際に提出する。
【0034】
健康管理機関では、担当者が、カード40の写真欄68に表示された写真によりユーザ本人を確認し、そのユーザについての氏名、年齢等の本人情報を本人情報欄61により確認する。さらに、健康管理機関では、その健康管理機関に設置されたパソコン32及びそれに接続されたカード処理装置50を用いて、上述の場合と同様に、カード40の書き換えを行う。例えば、体重が変化した場合、健康管理機関の担当者は、パソコン32において、最新の体重を入力する。そして、パソコン32に接続されたカード処理装置50により、本人識別情報410を更新するとともに、本人情報欄61の表示を書き換える。また、次回の通院予定が決定した場合、パソコン32において、その予定日時及び内容(病院名、検査内容等)を入力する。そして、パソコン32に接続されたカード処理装置50により、本人識別情報410のスケジュールを更新する。入力された予定日が処理日から所定日(例えば、2日)以内である場合、表示情報の書き換えにおいて、メッセージ欄67が書き換えられ、その通院予定についてのメッセージがメッセージ欄67に表示される。そして、パソコン32は、カード40のICチップに記録した電子情報のバックアップデータを管理コンピュータ21に送信する。管理コンピュータ21は、このバックアップデータを受信し、バックアップ情報を更新する。
【0035】
さらに、各健康管理機関のパソコン32は、各ユーザに関する情報をユーザ識別子に関連付けて記憶していてもよい。そして、カード40のICチップから読み出したユーザ識別子に基づいて、そのユーザについての情報を読み出して、それぞれ処理を行ってもよい。
【0036】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、カード40のICチップに本人識別情報410を記録し、その本人識別情報410に基づいてカード40の情報表示面に視認可能な表示情報を書き込む。このため、カード40の情報表示面に視認可能な表示情報として表示された情報を、ユーザ本人が目で見て確認したり、他人に提示したりすることができる。従って、カード40を高齢者であるユーザの備忘録として用いることができる。さらに、高齢者であるユーザが自己についての情報を口頭では適切に伝達できない場合に、カード40の情報表示面の表示情報により、自己についての情報を提示できる。また、カード40のICチップに記録された本人識別情報410を読み出して、処理を行うことが可能となる。
【0037】
・ 上記実施形態では、カード40に内蔵されたICチップに電子情報としてユーザのスケジュールを記憶する。そして、パソコン31は、そのスケジュールに基づいて、ユーザの予定についてのメッセージをカード40の情報表示面に表示させる。このため、ユーザのスケジュールを管理できるとともに、スケジュールについてユーザの注意を喚起することができる。
【0038】
・ 上記実施形態では、ユーザの予定についてのメッセージを、予定日の所定期間前から表示させる。このため、ユーザの注意を喚起でき、予約忘れを防止できる。また、このメッセージは書き換え可能であるため、必要なメッセージのみを表示させることができる。
【0039】
・ 上記実施形態では、カード40の情報表示面にユーザの写真を表示させる。このため、健康管理機関等の担当者、周囲の人、緊急医療を施す人等が、カード40を携帯しているユーザがそのカード40に記録された本人であることを写真により確認できる。また、この写真は書き換え可能であるため、同一のカード40を複数年にわたって使用する場合でも、現状に近い写真により本人確認がしやすくなる。
【0040】
・ 上記実施形態では、カード40の情報表示面にユーザの保護者の連絡先や健康管理機関の連絡先を表示させる。このため、ユーザが外出先で体調不良を訴えた場合に、周囲の人が、これらの表示を参考にして、ユーザの保護者や通院中の病院等に連絡することができる。また、これらの連絡先は書き換え可能であるため、電話番号が変更になったり、ケアマネージャが交代した場合にも、同一のカードを用いることができる。
【0041】
・ 上記実施形態では、カード40の情報表示面にユーザの血液型や、持病、同病記の注意事項を表示させる。また、カード40の情報表示面には、特記事項を表示できる。このため、ユーザが外出先で体調不良を訴え、通院中の病院以外の医療機関に運ばれた場合やユーザに緊急医療を施す場合に、その情報を参考にして対処することができる。また、これらは書き換え可能であるため、必要な注意事項を、その都度、表示させることできる。
【0042】
・ 上記実施形態では、カード40の表情報記録部に視認可能に表示した表示情報は書き換え可能である。このため、カード処理装置50により書き換えを行うことにより、ユーザは、常に最新の情報を視認可能に表示したカード40を携帯することができる。
【0043】
・ 上記実施形態では、カード40に、本人識別情報を電子情報として記憶するとともに、その本人識別情報に基づく視認可能な表示情報を表示させる。このため、データキャリアが小型かつ軽量であって、ユーザが常に携帯できる。
【0044】
・ 上記実施形態では、サービスセンタ20のバックアップ情報記憶部22にバックアップ情報を記憶する。このため、ユーザがカード40を紛失した場合でも、バックアップ情報により必要な情報を取得でき、また、カード40を再発行できる。
【0045】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・ 上記実施形態では、ユーザが、毎日、パソコン31に接続されたカード処理装置50にカード40をセットし、カード40に記録された電子情報及び視認可能な表示情報の書換を行ったが、これに限られるものではない。例えば、介護保険でケアマネージャ等が訪問した際に、カード40に記録した情報の書換を行ってもよい。この場合、カード40の情報表示面に、介護保険のサービス別利用点数や点数残高を表示してもよい。
【0046】
・ 上記実施形態では、本人識別情報410に設定した文字サイズによりメッセージ欄67に表示させる文字の大きさを指定した。これに代えて、本人識別情報410に文字サイズを設定せず、ユーザの年齢等に基づいてカード40に表示させる文字の大きさを決定してもよい。
【0047】
・ 上記実施形態では、本人識別情報410の文字サイズに従ってメッセージ欄67に表示する文字の大きさを決定した。これに加えて、文字サイズに対応させてメッセージを予め登録しておき、同じ内容を示す場合でも、文字サイズによってそれぞれ異なるメッセージを表示するようにしてもよい。例えば、比較的大きな文字サイズに対しては短いメッセージとする一方、比較的小さな文字サイズに対しては長いメッセージとする。このようにすることで、メッセージ欄67を有効に利用してメッセージを表示することが可能となる。
【0048】
・ 上記実施形態では、本人識別カードとしてのカード40は、ICカードとした。このICカードは、接触型、非接触型のどちらでもよい。また、本人識別カードは、ICカードに限られるものではなく、磁気カード等であってもよい。
【0049】
・ 上記実施形態では、カード40に記憶された本人識別情報410のバックアップデータをサービスセンタ20のバックアップ情報記憶部22に記憶した。これに代えて、データキャリアはカード40のみとし、バックアップデータをサービスセンタ20で管理しなくてもよい。
【0050】
・ 上記実施形態では、カード40のICチップが電子情報(本人識別情報410)を記憶し、そのバックアップデータをサービスセンタ20のバックアップ情報記憶部22が記憶した。これに代えて、カード40が記憶しない情報をサービスセンタ20で管理してもよい。また、複数の健康管理機関等で必要となる情報をサービスセンタ20で管理してもよい。このようにすることで、カード40の記憶容量を超える大量の情報についても、複数の健康管理機関等で共有することができる。
【0051】
・ 上記実施形態のカード40に、さらに、自動発信機能付きテレホンカードとしての機能を持たせてもよい。具体的には、自動発信機能付き公衆電話により、カード40に表示されている連絡先の電話番号に電話をかけることができるようにする。この場合、自動発信機能付き公衆電話にカード40をセットすると、自動発信機能付き公衆電話の表示部に、発信先の名称と短縮番号が表示される。ユーザは、表示された発信先の名称を確認して短縮番号を選択して入力する。なお、発信先の名称と短縮番号とは、音声によって通知してもよい。このようにすることで、自動発信機能付き公衆電話を用いて、ユーザが容易に健康管理機関等に電話をかけることができる。
【0052】
・ 上記実施形態では、写真欄68の写真は書き換え可能としたが、写真は書き換え不可能であってもよい。この場合、写真は、例えば昇華型熱転写記録方式を用いてフルカラーで表示してもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、適宜更新された本人識別情報を視覚的に提示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のシステム概略図。
【図2】 リライタブルカード及びリライタブルカード処理装置の斜視図。
【図3】 リライタブルカード処理装置のブロック回路図。
【図4】 リライタブルカードのICチップに記憶されたデータの説明図。
【図5】 リライタブルカードの表示内容の説明図。
【図6】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【符号の説明】
40…リライタブルカード、31,32…電子情報書換手段及び表示情報書換手段パソコン、50…電子情報書換手段及び表示情報書換手段としてのカード処理装置。
Claims (1)
- 電子情報を記憶する電子情報記憶手段と、視認可能な表示情報を書き換え可能に表示する情報表示手段とを備えたリライタブルカードによって構成される本人識別カードを用いてユーザの本人識別を行う本人識別カード生成システムであって、
前記電子情報記憶手段に、前記ユーザの本人識別情報としてユーザに提供されるサービスの予約日時及び内容についての電子情報を記録する電子情報書換手段と、
前記リライタブルカードに記録された電子情報を読み出し、当日の日付から所定の日数後の日付を算出し、前記リライタブルカードの前記電子情報記憶手段に記憶されたスケジュールの予定日が、算出された日付までの期間内に含まれる場合に、予約忘れの防止についてユーザの注意を喚起するためのメッセージを生成し、情報表示面に記録された表示情報を消去し、前記メッセージを含む視認可能な表示情報として前記情報表示手段に書き込む表示情報書換手段と
を備えたことを特徴とする本人識別カード生成システム。
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