JP3971113B2 - 内視鏡システムおよび処置具管理システム - Google Patents

内視鏡システムおよび処置具管理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、体腔内の部位の観察や医療処置に使用される内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来内視鏡検査を行ったときの会計は、他の診療と同様に、処置具の使用回数に対応した保険点数を算出することにより行われている。近年、内視鏡システムはますます高性能化し、処置具の種類も数百種類におよぶ。これにより、病院内のさまざまな場所(科)で内視鏡システムが利用されるようになり、あらゆる部位を観察し、医療処置することが可能となった。
【0003】
ここで、一回の内視鏡検査中に複数の内視鏡処置具が使用されるため、使用された処置具ごとに使用回数を確認して保険点数を正確に算出することが、時間や手間のかかる極めて煩雑な作業となってきている。これにより、診療室内におけるその他の作業が滞るおそれがある。
【0004】
また上記処置具の在庫確認は、院内の定型業務の一環であるとはいえ、内視鏡システムが設置されている院内の様々な場所ごとに行わねばならない。従って、一人の管理者が正確に把握するにはあまりにも時間的、精神的負担が大きい。また、各使用場所に管理者を配置するには、あまりにも人件費がかかりすぎ、病院の経営負担の一因となり兼ねない。
【0005】
特に注射針や細胞診ブラシのようないわゆる使い捨て型処置具の在庫確認は、使用状況をこまめに確認することで在庫を切らさないように管理をしておき、常時使用可能状態にしておかなければならず、その分在庫の確認を行う作業負担も大きくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は上記の事情に鑑み、処置具ごとの使用回数の確認を容易にし、保険点数を正確に算出することができる内視鏡システムを提供し、さらには時間的、経済的負担を課すことなく該内視鏡システムの各使用場所における使い捨て型処置具の在庫管理を行うことができる処置具管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に記載の内視鏡システムは、所定のデータを格納する記憶手段、所定の操作に対応して記憶手段から所定のデータを読み出して送信する送信手段、を有する処置具と、所定の信号に基づいて処置具の使用回数をカウントするカウント手段と、送信手段から送信される所定のデータを受信する受信手段、受信手段により受信されたデータに対応する製品情報およびカウント手段によりカウントされた処置具の使用回数をモニタ上に表示させる制御手段、を有する内視鏡装置と、を有することを特徴とする。
【0008】
上記の構成によれば、モニタ上に表示される処置具情報および処置具の使用回数に基づいて迅速かつ正確に保険点数を算出することができる。
【0009】
より詳しくは、請求項2に記載の内視鏡システムによれば、少なくとも製品に関する情報を含む所定のデータを格納する記憶手段、使用時に行われる所定の操作に対応して記憶手段から所定のデータを読み出して送信する第一の送信手段、を有する処置具と、第一の送信手段から送信される所定のデータを受信する第一の受信手段を有するスコープと、該スコープにより撮像される画像を表示するモニタと、第一の受信手段が受信した所定のデータに基づいて処置具の使用回数をカウントする第一のカウント手段、第一の受信手段により受信された所定のデータに対応する製品情報および第一のカウント手段によりカウントされた処置具の使用回数をモニタ上に表示させる制御手段、を有するプロセッサと、を有することが望ましい。
【0010】
さらに請求項3に記載の内視鏡システムによれば、スコープはさらに第二の送信手段を有し、処置具はさらに第二の受信手段を有する。そして制御手段は、第一の受信手段が所定のデータを受信すると、認識信号を生成し、第二の送信手段は、認識信号を第二の受信手段に送信することが望ましい。
【0011】
請求項3に記載の構成にすれば、所定のデータを受信したことを意味する認識信号を返信することによって確実にデータ通信が行われるようになる。
【0012】
また、カウント手段(第二のカウント手段)を備える処置具を使用すれば、上記認識信号の受信ごとに使用回数のカウント値を更新し、その更新されたカウント値を新たな使用回数データとして記憶手段に記憶させる一方、更新前の使用回数データを他のデータと共に制御手段へ送信することも可能である(請求項4)。この場合制御手段は、該使用回数データに基づいてモニタ上に使用回数を表示するため、第一のカウント手段を使用するには及ばない。
【0013】
請求項5に記載の内視鏡システムは、第一の受信手段が受信した所定のデータに基づいて、使用されている処置具が使い捨て型か繰り返し使用型かを判断する判断手段を有することを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の内視鏡システムによれば、生検鉗子等の繰り返し使用型処置具と細胞診ブラシ等の使い捨て型処置具とで異なる処理を行うことが可能になる。例えば、請求項5に記載の内視鏡システムは、後述する処置具管理システムに組み込むことにより、使い捨て型処置具に対する在庫管理を行うことができる。
【0015】
請求項6に記載の発明によれば、第一のカウント手段は、使用されている処置具が使い捨て型であると判断手段が判断した場合には、使用回数のカウントを1と決定することが望ましい。
【0016】
請求項7に記載の発明によれば、第一のカウント手段は、使用されている処置具が繰り返し使用型であると判断手段が判断した場合には、所定のデータが第一の受信手段に受信されるごとにカウントを行うことが望ましい。
【0017】
上記の各送信手段および各受信手段に各々発光素子と受光素子とを備えれば、光通信によりデータのやり取りを行うことができる(請求項8、請求項9)。そのときに用いる光としては、赤外光が望ましい(請求項10)
【0018】
請求項11に記載の処置具管理システムは、少なくとも内視鏡用処置具の在庫数に関するデータを保管するデータベースサーバと、該データベースサーバに接続される、少なくとも一台以上の請求項5から請求項10のいずれかに記載の内視鏡システムと、を有する。内視鏡システムの制御手段は、使用されている処置具が使い捨て型であると判断手段が判断した場合、所定のデータをデータベースサーバに送信し、データベースサーバは、制御手段から所定のデータが送信されると、処置具に対応する在庫データを減少させて更新することを特徴とする。
【0019】
請求項11に記載の発明によれば、消費する割合が高い使い捨て型処置具の在庫数の管理を、人的負担あるいは経済的負担をかけずに容易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態の内視鏡システム100の概略構成図である。内視鏡システム100は、処置具10、スコープ20、プロセッサ30、モニタ40を備える。スコープ20は、処置具口21、処置具チャンネル22、第一の受光素子23、スコープ内受光回路24、スコープ内発光回路25、第二の発光素子26、を備える。第一の受光素子23と第二の発光素子26とは、処置具口21近傍に配設される。第一の受光素子23はスコープ内受光回路24と、第二の発光素子26はスコープ内発光回路25と、それぞれ電気的に接続される。プロセッサ30は、制御部31、映像処理回路32、LANコントローラ33を有する。内視鏡観察時、処置具10は、処置具口21から処置具チャンネル22を挿通される。これにより、スコープ先端から鉗子カップなどの処置具先端部(不図示)を露出させることができる。なお、内視鏡システム100はLANコントローラ33を介してデータベースサーバ200に接続される。データベースサーバ200には、図示しないが複数の内視鏡システムがLAN経由で接続されている。詳しくは後述するが、内視鏡システム100とデータベースサーバ200とにより処置具管理システムが構成されている。
【0021】
図2は、処置具10の拡大図である。処置具10は、操作部10Aと挿入部10Bとから構成されており、操作部10Aは、処置具内回路1、操作ハンドル2、操作ワイヤ3を有している。操作ワイヤ3は、一端は操作ハンドル2に固定されており、もう一端は挿入部10B内を通って処置具先端部に固定されている。術者は、操作ハンドル2を処置具10の軸の長手方向に沿ってスライドさせることにより、操作ワイヤ3を介して処置具先端部を操作して、所望の医療処置を行うことができる。なお操作部10Aには図示しないがボタン電池等の電源が設けられている。処置具内回路1は該電源によって駆動される。
【0022】
本発明では、処置具10に関する様々な情報を処置具10の処置具内回路1とプロセッサ30の制御部31との間で光通信することにより、処置具10の使用回数をモニタ40上に表示させて保険点数の正確な算出に供したり、さらには処置具10の在庫数の確認に供したりする。以下、該光通信について詳述する。なお以下に説明する光通信を行う際、内視鏡システム100は、処置具10を処置具口21に挿入してスコープ先端から処置具先端部を露出させた状態、つまり内視鏡システム100を用いた医療処置の準備が整った状態にあるものとする(図1参照)。
【0023】
なお一般的に処置具には、生検鉗子のように使用後に所定の洗浄・滅菌処理を施す等により何度も繰り返して使用することができる種類と、注射針や細胞診ブラシのように一度の使用で廃棄される種類とが存在する。本明細書では、前者を繰り返し使用型処置具10といい、後者を使い捨て型処置具10という。本実施形態の処置具システム100は、上記処置具の種類によって異なる処理を行うため、以下の本文では、種類ごとに分けて説明を行う。
【0024】
まず、繰り返し使用型処置具10を使用する場合の内視鏡システム100の処理について説明する。
【0025】
図3は、繰り返し使用型処置具10使用時における内視鏡システム100の通信および処理を表すブロック図である。図3に示すように、処置具内回路1は、マイクロスイッチ11、コントローラ12、メモリ13、処置具内発光回路14、第一の発光素子15、第二の受光素子16、処置具内受光回路17を有する。
【0026】
繰り返し使用型処置具10に搭載されるメモリ13は、不揮発性メモリであってかつ書き換え可能なものが使用される。繰り返し使用型処置具10のメモリ13には製造会社、型名、シリアル番号といった製品に関する情報(以下、製品データという)および処置具10の使用回数に関する情報(以下、使用回数データという)を格納している。出荷当初すなわち未使用状態の繰り返し使用型処置具10のメモリ13に格納される使用回数データは「一回」を示す内容になっている。
【0027】
医療処置を行う際、術者が繰り返し使用型処置具10の操作ハンドル2をスライドさせると、操作ハンドル2の一端がマイクロスイッチ11に接触する(図2参照)。マイクロスイッチ11は操作ハンドル2の一端が接触すると、オン信号をコントローラ12に送信する。
【0028】
コントローラ12はオン信号を受信すると、メモリ13から製品データおよび使用回数データを読み出す。そしてコントローラ12は、処置具内発光回路14において各データを所定の信号に変調し、第一の発光素子15から該信号に対応する赤外光(信号光)を発光させる。
【0029】
第一の受光素子23で受光された第一の発光素子15からの赤外光は、スコープ内受光回路24を介して制御部31に製品データおよび使用回数データを伝送する。制御部31は、受信した各データに基づいて映像処理回路32を駆動制御し、モニタ40上に術者または助手が必要とする処置具情報を表示させる。具体的には、製品データに基づいて製造会社、型名等を表示させる。また、使用回数データに基づいて現在の使用回数をカウントし表示させる。このとき、上記の処置具に関する情報はモニタ40の画面上において体腔内の撮像画像の表示の妨げにならないような所定のエリア(例えば、画面端部)に表示される。
【0030】
また各データを受信すると、制御部31は、正常にデータを受信したことを示す認識信号(アクノリッジ信号)を生成する。そして制御部31は、スコープ内発光回路25を介して第二の発光素子26から認識信号に対応する赤外光(信号光)を発光させる。該赤外光は、第二の受光素子16によって受光され、処置具内受光回路17を介してコントローラ12に認識信号を伝送する。
【0031】
コントローラ12は、認識信号を受信すると、使用回数データに1加算する処理を行い、現在メモリ13に格納されている使用回数データを更新する。つまり、使用回数データは、処置具を一回操作するたびに1加算されてメモリ13に格納されるため、コントローラ12からは、常に繰り返し使用型処置具10の実際の使用回数に対応したデータが制御部31に送信されることになる。
【0032】
なお制御部31から送信される認識信号は、データ通信が正常に行われたかを確認するためにも用いられる。つまり、コントローラ12は、所定時間認識信号の受信がないと判断した場合には、再度制御部31に製品データおよび使用回数データを送信する。
【0033】
以上が繰り返し使用型処置具10を使用する場合の内視鏡システム100の処理の説明である。これにより、術者および助手は、モニタ40の表示を確認するだけで現在使用している繰り返し使用型処置具の種類の判別や使用回数に基づく保険点数の算出をすばやくかつ正確に実行することが可能になる。
【0034】
次に、使い捨て型処置具を使用する場合の内視鏡システム100の処理について説明する。図4は、使い捨て型処置具10使用時における内視鏡システム100の通信および処理をまとめた図である。
【0035】
使い捨て型処置具10に搭載されるメモリ13は、製品データおよび使い捨て型であることを識別するための識別データを格納する。上記繰り返し使用型処置具の場合と異なり、使い捨て型処置具10は、医療処置中一回しか使用されないため、使用回数データを備える必要はない。
【0036】
使い捨て型処置具10も上記繰り返し使用型処置具と同様、図4に示すように、操作ハンドル2の操作に対応して、第一の発光素子15、第一の受光素子23間で光通信が行われコントローラ12から制御部31に製品データおよび識別データが伝送される。
【0037】
制御部31は、受信した製品データに基づいてモニタ40上に製造会社、型名等を表示させる。また制御部31は、識別データを受信することにより、現在使用中の処置具が使い捨て型であると判断する。つまり、制御部31は使用回数を1とカウントし、モニタ40上の使用回数表示を1にする。
【0038】
なお、使い捨て型処置具10使用時には、使用回数のカウントの必要がないため、制御部31からコントローラ12に送信される認識信号は、データ通信が正常に行われたかを確認するためのみに用いられる。
【0039】
以上が使い捨て型処置具10を使用する場合の内視鏡システム100の処理の説明である。これにより、術者および助手は、モニタ40の表示を確認するだけで、使用した繰り返し使用型処置具の種類の判別や使用回数に基づく保険点数の算出をすばやくかつ正確に実行することが可能になる。
【0040】
さらに上記の通り、内視鏡システム100は、LANコントローラ33を介してLAN経由でデータベースサーバ200に接続されて(図1、図4)、処置具管理システムを構成している。データベースサーバ200には、病院内で使用される処置具10、特に使い捨て型処置具10、の製品情報および在庫数がデータとして保管されている。
【0041】
制御部31は、識別データを受信すると、LANコントローラ33を介してデータベースサーバ200に、製品情報を含む所定のデータを送信する。データベースサーバ200は、所定のデータを受信すると、保管するデータと受信した所定のデータとを照合し、対応する使い捨て型処置具10の在庫数を1減らす処理を行う。これにより、医療処置を行うごとにデータベースサーバ200が保管する処置具に関するデータの在庫数も更新されるため、人的負担や経済的負担をかけることなく使い捨て型処置具10の在庫管理を実現することができる。
【0042】
なおデータベースサーバ200は、院内情報を保有するネットワークの一部である。従って、病院関係者以外の第三者がアクセスするのを防ぐため、特定人しかデータにアクセスできないような構成にするのが好ましい。例えば、病院関係者や在庫補充をするために来院したメーカー担当者は、病院に設置された専用端末や携帯専用端末によってのみデータベースサーバ200にアクセスできるようにする。
【0043】
なお制御部31は、受信する製品データが新しいものになったとき、または内視鏡システム100の電源がオフにされたとき等に、使用回数のカウントをリセットする。従って、様々な処置具10が続けて使用された場合であっても、常に処置具ごとの正確な使用回数を表示することができる。
【0044】
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【0045】
上述した本実施形態では、繰り返し使用型処置具の使用回数は、制御部31から送信される認識信号をコントローラ12がカウントすることにより行われているが、他の構成によって行ってもよい。例えば、コントローラ12がマイクロスイッチ11から送信されるオン信号の回数を処置具使用回数としてカウントするよう変形しても良い。また同一の製品データが送信される回数を処置具使用回数として制御部31がカウントするよう変形しても良い。
【0046】
また上記実施形態では、モニタ40上には製品情報および使用回数が表示されると記載した。ここで制御部31が送信されてくる製品データや使用回数データ(あるいは識別データ)に基づいて保険点数を自動的に算出し、該保険点数もモニタ40上に表示させる構成にすれば、より一層術者の便宜に資すことができる。
【0047】
さらに、上記実施形態における通信されるデータの内容は、あくまで一例であり、保険点数算出に必要な少なくとも処置具の種類と該処置具ごとの使用回数をモニタ40上に表示できるのであれば、この限りではない。例えば、制御部31は、製品データを受信すると、データベースサーバ200が保有するデータと照合し、現在使用中の処置具が使い捨て型か繰り返し使用型かを自動判別する構成にしても良い。この場合、データベースサーバ200は、制御部31の照合処理中に送信される製品データに基づいて在庫管理を行うことができる。
【0048】
また、データベースサーバ200の接続を前提とせず、単に、使用回数を表示することができる内視鏡システム100が必要とされるのであれば、使い捨て型処置具であることを識別するための識別データは不要になる。
【0049】
上述した実施形態では、赤外光を用いた光通信によって、処置具10のコントローラ12とプロセッサ30の制御部31との間でデータのやり取りを行っているが、光通信以外の通信手段、例えばブルートゥース等の無線通信等を用いても同様の効果を得ることができる。
【0050】
また処置具10において処置具内回路1を備える操作部10Aは、製造会社等が回収してメモリ13に新たな製品情報を格納させれば、再利用が可能になり、さらなるコストダウンを図ることができる。
【0051】
【発明の効果】
このように本発明は、処置具とプロセッサの制御部との間で該処置具に関するデータ通信を行い、医療処置中に使用される処置具の種類や使用回数をモニタ上に表示させる構成にしたことにより、術者または助手は保険点数を正確に算出することができる。
【0052】
特に使用する処置具が使い捨て型である場合には、制御部がLAN経由で送信したデータに基づいてデータベースサーバが在庫数を更新することにより、時間的、経済的負担を課すことなく内視鏡システムの各使用場所における使い捨て型処置具の在庫管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の内視鏡システムおよびデータベースサーバの概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態の処置具の概略構成図である。
【図3】実施形態の繰り返し使用型処置具使用時における内視鏡システムの通信および処理をまとめた図である。
【図4】実施形態の使い捨て型処置具使用時における内視鏡システムの通信および処理をまとめた図である。
【符号の説明】
1 処置具内回路
2 操作ハンドル
10 処置具(繰り返し使用型処置具、使い捨て型処置具)
11 マイクロスイッチ
12 コントローラ
13 メモリ
15 第一の発光素子
16 第二の受光素子
20 スコープ
21 処置具口
23 第一の受光素子
26 第二の発光素子
30 プロセッサ
31 制御部
100 内視鏡システム
200 データベースサーバ

Claims (12)

  1. 所定のデータを格納する記憶手段、所定の操作に対応して前記記憶手段から前記所定のデータを読み出して送信する送信手段、を有する処置具と、
    所定の信号に基づいて前記処置具の使用回数をカウントするカウント手段と、
    前記送信手段から送信される前記所定のデータを受信する受信手段、前記受信手段により受信された前記データに対応する製品情報および前記カウント手段によりカウントされた前記処置具の使用回数をモニタ上に表示させる制御手段、を有する内視鏡装置と、を有することを特徴とする内視鏡システム。
  2. 少なくとも製品に関する情報を含む所定のデータを格納する記憶手段、使用時に行われる所定の操作に対応して前記記憶手段から前記所定のデータを読み出して送信する第一の送信手段、を有する処置具と、
    前記第一の送信手段から送信される前記所定のデータを受信する第一の受信手段を有するスコープと、
    前記スコープによって撮像される画像を表示するモニタと、
    前記第一の受信手段が受信した前記所定のデータに基づいて前記処置具の使用回数をカウントする第一のカウント手段、前記第一の受信手段により受信された前記所定のデータに対応する製品情報および前記第一のカウント手段によりカウントされた前記処置具の使用回数を前記モニタ上に表示させる制御手段、を有するプロセッサと、を有することを特徴とする内視鏡システム。
  3. 請求項2に記載の内視鏡システムにおいて、
    前記スコープは、さらに第二の送信手段を有し、
    前記処置具は、さらに第二の受信手段を有し、
    前記制御手段は、前記第一の受信手段が前記所定のデータを受信すると、認識信号を生成し、
    前記第二の送信手段は、前記認識信号を前記第二の受信手段に送信することを特徴とする内視鏡システム。
  4. 請求項3に記載の内視鏡システムにおいて、
    前記処置具は、さらに第二のカウント手段を有し、
    前記記憶手段は、さらに使用回数に関する使用回数データを記憶し、
    前記第一の送信手段は、前記所定のデータと共に前記使用回数データも送信し、
    前記制御手段は、前記第一の受信手段が前記使用回数データを受信した場合、前記使用回数データに基づいて前記処置具の使用回数を前記モニタ上に表示させ、
    前記第二のカウント手段は、前記認識信号が前記第二の受信手段によって受信されるごとにカウント値の更新を行い、該更新されたカウント値を新たな使用回数データとして前記記憶手段に記憶させることを特徴とする内視鏡システム。
  5. 請求項2または請求項3に記載の内視鏡システムにおいて、
    前記プロセッサは、前記第一の受信手段が受信した前記所定のデータに基づいて、使用されている前記処置具が使い捨て型か繰り返し使用型かを判断する判断手段を有することを特徴とする内視鏡システム。
  6. 請求項5に記載の内視鏡システムにおいて、
    前記第一のカウント手段は、使用されている前記処置具が使い捨て型であると前記判断手段が判断した場合には、使用回数のカウントを1と決定すること、を特徴とする内視鏡システム。
  7. 請求項5または請求項6に記載の内視鏡システムにおいて、
    前記第一のカウント手段は、使用されている前記処置具が繰り返し使用型であると前記判断手段が判断した場合には、前記所定のデータが前記第一の受信手段に受信されるごとにカウントを行うことを特徴とする内視鏡システム。
  8. 請求項2から請求項7のいずれかに記載の内視鏡システムにおいて、
    前記第一の送信手段は、第一の発光素子を有し、
    前記第一の受信手段は、前記スコープの処置具口近傍に配設される第一の受光素子を有し、
    前記第一の発光素子から発光される光を前記第一の受光素子が受光することによりデータ通信が行われることを特徴とする内視鏡システム。
  9. 請求項3から請求項8のいずれかに記載の内視鏡システムにおいて、
    前記第二の送信手段は、前記スコープの処置具口近傍に配設される第二の発光素子を有し、
    前記第二の受信手段は、第二の受光素子を有し、
    前記第二の発光素子から発光される光を前記第二の受光素子が受光することによりデータ通信が行われることを特徴とする内視鏡システム。
  10. 請求項8または請求項9に記載の内視鏡システムにおいて、
    前記光は赤外光であることを特徴とする内視鏡システム。
  11. 少なくとも内視鏡用処置具の在庫数に関するデータを保管するデータベースサーバと、
    前記データベースサーバに接続される、少なくとも一台以上の請求項5から請求項10のいずれかに記載の内視鏡システムと、を有し、
    前記内視鏡システムの制御手段は、使用されている処置具が使い捨て型であると前記判断手段が判断した場合、所定のデータを前記データベースサーバに送信し、
    前記データベースサーバは、前記制御手段から所定のデータが送信されると、前記処置具に対応する在庫データを減少させて更新することを特徴とする処置具管理システム。
  12. 請求項11に記載の処置具管理システムにおいて、
    前記データベースサーバと前記内視鏡システムとはLANによって接続されることを特徴とする処置具管理システム。
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