JP3970836B2 - 半導体記憶回路の読み出し回路 - Google Patents

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Description

本発明は、外部のテスト手段と組み合わせて動作がテストされる半導体記憶回路を備えた半導体装置、及びその半導体装置の配置、及びそのテスト方法に関するものである。
半導体装置の動作のテストに関して、組み込み自己テスト(Build Self Test;BST)が知られている。このBSTに関する文献として、(1)" A 45ns 64Mb DRAM with a Merged Match-line Test Architecture ", S.Mori et al, IEEE, Dige. of Tech. Papers, P. 110-111, 1991、(2)「コンピュータの設計とテスト」,藤原秀雄著,工学図書発行,P204ーP208、(3)「セルフテスト機能を搭載した55ns 16Mb DRAM」,小池他,信学技報SDM69ー39,P79ー85,1989、等が公開されている。
また、テストに関連するFIFO(FirstーIn FirstーOut)回路の制御方法に関する文献として、" A Zero-Overhead Self-Timed 160ns 546CMOS Divider ", Williams, T.E. et al, ISSCC, Dig. Of Tech. Papers, P98-99, 1991、がある。
しかしながら、上記文献に代表されるような従来の技術では、半導体記憶回路のメモリ部の大容量化に伴い、半導体装置と外部のテスト手段との間のデータ転送量が増加するので、テストに要する時間が大きくなってくる。データ転送量を緩和する方法としてデータの圧縮率を上げることも考えられるが、圧縮されたデータによるテスト結果からでは、圧縮されたデータ単位毎の良不良判定しかテストが実現できず、不良データの発生した場所の特定が困難である。このことは、大規模な容量を有する半導体記憶回路の冗長救済に影響を与える。
すなわち、冗長救済は、不良のメモリセルを予備のメモリセルと置き換えて救済することにより歩留まりの向上を図っているが、不良のメモリセルの場所を特定できないことは、冗長救済を困難にしてしまう、あるいは、大規模な単位毎に冗長救済が行なわれるので、冗長救済に用いられるメモリセルに無駄を生じさせてしまう。
上記に代表される課題を解決するために本願の発明者が行った種々の発明の内、代表的な発明が以下に示される。以下に示される発明以外の発明は後述する詳細な説明から理解されるであろう。
すなわち、外部のテスト手段と組み合わせて、その動作がテストされる半導体記憶回路を備えた半導体装置において、この半導体装置は、このテスト手段からの命令に応答してテストの種類を示すテストパターン及びそのテストパターンにより得られると予想される期待値を生成するテストパターンジェネレータと、行と列のマトリクス状に配置され、それぞれデータを記憶する複数のメモリセルを備え、テストパターンに基づいて動作し、各メモリセル内のデータを列毎に出力する半導体記憶回路と、その出力されたデータとその期待値とを比較し、その比較結果を出力する判定部と、その比較結果をアドレスデータに変換して外部のテスト手段に出力する変換部とを設けた。
このような構成によれば、メモリセルの不良部位が特定されるので、このテストが行われた後の工程である冗長救済工程において予備のメモリセルと効率的に置き換えられる。すなわち、冗長救済工程において不良のメモリセルのみを予備のメモリセルに置き換えることができるので、予備のメモリセルの無駄な浪費が無くなると共に、置き換えに要する時間も大幅に短くできる。
冗長救済工程には通常、多大な時間が必要の為、このような構成による時間の短縮は、コストの低減、製品供給までの期間の短縮等に繋がるので、半導体分野において非常に大きな効果が期待できる。また、テスト手段は不良の部位を示すアドレスデータのみを記憶できるような簡単な構成により実現可能なので、安価にテスト手段を入手することができる。
以下、図面を参照しながらこの出願に係わる発明の実施の形態が説明される。後述される種々の実施の形態の説明では、各実施の形態として代表的な部分が中心に説明されているが、説明が省略される部分または説明が簡略化される部分については他の実施の形態の説明を参酌すれば容易に理解できるであろう。また、この説明に用いられる図面は発明の理解を助けるために概略的に示されているものである。各図面において同様の構成要素には同一の番号、符号が付され、重複する説明は省略されることもある。
まず、図1を用いながら第1の実施の形態が示される。この第1の実施の形態では、本発明の概略的な点が示されるのみで、個々の部分の詳細な説明は後述の他の実施の形態において説明される。
この半導体装置100は、外部のテスト手段101により種々のテスト項目についてテストされる。例えば、そのテストには、この半導体装置の動作の良否、あるいは、不良部位の特定についてのテストが考えられる。その他にも種々のテストが考えられるが、テスト項目についてはテストの実行者により適宜、選択される。以下の各実施の形態では、半導体装置が半導体記憶回路を有し、その記憶回路についてのテストが実行される例が示されるが、本発明は他の種々の半導体集積回路のテストに適用できる。
このテスト手段101は、テストの開始を示す命令であるテスト開始コマンドの生成、テスト結果を受け取り最終的な処理を行なう等の機能を有する。
半導体装置100は、そのテスト手段101からのテスト開始コマンドに応答してテストの種類を示すテストパターン、アドレスの指定及び制御(各部に対する制御信号)の為のテストコマンド、及び判定部において比較の基準となる期待値を生成するテストパターンジェネレータ102と、そのテストパターン及びテストコマンドに基づいてデータの保持及びデータの読み書きのテストが行なわれる半導体記憶回路103と、この半導体記憶回路103からカラム毎に出力される結果と期待値とを比較し、その比較結果を出力する判定部104と、判定部104から出力される比較結果をアドレスワードに変換して転送する変換部105とから構成されている。
次に、この半導体装置100の動作が簡単に説明される。まず、テスト手段101よりテスト開始コマンドが出力されると、テストパターンジェネレータ102はそのテスト開始コマンドに応答して予めプログラムされているテストパターン、テストコマンド、期待値を生成し、テストパターンとテストコマンドを半導体記憶回路103に与え、期待値を判定部104へ与える。テストパターンとテストコマンドを受け取った半導体記憶回路103はデータの書き込み動作を行なった後、任意のロウ(行)で定義されるメモリセルに格納されたデータに基づいたデータを各カラム(列)毎に読み出す。カラム毎に読み出されたデータは、判定部104において期待値と比較される。この比較により半導体記憶回路103内の各メモリセルの良否判定が実現できる。この比較結果はそれぞれ変換部105へ与えられ、変換部105は、この比較結果に基づいて不良の発生した部位を示すアドレスワードを生成しテスト手段101に出力する。このテスト手段101はそのアドレスワードを記憶する。このような動作が全てのロウについて行なわれるので、テスト手段101には、半導体記憶回路103内の不良の発生した部位の全てについてのアドレスワードが格納される。
この格納されたアドレスワードはメモリセルの不良部位を特定するものなので、このアドレスワードに対応するメモリセルは、次の冗長救済工程において予備のメモリセルと効率的に置き換えられる。すなわち、冗長救済工程において不良のメモリセルのみを予備のメモリセルに置き換えることができるので、予備のメモリセルの無駄な浪費が無くなると共に、置き換えに要する時間も大幅に短くできる。
冗長救済工程には通常、多大な時間が必要の為、この実施の形態のような構成による時間の短縮は、コストの低減、製品供給までの期間の短縮等に繋がるので、半導体分野において非常に大きな効果が期待できる。また、テスト手段は不良の部位を示すアドレスデータのみを記憶できるような簡単な構成により実現可能なので、安価にテスト手段を入手することができる。
次に、図2を用いながら第2の実施の形態が説明される。この第2の実施形態では、上述の半導体記憶回路103及び判定部104の具体的な一構成例が示される。各カラム毎の構成は同様であるので、図2には、複数のカラムの内、任意のカラムm(m=1〜m)についての構成が示されている。
この半導体記憶回路103は、複数のセンスアンプユニットSAU1〜SAUnと、センスアンプユニットからデータが読み出される(データの読み出し動作)、或は、センスアンプユニットにデータを書き込む(データの書き込み動作)入出力バスI/Omと、データバスDBと、データの読み出しの動作の際、入出力バスI/Om上のデータをデータバスDBへ出力しテスト動作の際、入出力バスI/Om上のデータを判定部104へ出力する読み出し回路103Rmと、データの書き込み動作の際、センスアンプユニットにI/Oバスを介してデータを書き込む書き込み回路103Wmと、読み出し回路103RmとデータバスDBとの間に配置されたスイッチ手段SWdm(Nチャンネル型MOSトランジスタ(以下NMOSという)により構成されている)とを備える。
センスアンプユニットSAUn(n=1〜n、n>m)は、メモリセルのデータを転送するビットライン対BLnmと、ビットライン対BLnm上のデータを増幅するセンスアンプSAnmと、センスアンプSAnmとI/Oバスとの間に配置されたスイッチ手段SWnmとから構成される。このスイッチ手段SWnmはセンスアンプユニット選択信号φsnにより制御される。センスアンプSAnmはカラム線CLmに与えられるカラム信号φCLmにより制御される。この場合、カラム信号がハイレベルの時、センスアンプSAnmは活性化され、増幅動作を行なう。このカラム信号はインバータ103Imを介してスイッチ手段SWdmにも与えられる。この実施の形態ではI/Oバスはカラム線と同方向に配置されている。
判定部104は複数の判定回路104m(m=1〜m)から構成され(この場合、判定回路はエクスクルーシブOR回路により構成されている)、各判定回路104mは読み出し回路103Rmからの出力とテストパターンジェネレータ102から出力された期待値φ104とを比較して、その結果を出力する。
このカラム信号φCL及びセンスアンプユニット選択信号φsnは、図示しないYデコーダ、Xデコーダから与えられる、或はそれらのデコーダから与えられるデコード信号を基に生成されるものである。
次に、この構成の動作が説明されるが、読み出し動作及び書き込み動作に関しては、上述の構成と一般的な半導体記憶回路の動作とを考え合わせれば容易に理解できるので、ここではテスト動作時の説明が示される。ここでは、この半導体記憶回路103内の動作が主に説明されるが、上述の第1の実施の形態における動作の説明も参照すれば、本回路の動作の理解が容易になる。
テスト動作時には、まず、カラム線CL1〜CLmにハイレベルのカラム信号φCL1〜φCLmが与えられ、スイッチ手段SWd1〜SWdmがオフすると共に、センスアンプSA11〜SAnmが活性化され、ビット線対BL11〜BLnm上のデータが増幅される。その後、各センスアンプユニット毎(各ロウ毎に)にスイッチ手段が順番にオンされる。すなわち、まず、センスアンプユニット選択信号φs1に応答してスイッチ手段SW11〜SW1mがオンし、センスアンプにより増幅されたデータがそれぞれ入出力バスI/O1〜I/Omに与えられる。その後、入出力バスI/O1〜I/Om上のデータは、それぞれ読み出し回路103R1〜103Rmを介して各カラム毎に判定回路1041〜104mに与えられる。その後、判定回路1041〜104mはそれぞれのデータと期待値φ104とを比較して、比較結果を出力する。同様に、センスアンプユニットSAU2〜SAUnも動作することにより、各データが期待値φ104と比較される。
以上のように、センスアンプユニット選択信号により順番に各行を選択するのみで、全てのメモリセルをテストすることができるので、不良部位を短時間で特定できると共に簡単なテストが可能となる。
次に、図3及び図4を参照しながら第3の実施の形態が説明される。図3は変換部105の構成を示す図であり、図4は図3の構成をさらに詳細に示す図である。
この変換部105は、判定部104の良不良の判定の結果(mビット)をjビット(2j≧m)のビットのアドレスに変換するm列のアドレス変換回路ブロック105Aと、nステージのバッファ回路ブロック105Bとから構成される。
アドレス変換回路ブロック105Aはフラグ回路FLGA1〜FLGAmと変換回路AT1〜ATmとから構成される。バッファ回路ブロック105Bはフラグ回路FLGB1〜FLGBnとから構成される。この変換部105のアドレス変換回路ブロック105A及びバッファ回路ブロック105Bはクロック信号CLKに同期して動作する。
この変換部105で、は、判定部104の判定回路104i(1≦i≦m)から出力された判定結果がデータの不良を示す場合、フラグ回路FLGAiが”1”というフラグを示し、そのフラグ回路FLGAiに対応する変換回路ATiがデータ不良の部位を特定するアドレスワードを作成する。その後、そのフラグとアドレスワードがクロックに同期して順次シフトされ、バッファ回路BBに格納される。その後、バッファ回路に格納されたアドレスは連続してシリアルにテスト手段101に転送される。
以下に、図4を参照しながらより詳細な構成と動作が説明される。
アドレス変換回路ATiは、制御信号φ31によりA端子もしくはB端子の内どちらか一方に与えられるデータが入力されるマルチプレクサ回路MUXー1i、制御信号φ31によりA端子もしくはB端子の内どちらか一方に与えられるデータが入力されるjビットのマルチプレクサ回路MUXー2iと、回路ブロック固有のアドレスを記憶しているROMと、jビットのアドレスを保持するアドレス用レジスタRAiとから構成される。
このMUXー1iのA端子には、判定回路104iからの良不良の判定結果が与えられ、その判定結果が「不良」を示す場合、フラグ回路FLGAiが「1」というフラグを示すよう指示する信号を出力し、その判定結果が「良」を示す場合、フラグ回路FLGAiが「0」というフラグを示すよう指示する信号を出力し、そのB端子には、前段のフラグ回路FLGAiー1の出力が与えられ、その出力端子はフラグ回路FLGAiの入力に接続される。ROMiの入力端子には判定回路104iからの良不良の判定結果が与えられ、その判定結果が「不良」を示す場合、ROMiはjビットのアドレスを出力し、その判定結果が「良」を示す場合、何も出力せず、その出力端子はマルチプレクサ回路MUXー2iのA端子に接続される。MUXー2iのA端子はROMiの出力端子に接続され、そのB端子は、前段のアドレス用レジスタRAiー1の出力に接続され、その出力端子はアドレス用レジスタRAiの入力に接続される。フラグ回路FLGAi及びアドレス用レジスタRAiはクロック信号CLKに同期する。
バッファ回路BBjは、制御信号φ32によりA端子もしくはB端子の内どちらか一方に与えられるデータが入力されるマルチプレクサ回路MUXー3jと、制御信号φ32によりA端子もしくはB端子の内どちらか一方に与えられるデータが入力されるjビットのマルチプレクサ回路MUXー4jと、jビットのアドレスを保持するアドレス用レジスタRBjとから構成される。
このMUXー3jのA端子は前段のフラグ回路FLBjー1の出力に接続され、そのB端子は自ステージのフラグ回路FLGBjの出力に接続され、その出力端子はフラグ回路FLGBjの入力に接続される。MUXー4jのA端子は前段のアドレス用レジスタBjー1の出力に接続され、そのB端子は自ステージのアドレス用レジスタBjの出力に接続され、その出力端子はアドレス用レジスタBjの入力に接続される。アドレス用レジスタBjの出力は次段のマルチプレクサ回路MUXー4j+1の入力に接続される。フラグ回路FLGBjの出力は自ステージのマルチプレクサ回路MUXー3jのB端子、ゲート回路ANDj(この場合AND回路により構成される)の一方の入力端子及び次段のマルチプレクサ回路MUXー3j+1のA端子に接続される。このゲート回路ANDjの他方の入力端子は次段のゲート回路ANDj+1の出力端子に接続されている。ただし、n番目の最終ステージにおける制御信号φ32はフラグ回路FLGBnの出力がそのまま用いられる。また、1段目のステージのマルチプレクサ回路MUXー31及びMUXー41の各A端子には、それぞれ、変換回路ブロック105Aの最終段のフラグ回路FLAmの出力、アドレス用レジスタRAnの出力が与えられる。このフラグ回路FLBj及びアドレス用レジスタRBjはクロック信号CLKに同期する。
次に、この形態における動作が説明される。この動作をより理解する為、上述の第1及び第2の実施の形態における動作の説明が参酌される。
まず、制御信号φ31のレベルがハイになると、マルチプレクサ回路MUX−1i及びMUX−2iのA端子に与えられるデータが入力される。
この場合、判定回路104iの判定結果が「不良」を示す場合、マルチプレクサ回路MUX−1iは、フラグ回路FLGAiー1が、”1”というフラグを示すよう指示する信号を出力する。マルチプレクサ回路MUX−2iはROMiから固有のjビットのアドレスが入力され、そのアドレスをアドレス用レジスタRAiに与える。
一方、判定回路104iの判定結果が「良」を示す場合、マルチプレクサ回路MUX−1iは、フラグ回路FLGAiー1が、”0”というフラグを示すよう指示する信号を出力する。マルチプレクサ回路MUX−2iにはROMiからアドレスが入力されないので、アドレス用レジスタRAiは初期状態を維持する。
次に、制御信号φ31のレベルがロウになると、マルチプレクサ回路MUX−1i及びMUX−2iのB端子に与えられるデータが入力される。この場合、マルチプレクサ回路MUX−1iのB端子には、クロック信号CLKに同期して前段のフラグ回路FLGAi−1のフラグが与えられ、マルチプレクサ回路MUX−1iはそのフラグに応じて、自段のフラグ回路FLGAiが”1”または”0”を示すよう指示する信号を出力する。同様にフラグ回路FLGAiの出力は次段のマルチプレクサ回路MUX−1i+1のB端子に与えられる。マルチプレクサ回路MUX−2iのB端子には、クロック信号CLKに同期して前段のアドレス用レジスタRAi−1に格納されているアドレスが与えられ、マルチプレクサ回路MUX−2iはそのアドレスを自段のアドレス用レジスタRAiに与える。同様にアドレス用レジスタRAiの出力は次段のマルチプレクサ回路MUX−2i+1のB端子に与えられる。
同様に、以降、クロック信号CLKに同期して(1クロック毎に)、フラグの情報とそのフラグに対応するアドレス情報が順次シフトしていく。
次に、このようにシフトされた情報は、バッファ回路ブロック105Bに与えられ、バッファ回路ブロック105B内のn段のバッファ回路BB1〜BBnを順次シフトされる。この動作についての説明が示される。
n段のバッファ回路BB1〜BBnでは、初期状態では制御信号Φ32がロウレベルになっているので、バッファ回路BB1〜BBn内のマルチプレクサ回路MUX−31〜3n及びマルチプレクサ回路MUX−41〜4nのA端子に与えられるデータが入力される。
この場合も、上述のアドレス変換回路ブロックにおけるデータのシフトされる例と同様に、フラグ回路FLGAmから与えられたフラグがマルチプレクサ回路MUX−31のA端子に、アドレス用レジスタRAnから与えられたアドレスがマルチプレクサ回路MUX−41のA端子にそれぞれ与えられた後、クロック信号CLKに同期して、1クロック毎に1段づつシフトされていく。
その後、最終ステージのフラグ回路FLGBnにフラグ”1”を示す情報(すなわち、不良データを示す情報)が入力された場合、そのフラグ回路FLGBnからの出力(制御信号φ32に相当)がハイレベルになり、最終ステージのマルチプレクサ回路MUX−3n及びマルチプレクサ回路MUX−4nのB端子が選択されるので、マルチプレクサ回路MUX−3n及びMUX−4nは前ステージのフラグ回路FLGBnー1及びアドレス用レジスタRBnー1からの出力を受け付けなくなる。その結果、最終ステージのフラグ回路FLGBn及びアドレス用レジスタRBnには、それぞれ、不良を示すフラグ”1”とその不良部位に対応するアドレスが格納されることになる。同様に、nー1のステージのフラグ回路FLGBnー1にフラグ”1”を示す情報(すなわち、不良データを示す情報)が入力された場合、そのフラグ回路FLGBnー1からの出力と最終ステージのフラグ回路FLGBnからの出力とによりゲート回路ANDnはハイレベルの制御信号φ32を出力し、nー1のステージのマルチプレクサ回路MUX−3nー1及びマルチプレクサ回路MUX−4nー1のB端子が選択されるので、マルチプレクサ回路MUX−3nー1及びMUX−4nー1は前ステージのフラグ回路FLGBnー2及びアドレス用レジスタRBnー2からの出力を受け付けなくなる。その結果、nー1ステージのフラグ回路FLGBnー1及びアドレス用レジスタRBnー1には、それぞれ、2番目の不良を示すフラグ”1”とその不良部位に対応するアドレスが格納されることになる。
このような動作を繰り返すことにより、m段の変換回路部105Aのデータがm発のクロック信号CLKでバッファ回路部105Bに全てシフトされる。このm段の変換回路部105Aのデータはm段の判定回路104に対応しており、すなわち、半導体記憶回路103のm列のカラムに対応しているので、これらの一連の動作により、不良の発生したメモリセルを示すアドレスが全てバッファ回路内に格納されたことになる。
その後、バッファ回路部105Bに格納された全アドレスがテスト手段101へ連続してシリアルに出力される。
以上のように、このような構成によれば、不良の発生したメモリセルのアドレスのみが特定されて、連続的にテスト手段へ出力されるので、以降の冗長救済工程におけるテスト時間が大幅に短縮される。また、テスト手段は不良の部位を示すアドレスデータのみを記憶できるような簡単な構成により実現可能なので、安価にテスト手段を入手することができる。
次に、図5及び図6を参照しながら第4の実施の形態が説明される。図3は変換回路ブロック105Aの他の構成例である変換回路ブロック105A’を示す図であり、図6は図5の構成をさらに詳細に示す図である。以下の説明を理解する上で、上述の第3の実施の形態の説明が参考にされる。
この変換回路ブロック105A’は基本的には上述の変換回路105Aと同様の機能を有するものである。この変換回路ブロック105A’を構成する変換回路AT’iについての説明が以下に示される。
アドレス変換回路AT’iは、制御信号φ41によりA端子もしくはB端子の内どちらか一方に与えられるデータが入力され、出力端子Cからデータを出力するjビットのマルチプレクサ回路MUXー5i、回路ブロック固有のアドレスを記憶しているROMiと、jビットのアドレスを保持するアドレス用レジスタRAiと、制御信号φ42により判定回路104iの判定結果が入力され得る入力状態、もしくは、格納しているデータを次段のアドレス変換回路AT’i+1に転送するランニング状態を選択するハンドシェイク制御回路HSiとから構成される。
このROMiの入力端子には判定回路104iからの良不良の判定結果が与えられ、その出力端子はマルチプレクサ回路MUXー5iのA端子に接続される。
このMUXー5iのB端子には、前段のアドレス用レジスタRAiー1の出力が与えられ、その出力端子は自段のアドレス用レジスタRAiの入力に接続される。
ハンドシェイク制御回路HSiの入力端子Tには判定回路104iから良不良を示す判定結果が入力され、入力端子Aは前段のハンドシェイク制御回路HSiー1の出力端子Bに接続され(出力端子Bは次段のハンドシェイク制御回路HSi+1の入力端子Aに接続される)、出力端子Cは前段のハンドシェイク制御回路HSiー1の入力端子Dに接続され(出力端子Dは次段のハンドシェイク制御回路HSi+1の出力端子Cに接続される)、出力端子Eは前段のハンドシェイク制御回路HSiー1の入力端子Fに接続される(入力端子Fは次段のハンドシェイク制御回路HSi+1の出力端子Eに接続される)。また、出力端子Bはマルチプレクサ回路MUXー5iに接続され、その出力が制御信号φ41としてマルチプレクサ回路MUXー5iに与えられる。このハンドシェイク制御回路HSは次段のハンドシェイク制御回路HSの状態を検知し、その検知結果に応じて自段に格納された情報を転送するか否かを判断する機能を有するものである。
このマルチプレクサ回路MUXー5iとROMiの具体的な接続構成が図6に示されている。
ROMiは、マルチプレクサ回路MUXー5iのA端子に接続され、コンタクトの有無により接続または非接続とされるコンタクトロムCRと、このコンタクトロムCRにドレイン電極が接続され、ソース電極が電源電位Vccに接続され、ゲート電極が判定回路104iの出力に接続されるPチャンネル型MOSトランジスタ(以下PMOSという)41とを備えている。
マルチプレクサ回路MUXー5iは、コンタクトロムCRに接続されるA端子と、B端子とC端子との間に接続され、NMOSとPMOSとか構成されるトランスファー回路であって、そのPMOSのゲート電極には制御信号φ41が与えられ、NMOSのゲート電極にはインバータI41を介して制御信号φ41が与えられるトランスファー回路と、A端子と接地電位GNDとの間に接続されたNMOS41とを備える。このNMOS41のゲート電極には初期化信号φIniが与えられる。
次に、以上の回路における動作が説明される。
まず、制御信号φ42がハイレベルになると、ハンドシェイク制御回路HSiは入力モードとなり、出力端子Bから制御信号φ41を出力する。その制御信号φ41に応じてマルチプレクサ回路MUXー5iのA端子が選択される。ここで、判定回路104iの判定結果が「不良」を示す場合、ROMiに格納されているjビットのアドレスが読み出され、マルチプレクサ回路MUXー5iのA端子に与えられる。マルチプレクサ回路MUXー5iのA端子は、制御信号φ41により選択されているので、A端子に与えられたアドレスがC端子より出力され、アドレス用レジスタRAiに格納される。この判定回路104iの判定結果が「不良」を示す場合、ハンドシェイク制御回路HSiに情報”1”が書き込まれる。
一方、判定回路104iの判定結果が「良」を示す場合、ROMiからのアドレスは全て”0”になり、ハンドシェイク制御回路HSiには情報”0”が書き込まれる。
次に、制御信号φ42がロウレベルになると、ハンドシェイク制御回路HSiがランニングモードになる。このランニングモードになると、情報”0”が書き込まれているハンドシェイク制御回路HSiは出力端子Bから出力されている制御信号φ41がロウレベルに遷移する。この制御信号φ41に遷移に応答してマルチプレクサ回路MUXー5iのB端子が選択される。そして、マルチプレクサ回路MUXー5iは前段のアドレス用レジスタRAi−1に格納されていたアドレスを受取り、自段のアドレス用レジスタRAiにそのアドレスが格納される。同時に、ハンドシェイク制御回路HSiは前段のハンドシェイク制御回路HSiー1に書き込まれていた情報を受け取る。
この場合、次段のハンドシェイク制御回路HSi+1に情報”0”が書き込まれ、自段のハンドシェイク制御回路HSiに情報”1”が書き込まれていると、アドレス用レジスタRAiとハンドシェイク制御回路HSiとからデータが出力された後、制御信号φ41がロウレベルになり、アドレス用レジスタRAiに前段のアドレス用レジスタRAiー1の出力が与えられると共に、自段のハンドシェイク制御回路HSiは前段のハンドシェイク制御回路HSiー1に書き込まれている情報を受け取る。
m段の変換部105A’の最終段のハンドシェイク制御回路HSmから自段のハンドシェイク制御回路HSiまでに情報”1”が書き込まれると、制御信号φ41はハイレベルのまま保持され、前段からのアドレス及び情報の入力が受け付けられなくなる。
このように動作することにより、不良の発生した部位に対応する複数のアドレスのみが最終段のハンドシェイク制御回路HSmに対応するアドレス用レジスタRAmから順々に格納されていく。
その後、上述の第3の実施の形態と同様に不良部位を示すアドレスデータが連続的にシリアルにテスト手段101へ出力される。
本実施の形態によれば、第3の実施の形態により得られる効果に加え、ハンドシェイク制御回路が次段のハンドシェイク制御回路の状態を検知して動作することができるので、第3の実施の形態で説明したようなm発のクロック信号を待つことなく、クロック信号に独立してアドレスデータを転送することができる。従って、より高速な動作が可能となる。
次に、図7乃至図12を参照しながら第5の実施の形態が説明される。ここでは、上述の第4の実施の形態におけるハンドシェイク制御回路の具体的な構成例が示される。
このハンドシェイク制御回路は、制御信号φ42が入力に与えられるインバータI51と、判定回路104iに接続される入力端子Tとノード51との間に接続されるトランスファーゲート回路I52であって、このトランスファーゲート回路I52はNMOSとPMOSから成り、NMOSのゲート電極に制御信号φ42が与えられ、PMOSのゲート電極がインバータ回路I51の出力に接続されるトランスファーゲート回路I52と、入力端子Aとノード51との間に接続されるトランスファーゲート回路I53であって、このトランスファーゲート回路I53はNMOSとPMOSから成り、PMOSのゲート電極に制御信号φ42が与えられ、NMOSのゲート電極がインバータ回路I51の出力に接続されるトランスファーゲート回路I53と、ノード51にドレイン電極が接続され、ソース電極が接地電位Vssに接続され、ゲート電極に初期化信号φIniが与えられるNMOS51と、α端子がノード51に接続され、β端子が入力端子Dに接続され、γ端子がノード52に接続されたCエレメント回路I54(具体回路が図8に示される)と、α端子がノード52に接続され、β端子が入力端子Fに接続され、γ端子が出力端子Bに接続されたCエレメント回路I55(具体回路が図8に示される)と、ノード52にドレイン電極が接続され、ソース電極が接地電位Vssに接続され、ゲート電極に初期化信号φIniが与えられるNMOS52と、ノード51に接続される出力端子Cと、ノード52に接続される出力端子Eとから構成されている。
入力端子Aは前段のハンドシェイク制御回路の出力端子Bに接続され、出力端子Dは次段のハンドシェイク制御回路の出力端子Cに接続さ、入力端子Fは次段のハンドシェイク制御回路の出力端子Eに接続される。
Cエレメント回路I54、I55は、図8に示されるように電源電位VccとノードN53との間に直列に接続されているPMOS51、52と、ノードN53と接地電位Vssとの間に直列に接続されているNMOS53、54と、ノードN53とγ端子との間に接続されるインバータI56と、PMOS51及びNMOS54のゲート電極とβ端子との間に接続されるインバータI57とを有し、PMOS52及びNMOS53のゲート電極にはα端子が接続される。
次に、このハンドシェイク制御回路の動作が説明される。
まず、初期化信号φIniがハイレベルになると、ノードN51とノードN52とが接地電位レベルVssになる。次に、入力モードになり制御信号φ42がハイレベルになると、トランスファーゲート回路I52がオンし、トランスファーゲート回路I53がオフする。そうすると、判定回路104iからの良否を示す判定結果がノードN51に現れる。
その後、ランニングモードになり、制御信号φ42がロウレベルになると、トランスファーゲート回路I52がオフし、トランスファーゲート回路I53がオンする。
ここで、自段のノードN51に「不良」を表す判定結果、データ”1”(ハイレベル)が現れ、かつ、次段のノードN51に「良」を表す判定結果、データ”0”(ロウレベル)が現れている場合、入力モード時には、自段の入力端子Dはロウレベルであるので、Cエレメント回路I54のNMOS54及びNMOS53がオンするので、ノードN52がハイレベルとなる。つまり、ノード51に現れた判定結果であるデータ”1”がノードN52に移動したこととなる。
さらに、次段のノードN52もロウレベルであるので、自段のCエレメント回路I55も同様に動作し、ノードN52のデータ”1”が出力端子Bまで移動する。
ランニングモードでは、次段のノードN51にデータ”1”が移動するので、自段の入力端子Dがハイレベルとなる。その結果、Cエレメント回路I54のNMOS54はオフする。この時、前段の出力端子Bから与えられるデータが”0”の場合、自段のノードN51はデータ”0”を示すロウレベルになる。一方、前段の出力端子Bから与えられるデータが”1”の場合、自段のノードN51はデータ”1”を示すハイレベルになる。
自段のノードN51がデータ”0”を示すロウレベルの場合は、自段の出力端子Dがハイレベルになることにより、自段のノードN52がデータ”0”を示すロウレベルになる。自段のノードN51がデータ”1”を示すハイレベルの場合は、自段の出力端子Dがハイレベルになる前に、自段のノードN52がデータ”0”を示すロウレベルになる。
また、自段のノードN51がデータ”1”を示すロウレベルの場合は、前段のCエレメント回路I54のNMOS54もオフするので、自段のノードN51はデータ”1”を保持し、次段のノードN51がデータ”0”を示すロウレベルになった時に、自段のデータ”1”が移動し始める。
このような動作を繰り返すことにより、データ”1”を示す判定結果のみが最終ステージの方から順に格納されていく。
本実施の形態のようなハンドシェイク制御回路によれば、次段のハンドシェイク制御回路の状態を検知してデータを転送する為、データ”1”を示す判定結果(すなわち、不良を示す判定結果)が少ない場合、高速にデータを収集することができる。ここでは、ハンドシェイク制御回路はアドレスの高速転送に用いられたが、画像データの圧縮等に適用することも可能である。
次に、このハンドシェイク制御回路の他の例が図9及び図10を参照しながら説明される。
このハンドシェイク制御回路は、制御信号φ42が入力に与えられるインバータI61と、判定回路104iに接続される入力端子Tとノード60(入力端子A)との間に接続されるトランスファーゲート回路I62であって、このトランスファーゲート回路I62はNMOSとPMOSから成り、NMOSのゲート電極に制御信号φ42が与えられ、PMOSのゲート電極がインバータ回路I61の出力に接続されるトランスファーゲート回路I62と、ドレイン電極がノード60に接続され、ソース電極が電源電位Vccに接続され、ゲート電極に初期化信号φIniが与えられるPMOS61と、入力がノードN60に接続され出力がノードN61に接続されているインバータI63と、α端子がノード61に接続され、β端子がノードN63(入力端子D)に接続され、γ端子がノード62に接続され、σ端子に制御信号φ42が与えられ、η端子がノード67に接続されたCエレメント回路I64(具体回路が図10に示される)と、入力がノードN62に接続され出力がノードN64に接続されているインバータI65と、α端子がノード64に接続され、β端子がノードN65(入力端子F)に接続され、γ端子がノード66(出力端子B)に接続され、σ端子に制御信号φ42が与えられ、η端子がノード67に接続されたCエレメント回路I66(具体回路が図10に示される)と、ノード62にドレイン電極が接続され、ソース電極が電源電位Vccに接続され、ゲート電極に初期化信号φIniが与えられるPMOS62とから構成されている。
入力端子Aは前段のハンドシェイク制御回路の出力端子Bに接続され、出力端子Dは次段のハンドシェイク制御回路の出力端子Cに接続さ、入力端子Fは次段のハンドシェイク制御回路の出力端子Eに接続される。
Cエレメント回路I64、I66は、図10に示されるように電源電位VccとノードN62との間に直列に接続されているPMOS63、64、65と、ノードN62と接地電位Vssとの間に直列に接続されているNMOS60、61、62と、PMOS64及びNMOS61のゲート電極とβ端子との間に接続されるインバータI67とを有し、PMOS65及びNMOS60のゲート電極にはα端子が接続され、PMOS63のゲート電極にはσ端子が接続され、NMOS62のゲート電極にはη端子が接続される。
次に、このハンドシェイク制御回路の動作が説明される。
まず、初期化信号φIniがローレベルになると、ノードN60とノードN62とが電源電位レベルVccになる。次に、入力モードになり制御信号φ42がハイレベルになると、トランスファーゲート回路I52がオンし、Cエレメント回路I64、I66がオフする。そうすると、判定回路104iからの良否を示す判定結果がノードN60に現れる。
その後、ランニングモードになり、制御信号φ42がロウレベルになると、トランスファーゲート回路I52がオフし、Cエレメント回路I64、I66がオンする。
ここで、ノードN61に「不良」を表すデータ”1”を保存するためにノードN60にデータ”0”が取り込まれ、次段のノードN61にデータ”0”を保存するために、次段のノードN60にデータ”1”が入力される場合、入力モード時には、自段のノードN63はデータ”0”なので、Cエレメント回路I64のNMOS60、61、62がオンする。従って、ノードN62がローレベル、ノードN64がハイレベルになるので、ノードN61のデータ”1”がノードN64に移動したことになる。
さらに、次段のノードN64もデータ”1”であるので、自段のCエレメント回路I66も同様にノードN64のデータ”1”が次段のノードN61まで移動する。
ランニングモードでは、次段のノードN61にデータ”1”が移動するので、自段のノードN63(入力端子D)がハイレベルとなる。その結果、Cエレメント回路I64のNMOS61はオフする。この時、前段の出力端子Bから与えられるデータが”1”の場合、自段のノードN61はデータ”0”を示すロウレベルになる。一方、前段の出力端子Bから与えられるデータが”0”の場合、自段のノードN61はデータ”1”を示すハイレベルになる。
自段のノードN61がデータ”0”を示すロウレベルの場合は、自段のノードN63(出力端子D)がハイレベルになることにより、自段のノードN64(出力端子E)がデータ”0”を示すロウレベルになる。自段のノードN61がデータ”1”を示すハイレベルの場合は、自段のノードN63(出力端子D)がハイレベルになる前に、自段のノードN64がデータ”1”を示すハイレベルになる。
また、自段のノードN61がデータ”1”を示すハイレベルの場合は、前段のCエレメント回路I64のNMOS61もオフするので、自段のノードN61はデータ”1”を保持し、次段のノードN61がデータ”0”を示すロウレベルになった時に、自段のデータ”1”が移動し始める。
このような動作を繰り返すことにより、データ”1”を示す判定結果のみが最終ステージの方から順に格納されていく。
このような構成によれば、前述のような効果に加え、初期状態から動作時に移行する時のレベルの衝突がなく、さらに、トランスファーゲートがデータ伝送経路にない為、高速で安定した動作が期待できる。
次に、このハンドシェイク制御回路のさらなる他の例が図11及び図12を参照しながら説明される。
このハンドシェイク制御回路は、制御信号φ42が入力に与えられるインバータI71と、判定回路104iに接続される入力端子Tとノード70(入力端子A)との間に接続されるトランスファーゲート回路I72であって、このトランスファーゲート回路I72はNMOSとPMOSから成り、NMOSのゲート電極に制御信号φ42が与えられ、PMOSのゲート電極がインバータ回路I67の出力に接続されるトランスファーゲート回路I72と、ドレイン電極がノード70に接続され、ソース電極が電源電位Vccに接続され、ゲート電極に初期化信号φIniが与えられるPMOS71と、入力がノードN70に接続され出力がノードN71に接続されているインバータI73と、α端子がノード71に接続され、β端子がノード73(入力端子D)に接続され、γ端子がノード72に接続され、η端子がノード77に接続されたCエレメント回路I74(具体回路が図12に示される)と、入力がノードN72に接続され出力がノードN74に接続されているインバータI75と、α端子がノード74に接続され、β端子がノードN75(入力端子F)に接続され、γ端子がノード76(出力端子B)に接続され、η端子がノード77に接続されたCエレメント回路I76(具体回路が図12に示される)と、ノード72にドレイン電極が接続され、ソース電極が電源電位Vccに接続され、ゲート電極に初期化信号φIniが与えられるPMOS72とから構成されている。
入力端子Aは前段のハンドシェイク制御回路の出力端子Bに接続され、出力端子Dは次段のハンドシェイク制御回路の出力端子Cに接続さ、入力端子Fは次段のハンドシェイク制御回路の出力端子Eに接続される。
Cエレメント回路I74、I76は、図12に示されるように電源電位VccとノードN72との間に直列に接続されているPMOS74、75と、ノードN72と接地電位Vssとの間に直列に接続されているNMOS70、71、72と、PMOS74及びNMOS71のゲート電極とβ端子との間に接続されるインバータI77とを有し、PMOS75及びNMOS70のゲート電極にはα端子が接続され、NMOS72のゲート電極にはη端子が接続される。
次に、このハンドシェイク制御回路の動作が説明される。
まず、初期化信号φIniがローレベルになると、ノードN70とノードN72とが電源電位レベルVccになる。次に、入力モードになり制御信号φ42がハイレベルになると、トランスファーゲート回路I72がオンし、Cエレメント回路I74、I76がオフする。そうすると、判定回路104iからの良否を示す判定結果がノードN70に現れる。
その後、ランニングモードになり、制御信号φ42がロウレベルになると、トランスファーゲート回路I72がオフし、Cエレメント回路I74、I76がオンする。
ここで、ノードN71に「不良」を表すデータ”1”を保存するためにノードN70にデータ”0”が取り込まれ、次段のノードN71にデータ”0”を保存するために、次段のノードN70にデータ”1”が入力される場合、入力モード時には、自段のノードN73はデータ”0”なので、Cエレメント回路I74のNMOS70、71、72がオンする。従って、ノードN72がローレベル、ノードN74がハイレベルになるので、ノードN71のデータ”1”がノードN74に移動したことになる。
さらに、次段のノードN74もデータ”1”であるので、自段のCエレメント回路I76も同様にノードN74のデータ”1”が次段のノードN71まで移動する。
ランニングモードでは、次段のノードN71にデータ”1”が移動するので、自段のノードN73(入力端子D)がハイレベルとなる。その結果、Cエレメント回路I74のNMOS71はオフする。この時、前段の出力端子Bから与えられるデータが”1”の場合、自段のノードN71はデータ”0”を示すロウレベルになる。一方、前段の出力端子Bから与えられるデータが”0”の場合、自段のノードN71はデータ”1”を示すハイレベルになる。
自段のノードN71がデータ”0”を示すロウレベルの場合は、自段のノードN73(出力端子D)がハイレベルになることにより、自段のノードN74(出力端子E)がデータ”0”を示すロウレベルになる。自段のノードN71がデータ”1”を示すハイレベルの場合は、自段のノードN73(出力端子D)がハイレベルになる前に、自段のノードN74がデータ”1”を示すハイレベルになる。
また、自段のノードN51がデータ”1”を示すハイレベルの場合は、前段のCエレメント回路I74のNMOS71もオフするので、自段のノードN71はデータ”1”を保持し、次段のノードN71がデータ”0”を示すロウレベルになった時に、自段のデータ”1”が移動し始める。
このような動作を繰り返すことにより、データ”1”を示す判定結果のみが最終ステージの方から順に格納されていく。
このような構成によれば、前述のような効果に加え、ハイレベルまたはローレベルの一方のレベルを利用する場合、ハンドシェイク制御回路の素子数を減らすことが可能となり、かつ、トランスファーゲートがデータ伝送経路にない為、高速で安定した動作が期待できる。さらに、初期状態において主要な伝送経路上の全てのノードのレベルが確定しているので、より安定な動作が期待できる。
以上のような本実施の形態におけるハンドシェイク制御回路の構成によれば、高速なデータ収集、さらに高速動作を保ちつつ安定な動作の実現、さらに高速かつ安定な動作を保ちつつ素子数の低減が実現できる。
ここでは、ハンドシェイク制御回路はアドレスの高速転送に用いられたが、画像データの圧縮等に適用することも可能である。
次に、図13乃至図16を参照しながら第6の実施の形態が説明される。図13は本発明の半導体装置のウェハ上のレイアウトに関する実施の形態を示すものであり、図14はその半導体装置の内部の構成を具体的に示したものである。ここでの各部の詳細な構成及び動作については上述の実施の形態が参照できる。図15は、この実施の形態における接続部を詳細に示したものである。図16は、各部の動作の関係を示すタイミングチャートであり、このタイミングチャートは上述の実施の形態における動作を理解する上でも用いることができる。
図13に示されるように半導体ウェハSU上には、上述の半導体記憶回路103のようなテストの対象となるターゲットデバイスDUT10、DUT11・・・が複数配置されている。このターゲットデバイスDUT10、DUT11・・・の各々に隣接して、上述のテストパターンジェネレータ102、判定部104及び変換部105等から成るテストマネージメントデバイスTMU10、TMU11・・・が配置されている。これらターゲットデバイスとテストマネージメントデバイスとは、後のスクライブ工程において切断領域となるスクライブラインSL10により区切られている。
これらターゲットデバイスとテストマネージメントデバイスとはスクライブラインSL10上を介して形成された接続手段Wにより各々接続され、両者間のデータ及び制御信号等の転送が行われる。
図14にターゲットデバイスDUT10とテストマネージメントデバイスTMU10との構成が具体的に示される。
テストマネージメントデバイスTMU10は、テスト手段101から入力パッドPI10、11・・・を介して種々の命令を受け取るインターフェイスEInt10とテスト手段101へ出力パッドPO10、11・・・を介してデータを出力するインターフェイスEInt11と、インターフェイスEInt10から命令を受け取るテストパターンジェネレータ102と、テストパターンジェネレータ102からの命令をターゲットデバイスDUT10へ与えるインターフェイスTInt10と、ターゲットデバイスDUT10からデータを受け取るインターフェイスTInt11と、判定部104と、変換部105とから構成されている。
このテストパターンジェネレータ102は上述の説明のとおり、テスト手段101からのテスト開始コマンドに応答してテストパターン及びテストコマンドをインターフェイスTInt10に与えると共に、期待値を判定部104に与える。
インターフェイスTInt10は接続手段W10によりターゲットデバイスDUT10のインターフェイスTI10に接続される。このインターフェイスT10に与えられたテストパターン及びテストコマンドに従って、半導体記憶回路103はテストされ、そのテストの結果を示すデータが上述の実施の形態において説明したとおり、インターフェイスTM10に与えられる。インターフェイスTM10に与えられたデータは接続手段W11を介してインターフェイスTInt11に与えられる。
インターフェイスTInt11に与えられたデータは、判定部104により基準値と比較され、その結果が判定結果として変換部105に出力される。変換部105は、上述のようにアドレス変換等を行い、その結果をインターフェイスEInt11へ与える。
また、テスト時のターゲットデバイスDUT10への電源供給の為、テストマネージメントデバイスTMU10には、駆動電圧が与えられる電源パッドVcc及び接地電圧が与えられる電源パッドVssが設けられている。これらのパッドを介して供給された電圧は、テストマネージメントデバイスTMU10に電源を供給する内部配線に接続されると共に、接続手段WPWを介してターゲットデバイスDUT10に接続されている。
次に、ターゲットデバイスDUT10内の回路の各ノードに命令を印加するインターフェイスTI10及びその回路のノードの論理状態をモニタするインターフェイスTM10についての説明が図15を用いながら簡単に示される。この図中では、各インターフェイスを構成する単位回路が示されている。
この単位回路TIU10及び単位回路TMQ10は、制御信号が与えられる入力端子Cは制御入力端子TE及びレベルを保持する機能を有するレベル保持手段LHCに接続されている。この制御入力端子TEはインターフェイスTInt10と接続され、テストマネージメントデバイスTMU10より制御信号が与えられる。
この単位回路TIU10は入力端子In1、In2備え、入力端子Cの論理レベルに基づいた信号を出力端子Qから出力する。
ここで、テストされる回路がサブ回路Fa、Fb、Fcなる回路群を備えると考え、上記の各単位回路との接続関係が示される。テストを考慮しない設計では、サブ回路Faの出力ノードaとサブ回路Fbの入力ノードa’とが接続されるが、本実施の形態では、ノードaとノードa’との間が非接続であり、ノードaが単位回路TIU10の入力端子In1に接続され、ノードa’が出力端子Qに接続される。単位回路TIU10の入力端子In2は接続手段W10を介してテストマネージメントデバイスTMU10に接続される。
一方、単位回路TMQU10は制御端子Cの論理レベルに基づいて、その出力をハイインピダンス(High−Z)にする、または、入力された信号をそのまま出力するバッファ回路である。このバッファ回路の入力端子はサブ回路Fbの出力(サブ回路Fcの入力でもある)であるノードbと接続され、その出力は接続手段W11を介してテストマネージメントデバイスTMU10のインターフェイスTInt11に接続されている。以上のようにしてサブ回路Fbの応答をテストできる。
次に、図16のタイミングチャートを用いながら、上記の構成における動作が簡単に説明される。この動作に関しては上述の動作の説明を参考にすれば理解が容易である。このタイミングチャートは上述の実施の形態の動作の説明に加え、さらにそれらの動作を明確化するテスト動作時には、テストマネージメントデバイスTMU10は入力パッドPI10、11・・・、及び出力パッドPO10、11・・・を介してテスト手段101と接続される。
そして、テスト手段101よりクロック信号CLK、テスト開始コマンドTcmd(Tcmd0、Tcmd1・・・)がインターフェイスEInt10へ供給される。
テスト開始コマンドTcmdに応答してテストパターンジェネレータ102は予めプログラムされているテストパターン及びテストコマンドTiv(Tiv0,Tiv1・・・)、期待値Tev(Tev0,Tev1・・・)を生成する。テストパターン及びテストコマンドTivは、インターフェイスTInt10及び接続手段W10を介してターゲットデバイスDUT10に与えられる。
ターゲットデバイスDUT10では、テストパターン及びテストコマンドTivがインターフェイスTI10を介して回路内の各ノードに与えられる。
その後、入力されたテストパターン及びテストコマンドTivに応答するmビットのデータTrv(Trv0、Trv1・・・)が、インターフェイスTM10、接続手段W11を介してテストマネージメントデバイスTMU10のインターフェイスTInt11に与えられる。
このインターフェイスTInt11より判定回路104に入力されたデータTrvは、判定部104にて期待値Tevと比較され、判定部104その比較結果を判定結果Tjv(Tjv0、Tjv1・・・)として出力する。前述の通り、データTrvと期待値Tevとがmビットであれば、当然、判定結果Tivもmビットになる。
次に、このmビットの判定結果Tivが変換部105でjビットのデータ(アドレスワード)に圧縮された後、変換部105がテストデータDr(Dr0、Dr1・・・)としてテスト手段101へ出力する。
ここで、不良部位を特定することまで要求されない場合は、判定結果Tjvの全ビットについて論理積を取ることは言うまでもない。
なお、ターゲットデバイスDUT10が以後のスクライブ工程でスクライブラインにより切断された後、このデバイスDUT10内では、レベル保持手段LHCにより制御信号端子TEに接続されるノードは、上述したようなテスト機能を無効とするような所定のレベルにされる。この結果、インターフェイスTI10は、常に、内部ノードの論理をスルーすると共に、インターフェイスTM10の出力はハイインピダンス状態となる。すなわち、スクライブ工程でスクライブラインにより切断された後、接続手段Wの各ノード(切断部)がフローティング状態にとなることによる不安定な動作は防止される。
以上のような本実施の形態の構成によれば、上述の他の実施の形態で説明した効果に加え以下のような効果がある。
すなわち、ターゲットデバイスをテストする際に用いられるテストマネージメントデバイスがターゲットデバイスを取り囲むスクライブラインの外側に配置されたので、ターゲットデバイスの回路サイズの制約を受けずに高機能なテストマネージメントデバイスの設計が可能となる。このようにテストマネージメントデバイスの設計の自由度が増すことにより高機能なものも実現できるようになるので、回路サイズの制約が非常に厳しいデバイスに対してもテスト時間の短縮が図れることになる。
また、テストマネージメントデバイスのレイアウト設計がターゲットデバイスの設計と独立して行えるので、汎用性の高い設計が可能となり、インターフェイス部のみ変更することにより種々のデバイスに適用することが可能となる。
次に、図17を参照しながら第7の実施の形態が説明される。
図17に示されるように半導体ウェハSU上には、ターゲットデバイスDUT30、DUT31・・・が複数配置されている。このターゲットデバイスDUT30、DUT31・・・の各々に隣接して、テストマネージメントデバイスTMU30、TMU31・・・が配置されている。上述の第6の実施の形態では、テストマネージメントデバイスTMU30、TMU31・・・は、ターゲットデバイスDUT30、DUT31・・・の周囲のスクライブラインの外側に配置されていたが、本実施の形態では、テストマネージメントデバイスTMU30、TMU31・・・はスクライブライン中に配置されている。
この実施の形態における各部の機能及び動作は、上述の実施の形態の説明を参考にすることより理解される。
本実施の形態によれば、テストマネージメントデバイスが切断領域となるスクライブライン上に配置されるので、各デバイスがウェハ上に効率的に配置される。すなわち、各デバイスが上述の第6の実施の形態と同じ大きさであれば、より多くのデバイスを配置することが可能となる、または、上述の第6の実施の形態とウェハ上に配置されるデバイスの個数が同じ場合、デバイスが配置される領域に余裕ができるので、設計の自由度がさらに増す、或いは、より高機能で複雑なデバイスの搭載も可能となる。
従って、本実施の形態は、コストの低減にも寄与できると言うことが出来る。
次に、図18を参照しながら第8の実施の形態が説明される。本実施の形態では、上述の第6の実施の形態中の接続手段Wの具体的な構造が示される。ここでは、第6の実施の形態における接続手段Wの構成についての具体的な説明が示されるが、第7の実施の形態における接続手段の構成についても以下の説明から容易に理解することができる。
接続手段Wは、テストマネージメントデバイス領域TMUrに形成されるテストマネージメントデバイスTMUとターゲットデバイス領域DUTrに形成されるターゲットデバイスDUTとの間でデータ及び信号の転送、電源の供給を行うものである。
テストマネージメントデバイス領域TMUrとターゲットデバイス領域DUTrとは、スクライブライン領域SLにより区切られている。このスクライブライン領域SLが後のスクライブ工程において切断される。その際に、切断面sl1及びsl2が形成される。この切断面sl1と切断面sl2との間がスクライブラインとなる。
このスクライブ領域SLでは、半導体基板40(ウェハSU)上にフィールド酸化膜41が形成され、このフィールド酸化膜41上にポリシリコンまたはポリサイドの導体部42が、テストマネージメントデバイス領域TMUrからターゲットデバイス領域DUTrまで延在して形成される。
この導体部42の一端は、スクライブライン領域SLの外側で、テストマネージメントデバイス領域TMUrに形成されたテストマネージメントデバイスTMUの内部ノードであるメタル配線43とコンタクト44を介して接続されている。この導体部42の他端は、スクライブライン領域SLの外側で、ターゲットデバイス領域DUTrに形成されるターゲットデバイスDUTの内部ノードであるメタル配線45とコンタクト46を介して接続されている。
導体部42及びメタル配線43、45上には、層間絶縁膜47が形成されている。この層間絶縁膜47上にはパッシベーション膜48が形成されている。
この実施の形態によれば、こスクライブライン領域SLが後のスクライブ工程において切断された後、メタル配線が露出することが無いため、優れた耐湿性が期待できる。また、スクライブ工程で発生する削りカスは、基板とほぼ同組成のポリシリコンまたはポリサイドであるので、その後の組み立て工程においてそのカスが周囲に与える影響を最小限にすることができる。
次に、図19を参照しながら第9の実施の形態が説明される。
図19に示されるように半導体ウェハSU上には、ターゲットデバイスDUT50、DUT51・・・が複数配置されている。
この実施の形態では、上述の第6及び第7の実施の形態と異なり、各ターゲットデバイスDUTに対して2つのテストマネージメントデバイスTMUa、TMUbが、ターゲットデバイスDUTの対向する2辺に近接してそれぞれ配置されている。
すなわち、ターゲットデバイスDUT50に隣接して、テストマネージメントデバイスTMU50a、TMU50bが分割して配置されている。同様に、ターゲットデバイスDUT51に対しては、テストマネージメントデバイスTMU50a、TMU50bが配置されている。ここでは、テストマネージメントデバイスTMUは、ターゲットデバイスDUTの周囲のスクライブラインの外側に配置されている。
上述の実施の形態と同様に、ターゲットデバイスとテストマネージメントデバイスとは接続手段Wにより各々接続され、両者間のデータ及び制御信号等の転送が行われる。すなわち、ターゲットデバイスDUT50とテストマネージメントデバイスTMU50a、TMU50bとの間には、接続手段W50a、50bがそれぞれ形成されている。ターゲットデバイスDUT51とテストマネージメントデバイスTMU51a、TMU51bとの間にも、接続手段W51a、51bがそれぞれ形成されている。
従って、ターゲットデバイスの種類に応じて本実施の形態を適用すれば、ターゲットデバイスとテストマネージメントデバイスとの間の配線長を最短にすることが期待できる。
次に、図20、図21を参照しながら第10の実施の形態が説明される。この第10の実施の形態は、上述の第9の実施の形態をメモリセルアレイを有するメモリ回路に適用した例である。
図20に示されるように、ターゲットデバイスDUTであるメモリ回路は、複数のメモリセルがマトリクス状に配置されたアレイ部ARY51、52、53、54と、メモリ回路の中央部に配置された周辺回路領域PER1とを備え、図中の線分lーl’を軸にして対象に配置されている。この周辺回路領域には、ワイヤボンディング用パッドPADが複数設けられている。
アレイ部ARY51、52、53、54には、テストマネージメントデバイスとデータの転送等を行うインターフェイスDint51、52、53、54が、アレイ部ARY51、52、53、54の周辺部にそれぞれ設けられている。これらのインターフェイスDint51、52、53、54の内、インターフェイスDint51、52は接続手段W50aに接続され、インターフェイスDint53、54は接続手段W50bに接続されている。
ここで図21を用いて、アレイ部ARYの詳細な構成についての説明が示される。以下の説明では、アレイ部ARY52の例が示されるが、他のアレイ部についても同様な構成であるので、以下の説明より他のアレイ部の構成も理解することができる。
アレイ部ARY52は、Xアドレス(X address)に基づいて複数のワードラインの中から所定のワードラインWLを選択するXデコーダ(X−DEC)と、Yアドレス(Y address)に基づいて複数のデータラインI/Oの中から所定のデータラインI/Oを選択するYセレクタ(YーSE)と、センスアンプユニットSAUと、インターフェイスDint52とを備えている。
センスアンプユニットSAUは、複数のワードラインWLと、そのワードラインWLと直交する複数のビットライン対BLpairと、ワードラインWLとビットライン対BLpairとの間に配置される複数のメモリセルンCと、ビットライン対BLpair上のデータを増幅するセンスアンプSAと、増幅されたデータが与えられるデータラインI/Oとから構成される。このデータラインI/Oの一端はインターフェイスDint52に接続され、他端がYセレクタ(YーSE)に接続される。
このアレイ部ARY52の読み出し動作時には、各センスアンプSAから各データラインI/O上に与えられたデータがYセレクタ(YーSE)へ一括転送され、Yアドレスに従って複数のデータラインI/Oの内、所定のデータラインI/Oが選択され、その選択されたデータラインI/O上のデータがグローバルデータラインGDBへ出力される。
一方、データの書き込み動作時には、Yセレクタ(YーSE)により選択されたデータラインI/Oへ書き込みデータが与えられる。
この読み出し動作及び書き込み動作については、現行の開示及び一般的な知識から理解できるので、簡単に説明された。
次に、このアレイ部ARY52のテスト動作についての説明が以下に示される。
まず、テストマネージメントデバイスTMUから与えられたアドレスに対応するXアドレスに基づいて所定のワードラインWLが活性化される。そして、このワードラインWLに接続される全てのメモリセルMCにテストマネージメントデバイスTMUから与えられた書き込みデータが書き込まれる。この書き込みデータはインターフェイスDint52より各データラインI/Oを介して各センスアンプSAに与えられる(ただし、書き込みデータが全ビット”1”または全ビット”0”あるいはビット毎に”1”と”0”の繰り返し等の単純なものであれば、Yセレクタ(YーSE)にその機能を付加する構成も考えられる)。
一方、読み出し動作時には、各センスアンプSAにより増幅されたデータの各々のデータが各データラインI/Oを介してインターフェイスDint52へ転送される。転送されたデータはインターフェイスDint52からテストマネージメントデバイスTMUへ出力される。
従って、テストマネージメントデバイスTMUでは、メモリ回路のカラム(列)毎に動作の良否を判断することができる。
このような実施の形態によれば、回路内の中央部に周辺回路領域を有する一般的なメモリLSIにおいて、テストマネージメントデバイスとメモリLSI内のインターフェイスとの接続が、接続手段を介して最短の配線で可能となる。よって、多数のターゲットデバイスとテストマネージメントデバイスとの接続の為の配線がターゲットデバイス内で引き回されることがない。
さらに、テストマネージメントデバイスが分割されて配置されているので、各マネージメントデバイスを並行して動作させることも可能となり、さらなるテスト時間の短縮が可能となる。
次に、図22乃至図25を用いながら、第11の実施の形態が説明される。ここでは、ウェハ上にターゲットデバイスとテストマネージメントデバイスが形成される工程(前処理工程)からテスト工程を経て、テスト結果に基づいて冗長救済を行う冗長救済工程までの説明が示される。ここでは、一連の工程が説明されているのみで、各工程の詳細な説明は省略される。また、テスト工程については上述及び後述の説明により十分理解される。
まず、図22に示されるように、前処理工程においてターゲットデバイスDUT60,61・・・とテストマネージメントデバイスTMU60,61・・・とが半導体ウェハSU上に形成される。このターゲットデバイスDUT60,61・・・とテストマネージメントデバイスTMU60,61・・・とは、接続手段W60、61・・・によりそれぞれ接続される。
次に、図23に示されるように、テスト工程では、テストマネージメントデバイスTMU60の表面に形成されたプロービング用パッドにテスト手段101のプローブ(テスト用の針)が接触し、クロック信号CLK、テスト開始コマンドTcmd、駆動電圧等がテストマネージメントデバイスTMU60に与えられる。
その後、上述したようなテスト動作が行われ、テスト結果Drがテストマネージメントデバイスからテスト手段101へ出力される。このテスト動作については上述及び後述のあらゆるテスト動作が参考にされる。
テスト手段101は、所定のテストが終了すると、テスト結果Drに応じてターゲットデバイスDUT60に適宜、マーキング(Marking)を行う。ここでは、マーキングは、各デバイスを良品には無印(マーキングなし)、冗長救済可能品(△のマーキング)、救済不能品(vのマーキング)に分類するために実行される。
その後、テスト手段101は、そのプローブをテストマネージメントデバイスTMU61の表面に形成されたプロービング用パッドに接触させ、ターゲットデバイスDUT61のテストを行う。
同様にして、ウェハ上に形成された全てのターゲットデバイスDUTがテストされ、マーキングされる。ここでは、各ターゲットデバイスについて順次、テストが行われる例が示されているが、各ターゲットデバイスにそれぞれプローブを接触させ、同時にテストを実行(パラレル測定)することも可能である。
この後、図24に示すようにウェハSU上のスクライブラインSLに沿って、ウェハSUが切断され、個々のターゲットデバイスを得ることができる。得られたターゲットデバイスは、良品、冗長救済可能品、救済不能品に分類される。
この後、図25に示されるように、良品と判断されたデバイスは以降の組み立て工程に送られ、冗長救済可能品と判断されたデバイスは冗長救済工程を経て後に組み立て工程に送られ、救済不能品と判断されたデバイスは廃棄される。
このように本実施の形態によれば、テストマネージメントデバイスは組み立て工程前に切断されてしまうので、最終製品のサイズの増加を招くことがない。すなわち、サイズの小さい製品の供給が可能となる。
次に、図26を用いながら、第12の実施の形態が説明される。
図26には、複数のセンスアンプユニットSAU1〜SAUnと、アドレス信号に基づいてセンスアンプユニットSAU1〜SAUnの中から所定のカラムを選択し、そのカラムのカラムラインCLkにカラム信号を与えるYデコーダYDECと、センスアンプユニットSAU1〜SAUnとの間でデータの転送を行うリードデータバスRD、RDBと、リードデータバスRD、RDB上のデータを外部に読み出す読み出し回路RCと、リードデータバスRD、RDBにリファレンスレベルのリファレンス信号を与えると共に判定部104の判定回路1041〜104mに期待値となる所定電位を有する期待値信号VRを与えるリファレンス信号発生回路REFGと、カラムラインをプリチャージするプリチャージ回路PCC1〜PCCmと、カラムライン上の電位と期待値信号VRとを比較して、その比較結果を出力する判定部104(判定回路1041〜104mから成る)と、リードデータバスRD、RDBとリファレンス信号発生回路REFGとの間に配置される第1のスイッチ手段SW1と、リードデータバスRD、RDBと読み出し回路RCとの間に配置された第2のスイッチ手段SW2と、各カラムラインCLの一端とYデコーダYDECとの間に配置された第3のスイッチ手段SW31〜SW3mと、各カラムラインCLの他端と各判定回路1041〜104m及び各プリチャージ回路PCC1〜PCCmとの間に配置された第4のスイッチ手段SW41〜SW4mとが示されている。
さらに、各センスアンプユニットは以下のような構成より成る。上述の各センスアンプユニットSAU1〜SAUnは同様の構成であるので、ここでは、センスアンプユニットSAU1を用いて説明が示される。また、センスアンプユニットSAU1内も各カラムに対応し、同様の構成を有するセンスアンプグループSAG1〜SAGmから成るので、センスアンプグループSAGk(1≦k≦m)を用いて説明が示される。
上述の各スイッチ手段SW1〜SW4の構成は、種々考えられるが、一つの例としてN型MOSトランジスタにより構成されるものが考えられる。これらの各スイッチ手段SW1〜SW4はそれぞれ制御信号により制御される。
また、判定回路104の他の構成例が図27に示される。この例では、センスアンプユニットから第4のスイッチ手段SW4を介して入力端子INに与えられるデータと期待値VRとを比較して、その結果が出力端子O,OBから出力される。この構成自体は一般的に知られている比較手段なので、構成及び動作の説明は省略する。
センスアンプグループSAGkは、ワードラインWLkが選択され、ビットライン対BL1k上に現れたメモリセルMC1k内に記憶されたデータを増幅するセンスアンプSA1kと、データをビットライン対BL1kを介してメモリセルMC1kに書き込む書き込み回路WC1kと、データを比較する機能を有する読み出し回路CAM1kとから構成される。この読み出し回路CAM1kの具体的な構成及び動作は後述される。
次に、上述の回路の動作が示される。
まず、データの読み出し動作時には、第2及び第3のスイッチ手段SW2、SW3kがオン状態になり、第1及び第4のスイッチ手段SW1、SW4kがオフ状態になる。そして、YデコーダYDECにより任意のカラムラインCLが選択され、そのカラムラインCLに接続する読み出し回路CAMが活性化され、メモリセル内のデータが増幅された後、リードデータバスRD、RDBを介して読み出し回路RCに転送される。
例えば、カラムラインCLkが選択されると、読み出し回路CAMkが活性化される。そして、ワードラインWL1kが選択されることによりビットラインBL1k上に与えられたメモリセルMC1k内に記憶されたデータが、センスアンプSA1kにより増幅される。その後、その増幅されたデータが読み出し回路CAM1kからリードデータバスRD、RDBへ与えられる。リードデータバスRD、RDBはそのデータを読み出し回路RCに転送し、読み出し回路RCはそのデータに基づいて読み出しデータを外部へ出力する。
次に、テスト動作時には、第2及び第3のスイッチ手段SW2、SW3kがオフ状態になり、第1及び第4のスイッチ手段SW1、SW4kがオン状態になり、リファレンス信号発生回路REFGはリードデータバスRD、RDBにリファレンスレベル(本実施の形態では電源電位Vccレベルあるいは接地電位Vssレベル)のリファレンス信号を与え、リードデータバスRD、RDBはリファレンスレベルとなる。この時、プリチャージ回路PCCkは全てのカラムラインCL1〜CLnを電源電位レベルVccにプリチャージする。
その後、所望のワードラインが選択され、読み出し回路CAM1〜CAMnは活性化され、電源電位レベルVccのCAM制御信号(後述)に応答してビットラインBL上の増幅されたデータとリードデータバスRD、RDB上のリファレンスレベルとを比較し、その比較結果を対応するカラムラインCL1〜CLnに出力する。カラムラインCL1〜CLn上に出力された結果は、判定回路104kにおいて期待値信号VRと比較され、その比較結果が良否の判定結果として出力される。
ここで、読み出し回路CAMでの比較では、ビットラインBL上の増幅されたデータに対応する電位レベルとリードデータバスRD、RDB上のリファレンスレベルとが同じである場合、カラムラインCL上の電位はプリチャージレベルから変化せず、この変化しないカラムラインCLの電位と期待値信号VRの電位とを比較して、判定部104はそのカラムのデータが「良」であるとの判定を行う。判定結果は判定部104の判定回路1041〜104mからそれぞれ出力される。
一方、ビットラインBL上の増幅されたデータとリードデータバスRD、RDB上のリファレンスレベルとが異なる場合、カラムラインCL上の電位はプリチャージレベルよりも低くなる。この変化したカラムラインCLの電位と期待値信号VRの電位とを比較して、判定部104はそのカラムのデータが「不良」であるとの判定を行う。判定結果は判定部104の判定回路1041〜104mからそれぞれ出力される。このような動作を繰り返すことにより、各カラムに対するテストが実行される。
以上のような第12の実施の形態によれば、カラム毎にデータの良非の判定を行うことができるので、不良データの発生した部位を特定することができる。
さらに、第1乃至第4のスイッチ手段を設けたことにより、従来は単なるカラムの選択にしか用いられてなかったカラムラインが、テスト動作時には、データが読み出されるラインとして利用できるので、すなわち、通常動作時に用いられるカラムラインとデータが読み出されるラインとを共有することができるので、従来、不良データの発生した部位の特定に必要であると考えられていた非常に複雑で大規模な構成と同等の機能を有する構成が非常に簡単で小規模の構成で実現される。
また、本実施の形態のような構成により特定された不良部位は、以降の冗長救済工程において予備のメモリセルと効率的に置き換えられる。すなわち、冗長救済工程において不良部位のみを予備のメモリセルに置き換えることができるので、予備のメモリセルの無駄な浪費が無くなると共に、置き換えに要する時間も大幅に短くできる。
冗長救済工程には通常、多大な時間が必要の為、この実施の形態のような構成による時間の短縮は、コストの低減、製品供給までの期間の短縮等に繋がるので、半導体分野において非常に大きな効果が期待できる。また、テスト手段は不良の部位を示すアドレスデータのみを記憶できるような簡単な構成により実現可能なので、安価にテスト手段を入手することができる。
次に、図28を用いながら、第13の実施の形態が説明される。ここでは、上述の読み出し回路CAMの具体的な構成及びテスト動作時にカラムライン上の電位が如何に変化するのかにつての具体的な説明が中心に示される。
この読み出し回路CAMは、カラムラインCLにドレイン電極が接続され、ソース電極にCAM制御信号φMEBが与えられ、ゲート電極がノードN21に接続されたNMOS21と、ドレイン電極がノードN22に接続され、ソース電極がノードN21に接続され、ビットライン対の内の一方のビットラインBLにゲート電極が接続されたNMOS22と、ドレイン電極がノードN23に接続され、ソース電極がノードN21に接続され、ビットライン対の内の他方のビットラインBLBにゲート電極が接続されたNMOS23と、ドレイン電極がリードデータバスRDに接続され、ソース電極がノード22に接続され、ゲート電極がカラムラインCLに接続されたNMOS24と、ドレイン電極がリードデータバスRDBに接続され、ソース電極がノード23に接続され、ゲート電極がカラムラインCLに接続されたNMOS25と、ドレイン電極がノードN21に接続され、ソース電極が接地電位GNDに接続され、ゲート電極に読み出し制御信号φREが与えられるNMOS26と、ノードN21を電源電位Vccレベルに初期化するプリチャージ回路I21とを備えている。
この読み出し回路CAMでは、上述の第12の実施の形態において説明したテスト動作モードになると、CAM制御信号φMEBのレベルが接地電位Vssレベル(ローレベル)から電源電位Vccレベル(ハイレベル)より所定電位だけ低いMEB電位レベルになり、読み出し制御信号φREのレベルが接地電位Vssレベル(ローレベル)になる。よって、NMOS26がオフし、NMOS21がオン(プリチャージ回路I21によりノードN21が電源電位Vccレベルにプリチャージされているので)される。カラムラインCLは、プリチャージ回路PCCにより電源電位Vccレベルにプリチャージされている。
その後、前述の他の実施の形態において説明した通り、メモリセル内に記憶されていたデータに対応する電位がセンスアンプにより増幅されてビットライン対上に現れる。
この後、例えば、ビットラインBL上の電位レベルが電源電位Vccレベルになり、ビットラインBLB上の電位レベルが接地電位Vssレベルになると予想されるテストが実行される場合、リファレンス信号発生回路REFGはリードデータバスRDに接地電位Vssレベルのリファレンス信号を与え、リードデータバスRDBには電源電位Vccレベルのリファレンス信号を与える。
この場合、NMOS22、24が共にオンするので、ノードN21の電位レベルが電源電位Vccレベルから接地電位Vssレベルに下がる。この時、NMOS21はオフするので、カラムラインCLの電位レベルはプリチャージされた電源電位Vccレベルを保っている。このカラムラインCLの電位レベルは第4のスイッチ手段SW4を介して判定回路104に与えられる。判定回路104はこのカラムラインCL上の電位レベル(電源電位Vccレベル)と期待値信号VRの電位レベルとを比較し、「ビットライン上に与えられたデータは正常である。」ことを示す判定結果「良」を出力する。
一方、同様のテストが実行される場合であっても、ビットラインBL上の電位レベルが接地電位Vssレベルになり、ビットラインBLB上の電位レベルが電源電位Vccレベルになる場合には、この読み出し回路CAMは以下のように動作する。
すなわち、NMOS22はオフし、ノードN21の電位レベルが初期状態の電源電位VccレベルでありノードN23の電位レベルが電源電位Vccレベルなので、NMOS23、25は共にオンしない。ノードN21は初期状態の電源電位Vccレベルを保っているので、NMOS21はオンし、その結果、カラムラインCLの電位レベルはプリチャージされた電源電位VccレベルからMEB電位レベル(電源電位Vccレベルより所定電位だけ低いレベル)に下がる。
このカラムラインCLの電位レベルは第4のスイッチ手段SW4を介して判定回路104に与えられる。判定回路104はこのカラムラインCL上の電位レベル(MEB電位レベル)と期待値信号VRの電位レベルとを比較し、「ビットライン上に与えられたデータは誤りである。」ことを示す判定結果「不良」を出力する。
また、例えば、ビットラインBL上の電位レベルが接地電位Vssレベルになり、ビットラインBLB上の電位レベルが電源電位Vccレベルになると予想されるテストが実行される場合、リファレンス信号発生回路REFGはリードデータバスRDに電源電位Vccレベルのリファレンス信号を与え、リードデータバスRDBには接地電位Vssレベルのリファレンス信号を与える。
この場合、NMOS23、25が共にオンするので、ノードN21の電位レベルが電源電位Vccレベルから接地電位Vssレベルに下がる。この時、NMOS21はオフするので、カラムラインCLの電位レベルはプリチャージされた電源電位Vccレベルを保っている。このカラムラインCLの電位レベルは第4のスイッチ手段SW4を介して判定回路104に与えられる。判定回路104はこのカラムラインCL上の電位レベル(電源電位Vccレベル)と期待値信号VRの電位レベルとを比較し、「ビットライン上に与えられたデータは正常である。」ことを示す判定結果「良」を出力する。
一方、同様のテストが実行される場合であっても、ビットラインBL上の電位レベルが電源電位Vccレベルになり、ビットラインBLB上の電位レベルが接地電位Vssレベルになる場合には、この読み出し回路CAMは以下のように動作する。
すなわち、NMOS23はオフし、ノードN21の電位レベルが初期状態の電源電位VccレベルでありノードN22の電位レベルが電源電位Vccレベルなので、NMOS22、24は共にオンしない。ノードN21は初期状態の電源電位Vccレベルを保っているので、NMOS21はオンし、その結果、カラムラインCLの電位レベルはプリチャージされた電源電位VccレベルからMEB電位レベル(電源電位Vccレベルより所定電位だけ低いレベル)に下がる。
このカラムラインCLの電位レベルは第4のスイッチ手段SW4を介して判定回路104に与えられる。判定回路104はこのカラムラインCL上の電位レベル(MEB電位レベル)と期待値信号VRの電位レベルとを比較し、「ビットライン上に与えられたデータは誤りである。」ことを示す判定結果「不良」を出力する。
読み出し動作に入る場合には、リードデータバスRD、RDBが図示しないプリチャージ手段により電源電位Vccレベルにプリチャージされ、読み出し制御信号φREが接地電位Vssから電源電位Vccに遷移した後(NMOS26がオンするのでノードN21は接地電位Vssレベルになる)、選択されたカラムのカラムラインCLが電源電位Vccレベルになり(NMOS24、25はオンする)、データがリードデータバスRD、RDBに読み出される。
すなわち、ビットライン対の内、ハイレベルのデータ(データ”1”)が与えられたビットラインBL(もしくはビットラインBLB)に接続するNMOS22(もしくはNMOS23)がオンするので、リードデータバスRD(もしくはリードデータバスRDB)の電位レベルが変化する。一方、リードデータバスRDB(もしくはリードデータバスRD)の電位レベルは変化しない。このリードデータバスRD、RDBの電位レベルの差がデータの読み出しになる。
本実施の形態によれば、1段のトランジスタによりカラムラインのレベルを変化差せることが可能となるため、より高速な動作が可能となる。また、変化させるカラムラインの電位レベルを接地電位レベルから電源電位レベル未満の間の任意のレベルに設定することにより、小振幅で情報を転送することが可能となり、結果的に高速動作が可能となる。
次に、図29を用いながら、第14の実施の形態が説明される。ここでは、上述の読み出し回路CAMの他の構成例が示される。以下の説明では、具体的な構成及びテスト動作時にカラムライン上の電位が如何に変化するのかにつての具体的な説明が中心に示される。
この読み出し回路CAM’は、カラムラインCLにドレイン電極が接続され、ソース電極がノードN31に接続され、ゲート電極にCAM制御信号φMEが与えられたNMOS31と、ドレイン電極がノードN32に接続され、ソース電極がノードN31に接続され、ビットライン対の内の一方のビットラインBLにゲート電極が接続されたNMOS32と、ドレイン電極がノードN33に接続され、ソース電極がノードN31に接続され、ビットライン対の内の他方のビットラインBLBにゲート電極が接続されたNMOS33と、ドレイン電極がリードデータバスRDに接続され、ソース電極がノード32に接続され、ゲート電極がカラムラインCLに接続されたNMOS34と、ドレイン電極がリードデータバスRDBに接続され、ソース電極がノード33に接続され、ゲート電極がカラムラインCLに接続されたNMOS35と、ドレイン電極がノードN31に接続され、ソース電極が接地電位GNDに接続され、ゲート電極に読み出し制御信号φREが与えられるNMOS36とを備えている。
この読み出し回路CAM’では、上述の第12の実施の形態において説明したテスト動作モードになると、読み出し制御信号φREのレベルが接地電位Vssレベルになり、CAM制御信号φMEのレベルが接地電位Vssレベルから電源電位Vccレベルよりも所定電位だけ高いブースト電位VBOOSTレベルになる。カラムラインCLは、プリチャージ回路PCCにより電源電位Vccレベルにプリチャージされている。従って、ノードN31の電位レベルは電源電位Vccレベルになる。
その後、前述の他の実施の形態において説明した通り、メモリセル内に記憶されていたデータに対応する電位がセンスアンプにより増幅されてビットライン対上に現れる。
この後、例えば、ビットラインBL上の電位レベルが電源電位Vccレベルになり、ビットラインBLB上の電位レベルが接地電位Vssレベルになると予想されるテストが実行される場合、リファレンス信号発生回路REFGはリードデータバスRDに電源電位Vccレベルのリファレンス信号を与え、リードデータバスRDBには接地電位Vssレベルのリファレンス信号を与える。
この場合、リードデータバスRDの電位レベルが電源電位Vccレベルであり、ノードN31の電位レベルが電源電位Vccレベルであり、ビットラインBL上の電位レベルが電源電位Vccレベルであり、ビットラインBLB上の電位レベルが接地電位Vssレベルであるので、NMOS32、34はオンせず、NMOS33はオフする。従って、ノードN31の電位レベルは電源電位Vccレベルが保たれ、カラムラインCLの電位レベルもプリチャージされた電源電位Vccレベルを保っている。
このカラムラインCLの電位レベルは第4のスイッチ手段SW4を介して判定回路104に与えられる。判定回路104はこのカラムラインCL上の電位レベル(電源電位Vccレベル)と期待値信号VRの電位レベルとを比較し、「ビットライン上に与えられたデータは正常である。」ことを示す判定結果「良」を出力する。
一方、同様のテストが実行される場合であっても、ビットラインBL上の電位レベルが接地電位Vssレベルになり、ビットラインBLB上の電位レベルが電源電位Vccレベルになる場合には、この読み出し回路CAM’は以下のように動作する。
リードデータバスRDBの電位レベルが接地電位Vssレベルであり、ノードN31の電位レベルが電源電位Vccレベルであり、ビットラインBL上の電位レベルが接地電位Vssレベルであり、ビットラインBLB上の電位レベルが電源電位Vccレベルであるので、NMOS33、35はオンする。その結果、カラムラインCLの電位レベルがNMOS31、NMOS33、NMOS35を介して電源電位Vccレベルから接地電位Vssレベル方向にディスチャージされ始める。そして、NMOS35のゲート電極に接続されるカラムラインCLの電位レベルがNMOS35の閾値Vtレベルになると、NMOS35はオフする。従って、カラムラインCLの電位レベルはNMOS35の閾値Vtレベルになる。
このカラムラインCLの電位レベルは第4のスイッチ手段SW4を介して判定回路104に与えられる。判定回路104はこのカラムラインCL上の電位レベル(閾値Vtレベル)と期待値信号VRの電位レベルとを比較し、「ビットライン上に与えられたデータは誤りである。」ことを示す判定結果「不良」を出力する。
また、例えば、ビットラインBL上の電位レベルが接地電位Vssレベルになり、ビットラインBLB上の電位レベルが電源電位Vccレベルになると予想されるテストが実行される場合、リファレンス信号発生回路REFGはリードデータバスRDに接地電位Vssレベルのリファレンス信号を与え、リードデータバスRDBには電源電位Vccレベルのリファレンス信号を与える。
この場合、リードデータバスRDの電位レベルが接地電位Vssレベルであり、ノードN31の電位レベルが電源電位Vccレベルであり、ビットラインBL上の電位レベルが接地電位Vssレベルであり、ビットラインBLB上の電位レベルが電源電位Vccレベルであるので、NMOS33、35はオンせず、NMOS32はオフする。従って、ノードN31の電位レベルは電源電位Vccレベルが保たれ、カラムラインCLの電位レベルもプリチャージされた電源電位Vccレベルを保っている。
このカラムラインCLの電位レベルは第4のスイッチ手段SW4を介して判定回路104に与えられる。判定回路104はこのカラムラインCL上の電位レベル(電源電位Vccレベル)と期待値信号VRの電位レベルとを比較し、「ビットライン上に与えられたデータは正常である。」ことを示す判定結果「良」を出力する。
一方、同様のテストが実行される場合であっても、ビットラインBL上の電位レベルが電源電位Vccレベルになり、ビットラインBLB上の電位レベルが接地電位Vssレベルになる場合には、この読み出し回路CAM’は以下のように動作する。
リードデータバスRDBの電位レベルが電源電位Vccレベルであり、ノードN31の電位レベルが電源電位Vccレベルであり、ビットラインBL上の電位レベルが電源電位Vccレベルであり、ビットラインBLB上の電位レベルが接地電位Vssレベルであるので、NMOS32、34はオンする。その結果、カラムラインCLの電位レベルがNMOS31、NMOS32、NMOS34を介して電源電位Vccレベルから接地電位Vssレベル方向にディスチャージされ始める。そして、NMOS34のゲート電極に接続されるカラムラインCLの電位レベルがNMOS34の閾値Vtレベルになると、NMOS34はオフする。従って、カラムラインCLの電位レベルはNMOS34の閾値Vtレベルになる。
このカラムラインCLの電位レベルは第4のスイッチ手段SW4を介して判定回路104に与えられる。判定回路104はこのカラムラインCL上の電位レベル(閾値Vtレベル)と期待値信号VRの電位レベルとを比較し、「ビットライン上に与えられたデータは誤りである。」ことを示す判定結果「不良」を出力する。
読み出し動作に入る場合には、CAM制御信号φMEが接地電位Vssレベルになり、リードデータバスRD、RDBが図示しないプリチャージ手段により電源電位Vccレベルにプリチャージされ、読み出し制御信号φREが接地電位Vssから電源電位Vccに遷移した後(NMOS26がオンするのでノードN31は接地電位Vssレベルになる)、選択されたカラムのカラムラインCLが電源電位Vccレベルになり(NMOS34、35はオンする)、データがリードデータバスRD、RDBに読み出される。
すなわち、ビットライン対の内、ハイレベルのデータ(データ”1”)が与えられたビットラインBL(もしくはビットラインBLB)に接続するNMOS32(もしくはNMOS33)がオンするので、リードデータバスRD(もしくはリードデータバスRDB)の電位レベルが変化する。一方、リードデータバスRDB(もしくはリードデータバスRD)の電位レベルは変化しない。このリードデータバスRD、RDBの電位レベルの差がデータの読み出しになる。
本実施の形態によれば、上述の第13の実施の形態の読み出し回路に比べ、さらに少ない素子数で読み出し回路が実現できる。また、カラムラインの電位レベルは電源電位レベルから閾値Vtレベルまでしかディスチャージされない為、消費電力の低減が期待できる。
次に、図30を用いながら、第15の実施の形態が説明される。この実施の形態における構成及び動作は基本的に上述の第12の実施の形態の説明が参酌される。
この実施の形態では、上述の第12の実施の形態における読み出し回路CAM1k及び読み出し回路CAM1k−1がカラムラインCLkに共通に接続されている。
このような構成によれば、2つのセンスアンプグループSAGk、SAGk−1の内、どちらか一方、あるいは両方共に不良部位が存在する場合、上述の第12の実施の形態と同様にカラムライン上に電位の変化が生じる。従って、2つの2つのセンスアンプグループSAGk、SAGk−1の正常または誤りの情報が1つのカラムライン上に圧縮できる。すなわち、転送される情報が少なくなるので、テストの高速化がより図られる。
本発明は、例証的な実施形態を用いて説明されたが、この説明は限定的な意味に受け取られてはならない。この例証的実施態様の様々な変更、並びに本発明のその他の実施態様が当業者にはこの説明を参考にすることによって明らかになるであろう。従って、特許請求の範囲はそれらのすべての変更または実施態様を本発明の真の範囲に含むものとしてカバーするであろうと考えられている。
このように、本発明の構成によれば、メモリセルの不良部位が特定されるので、このテストが行われた後の工程である冗長救済工程において予備のメモリセルと効率的に置き換えられる。すなわち、冗長救済工程において不良のメモリセルのみを予備のメモリセルに置き換えることができるので、予備のメモリセルの無駄な浪費が無くなると共に、置き換えに要する時間も大幅に短くできる。
冗長救済工程には通常、多大な時間が必要の為、このような構成による時間の短縮は、コストの低減、製品供給までの期間の短縮等に繋がるので、半導体分野において非常に大きな効果が期待できる。また、テスト手段は不良の部位を示すアドレスデータのみを記憶できるような簡単な構成により実現可能なので、安価にテスト手段を入手することができる。
また、本発明の他の構成によれば、不良の発生したメモリセルのアドレスのみが特定されて、連続的にテスト手段へ出力されるので、以降の冗長救済工程におけるテスト時間が大幅に短縮される。また、テスト手段は不良の部位を示すアドレスデータのみを記憶できるような簡単な構成により実現可能なので、安価にテスト手段を入手することができる。
また、本発明の他の構成本によれば、ハンドシェイク制御回路が次段のハンドシェイク制御回路の状態を検知して動作することができるので、m発のクロック信号を待つことなく、クロック信号に独立してアドレスデータを転送することができる。従って、より高速な動作が可能となる。
また、本発明の他の構成によれば、ハンドシェイク制御回路が次段のハンドシェイク制御回路の状態を検知してデータを転送する為、データ”1”を示す判定結果(すなわち、不良を示す判定結果)が少ない場合、高速にデータを収集することができる。
また、本発明の他の構成によれば、ハンドシェイク制御回路における初期状態から動作時に移行する時のレベルの衝突がなく、さらに、トランスファーゲートがデータ伝送経路にない為、高速で安定した動作が期待できる。
また、本発明の他の構成によれば、ハンドシェイク制御回路においてハイレベルまたはローレベルの一方のレベルを利用する場合、ハンドシェイク制御回路の素子数を減らすことが可能となり、かつ、トランスファーゲートがデータ伝送経路にない為、高速で安定した動作が期待できる。さらに、初期状態において主要な伝送経路上の全てのノードのレベルが確定しているので、より安定な動作が期待できる。
また、本発明の他の構成によれば、ターゲットデバイスをテストする際に用いられるテストマネージメントデバイスがターゲットデバイスを取り囲むスクライブラインの外側に配置されたので、ターゲットデバイスの回路サイズの制約を受けずに高機能なテストマネージメントデバイスの設計が可能となる。このようにテストマネージメントデバイスの設計の自由度が増すことにより高機能なものも実現できるようになるので、回路サイズの制約が非常に厳しいデバイスに対してもテスト時間の短縮が図れることになる。さらに、テストマネージメントデバイスのレイアウト設計がターゲットデバイスの設計と独立して行えるので、汎用性の高い設計が可能となり、インターフェイス部のみ変更することにより種々のデバイスに適用することが可能となる。
また、本発明の他の構成によれば、スクライブライン領域SLが後のスクライブ工程において切断された後、メタル配線が露出することが無いため、優れた耐湿性が期待できる。また、スクライブ工程で発生する削りカスは、基板とほぼ同組成のポリシリコンまたはポリサイドであるので、その後の組み立て工程においてそのカスが周囲に与える影響を最小限にすることができる。
また、本発明の他の構成によれば、回路内の中央部に周辺回路領域を有する一般的なメモリLSIにおいて、テストマネージメントデバイスとメモリLSI内のインターフェイスとの接続が、接続手段を介して最短の配線で可能となる。よって、多数のターゲットデバイスとテストマネージメントデバイスとの接続の為の配線がターゲットデバイス内で引き回されることがない。さらに、テストマネージメントデバイスが分割されて配置されているので、各マネージメントデバイスを並行して動作させることも可能となり、さらなるテスト時間の短縮が可能となる。
また、本発明の他の構成によれば、第1乃至第4のスイッチ手段を設けたことにより、従来は単なるカラムの選択にしか用いられてなかったカラムラインが、テスト動作時には、データが読み出されるラインとして利用できるので、すなわち、通常動作時に用いられるカラムラインとデータが読み出されるラインとを共有することができるので、従来、不良データの発生した部位の特定に必要であると考えられていた非常に複雑で大規模な構成と同等の機能を有する構成が非常に簡単で小規模の構成で実現される。
また、本発明の他の構成によれば、1段のトランジスタによりカラムラインのレベルを変化差せることが可能となるため、より高速な動作が可能となる。また、変化させるカラムラインの電位レベルを接地電位レベルから電源電位レベル未満の間の任意のレベルに設定することにより、小振幅で情報を転送することが可能となり、結果的に高速動作が可能となる。
また、本発明の他の構成によれば、少ない素子数で読み出し回路が実現できる。また、カラムラインの電位レベルは電源電位レベルから閾値Vtレベルまでしかディスチャージされない為、消費電力の低減が期待できる。
第1の実施の形態を示す回路ブロック図である。 第2の実施の形態を示す部分回路ブロック図である。 第3の実施の形態を示す部分回路ブロック図である。 第3の実施の形態を詳細に示す部分回路ブロック図である。 第4の実施の形態を示す部分回路ブロック図である。 第4の実施の形態の部分構成を詳細に示す回路ブロック図である。 第5の実施の形態を示す回路ブロック図である。 第5の実施の形態におけるCエレメント回路を示す回路図である。 第5の実施の形態の他の例を示す回路ブロック図である。 第5の実施の形態の他の例におけるCエレメント回路の回路図である。 第5の実施の形態の他の例を示す回路ブロック図である。 第5の実施の形態の他の例におけるCエレメント回路の回路図である。 第6の実施の形態を示す部分レイアウト図である。 第6の実施の形態を示す部分回路ブロック図である。 第6の実施の形態を詳細に示す回路ブロック図である。 第6の実施の形態における動作を示す部分タイミングチャートである。 第7の実施の形態を示す部分レイアウト図である。 第8の実施の形態を示す部分断面図である。 第9の実施の形態を示す部分回路レイアウト図である。 第10の実施の形態を示す部分回路レイアウト図である。 第10の実施の形態を詳細に示す回路ブロック図である。 第11の実施の形態を示す部分レイアウト図(前処理工程)である。 第11の実施の形態を示す部分レイアウト図(ウェハテスト工程)である。 第11の実施の形態を示す部分レイアウト図(スクライブ工程)である。 第11の実施の形態を示す工程図(分類処理工程)である。 第12の実施の形態を示す部分回路ブロック図である。 第12の実施の形態における判定回路を示す回路図である。 第13の実施の形態を示す部分回路ブロック図である。 第14の実施の形態を示す部分回路ブロック図である。 第15の実施の形態を示す部分回路ブロック図である。
符号の説明
101 テスト手段
102 テストパターンジェネレータ
103 半導体記憶回路
104 判定部
105 変換部
HS ハンドシェイク回路
DUT ターゲットデバイス
TMU テストマネージメントデバイス
REFG リファレンス信号発生回路
CAM 読み出し回路
WC 書き込み回路
CL カラムライン
BL ビットライン
WL ワードライン
MC メモリセル
SA センスアンプ
SW スイッチ手段
PPC プリチャージ回路
SAU センスアンプユニット
SAG センスアンプグループ

Claims (2)

  1. 各々データが格納され、行及び列方向にマトリクス状に配置された複数のメモリセルと、それらのメモリセルにそれぞれ接続された複数のビット線と、行方向に配置された複数のワード線、列方向に配置された複数のカラム線と、前記複数のワード線と前記複数のカラム線とにより前記複数のメモリセルの中から所望のメモリセルを選択し、この選択されたメモリセルに格納されたデータが与えられるリードバスとを備えた半導体記憶回路の読み出し回路において、前記半導体記憶回路をテストするテストモードになると、前記選択されたメモリセルのデータが与えられる前記ビット線の電位と第1の電位に設定された前
    記リードバスとの電位とを比較して、その比較結果に基づいて所定電位に設定されている前記カラム線の電位を変化させる比較回路を有し、
    前記比較回路は、前記カラム線にドレイン電極が接続され、ソース電極に前記第1の電位より所定電位だけ低い電位を有する第1の制御信号が与えられ、ゲート電極が第1のノードに接続された第1のNチャンネル型MOSトランジスタと、ドレイン電極が第2のノードに接続され、ソース電極が前記第1のノードに接続され、前記ビット線にゲート電極が接続された第2のNチャンネル型MOSトランジスタと、ドレイン電極が前記リードバスに接続され、ソース電極が前記第2のノードに接続され、ゲート電極が前記カラム線に接続された第3のNチャンネル型MOSトランジスタと、ドレイン電極が前記第1のノー
    ドに接続され、ソース電極が接地電位に接続され、ゲート電極に第2の制御信号が与えられる第5のNチャンネル型MOSトランジスタとから構成されていることを特徴とする半導体記憶回路の読み出し回路。
  2. 各々データが格納され、行及び列方向にマトリクス状に配置された複数のメモリセルと、それらのメモリセルにそれぞれ接続された複数のビット線と、行方向に配置された複数のワード線、列方向に配置された複数のカラム線と、前記複数のワード線と前記複数のカラム線とにより前記複数のメモリセルの中から所望のメモリセルを選択し、この選択されたメモリセルに格納されたデータが与えられるリードバスとを備えた半導体記憶回路の読み出し回路において、前記半導体記憶回路をテストするテストモードになると、前記選択されたメモリセルのデータが与えられる前記ビット線の電位と第1の電位に設定された前
    記リードバスとの電位とを比較して、その比較結果に基づいて所定電位に設定されている前記カラム線の電位を変化させる比較回路を有し、
    前記比較回路は、前記カラム線にドレイン電極が接続され、ソース電極が第1のノードに接続され、ゲート電極に前記第1の電位より高い電位を有する第1の制御信号が与えられる第1のNチャンネル型MOSトランジスタと、ドレイン電極が第2のノードに接続され、ソース電極が前記第1のノードに接続され、前記ビット線にゲート電極が接続された第2のNチャンネル型MOSトランジスタと、ドレイン電極が前記リードバスに接続され、ソース電極が前記第2のノードに接続され、ゲート電極が前記カラム線に接続された第3のNチャンネル型MOSトランジスタと、ドレイン電極が前記第1のノードに接続され、ソース電極が接地電位に接続され、ゲート電極に第2の制御信号が与えられる第4のNチャンネル型MOSトランジスタとから構成されている構成されていることを特徴とする半導体記憶回路の読み出し回路。
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