JP3970659B2 - 被溶接材の処理方法及び被溶接材の溶接方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、磁気ヘッドなどのように導電性のケースが設けられている電子機器部品と導電性の基台とを電気抵抗溶接する際に必要な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10において、符号11はVTR装置に搭載される音声の記録再生および磁気ヘッドの走行コントロール用の磁気ヘッドである。この磁気ヘッド11は基台21に固定され、この基台21に形成された図示略の取付穴によりVTR装置のユニットベースに固定される。最近では、上記磁気ヘッド11と基台21との固定を、電気抵抗溶接により行うのが一般的である。
【0003】
従来の電気抵抗溶接の工程では、基台21の表面で且つ磁気ヘッド11のシールドケース13の底面13aに対向する部分にプロジェクションと称される小突起21aを予め複数(図9では4つ)形成する。この小突起21aはプレス工程にて隆起成形され、その表面形状はほぼ半円錐状である。また、4ヶ所の小突起21aの配列中心位置に円形の孔22を設けておく。
【0004】
次に図11及び図12に示すように、シールドケース13の底面13aに隣接する折曲部13cを、小突起21aに点接触状態で突き当てる。次に基台21の下側から孔22を通じて、溶接用の主電極31を底面13aに接触させる。同時に、2本の補助電極32、32を、基台21の下面21b、すなわち磁気ヘッド11の取付面の反対側の面の任意の箇所、好ましくは2つの小突起21aの間に対応する位置に突き当てる。
【0005】
そして主電極31と補助電極32間に電流を流すと、図12に示すように、この電流(図中一点鎖線)はシールドケース13の底面13aから折曲部13cを経て、小突起21a及び基台21を通過して補助電極32に至る。このとき、小突起21aと折曲部13cとの突き当て部境界に電流が集中してこの部分が電気抵抗発熱し、この熱により両部材が溶解されて互いに固着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の磁気ヘッドでは、図12に示すように、基台21の材質として、鋼板21dの両面に亜鉛メッキ層21cを形成した亜鉛メッキ鋼販を用いるのが一般的である。この場合、補助電極32、32は基台21の亜鉛メッキ層21cに接触する状態となる。この亜鉛メッキ層21cは比較的電気抵抗が高く、メッキ層の厚さによっては、補助電極32と基台21の間の接触抵抗が、小突起21aと折曲部13cとの間より高くなる場合がある。このため、電気溶接時に補助電極32と基台21との間でスパークが生じ、磁気ヘッド11と基台21との溶接が十分に行えないという課題があった。
【0007】
このため、基台21の亜鉛メッキ層21cをレーザー照射によって部分的に取り除いたり、亜鉛メッキ層21c自体の材質を変更することによって、補助電極32と基台21との接触抵抗を低減させる試みがなされている。
しかし、レーザー照射は工程が増えるために生産コストの面で問題があり、またメッキの材質変更による接触抵抗の改善にも限界があった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、メッキ層を有する被溶接材と溶接用の電極との接触抵抗を低減すべく、被溶接材のメッキ層を容易に除去することが可能な方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、溶接強度を向上させることが可能な被溶接材及び被溶接材の溶接方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の被溶接材の処理方法は、一面側にメッキ層が形成されるとともに潤滑用として潤滑剤が予め散布されてなる板状の被溶接材に対し、前記一面上にポンチを押し込んで凹部を形成することにより、該凹部内にある前記メッキ層を剥離する剥離工程と、前記被溶接材の他面側から前記凹部に対応する位置に別のポンチを押し込んで別の凹部を形成することにより、前記凹部を押し戻して塞ぐ押戻し工程とを具備してなることを特徴とする。
また、本発明の被溶接材の処理方法においては、前記押し戻し工程後に、前記一面を平坦にする平坦化工程が備えられていることが好ましい。
【0010】
係る被溶接材の処理方法によれば、ポンチにより凹部を形成することにより該凹部内のメッキ層を剥離するので、従来のレーザー照射等の方法に比べて簡単にメッキ層を除去できる。また、押戻し工程において凹部を押し戻し、更に平坦化工程で一面側を平坦にすることで、メッキ層が剥離した部分を最終的に平坦化できる。
【0011】
また、本発明の被溶接材の処理方法は、先に記載の被溶接材の処理方法であり、前記押戻し工程において、逃げ穴が設けられてなる押戻し型を前記被溶接材の一面側に当接させるとともに前記逃げ穴を前記凹部に重ね合わせた状態で、前記別のポンチを押し込むことにより前記被溶接材の一部を前記逃げ穴内に押し出すことを特徴とする。
係る被溶接材の処理方法によれば、被溶接材の一部を逃げ穴内に押し出すことにより、被溶接材が歪むおそれがない。
【0012】
また、本発明の被溶接材の処理方法は、先に記載の被溶接材の処理方法であり、前記平坦化工程において、前記押戻し工程により前記逃げ穴内に押し出された前記被溶接材の一部を平坦にすることを特徴とする。
係る被溶接材の処理方法によれば、メッキ層が剥離した部分を最終的に平坦化できる。
【0013】
また、本発明では、一面側にメッキ層が形成されてなり、前記メッキ層の一部が剥離されてなる剥離部が設けられるとともに、該剥離部の他面側に凹部が設けられてなる板状の被溶接材が好適に用いられる。
係る被溶接材によれば、メッキ層の一部に剥離部が設けられているので、この剥離部に溶接用の電極を突き当てた場合に、被溶接材と電極との接触抵抗を低減することができ、これにより溶接強度を向上できる。即ち、上記の被溶接材においては、前記剥離部が溶接用電極の突当部であることが好ましい。
【0014】
次に、本発明の被溶接材の溶接方法は、2つの被溶接材を電気抵抗溶接により溶接する方法であり、前記被溶接材のうちの一方が、先の何れかに記載の処理方法によって得られた、一面側にメッキ層が形成されてなるとともに前記メッキ層の一部が剥離されてなる剥離部を有する板状の被溶接材であり、各被溶接材を相互に接触させ、前記一方の被溶接材の前記剥離部に溶接用電極を突き当てるとともに、他方の被溶接材に別の溶接用電極を突き当てた状態で、各電極の間で通電を行うことにより、各被溶接材を相互に溶接することを特徴とする。
係る溶接方法によれば、一方の被溶接材の剥離部に溶接用電極を突き当てて溶接を行うので、メッキ層の比抵抗が比較的高い場合でも、2つの被溶接材の溶接強度を高くすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1及び図2には、図9に示したのと同様の磁気ヘッド1を示す。図1及び図2において、符号1はVTR装置に搭載される音声の記録再生および磁気ヘッドの走行コントロール用の磁気ヘッドである。この磁気ヘッド1は基台(被溶接材)2に固定され、この基台2に形成された図示略の取付穴によりVTR装置のユニットベースに固定される。
【0016】
磁気ヘッド1は、コアとこれに巻かれたコイルとがシールドケース3内にて樹脂で固定されているものである。磁気ヘッド1の前面は曲面形状のテープ摺接面1aであり、このテープ摺接面1aにはコア1bの一部およびコアに形成されたギャップ部が現れている。磁気ヘッド1のシールドケース3は導電性の板材により形成されたもので、底面3aと側面3bとの境界部が曲面状の折曲部3cとなっている。
【0017】
また、基台(被溶接材)2は、一面2a側及び他面2b側にメッキ層が形成されてなる板状金属板であり、シールドケース3の板厚よりも厚い寸法のものとなっている。例えば、この基台2として、鋼板の両面に亜鉛メッキ層が形成された亜鉛メッキ鋼販を例示できる。
この基台2の他面2b側には、前記シールドケース3の折曲部3cが当接する小突起4が4ヶ所突出形成されている。この小突起4は、その形状が例えば半円錐形状とされており、シールドケース3の曲面状の折曲部3cと点接触するように構成されている。
そして、各小突起4と折曲部3cとの接触部分が溶接されることにより、磁気ヘッド1が基台2に固定されている。
【0018】
また、図2に示すように、基台2の一面2a側には、メッキ層が剥離除去されてなる剥離部2cが2箇所形成されている。この剥離部2cからは下地である鋼板の表面が露出している。各剥離部2cは、2つの小突起4の間に位置するように形成されている。また、図1に示すように、剥離部2cの反対側、即ち他面2bの剥離部2cに対応する位置に凹部2dが形成されている。更に、基台2の小突起4…が囲む領域内、具体的には小突起4…の配列中心位置に貫通孔5が形成されている。
【0019】
次に、基台2(被溶接材)の処理方法(製造方法)並びに基台2と磁気ヘッド1の溶接方法について説明する。
まず、基台2の処理方法は、メッキ層を剥離する剥離工程と、押戻し工程と、平坦化工程とからなる。
図3には、処理前の基台2の断面図を示す。図3に示すように、この基台2は、鋼板等の板状の金属板2eの両面2a、2bに、亜鉛メッキ等のメッキ層2f、2fが形成されている。
【0020】
次に剥離工程として、図4に示すように、基台2の一面2a上にポンチP1を押し込んで凹部A1を形成する。ポンチP1は先端形状が略円錐状のもので、このポンチP1を押し込むことで基台2の一面2a上にポンチP1の先端形状が反映された平面視円形のすり鉢状の凹部A1が形成される。
即ち凹部A1は、ポンチP1の押し込みによって基台21の一面1aの一部が引き延ばされるとともに金属板2e内に押し込まれて形成される。この時、凹部A1内に同時に押し込まれたメッキ層2f1は、凹部A1の形成に伴い、ポンチP1により引き延ばされて分断された状態となり、金属板2eから剥離される。
尚、凹部A1は、他面2b側にある4つの小突起4のうちの相互に隣接する2つの小突起4,4の中間点に対応する位置に形成される。
また、分断されたメッキ層2f1は、ポンチP1が基台2から離れた際に、潤滑用として基台2に散布された潤滑油によって洗い流される。
【0021】
次に押戻し工程として、図5に示すように、基台2の一面2a側に、逃げ穴C2が設けられてなる押戻し型C1を当接させる。押戻し型C1は、平面視略円形の逃げ穴C2が凹部A1の位置に重なるように、より好ましくは逃げ穴C2の中心が凹部A1の最深点A2に一致するように配置する。
次に、図6に示すように、基台2の他面2b側から別のポンチP2を押し込むことにより、先に形成した凹部A1に対応する位置に別の凹部A3を形成する。ポンチP2の押し込み位置は、より好ましくは、ポンチP2の先端P3が先の凹部A1の最深点A2の位置に重なるようにすることが好ましい。
【0022】
ポンチP2を基体2に押し込むことで、他面2b上に平面視略円形ですり鉢状の凹部A3が形成されると同時に、先に形成されていた凹部A1が、凹部A3の形成に伴う金属板2eの変形により押し戻されて塞がれる。
この時、変形した金属板2eの一部が逃げ穴C2に押し出されて凸部Dが形成される。凸部D及びその周辺部は、先に形成された凹部A1の内面が押し戻されてなるものであり、このため凹部D及びその周辺ではメッキ層が先の剥離工程で剥離された状態となる。
尚、ポンチP2の押し込みの際に、金属板2eの一部が逃げ穴C2に押し込まれるので、金属板2eがポンチP2によって歪むおそれがない。
【0023】
次に平坦化工程として、図7に示すように、押戻し型C1を取りはずした後に、一面2a上に突出する凸部Dにプレス冶具P3を押し当てて一面2aを平坦化する。このようにして、基台2の一面2a側に、メッキ層の一部が剥離されてなる平坦な剥離部2cが形成される。
【0024】
上記の処理方法によれば、ポンチP1により凹部A1を形成することにより凹部A1内のメッキ層2f1を剥離するので、従来のレーザー照射等の方法に比べて簡単にメッキ層を除去できる。
また、押戻し工程において凹部A1を押し戻し、更に平坦化工程で一面2a側を平坦にするので、メッキ層が剥離した部分を最終的に平坦化できる。
【0025】
次に、上記の処理方法によってメッキ層の一部を剥離した基台2と、磁気ヘッド1との溶接方法について説明する。
まず図8及び図9に示すように、シールドケース3の底面3aに隣接する折曲部3cを、小突起4に点接触状態で突き当てる。次に基台2の下側から貫通孔5を通じて、溶接用の主電極31を底面3aに接触させる。同時に、2本の補助電極32、32を、基台2の一面2aにある剥離部2cに突き当てる。即ち、剥離部2cが補助電極32の突当部となる。
【0026】
そして主電極31と補助電極32間に電流を流すと、図9に示すように、この電流(図中一点鎖線)はシールドケース3の底面3aから折曲部3cを経て、小突起4及び基台2を通過して補助電極32に至る。このとき、小突起4と折曲部3cとの突き当て部境界に電流が集中してこの部分が電気抵抗発熱し、この熱により両部材が溶解されて互いに固着される。
また、補助電極32が剥離部2cに突き当てられているため、補助電極32が高比抵抗のメッキ層2fに触れることがなく、これにより基台2と補助電極32、32との接触抵抗を低減できる。
従って、従来の電気溶接のように、補助電極32と基台2との間でスパークが生じるおそれがなく、磁気ヘッド1と基台2との溶接強度を向上することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の被溶接材の処理方法によれば、ポンチにより凹部を形成することにより該凹部内のメッキ層を剥離するので、従来のレーザー照射等の方法に比べて簡単にメッキ層を除去できる。
また、押戻し工程において凹部を押し戻し、更に平坦化工程で一面側を平坦にするので、メッキ層が剥離した部分を最終的に平坦化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の磁気ヘッドを示す分解斜視図。
【図2】 図1に示す磁気ヘッドを別方向から見た斜視図。
【図3】 本発明の実施形態の基台の処理方法を説明する工程図であって、図1のM−M’線に対応する断面図。
【図4】 本発明の実施形態の基台の処理方法を説明する工程図であって、図1のM−M’線に対応する断面図。
【図5】 本発明の実施形態の基台の処理方法を説明する工程図であって、図1のM−M’線に対応する断面図。
【図6】 本発明の実施形態の基台の処理方法を説明する工程図であって、図1のM−M’線に対応する断面図。
【図7】 本発明の実施形態の基台の処理方法を説明する工程図であって、図1のM−M’線に対応する断面図。
【図8】 本発明の実施形態の磁気ヘッドの溶接方法を説明する斜視図。
【図9】 本発明の実施形態の磁気ヘッドの溶接方法を説明する断面模式図。
【図10】 従来の磁気ヘッドを示す分解斜視図。
【図11】 従来の磁気ヘッドの溶接方法を説明する斜視図。
【図12】 従来の磁気ヘッドの溶接方法を説明する断面模式図。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド(他方の被溶接材)
2 基台(被溶接材(一方の被溶接材))
2a 一面
2b 他面
2c 剥離部
2f メッキ層
2f1 メッキ層(凹部内のメッキ層)
31 主電極(溶接用電極)
32 補助電極(別の溶接用電極)
A1 凹部
A3 別の凹部
P1 ポンチ
P2 別のポンチ
C1 押戻し型
C2 逃げ穴
D 凸部(被溶接材の一部)
Claims (5)
- 一面側にメッキ層が形成されるとともに潤滑用として潤滑剤が予め散布されてなる板状の被溶接材に対し、前記一面上にポンチを押し込んで凹部を形成することにより、該凹部内にある前記メッキ層を剥離する剥離工程と、前記被溶接材の他面側から前記凹部に対応する位置に別のポンチを押し込んで別の凹部を形成することにより、前記凹部を押し戻して塞ぐ押戻し工程とを具備してなることを特徴とする被溶接材の処理方法。
- 前記押し戻し工程後に、前記一面を平坦にする平坦化工程が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の被溶接材の処理方法。
- 前記押戻し工程において、逃げ穴が設けられてなる押戻し型を前記被溶接材の一面側に当接させるとともに前記逃げ穴を前記凹部に重ね合わせた状態で、前記別のポンチを押し込むことにより前記被溶接材の一部を前記逃げ穴内に押し出すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の被溶接材の処理方法。
- 前記平坦化工程において、前記押戻し工程により前記逃げ穴内に押し出された前記被溶接材の一部を平坦にすることを特徴とする請求項3に記載の被溶接材の処理方法。
- 2つの被溶接材を電気抵抗溶接により溶接する方法であり、前記被溶接材のうちの一方が、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の処理方法によって得られた、一面側にメッキ層が形成されてなるとともに前記メッキ層の一部が剥離されてなる剥離部を有する板状の被溶接材であり、各被溶接材を相互に接触させ、前記一方の被溶接材の前記剥離部に溶接用電極を突き当てるとともに、他方の被溶接材に別の溶接用電極を突き当てた状態で、各電極の間で通電を行うことにより、各被溶接材を相互に溶接することを特徴とする被溶接材の溶接方法。
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