JP3970123B2 - デジタルカメラの表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等(以下、デジタルカメラと総称する。)の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
静止画をプリントしてクリスマスカードや挨拶状等を作る場合、静止画像だけをプリントするのではなく、静止画像に額縁等の画像を重ね合わせてプリントする機会が増えている。斯かる画像合成が容易となるように、例えば特開平9―319858号公報記載の従来技術では、静止画像と額縁画像との重ね合わせ位置を相対的に調整可能とし、ユーザの希望する構図でのプリントができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、額縁の画像は予め用意された多種類の画像の中から選択するとはいっても固定された画像であるため、撮像装置によって任意構図で撮影された撮影画像を固定画像と合成するとき、いくら合成位置を調整しても撮影画像の一部が額縁画像に隠されてしまうことが多いという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、他の固定画像との合成が容易な画像を撮影できるデジタルカメラの表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、撮影画像を取り込むデジタルカメラの表示装置において、透過型の前面表示部と、該前面表示部の背面側に重ねて設けられ可変表示される表示データが電源断で画面に残る背面表示部と、固定データを前記背面表示部に表示させ前記撮影画像を前記前面表示部に表示させる制御手段とを備えることを特徴とする。この構成により、背面表示部に表示されている固定データに合った撮影画像を撮像することが容易となる。
【0006】
好適には、前記背面表示部に表示する固定データは、内蔵メモリに予め格納されている各種額縁画像データあるいは撮影補助情報データのうちから選択されたデータであることを特徴とする。この構成により、固定データの表示に大きな電力を消費する必要がなくなり、省電力化を図ることが容易となる。
【0007】
好適には、前記背面表示部に表示する固定データは、前記撮影画像中の動作速度が遅い画像データであって前記背面表示部の表示書き換え速度より遅い画像データであることを特徴とする。この構成によっても、固定データの表示電力を節減可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1(a)は、本発明の一実施形態に係るデジタルスチルカメラの外観図であり、図1(b)はその背面図である。このデジタルスチルカメラ1の前面には撮影レンズ3が設けられ、上面右側にはシャッタボタン4が設けられている。デジタルスチルカメラ1の背面側には、パワースイッチ等の各種操作ボタン5と、撮影中の画像が表示されファインダ代わり使用される表示装置6とが設けられている。
【0010】
本実施形態に係る表示装置6には、額縁画像7が固定画像として表示されている。従って、ユーザは、この表示装置6を見ながら、目的とする撮影画像(図示の例では山の画像)8が所望の構図で額縁画像7内に収まるようにしてシャッタボタン4を押せばよい。これにより、額縁画像7に整合した画像8を撮影することが可能となる。額縁画像として各種の固定画像データが内蔵ROMに格納されており、ユーザは、操作ボタン5を操作することで、希望する額縁画像を選択し、表示装置6に表示させることになる。
【0011】
表示装置6は、図2(a)(b)に示されるように、2枚の表示部6a,6bを重ね合わせて構成され、下側(背面側)表示部6aに固定画像(図示の例では額縁画像)7を表示させ、上側(前面側)表示部6bに、撮影画像(図示の例では山の画像)8を表示させる。前面側表示部6bは透明EL素子等の透過型表示装置で構成し、背面側表示部6aの表示内容が透けて見える様にしてある。
【0012】
背面側表示部6aとして液晶表示装置は用いない。液晶表示装置に画像データを表示させる場合、常に電源電圧を印加して表示画像をリフレッシュさせる必要があり、電力消費が大きいためである。そこで、本実施形態では、背面側表示部6aとして、電子ペーパ技術で製造した不揮発性(電源断としても、表示データは消失せずに表示された状態で残る。)のシート状表示装置を使用する。この電子ペーパによる表示装置は、書き換え速度は数10mm秒と遅いが、本実施形態で背面側表示部6aに表示させる表示画像は、額縁画像の様な固定データであるため、一旦固定データを表示させた後は、電源断として省電力を図っても問題がない。尚、ここでいう「固定」とは、全く変化しないデータの他、電子ペーパの書き換え速度以下の変化速度を持つデータを含むものとする。
【0013】
シャッタボタン4が押されて撮影された画像データすなわち表示部6bの表示データ(この表示データは撮像画像データの間引き画像データである。)に対応する撮影画像データは、デジタルスチルカメラ1に着脱自在に装着されている外部メモリに格納される。
【0014】
このとき、額縁画像7が表示部6aに表示されていた場合には、額縁画像7を示すコードデータが撮影画像データに付属して保存される。従って、撮影画像データを再生するとき、額縁画像7のない撮影画像そのままでも再生でき、また、コードデータの意味が分かる再生装置であれば額縁画像7を合成して再生でき、更に合成画像をプリントすることも可能となる。
【0015】
以上、〔従来の技術〕の説明から、本発明を額縁画像との合成に係るものとして説明したが、これは本発明の理解を容易にするために過ぎない。本発明は、額縁画像との合成に限定されるものではなく、固定データを表示する不揮発性の表示部と、撮影画像を表示する透過型の表示部とを重ね合わせることで表示装置を構成したことを特徴とするものである。
【0016】
本発明の実施形態に係る不揮発性の表示部6aに表示する固定データとして、種々のものが考えられる。例えば、撮影補助情報を表示することも有効である。図3(a)は、撮影補助情報として、自動焦点合わせが行われる位置を示すAFフレーム10を表示部6aに表示した例である。
【0017】
図3(b)は、撮影補助情報として、撮影構図を補助する縦横3分割フレーム11を表示部6aに表示した例であり、図3(c)は、撮影構図を補助する記念撮影フレーム12を表示部6aに表示した例である。また、図3(d)は、あと何枚撮影可能かを示す情報13を表示部6aに表示した例である。
【0018】
このように、固体データを別表示部6aに表示することで、撮影画像を表示部6bに表示するとき撮影画像に固定データを合成処理する必要がなくなり、処理装置の処理負荷が軽減される。
【0019】
図4は、デジタルスチルカメラ1の制御系構成図である。デジタルスチルカメラ1に設けられたCCD等の画像センサ15は画像処理回路16に接続され、撮影レンズ3を通して画像センサ15に結像された撮影画像は、画像処理装置16で画像処理された後、メインメモリ17に格納される。そして、CPU18は、この撮影画像データをJPEG等にデータ圧縮して外部メモリ19に格納する。
【0020】
また、CPU18は、この撮影画像データを間引き処理して前面表示部6bに表示させる。一方、CPU18は、ユーザが操作部20を操作して選択した額縁画像等の固定データをROM21から読み出し、背面表示部6aに表示させる。これにより、図1(b)に示されるように、固定データ7と撮影データ8とが重ね合わされた状態で表示装置6に表示される。
【0021】
この図4に示す例は、固定データを表示する表示部6aの表示ソースを、表示部6bの表示ソースと別にしたが、同じ表示ソースを分けて2つの表示部6a,6bに分配して表示する構成とすることも可能である。例えば、デジタルスチルカメラ1で動画を撮影し、動画を表示装置6に表示する場合を考える。
【0022】
このとき、被写体を1秒間に30フレームで撮像するが、CPU18は各フレーム画像の差分をとるなどして、動かない背景画像や動きの遅い画像(表示部6aの書き換え速度より遅い動作速度の画像)と、速い速度で動く画像とを分け、動かない画像や動きの遅い画像は表示部6aで表示させ、動きの速い画像は表示部6bに表示する。これにより、表示装置6の消費電力を抑制することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、動きの遅い画像データを含む固定データを不揮発性の表示部に表示し、動きの速い画像データは不揮発性の表示部に重ねて設けた透過型の表示部に表示させる構成としたため、固定データと撮影画像との合わせ込みが容易になると共に、表示装置の消費電力の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る撮像装置の正面側外観図(a)と背面図(b)である。
【図2】図1に示す表示装置の前面側表示部(a)と背面側表示部(b)の正面図である。
【図3】背面側表示部に表示する各種の撮影補助情報を示す図である。
【図4】図1に示すデジタルスチルカメラの制御系構成図である。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ
3 撮影レンズ
4 シャッタボタン
5 操作ボタン
6 表示装置
6a 背面側表示部(不揮発性の表示部)
6b 前面側表示部(透過型の表示部)
7 額縁画像(固定データ)
8 撮影画像
10、11、12、13 撮影補助情報
18 CPU
Claims (3)
- 撮影画像を取り込むデジタルカメラの表示装置において、透過型の前面表示部と、該前面表示部の背面側に重ねて設けられ可変表示される表示データが電源断で画面に残る背面表示部と、固定データを前記背面表示部に表示させ前記撮影画像を前記前面表示部に表示させる制御手段とを備えることを特徴とするデジタルカメラの表示装置。
- 前記背面表示部に表示する固定データは、内蔵メモリに予め格納されている各種額縁画像データあるいは撮影補助情報データのうちから選択されたデータであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラの表示装置。
- 前記背面表示部に表示する固定データは、前記撮影画像中の動作速度が遅い画像データであって前記背面表示部の表示書き換え速度より遅い画像データであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラの表示装置。
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